下町ロケット2018年版の全話視聴率一覧！ドラマの最終回やキャストも紹介

本記事では、池井戸潤の小説を基に制作されたドラマ「下町ロケット」の2018年に放送されたドラマの最終回のあらすじや登場人物キャスト、ドラマ視聴率について紹介していきます。「下町ロケット」の物語に興味のある方は必見ですので是非ご覧ください。

TBS系の日曜劇場にて、2011年第1作「下町ロケット」がWOWOWの連続ドラマWで、2015年第1作・第2作「下町ロケット2 ガウディ計画」が放送されました。そして、その続編となるドラマが2018年10月14日、TBS系の日曜劇場21時により第3作「下町ロケット ゴースト」、第4作は「下町ロケット ヤタガラス」が放送され人気を博しています。2018年版の下町ロケットは1話54分の全11話で完結しています。

「下町ロケット」は池井戸潤によって執筆された小説が原作となり制作されたドラマです。元宇宙科学開発機構の研究員の佃航平が父親が経営していた中小企業「佃製作所」を引き継ぎ、そこの社員たちと共に夢を叶えるために日々奮闘する姿を描いたヒューマン・ストーリーとなっています。原作本は小学館から2010年11月24日に刊行されています。

2018年版「下町ロケット」の見どころを紹介していきます。初回シリーズに比べ、本作では本筋とは違った部分、特にキャラクター描写が緻密に描かれており、観る者を飽きさせないような作りとなっています。スポーツが苦手と言われた財前が腹を立てて挑んだボウリング対決や徳重聡とイモトアヤコの「軽ちゃん・しまちゃん」のコンビ、アナウンサーの福澤朗と古舘伊知郎の対決など多方面から物語を楽しむことが出来ます。

本作の「下町ロケット」の見どころと言えば、毎回断られても諦めずに周囲を説得していく阿部寛演じる佃社長の迫力のある演技と、それをクローズアップするかのようなドアップで撮影する福澤監督の演出効果で感動の場面に展開していくところです。

しかし、毎回見せ場を作らなければいけないとはいえ池井戸ドラマ劇場と言われるその手法もマンネリ化しつつあるようで、少々強引さが感じられるとの感想が見られます。毎回佃社長に花を持たせるのではなく、他の社員にも分散してもよかったのではないかという声もあがっているようです。

本作の隠れMVPと言われているのは、徳重聡演じた軽部と言われています。周囲に馴染むことのない軽部は、本来は有能な人間であり、大事なポイントでその能力を発揮します。彼の抑えたガッツポーズには観る側も心を揺さぶられるものがあるようです。最終回で明らかになったのは、軽部は定時で上がる人物でしたが、その後、彼は1人で会社に戻ってきては誰よりも仕事に向き合っていたということでした。

敵でも味方でも扱いにくい軽部を、恵まれた体格やルックスを全て見事に潜め、周囲から好かれない嫌われ者を徳重聡が演じ、彼の演技力を魅せ付けられた、さすが21世紀の石原裕次郎だと評価する感想があがっていました。

本作のあらすじでは、吉川晃司演じる財前が佃製作所側の味方であることに観る側はすごい安心感を覚える人も少なくなかったようです。同じ帝国重工側でありながら、杉良太郎演じる藤間社長を失脚させようとする神田正輝演じる的場俊一の強いキャラクターがあったからこそ、その安心感は際立ったと視聴者の感想にあがっています。

福澤監督は意表を突くようなキャスティングが多々あるようですが、ドラマ経験が浅いなどに関わらず、どの登場人物も演技が下手に見えないところが見どころとなっているようです。本作でキャスティングされたイモトアヤコやアナウンサーの福澤朗なども好演していて良かったという感想が見られます。

2018年版ドラマ「下町ロケット」のあらすじ全話視聴率を一覧にして紹介していきます。過去の池井戸潤原作小説のドラマ化作品と、本作の視聴率を比較してまとめているので参考にご覧ください。

「下町ロケット」第1弾から続いている2018年版の本作のあらすじは「落ち目」や「視聴率怒り噴出」などと言われていたようですが、ドラマ視聴率は毎回2桁の10％越えで最終回では15％を越えた見事な結果となっています。

≪2018年版ドラマ「下町ロケット」あらすじ全話視聴率一覧≫

• 第1話…13.9% 
• 第2話…12.4%
• 第3話…14.7%
• 第4話…13.4 % 
• 第5話…12.7%
• 第6話…13.1 %
• 第7話…12.0% 
• 第8話…11.5 %
• 第9話…12.6%
• 第10話…15.5%
• 第11話…16.6%

2018年版ドラマ「下町ロケット」の最終回では本作最高の16.6%をマークし、全11話平均視聴率は13.9%でした。2019年1月2日21時から放送の新春特別編下町ロケットの視聴率も2桁をマークしたいところだったようですが、見事、視聴率14.0%を記録し、連続ドラマが最終回を迎えた後もその人気は衰えていないことが窺えます。

≪2017年ドラマ『陸王』あらすじ全話視聴率一覧≫

• 第1話…14.7%
• 第2話…14.0%
• 第3話…15.0%
• 第4話…14.5%
• 第5話…16.8%
• 第6話…16.4%
• 第7話…14.7%
• 第8話…17.5%
• 第9話…15.7%
• 最終回…20.5%

≪2014年ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」あらすじ全話視聴率一覧≫

• 第1話…14.1%
• 第2話…11.8%
• 第3話…13.7%
• 第4話…13.8%
• 第5話…16.0%
• 第6話…14.8%
• 第7話…14.5%
• 第8話…14.1%
• 最終回…17.6%

≪2014年ドラマ「半沢直樹」あらすじ全話視聴率一覧≫

• 第1話…19.4%
• 第2話…21.8%
• 第3話…22.9%
• 第4話…27.6%
• 第5話…29.0%
• 第6話…29.0%
• 第7話…30.0%
• 第8話…32.9%
• 第9話…35.9%
• 最終回…42.2%

2018年版ドラマ「下町ロケット」の最終回のあらすじを紹介していきます。どんなことがあっても決して諦めることのない佃航平が経営する佃製作所の取り組みは最終回どのような展開を見せるのでしょうか？2018年版ドラマ「下町ロケット」の最終回のあらすじに迫ります。

現社長の藤間秀樹(杉良太郎)を会社から追放しようとする帝国重工の会長・沖田に、無人農業ロボットのエンジンとトランスミッションの内製化ができていないのを詰め寄られ役員から外すと脅された次期社長候補の的場俊一(神田正輝)は激しく焦ります。

帝国重工側に参加した佃製作所のメンバーたちは、殿村直弘(立川談春)と父・正弘(山本學)の圃場で順調にアルファ1の実験を行いますが、島津裕(イモトアヤコ)がトラクターの異音に気づきます。一方、ダーウィンの方も急にエンジンが止まる不具合が生じ、一騎打ちとなる両者の問題は解決されぬまま首相の視察イベント当日を迎えます。

新アルファ1を初めて見た的場と機械事業部製造部長・奥沢靖之(福澤朗)は、アルファ1の著しいダウンサイジングの成功に目を細めますが、佃製作所の功績を称えず、このダウンサイジングが失敗すれば藤間を失墜できると目論みます。イベント開始後、首相の到着が遅れてスケジュールの都合上、ダーウィンのデモしか見せられないと担当者から告げられます。

的場は首相にアルファ1のデモも見て欲しいと懇願しますが、首相はスキャンダラスな的場をよく知っており、あんまり中小企業をいじめないようにと言います。呆然とする的場に、過去に的場に会社を潰された重田登志行(古舘伊知郎)と伊丹大(尾上菊之助)が徹底的に叩き潰すと言葉を投げつけます。的場は相手にせずその場を去ります。

以前と比べようがないほど向上したダーウィンのデモが問題無く終了すると首相も席を立ち、観客も半部ほど帰ってしまう中、アルファ1のデモが始まります。こちらも以前よりも向上しており、ダウンサイジングに成功し狭路を問題無く走行、正確にカカシの前で停止したの見た佃製作所の社員らからは笑顔がこぼれます。こうしてアルファ1のデモも無事に終了しました。

首相の視察イベント後、ガレージに戻って来た佃製作所のメンバーは、評価してもらえないと肩を落とす立花洋介(竹内涼真)に追い打ちを掛けるように軽部真樹男(徳重聡)がやらない方が良かったと発します。佃航平(阿部寛)は、過去のロケット品質までになったバルブの話を持ち出し、トランスミッションもいつか必ず評価される時が来ると励まし、作業工程にかかった時間がダーウィンよりも優れていたことで笑顔とやる気を取り戻します。

伊丹はアルファ1がタイムを確実にダーウィンの性能に追いついてきていることやダーウィンが抱えるトランスミッションの不具合の問題が解決しないことに内心焦りを感じていました。無人農業トラクターのデモの様子はニュースで大きく取り上げられましたが、アルファ1については一切報じられませんでした。ダーウィンの発売が来年の7月に決定したことを受けて、アルファ1の発売も同時期に決まります。

しかし、島津の表情は暗く、前回に聞いた異音が気になって仕方がないようです。テストを繰り返しますが、不具合が見つかりません。そんな中、ダーウィンの発売が前倒しとなり4月となったのを知って焦った的場はアルファ1の発売時期も早められないかと言います。財前は発売を早めるよりも納得のいった製品を作る方が優先だと的場を説得するのでした。

役員会議で発売時期が早まったダーウィンへの対処を求められた的場は、アルファ1の発売時期を早めると回答し、財前は驚きが隠せません。佃製作所は間に合わないと回答しているため、自社製造部のトランスミッションで大型化した製品を出そうと提案します。社長の藤間は過去の失態を仄めかしますが、的場は不具合に関しては既に改良済みで製品化できる状態だと説明します。

藤間は製品化に向けて佃製作所と自社のエンジンとトランスミッションのどちらが優れているか社外で性能比較テストをするように告げます。的場はそれを呑み、もし佃製作所が負けた場合、佃をプロジェクトから外し藤間は社長の座から退くように要求します。そうなれば帝国重工はロケット事業からも撤退することになると的場は喧嘩を吹っ掛けるのでした。その話を聞いた佃製作所はその喧嘩を受けるしかありません。

性能テストに向けて準備を進めているとアルファ1が走行中にエンストするハプニングが起きます。問題はトランスミッションにあることが分かり、時間がない中、社内の開発チームが一丸となって問題解決に取り組みます。そんな中、ダーウィンの不具合が再び発生し走行中にエンストして再起動しても動かなくなります。

原因はトランスミッションにありましたが、キーシンの戸川譲(甲本雅裕)がプログラム上の不具合かもしれないと言ったためトランスミッションを深く考える機会はありませんでした。農林協では発売が決まったダーウィンのパンフレットの配布が始まり、多くの農家がパンフレットを求め殺到していました。

その様子を見ていた殿村は心配して佃に電話しますが、トランスミッションの不具合と格闘中との回答に殿村はいてもたってもいられないようです。その様子を見た妻・殿村咲子（工藤夕貴）は「あなたが出来ることは世界一美味しい米を作ること」と語り掛けるのでした。

父の忘れ物を届けに佃製作所にやってきた利菜は、応対した島津に父を超える技術者になりたいが上手くいかないことを語ります。島津は技術者が相手にしているのは物ではなく人の心であると語り掛け、利奈もそのことに気付く出会いがあるはずと励まします。性能テストがあと5日後に迫り、佃製作所ではトランスミッションの耐衝撃寿命向上に尽力していました。

検証を繰り返すも目標の10万回にのは及びません。すると閃いた島津がシャフトを変更すると耐衝撃寿命の目標である10万回をクリアすることに成功します。性能テスト当日には、佃製作所と帝国重工のそれぞれのトランスミッションがモーター技研に持ち込まれます。その結果は後日バイク便で郵送され、結果は佃製作所の圧勝で社員一同が歓喜します。

その頃、的場の元にも結果が届き、帝国重工の設計思想は古いため佃製作所から指導を受けた方が良いとのコメントが添えられ愕然とします。そんな中、藤間が新たに打ち出したコスト削減ロケット「リユーザブルロケット」が打ち上げられ佃ら社員が見守ります。ロケットの打ち上げは見事成功するのでした。帝国重工のアルファ1は「ランドクロウ」と改名し記念すべき第1号機が殿村の自宅へ運び込まれ、佃らの顔には笑顔が浮かびます。

一方、3ヶ月先に発売を迎えるダーウィンは、既に予約の受注が始められ予約は想像以上に殺到していました。伊丹は良くここまで来たと喜びを噛みしめていましたが、PCには「ダーウィンが停止した」という件での新たなメールが届いていました。その頃、佃はランドクロウに搭載されたトランスミッションの特許申請を促す話を島津に持ち掛け、それに島津も応じます。

佃はカッコ悪くてもいい、時間も掛かるかもしれないけれど、諦めなければきっといいものが出来る、それだけを信じて夢を見続けようと走行するランドクロウに呼びかけるのでした。

佃製作所社長の佃航平は、宇宙科学開発機構の元研究員でした。彼の開発したエンジンの不具合でロケットが墜落し、責任を取って辞職します。その後、他界した父の会社を継いで徐々に大きくしていきますが、ロケットへの夢を諦めきれない航平はロケットエンジン用のバルブ開発にも力を注ぎます。根っからの技術者で家庭を顧みないところがあります。殿村の父の正弘が倒れ、見舞った航平は会社の技術を農業に生かすことを考えます。

≪佃航平役・阿部寛のプロフィール≫

• 生年月日：1964年6月22日
• 年齢：55歳
• 出生地：神奈川県横浜市神奈川区
• 身長：189cm
• 血液型：A型
• 職業：俳優/モデル
• 事務所：茂田オフィス
• 主な作品：映画『テルマエ・ロマエ』『麒麟の翼』『ふしぎな岬の物語』『柘榴坂の仇討』『祈りの幕が下りる時』/ドラマ『坂の上の雲』『白い春』『結婚できない男』『トリック』『新参者』『スニッファー 嗅覚捜査官』など多数

佃航平の娘の利菜は、帝国重工に入社すると宇宙航空部に属してロケットエンジンの開発に従事します。しかし、佃製を超える新しいバルブシステムを作るのを目標にする利奈は、さらに技術者として成長したいとアメリカの宇宙開発会社の開発部研修生に応募して合格するのです。

≪佃利菜役・土屋太鳳のプロフィール≫

• 生年月日：1995年2月3日
• 年齢：24歳
• 出身地：東京都
• 身長：153cm
• 血液型：O型
• 職業：女優
• 事務所：ソニー・ミュージックアーティスツ
• 主な作品：映画『果てぬ村のミナ』『トウキョウソナタ』『映画 鈴木先生』『orange』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』/テレビドラマ『鈴木先生』『花子とアン』『まれ』『チア☆ダン』など多数

航平の母である和枝は、航平が会社を継ぐ以前は会社の専務を務めていましたが、航平が社長となってからは役職から退きます。妻と離婚した航平が仕事で留守の間、和枝が母親代わりとなって利奈を育ててきました。

≪佃和枝役・倍賞美津子のプロフィール≫

• 生年月日：1946年11月22日
• 年齢：72歳
• 出生地：茨城県
• 出身地：東京都北区
• 血液型：B型
• 職業：女優
• 事務所：ロータス・ルーツ
• 主な作品：ドラマ『瑠璃の島』『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』『龍馬伝』『梅ちゃん先生』『ブラックペアン』/映画『影武者』『陽暉楼』『楢山節考』『恋文』『夢』『うなぎ』など多数

技術開発部部長の山崎光彦は、航平の大学時代の後輩で山崎の腕を見込んだ航平は佃製作所の技術開発部のリーダーとして招いた最も信頼している部下です。根っからの研究者である山崎の普段の口数は少ないですが、自身の研究に関しては力を込めて熱弁し、周囲を圧倒します。

≪山崎光彦役・安田顕のプロフィール≫

• 生年月日：1973年12月8日
• 年齢：45歳
• 出生地：北海道室蘭市
• 身長：174cm
• 血液型：A型
• 職業：俳優/タレント
• 事務所：CREATIVE OFFICE CUE
• 主な作品：映画『小川町セレナーデ』『龍三と七人の子分たち』『俳優 亀岡拓次』『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』『愛しのアイリーン』/ドラマ『ショムニ2013』『嘘の戦争』『小さな巨人』『正義のセ』『なつぞら』など多数

≪航平を信頼する営業第一部部長の津野薫役・中本賢のプロフィール≫

• 別名義：アパッチけん
• 生年月日：1956年6月5日
• 年齢：63歳
• 出生地：東京都台東区浅草
• 身長：176cm
• 血液型：B型
• 職業：俳優
• 主な作品：ドラマ『炎立つ』『インハンド』『プラチナエイジ』/映画『釣りバカ日誌』シリーズ『追憶』『殿、利息でござる!』『鉄道員(ぽっぽや)』など多数

2018年版ドラマ「下町ロケット」の感想には、ドラマの物語の熱さが良いという声が見られました。また、キャスティングについてはイモトアヤコが重要な人物を演じていることに凄いと同時に驚いたという声もあがっています。

ドラマを視聴した人の中には、前評判が良すぎたこともあって期待外れという感想も見られました。その理由には、少し誇張されたセリフの言い回しなどが挙げられています。しかし、イモトアヤコの涙には感動したという感想があがっているようです。

「下町ロケット」の展開のパターンがが同じであると分かっていながらドラマから目が離せないという感想も見られました。「下町ロケット」の物語には観る者を惹きつけるものがあることがSNS上の感想から窺えます。

2018年版ドラマ「下町ロケット」の最終回のあらすじや登場人物キャスト、2018年版の全話視聴率を一覧にまとめ、ドラマの感想も紹介してきました。諦めない気持ちで自分を信じて物事を取り組めば、時間は掛かってもいつか光が見えてくるということを教えてくれるような作品で多くの人の心を打つドラマとなっていたようです。

まだ、「ドラマを視聴したことがない」「ドラマに興味がある」という方は、本記事を参考に是非、2018年版ドラマ「下町ロケット」をご覧になってみてはいかがでしょうか？