2019年07月13日公開
2019年07月13日更新
結婚相手は抽選での最終回ネタバレから視聴率まで!野村周平と高梨臨の結末は?
国の法律で、「結婚相手は抽選で」決められてしまったら?そんなもしもをコミカルに、時に真剣に野村周平さん主演で描かれたドラマ「結婚相手は抽選で」について最終回までのネタバレを含めてまとめます。原作はどんな人が書いたのか、視聴率はどうだったのか、キャストはどんな人たちなのか。主要キャストがどんな結末を迎えたのか、ネタバレを含めて「結婚相手は抽選で」の世界を紹介していきます。
目次
結婚相手は抽選での原作は小説
結婚相手は抽選での概要
少子高齢化社会に歯止めのかからない日本の現状。その危機的な現状を打破しようと、日本政府はとんでもない政策に打って出ました。「結婚相手は抽選で決めようという」政策です。結婚に向き合おうとしない現代の結婚してほしい年齢の人たち。そんな人たちに国が抽選で決めた相手を紹介するというのです。少子化対策という事もあるので、独身で子供がいない25歳から39歳の男女に対して強制的に行われます。
「結婚相手は抽選で」決めるこの法案には、ルールがあります。まずエントリーシートに希望する条件と、どうしても受け入れられない相手の条件を書きます。抽選で選ばれた相手がエントリーシートに書いた受け入れられない相手だった場合には無条件で断れます。けれど、それ以外には断れるのは2回までというルールがあります。3回断ってしまうと、「テロ対策活動後方支援隊」に強制的送られてしまうというのです。
「結婚相手は抽選で」は、仕事はシステムエンジニアという立派な仕事を持っているけれど、オタクで女性と付き合ったことのない主人公:宮坂龍彦(野村周平)が、この法律に疑問を持ち立ち向かう様子が描かれます。「結婚しないのには訳がある」そんな人たちとの出会い、LGBTなどの問題などを絡めたドラマが「結婚相手は抽選で」です。
垣谷美雨の小説が原作
垣谷美雨の小説「結婚相手は抽選で」を原作にした東海テレビ制作のフジテレビ系列「オトナの土ドラ」枠で2018年10月6日から同年11月24日まで8回に渡り「結婚相手は抽選で」は、放送されました。ドラマタイトルも原作のタイトルと同じ「結婚相手は抽選で」です。キャストは、フジテレビでは初めての主演となる野村周平さんが選ばれました。
「結婚相手は抽選で」のそのほかのキャストも、これまで結婚をしてこなかった【訳アリの登場人物】を高梨臨・大谷亮平・佐津川愛美が「結婚相手は抽選で」のメインキャストとして演じます。そのほかの訳アリキャストも魅力的な俳優陣です。そしてこんな政策を実行してしまう大臣役を若村麻由美さんが演じます。
「結婚相手は抽選で」のAmazonのレビューを見ると、「ドラマは、原作よりも少し進んだところまである」という意見がありました。他には「結婚相手は抽選で」はドラマも原作も東京をモデルにしているけれど、「地方版の続編が見てみたい」と言う、この原作を掘り下げたい意見もありました。「とんでもない法律とありましたが、結婚相談所に高いお金を出さなくても、国がやってくれるならこの制度が欲しい」という意見も。
垣谷美雨のプロフィール
「結婚相手は抽選で」の原作の垣谷 美雨(かきや みう)さんは1959年9月兵庫県豊岡市出身生まれの小説家です。明治大学文学部文学科(フランス文学専攻)を卒業後に、ソフトウエア会社で勤めながら、小説を書いていました。2005年に第27回小説推理新人賞を「竜巻ガール」で受賞し40代での小説家デビューとなりました。私生活でも社会問題と向き合っていた曽根綾子さんに影響を受けたそうです。
曽根綾子さんは、戦争を体験した世代ですので、戦争問題や自分の身近な社会問題などを描いた作家です。垣谷 美雨さんも今回のドラマ原作「結婚相手は抽選で」のように身近な社会問題を取り扱っています。垣谷 美雨さんの作風は、もしもこんな風なことが、世界で起きてしまったらという「if小説」にリアリティを持たせた文体になっています。
垣谷美雨の他の作品
垣谷美雨さんのプロフィールにも記載しましたが、ドラマの原作「結婚相手は抽選で」のように「この社会問題にこんなもしもが合ったら」という「if小説」が多いです。他にも法律絡みの作品もあります。70歳で人生を終わらせる法律が強行採決された仮定の「七十歳死亡法案、可決」です。安楽死同様に難しい問題です。そのほか、東日本大震災をテーマに不条理な点に着目した「if小説」である「女たちの避難所 」など。
「結婚相手は抽選で」の原作に近いテイストの親が結婚しない子供の婚活に乗り出す「うちの子が結婚しないので 」。子供の幸せを考えて頑張ってしまったお受験ママの話「子育てはもう卒業します」など、身近にありそうな問題に近い作品をたくさん書いています。「結婚相手は抽選で」の様に「全くありえない話ではない」もしもを描いた作品が多いです。
原作の目次
【ネタバレあり】「結婚相手は抽選で」の原作の目次は、起承転結というように、4章に分かれています。来てほしくなかった国からのお見合いの通知書が届き、野村周平演じる龍彦たちキャストが、ジタバタする様子が描かれるのが1章です。そして起承転結の「承」の部分に当たる2章で「抽選お見合い」が始まります。このお見合い相手たちとの出会いが龍彦(野村周平)に「結婚」に対する問題意識を与えていきます。
「結婚相手は抽選で」の話の中身が転じる「起承転結の転」の3章では、龍彦(野村周平)が、多くの人の意見をネットに集めて、国と戦う姿勢を見せます。小心者のオタクの龍彦(野村周平)が変わり始めます。龍彦(野村周平)は、何人目かのお見合いで現れた奈々(高梨臨)と出会います。奈々(高梨臨)もまた竜彦(野村周平)との出会いによって、新しい自分を見つけていきます。
「結婚相手は抽選で」の4章目は、龍彦(野村周平)のやってきた人の心の痛みを向き合う婚活政策の運動が実を結びます。「結婚相手は抽選で」見つけた中にも幸せになった人もいます。出会いたかった理想の相手と出会った嵐望と好美も一度は別れてしまいますが、お互いの大切さを確認し、やり直す最終回を迎えます。龍彦(野村周平)の周りにいたLGBTの仲間もそれぞれの価値観にあった幸せに向かいます。
原作の最終回にあたる最終章では、「キャストのこの先はこうなるだろう」と読者に想像する楽しさを与えて終わります。テレビの最終回はもう一歩進んだ形になっていますので、「見比べると楽しい」という意見もありました。起承転結の中にはこの法案を実行させていた大臣のプライベートにも踏み込んでいます。ネタバレになりますが、大臣には大臣の心の痛みがありました。そこもこの原作の良さと評判です。
- 第1章「それぞれの恋愛模様」
- 第2章「抽選見合い」
- 第3章「かけひき」
- 第4章「それぞれの1年後」
結婚相手は抽選での最終回ネタバレ
最終回ネタバレ①ASBE
抽選見合い結婚法に反対するために龍彦たちが作った反対活動団体「ASBE」は、テレビでも報じられ、注目を集め、若者たちに支持されました。目安箱に届いた若者たちの結婚に対する気持ちや、LGBTの人たちの気持ちなどをしっかりと特命担当大臣小野寺由紀子に手渡します。そんな中行われる集会で「ASBE」のリーダー・広瀬からスピーチを龍彦は勧められますが、小心者ゆえに断ってしまいます。
最終回ネタバレ②龍彦と奈々の再会
奈々の勤めるラジオ局に「ASBS」の広瀬がゲストとしてくると聞いて、休職中でしたが、やってきた奈々。広瀬についてきた龍彦と再会し、お好み焼き屋に二人で行きます。家事が出来ない奈々にお好み焼きから教えた龍彦に、最近では祖母に習ってお味噌汁もできるようになった事、辞めていたバイオリンも始めたことを、伝えます。龍彦もこの法律のおかげで女性と話せるようになった事を奈々に話します。
「結婚相手は抽選で」の最終回で、この悪法と言われた「見合い法」も全部が悪いわけではないことに気が付く二人です。生徒会長に立候補したことで、みんなの前で自己主張して、それがみんなからからかわれる原因になり、潔癖症になって、人間不信になった龍彦。潔癖症は、奈々との付き合いの中で治っていました。でも「ASBE」の集会で「スピーチをできない」という龍彦に奈々は激怒します。
「ブログの中ではヒーロー気取りをしているくせに」と、龍彦を「似非ヒーロー」と呼び「いつまで逃げているの?」と畳みかけます。龍彦は「僕の気持ちはわからない」と言って喧嘩別れのような形で二人は店を後にします。
最終回ネタバレ③嵐望と好美
嵐望の隠し子の事を聞いてショックを受けた好美は、お見合いを3回断りペナルティを受けることにしました。医療従事者には、医師や看護師の不足している地域に行くという選択肢があったため、へき地医療勤務を選びました。実は嵐望と別れた後、好美のお腹には子供が宿っていました。ふるさとの母と子供と三人で暮らすへき地医療の現場は穏やかな時が流れます。母には地元で恋人も出き、周りの人も優しいです。
好美と何とかやり直したい嵐望は、別れた後もメールを好美に送り続けました。近況報告のようなメールですが、返事がなくても毎日嵐望は日課のように送ります。返事はしないけれど、好美もそれを毎日読んでいます。
最終回ネタバレ④壇上に立つ龍彦
「ASBE」の集会のその日、龍彦は、舞台の上に立っていました。リーダーの広瀬から「お前の政府に対するレジスタンス(抵抗)を言って来い」そう背中を押されて、奈々とお好み焼き屋で話した「役に立つこともあったこと」も交えて、この「抽選見合い法」について語りだしていました。「僕たちは十分学んだ、結婚は人間の義務じゃない、自分たちの人生は自分で決めます」と熱く訴えました。
最終回ネタバレ⑤最後のメール
返事の来ないメールを1年間送り続けた嵐望でしたが、龍彦の新たなスタートを切ろうとする姿を見て、好美にこれ以上迷惑をかけるのをやめようと「このメールを最後にします」と決意して送ります。すると、嵐望のメールをいつの間にか心待ちにしていた好美は「息子が生まれていたこと・息子の名前が嵐治であること」を書いたメールを嵐望に初めて返信します。
嵐望は、職場から好美の元に駆け付け、もう一度プロポーズします。今度は「タイから引き取った娘と一緒に家族になってほしい」と。反対していた好美の母親も祝福してくれました。そして時が流れたクリスマスの日、家族4人でクリスマスを祝う嵐望・好美・子供達の姿がありました。
最終回ネタバレ⑥結婚法廃止
龍彦の訴えを聞いていた小野寺大臣に秘書の山内は、「女性を愛している娘さんは間違った生き方をしているわけではありません、娘さんはあなたにこそ認めてもらいたいのでは」そう小野寺大臣に話しかけます。
様々な人の思いを大事にして、悪法と言われた「抽選見合い法」は廃止になりました。そして小野寺由紀子は娘光と向き合い、「LGBTの娘を応援したい」と光に伝えます。大臣とジャーナリストだった二人は、わだかまりの解けた親子として抱き合います。
そして「結婚相手は抽選で」の主人公の龍彦と奈々のその後のネタバレは、二人が楽しそうに食事をする姿で視聴者に届けられました。「二人ともが自立をしながら、結婚に向けての話を、クリスマスの夜話し合っている姿」。二人が結婚するかどうかは視聴者の想像の先にあります。
結婚相手は抽選での視聴率
1話から最終回までの視聴率
オトナの土ドラの視聴率を調べているサイトがありましたので、そちらのデータを参考にさせていただきました。そちらのデータによると、「結婚相手は抽選で」の平均視聴率は2.9%で、最高視聴率が3.4%最低視聴率が2.1%でした。7話目(11/7)に大きく下がっていたので、この日のテレビ番組が見られるサイトを探してみたのですが、スポーツが長引いたとか、裏に強いものはありませんでした。
2018年のオトナの土ドラの中では、下から3番目の平均視聴率でした。一番良い視聴率を2018年中に出したオトナの土ドラは、渡部篤郎さん、玉山鉄二さんの「犯罪症候群」が3.7%でした。次が2019年にパート2もできた「さくらの親子丼」の視聴率が3.3%でした。滝沢秀明さん主演の「家族の旅路」の平均視聴率が3.0%、佐野史郎さんの「限界団地」の平均視聴率が3.0%でした。
滝沢秀明さん、佐野史郎さんのドラマは、ドラマ開始前から話題でした。もう一つ3.0の平均視聴率を出したのが、新川優愛さんの「いつまでも白い羽根」でした。その為、オトナの土ドラでは、3.0の平均視聴率があれば合格点と推察されています。2.9%の「結婚相手は抽選で」もそれほど悪い平均視聴率ではありませんでした。
「結婚相手は抽選で」の初回から、最終回までの視聴率の流れは、こんな感じです。初回(10/6)2.8%、2回(10/13)3.4%、3回(10/20)2.8%、4回(10/27)3.2%、5回(11/3)2.8%、6回(11/10)3.0%、7回(11/17)2.1%、最終回(11/24)2.8%でした。
視聴率は若干低め?
出典: https://tsite.jp
このオトナの土ドラの枠は、好評でパート2が作られた「さくらの親子丼」もあまり視聴率は上がりませんでした。裏番組に「おっさんずラブ」などが放送されたテレビ朝日のドラマ枠があり、ドラマ好きには、2つがかぶってしまう事を嘆く声もありました。また土曜日という事で、スポーツ中継などで、ドラマの時間帯も安定しないこともありました。そのため、録画して日曜に見るという人も多いようでした。
最近は、1週間なら無料配信のサイトもあり、ゆっくり自分のペースで見たい人も増えたので「視聴率については、低くても仕方ないともいえる」という推察もありました。またこのオトナの土ドラは、かつてフジテレビが、昼ドラマを放送していた製作会社に依頼して、昼ドラで流していたような作品をこの枠で放映していると製作側のネタバレもあります。
その為、ふつうの帯ドラマが、10回から11回のワンクールに対して、オトナの土ドラは8回と短いために、「視聴率が悪いせいで打ち切りなのでは」とささやかれることもありますが、8回で終了は視聴率に関係なく、予定通りです。
「結婚相手は抽選で」は、ドラマの視聴率としては、低めです。けれどオトナの土ドラの中では、好調な数字を出しています。フジテレビではFODで放送後1週間無料配信しています。そのアクセス数も視聴率に変わる作品の評価になっています。少しネタバレをすると、お見合いが開始の後、龍彦(野村周平)の出会ったお見合い相手達が、結婚できない理由を語るシーンは、ツイッターのトレンドにも上がり、話題になりました。
「オトナの土ドラ「結婚相手は抽選で」は放送批評懇談会の人たちが選ぶ第56回ギャラクシー賞のテレビ部門優秀賞を受賞しました。受賞できたのは、原作の着眼点を十分に映し出した作品の良さが評価されました。視聴率だけでは、測れない良さもあることが証明されました。
結婚相手は抽選での野村周平と高梨臨の結末は?
野村周平は龍彦役
「結婚相手は抽選で」の主人公龍彦は、アニメオタクで、小心者でその上潔癖症。一度食事をしただけで、相手にキモイと思われてしまうそんな男でした。結婚相手は抽選で選ぶという暴挙のような法律の中で、今までの生活では、出会う事のない人たちと出会い、考え方も、人を思いやる気持ちも身に付けていきました。そしてそれを伝えるために頑張ることのできる男になりました。
龍彦の結末は?
龍彦の結末をネタバレすると、結婚相手は抽選で選ぶ法律に立ち向かったことで、仕事にも自信がつき、社会人としてもハッピーエンドです。恋愛関係では、まだお互いにもう一歩踏み出せていないですが、奈々とのハッピーエンドも見えてきているところで終わります。
高梨臨は奈々役
父と祖母と裕福な家庭で暮らすお嬢さま。母を亡くしてからは、厳格なおばあ様の言う通りに過ごしてきました。ラジオ局「RADIO JAPAN」の正社員ですが、これは父のコネで入社、好きだったバイオリンは才能がないと祖母に辞めさせられました。お嬢さまとしてのマナーも勉強もきちんとしているのに、祖母からは合格点をもらえない奈々は、高飛車な性格ですが、何処かコンプレックスがあります。
1年間付き合った嵐望には、「母性が感じられない」と言われて別れたばかりでした。確かに家の事は、ほとんど祖母がやっているので、家事もできません。母性と結びつくような環境でもなかったので、嵐望の希望する女性がどんなものなのか、わからない女性でした。
奈々の結末は?
「結婚相手は抽選で」の奈々の結末のネタバレは、龍彦と繋がる部分もあるので、ハッピーエンドに向かっている状態です。そしてお嬢さま育ちで、家事が出来ないことは、龍彦とお好み焼きの店に行って、お好み焼きや焼きそばを焼くところから料理を覚えていきます。高い目標を掲げられるのではなく、できるところから一つ一つ教えてくれる龍彦とのデートを、奈々は楽しいと思うようになっていました。
小さな一つの自信が、奈々のコンプレックスを溶かして行きます。それは奈々の仕事、家族との関係も良くしていきます。最終回の時点ではまだ友達だった龍彦との関係が、恋人の関係に変わるのはすぐと予感させて終わります。
嵐望と好美の結末は?
嵐望と好美の結末のネタバレは、ハッピーエンドです。二人が別れる原因になった「嵐望の隠し子問題」。別れると決めた後に好美は自分のお腹の中に嵐望の子供がいることに気が付きます。宿った命を産み育てるために、母と二人でへき地医療の現場で生き生きと働きます。医者や看護師のいない街に来てくれた看護師という事で、街の人から優しく受け入れられた好美は、子育ても母の手を借り生き生きと、生きています。
そんな中で、好美は嵐望のタイ人女性を思い、産まれてきた命を思いました。返事をしなくても送られてくる嵐望からのメールに好美が返事をした時、二人の関係は一気にハッピーエンドに向かいます。
結婚相手は抽選での登場人物とキャスト
登場人物とキャスト①宮坂龍彦(野村周平)
「結婚相手は抽選で」の主人公宮坂龍彦を演じるのは、アミューズの株主総会の中で行われたオーディションで優勝して、芸能界に入った野村周平さんです。子役から経験を重ねている神木隆之介さんと同じ事務所・同じ年・同じ高校でした。野村 周平(のむら しゅうへい)1993年11月14日兵庫県生まれで、母方の祖父が中国人のクオーターなので中国語が得意です。
「結婚相手は抽選で」の中では奥手のオタク役ですが、現実の野村周平さんは、水原希子さん、広瀬すずさんなどとの噂もありどちらかと言うと肉食系の様です。物事をはっきり言うタイプでツイッターが炎上してしまったこともあります。しかしそんな野村周平さんが、今回の龍彦役を見事に演じていたことで、野村周平さんの演技力の評価も高まりました。
大河ドラマでは平清盛、朝ドラでは梅ちゃん先生などにも出演しています。35歳の高校生・帝一の國では、菅田将暉さんたちと共演しコミカルな演技も見せています。「結婚相手は抽選で」の中では、小心者のオタクの青年が目的をもって国の決めた決まりと戦い、現状を変えるまでを描いています。龍彦の恋愛事情をネタバレすると、奈々といい感じになって終わります。
登場人物とキャスト②冬村奈々(高梨臨)
「結婚相手は抽選で」のヒロインを演じた高梨 臨(たかなし りん)さんは1988年12月17日 千葉県船橋市出身の女優・モデルです。デビューのきっかけは、フジテレビ系列の2005年にあった「アイドル道」の中の「世界制服計画 FINAL」のオーディションに参加したことです。オーディションの結果グランプリを取り、番組内のユニット「ピンクジャムプリンセス」を結成しました。
ユニット解散後はフジテレビ系列のめざましテレビ始め情報番組などの経験を経て、女優になります。女優の仕事は順調に朝ドラ「花子とアン」では主演の花子(吉高由里子)の親友役、大河ドラマ西郷どんでは、徳川慶喜の愛人役と印象に残る役で出演しました。「犬神家の一族」ではヒロイン役の珠代を始め、ヒロイン役を多く演じています。
「結婚相手は抽選で」の中の役も家事能力の低いお嬢さま役で、龍彦に自分の弱みを見せています。奈々の弱点をネタバレすると、厳しいおばあ様との関係。そして銀林嵐望と奈々は結婚を視野につき合っていましたが、「母性が感じられない」と言われてふられています。でもまだ銀林嵐望を諦めきれないままお見合いに参加しています。
現実の高梨臨さんは、浦和レッズのサッカー選手の槙野智章と約1年8か月交際の後に2018年に結婚しています。
登場人物とキャスト③鈴掛好美(佐津川愛美)
「結婚相手は抽選で」の中で嵐望から母性を感じると言われて、恋仲になるキャストを演じた佐津川 愛美(さつかわ あいみ)さんは、1988年8月20日静岡県生まれの女優です。14歳の時に、スカウトされてそのままホリプロに入社し、経験を重ねてきました。始めの内は、オーディションなどでも隣の人が合格すればいいのにと、あまり意欲的ではなかったといっています。
子役キャストとして2005年に映画『蝉しぐれ』に参加します。ヒロインのふくの子供時代を演じました。この映画での演技が評価され、第48回ブルーリボン賞助演女優賞にノミネートされました。これをきっかけに演技について真剣に向き合うようになったそうです。2007年、映画「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」での暗い性格の少女でもブルーリボン賞の第50回同賞の助演女優賞に選ばれたそうです。
それ以降は、テレビドラマ、映画、舞台と地道に演技と向き合っています。「結婚相手は抽選で」でも地味なようでいて、しっかりと存在感のあるキャストを演じました。「結婚相手は抽選で」の中の鈴掛好美は、父親が酒乱だったために苦労する母を見て、手に職のある看護師になりました。その為仕事も続けていいという男性を探していましたが、お見合い相手は、仕事をやめてほしい相手で結局結婚を決意できませんでした。
次の順番で回ってきた相手が嵐望でした。お酒は飲むけれどたしなむ程度の嵐望は、仕事を続ける事にも理解があり、ふたりは結婚を視野に考え始めます。そんな時に、嵐望は、とんでもない秘密を打ち明けます。その秘密を好美は受け入れられなかったのです。ネタバレすると、好美の母親も出てきていてその横やりもありました。
別れた後、好美は、嵐望の子供を妊娠していることに気が付きます。「結婚相手は抽選で」の法律の中で医療従事者には、へき地医療という逃げ道もありました。好美は、母親と一緒にへき地医療先で嵐望の子供を産み、母親とそれなりに幸せに過ごしています。
登場人物とキャスト④銀林嵐望(大谷亮平)
「結婚相手は抽選で」のキャストの中でその秘密がなかなかネタバレされなかった嵐望です。このネタバレが、国の知るところだったら嵐望は、「結婚相手は抽選で」に参加しなくても良かったのです。嵐望のネタバレとは、実は子供がいたのです。タイに海外赴任した時に現地の女性と恋仲になりました。そしてその女性と結婚したいと親に行った時に激しく反対されました。
両親の反対もあって、嵐望は、タイに住む女性に養育費を送るだけになりました。タイの女性は数年前に死んだと聞き嵐望は、娘を引き取りたいと好美にいいました。この嵐望のネタバレは、好美にとって受け入れがたいことでふたりは、別れてしまいます。好美のところでネタバレしていますが、好美はこの時に、妊娠していました。
「結婚相手は抽選で」の嵐望を演じたのは大谷 亮平(おおたに りょうへい)。1980年10月1日大阪生まれだそうです。大学卒業後、モデルとして東京で活動していました。その流れで韓国で放送されるダンキンドーナッツのCMに出たあと評判になり、韓国の芸能界からオファーがあり、活動拠点を韓国に移しました。その際に韓国の大学にも入り、1年間韓国語を学んだそうです。
韓国でもヒットドラマなどへの出演が続き、釜山映画祭で現在の事務所のアミューズのスタッフと出会い、25016年からアミューズの専属に。日本では福山雅治主演の「ラブソング」で日本での俳優デビューをしました。その後星野源・新垣結衣の「逃げるが恥だが役にたつ」で一気に人気に火が付き、「奪い合い冬」では、ネットでトレンドになる程話題になりました。朝ドラ「まんぷく」では主人公の義兄を好演しました。
登場人物とキャスト⑤小野寺由紀子(若村麻由美)
「結婚相手は抽選で」の中では、敵役となる「抽選見合い結婚法」を担当する抽選見合い結婚法担当大臣(内閣府特命担当大臣)小野寺由紀子。小野寺由紀子は、シンクロのオリンピック選手で銀メダリストです。結婚して娘を産みますが、夫の浮気により、娘が3歳の時に離婚しました。その離婚記者会見の毅然とした姿を政権政党に認められ、政治の世界に入ります。
この無謀な法律が【総理大臣の悪事隠しに利用されている】ことも感じながら、期待されている大臣として野党や、市民の反発に立ち向かっていきます。女手一つで育てた娘も、この法律に反対する立場として、龍彦たちと手を組み、由紀子たちに向かってきます。娘は女性しか愛せないLGBTの個性を持った一人でした。
心の中では、この法律に疑問を持ちながら、大臣として任命された責任を全うしようとした由紀子を演じたのは、若村 麻由美(わかむら まゆみ)さん。1967年1月3日 東京都出身です。俳優になるために仲代達矢さんの主催する「無名塾」にはいり、朝のテレビドラマ「はっさい先生」のヒロインに抜擢され一躍有名になりました。
その後も順調に女優としてのキャリアを重ね、唐沢寿明版の「白い巨塔」での演技が話題になった2003年。突然ある宗教団体の代表と結婚し、芸能界の仕事から遠ざかりました。しかし2007年に夫が病に倒れ、なくなってからまた女優として復帰し、さまざまな役を見事に演じています。
結婚相手は抽選での抽選見合い結婚法とは?
抽選見合い結婚法の内容
「結婚相手は抽選で」の中で出てくる「抽選見合い結婚法」は、下に引用した通りの内容で制定されました。少子高齢化という事もあって、子供を産み育てるという点を重点に置かれている年齢になっています。ドラマの中では、エントリーシートを出させて、そこにどうしても無理なタイプをかけるようになっています。無作為に選ばれた相手の受け入れがたい趣味趣向が記載できるようになっています。
ストーリーの中で、好美は酒乱の父親のDVの中で育ったので、お酒を飲まない人という条件を付けていました。お見合いの中でその条件に合わない人を断っているシーンもありました。
『抽選見合い結婚法』制定
対象は、二十五歳から三十九歳までの男女で、
前科や離婚歴がなく、子供のいない独身者である。
抽選方法は、本人の年齢プラスマイナス五歳の範囲内で無作為とされている。
相手が気にいらなければ、二人までは断ることができる。
しかし、どうしても気にいらずに三人断った場合は、テロ対策活動後方支援隊に二年間
従事しなければならない。除隊後の職場復帰は政府により保障されている。
尚、断られる側に人数制限はない。
抽選見合い結婚法は苦肉の策
日本の若者の低賃金・バブルがはじけた後以降の不況・リストラが始まる程の就職難の時代に生まれた世代は、就職をしたくてもできない時代でした。団塊の世代と言われる大量に子供が生まれた世代が、退職したことで、就職難も解消してきました。しかし就職難の世代が安定した収入がなく結婚に向き合わないなどの問題もあり、無理やりな結婚相手を決めるというのは苦肉の策でした。
結婚相手は抽選でに関する感想や評価は?
【結婚相手は抽選で】2018年
— Evian (@Evian24496889) July 7, 2019
過去のトラウマから人間不信に陥った野村周平演じる宮坂龍彦は、様々な闇や哀しみを抱えている人々との出会いを経て人生のレジスタンスを達成させていく
1話目から #野村周平 の心の脆さの表現力で号泣した秀逸ドラマ
辛い経験をしているから人の痛みがわかるんだよ pic.twitter.com/5Pr3pCIjSh
野村周平の主演作品「結婚相手は抽選で」は、傷ついたことのある人だからこそ、他人の痛みも理解できます。「結婚」と言うテーマの他に原作に組み込まれている「心の痛み」が描かれていると評判です。原作にはない、野村周平演じる龍彦のお見合い相手の悲しい過去など胸に迫るものがあります。
今更ながら結婚相手は抽選でってドラマ見てる(`・ω・´)
— ༻妹妹༺ (@_meimei2451_) July 8, 2019
こんな法律できたら私は真っ先に海外移住するわ
恋愛も生理的に無理なのに結婚とか死ねるレベルだわ
「結婚相手は抽選で」に寄せられたツイートには恋愛すら無理という人もいます。そんな心情のネタバレなどを読んでみると、いろいろあります。男性から受けた傷から男性恐怖症になってしまった人。もっとひどいネタバレの中には、父親から受けた傷などもあります。このツイート主の心情はわからないですが、人は見ただけではわからない痛みを抱えています。
あのですね、話題にするタイミングを逸してしまっていたのですが
— HS (@drops2012) June 13, 2019
私のTLではそれなりに視聴率も高く、それ以上に評価が高かった、ドラマ
結婚相手は抽選で
先日、第56回ギャラクシー賞のテレビ部門優秀作品賞を受賞しました!!\(^o^)/
おめでとうございます!https://t.co/gXJFnQMg4z
近年テレビ番組の見方も多様化している中で、視聴率の存在意義を問うものもあります。「オトナの土ドラは、総じて、前にも挙げた理由で視聴率が低めです。けれど最近はツイッターなどの盛り上がりを見て、視聴率ではなく視聴者の番組に対する熱で測る視聴熱という計測もあります。原作の面白さを様々な傷を持つキャストが出てくるこのドラマ「結婚相手は抽選で」が、賞を受賞したことを告げるツイートです。
結婚相手は抽選での最終回ネタバレから視聴率まとめ
「結婚相手は抽選で」を最終回までネタバレを交えながらストーリーやキャストにつてまとめました。「結婚相手は抽選で」は、現在の日本の抱える問題点をもしもこんな法律が出来たらどうなるという視点で描かれたドラマです。キャストひとりひとりに与えられたそのネタバレに驚く秘密があります。視聴率は高いドラマではなかったですが、話題になりました。
国の決める法律は政治家のものではありません。みんなが幸せになるための法律です。「結婚相手は抽選で」のドラマを最終回までみて、日本の政治や法律について考えてみるヒントにしてはいかがでしょうか。