【ウォーキング・デッド】ローリ・グライムスはひどい女？嫌いと言われる理由は？

人気海外ドラマのウォーキング・デッドでは、一度観ただけでは覚えきれないほど多くの登場人物が存在していますが、主人公であるリック達の敵となる人物は嫌われる事も多いものです。そんな中で、リックの妻であるローリ・グライムスがうざい、嫌いだと言われています。今回はそんなローリ・グライムスについて、嫌いだと言われてしまう理由や演じる女優についてなど、ローリ・グライムスについてをまとめてご紹介します。

ウォーキング・デッドは2010年から2019年現在まで放送が続いているアメリカのテレビドラマで、「TWD」という略称で親しまれています。ウォーキング・デッドはコミックを原作としたドラマ作品で、ゾンビの出現した世界の中で生きる人々の姿を描いたヒューマンドラマでもあります。時には主要なキャラクターでも容赦なく命を奪われる事があり、残酷な描写なども話題となるのがウォーキング・デッドという作品です。

ウォーキング・デッドではリック・グライムスを主人公とし、「ウォーカー」と呼ばれるゾンビが出現した荒廃した世界の中で、生き延びる術を模索しながら生活を続ける人々の姿を描いた作品となっています。人間の脅威となるのはゾンビの存在だけではなく、秩序の崩壊した世界の中では人間同士の争いも勃発し、登場人物達は何度も命の危機に瀕する事となっていきます。

保安官代理を務めるリックは、勤務中に重傷を負い昏睡状態となっていました。目を覚ますと病院の中に人影はなく、街の中にはウォーカー達が徘徊していたのです。状況を把握できなかったリックはモーガンとデュエインという親子に救われ、行方不明となっている妻・ローリと息子のカールを探す為にアトランタを目的地として単独行動を取る事となりました。しかしリックは道中でゾンビの群れに囲まれてしまう事となります。

ローリ・グライムスは主人公であるリックの妻で、茶色がかった黒髪に細身の美人です。昏睡状態のリックと離れ離れのまま、一人息子のカールを連れてアトランタで密かにキャンプ生活をしていました。ウォーカーが出現する以前の世界では主婦をしており、リックとの関係性は円満で良好とは言えない状態でもありました。

ローリは時に感情的に意見をぶつける姿を見せる場面もあり、基本的に物怖じせず気の強い性格をした女性であるとも言えます。しかし元はごく普通の主婦であった為に戦闘能力に長けているわけではなく、物資調達などに赴く事はありません。けれどキャンプをしていた際には女性陣の中でもまとめ役の様な立場を見せたり、リーダー的な存在となっていくリックを傍で支える良き妻でもありました。

ウォーキング・デッドの登場人物達は様々な死に方をしていますが、ローリ・グライムスが死亡をしたきっかけとなったのは、娘の出産によるものでした。シーズン2の序盤で妊娠が発覚したローリ・グライムスは、シーズン3でウォーカーに襲われる状況の中で胎児の命を優先し、何の設備も無い薄暗い部屋の中で帝王切開を行い命を落とす事となりました。ウォーカーへと変化した彼女を手にかけたのは、息子のカールでした。

シーズン3という早い段階で退場となったローリ・グライムスですが、実はシーズン9で再登場したと噂になっています。実はローリ・グライムスの登場は姿は無く声のみのもので、瀕死の状態となっているリックが、幻覚の中でこれまでに死亡した数々のキャラクター達と再会を果たす場面が登場します。その中で聞こえてきた声の中に、ローリ・グライムスのものがありました。ローリ・グライムスが再び蘇ったわけではありません。

シーズン3で早くも退場となってしまったローリ・グライムスですが、登場人物の退場が惜しまれる事も多い中で、何故かローリ・グライムスに関してはツイッターなどで嫌いだ、うざいといった声が聞かれる事が多い人物でもある様です。ツイッター上に限らずローリ・グライムスが何故嫌いだと言われてしまうのか、それにはいくつかの理由がありました。納得できる理由の数々を早速ご紹介します。

ウォーキング・デッドファンの間で、ローリ・グライムスが嫌いだと言われる最大の理由は、恐らく異性関係にあると考えられています。シーズン1でリックは昏睡状態となり、再会までの間は結果的に妻と息子と離れた生活を送る事となってしまいました。リックが必死に二人を探している間に、ローリはシェーンと浮気を繰り返していたのです。その不誠実さが、ウォーキング・デッドファンを不快にさせるものであったようです。

更にリックとの再会後にはシェーンに冷たい態度を取り、その結果でシェーンを孤立させる事となったばかりか、元は親友でもあったリックとシェーンの仲を裂いてしまった事も、嫌いだ、うざいと言われてしまう理由の一つでもありました。ただしローリはシェーンから「リックは死んだ」と聞かされていた事もあり、息子と二人で生き延びる為にシェーンに頼らざるを得なかった可能性もあるものとも考えられています。

ウォーキング・デッドの登場人物の中でも人気の高い人物の一人であるキャロルですが、初期の頃は気が弱く、夫からDVを受けるなど完全に受け身とも言える存在でもありました。そんなキャロルに対して、ローリは度々ベビーシッターの代わりにする様な場面が見られていました。こういった行動からも、ローリ・グライムスはうざい、嫌いだという意見が浮上してくる一因となってしまっている様です。

更にローリ・グライムスが嫌いだと言われてしまう理由には、ローリ・グライムス自身の周囲に対する態度も関係している様です。弱音を吐き出す様なタイプの女性ではなく、女性陣のリーダーの様に気丈に振る舞う姿が時には威圧的な態度に見えてしまったりと、偉そうに感じられてしまう場面が印象を悪くしてしまい、うざいと言われてしまう事となりました。リックと再会後のシェーンへの態度もこれに該当します。

ウォーキング・デッドの中で嫌いだ、うざいと言われてしまうローリ・グライムスですが、常に悪い印象ばかりを与えていたわけではありません。続いてはウォーキング・デッドの中でローリ・グライムスが活躍したシーンについても順番にご紹介します。ツイッターで意見されている様なマイナスな印象となってしまうシーンから、ローリ・グライムスに対する印象が少し良くなる様なシーンまで様々です。

シーズン1の3話では、湖の傍でシェーンと言い争うローリ・グライムスの姿がありました。これまで浮気を続けていたシェーンに対する急激な態度の変化に戸惑い、手のひらを返した様な姿にうざい、嫌いだと感じたファンも多かったのかもしれません。シェーンの意見を聞かずに一方的に拒絶をする様な態度は、ツイッターで言われている様に嫌な女性だと言われてしまっても仕方の無い場面であると言えそうです。

ただしこの場面でローリが怒り出した要因は、シェーンのついた嘘にありました。不仲な場面もあったとはいえ、夫の死を告げられたローリは大きなショックを受けた筈です。しかし実際にはリックは生存しており、嘘をついたシェーンは悲しみにつけ込んでローリを自分のものにしようとしたとも考えられます。生存を知らなかったとはいえ、リックを裏切る形となってしまった事は事実でありローリが怒るのも理解できる筈です。

シーズン2の5話では、行方不明となったソフィアの捜索が続けられていました。しかし一向に手がかりも掴めず、ウォーカーからも逃げなければならない状況の中で、リックはこのままソフィア探しを続けて良いものかと迷いを見せ始めます。そんなリックに対して、ローリは励ます言葉を投げかけてリックの考えを肯定してくれました。何が正しいか判断がつきにくい状況の中、妻としてしっかりと後押しをしてくれた場面です。

更に1話では周囲のメンバー達がリックに不満を抱き、ソフィアの失踪をリックのせいであると責める空気が漂い始める中で、そのまま黙って意見を聞いている事のできなかったローリは、メンバーに対してリックが精一杯力を尽くしていると怒りを露にします。それによって不満を抱えていた空気は一蹴され、改めてリックをリーダーとしてソフィア捜索を続ける空気が作り出されていきました。

シーズン2の12話では再びローリ・グライムスがうざいと言われてしまう行動が見られました。それまでローリの態度もあって距離を置いていたシェーンですが、一人で作業をしていたシェーンに対してローリは妊娠を告げます。浮気の最中に身体の関係も持っていたローリは、お腹の中の子がリックの子であるとは断言できず、暗にシェーンの子である可能性も残されている事を示唆したのです。

少しずつまとまりを見せ始め、リックと協力して生き延びる事を考え始めていたシェーンですが、結果的にこのローリの発言によって考え方が変わったものと考察されています。その後シェーンはリック殺害を決意し、返り討ちに遭って殺されてしまう事となりました。シェーンの死は本来避けられたものであり、ローリの言動がシェーンの死を招いたのだとされ、ツイッターなどではローリがうざい、嫌いだと言われる要因にもなりました。

ツイッターではうざい、嫌いだと言われてしまっているウォーキング・デッドのローリ・グライムスですが、続いてはそんなローリ・グライムスを演じた女優についてもご紹介します。ウォーキング・デッドでの演技が良かったばかりに、現実世界でも一部のウォーキング・デッドファンから嫌われてしまう事となった女優のサラ・ウェイン・キャリーズとは一体どの様な人物なのでしょうか？

ウォーキング・デッドでローリ・グライムス役を演じたのは、女優のサラ・ウェイン・キャリーズでした。サラはイリノイ州出身の女優で、現在も様々な作品に出演する中で生涯女優を続けていくのではなく、将来的には大学で演劇を教える立場になりたいとの考えも持っている女優です。ウォーキング・デッドではゾンビが出てくる事もありホラー要素も含まれますが、実はサラはホラーが苦手な女優でもあるのだそうです。

生年月日：1977年6月1日(現在41歳)
出身：イリノイ州ラグランジュ
身長：175cm
職業：女優
吹き替え声優：沢田泉

女優として有名な作品にも出演しているサラですが、やはりウォーキング・デッドでの知名度が高い人物でもある様です。その他には人気海外ドラマの一つでもある「プリズン・ブレイク」で、主人公のパートナーとなるサラ・タンクレディ役でも有名な女優です。映画作品では「フェイシズ」「イントゥ・ザ・ストーム」などにも出演しており、現在はドラマ「Colony」のメインキャストとして出演を続けています。

女優のサラとしてではなく、プライベートでは釣りをしたりとアウトドアを楽しんでいる様子が見られる写真が多く上げられています。更にウォーキング・デッドでハーシェル役を演じ、2018年に亡くなった俳優のスコット・ウィルソンとも仲が良かった様で、度々写真が上げられていました。演じる役柄は嫌いだ、うざいと言われてしまっているサラですが、プライベートは楽しく充実した生活を送っている様です。

ウォーキング・デッドファンからうざい、嫌いだと言われてしまっているローリ・グライムスですが、実際にツイッターでその様な事を言われているのか気になる、という人もいるのではないでしょうか？続いてはツイッターでのローリ・グライムスに対する感想などについても少しだけご紹介します。

ツイッター上でうざい人物のわかりやすい例えとして使われてしまうほど、ローリ・グライムスはうざいという認識をしている人が多い事がわかります。「この登場人物がうざいんだ」と言われてもどんな風にうざいと感じるのか伝わらない事もありますが、具体的にローリ・グライムスという名前を出す事で理解できる人も多いのかもしれません。

登場人物の多くは死なないでほしい、と願われながら見守られるものですが、ローリ・グライムスに関してはむしろうざいからウォーカーに噛まれてほしいと感じた人もいた様です。ここまで嫌いだと思われてしまうといっそ清々しいですが、ツイッターでローリ・グライムスが嫌われている事は間違い無さそうです。

ツイッターでローリ・グライムスを検索すると、候補としてかなりマイナスの言葉ばかりが並べられている事がわかります。これほどまでに嫌いだと言われてしまうローリ・グライムスは、良い行動もしているとはいえそれで補いきれないほどにマイナスの行動をしすぎていたのかもしれません。ただしそれほどまでに女優の演技が良いものであった、といった見方もできるのではないでしょうか？

ウォーキング・デッドのローリ・グライムスが嫌いだ、うざいと言われてしまう理由についてをまとめてきましたが、ローリ・グライムスの死亡までの言動などを見てみると、ツイッターで嫌いだと言われている理由も理解する事ができたのではないでしょうか？ここまで嫌われてしまう登場人物というのも、それだけ印象に残ったという意味では成功と言えるのかもしれません。

既に死亡してしまっているローリ・グライムスが今後登場する事は恐らくない筈ですが、ローリ・グライムス以上にうざい、嫌いだと思われる人物が登場しないとも限りません。しかしローリがうざいと感じられてしまう言動を取る事には理由がある場合も多く、改めてウォーキング・デッドという作品を鑑賞し直してローリと言う人物を掘り下げてみるのも面白いのではないでしょうか？