べっぴんさんの最終回までのあらすじと感想ネタバレ!豪華キャストも紹介【朝ドラ】

通算95作品目の朝ドラ「べっぴんさん」は、関西のベビー用品メーカーの女性たちの戦後日本での歩みを描いた作品です。キャストも主演の芳根京子、永山絢斗らのフレッシュなキャストを中心にベテラン・新人がそれぞれの力を合わせて作り上げた作品です。脚本家の渡辺千穂がアナウンサーの羽鳥慎一さんの妻であることも話題になりました。「べっぴんさん」のあらすじ・ネタバレを最終回まで、あらすじの感想なども交えて、朝ドラ「べっぴんさん」の魅力をまとめます。

べっぴんさんの最終回までのあらすじと感想ネタバレ!豪華キャストも紹介【朝ドラ】のイメージ

目次

  1. べっぴんさんとは?
  2. べっぴんさんのあらすじを最終回までネタバレ
  3. べっぴんさんを見た人の感想や評価は?
  4. べっぴんさんのキャスト一覧
  5. べっぴんさんのネタバレ朝ドラまとめ!

べっぴんさんとは?

べっぴんさんの作品情報

べっぴんさんは、NHKで2016年に放送された連続テレビ小説です。戦後日本を描いた作品で、2018年の10月から再放送も行われている人気番組でもあります。

べっぴんさんの見どころ

べっぴんさんの見どころは、がれきの街からの復興という思いも込められていたと言われています。阪神淡路大震災の爪痕から立ち直った神戸、その後東日本大震災など、大規模災害が日本を襲う中、それぞれにみんなが力を合わせて、頑張って生きてきました。べっぴんさんは戦争からの復興のあらすじも加えて、みんなで力を合わせて頑張ろうという思いが最終回まで、込められた作品と言われています。

べっぴんさんの意味や実在モデルは?

べっぴんという言葉は、子供の頃靴職人キャストの麻田(市村正親)に言われた「たった一つの物作り」誰かの特別な大切なかけがえのないものとしてこの作品では、描かれています。

この作品のモデルは、子供服専門の店ファミリアの板野惇子(ばんのあつこ)さんがモデルで、他の3人のメンバーと始めました。キャストは3人が同い年ですが、実際は違う形で出会っています。また潔の会社はレナウン、途中に出てくる大急百貨店は、阪急百貨店、栄輔の会社はメンズブランド「VAN」と言われています。

べっぴんさんのあらすじを予想!

朝ドラべっぴんさんのあらすじは、実際にある子供服専門店ファミリアのお店を作った女性をモデルに作られているので、ある程度基本的なあらすじの予想がされていました。特に関西のお店だったことから、関西のファミリアの服や子供用品で、子育てした人たちからは、自分たちが知っているファミリアの歴史のあらすじが出てくることをワクワク見守り、予想していた人が多かったです。

朝ドラは、4月から始まって9月に最終回を迎えるもの、10月に始まって3月に最終回を迎えるものとあります。べっぴんさんは、10月からの後期の作品でした。べっぴんさんは、年が明けてから子供の世代の話がメインのあらすじになり、お店を利用していた人たちが知っているあらすじが出てこなかったり、軽く扱われたりする部分に予想が外れて寂しい感想を持つ人もいました。

べっぴんさんの視聴率

朝ドラは、前作の感想が良ければ初回視聴率が伸びますが、前作の感想が悪いと視聴率も伸び悩みます。とと姉ちゃんが、それほどのヒット作にならなかった影響もあり、最初は伸び悩みました。けれど、前半の子供達の頑張り、菅野美穂の演じる役との別れなど悲しい中にもキャストの影響から爽やかな、暖かさを感じるという感想の中視聴率も伸びて行きました。

すみれの女学校時代・恋・結婚・戦争による悲劇・がれきの中からの復興のシーンはが多い頃には、好意的な感想があり、視聴率も20%台で安定していました。しかし、後半さくらの反抗、対立シーンのあらすじを朝から見たくないという感想やキャストに対する不満が増え20%を切る週が増えました。

後半は、「脚本家が子供を産んだばかりだからだ」という感想から、「脚本が手抜きになっている」などの厳しい感想も出始め、最終回も20%を切ってしまいましたが、前半の貯金のおかげでなんとか平均視聴率は20%台を維持しました。キャストは頑張っていたのにとても残念な感想が多くなりました。

連続テレビ小説「べっぴんさん」 | NHKドラマ

べっぴんさんのあらすじを最終回までネタバレ

べっぴんさん1週のあらすじネタバレ

べっぴんさん1週目のあらすじは、プロローグとして、現在から過去に向かうシーンが映し出される感じで、最終回に向かうあらすじも見えるような作りで、始まりました。この第1週があったから、夫たちが戦争から帰ってくるかどうかが、ネタバレしていたという感想もありました。第1週は、他の朝ドラと同じように主人公の子供時代の事が、綴られて行きます。

快活で何でもできる姉に対して、思ったことも口にできない主人公すみれです。病弱な母に届けた刺繍も上手くできなくて落ち込んだ時、幼なじみの潔に連れられて行った靴やで「たった一つの物作り」の話を聞いて、感銘を受けます。これが、すみれの人生の真ん中の芯の部分となりました。お嬢様育ちがゆえに、使用人の子に親切にしたことも施し入らないと誤解されたりすることもありました。

そして、母(菅野美穂)の死を乗り越えて、女学校の生徒になるところまでが、1週目のあらすじでは描かれました。後半、すみれの娘さくらの話が不評だった感想が多かったことで、最終回を終えた後、子供時代に時間を割いてほしかったという感想もありましたが、子供時代はしっかり描かれていたという感想の方が多いです。

べっぴんさん2週のあらすじネタバレ

べっぴんさんの第2週のあらすじは、驚くほど、話の進みが早く、後半のさくらの話よりもこちらに時間を割いてほしかったという意見も、朝ドラの最終回が終わった後に多く語られました。2週には、2人の娘の跡取り問題、姉とすみれが同じ人を好きになってしまい、すみれの初恋が失恋に終わったことを乗り越えて、姉の結婚を祝福していたのに、すみれが初恋の潔を好きだったことを幼なじみの紀夫に見抜かれるシーンが描かれました。

姉は好きな人と結婚してほしい、自分は、好きな人もいないからお見合いして坂東家を守ってくれる人と結婚すると決めた見合い相手は、すみれが潔を好きだったことを知る紀夫(永山絢斗)でした。紀夫がすみれの気持ちに気が付いたのは、すみれを好きだったからです。二人は静かにゆっくり愛を育てていました。

けれど、戦争は、紀夫も戦場へ連れて行ってしまいました。紀夫にすみれが子供が出来たと伝えたすぐそのあとの事でした。紀夫の不在の中、すみれは女の子を出産し、戦火の激しい中、父の実家に疎開します。戦争が終わり、神戸に戻ると、屋敷も焼け崩れている中、母の形見のウエディングドレスが燃え残っていました。

べっぴんさん3週のあらすじネタバレ

3週目のあらすじとタイトルは「とにかく前に」姉のゆり(蓮佛美沙子)は、お世話になっていた父の実家から、息子が戦争から帰ってくるから、そろそろ出て行ってほしいと言われてしまいます。怒ったゆりは出て行くと言って、行くあてもないのに飛び出していきます。そこへ百合を迎えに来た潔が帰ってきました。すみれたちは、みんなで大阪に戻り、前に進むために、新しい暮らしを考えます。

子供の頃から面倒を見てくれていたキヨと娘のさくらと、簡易に作られた家に住むすみれ、戦後の銀行封鎖で、坂東家の財産も下ろせません。潔に言われ、家にある者を売るすみれですが、日々の暮らしであっという間にお金も無くなり、靴屋の麻田(市村正親)に結婚式の時の靴を買い取ってほしいと頼みます。

それは出来ないと断る麻田は、その代わり靴屋の一角にすみれの手芸用品のコーナーを作って小物を売ることを提案しました。可愛い小物を見に来る人はいても、戦後のみんなが食べるものに困る時期に、小物などは売れません。進駐軍の兵士が自分の妊娠中の妻にと言って、買って行ってくれたものくらいです。でもその小物が気に入った妻は、子供が生まれた時のためにおしめを注文してくれます。

キヨとたくさん作って持って行くも、外国ではこんなものは使わないと言われてしまいます。かつて外国人の赤ちゃんのおしめの指導をしていた看護師がいた事を思い出し、探し当てると、それはすみれの家の女中の娘の明美でした。

べっぴんさん4週のあらすじネタバレ

4話のあらすじの始めは、すみれの申し出を断った、明美を何とか説得して、アメリカ軍の妻(シャーロット・ケイト・フォックス)のためにアメリカ型のおしめを作り届けたすみれ、その頃女学校時代の友人の君江と良子と再会を果たします。おしめを届けると、その出来上がりに感激した軍人の妻は、ベビードレスを作ってほしいと頼みます。

デザインを考えるのが得意な君江、型紙を作るのが得意な良子の手を借り、そして明美の力も借りて、4人は、軍人の妻の喜ぶベビードレスを届けます。そのベビードレスは、母の形見ですみれも着たウエディングドレスの生地を使ったことから、夫人は感激してたくさんのお金をくれました。4人で力を合わせてドレスを作っていた時間の豊かさを又味わいたいと、4人で麻田さんの家のすみれの店に置く服を作ることになりました。

4人の力の結集でこれからの店の展開4週目のタイトルは「四つ葉のクローバー」最終回に繋がるテーマです。そしてのちのキアリスを作り上げる女性たちの一歩でした。しかしそんなときに姉の夫潔が、闇市の事で警察に捕まってしまいます。

べっぴんさん5週のあらすじネタバレ

5d週目のあらすじとタイトルは、「お父様の背中」です。商品の値段も付けられなかったすみれたちに商売のイロハを教えたり、警察に捕まった潔(高良健吾)に坂東の第二営業部を再建させたいからと、粗悪品を扱って焦ることをたしなめます。そして闇市を取り締まる根元に潔が金を払った事を責めるゆりには、言いたいことがあるのなら、自分で言うように言う父五十八(生瀬勝久)。ゆりは勇気を振り絞って根本に向き合います。

けれど百戦錬磨の根元に恫喝されて逃げ帰ってきたゆり。五十八は、潔を責めたのに、自分では何もできないことをわからせたのでした。でも五十八が、実家に戻る時、このままでは気が済まないと言って、ゆり・潔・すみれをつれて根本に会いに行きます。そして「私たちの仕事は、女性でも安心して買い物ができる商店街を作ることだ」と言って、脅しまくって人を平伏させる根本のやり方を批判し、未来を見ることを提案します。

戦争で何もかも無くし、落ち込んでいた五十八の復活と、商人としての姿勢を見せてくれました。けれどすみれの店はいろいろ問題が起きていました。人気がでていろいろな客がやってきます。そんなとき良子(百田夏菜子)は、派手な女性を怖がって隠れてしまい、それを明美(谷村美月)に叱られます。それ以来明美が苦手になった良子の前に夫が戻ってきて、良子は夫のためにしばらく休むと言い出します。

戦争から次々戻る人が居て、従軍看護婦として出ていた看護師も戻り、明美は、独身なのを理由に解雇されてしまいました。寮も追い出された明美は麻田の店の2階に住むことになりました。君枝が持ってきた仕事は手間のかかる仕事です。そんなときに君枝の夫も戻ってきました。体の弱い君枝は、夫が戻るまでと言う約束でした。

べっぴんさん6週のあらすじネタバレ

べっぴんさんの6週目のあらすじとタイトルは「笑顔をもう一度」です。4人で始めたお店が、すみれと明美だけになってしまいます。君枝の受けた仕事は、3人の元手芸倶楽部で、何とか期限に仕上がるかと言うものでした。そのため、やめると言いながらも、手伝いたいと申し出る二人ですが、明美がそれを断ってしまいます。

看護師として仕事に向き合ってきた明美にとって甘えたお嬢様な仕事の仕方が許せなかったのです。すみれと二人、明美は慣れないながらも頑張り、それ以上にがんばったすみれの力で仕事は期限までにまにあいました。君枝は何とか夫昭一を説得して、店にもどりますが、自分たちが抜けた事で足りない商品を補充のために頑張りすぎて、倒れて入院することになってしまいました。

君枝は、迷惑をかけてしまったことを詫び、夫昭一は、病弱な自分と結婚を反対されたのに、周りを説得してくれて結婚できた経緯を明美とすみれに話します。これ以上、店にも昭一にも迷惑をかけられないと辞める決意をしましたが、明美は昭一に病気を治すには、生きる糧となる目的も必要と伝え、短時間でも仕事をさせることが治療にもなると伝えます。昭一もそれを了承します。

すみれは、良子が夫に気を使う原因が、良子が一人で生活苦で売ってしまった腕時計が原因でした。それを夫の勝次が買い戻してくれたことで、二人の仲も戻り、良子も店に戻ることになりました。すみれの夫紀夫の情報はないと思っていたところに、紀夫に借りた裁縫道具を返しに来た男がきました。けれど部隊を離れた後の消息は分からないと言います。そしてすみれの元には紀夫の両親がやってきます。

べっぴんさん7週のあらすじネタバレ

べっぴんさん7週のあらすじは「未来」と言うタイトル通り、すみれの未来が、大きく動く週になります。紀夫の両親がやって来て、もう紀夫を諦めて、すみれの未来のために紀夫の事は、あきらめて再婚してほしいと言って帰っていきます。潔の所で働く、栄輔は、すみれのために奔走してくれていて、すみれへの思いを寄せています。(テレビでみると目にハートマークが入るという遊びあり)

さくらも栄輔になついていて、何を間違えたのか栄輔を「おとうさん」と呼んだりするシーンもありました。でもすみれの中には、栄輔の思いに答えられる体制にはないのですが、このまま紀夫が帰ってこなければという状態の時に、商店街に空き店舗がでて、すみれたちの店は間借りではなく1軒の店としてオープンすることになりました。そして4人の名前の一文字を取って店の名前は「キアリス」に決まりました。

さくらに「桜の花が咲くころ、すみれと三人で花見に行きたい」そう言っていた栄輔でしたが、ある日、すみれの元に紀夫から「桜の花が咲くころにすみれの元に戻れる」と言う手紙が届き、再会するすみれと紀夫。そして栄輔は、一人桜の花をみあげる対比がせつないシーンです。実は紀夫が戻ることは、一週目のキアリスのお祝いの場面に紀夫がいたので、ネタバレしていました。

べっぴんさん8週のあらすじネタバレ

べっぴんさん8週のあらすじとタイトルは「止まったままの時計」戻ってきた紀夫の、苦悩が描かれます。終戦後、紀夫が収容された施設は風呂に入る間も頭に服を乗せて入らなければならない程、他人が信用できない場所でした。その中で紀夫の中には人間不信の思いがありました。そんな中、義理の兄の潔が、坂東営業部を再開させ、紀夫もそこで働き始めました。

けれど、坂東営業部での仕事は、紀夫には向かないもので、潔の坂東の名前を継いだ紀夫を次期社長にしたいという思いは、紀夫にとって重荷でしかありません。坂東営業部に婦人服部門も作った潔は、キアリスで働く女性たちや、キアリスに来る客をモデルにしたファッションショーを開くことになりました。モデルの中には、女学校時代仲良くなかった悦子さまと呼ばれる女王様もいます。

疎開していた時の坂東のオバサンや従妹もやってきて、ファッションショーは大盛況。特に女学校時代の女王様だった悦子には華がありました。ファッションショーの終わり、すみれは皆の繋がりや信頼によって今日の日が迎えられたと、紀夫に語り掛けるように「人を信じる事」を語り、紀夫の心は解け始めました。

坂東営業部に紀夫が入り、すみれと紀夫の関係も修復される様子を見守っていた、栄輔は、潔にだけ告げて、この町を去りました。

べっぴんさん9週のあらすじネタバレ

べっぴんさん9週のあらすじは、ファッションショーの時にみんなで作った名刺サイズのキアリスのチラシのおかげで、キアリスにもお客が増え、さらには大手百貨店大急が取引をしたいと申し出されるまでになりました。始めは喜んだすみれたちですが、大急のイメージに合わせるのにキアリスらしさがそぎ落とされて行き、みんなの感想はだんだん盛り下がっていきました。

大急から、キアリスの大急への出店をするように依頼されたのは、紀夫ですが、キアリスが、キアリスらしくできないのなら、出店しないとすみれたちは、言うのです。そんな時、キアリスの躍進を新聞が取材に来ました。けれどその記事には、母親たちの目線でのキアリスの紹介となっていて、未婚の明美が、省かれてしまっていました。苦しい時も一緒に助け合った明美の存在をもっと世間に知らせたい、すみれはそう思いました。

そのためにすみれは大急の社長にあって、自分たちの譲れない思いを伝えました。すると今回の出店の後押しは、社長(伊武雅刀)の妻がファッションショーの時の名刺をみて、買い物をした時の感想がきっかけだったと教えてくれ、すみれたちの思いの通りに出来るようになりました。

べっぴんさん10週のあらすじネタバレ

べっぴんさん10週のあらすじでは、いよいよ大急百貨店への出店が描かれる「商いの聖地へ」です。大急への出店と言う大きな決断がなかなかできなかったすみれたちに、社長は10日間のお試し出店を進めてくれます。そのために何か一つ目玉商品をと言われ、考えたのはお弁当箱でした。君枝の姑の協力でお弁当箱の容器も決まり、売り出すと大盛況です。

坂東営業部も大急の中で、ドレスメーカーの教室を始めることになりました。ゆりの発案の事業でしたが、潔はその担当を紀夫に任せようとしていました。けれど紀夫はその重圧におしつぶされそうでした。それに対して、すみれたちのキアリスは10日間の売り上げもよく、正式に大急での出店を社長から持ち掛けられていました。

べっぴんさん11週のあらすじネタバレ

べっぴんさん11週のあらすじとタイトルは「やるべきこと」追い風に乗っているキアリスですが、その分、すみれは多忙になり、家の事に何も気が付かなくなっていました。紀夫の会社での苦悩や、さくらのこと。通っている幼稚園の先生から「さくらの靴が小さくなっているので、新しく買ってあげてほしい」といわれるまで、気が付かなかったすみれ。

大急への出店の前日すみれは、ひとり残ってレイアウトを考えていました。最後に出る人から、カギは持っていますか?と聞かれ、生返事をしてしまったことから、大急に閉じ込められたすみれ。帰って来ないすみれを心配して、キアリスのメンバーの所に走る紀夫、さくらは君枝の家で預かってもらっていたので、朝までお願いすることにして、家ですみれを待つ紀夫。

朝、大急の守衛さんがきて、ようやく家に帰ってきたすみれの頬をたたく紀夫です。オープンの日なので大急に向かい仕事をするすみれ、その後夫婦の間はギクシャクしはじめました。母として、妻として何もできていないすみれは、「今すべきこと」は何なのかを考えているうちに過労で倒れてしまいます。そして病の床から起き上がった後、キアリスの仕事をやめたいとみんなの前で言います。

べっぴんさん12週のあらすじネタバレ

べっぴんさん12週のあらすじとタイトルは「優しい贈り物」です。家族のためにキアリスをやめたすみれ、残された3人は、どうにかキアリスを運営していますが、クリスマスの目玉商品にするものが決められません。キアリスの3人は思い切って、すみれに相談すると、ブリキの缶に飴を詰めて、キアリスらしい可愛い絵柄のキャンディボックスを提案します。

このアイディアは、紀夫と一緒に考えたもの、紀夫と二人でキャンディボックスを作っているうちにものづくりをする楽しさを思い出してきたすみれ。紀夫はそんなすみれを見て、すみれとすみれの仕事を支えていくことを決心します。紀夫は坂東営業部をやめ、すみれとキアリスの仕事をすることを決めたのです。

べっぴんさん13週のあらすじネタバレ

べっぴんさん13週のタイトルは「いつののように」、あらすじは、すみれと紀夫はキアリスに戻ります。紀夫は最高責任者としてはOKしましたが、社長は、長年キアリスの力になってくれていた靴屋の麻田さんにお願いしました。大急百貨店の社長の勧めもあってこれを機会に株式会社としてスタートするキアリスです。

けれど、キアリスの働き方が、相変わらず女学生の部活のようなダラダラとした働き方で、紀夫はその働き方を普通の企業のように名前の呼び方や、朝の朝礼など、堅苦しく始めたので、メンバーたちからは不満が出ます。そんな中、キアリスとして売り出す食器セットを、紀夫に相談もなく勝手に決めてしまったことで、紀夫を激怒させてしまいます。

べっぴんさん14週のあらすじネタバレ

べぴんさん14週あらすじとのタイトルは「想いあらたに」新春にふさわしいタイトルですが、潔の考えた坂東営業部の今後が五十八と意見が合わず、さらに五十八は、兄との根深い兄弟げんかが再燃します。一方、紀夫もキアリスの未来を考え始めます。

キアリスの子供服を海外にもと、言う考えの元、英語が得意な明美が海外取引の担当になりますが、商用の英語が全く分からず、すみれの姉ゆりに英語を習うことになりました。

べっぴんさん15週のあらすじネタバレ

べっぴんさん15週のあらすじはタイトルに「さくら」と子供の名前が付くように、この週からすみれの娘さくらが中心に描かれます。高校入学を控えたさくらに、すみれは自分の結婚式の靴を作ってくれた麻田にさくらの靴を頼みますが、職人としての限界を感じていた麻田はそれを断ります。けれどすみれたち家族への思いを込めて最後の仕事としてさくらの靴を作り始めます。

高校に入学したさくら(井頭愛海)は、毎日仕事、仕事の母親に反抗的な高校生になっていました。そんな時、龍一(森永悠希)に誘われてヨーソローと言う店に入り、そこで、ドラマーを目指す二郎(林遣都)と出会い引き寄せられるように、ヨーソローに通うようになります。健太郎(古川雄輝)はそんなさくらが気になり、さくらにつき合って一緒に通います。

べっぴんさん16週のあらすじネタバレ

べっぴんさん16週んぱらすじは「届かぬ心」とタイトルにあるように、だんだんとすみれとさくらの気持ちが離れていくさまが描かれます。大急百貨店での売り上げも伸び、キアリスは、人を新たに雇わないとやっていけない程人気になりました。一緒に働く人選びにもこだわりを持つすみれは、その事でもみんなと相談を重ねました。

そんな時、すみれはキヨからさくらの帰りが遅いことを聞き、問いただしますが、納得のいく答えは返ってきません。そしてさくらが通っているのが、ヨーソローと言うナイトクラブだとわかり、すみれは、心配して、その店まで出向きますが、そこでさくらと対立してしまいます。そしてすみれはそこで、英輔と再会します。英輔はすみれたちのライバルになっていました。

べっぴんさん17週のあらすじネタバレ

べっぴんさん17週はのあらすじとタイトル「明日への旅」です。キアリスの人気も上々で、大急百貨店はイベント時の店の真ん中のディスプレイをキアリスに任せたいと、すみれたちに持ち掛けました。4人はそれぞれの思いをもちより、「女の一生」をそれに係る服や小物をディスプレイして、作ることを考えました。

一方でさくらは、すみれと言い争いになって以降、伯母であるゆりの家に家出していました。すみれにも紀夫にも会おうとしないさくら。ゆりと潔が説得してもだめでした。そんな時にさくらは、片思いの相手二郎が、プロとして東京進出をすると聞いて、一緒に東京に連れて行ってもらおうと考えていました。

べっぴんさん18週のあらすじネタバレ

べっぴんさん18週のあらすじとタイトルは「守るべき物」。順調に進んでいたかに見えた、キアリスですが、キアリスの服を作ってくれていた工場から、廃業の知らせを受け取ります。物作りに対するこだわりのあるすみれは、その工場が作る商品の質にこだわりがあり、理由を五十八と聞きに行きます。するとその工場は栄輔の会社に買収され、もう作ることが出来なくなったと言います。

すみれは、栄輔に協力を求めますが、自分の店のためにはあらゆる手を使ってきた栄輔は、ビジネスライクにすみれの申し出を断ってしまいます。明美は落ち込んだすみれをヨーソローに誘います。そこでこの店で働いていた五月(久保田紗友)が行方不明になったことを知ります。栄輔の店で下働きをしていたのです。二郎の子供を妊娠し、二郎の東京進出への足かせになりたくないというものでした。

ほおっておけないすみれは、坂東の家でせめて子供を産むときまで暮らしてほしいと五月を家に置きます。ゆりから、その話を聞いたさくらは二郎の恋人が五月だったこと、その上五月が妊娠している事を知り、ゆりの家から飛び出してしまいます。

べっぴんさん19週のあらすじネタバレ

べっぴんさん19週のあらすじ、タイトルは「希望」です。二郎が坂東家に来て、さくらもその場にいます。「二郎の重荷になりたくない」そう言って会うことを拒む五月の姿に、さくらは自分が失恋をしたことを知ります。そしてその日もゆりの所に戻ったさくらは、潔から「夏休みの間キアリスで働いてみてはどうか」と提案します。

潔はすみれが、キアリスでどんな働きをしているのか、見ればさくらもすみれの気持ちがわかるのではと言う思いからの提案でした。桜もそれを受け入れ、働き始め、ようやくすみれの気持ちがわかり始めたさくら、すみれとの関係も修復に向かった矢先、五十八が倒れたと連絡が入ります。

五十八は、それからしばらくして、その生涯を閉じました。それと入れ替えるように五月は子供を産みました。二郎は家の事情もあって東京進出をあきらめていました。そんな二郎にヨーソローのママ(江波杏子)は、「引退を考えているので、五月とこの店を継いでほしい」と二郎に頼み、二郎と五月はヨーソローを守ることになりました。

べっぴんさん20週のあらすじネタバレ

べっぴんさん20週のあらすじとタイトルは「旅立ちの時」です。キアリスでバイトをしながら、君枝のようにデザイナーになりたいという思いを抱き、さくらは東京の美術大学への進学を考えていました。それは東京大学を目指していた健太郎と一緒にいたい思いからでした。その一方で、龍一は、冒険家になりたいと言い出し、父(田中要次)に叱られます。

そして長年すみれやさくらの世話を焼いてくれたキヨは、御屋敷時代からの執事だった忠さんと旅に出ることになりました。そんなキヨたちの口添えと旅費のカンパもあって龍一は、父から冒険旅行を許してもらいます。大学合格後、健太郎は、さくらに今までの思いを告白します。今度は思いをみのらせたさくら、3人はそれぞれの新しい道に歩みだします。

べっぴんさん21週のあらすじネタバレ

べっぴんさん21週のあらすじとタイトルは「新世界へようこそ大学を卒業しその後、海外留学で力を付けてきたさくらと健太郎もキアリスの入社試験を受けます。おりしもそれは、キアリスが株式会社になって20年目の記念の年でした。けれどすみれたちは、身内がこの会社に入社することに反対しました。人事部長たちの計らいで、二人は試験を受けることが出来ました。二人の成績はトップクラスで文句も言えません。

そしてライバルだった栄輔の会社は、大手商社からの融資を受けて、更なる飛躍を遂げている事が同じ業界に居るすみれにも伝わってきました。栄輔の会社の繁栄を素直に喜ぶすみれでした。

べっぴんさん22週のあらすじネタバレ

べっぴんさん22週のあらすじとタイトルは、「母の背中」ですが、さくらは希望通り君枝の下ではたらくデザイン部、でも経営に携わりたかった健太郎は宣伝部でした。その中で、さくらは、企画会議でも「ワクワク」とか「涙色」とか具体的ではない漠然とした感想しか、くれないことにいら立っていました。そんな時、創業から20年経って老朽化したキアリス本店が雨漏りで使えなくなりました。

仮店舗で運営する間だけ、若い人たちで自由に考えてやってみてはということになり、さくらたちは張り切りましたが、結果は大失敗です。キアリスに求められているイメージとは違うものだったのです。反対に英輔から任された万博のファッションショーに取り組んだ母たちの頑張りにさくらたちは何かを学びましたが、また二人は両親を驚かせます。

べっぴんさん23週のあらすじネタバレ

べっぴんさん23週のあらすじとタイトルは「あいを継ぐもの」一人っ子同士の二人の結婚宣言にすみれ夫婦も君枝夫婦も驚きました。それでも紀夫は自分が婿に入り名字が変わる事をどう思ったのかを父に聞きました。名前が変わっても受け継がれている愛はかわらないと、紀夫の父は言い、紀夫はさくらを嫁に出すことを決めます。

嫁には出したさくらですが、住むのは坂東家です。結婚してもまだわがままな所が残るさくらです。一方、商社の援助を受け、店を大きくしている栄輔の会社のやり方にも興味を持っている健太郎は、だんだんとキアリスをそちらの方向に持って行きたい様子が見えてきました。さくらは、妊娠し、女の子が生まれた頃、世間はオイルショックの不況を迎えようとしていました。

オイルショックの影響で、商社からの援助が受けられなくなり、栄輔の会社は、倒産してしまいます。社員のために走り回る英輔は、潔の元にもやってきました。どんなに年月が経っても潔は英輔の頼れる兄貴分でした。失意の中にも味方でいる潔と一緒の姿の栄輔は、昔の栄輔のようでした。

べっぴんさん24週のあらすじネタバレ

べっぴんさん24話の嵐は「光の射す方ほうへ」英輔の会社も持たなかったオイルショックの影響で健太郎が考えていたキアリスの企画も縮小されましたが、健太郎はこれが気に入らずに、紀夫にこんな時こそ、積極的にと言います。けれど紀夫は首を縦に振りません。

そんな時に生まれたばかりの藍を囲んで、すみれたちはキアリスのこれまでの歩みのビデオを作ろうと言い出します。健太郎の意見は棚上げされたままキアリスの記念ビデオに夢中になる人たちです。明美はゆりの所での英語の学習を続けていました。そこでかくまわれていた栄輔と久しぶりに会い、キアリスのビデオの脚本を一緒に考えることになりました。

キアリスビデオの制作にかかわっているうちに、健太郎は、すみれたちが大事にしてきたことに気が付きます。大切な人のための「べっぴんづくり」キアリスの本質にきがつきはじめます。そして潔の元で栄輔も再起を図り始めていました。そうして明美との距離も近付いていきます。

キアリスビデオの完成披露のあと、健太郎は、すみれたちの思いの詰まったキアリスへの原点回帰をすみれたちに話します。栄輔も潔の助けを受け再スタートを大急百貨店にて切ることが出来ました。

べっぴんさん25週のあらすじネタバレ

べっぴんさん25週あらすじとタイトルは「時の魔法」です。潔が東京銀座に開いているビルを見つけ、そこで子供の物がなんで揃うキアリスビルにしてはどうかと提案しました。けれど、それを買うために予定位していた君枝の夫の銀行でも、金額が大きすぎて無理だと言われてしまいます。そんな時、栄輔を切り捨てた商社が金を貸すと持ち掛けてきましたが、すみれは断ります。

キアリスらしい歩みで、今できることをするということです。そしてその夢は次の社長になる武や健太郎に託し、紀夫とすみれは引退を決意します。明美・良子・君枝の3人もそれに倣うように若い人たちに任せて見守る方へと動きます。

べっぴんさん26週のあらすじネタバレ

いよいよ最終回の含まれる最終週のあらすじです。最終回のタイトルは「エバーグリーン」です。時間は赤ちゃんだった藍が小学6学年生になるまで進みます。春休み藍は、すみれたちの家に遊びに来ました。紀夫は、藍にカメラをプレゼントしますが、藍はその仕組みを知りたくて、分解して壊してしまいます。幼い頃、すみれは、靴の構造が知りたくて靴をバラバラにしたことがあります。

それぞれに夢や希望に向かう中、明美と栄輔も結婚を決めました。二人の結婚をみんなが祝福したころ、キアリスは35周年をむかえ、すみれの夢だった子供服の総合ビルが完成しました。つながりの中で叶えていった夢に、微笑むすみれです。そして最終回のキアリスのシーンは、創立35周年のお祝い、良子の息子龍一の結婚のお祝いとみんながハッピーになりました。

そして最終回のラストシーンは、ゆりの家族、すみれの家族、さくらの家族での野原へのピクニックです。四葉のクローバーをみつけ、母はなの言葉を思い出すすみれ。「勇気・愛情・信頼・希望」の4つが四葉のクローバーに詰まっているというシーンで最終回は幕を閉じます。

べっぴんさんを見た人の感想や評価は?

べっぴんさんは、最終回まで、いろいろな批判や意見、感想がたくさんよせられていました。こうして、ミスチルの主題歌と共にハイライトシーンを見ていくと、心にしみるシーンがたくさんありました。

お嬢様の中に一人使用人の娘だった明美さんは、本当に悲しい出来事がいっぱいでした。その中で、最終回に幸せな日々がやってきて、ホッとした人も多かったです。

オープニングのタイトルバックには、手芸の好きな人が喜びそうな映像がながれていました。誰かのための物作り、そんなテーマでもあったべっぴんさん。べっぴんさんをテーマした物作りをした人もいます。

戦争でたくさんの未亡人が生まれました。中には夫が死んだと思い、他の男性と結婚してしまったという女性もいました。べっぴんさんも紀夫の手紙がもう少し遅かったら、そんな悲劇もあったかもしれません。戦争という過ちがが繰り返されないことを願った回でもあったと言われています。

べっぴんさんのキャスト一覧

べっぴんさんのヒロイン!坂東すみれ役の芳根京子

朝ドラべっぴんさん主演のすみれ役に選ばれた芳根京子は、TBSの金曜10時「表参道高校合唱部」で誰も知らない主演と言われながら、その爽やかさで見た人の評判が上々だった後に、べっぴんさんの主演が発表されました。「オモコー」と呼ばれたドラマの最終回までの感想はとても高いものでした。そのため朝ドラでの演技にとても期待されていました。

しかしすみれのキャラクターが、なかなか決められず、「なんか、なんかな」とぐずぐずしているとオモコーのキャラクターの違いに戸惑うファンも多かったです。脚本や演出に忠実に演じていただけなので、最終回までの芳根京子が批判される事は無かったのですが。視聴率もいまいちになり、気の毒がられていました。

べっぴんさんの坂東家キャスト

坂東家のキャラクターの最初は父親五十八を演じた生瀬勝久です。ごくせんの面白キャラクターの教頭先生とは違う、威厳のあるここぞというところは、背中で人生を語るようなかっこいいお父さんです。生瀬さんは、比較的面白キャラクターを演じることが多いのですが。べっぴんさんの父親はとても素敵でした。

すみれと励まし合い生きてきた、すみれの一歩前を行くイメージのゆりを演じたのは、蓮佛美沙子です。蓮佛美沙子は、映画・ドラマ・舞台に活躍する女優で遠藤憲一演じる年上彼氏のいる女性を演じた「義父さんと呼ばせて」では、コミカルなキャラクターが話題になりました。シリアスもコミカルも演じ分けることが出来る実力派女優です。

坂東家の母親であり、べっぴんさんのナレーションを務めたのは菅野美穂です。第1週で亡くなってしまう、母親がすみれやその家族・仲間を見守るようなナレーションは話題になりました。菅野美穂は、朝ドラはしらんか!、ちゅらさんで朝ドラの常連でもあります。その都度違う顔を見せてくれています。特に今回の母親のキャラクターは、菅野美穂が出産後だったので、その優しいキャラクターも話題になりました。

すみれの夫紀夫を演じたのは、永山絢斗です。子供の頃からすみれが気になっていて、晴れて結婚し妊娠を告げられたのに、戦争によって家族と引き裂かれました。その為戦争の傷を持つキャラクターで、少し見ている人には情けないキャラクターに見えてしまいました。永山絢斗は、瑛太の弟としても有名で、演技も瑛太に負けない演技をします。

朝ドラおひさまで、主人公の兄を演じ、朝ドラは、2回目の出演となりました。今回と同様に重版出来では、心に傷を負った漫画家をえんじましたが、そちらは鬼気迫るものがあり、演技派であることを見せつけました。そしてドクターXでは、大門未知子の後継者では?と言われる役を頑張りました。

すみれの娘さくらを演じたのは井頭愛海です。一つの事に夢中になると、家族の事も忘れてしまうすみれの背中を見て、お手伝いさんのキヨさんに育てられました。少しわがままで気の強いキャラクターに描かれました。なので批判コメントも多かったです。井頭愛海さんは、その後に出演したドラマでは、気の強い役はもちろん、気弱な生徒の役も演じることが出来る、これからが楽しみな女優です。

すみれの姉ゆりの夫役ですみれの初恋の人潔を演じたのは高良健吾です。堂々としたやり手の実力派の気キャストを演じました。高良健吾も朝ドラおひさまに出演し、永山絢斗と共演しています。ドラマの演技も好評ですが、「苦役列車」「横道世之介」などの演技などで数々の映画賞を受けています。

べっぴんさんのキアリスの仲間キャスト

キアリスの一員であり、女学校の同級生良子を演じたのは、百田夏菜子です。年上の男性(田中要次)と結婚し、いう事を聞かない息子に手を焼きながらパタンナーとして頑張ります。ももいろクローバーZのメンバーで、朝ドラのキャストに抜擢された時は、驚きの声が上がりましたが、安心できる演技力で、最後まで頑張りました。

キアリスのメンバーで女学校の同級生君枝を演じたのは土村芳です。病弱な体質をもちながらキアリスのデザインを引き受けるデザイナーです。息子の健太郎は、すみれの娘さくらと結婚します。土村芳は、雰囲気の柔らかな女優で、目立たないけど、存在感は残せる女優で、「3年A組」「この世界の片隅にの中で」彼女らしい雰囲気を出しています。

べっぴんさんの物作りの場でもあるキアリスの一員である明美を演じたのは、谷村美月です。母マツが坂東家を解雇された後、苦労しながらも英語・看護師資格を取り、すみれの前に現れ、キアリスの一員となる強くてしっかりした女性キャストです。女優としても良い演技をしますが、「サマーウォーズ」などでも評価されています。

君枝の息子で、さくらと結婚し、将来のキアリスの社長となる健太郎を演じたのは、古川雄輝です。強気なさくらの言うがままと言うだらしない感じな役になってしまい、気の毒なキャストです。ネイティブな英語を話せることで、世界を視野に目指せる俳優です。ネットドラマでもあった「いたずらなkiss」では、海外からの人気も高いです。

べっぴんさん前半を引っ張り、のちのキアリス社長になった、靴屋の麻田を演じたのは、市村正親です。すみれにキアリスの元になる店を靴屋に間借りさせ、父親のように4人のキャストを見守りました。

特に親のいない明美に関しては、心を尽くしてました。市村正親は、ミュージカルでは圧巻の実力を持っています。クリスマスの回のラストで、最後にクリスマスソングを市村正親に任せたのは、ミュージカルキャストとしての実力を見せつけてくれました。

べっぴんさんの追加キャスト

後半すみれに反発するさくらの関係で出てくるのが、ヨーソローと言う店です。ヨーソローの店のママを演じるのは、江波杏子です。人生の荒波を乗り越えてきた女性で、常連客の力になっています。任侠映画ではその存在感を発揮していたキャストです。最後までその影響があり、芯の強い女性を演じることが多かったです。2018年10月その生涯を閉じました。

ヨーソローでドラムを叩きさくらの初恋の人二郎を演じたのは、林遣都です。ドラマーとして、プロを目指していましたが、家族の事情でその道をあきらめ、ヨーソローのママの引退の後を継ぎます。林遣都は、人気小説「バッテリー」の映画化で彗星の如くデビューしました。地道に経験を積み2018年「おっさんずラブ」でのキャストで大ブレイクしました。

ヨーソローで働く家出少女五月を演じたのは、久保田紗友です。二郎と暮らしていましたが、妊娠がわかり東京を目指している二郎の足かせになりたくないと言って姿を消します。ホームレス状態の五月をすみれが見つけ坂東家を暮らし始めます。お手伝いさんのキヨの温かさに心を開いていきます。ダンスや音楽などを経験していくうちに女優としての道を進む事を決めたという久保田紗友はこれからの女優です。

べっぴんさんの新しい登場人物は?

後半、すみれの娘さくらが中心となり、のちの夫になる健太郎に古川雄輝。ヨーソローの人たちが新しく登場してきました。その中で描き切れていないキャストについて書きます。

さくらの幼なじみで、良子(百田夏菜子)の息子であり自由人の龍一を演じたのは森永悠希です。子役時代から地道に演技を重ねてきました。バイブレイヤーとしての実力をそなえています。まだまだ若いですが、経験は豊かなこれからが楽しみな俳優です。

中盤に登場して紀夫が戻り、すみれの前から姿を消した栄輔を演じたのは、松下優也で、潔やすみれの店のライバルキャストとして、後半に登場してきます。俳優・歌手・ダンサーとしての多彩な才能で、独自の道の歩みをすすめています。

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べっぴんさんのネタバレ朝ドラまとめ!

朝ドラべっぴんさんは、関西方面では、大人気で皇室御用達の子供服専門店をモデルに、戦中・戦後に学生時代の同級生や同年代の女性が力を合わせて、洋品店を大きく作り上げていくドラマでした。べっぴんさんの視聴者の中には、モデルになったお店の服を自分の子供に着せたという実体験のある人もいました。モデルのお店に思い入れがある分、厳しい批評もあった作品です。

またべっぴんさんの脚本家の渡辺千穂が、妊娠中から出産を経て、出産後の育児をしながらの脚本ということで、説明不足なあらすじの脚本とも言われ、子育てが落ち着いた時期に書いてほしかったという厳しい意見もありました。これは、すみれの姉を演じた蓮佛美佐子も、このセリフでは思いが伝わらないという、直談判をしたと、あさイチで言うくらいのものでした。

キャストたちの頑張りは、感じられるものの、脚本・演出に批判が集まり、視聴者から、嫌われてしまうキャストが出始めたりもして、視聴率も徐々に下がり始めました。それでも暢気で、ほのぼのした雰囲気がいいという人もいて、お話は、ほっこりした雰囲気の中で最終回を迎えました。

実在の人物をモデルに描く朝ドラは、時代背景に戦争が入ることが多く、戦争の悲惨さを伝えながら、それが悲惨になりすぎないように、朝ドラらしく、明るく元気よく描かれていました。この作品の後、芳根京子は、海月姫で、月9に主演、視聴率は低くても視聴熱の取れる女優となりました。芳根京子さんの朝ドラ女優として頑張った「べっぴんさん」の芳根京子もかわいいと意見が多く上がっているので注目してみてください!

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