下剋上受験のモデル・原作者の桜井信一の現在は?感想や実話とドラマの違いは?

下剋上受験は親子の感動ストーリーです!今回はそんな下剋上受験のあらすじから、原作「下剋上受験」の感想、主人公のモデルとなった桜井信一さんの現在に至るまで、紹介いたします。中卒の家系に生まれ、貧乏な育ちの桜井佳織は、進学塾にゆかずに中学受験をして、なんと名門校に合格します。ドラマのモデルとなっているのは「下剋上受験」という書籍です。事実をモデルに書かれたこの書籍の感想も紹介します。現在、受験を控えている親御さんにの意識改革にぴったりなドラマの紹介です。ぜひご覧ください。

下剋上受験のモデル・原作者の桜井信一の現在は?感想や実話とドラマの違いは?のイメージ

目次

  1. 下剋上受験のモデルが気になる!
  2. ドラマ『下剋上受験』とは
  3. 下剋上受験の実話とドラマの違いとは?
  4. 下剋上受験を読んだ感想を紹介!
  5. 下剋上受験のモデルであり原作者の桜井信一まとめ!

下剋上受験のモデルが気になる!

ドラマ「下剋上受験」は中卒、貧乏育ちの親子が進学塾に通わずに中学受験の最難関校を目指すという話です。このドラマには原作になり、モデルとなった娘の佳織や主人公の父親、桜井信一が実際に存在します。フィクションのように思われる「下剋上受験」は実際にこの親子が困難を乗り越え、経験したことです。本記事は、モデルとなった桜井信一の現在についてまとめてみました。また、まだドラマを見たことがないひとに対して、「下剋上受験」のあらすじや登場人物、配役に関しても調べてみましたので、ぜひご覧ください。

ドラマ『下剋上受験』とは

「下剋上受験」というドラマを知っていますか?豪華なキャストで話題になったTBS系金曜ドラマです。ストーリは、偏差値41の女の子が両親と協力して、進学塾にかよわずに中学受験最難校を目指すというもの。2017年の1月に放送されて以来、各所から反響が大きく、多くのメディアに取り上げられてきました。その理由はなによりも、原作者のブログを基にした感動ノンフィクションであるという点ではないでしょうか?本記事では、ドラマ「下剋上受験」の感想や口コミ、原作者の現在まで調べてみました。

ドラマ『下剋上受験』のあらすじ 1/2

集合住宅に暮らす桜井一家は、ガテン系の職業に就く父の信一も妻の香夏子、さらにはその両親も中卒でした。そんな学業とは無縁の一家に生れた一人娘の香織は小学五年生。受験した「全日本統一小学生テスト」では散々な結果が帰ってきます。「娘によい人生を送ってほしい」そんな思いから、信一は娘の香織と最難関校である「桜蔭学園」を受験することに覚悟を決めます。二人三脚の「下剋上受験」が始まるのです。

現在の香織の偏差値は41。対して、志望校の桜蔭学園の偏差値は72!この差を埋めるため、最初は塾に入れようとしましたが「合格するのは結局自分次第」という経営スタンスが納得できません。信一は「親塾」と称して中学受験の参考書を集め、勉強を教え始めます。

中卒の信一にとって勉強を教えることは容易ではありませんでした。そこで、女子大生の家庭教師を雇って佳織に勉強を教えさせ、自分がガテン系の仕事場から帰ってくると自分が家庭教師になって一緒に問題集に挑戦するという日々が続きます。そして佐織が夜眠った後、信一は佐織に教えてあげられるように、小学校の勉強をやり直すという徹底的なサポートが続きます。

「下剋上受験」の見どころ

ドラマ「下剋上受験」の見どころはどういったところなのでしょうか。それは普通の「進学塾に通って→見事合格」というストーリーでは描かれない部分があります。学歴なし、お金なしの親子がどうやって名門校の合格を勝ち取るのでしょうか。そこには、並々ならぬ苦労と葛藤がありました。

①父・桜井信一の葛藤がまざまざと描かれている

娘の佳織の桜蔭学園合格のために、自分の睡眠時間まで削って頑張る父の信一、次第に体と心の体調を崩し始めます。ついには心療内科に通い、薬をもらうようになりますが、それでも、娘のために親塾を続けます。「娘を合格させてやる」という強い意志には、自分自身が中卒がために抱えたコンプレックスがありました。病気になりながらも、勉強を続行する背景には、娘には幸せになってほしいという強い願いがありました。

②公立中学にいまさらいけない!第一志望校を諦める?

猛勉強を重ねてきた桜井親子。受験間近に志望校の桜蔭学園の過去問に挑戦してみると、正解率は50パーセント。合格には届きそうもありません。猛勉強のおかげで41しかなかった偏差値はぐんぐん上り、ほかの市立中学校の合格圏内に入るようになりました。桜蔭学園をあきらめるか?それともこのっま初志貫徹するか、信一は悩みます。また、友達付き合いを絶って勉強に熱中してきた佳織も、いまさら公立高校と友達となじむことができないと思い、第一志望校よりも偏差値が低い中学校を受験することを希望します。

ドラマ「下剋上受験」あらすじ 2/2

信一は初志貫徹して、受験を続けることを決心。けして、桜蔭学園を第一志望校にしたまま、変えないことを決めます。もし、桜陰学園が不合格だったら、通うことになる公立高校とは別の校区に引っ越せばいいと、受験を続行するのです。そして試験当日、二人は受験会場に臨みます。

「一回しかないんだ。佐織の精一杯を伝えてきなさい。諦めるという気持ちをここで捨ててから、試験会場に向かいなさい。今日、この場所にたどり着いたお前を、お父さん、誇りに思うよ」と伝えて、信一は佳織を送り出しました。今まで、頑張ってきたことを思い出し、ぐっと胸をこらえて、手を合わせて祈ります。

受験が終わった後の佳織の顔は笑顔でした。「できたかどうかわからない、けど、精一杯やった」と満足げな表情でした。そして合格発表当日になり、信一と佳織は結果を見に行きました。二人以外の人物も佳織の合格を祝うために、もうパーティの準備を始めています。

結果はなんと不合格。佳織本人よりも信一が落ち込みます。しかし、もしものことを考えて、受験を申し込んでいた私立校は見事合格。猛勉強の努力は無駄にはなりませんでした。桜蔭学園ほどではないものの、名門校に入ることができました。

「下剋上受験」のエピローグ

真一は佳織との「下剋上受験」生活をブログにしてはどうかと、周りに進められて、多くの人に下剋上の奇跡を分かち合いたいと思い、勉強の記録や苦労などをブログに書き始めます。読者からも大変好評でブログはアクセス数は増え続けます。あるとき、そのブログが出版社の目に留まり、「ブログをもとに本を出版しないか」と声をかけられます。本のタイトルは「下剋上受験」です。出版された記念のトークイベントに出ることになった信一は、佳織が受験勉強をどう思ったかとしゃべる声を吹き込んだ音声を披露します。

「私は今、とっても幸せです。勉強は世界が思いっきり変わります。頑張るだけじゃなく、たどり着いてください」との佳織の声に、涙ぐむ信一と香夏子。桜蔭学園には行けなかったものの、「下剋上受験」は親子のきずなを深め、人生を変えるものになったのです。

原作をモデルとした登場人物について

ランドセルを背負う女の子

放送当時は『下剋上受験』主演を演じた子役の女の子は一体だれなの?」という声が多く見受けられました。そこで主な登場人物を役のプロフィールとともに振り返ります。

桜井佳織役の山田美紅羽ちゃん

役柄:信一と妻の香夏子の一人娘。負けず嫌いの元気な小学校5年生。勉強はできるほうだと思っていたが、全国共通テストを受けてみると偏差値は41で、がっかり。信一の熱い説得で受験を決意。

約250人の子役オーディションから勝ち抜いた山田美紅羽ちゃん。ほかに出演している作品では映画「ボクの妻と結婚してください。」に出演していますね。ほかの役柄と比べてクールな役柄多い彼女。今、注目の子役です。

父・桜井信一は阿部サダヲ!

役柄:元不良で中卒。娘への愛情が強く、今後の進路を懸念して中学受験をすすめます。その理由には娘を思ってのこともあるが、自分自身が中卒だったために、立ちふさがる‘見えない壁‘に屈してきた経験があるから。自分の時間を削り、娘の勉強を必死にサポート、意志が強く、難関校に入学させるべく、自分自身も小学校の勉強をやり直します。貧乏でも持ち前の明るさで前向きに生きている。

一度、顔を見たら忘れられない俳優、阿部サダヲさん。今回も元ヤンキーの娘思いのお父さんを熱演しています。映画やドラマで見かけることも多いですが、舞台を中心に活動されています。お父さん役はこれがはじめてではなく、2011年に大ヒットした『マルモのおきて』に主演のお父さん役に抜擢されています。阿部サダヲ自身の人気が急上昇した作品です。

妻の香夏子役は深田恭子さん

役柄:元ギャルで信一と同じように中卒。娘への愛情は信一と同じように強い。最初は「貧乏でも家族みんなが幸せに暮らせばいい」という考えを持っていたため下剋上受験には反対するが、信一と佳織の本気度を目のあたりにして、メンタル面で佳織をサポートする。頼れる母。

2004年に出演した映画『下妻物語』でロリータ少女桃子を演じ、高い評価を得る。小泉今日子、秋吉久美子が歴代受賞者の毎日映画コンクールで主演女優賞を最年少で受賞。また、2012年には大河ドラマ『平清盛』で自身初となるヒロイン・平時子を演じる。勝気な女子、セクシー系、大人女子など、はたまたメルヘン系など幅広く演じる。2018年現在、36歳。男性を中心とし、女性からも人気が熱い。

下剋上受験の実話とドラマの違いとは?

原作とドラマのストーリーの違いはおおむね同じです。ドラマでは娘の佳織は第一希望には受からず、合格した第二希望の名門校に行くことになりますが、原作の「下剋上受験」も同じように、第二希望の大学に行くという流れになっています。

原作のストーリー
序章:絶望と猛追
第一章:こんな場所にいてはいけない
第二章:中学受験というギャンブル
第三章:異常な水準の世界
第四章:本当の馬鹿を理解して欲しい
第五章:父さんは人柱になる
第六章:受験前夜
第七章:「最難関」の本当の意味

第七章は「最難関」の本当の意味というタイトルになっています。原作を読むと、「第一志望に合格できなかったけれど、そこまでの苦労や努力、また挑戦したということが、「最難関」を受験する意味だ」という風に書かれており、原作者の桜井真一さんの強いメッセージがあります。

下剋上受験を読んだ感想を紹介!

読書感想文を書く少年

ドラマ「下剋上受験」の原作である「下剋上受験 両親は中卒 それでもむすめは最難関中学を目指した!」のレビューをご紹介します。この本は各所より高い反響があり、現在受験を控えている親子、また受験を経験した親子などが絶賛しています。レビューより本書の感想を引用させていただきます。

自宅学習組として大変励まされ、とても共感できるないようでした。

自宅学習を続けていくことがどれほど大変なのか、そして大変だからこそ得られる喜びや気づきの数々は、実際に体験のした人でないと決してわからない。

(中略)

フィクションだと思われるほど現実離れした努力の数々は、親が愛情を伝えながらお嬢さんと「共に」頑張ったからこそ、乗り越えることができたのでしょう。私も見習いたいと思います。

(アマゾンレビュー 華子さんが書かれた「机上の空論ではない、愛情あふれる親が子の受験を通して経験したことを書いた本」より)

子供がいると、親の人生も変わる。強制すると子供は勉強しなくなるのは事実。いつやる気を出すか、いつ花が開くか、これは偶然の要素がかなりあるように思う。親ができることは、興味引きそうな種をまくこと、親自身が勉強している姿を見せる、あとは子供の成長を見守ることかな。わたしには、このお父さんみたいに親塾で引っ張ってやれないな。どうしてもリスクを考えてしまう。

読書メーターのレビューより引用 Kyo-204さんのレビュー

下剋上受験のモデルであり原作者の桜井信一まとめ!

桜井信一役を演じた阿部サダヲはモデルとなった実在する桜井信一さんと似ている?

本ドラマで主演の桜井真一役を演じたのは阿部サダヲさん。原作となった「下剋上受験」の著者名も主役の名前と同じ、桜井真一さんですが、阿部サダヲさんと原作者さんは似ているのでしょうか。しらべてみました。

ドラマのモデルとなった桜井真一さんについて

原作者の桜井真一さんは、顔を公開しておらず、また名前に関しても匿名であります。インタビュー記事の写真を見てみても、顔だけはイラスト隠されています。しかし、その体型や風貌、いでたちなどは、阿部サダヲに似ています。

原作者の桜井真一さんは、自分の役を演じることになった阿部サダヲさんについて、「初めてお会いしたとき、この人だったら自分が家でやっていたときのエネルギーのようなものを演じてもらえるだろうなと思いました」とお話ししており、阿部サダヲさんのことを会うまでよく知らなかったものの、「似たような歳のお嬢さんがいらっしゃると話していたので、そのあたりもぴったりです」というように太鼓判を押していました。

気になる「下剋上受験」のモデルとなった原作者・桜井信一さんの現在は?

原作者の桜井真一さんは受験を終えてから、ブログを書いてからどのように生活が変わったのでしょうか。現在はどのようなお仕事をされているのでしょうか。また、娘の佳織さんの現在なども調べてみました。

「下剋上受験」のモデルとなった桜井信一さんが書籍の出版を経て感じた変化とは?

親子二人三脚での受験勉強を経験した桜井真一さんは「ぜひすべき。得られるものが(受験をしなかった方と比べて)違いすぎる」と力説しています。本は匿名で書いているので、出版した時に知人や友人に自慢することができなかったため、生活の上での変化はありませんでした。

「下剋上受験」のコメントには「中卒なのに文章がうまい」というコメントがありますが、それは桜井真一さん自身が、娘が受験する桜蔭学園の作文問題を解いて、文章力があがったためです。文章がうまいのは、勉強を教えるために娘が寝静まったころに自分自身も作文を勉強した結果であると話しています。

「下剋上受験」のモデルとなった桜井信一さんの現在とは?

はてなマーク

原作者の桜井真一さんは現在、学生向けのテキストを監修しており、こちらはドラマの影響もあって一時は在庫切れになっていました。また、「下剋上受験」が受験生の子供を持つ親御さんに大変な意識改革をもたらし、講演会も頻繁に開かれています。桜井真一さん本人に直接質問するコーナーもあるため、講演会の席がなかなか取ることができません。

また、ブログも定期的に更新されており、受験に必要なこと、受験を控える子供を持つ親が考えるべきことの情報が細かく書かれています。こちらも、ドラマの放送があってから、アクセス数が殺到しました。

書籍「下剋上受験」のモデルになった桜井信一さんの娘・佳織の現在は?

本が出版された2014年現在は、娘の佳織さんは中学二年生だったので、2018年現在彼女は高校2年生です。今は大学合格を目指して、勉強に励んでいます。原作者の真一さんは娘の学校生活に支障が出ないように、匿名で本を書き、顔出しをNGにされています。本が出版された当時のトークショーでは、真一さんの顔がばれないように変装を徹底しました。

最後に~桜井信一さんの体験を踏まえて~

勉強する男の子

桜井真一さんは中卒で、そのことで社会的に壁があることを感じていました。娘の佳織には「つらい思いをしてほしくない」という一心で中学受験を始めました。進学塾にも通わず、自宅勉強のみで入試に挑み、結果として不合格ではありましたが、第二希望の名門校には見事合格しました。

そこまでの苦労は並大抵のものではなく、まるでドラマのような「下剋上受験」生活でありました。実話を基にしている「下剋上受験」はこれから受験を控えている多くの家族の意識改革につながっています。また、努力次第で世界が変わるのだと教えてくれるドラマなので、ぜひ見てみてください。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ