越路吹雪物語のキャスト一覧と相関図まとめ!あらすじもネタバレ紹介【大地真央】

「越路吹雪物語」は、56歳で亡くなった越路吹雪の人生を描いています。相関図をみながら、キャストの繋がり、物語のネタバレを含みながら、まとめます。「越路吹雪物語」は、宝塚歌劇団に進学した時に出会った、岩谷時子との出会いも越路吹雪の本名美保子にとってはとても大切な人生のパートナーとなります。キャストも各時代ごとにその役になり切れるキャストが選ばれているこの物語のあらすじ・ネタバレを書いていきます。

越路吹雪物語のキャスト一覧と相関図まとめ!あらすじもネタバレ紹介【大地真央】のイメージ

目次

  1. 越路吹雪物語のキャスト一覧や相関図に迫る!
  2. 越路吹雪物語とは?
  3. 越路吹雪物語のキャスト一覧や相関図紹介
  4. 越路吹雪物語のあらすじネタバレ
  5. 越路吹雪物語のキャスト一覧や相関図まとめ

越路吹雪物語のキャスト一覧や相関図に迫る!

「越路吹雪物語」は、主人公河野美穂子が、歌が大好きというだけで宝塚歌劇団に入り、その他のダンスや日本舞踊の所作などに苦しみながら、宝塚歌劇団の男役スターになり、宝塚歌劇団を卒業して、一人の歌手として、歌いたい歌を愛する人、信頼できる岩谷時子と共に成長していく物語です。

テレビ朝日の2018年1月8日から3月月30日まで、昼の帯ドラマとして、中高年をターゲットとした作品や、キャスト選びで、これまでもテレビ関係者が老人ホームで余生を過ごす「やすらぎの郷」黒柳徹子をモデルにした「トットちゃん」などが放送されました。やすらぎの郷では、中高年の方が親近感を持てる世代のキャストを揃えました。

越路吹雪物語も中高年世代に愛されている歌手でしたが、主題歌を大地真央と瀧本美織が1週ごとに越路吹雪の代表作を歌うという手法で、越路吹雪を知らない世代にも、越路吹雪の魅力を伝えていました。キャストの中でも大地真央さんは、宝塚歌劇団出身のキャストだから心配ないけどと制作が発表された時には、不安視されたもう一人のキャスト瀧本美織も十分な歌唱力で魅了できる歌を歌えるキャストでした。

越路吹雪物語とは?

越路吹雪物語の作品情報

「越路吹雪物語」は、テレビ朝日系列で2018年1月から3月末まで放映されたお昼の帯ドラマです。現在、越路吹雪を演じた大地真央・瀧本美織が歌った番組主題歌を交代で歌っていたCDは、カラオケ部分もついて発売中です。DVDは出ていなくて、配信がテレビ朝日動画・Amazonプライムビデオ・ひかりTVなどで全59話配信中です。

越路吹雪物語の原作はある?

原作としての本はありません。脚本家龍居 由佳里(たつい ゆかり)の脚本です。しかし「越路吹雪物語」は岩谷時子と出会ってからのドラマは、岩谷時子との二人三脚で、越路吹雪が動いていることから、岩谷時子が書いた「夢の中に君がいる」など越路吹雪の人生を書いた本は参考にしているのでは?という意見もあります。

「越路吹雪物語」ではあるけれど、越路吹雪と出会い、人生を越路吹雪中心のマネージャーとして、作詞家の仕事をしながら献身的に、姉のように尽くす様子も描かれていることから、「岩谷時子物語」でもあると言う意見もありました。ネタバレになりますが、岩谷時子さんのご両親の仲の良さのあらすじを丁寧に描いている点からも「岩谷時子物語」でもあると言われる理由です。

越路吹雪が単身パリに留学した時の、日記のエピソードなど、マネージャー兼親友の岩谷時子だからこそかけたあらすじやネタバレな内容もドラマには盛り込まれています。

龍居 由佳里さんは、「星の金貨」(酒井法子主演)やピュア(和久井映見主演)で話題になり、今回のような実在の人を描いた脚本を手掛けています。飯島愛さんが書いた本を元に飯島愛さんの芸能界デビューまでの描いたドラマ、川島芳子の人生を描いたドラマ、中国の最後の皇帝愛新覚羅溥傑についても書いています。

越路吹雪物語のキャスト一覧や相関図紹介

越路吹雪物語の相関図

「越路吹雪物語」では、子供時代には、片桐八重子との友情、美保子のブローチを投げて美保子が死にかけるいじめっ子を大介との大人まで続く友情を描いています。子供時代の友達は戦争により引き裂かれ八重子は帰らぬ人になり、大介は兵隊から戻ってくるなどの物語のあらすじが描かれています。キャストも[NANA2」「海を感じる時」の市川由衣などキャストも実力派を揃えています。

宝塚歌劇団への入団試験の日にであった岩谷時子との出会いから、一生の友になっていくまでの二人の繋がり、新潟にいた頃の大切な友達の八重ちゃんとの事。ネタバレすると八重は、お金を融資してもらうために嫁いでいくと言う話を美保子に話しに来て、その後満州に行くと言う哀しい別れを美保子は経験します。宝塚歌劇団での苦労や華やかなステージの話、恋の話もありました。

相関図の真ん中に赤い枠で囲まれている河野美保子と岩谷時子。愛し合う二人は、赤い糸で結ばれているといいますが、美保子と時子の間にもそういう太いつながりがあるのではと思う人生のあらすじがあります。ネタバレすると、芸能人:越路吹雪の誕生から、息を引きとるまでを描いています。岩谷時子もそうですが。宝塚音楽学校時代の同級生や下級生は、実際にいた音羽信子・月岡夢路が出てきます。

宝塚歌劇団を退団し、岩谷時子をマネージャーとして引き抜いた後には、相関図には書いてありませんが、美川憲一などが実名で出演したりします。越路吹雪の現役で活躍する時代を応援していた世代には、もっと懐かしい名前もあらすじの中にたくさん出てきます。ネタバレした時若い世代にはわからなくても、越路吹雪の歌に直接癒された人には嬉しいキャストも多いです。

河野美保子=越路吹雪 役/大地真央・瀧本美織・岩淵心咲

「越路吹雪物語」の中で一番キャストの多い相関図の越路吹雪こと、河野美穂子(内藤美保子)を演じたのは、宝塚のトップスターから女優となり実績を残し続けている大地真央。宝塚時代の劣等生だった美保子を演じたのは、朝ドラ「てっぱん」で大きく知名度をあげた滝本美織、2007年09月10日生まれの子役岩淵心咲が演じました。

「越路吹雪物語」の相関図でのキャスト紹介では可愛いおさげ姿の小学生を演じた岩淵心咲は、子役として実績を重ねているところです。ミュージカル舞台赤毛のアンのアンの役や、不思議の国のアリスのアリス役を頑張っています。美保子の小学生なりに起こるあらすじを見事に演じました。

「越路吹雪物語」の美保子役キャストの中で一番長い時間美保子を演じたキャストは相関図の美保子役の真ん中、滝本美織です。後半の人生の大地真央と比べて、歌やダンスは大丈夫なのかと心配されました。歌が大好きな美保子、でも他のダンスや日本舞踊は未経験というあらすじのキャラクターなので、瀧本美織というキャストがぴったりでした。

瀧本美織は、NHK朝ドラ「てっぱん」のヒロインで一躍有名になりました。その前はダンスボーカルグループに所属していましたが、解散後には女優として頑張って朝ドラヒロインをいとめました。その後ガールズバンドを組みますが、こちらも現在は解散しています。多彩な才能を武器に地道な活動をしています。

「越路吹雪物語」で越路吹雪を演じつと言って違和感を持たれなかったのが、大地真央です。宝塚の男役スターで、退団後も光り続ける大地真央は、越路吹雪にぴったりと言われていました。シャンソンの魅力に取りつかれたようにパリに単身向かい、素直だからこそ、わがままに見える役から晩年までを演じました。

華やかなシャンソン歌手から晩年を演じた大地真央さんは宝塚の男役スターでした。退団後は、ミュージカルの舞台をメインにテレビ・映画で活躍されています。芸能界でも大地真央さんを慕う人も多く、神田沙也加さんは芸能界のママと慕い、フィギュアスケートのメダリスト浅田真央さんの名前は、大地真央さんから名前をもらったと浅田真央さんが言っていました。

岩谷時子 役/木南晴夏・市毛良枝

「越路吹雪物語」のあらすじ・ネタバレの中で、もう一人の主役とも言われた岩谷時子を演じたのが木南晴夏、市毛良枝です。一見するとわがままで、ラブレターの橋渡しを2回もさせて、わがままに見える越路吹雪/河野美保子を支え続けた女性で、女として男よりも生涯の伴侶として越路吹雪を選んだのではとも言われていました。

相関図の位置も、美保子との双璧と言った形で並べられていて、それも当然として受け入れている意見も多かったです。越路吹雪は、岩谷時子が居なかったら、誰かに潰されていたのでは?という意見もある程の働きをしていました。相関図の真ん中にふさわしい女性です。

演じたのは、瀧本美織が美保子の間は、木南晴夏、大地真央を演じている時には、市毛良枝が演じました。どちらも一般からの好感度が高い女性で、木南晴夏さんが玉木宏さんと結婚した時に、木南晴夏さんの悪口がない!とネットでも話題になりました。結婚したい男性に選ばれるような俳優さんの結婚は、相手が思い切り叩かれる前例があるからですが、木南晴夏は誰からも愛される女優です。

どんな時でも、越路吹雪を支え続けた岩谷時子。越路吹雪の晩年、生きてほしいからこそ厳しく接した岩谷時子を演じた市毛良枝は様々なドラマで、名わき役として優しい母親や厳しい上司など、芯のある温かい役を多く演じています。趣味のトレッキングでは協会の理事をされています。

内藤法美 役/長谷川純・吉田栄作

若い日の内藤法美と越路吹雪の晩年を支えた頃とで、違和感が一番なかったと言われたのが、長谷川純と吉田栄作のバトンタッチでした。作曲家であり編曲家。ピアニストとしても一流。ラテンバンド『東京キューバン・ボーイズ』のメンバーだた頃、越路吹雪と出会い、その仕事が忙しく、越路吹雪の誘いを断っていました。

けれど、越路吹雪の熱意に負け、編曲・演奏を手掛けるようになりました。そして恋、結婚と続き、晩年の越路吹雪であった美保子をみとります。若き日の内藤を演じたのは、長谷川純さん、ジャニーズ事務所のタレントで主に舞台を活躍の場にしています。

キャストのバトンタッチで内藤を演じたのは吉田栄作。80年代を代表する俳優で「もう誰も愛さない」では多くの話題を集めました。その後単身アメリカに武者修行ののち日本に戻り、俳優を続けています。

河野益代 役/濱田マリ

長女の真佐子が病弱だったため、付き切りになる事が多く、他の子供達に申し訳ないと思って過ごしていた母、けれど子供の未来の為には、苦言も言います。はじめは美保子の宝塚への入学も反対していました。ガンの為に、美保子のリサイタルが行われている時間に亡くなり、何も知らなかった美保子は、がんの検診の必要性を感じ、それからは父と一緒に受けるようになりました。

美保子の母親役を演じている濱田マリは、最近ではすっかり女優として、お母さん役や口うるさいけど面倒見のいい近所の人役を朝ドラで演じるようになりました。デビューはモダンチョキチョキズのボーカルとして歌っていました。

河野友孝 役/尾美としのり

どんな時でも、美保子に優しいお父さん役を演じたのは尾美としのりさんです。母親と離されて、兄弟の中でただ一人寒さの厳しい新潟に連れていかれた美保子が、明るく元気でいられたのは、このお父さんの力もあるのではと言われたほどです。美保子が天真爛漫の明るさは、いつでも絶対的な味方の父親の存在があったらだと言う意見もあります。

相関図の中では、左隅にいますが、あの位置からでもみんなを照らしているそういう存在です。「越路吹雪物語」の中で、演じたのは、尾美としのりです。最近ではすっかりお父さん役が身につき、朝ドラ「あまちゃん」でのお父さん役もわだいになりました。子役としていろいろな役を演じる中、大林信彦監督の作品にたくさん出ています。

特に小林聡美さんと体が入れ替わってしまう「転校生」で、一気に知名度が上がりました。原田知世さん主演の「時をかける少女」で安定した人気を獲得しました。その後はドラマや映画の脇を固める役が多く、安定感のある演技で、安心できるとも言われています。

河野真佐子 役/渡邉このみ

美保子の姉。病弱で入退院を繰り返しているため母が真佐子の世話に追われていました。演じたのは、朝ドラの常連子役で「まれ」「べっぴんさん」では主人公の子供時代を演じ、「西郷どん」では、西郷の3人目の妻となる西郷糸の子供時代を演じていました。

岩谷雄三 役/佐戸井けん太

心臓病の為、働けなくなった父親。時子はそんな父親の為に働き家計を支えています。父は時子に感謝しながら、亡くなります。そんな時子の父を演じたのは、佐戸井けん太さん、「越路吹雪物語」のような温厚な父親から、影の黒幕のような悪い役までこなす名脇役です。

岩谷秋子 役/原日出子

「越路吹雪物語」の中での癒しのキャストだった時子の母秋子、キャストが木南晴夏から市毛良枝へと変わっても秋子のキャストは、原日出子のままでした。秋子の人生のあらすじ・ネタバレをすると、夫婦愛のとても素敵な女性で、娘も結婚はしなかったけれど、配偶者よりももっと強い絆の美保子と出会い、もう一人の娘である美保子にも見送られる役でした。

相関図の位置が、美保子の両親と並んでいるのは、美保子にとっては、実の両親と引けを取らないような、そんな存在でもあったことを示していると言われています。演じたキャストは、原日出子さん、秋子が夫との役を仲睦まじく演じていました。原日出子さんも夫の渡辺博之さんとの仲の良い話題のニュースがテレビなどで取り上げられています。

片桐八重子役/市川由衣

「越路吹雪物語」の中で市川由衣が演じたキャストは、越路吹雪物語のあらすじ・ネタバレの中でも一番切ない女性キャストでした。成績もよく、勉強もできたのに家が貧しかったことから家の手伝いで学校にも満足に行くことが出来ず、家から離れた就職先で暮らしたり、見も知らぬ男の元に嫁いでいき、戦争に巻き込まれ、満州から帰る途中に死んでしまう役のあらすじだけでも切ない役です。

物語のあらすじ・ネタバレでは紹介できませんでしたが、美保子の舞台をずっと見たがっていましたが、それも叶いませんでした。しかし満州で巡り会った男性はとても素敵な人で、大切にされ温かい家族だったようです。美保子と内藤の恋の噂が騒がれた時に、美保子のリサイタルを子供達と見に来た夫によりその様子が伝えられるシーンがありました。

市川由衣は、「海を感じる時」の演技では、裸になるシーンも体当たりで演技し、多くの人の絶賛を浴びました。プライベートでは大泉洋たちが所属するチームナックスのメンバーである戸次重幸と結婚し、子供も生まれています。心の機微を演じるのが必要なキャストとして大切な女優です。

越路吹雪物語のあらすじネタバレ

「越路吹雪物語」はあらすじをたどると、大きく子供時代・宝塚時代・シャンソン歌手としての時代に別れます。3つの時代ごとに主役クラスの俳優が変わる構成のあらすじ・ネタ場でになっています。相関図もその時代をわかりやすく作られています。

子供時代のあらすじ・ネタバレ

「越路吹雪物語」は、河野美保子の人生と、美保子に関わってきた人たちの人生も取りあげた物語です。美保子は病弱な姉と、幼い弟と両親と暮らしていました。そんな時父親が新潟に転勤になり、母親一人で3人の子供を育てるのは無理だと判断した父親と一緒に美保子は、新潟に行くことになりました。

小学校では東京から来たと言う事で始めは浮いていた美保子です。けれど元々、元気で人づきあいのいい美保子は、貧しい家庭の八重と知り合って仲良くなってからは、他の女子とも仲良くなれました。

大介をはじめとした、男子たちからは、からかわれたりして、父が買ってくれたブローチを川に投げられたりして、それを雪が降り始めた中美保子が探していていつまでも帰らず、大騒ぎになったこともありました。美保子は無事発見されましたが、寒い中でいたため、数日間寝込んでしまいます。大介は自分のせいだと責任を感じ、必死で探し美保子に届け仲直りします。

そんな美保子(瀧本美織)も高等女学校に通うようになり、家が貧しくて学校に通えない八重の為に毎日、飛んで帰り、教科書を見せます。この頃の美保子の悩みは、勉強がみんなに追いつけない事。ある日学校から連絡が来て、春に進級できないと言う知らせをもらいます。そんな時に宝塚音楽学校の募集を知り、歌が好きというだけで受験します。

宝塚を受験した美保子は、周りの受験生と自分との差に驚きます。歌だけは自信があった美保子ですが、他の人はダンスも日本舞踊も見事にこなします。ダンスも、日本舞踊もその場で初めてであったような美保子は、絶対に落ちると思い父と受験会場を後にします。

その帰り道、偶然言葉を交わしたのは、のちの美保子の人生に大きくかかわってくる岩谷時子と出会います。時子は子供の頃から宝塚が大好きで、大学の文学部を卒業後の相談に、宝塚の書籍を扱う文芸部へ訪問していたのです。

諦めていた美保子に宝塚音楽学校から合格通知が舞い込みます。美保子の歌の実力を落とすには惜しいと伊藤(中村俊介)が他の先生に掛け合ってくれての合格でした。喜ぶ美保子でしたが、合格後は大変でした。歌うこと以外はすべて落第点。進級も危ぶまれましたが、友達たちの協力により、なんとか踊りのテストに合格して、進級を果たします。

なんとか落第を逃れた美保子は、先輩の幸子(音月桂)から呼び出されます。幸子も落第しそうになったのを「伊藤先生の励ましで頑張れて今は舞台に立てている、あなたも頑張りなさい、劇場でまっている」そう言われ、ますます頑張る美保子です。そんな時、文芸部に配属になった時子と久しぶりに話をして、仲良くなります。

2年生になって、自分の芸名をみんなが考えている時、美保子は父からの手紙を待っていました。父から送られて来たのは芸名新潟の越の国からとった越路、そしてあのブローチ事件の時の吹雪。どちらも美保子にとって大切な思い出の名前「越路吹雪」が決まりました。

時子は先輩の森(崎本大海)からいろいろ注意されながらも頑張って仕事をしています。そんな時子にサインを考えてほしいとか言いに来る美保子。生徒を特別扱いしてはいけないと、森に叱られながらも、甘えてくる美保子をほっておけない時子です

その頃の美保子は、喫茶店で見かける大学生に片思いしていました。ただ見つめるだけの恋。そんな可愛い恋をしている美保子の元に、幼なじみの八重が遊びに来ました。美保子の舞台を見たいと言っていた八重でしたが、休みが上手く取れなくて、しかたなく学校や喫茶店を案内する美保子。その夜八重から聞かされたのは、八重のお嫁入りの話でした。

貧しい八重子の家の都合で、八重子の結婚が決まり、八重子は満州に行ってしまうと言うのです。はじめは結婚について明るく話す八重子でしたが、本当はあったことも無い人との結婚は怖いと言って泣き出す八重子。ネタバレすると、のちに美保子はこの男性と会いますが、とても素敵な人でした。

美保子が幼い頃からの親友と離れてしまう事を悲しんでいる頃、美保子も遊びに行ったことのある時子のの家では、時子の父が最期の時を迎えていました。葬儀には、美保子も文芸部の森などもさんれつしました。葬儀が落ち着いた頃、仕事に戻る時子は、前に森とけんかしたこともあやまります。

美保子とも喫茶店で話をする時子、その時美保子の憧れの帝大生が入ってきて、婚約者がいる話をします。美保子の恋は、何も告げないままに終わってしまいました。「越路吹雪物語」の中で青春時代の流れの中の別れの辛さをキャストに感じさせる週でした。

宝塚音楽学校を卒業し美保子の同級生、音羽信子、月岡夢路は人気が出始めるが、美保子はまだまだでした。でも美保子は焦ってはいません。そんな事よりも戦争という暗い足音が頑張るキャストたちに暗い影を落とします。美保子もやっと大きな役が回ってきたのに、戦争のいろいろな統制によってそれもなくなってしまいました。

そんな上映されない舞台の中には、宝塚の脚本家である庄司(駿河太郎)が美保子の為に心を込めてかいたものがありました。その話と共に美保子にプロポーズした庄司でしたが、美保子は、時子に相談した結果、舞台を選ぶことを伝えます。時子も一緒に仕事をしていた森も徴収されることになります。戦争により「越路吹雪物語」の相関図から消えていくキャストも増えてきました。

戦争が終わり、劇場も宝塚歌劇団に戻ってきて、キャストたちは、舞台に再び立てることになりました。美保子はその舞台の上で、うなぎのぼりに人気が出てきました。そんななか、宝塚の後輩の中には、宝塚をやめて、映画の世界に羽ばたいていくものも出てきました。給与額を聞くと、美保子が驚くほどの金額を後輩はネタバレしてくれます。

美保子の中にも、外へ羽ばたいていく思いはふつふつと湧き上がっていました。美保子は時子に相談し、理事長(宇梶剛士)に宝塚を卒業したいと申し出ます。美保子は今や宝塚の看板スターです。しばらく待ってくれと引き留められ、時間を待つことにしました。

そんな時、幼なじみの大介から、八重子(市川由衣)が満州から戻ってくる途中で亡くなったことを聞かされます。結婚前に心細さから泣いていた八重子、それでも希望をもって満州に行った八重子を思って、一晩中泣き明かした美保子でした。

宝塚に引き留められた美保子ですが、美保子の希望も聞き入れて、美保子は映画デビューも果たします。男役としての動きが問題になってなかなかOKが出なくて苦労します。そして理事長からも卒業の許可を得、美保子が東京に出てやっていくために、時子に頼み込んで、マネージャーになってもらい、時子と時子の母(原日出子)と3人で東京に出てきました。

映画プロデューサーであり、事務所の社長(デビット伊東)の元に行き、そこに所属することになりました。ある日、シャンソンの舞台に穴が開き、急遽美保子はそこで歌うことになりました。歌う歌は「愛の賛歌」フランス語がわからない美保子の為に急遽時子が訳して歌詞にします。「越路吹雪物語」の新たなスタートの一歩は、岩谷時子のデビューでもあります。

シャンソンを歌うことに、心震わされた美保子は、社長に頼み込んで、単身パリへの長期研修旅行を願い出ます。時子の説得により、美保子はパリで、エディットピアフの美しい歌声に触れ、自分の目指すものを見つけて日本に戻ってきます。

日本で日本のシャンソンを歌いたといい、シャンソンのリサイタル開きます。その時に、その舞台を作る真木に恋をします。時子にラブレターを託します。その告白は、成功するのですが、付き合っているうちにすれ違いなどから、二人の恋は終わりを告げてしまいます。美保子は時子の家に行き、時子の母に慰められます。

けれど心の傷は簡単には言えず、スペインに行きその旅行の中で、自分の歌には何かが足りないと言う子ことに気が付きます。そんな時、あるスタジオから聞こえてきたピアノの音、これこそが自分の求める音だと、美保子は、内藤(長谷川純)に頼み込みますが、内藤はなかなか首を縦に振りません。けれど美保子の強いアタックについに折れ、編曲をしてくれます。

美保子は自分の家を建て、ピアノもある部屋をつくります。そして時子にまたもや、ラブレターを渡してもらい恋の橋渡しをしてもらいます。音楽でつながる内藤と美保子は、お互いに 惹かれあって交際が始まりました。美保子の仕事も毎回リサイタルは評判を呼びます。それでも出演前には、時子のおまじないのような言葉がなければ舞台に出られません。

シャンソン歌手時代のあらすじ・ネタバレ

美保子と内藤は、音楽上のぶつかり合いがあり、内藤はしばらく美保子のまえからきえてしまいます。「越路吹雪物語」のキャストはここから、美保子は大地真央に変わり岩谷時子のキャストは市毛良枝になり、内藤のキャストは、吉田栄作が演じます。

美保子の前に姿を現さなくなった内藤(吉田栄作)、美保子(大地真央)は、内藤の行方を案じるが、分からないまま時が過ぎていきます。ネタバレすると、内藤はこの時仕事で海外に出かける用事があり、それを美保子に伝える前にケンカになってしまい、言えないまま、外国で仕事をしていました。

「越路吹雪物語」の「二人の恋は終わったのね」という越路吹雪物の歌の歌詞のように内藤と美保子の関係は終わるのかに思えたが、外国で内藤が怪我をしたと聞いて、美保子は、駆けつけます。ケンカはしていたけど、お互いへの思いが消えたわけではなかった二人です。「越路吹雪物語」の大きな転換点になる内藤と美保子の結婚は、ケンカから始まり、内藤の怪我、愛情の再確認で実を結びました。

美保子の結婚生活は順調、美保子の為のシャンソンの訳詞を書いていた岩谷時子(市毛良枝)の仕事もあちこちから作詞のファーが来て、美保子は、時子の体を心配します。けれど時子は「自分は越路吹雪のマネージャーであることが第一の仕事である」と言って、仕事をセーブしようとはしませんでした。

当時の岩谷時子のネタバレをすると、当時のアイドル的な人気だった加山雄三の歌の歌詞を書いたことから、岩谷時子はそれが爆発的なヒットになったことで作詞家として脚光を浴びていました。「お嫁においで」「旅人よ」「夜空の星」「蒼い星屑」と、今でもカラオケで歌われる曲が沢山です。

お互いが大切だからこそ、言わなければと言う想いがケンカになり、二人の間は少しギクシャクし始めてしまいました。そんな朝、いつもタクシーで迎えに来る時子から「今日はいけないから一人で行ってほしい」と連絡が来ます。時子が居なくて心細い思いをしている美保子に「時子さんが越路吹雪に文句を言っていた」と言って来るものもいます。

ネタバレすると、勝手な憶測で時子がそんな事を言うわけがないと言うのは、美保子が十分にわかっていることなんですが「越路吹雪物語」の中で何度も出てきたきちんと向き合って話さないと誤解は解けません。それを家に帰って愚痴ったときに内藤から言われて、時子に電話するのですが、誰も電話に出ません。

時子の家には、足を悪くして自由に出歩けない母親秋子(原日出子)がいるはずなのに。ネタバレすると、時子が迎えに行けなかったのは、この秋子が理由でした。電話に出ない事を心配して美保子が時子の家に駆けつけると、秋子が入院していた事を、近所の人に聞かされます。

すぐに、病院に駆けつけ時子になぜ言ってくれなかったのかと説いたし、時子の頬を打つ美保子。秋子は、宝塚にいた頃から第二のママとして美保子も慕っていたほどの間柄でした。時子は内藤と幸せな家庭を築いている美保子に余計な心配をかけたくないと言う想い、美保子は頼りにしてもらえなかったと言う悔しい思い。どちらも二人が大切だからこその思いです。

そんな時、時子は過労で倒れてしまいます。心が通じ合っているせいか、美保子も心配の心労も重なって二人共倒れて目が覚めた時に二人で並んでベッドにいました。二人でゆっくりと語り合う、時子と美保子。二人にはこんな風にゆっくり語り合う時間が必要でした。誤解も溶けます。

相関図の中では大きく出ている美保子の母でしたが、秋子の方が、美保子の人生に大きくかかわっているようで、美保子の母益代が亡くなったのは「越路吹雪物語」の中では、あっさりと描かれました。身の回りでガンで亡くなる人が増え、美保子は父と一緒にがん検診に出かけます。

もう少し先になりますが、秋子の危篤の知らせは、美川憲一(本人役)美保子が紅白の相談をしている時に来ました。「越路吹雪物語」は、あの芸能人は誰が演じるのだろうと言うキャストを本人が演じる事もありました。次にでるゲストキャストが楽しみなドラマです。

父友孝(尾美としのり)もまたガンで美保子の身とを離れる時が来ました。「越路吹雪の名前は俺がつけたんだ」と、周囲に自慢し、落第しそうな美保子に、高塚受験をすすめ、母が反対してもずっと味方でいた父の死。暖かい雰囲気の父を演じたキャストが、また一人ドラマからいなくなっていきます。「越路吹雪物語」は、わがままに見える美保子を無償の愛で愛するキャストによって包まれていると言う意見もあります。

両親をあっという間に続けて亡くした美保子を慰めようと、時子は、浅利慶太の所へ連れていきます。浅利の舞台は、この頃とても人気で話題になっていました。舞台演出家浅利慶太いう新キャストとの出会いで、美保子は、父の死を乗り越えて仕事に向き合っていきます。

そして美保子は、時子と内藤に自分がガンになったら、告知してほしいと、二人に頼みます。実は美保子は、父がガンであったことを知らされていませんでした。この時代ガンはかかったら死ぬ病気と思われていました。なので本人は癌であることを知らないまま死ぬケースが圧倒的に多かった時代です。

仕事の方は、浅利慶太の舞台に出たいと言うのは、美保子が契約していた東宝との問題がありましたが、なんとか、一緒に仕事ができることになりました。内藤も作曲家として名前が知られ始め、美保子は越路吹雪、内藤法美、岩谷時子の3人でレコードを出さないかと話になりました。そしてその出来上がった「イカルスの翼」の曲で長年出ていた紅白を卒業します。

入院していた時子の母の容態が悪くなり、美保子も病院に行きます。宝塚にいた頃はお母ちゃんと言って甘えていた時子の母の死は、美保子にとってももう一人の母。意識がなくなっていた秋子が美保子が来た事で、意識を取り戻し美保子と最後の会話をして旅立ちます。秋子にとっても美保子は心配なもう一人の娘だったのです。

秋子の死のあと、美保子は、パリに一人旅をした時に影響を受けたエディットピアフというキャラクターを題材にリサイタルを行います。そして、そのリサイタル終りに、美保子は今までの越路吹雪を卒業して、今度は演技をしたいと言いだします。重厚な演技で知られる宇野重吉に相談し、越路吹雪と米倉斉加年との二人のキャストによる芝居「和風コメディ」を成功させました。

新たな「越路吹雪物語」の舞台に関わっている間、習慣にしていたがん検診をお休みしていた美保子、二人舞台の後半から体の不調を訴えはじめていました。内藤にはいつもの痛みと違うと言っていた美保子、検査をするとその病気はガンでした。けれど内藤も時子も美保子の心のケアを考え「幽門狭窄」という病気だと、嘘をつきます。

少しでも長く生きてほしいから煙草を禁止する時子、残り少ない時間好きなことをさせてあげたい内藤。二人の間に言い争いが起こります。けれど、そんな争う時間も惜しいほどに、美保子の時間は残り少ないものでした。内藤に「法美さん、コーヒーを」そう言った美保子。ここからの幻想的なシーンは、美保子の人生の終りに繋がります。

「越路吹雪物語」の終りを告げるように、美保子は舞台へと歩みを勧めます。客席には3人の美保子を演じたキャストが相関図のように並んで座っています。人生のあらすじをたどっていく作業のように美保子が歌う「愛の賛歌」輝くようなリサイタルの風景から、美保子の56年の生涯の幕が下りたシーンが展開します。

家族以外は入れないと言う最期の時の病室から出されそうになる時子、内藤は「その人は家族です」そう言って、美保子を見送り「越路吹雪物語」は終わりました。

越路吹雪物語のキャスト一覧や相関図まとめ

「越路吹雪物語」を通じて、一人の女性の人生を見ることが出来ます。純粋に自分の進む道を必死に生きる姿は、わがままにも見えます。けれど心に嘘が付けない女性だから、心のママに真直ぐに生きた結果です。

河野美保子の人生の相関図のネタバレ・あらすじの中で、言い争いやケンカはしても美保子という女性を嫌う人はいなかったようです。岩谷時子が生涯のパートナーとして選びたくなったこともわかると言う意見も多かったです。

出演するキャストも芸能人の名前も沢山出て来てそれぞれのキャストが生き生きと演じていると言う評価も高いドラマでした。いろいろな媒体で配信されているドラマを見る時に、美保子や時子などの青春、脇に回った芸能人にも注目すると興味深いドラマです!

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