トットちゃんのキャスト一覧・相関図まとめ!あらすじや原作も紹介【昼ドラ】

黒柳徹子さんの半生を描いたテレビ朝日系列の昼ドラ、トットちゃん。全60話の中でどんどん時代が変遷していく為、そのキャストは非常に豪華かつ、人物も多いです。その分キャストが多いのでなかなか把握できないという人も多くなっています。今回は昼ドラトットちゃんに出演したキャストを演じた登場人物の相関図と共に一覧にしてまとめていき、あらすじや原作に関しても一覧にしてまとめて紹介していきます。

トットちゃんのキャスト一覧・相関図まとめ!あらすじや原作も紹介【昼ドラ】のイメージ

目次

  1. トットちゃんのキャストが知りたい!
  2. トットちゃんとは?
  3. トットちゃんのキャスト・相関図一覧
  4. トットちゃんのあらすじ
  5. トットちゃんを見た人の感想や評価は?
  6. トットちゃんのキャストまとめ!

トットちゃんのキャストが知りたい!

テレビ朝日系列の新しい昼ドラ枠、帯ドラマ劇場。その第2弾として放送されたのが黒柳徹子さんの半生を題材にしたドラマ、トットちゃんです。「半生」を描くドラマなので実に多くの登場人物が登場し、中には黒柳徹子さんと交友の深い芸能人も名前そのままに登場します。もちろん本人が演じているわけではありませんがこれまで知らなかった関係を知る事もできます。

今回はドラマトットちゃんに出演したキャストをそれぞれが演じた役所と合わせて相関図なども用いながら一覧で紹介していきつつ、ドラマトットちゃんのあらすじや原作についても紹介していきます。

帯ドラマ劇場『トットちゃん!』|テレビ朝日

トットちゃんとは?

ドラマトットちゃんの具体的な中身について触れる前に作品の概要的な部分を紹介していきます。

トットちゃんの作品情報

ドラマトットちゃんはテレビ朝日系列で新設された新しいお昼のドラマ枠、帯ドラマ劇場の第2作として製作されたドラマです。月曜から金曜の12:30分から12:50分という20分枠の中で10月から12月の間、全60話に渡って放送されました。

清野菜名さんと松下奈緒さんのW主演でドラマ化されたトットちゃんはちょうど放送される時間がテレビ朝日系列の長寿トーク番組で、トットちゃんの題材である黒柳徹子さんが司会を務める、徹子の部屋とも連動する形で「徹子(トット)の前は徹子、徹子の跡は徹子(トット)」というキャッチコピーでCMを挟まない形で放送されました。

トットちゃんに原作はある?

最近では多くのドラマで小説や漫画を実写ドラマ化する手法が使われていますがトットちゃんには明確に原作というものは存在せず、脚本を務めた大石静さんが全編を手掛けています。しかし完全に0から描いたわけではなく、原案として黒柳徹子さん自身が記した自伝、「窓ぎわのトットちゃん」を採用するなどして製作されました。

「窓ぎわのトットちゃん」は小学校の教科書にも採用される程に著名な史書として、大ブームを起こしたノンフィクション作品です。1981年に発売された本書は、「戦後最大のベストセラー」として称される程の作品になっています。

トットちゃんの主題歌

いまやドラマとは切っても切れない関係にある主題歌、トットちゃんの主題歌は福山雅治さんが手がけた「トモエ学園」です。これは元々交友の深かった黒柳徹子さんさんからの熱望で実現したタイトルで、初めからトットちゃんの主題歌として製作された楽曲です。タイトルであるトモエ学園もドラマにも登場する黒柳徹子さんが通った学校の名前に由来しています。

この楽曲は黒柳徹子さんの父、黒柳守綱さんが、名高いヴァイオリニストだった事に経緯を評して弦楽四重奏をベースに編曲、曲単体でも非常に人気の高い楽曲になっています。

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トットちゃんのキャスト・相関図一覧

ここからはドラマトットちゃんに出演したキャストを相関図の一覧なども用いながら紹介していきます。

トットちゃんの相関図

トットちゃんの相関図はその時期に合わせて公式でも3つの相関図が用意されており、それぞれに描かれている人物などに違いが多いのが特徴です。ここからは相関図の一覧を用いてそのあらすじの流れなどにも触れておきます。

上記画像の相関図が公式で最初に公開された、第1週から第4週のおおよそ20話の間登場するキャスト一覧の相関図です。相関図といってもそれぞれの関係性で描くよりそれぞれの枠組みの中にどんな人物がいるかというのを描く形であり、これは以降の相関図にも共通して言えます。第1週からのこの相関図では徹子が通う事になるトモエ学園までのキャストが描かれています。

公式の相関図が更新されたのが第5週です。あらすじとしては戦争が起こり、東京から青森に疎開、そして戦後東京に戻ってからのあらすじが展開される頃の相関図になっています。その為相関図には疎開先の青森の佐々木家や、東京に戻ってから徹子が出会うと用音楽学校時代に登場する人物が描かれています。

最後に公式で更新された相関図が公開されたのが第8週です。この頃には徹子はテレビの世界で活躍している為、テレビの世界で出会う人物を大きく取り上げる形の相関図となっています。また全ての相関図を比較すると分かるように黒柳家、そして乃木坂上倶楽部の中の関係性が少しずつ変化しているのもポイントです。これらはあらすじの中で展開される結果を反映された物となっています。

黒柳徹子/清野菜名

トットちゃんにて主演を務めるキャストの1人が黒柳徹子役を演じる清野菜名さんです。具体的には徹子さんが高校生になる24話から最終話までを演じる事になります。元々はモデルとして芸能界デビューしますが、女優に転身。アクションを得意とするアクション女優として活躍していましたが、トットちゃんの前番組であるやすらぎの郷での演技が目に止まってトットちゃんで黒柳徹子役を演じる事となりました。

黒柳徹子の子供時代/豊嶋花(子役)

トットちゃんの中では徹子さんの子供時代も比較的長く描かれています。流石に小学生時代などを清野菜名が演じる事はできないのでそれまで黒柳徹子役演じたのが子役の豊嶋花さんです。1歳で芸能活動を開始すると、5歳で出演した2012年公開の映画「外事警察 その男に騙されるな」で高い演技力を見せつけました。その後大河ドラマ「八重の桜」やNHK連続テレビ小説「あまちゃん」などで主要登場人物の幼少期役を演じています。

黒柳朝/松下奈緒

あらすじの関係上、第1話からは登場しない徹子に変わり1話から最終話まで登場し続けるのが黒柳徹子さんの母である黒柳朝さんです。今回紹介する一覧の中でも1番長い時間トットちゃんに関わる事になっています。夫守綱との出会いから最近の活躍に至るまでが描かれ、演じた松下奈緒さんは徹子役の清野菜名さんと共にW主演キャストとして紹介されています。

松下奈緒さんは2004年から活躍する女優さんで、2010年に出演したNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」にて主演した事でブレイクしました。その活躍から2010年には一気に出演CMランキングで上位に躍り出るなど代表作となっています。また演じる黒柳朝さんが通った東京音楽学校の後進にあたる東京音楽大学を卒業してもいるなど繋がりの深さを感じさせるキャストとなっています。

黒柳守綱/山本耕史

徹子の父で周囲がトットちゃんと呼ぶ中最後まで一貫してトット助と呼び続けるのが黒柳守綱です。ヴァイオリニストとして長く活躍する姿が描かれる一方で、戦争への従軍や父としての姿もしっかりと描かれる事になりました。今回の一覧の中でも1話から登場しかなりの長さの出演を果たしたキャストが山本耕史さんです。

山本耕史さんは、0歳から乳児モデルとして活動する俳優さんで、現在に至るまで舞台を中心に活動する一方で多くのテレビドラマにも出演。特に2004年に出演した「新撰組」にて土方歳三役を演じた事で知られ、さらには2006年製作のスペシャルドラマ「新撰組 土方歳三最後の一日」、連続テレビ小説「あさが来た」でも土方歳三役を演じるなどしています。

黒柳明児/伊藤駿太(子役)

黒柳徹子さんの弟で黒柳家の長男が黒柳明児です。幼少期から自由奔放な徹子とは対照的に大人しい性格ながら黒柳家の長男として父守綱の厳しいヴァイオリンレッスンを受けていました。しかし戦争が始まると、敗血病にかかってしまい幼くしてその命を落としています。そんな黒柳明児役を演じたのが子役の伊藤駿太君です。

2010年生まれの伊藤駿太君は2016年頃から子役として幼少期役などを演じています。デビュー作でもあった「砂の塔知りすぎた隣人」での演技が注目され、まだゲスト出演が多いながらも幅広い種類の作品に出演しています。

ロッキー

上記のように黒柳家は両親と2人の姉弟の構成ですが、もう1人の大切な家族が犬のロッキーです。犬種はシェパードで徹子が生まれて家を引越さなければならなくなった後に家族の一員として迎えられています。しかし戦争期に入ると軍用犬として家族の中で真っ先に徴用される事になってしまいました。

井上宏/高田純次

ここからは1話からの序盤にかけて登場した人物とキャストを紹介していきます。トットちゃんの序盤では特に朝の親族が多く登場していますが井上宏もそんな1人です。朝から見ると母の弟であり叔父にあたります。東京に住んでおり、音楽学校に通う朝を下宿させていました。新聞社の経理部に務めていますが、戦争が始まると従軍して戦死してしまいます。

そんな井上宏役を演じたのが俳優の高田純次さんです。俳優、コメディアンとして幅広く活躍しており、特にバラエティ番組では「テキトー男」として暫し共演した出演者を困惑させるなどしています。しかし俳優としては非常に真面目に演技をすると知られ、ミステリー作品などを中心に実に多くの作品に出演しています。近年では2016年のドラマ「重版出来」にも出演していました。

井上えつ/八木亜希子

宏の妻で朝の叔母に当たるが井上えつです。朝の事を優しく見守る一方で、女は男に仕えるべきという封建的な家制度が嫌いな為、駆け落ち同然の朝と守綱の結婚を後押し、わざわざ北海道に出向き婚姻届を成立させるなど一役買っています。以降も朝と友好的な関係を続け、仕立屋を始めた際には最初のお客になるなどしました。戦争で宏と死別後は煙草屋で切り盛りする形で再度登場しています。

そんなえつ役を演じたのがフリーアナウンサーで女優業も行っている八木亜希子さんです。元々はフジテレビ所属のアナウンサーでしたが2000年に退社すると以降フリーアナウンサーとして活躍する一方で女優業も行うようになりました。女優としての出演作はそこまで多くはありませんが、近年では、2016年放送の大河ドラマ「真田丸」や2018年放送のドラマ「黄昏流星群」などに出演しています。

門山周通/佐藤B作

朝の父で北海道で門山病院を経営しているのが門山周通です。朝に婿探しの為に東京行きを許しますが、守綱との関係を知り激怒、勘当を言い渡すなど厳格で融通の利かない性格です。一方で朝が徹子を連れて帰郷した際には夜な夜な涙を流すなど常に気にかけていました。

そんな周通役を演じたのが佐藤B作さんです。現代劇や時代劇問わず多くの作品に出演する一方で、バラエティ番組などにも積極的に出演しています。俳優としては「暴れん坊将軍」が知られる他、「渡る世間は鬼ばかり」や「八重の桜」などにも出演しています。

門山三好/古村比呂

周通の妻で朝の母が門山三好です。娘の朝をして、一度も周通の言う事に逆らった姿を見た事がないという程に貞淑な性格ですが、唯一朝と守綱の結婚には賛成する姿勢を示し、周通に内緒で北海道の特産品などを送るなどしています。

そんな三好役を演じたのが古村比呂さんです。1985年に女優としてデビューしました。代表作は、実際に黒柳朝さんが手がけた「チョッちゃんが行くわよ」を原作としたドラマ「チョッちゃん」で、主演として朝をモチーフとした役を演じた事で知られています。

河合茂子/山下容莉枝

あらすじではそこまで目立つわけではありませんが、門山病院で看護師をしているのが河合茂子です。周通にの言いなりである一方でその妻三好には冷淡な態度で接していました。周通亡き後は三好にそれまでの非礼を詫びて病院を守っていく事を誓いました。

演じたキャストの山下容莉枝は1980年代から活躍する女優さんで、サスペンス作品を中心に幅広い役所を演じている女優さんです。代表作には「高校教師」「すずらん」「渡る世間は鬼ばかり」などがあります。

児玉久興/本多力

周通の用意した朝の婚約者であり同時に医師でもあるのが児玉久興です。朝が守綱と駆け落ちしフラれてしまった後も門山病院に務め、周通亡き後も三好と協力して門山病院を継いでくれる事になりました。演じた本多力さんは、1998年から俳優、声優として活躍しており、ドラマ「ドラゴン青年団」や「家売るオンア」などへの出演で知られています。

シイナさん/小澤征悦

上記の相関図のように長く出演を続けるキャストとなるのが乃木坂上倶楽部の住人達です。守綱が住んでいたアパートであらすじの中でも多く登場し続けています。そんな乃木坂上倶楽部の住人で1階で喫茶店を営んでいるのがシイナさんです。本名は椎名昭造ですが、インド人とのハーフであり、作中では通してシイナさんと呼ばれています。中でもカレーが絶品として知られわざわざ食べに来る人もいる程です。

演じたキャストの小澤征悦さんは1998年から活動する俳優さんで、日本人ではありますが父が指揮者だった為に、アメリカサンフランシスコが出身地となっています。代表作と言える作品はドラマ「さくら」「義経」「篤姫」「すべてがFになる」などがあります。

伊藤華子/高岡早紀

乃木坂上倶楽部の住人でリーダー的存在なのが伊藤華子です。日本人初の国際的建築家の妻でしたが、夫が死んでしまった為に未亡人となっています。長くパリに住んでいましたが夫が病気を悪化させたのを原因に帰国しています。その頃の生活が忘れられず、フランスに1人旅に出てしまいましたが時折帰ってきています。

演じた高岡早紀さんは、モデルとして芸能活動を始めると同時に1989年に女優としてもデビューしました。1994年の映画「忠臣蔵外伝四谷怪談」で日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞して知名度を高めています。以降数々の作品に出演しており、近年では2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」や2015年のドラマ「天皇の料理人」への出演が有名です。

ダニー市川/新納慎也

乃木坂上倶楽部の住人で社交ダンスのダンサーをしているのがダニー市川です。戦争により出兵しましたが帰国後、それまで仲良くしていた妻、エミーと喧嘩が絶えなくなり別れてしまいました。その後ニューヨークに移住して役者としてミュージカルに出演、徹子とは徹子がニューヨークに演技修行に出向いた際に再会しており、徹子の部屋にも出演しました。

演じたキャストの新納慎也さんは、1991年にモデルとしてデビューした後、1994年より舞台俳優として活動している俳優さんで、以降舞台やミュージカルを中心に活動、ドラマでは2006年の「役者魂」に出演、また仮面ライダーキバにてキング役を演じて話題を集めました。また2016年には大河ドラマ「真田丸」に出演し、豊臣秀次役を熱演しました。キャストの一覧の中でも感想に名前が多くみられるキャストでもあります。

エミー市川/凰稀かなめ

登場人物の中でもそのあらすじの中で大きく立場を変える事になるのがエミー市川です。当初はダニーの妻として登場する社交ダンサーでしたが、戦争から帰国したダニーと喧嘩が絶えなくなり離婚、その後、紆余曲折を経てシイナからプロポーズを受けて結婚しています。

演じたキャストの凰稀かなめさんは今回の一覧の中でも珍しい宝塚出身の女優さんで、元々は宝塚歌劇団宙組のトップスターでした。2015年までは基本的にはテレビ出演はあくまでも宝塚の一員としてである場合しかありませんでしたが退団後には女優としても活動を開始。「家売るオンナ」へのゲスト出演を経て出演しています。

上原かなえ/黒坂真美

乃木坂上倶楽部の住人で浅草とんぼ座で女優をしているのが上原かなえです。後述する富夫の妻でもあります。朝とも友好的な関係を築いていましたが終戦間近の空襲で還らぬ人となってしまいました。演じた黒坂真美さんは1997年から活動する女優さんで、サスペンス作品を中心に多くの作品に出演し続けている女優さんです。これまでに「美少女H」や「仰げば尊し」などに出演しています。

上原富夫/隈部洋平

かなえの夫で浅草とんぼ座の座付作家をしていたのが上原富夫です。戦後は乃木坂上倶楽部から離れていましたがテレビでの仕事もするようになっていた事で、NHKの専属女優となった徹子と再会を果たしています。演じたキャストの隈部洋平さんは1990年代から活躍する俳優さんで代表作として2010年の大河ドラマ「龍馬伝」や、映画「シン・ゴジラ」などが知られています。

小林宗作/竹中直人

ここからの一覧は徹子が通う事になる学校トモエ学園の関係者です。トモエ学園の校長で後の徹子の人生に多大な影響を与えたと言われるのが小林宗作です。戦前には珍しい個性の伸ばすユニークな教育法で「きみは、本当はいい子なんだよ」が口癖でした。これまでベストセラーでありながら「窓ぎわのトットちゃん」が映像化されてこなかった理由でもあります。黒柳徹子さんが小林先生を演じられるキャストはいないと言っていた為です。

そんな小林宗作役を演じたのが竹中直人さんです。その雰囲気に黒柳徹子さん本人が「本物の小林先生みたい」と感動される程の熱演をしました。映画、ドラマなど数多くの作品に出演する俳優さんで、中でも「秀吉」「軍師官兵衛」で演じた秀吉役で知られています。

三輪康子/宮﨑香蓮

トモエ学園で新任の教師をしているのが三輪康子です。軍部の言いなりになる教育現場に嫌気がさしてトモエ学園に赴任してきますがまだまだ新米教師として苦悩する日々を送っています演じた宮崎香蓮さんは、2006年に全日本国民的美少女コンテストにて演技部門賞を受賞して女優としてデビューした女優さんで、2012
年の「GTO」や2013年の「35歳の高校生」への出演で知られています。

福元郁夫/横山歩(子役)

トモエ学園の生徒の中でも特にピックアップされたのが福元郁夫です。小児麻痺により手足が不自由ながらもその分読書家でものしりです。徹子にテレビの世界を教えた最初の人物でもあります。しかし残念ながら徹子在学中に亡くなってしまいました。演じた子役の横山歩君は、これまで「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」や「花子とアン」などに出演している子役です。

菊池幸司/ささきゆうた(子役)

トットちゃんの中でも何度か取り上げられる徹子の恋。その初恋の相手となるのが菊池幸司です。トモエ学園の生徒で、物理学者になる事を夢見る少年でした。徹子の事はあまり相手にしてくれず初恋は儚く散る事になってしまいます。演じたキャストの子役、ささきゆうた君は、これからが期待される子役でこれまでにはCMなどに出演している実績を誇っています。

佐々木トメ/中村メイコ

ここからの一覧は青森県の疎開先となる佐々木家の家族です。農家をして生計を立てていますがすっかり東京色に染まっている朝とはあまり折り合いがつきませんでした。演じる中村メイコさんは1937年から長年活躍する女優さんで、芸歴80年を超えるベテラン俳優さんです。代表作と言えるのが「ノンちゃんの夢」「八代将軍吉宗」「篤姫」などです。

佐々木伸夫/宮川一朗太

疎開先の佐々木家の主人が佐々木伸夫です。トメの息子でありトメに頭が上がりません。演じた宮川一郎太さんは、1983年から活躍する俳優さんです。1983年にオーディションで合格する形で映画「家族ゲーム」の主人公を演じました。近年では2013年に大ヒットしたドラマ「半沢直樹」への出演が知られています。

佐々木八重/いしのようこ

伸夫の妻であるのが佐々木八重です。当初こそ朝達を歓迎しますが価値観の違いなどから複雑な思いを抱く事になります。演じたキャストのいしのようこさんは1985年にアイドル歌手としてデビューした後、女優としての道を歩むようになりました。これまでには「セーラー服通り」「おかみさんドスコイ」「てるてる家族」などに出演しています。

咲子/趣里

ここからの一覧は徹子が女優を目指してから出会う人物になります。徹子が通う音楽学校で出会うのが咲子です。当初は井川咲子として登場しますが、後に結婚して久松咲子となります。女優時代の徹子とその後も長く関わる事になり、朝時代からの知り合いではない徹子の知り合いとしては一覧の中でも最も多く出演しています。

演じた趣里さんは2011年放送のドラマ「3年B組金八先生ファイナル」にて女優としてデビューを果たすと、以降ドラマ、映画、舞台と多くの作品に出演して活動の幅を広げています。トットちゃんへの出演後には「ブラックペアン」に出演した事でも知られる女優さんです。

向田邦子/山田真歩

トットちゃんでは徹子が女優として大成してからも交友の深かった実在の人物が実名で登場していますが、その中の1人が向田邦子さんです。徹子とは毎日のように部屋に通うような仲になります。演じた山田真歩さんは自主製作映画「人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女」で映画デビューを果たすと、それを目に止めた監督指名で「SRサイタマノラッパー2」に出演した女優の道を歩む事になりました。

渥美清/山崎樹範

俳優として登場する中で一番関係性深く描かれる事になるのが渥美清さんです。徹子とは「お兄ちゃん」「お嬢さん」と呼び合う関係を築いています。演じたキャストの山崎樹範さんは1995年から活躍する俳優さんで、これまでに「Drコトー診療所」や「ラスト・フレンズ」などに出演してきた俳優さんです。

カール・祐介・ケルナー/城田優

これまで語られる事のなかった徹子の恋人として描かれるのがカール・祐介・ケルナーです。国際的なピアニストで徹子とは両想いながら年に数回会うような関係を続けていました。演じたキャストの城田優さんは、「花ざかりの君たちへイケメンパラダイス」や「ROOKIES」への出演で知られる俳優さんで、現代劇を中心に多くの役をこなす俳優さんです。

大岡龍男/里見浩太朗

NHKの職員で徹子の才能を見出すのが大岡龍男です。徹子の最終面接官でもあり、徹子に「プロフェッショナルとは、積み重ね、努力すること」だと教えました。演じたキャストの里見浩太朗さんは長く時代劇を中心に活動する俳優さんで特に「水戸黄門」への出演で知られる俳優さんです。2018年現在、水戸黄門シリーズで唯一、水戸光圀、助さん、格さんの3役を演じた事のある俳優さんでもあります。

野際陽子/真瀬樹里

徹子とNHK時代に出会いその後も友好的な関係を築き続けていたのが野際陽子さんです。演じたキャストの真瀬樹里さんは、野際陽子さんの実娘で、自身も女優として活躍しています。これまでには「大好き五つ子」や「女刑事みずき〜京都洛西署物語〜」に出演していました。トットちゃんへの出演は黒柳徹子さん本人からのオファーで決定しています。

沢村貞子/浅野ゆう子

徹子さんが「かあさん」と呼び慕うのが女優の沢村貞子さんです。トットちゃんではその出会いも描かれています。演じたキャストの浅野ゆう子さんは、1974年より活躍する女優さんで、アイドルからモデル、そして女優へと転身を果たしました。代表作には「君の瞳をタイホする」「都合のいい女」「ほとけない魔女たち」などがあります。

トットちゃんのあらすじ

キャストを相関図と一覧を紹介した所で、ここからはドラマトットちゃんのあらすじを簡単に紹介していきます。

朝と守綱の出会い

ドラマトットちゃんのあらすじは黒柳徹子さんの両親である、黒柳朝(旧姓:門山)さんと黒柳守綱さんの出会いから描かれています。北海道の実家を離れて東京の音楽学校に通っていた朝は友人と参加した第九演奏会でヴァイオリニストとして活躍する黒柳守綱と運命的な出会いを果たします。朝の父、周通の反対を押し切って2人は結婚、そして徹子が生まれる事になります。

幼少期のトットちゃんと戦争

徹子は自由奔放な性格の少女に育ちますが当時戦争に向かう最中であった日本においては異質の存在として扱われてしまいます。元通っていた学校を自主退学という形で転校、転校先として朝が見つけてきたのがトモエ学園でした。徹子はこのトモエ学園の自由な校風の中でのびのびと育っていく事になります。そんな中で第二次世界大戦が起こると、周囲の状況は悪化、父守綱も兵士として戦場に赴く事になります。

東京が空襲で危なくなると朝と徹子は疎開を決意。過去に出会っていた青森の農家に押し掛けるように疎開します。徹子はそこで学校に通う事になるのです。朝の努力もあり、戦争が終わると東京に戻ります。そして父守綱も無事に帰ってきてヴァイオリニストとして復帰する事ができました。

女優黒柳徹子デビュー

母の朝と同じ東京音楽学校に通い始めた徹子。あっという間に時は流れ就職活動を行う時期になります。周囲が続々と就職先を決めていく中、なかなか行き先が決まらない徹子。しかも父守綱は就職する事自体にも反対でした。しかし徹子は「良いお母さんになる為」に両親に内緒でNHK専属の女優面接に応募、最終面接にまで残り、NHKの職員や母の朝の説得もあって父、守綱からの許しを受けてNHK専属女優としてデビューします。

当初こそ、なかなか上手く役をこなす事が出来なかった徹子でしたが、NHKのラジオドラマ「ヤン坊ニン坊トン坊」の声優に抜擢されると一躍知名度を高める事になります。その後、渥美清さんとの出会いや、今でも続くトーク番組「徹子の部屋」などのあらすじが展開されていく事になります。

カール・祐介・ケルナーとの出会い

「窓ぎわのトットちゃん」を始めとした黒柳徹子さんの自伝などでもこれまで語られてこなかった恋愛部分。ドラマトットちゃんではそんな恋愛部分も描かれる事になります。中でも大きく語られる事になるので世界的ピアニスト、カール祐介ケルナーとの出会いです。2人は年に数度会えるだけの状態でしたが、両想いで逢瀬を重ねていました。ドラマトットちゃんのあらすじはこのカールとのエピソードで幕を閉じています。

トットちゃんを見た人の感想や評価は?

ここからは既にドラマトットちゃんを視聴した人の感想をネタバレありで紹介していきます。キャストに触れるものからあらすじに至るものまでトットちゃんの感想は非常に幅広いです。

キャスト陣でいえば多いのがやはり主演として黒柳徹子役を演じた清野菜名さんです。トットちゃん以降ドラマへの露出が増えた事もあり、トットちゃんを清野菜名さんの代表作の1つとして見ている人も非常に多くなっています。

特に2018年10月から放送されている「今日から俺は」への出演時には「トットちゃんに出てた清野菜名」と言った感想が多くみられる結果にもなっています。

その他のキャストに関しても一覧で紹介した人、できていない人含めて総じて評価が高いですが、中でも実在の芸能人の方を演じている人に関しては演技自体はもちろん、元になっている人の持つ雰囲気までしっかり捉えているといった感想も多いです。

短い出演時間の中でも印象を残したキャストも多く、その一覧の中でも特に多いのが渥美清役を務めた獅堂さんに対しての感想で、その凄みなども見事に表現されていたという感想が多くなっています。

またあらすじにおいて多いのがドラマトットちゃんでも大きなインパクトを残す戦争シーン。トットちゃんではあくまでも戦時中の日常に特化するような描写ですが、その雰囲気などが表現されていて当時の事を知らない人からも関心を集める感想が多く見られます。

トットちゃんのキャストまとめ!

ドラマトットちゃんは黒柳徹子さんのの半生を描く形のドラマのあらすじの為、実に多くのキャストが出演しています。今回の一覧では紹介しなかった人物も含めるとその総数はかなりの数になります。多くのキャストが比較的短い登場時間ながらもそれぞれの雰囲気をしっかりと醸し出しており総じて評価が高いです。トットちゃんでの演技で知名度を上げたキャストも多くなっています。

半生を描くというあらすじの関係上、1つ1つのエピソードがそこまで深く描かれているわけではありませんが、黒柳徹子さんを通す形で戦争や、黎明期のテレビなどの歴史も表現されているとして評価も非常に高いです。まだ視聴していない人はぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか。

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