レジデント型破りな天才研修医のアメリカドラマをネタバレ紹介！キャストや感想は？

今回ご紹介するのは、2018年1月放送スタートするやまたたく間に大人気ドラマとなった、アメリカFOX制作『レジデント型破りな天才研修医』。アメリカ社会が抱える医療の問題点や腐敗を暴く衝撃的な内容が話題となりました。また、医療ドラマとしても本格的な内容で、『ＥＲ救急救命室』や『Dr.House』以来と評判になっています。この気になるアメリカドラマのネタバレあらすじやキャストや感想を徹底調査しお届けします！

2018年1月放送スタートした、アメリカFOX制作ドラマ『レジデント型破りな天才研修医』。アメリカ社会が抱える医療の問題点や腐敗を暴く内容が話題を呼び、シーズン通して平均視聴者数750万人と大人気ドラマとなりました。この人気を受けて早くもシーズン2が制作され2018年9月より配信スタートしています。しかもシーズン2は、シーズン1全14作に対し全22作とボリュームアップしています。

ここで、超話題作『レジデント型破りな天才研修医』のネタバレなしのあらすじを紹介します。ドラマの舞台アメリカ・アトランタにあるチャステインパーク記念病院は、最先端の医療と優秀な医師たちが揃う巨大総合病院。なかでも外科部長ベルの外科医としての知名度は抜群で、病院の広告塔を務めるなど患者や院内の医師たちの信望も厚いカリスマ的存在です。

ハーバード大学を優秀な成績で卒業した新人デヴォンは、チャステインパーク記念病院にレジデント（研修医）として赴任することになります。デヴォンの指導医は、シニアレジデントのコンラッド・ホーキンスです。彼こそがこのドラマの主人公です。主人公コンラッドの指導方法は、ドラマのタイトルにある通り型破りで、優等生デヴォンは研修初日から出鼻をくじかれることになります。

そして、次第に明らかになっていく医療現場の実態。高名な巨大病院の裏側は、外科部長ベルが医療ミスを隠蔽し、権力を盾に口止めと責任転嫁がまかり通る、不正と腐敗のオンパレード状態でした。そんな権力者ベルに、真っ向から物を言い正義を通そうとするレジデントのコンラッド。二人の対立は、やがて誰も予想だにしなかった大事件へと発展していきます。

ここで、本編のネタバレあらすじ解説に入る前に、このアメリカドラマ『レジデント型破りな天才研修医』に登場するキャストを紹介します。

キャスト紹介先頭バッターは、シニアレジデントの主人公コンラッド。彼は、インターン、デヴォンの教育係として自身の医療経験を教え込みます。患者を救うためなら規則も破る、タイトルどおり型破りな若き医師です。かつて軍医をしていたときに、医療ミスから子供を死なせた経験が頭を離れません。事あるごとにその時の幻影がよみがえってきます。上層部に屈することなく、時に崖っぷちに立ってまで障害を乗り越えていきます。

＜キャスト紹介＞コンラッド・ホーキンスを演じるのは、1977年アメリカ生まれの俳優マット・ズークリーです。父はイースト・テネシー州立大学の教授で3人兄弟。1995年にチャールストン大学に入学し、1998年には“ミスター・チャールストン大学”に選ばれた。代表作は、シーズン7まで続いた「グッド・ワイフ」の ケイリー・アゴス役です。

大物女医ハンターの下で看護師として働くニコレット(通称：ニック)。以前は主人公コンラッドの恋人でしたが、現在は付き合っているのかいないのか曖昧な関係です。彼女は、のちにコンラッドとともに上司ハンター医師をめぐる”事件”の真相究明に乗り出すのですが…。

＜キャスト紹介＞ニックを演じているのは、1986年生まれのカナダの女優エミリー・ヴァンキャンプです。姉ケイティ・ヴァンキャンプも女優です。姉ケイティが出演する映画の撮影現場を訪れたことがきっかけで女優になろうと決意したといいます。彼女は、ドラマ「リベンジ」で主役を演じ大ブレイクしました。また、ドラマ「エバーウッド 遥かなるコロラド」では、ティーン・チョイス・アワードに4回ノミネートされています。

ハーバード大卒のエリートインターン、デヴォン。ジャーナリストの彼女と同棲しています。インターン修行1日目でコンラッドの型破りの指導に反発し、指導医を変えるよう直訴します。しかし、重大な判断ミスを犯すと、その後はコンラッドの指導に素直に応えようとします。将来を嘱望される若き医師です。

＜キャスト紹介＞デヴォンを演じているのは、1983年アメリカ・サウスカロライナ州生まれの俳優マニシュ・ダヤルです。2005年ジョージワシントン大学を卒業後、ニューヨークに移り役者としてのキャリアをスタートさせます。映画では「英国総督 最後の家」や「マダム・マロリーと魔法のスパイス」、ドラマでは「LAW & ORDER：性犯罪特捜班 シーズン15」、「新ビバリーヒルズ青春白書」などに出演しています。

自身の医療過誤の隠蔽や、執務における職権乱用が常態化している外科部長ランドルフ・ベル。最新手術機器、通称“神の手”を使った外科手術を成功させ「時の人」となります。しかし、実際にはこの最新機器を扱いきれず、レジテントのミーナにやらせて自分の手柄とするなど、よくある嫌な上司の見本のような人物。ハンター医師を愛人としますが、彼女の”事件”を知ってしまうと…。

＜キャスト紹介＞外科部長ベルを演じているのは、1956年カナダ生まれの俳優ブルース・グリーンウッド。です。彼は、地球物理学者を父、看護師を母して生を受けます。妻は元バトミントン選手のスーザン・デブリン。映画では「スター・トレック」や「アイ・ロボット」、ドラマでは「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」「マッドメン」などに出演しています。

レジデント2年目のナイジェリア人医師ミーナ・オカフォー。チャステイン･パーク記念病院に国内で初めて導入された手術機器ティシャンを扱える唯一の医師です。アメリカ就労ビザ取得をエサにベルに強要されて、ティシャンを使った手術の”影武者”となることに同意します。

＜キャスト紹介＞ミーナ・オカフォーを演じているのは、中南米ガイアナ出身でアメリカの女優シャウネット・レニー・ウィルソン。社会現象となったマーベル・スタジオ製作の「ブラックパンサー」出演で知られています。映画では「ブラックパンサー」の他に「A Kid Like Jake」、ドラマでは「Billions」に出演しています。

チャステイン･パーク記念病院にがん専門医として勤務するレーン・ハンター。別に自分のクリニックも持っています。外科部長のベルと親しく、愛人関係に発展します。その後、自身の秘密が発覚し、事件として…。

＜キャスト紹介＞レーン・ハンターを演じているのは、1967年アメリカ・オハイオ州生まれの女優メリーナ・カナカレデス。1986年、ミス・オハイオコンテストで準優勝の経歴があります。映画では「オーバードライヴ」や「15ミニッツ」、ドラマでは「CSI：ニューヨーク」シリーズ、「NYPD BLUE ～ニューヨーク市警15分署」などに出演しています。

チャステイン･パーク記念病院のＣＥＯ（最高経営責任者)クレア・ソープ。さまざまな経営合理化、改革を打ち出しますが、外科部長ベルの問題に手をつけたのが仇（あだ）になってしまいます。

＜キャスト紹介＞1971年アメリカ・カリフォルニア州生まれの女優メリン・ダンジー。1993年UCLAを卒業、UCLA Annual Acting Awardの最年少受賞者です。出演作品には、映画では「ディープ・インパクト」や「チップス 白バイ野郎ジョン＆パンチ再起動！？」、ドラマでは「クローザー 6シーズン」や「キャッスル ～ミステリー作家は事件がお好き」などがあります。

ここで、ドラマ『レジデント型破りな天才研修医』シーズン1全話のあらすじをご紹介します。ネタバレありの内容になりますので、ご注意ください。

最初のネタバレです。いきなり手術ミスで患者を死なせる、という衝撃的なシーンでドラマは始まります。執刀医は病院の広告塔、外科部長ランドルフ・ベル、簡単な手技で済むはずの虫垂炎手術です。ベルは手の震えに悩まされていましたが、周囲には隠していました。「患者が覚醒したからだ」。ベルは、当初麻酔の投薬ミスと誤魔化します。周囲はベルの威圧に恐れをなし、結局誰も罪にならない「心筋梗塞で死亡」と嘘の報告書を作成しました。

チャステイン・パーク記念病院に新人研修医デヴォン・プラヴェシュがやってきます。このデヴォンの指導医こそ、ドラマの主人公レジデントのコンラッド・ホーキンスでした。コンラッドは無精ひげを生やし、態度は横柄でデヴォンは戸惑います。「教わった知識は誤りだ。規則は1つ、俺だ。常に俺に従え」。デヴォンはたまらず看護師ニックに指導医を変えてほしいと直訴します。

病院に麻薬患者のクロエが運ばれて来ます。コンラッドはデヴォンに蘇生措置をさせます。20分以上経っても蘇生しなかったのでコンラッドは止めるよう言いますが、デヴォンは頑として聞きません。デヴォンがなおも続ると突然クロエの心拍が再開。命を救ったと喜ぶデヴォンに、コンラッドは厳しい現実を突きつけます。「心拍が再開しても脳死状態だ」。命の恩人と感謝を言う家族を前に、デヴォンは複雑な気持ちになりました。

デヴォンは白血病患者リリーの担当になります。急に容体が悪化したリリーに処置を始めるデヴォンでしたが、コンラッドが来ると彼に任せてまいます。「何を勉強してきた？医者になりたくないのか？」。喝を入れられたデヴォンは自らリリーにメスを入れました。他方、クロエの件で悔やむデヴォンにコンラッドは自身の失敗談をして励まします。デヴォン帰宅後、コンラッドはクロエの病室に行き生命維持装置の電源をOFFにしました。

2話のネタバレは、心臓移植をめぐるコンラッドとベルの攻防です。心室頻拍で移植待ちの患者マイカに適合者が見つかります。時を同じくして、外科部長ベルの友人ダンラップ議員が心筋梗塞で運ばれてきます。マイカに移植定の心臓が到着しますが、なんと議員にも適合したためマイカの手術は中止、議員へ移植されることになっていしまいます。当然コンラッドはベルに抗議しますが、受け入れられません。

マイカに適合する別の心臓が必要となり探した結果、見つかったは脳死状態クロエの心臓でした。ところが、母親は臓器提供を却下。コンラッドはベルに母親を説得するよう頼みますが、答えはＮＯ。そんな中、マイカは肺に水が溜り深刻な状態に。コンラッドは血液サンプルをすり替え議員と届いた心臓は適合しないと偽装。窮地に立ったベルは、クロエの母親を説得し心臓を手に入れます。

ベルはコンラッドが血液サンプルをすり替えたことに気づき、彼に見返りを要求します。それは”神の手”が使える医師ミーナに議員の脾臓摘出手術をさせることでした。コンラッドはミーナを説得、彼女はいやいや引き受けます。そして議員とマイカの移植手術はともに無事に成功します。一方ハンター医師が白血病患者リリーを退院させます。看護師ニックは、リリーの検査数値を確認しようとしますがカルテがなくなっていました。

病院で搬送係をしているルイーザが、背中の痛みを訴えて倒れます。コンラッドは肺鬱血と考えMRI検査をしようとしますが、財政コンサルタント・バーブが来て待ったをかけます。バーブが調べると、ルイーザは保険未加入だけでなく不法移民であることが判明。バーブを無視してコンラッドが行ってしまったMRI検査費用は病院負担に。バーブはCEOソープとベルにルイーザの件を報告。CEOは善後策を模索しますが不調に終わります。

救う手段が見つからない中、ルイーザの容態は悪化。デヴォンやコンラッドは何とかしようと手術をミーナとコンラッドの戦友ジュード依頼します。手術の間際になってICE(移民税関捜査局)の捜査官たちに阻まれそうになりますが、コンラッドとデヴォンの機転でルイーザは手術室へ運ばれ手術は無事に成功。しかし、ＣＥＯソープから費用が200万ドルかかり、内科とERの予算から出すから人手不足を覚悟するよう言われます。

2話のネタバレです。予算削減により夜間スタッフが減らされます。多くの患者が運び込まれ慌ただしくなる病院。スケボーで転び頭を打ったと訴える青年が来ますが、新任看護師は大丈夫だと思い待合室で待つよう指示。青年は意識をうしなった状態で発見され、医師たちの処置の甲斐もなく息を引き取ります。

身元確認の指示を受けた新任看護師は、彼の物ではないリュックからIDを取り出し顔写真を確認せずに「イアン」と誤った名前を伝えてしまいます。

病院の床に死んだ青年のスマホが落ちていました。そこには母からの「エリック大丈夫なの？」というメールが出ていました。エリックは”イアン”とされてしまいます。コンラッドが”イアンの父”に彼の死を伝えに行くと父親はイアンではないと断言します。その後本物のイアンが運び込まれ手術をすることに。最後に、身元不明だったエリックのスマホが見つかります。コンラッドはエリックの母親に電話をかけ、彼の死を伝えました。
 

この日病院は大忙し。事故の影響で睾丸が委縮した男性と少年が連れて来た具合の悪い母親クリスティーン、ケーキシロップのボトルが直腸に入っているヨークの3人がいました。検査の結果、クリスティーンは腹部に動脈瘤があり手術が必要でした。CEOソープの指示でベルは同時手術に踏み切ります。

いよいよ同時手術が始まりました。しかし30時間勤務を終えたブラッドリー医師がヨークの手術中に失神。ベルはすぐにミーナを呼べと言いますが彼女も睾丸摘出手術から離れベルの補助をします。患者が安定したのでミーナは再び元の手術に臨みます。大動脈瘤破裂のクリスティーンは手術室へ運ばれるものの執刀予定のジュードは他の手術がまだ終わりません。

ベルはミーナに執刀を指示します。一方ヨークもクリスティーナも医師たちの連係プレーが奏功し何とか手術が終了します。しかし睾丸摘出術のエドだけは、残酷な結果が待っていました。間違って健康な睾丸が摘出されてしまったのです。ミーナは報告会で自分のミスであると証言。ところが責任者であるベルは、皆の前で若い外科医を育成しようとしたが時期尚早だったともっともらしい責任逃れに終始しました。

6話のネタバレです。帰宅中のミーナが近所の薬物中毒の若者に強盗されかけます。若者の劣悪な家庭環境を知るミーナは、警察へ通報せずにニックと彼を自宅に送ります。ミーナに同行したニックはミーナの秘密を知ってしまいます。彼女はこっそり病院から薬品を手に入れ自宅で闇診療を行っていました。

いよいよ白血病患者リリーの骨髄移植の日程が近づきます。担当を外されたニックは、新たに担当となったデヴォンにハンター医師の疑惑を打ち明けます。彼が念のための再検査を行った結果、リリーの体は骨髄移植に耐えられないと判明。そして、デヴォンは急遽リリーの治療を中止させました。しかし、ハンターは知らなかったととぼけ、他の医師の責任にします。その様子を見て、デヴォンもハンターへの疑惑を抱きます。

末期癌を患い余命わずかなダリルが、病院へ運ばれてきます。彼は、これ以上の治療を望んでおらず、自宅で余生を送りたいと訴えます。しかし、ハンター医師は強引に化学治療を施術しようとします。これに強く反発するコンラッドとニックは、治療開始直前にダリル夫妻に化学治療の危険性を説明します。それに納得したダリル夫妻は、まるで”駆け落ち”するように病院を抜け出しました。

今回の件で、コンラッドもまたハンター医師に対し不信感を持つに至りました。そして、ニックに彼女の持っているハンターに関する情報を全てつまびらかにするよう言います。

8話のネタバレです。資金提供者が集うパーティー会場です。汚れた身なりの女性が、よろめきながら会場に侵入しその場に倒れてしまいます。駆けつけたコンラッドたちが懸命に処置を施します。その後、彼女は他の病院の患者であること、また、大富豪の娘であることが判明します。

大富豪と聞いた病院首脳の態度は一変、彼女はVIP扱いとなります。統合失調症と考えられていた病状は、詳しく検査すると自己免疫性疾患で完治すると分かり、彼女と家族は喜びに抱き合うのでした。

リリーがハンターのクリニックでの化学療法後にパニック発作に襲われ、病院に搬送されます。コンラッドとニックの勧めで、彼女はセカンドオピニオンを受ける決意をします。しばらくしてコンラッドの元フィアンセ・キャサリンが、激しい腹痛で搬送されてきます。検査で妊娠6週目と分かりますが、その後彼女は急変。緊急手術を受けますが、手術中腹腔内大出血を起こします。コンラッドの活躍により、彼女は一命を取りとめました。

ハンターは、リリーのセカンドオピニオン医師、オズダーより治療前と治療中のカルテを提供するよう要請を受けます。同時に、ニックがその医師を紹介したことも知りました。その後、なぜかハンターはニックをリリー担当に戻します。そして、彼女の指示に従いニックはリリーへ点滴を行いました。ニック帰宅後、リリーの容体は急変し、駆けつけたコンラッドの処置の甲斐もなく、彼女は亡くなってしまいます。

10話のネタバレです。リリーの死で自分を責めるコンラッドがジョギング中にケガをします。十分な治療をせず痛みを抱えたまま仕事に戻ると、コンラッドの恩師ジャコビーが、ゴーストが見えると言って来院。検査をしても悪い所は見つかりません。治療中に病室を抜け出し、再びゴーストと話していたジャコビーは精神科に送られてしまいます。実は彼女には、自分が救えなかった患者の霊が見えていたのです。

彼女は自責の念に捕われていたのです。その後、コンラッドの計らいで彼女は自身を許すことができます。そして、医療現場へ復帰することを決意するのでした。一方、ベルは、度重なる手術ミスによりCEOソープの信頼を損なうようになります。しかし、逆にハンターの影響でソープへの不満を募らせていきます。彼らにとって、ソープの施策（病院の透明性確保）は邪魔でした。また彼女の高額な報酬も気に入らないようでした。

リリーの遺族が病院とニックを提訴したため、危機管理委員会による聞き取り調査が始まります。ニックは、抗がん剤が原因と証明するために、ハンターの患者たちの血液検査をしますが異常は見つかりません。委員会の追加調査で、誰かが点滴の速度を変えたことが判明、ニックに疑いの目がかけられます。

一方、ベルの手術中に火災が発生。速やかに消火したものの患者にやけどを負わせてしまいます。事故を調べていたＣＥＯソープは、ベルが何度もミスを隠蔽しているとミーナから聞き出し、緊急重役会議を開きます。しかし、ベルとハンターの結託により逆にソープはＣＥＯの座を追われます。彼女の後任としてCEOに就任したのは、何とベルでした。そして、彼によりニックは病院を解雇されてしまいます。

12話のネタバレです。解雇されたニックはハンターの調査に本腰を入れます。そして、彼女に解雇された医師ユーウェンに話を聞きます。真相を聞いて驚くニックに、ユーウェンはハンターから逃げろと忠告しますが、彼女は引き下がりません。そんな中で、不審な男が彼女を尾行するように執拗に追ってきます。自宅まで押しかけられ怖気づいたニックは、コンラッドに助けを求めます。

一方、夜勤明けの医師ブラッドリーが屋上から会議中のベルの元へ落下し、重傷を負います。ベルはオーバーワークによる自殺未遂としますが、納得できないデヴォンはコンラッドと落下した真の原因を探ろうとします。

幻覚症状のある入院患者が病院から逃げようとして交通事故に遭います。原因不明でコンラッドたちは苦戦しますが、やっと突き止めた病名はアメーバー性髄膜炎でした。特効薬の在庫が病院になかったため、デヴォンは就寝中の製薬会社代表に連絡。なんとか薬を手に入れ患者は助かりました。

常連患者ヨークの母親が足のケガで入院してきます。検査の結果手術が必要となりますが、全身麻酔を嫌がるため覚醒下手術を行うことにします。一方、ニックのハンター調査もいよいよ佳境です。彼女の診療所で働くアリーから、リリーのカルテを渡すと連絡を受けました。しかし、受け取りに行ったニックは、警察に逮捕されてしまいます。ハンターのしかけた罠でした。

いよいよ最終話のネタバレ。拘置中のニックを救いたいコンラッドは、父マーシャルに頼み保釈金を都合してもらいます。一方、ミーナと一夜を共にしたマイカが突然呼吸困難に見舞われ病院に搬送されます。心臓移植時の合併症だと診断されます。致死率の高い難しい手術となるため、ミーナは伝説の外科医オースティンに手術を依頼します。ミーナも参加した大手術は何とか成功、目を覚ましたマイカはミーナと熱い抱擁を交わします。

そんな中、心気症のオリヴィアがERを訪れます。彼女はハンターにリンパ腫と診断され化学療法を受けたと言います。診察したデヴォンは気づきます。オリヴィアは健康体で偽の診断により高額治療を受けていたと。ついにハンターの手口が判明したのです。ベルはこの事実を一蹴します。しかし言葉とは裏腹に、ベルはハンターにＦＢＩの捜査が始まることを告げます。今のうちに書類を処分しよう、と証拠隠滅もはかりながら…。

医療ドラマはもう飽きたと言う人でも、巨大病院の隠ぺい体質、上層部の腐敗に対し戦う若きレジデントたちの活躍が描かれたこのドラマはおススメ、という感想が多くありました。

また、不正や腐敗とは別に、医療現場の問題を深く描いていたのもよかったという感想もありました。研修医デヴォンが医師として直面する厳しい現実の数々、それをサポートするコンラッドの行動は、正義や優しさなのか？それとも独善的なだけなのか？描かれる現実的な問題は、色々と考えさせられる説得力があります。従来の定番の面白さは残しつつ、新たな切り口で新鮮味のある医療ドラマだとする評価も多かったです。

厚顔無恥とは、まさにベルとハンターのような人を言うための言葉、こんな感想を持つ人も多いです。しかも途中からは濃厚な熟年カップルが成立。患者の命をエサに日々金儲けと虚栄だけを追い求める「組合」を結成してしまいます。

たった2人でも「悪だくみ」に関しては群を抜いて素質のあるまさに精鋭。あんな人たちが支配する病院なんて絶対いや！という感想もありました。

ドラマ『レジデント型破りな天才研修医』は、シーズン1放映後、高い人気からすぐさまシーズン2が制作されました。アメリカでは2018年9月からシーズン2の放映が開始されています。そこで、これからシーズン2のあらすじを簡単にご紹介します。ネタバレがありますので、ご注意ください。

ネタバレあらすじ、まずはシーズン1で衝撃の結末を迎えたハンター医師による不正事件から。ハンターの逮捕は彼女と親密な関係にあったＣＥＯのベルに並々ならないショックを与えます。バーで飲んでいても考えることは愛するハンターのことばかり。女性が声をかけてきても上の空。周りが目に入らない状態でした。

車を運転していても同じ。ハンターに似た風貌の娼婦を見かけると、車に招き入れ金を渡します。ところが女は、”おとり”捜査中の警察官で、ベルは逮捕されてしまいます。世間体を気にする病院ですから、これでさすがのベルも一巻の終わりと思いきや、そこは老練の悪党。金と地位を利用して事件をもみ消し、何食わぬ顔でいつもどおり病院へ出勤します。

次のネタバレは、登場人物相関図に関してです。シーズン2では登場人物たちの関係にスポットが当たります。まずは主人公コンラッドとニックから。煮え切らない関係の2人でしたが、過去の出来事がフラッシュバックして現れます。2人の出会いは病院ではなく遊技場。ビリヤード台を占拠していたコンラッドにニックが怒って挑戦状を突きつけ、見事な腕前で勝利。コンラッドからビリヤード台を奪い取るというシチュエーションでした。

また、彼らの悲しい過去も明らかになります。偶然の出会いから、その後二人は交際します。ニックが具合悪そうにベッドに横たわっているシーンが出てきます。といっても病気ではなく、何とニックは赤ちゃんを流産し激しい苦しみにもだえていたのです。

続いてのネタバレは、コンラッドと父マーシャルです。コンラッドは、命を救ったジョシュという冒険家に逆に訴えられるというピンチに見舞われます。困り果てたコンラッドはマーシャルに相談。マーシャルは息子との関係を改善できると考え、ジョシュと話をすると約束します。ところが、実際にはジョシュを脅迫まがいのやり方でねじ伏せます。そうとも知らずコンラッドは、訴えを取り下げたジョシュと和解の握手をするのでした。
 

その後、マーシャルがコンラッドとの約束の時間に遅れるという事態が起こります。父は約束は必ず守る人間です。何かあるのか？コンラッドは心配になります。遅れて現れた父は、息子に「一緒に旅行に行こう」と誘います。これまた今までになかったこと。コンラッドはその夜悪夢にうなされます。コンラッドが母親の死に関与したことを示唆する夢でした…。今後のコンラッドと父との展開が気になります。

相関図最後のネタバレは、デヴォンと婚約者プリアです。結婚を間近に控えたデヴォンが過ちを犯します。職場の同僚ジュリアンと、情熱的にキスしてしまうのです。プリアからサンフランシスコに行く話を聞いて動揺していたという背景もありました。しかし許されないことです。結局その後、あのキスはなかったことにしよう、と問題に蓋をしてしまいます。しかし、デヴォンとプリアの行く末に暗い影を落とす出来事でした。

前項での渦中の人、ジュリアンにスポットが当たります。これまでよい印象のなかった彼女が、突然正義感に燃え巨大病院の病巣を暴きます。ジュリアンは上司の悪事を知り、1人で巨悪を倒すために奮闘するのです。最後まで手に汗握る展開の連続でした！ただし、衝撃すぎる結末は見てのお楽しみとさせていただきます。

アメリカの「死亡原因の第３位が医療ミス」というショッキングなデータがあります。今や日本でも対岸の火事ではありません。医療ドラマと言えば、過去には「ベン・ケーシー」にはじまり「ＥＲ緊急救命室」や「Dr.House」など名作ドラマはありました。しかし、医療に巣くう社会問題にメスを入れた本格的社会派ドラマはこれが初めてでしょう。

ここまでお届けした『レジデント型破りな天才研修医』のネタバレや感想を見て、この話題作に少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。是非ご覧ください。あなたも『レジデント型破りな天才研修医』にハマってしまうかも！？