トキメキ☆成均館スキャンダルのネタバレあらすじ！感想も紹介【ユ・チョン主演】

2010年に韓国で放送された「トキメキ☆成均館スキャンダル」をご存知ですか？元東方神起のユ・チョンが初主演を果たし、一大ブームを巻き起こした人気ドラマです。「成均館スキャンダル」の原作は「成均館儒生たちの日々」というベストセラー小説。ドラマの登場人物、あらすじ、ネタバレ、みんなの感想は？日本でも放送された、時代物の恋愛ドラマを徹底解剖します！

「花の4人衆」と呼ばれるメインの4人を中心に、たくさんの人物が登場します。花の4人衆と、成均館の掌議（チャンイ/今でいう生徒会長）を中心とする対立関係を押さえておくと、人物関係が分かりやすいです。

左議政（現在でいう副首相に当たる人物）の息子。生真面目で頑固、曲がったことは大嫌い。その厳格な性格から、当初は成均館の同級生から煙たがられます。しかし、自己の信念を曲げない姿勢や、キム・ユンシクらのフォローにより徐々に成均館の仲間とも打ち解けるようになります。

あだ名は「佳郎（カラン/美しい婿殿の意）」。成均館スキャンダルの中でも人気のキャラクターです。演じているのはご存知、元東方神起でJYJのユ・チョンです。彼のファンとして成均館スキャンダルを見始めた人も多いのではないでしょうか。

成均館スキャンダルのヒロイン。艶やかな黒髪にピンク色の頬と、非の打ち所がない美貌の持ち主、キム・ユニ。女の子ながら、家計を支えるために男装し、病気の弟（ユンシク）の名を借りて女人禁制の成均館に入学します。

真面目で正義感が強い上、肝っ玉が座っており、その勇気と大胆な行動力からあだ名は「大物（テムル）」。お金にがめついのが玉に瑕ですが、本来の女性であるキム・ユニとしての姿は、本当に惹きつけられる美しさです！

自他共に認める女好き。あだ名は「女林（ヨリム）」。勘が鋭く、早い段階からユンシクが女性であるのではと疑います。「俺はク・ヨンハだぞ」という彼の口癖からもわかる通り、かなりの自信家。誰よりも派手な着物を着ており、また行動基準が「面白そうかどうか」という点にあることからすると、一見軽薄なチャラ男に見えますが、実は朝鮮王朝を変えたいという熱い思いを抱いています。

物語の当初は掌議であるハ・インスらとつるんでいましたが、何度もユンシクの窮地を救ううちに、キム・ユンシクやイ・ソンジュンと仲良くなっていきます。コロの親友でもあります。

ネタバレが含み紹介します。イ・ソンジュンやキム・ユニと同室の先輩で、あだ名はコロ（暴れ馬の意味）。不愛想ですが純情な一面もあり、女性と一緒にいるとしゃっくりが止まらなくなるなど、憎めない人物。実は紅壁書（ホンビョクソ）と呼ばれている義賊で、ことあるごとに赤紙をばら撒き、彼なりに朝鮮王国を変えようと奮闘します。キム・ユンシクが女の子と分かってからは、周囲にバレないよういつも心配している面倒見の良い人物です。コアなファンが多く、大人気のコロ先輩です。

成均館の掌議（生徒会長的な立場）で、イ・ソンジュン（ユ・チョン）やキム・ユンシクを敵視し、何かと対立する根っからの悪役。ユニを娶ろうとした兵曹判書の息子。恵まれた家庭で育ち、貧乏人を小馬鹿にしている面があります。

成均館スキャンダルの中でも一番の美貌をもつチョソンに恋心を抱いていますが、キム・ユンシクに夢中で自分に振り向いてくれない彼女に独占欲をむき出しにします。キム・ユンシクを敵視するのは、チョソンから好かれていることに対する嫉妬心もあるようです。成均館スキャンダルには何人か悪役が出てきますが、一番暗躍しています。

ネタバレしながらキャストを紹介します！ハ・インスの妹で、兵曹判書の娘。イ・ソンジュン（ユ・チョン）の婚約者。成均館の新入生を試す新傍礼（シンバンネ）の課題をこなす為に自分の元にやって来たイ・ソンジュン（ユ・チョン）に一目惚れし、彼を振り向かせようと奮闘します。

恋愛小説が大好きなマイペースお嬢様で、成均館スキャンダルの物語にはなかなかいない楽観的なキャラクター。しかし最後にはイ・ソンジュンとは結ばれず、少し切ない人物でもあります。

ハ・インスやその父親からも求愛される、泣く子も黙る美貌の持ち主。「男性を虜にする秘訣は、何も与えないこと」と豪語し、妓生ながらも誰にも心を開きませんでした。しかし、新入生の歓迎行事で妓楼にやってきたキム・ユンシク（ユニ）に一人の人間として尊重され、その誠実さに惚れ込み恋心を抱きます。

成均館スキャンダルの中で、美貌の売れっ子妓生チョソンを演じているのは、「太陽を抱く月」「赤と黒」などにも出演していた女優、キム・ミンソ。

第22代の朝鮮の王。派閥に関係なく、優秀な人物を官僚に採用しようとする、博学でリベラルな考えの持ち主です。派閥による対立を超えて新たな朝鮮王朝を築こうと試みていますが、古くから朝鮮で権力を握ってきた政治一派である老論派の家臣たちに、これを阻まれてしまいます。

大司成（成均館の校長先生）に冗談を言い青くさせては笑うなど、意外とお茶目な一面も。亡くなったキム・ユンシクの父親を信頼しており、キム・ユンシクにも何かと気をかけている優しい王様です。

キム・ユニは、才気溢れる女の子。病気の弟や母親に代わり、一家の大黒柱として生計を立てるため、男装姿で働き、お金を稼いでいます。収入源は、彼女の才能を発揮して貸本屋での筆写。少ない収入ながら、家族３人で慎ましく暮らしていました。そんな中、借金を返済できなければ自分の元に嫁ぐよう、政治家の兵曹判書（ハ・ウギュ）に要求され、兵曹判書と結婚したくないユニは短期間で大金を稼ぐ必要に迫られます。

ユニが選んだのは、成均館（ソンギュンガン）の入学試験である科挙の替え玉受験によってお金を稼ぐ方法。当時、最高難易度で大変人気であった科挙の試験は、カンニングや替え玉受験などの不正が横行しており、高額な値段でこれらの不正が請け負われていたのです。ユニは、気合を入れてソンギュンガンの入学試験に向かいます。ところが、替え玉受験の依頼主と、左議政の息子、イ・ソンジュン（ユ・チョン）を間違えてしまった為に、ユニはイ・ソンジュン（ユ・チョン）から追われる羽目になり…。

2・3話のあらすじを紹介します。借金返済のため、最高教育機関である成均館の入学試験の替え玉受験を試みたキム・ユニ。しかし、その日は運悪く王が立ち会い、不正が絶対に許されない日でした。しかも、替え玉受験の依頼者はイ・ソンジュン。彼は才能あるキム・ユニが成均館に入学すべきと考え、会場に呼ぶために替え玉の依頼をしたのでした。

受験会場で王からその才能を見込まれ、直々に成均館への入学を命じられたキム・ユニ。「兵曹判書に嫁ぐより、自分らしく生きたい」と考えた彼女は、弟の後押しを受け、ユンシクの名前を借りて成均館に入学するのでした。

成均館に入学したキム・ユンシク（ユニ）は、新入生の歓迎会にて毎年恒例の無理難題を上級生から突きつけられます。それは、美しい妓生、チョソンの下着を受け取ってくる事。チョソンを助けて彼女から好かれたキム・ユンシクは、無事にチョソンの下着を受け取って課題をクリアし、テムル（大物の意）のあだ名をもらいます。一方、ハ・インスの妹ヒョウンの元を訪れたイ・ソンジュンは、男子学生たちの好奇心からヒョウンを守ろうとし、ヒョウンから好意を寄せられます。

2・3話の感想を紹介します。ユンシクの才能を認め、彼（彼女）に何とかチャンスを与えようと画策するユ・チョンがかっこ良すぎる、という意見もありました。ユ・チョンはユンシク一家の救世主です。このような正義感の強いユ・チョンに対して、上級生の悪者感&小物感がすごいと話題です。ヨリムはまだハ・インスの仲間です。

4・5話のあらすじを紹介します。成均館では「大射礼（テサレ）」と言う弓の大会が開催されることに。弓の苦手なユンシクは、泣き言を言いますが、弓の練習中にハ・インスからしごかれ、気絶してしまいます。医務室に運ばれたユンシクは、成均館に左遷されたと噂の教授、チョン・ヤギョンに女であることがばれてしまいます。

チョン・ヤギョンから厳しく追及され、成均館から出て行くように言われるユンシクでしたが、成均館に残ると決意し、さらには大射礼で優勝してハ・インスから謝罪を受けることを誓います。イ・ソンジュンやコロの指導を受け、弓矢の猛特訓をするのでした。

4・5話の感想を紹介します。初めは弓の練習に消極的なユンシクが、怪我を負ったユ・チョンが左手で的の真ん中を撃ち抜くという奇跡を起こすように努力する姿が感動的だと話題です。

6・7話のあらすじを紹介します。街では義賊である紅壁書が度々出現していましたが、官僚たちはなかなか彼を捕まえられずにいました。しかし、ある日官僚が射った弓矢が当たり、紅壁書であるコロは大怪我を負います。

成均館に紅壁書が逃げ込んだとされ、大射礼のイベントにかこつけて官僚が彼を逮捕しに捜査にやってきます。様々な思惑が渦巻く中、いよいよ大射礼が開催されました。しかし、なかなか会場に現れないコロ。彼は大怪我のため、なかなか会場にたどり着けなかったのです。同室の３人が揃わなければ、大射礼に参加することができません。

あわや、ユンシクやイ・ソンジュンまでも失格か…というところで、ようやくコロが登場し、何とか参加資格を得られます。大射礼には、外部からの観客も訪れます。チョソンら妓生たちも観客として訪れており、ハ・インスはユンシクを見つめるチョソンの様子に心乱れ、的を外してしまいます。

これが決定打となり、ユンシクらのチームが優勝します。優勝のお祝いに宴に出かけた成均館の同級生たち。そこでイ・ソンジュンとヒョウンが抱き合っている様子を見てショックを受けたユンシクは、宴に参加せずに成均館に戻ります。そんなユンシクに、お風呂に入ることを進めるヨリム。ユンシクは気分を変えようとお風呂に入ります。

6・7話の感想を紹介します。ついに紅壁書の正体が明らかに…！紅壁書はコロ先輩でした。大怪我を負ったコロ先輩が大射礼に向かいつつも、官僚に捕まってしまうシーンにはハラハラしました。しかしヨリムがヒーローのように助けに来てくれ、事なきを得て一安心。

8・9話のあらすじをネタバレ紹介します。お風呂を楽しむユンシクを見つけたのは、コロ。ユンシクが女性であることを知って動揺しますが、何とか彼女を守ろうとします。結局、お風呂の灯が付いていたのはお化けのせいではないかということでひと段落。月に２度、自宅に帰ることができる帰宅日。ユンシクはお金を持って家族の元に帰宅できることが嬉しくてたまらない様子です。

しかし、ハ・インスやその取り巻きから貧乏であることを揶揄され、残飯や薬を情けとして渡されます。これに腹をたてるイ・ソンジュンやコロですが、ユンシクは「自分の家では残飯や薬は助かる。」と持ち帰ることに…。帰宅したユンシクは、貸本屋の主人から成均館に入学するために渡された前金の50両がイ・ソンジュンから支払われていたことを知り、「お前もハ・インス達と変わらない」と激しく怒ります。コロは家に帰るユンシクを尾行しますが、誰かに尾けられていることに気づきます。

実は、ユンシクが紅壁書であると疑われているのでした…父親から、ユンシクと仲良くしないよう告げられるコロ。コロの兄と一緒に「クンドゥムジサ」を運び、命を落としたのがユンシクの父親だったという衝撃の事実を知ります。一方、イ・ソンジュンは父親から兵曹判書の娘、ヒョウンと結婚し、成均館を出て大科の試験を受けるよう命じられます。

帰宅日を終え、成均館に戻った学生たち。裕福な家庭の学生達は、高級品を持ちこんでいます。しかし、ここで事件が発生。学生達の高級品が次々に盗まれてしまうのです。そして、容疑者として疑われたのは何とユンシクだったのでした…。

8・9話の感想を紹介します。たったの２話で怒涛の展開でした。ユンシクが女性だとバレてしまうのは驚きでしたが、コロなら他人に漏らすことはないので安心。ヨリムはまだユンシクに疑いの目を向けていそうですが、お化けを怖がっていたので心配はないでしょう。

一方、ハ・インスは相変わらず極悪非道でした…。残飯や薬を拾うユンシクが切ない。当時は貧富の差が激しかったのだと分かる描写です。それから、少しずつユンシクの父親の過去が明らかになっています。なぜユンシクの父親は命を落としてしまったのか、そして「クンドゥムジサ」とは何なのか…さらには成均館で盗みを働いたのは誰なのか？たくさんの謎が散りばめられており、今後の展開に目が離せません。

トキメキ☆成均館スキャンダルは、名前からすると青春恋愛ドラマがメインのイメージが強いですが、朝鮮王朝時代の男女差別、政治の派閥争い、格差社会の問題など、政治や社会問題なども深くえぐる社会派ドラマの一面もあります。さらには、キム・ユンシクの父親の死亡の真相や義賊である紅壁書の正体など、いくつもの謎が散りばめられており、ミステリーのような一面も。目が離せない展開です。　

みなさんの感想からもわかるように、イケメンのキャストにメロメロになる人が続出です。特に、「花の４人衆のキャストが豪華！」という感想が多いです。

「トキメキ☆成均館スキャンダル」というドラマのタイトル通り、キム・ユンシクを中心とするトキメキの止まらない胸キュンシーンがたくさんあります。これらのシーンにドキドキする！キュンキュンする！という感想がたくさん見られます。

これまで、トキメキ☆成均館スキャンダルのあらすじ・感想・ネタバレをお届けしました。たくさんの感想などからもわかるように、恋愛や友情をテーマとする青春ドラマとしてはもちろんのこと、歴史ドラマとしての要素や政治、社会問題など、重いテーマも含まれています。

トキメキ☆成均館スキャンダルの主演のユ・チョンをはじめ、たくさんのイケメンたちが出演しているため、重いテーマに振り回されることなく、夢中で見ることができるドラマです。イケメンたちにキュンキュンするも良し、政治や社会問題を考えるも良し、様々な年代の人が楽しめるストーリーとなっています。皆さんもぜひ成均館スキャンダルでときめきを感じてはいかがでしょうか。