太陽を抱く月の最終回のラスト・結末は？ネタバレあらすじや感想まとめ

ベストセラー小説をドラマ化した韓国ドラマ「太陽を抱く月」。「トキメキ☆成均館スキャンダル」と同じ、チョン・ウングォルが原作を手掛けている。架空の朝鮮王朝時代が舞台の本作は、最高視聴率46.1％を記録した。韓国ドラマ「太陽を抱く月」の作品情報に触れ、あらすじをネタバレしながら、その魅力について迫っていこう。

チョン・ウングォルによる小説「太陽を抱く月」が原作。李氏朝鮮の時代を舞台として描かれたフィクション時代劇作品である。2012年から韓国MBCにおいて全20話が放送された。日本での初放送は、2013年1月20日～6月23日までのNHK BSプレミアム（毎週日曜日21:00-22:00）である。脚本チン・スワン、演出キム・ドフン、イ・ソンジュン。

時は朝鮮王朝・成祖の治世。陰謀渦巻く宮廷で、1人の巫女が謀略に巻き込まれ処刑されてしまった。その巫女は友人の巫女チャン・ノギョンに1つの託宣を残す。”王を守る運命を持つ女人の誕生”である。運命に導かれ、王・成祖が重用する臣下ホ・ヨンジェに、娘ヨヌが生まれた。それから時は流れ、成長したヨヌは宮廷に赴き、世子フォンと出会う。そして、2人は恋に落ちた。しかし、それは過酷な日々へ足を踏み入れる事を意味していた。

上の図は、韓国ドラマ「太陽を抱く月」の登場人物相関図である。以下、あらすじのネタバレを含みながら、主要人物のキャストを紹介していく。

キム・スヒョン。1988年2月16日生まれ。「ドリームハイ」や「10人の泥棒たち」、「シークレット・ミッション」、「星から来たあなた」などが代表作として挙げられる。

イ・フォン。旼花（ミナ）王女の実の兄で、陽明君（ヤンミョングン）の異母弟。ヨヌとの出会いから8年後に王の座に就いた。陰謀によって、ヨヌが世子嬪から降ろされてしまった。そしてその座はボギョンへと変わってしまい、ボギョンがそのまま王妃となった。しかし、未だにヨヌの事を忘れられず、ボギョンを拒み続けている。ヨヌの一件で深い傷を負ったまま、心からの笑みを失っていた。

ヨ・ジング。1997年8月13日生まれ。「サッド・ムービー」がデビュー作である。「一枝梅」や「ジャイアント」、「根の深い木」、「ファイ 悪魔に育てられた少年」などが代表作だ。

イ・フォン（幼少期）。王太子である世子の座にある。王宮の外に出ようとした時、ヨヌと出会った。ヨヌと恋に落ち、世子嬪にしようと奔走する。その愛情は深い。少し気が短くわがままなものの、聡明さと強い意志、大胆さを兼ね備えている。

ハン・ガイン。1982年2月25日生まれ。「新入社員」や「赤と黒」、「マルチュク青春通り」、「建築学概論」などが代表作となっている。

ウォル（ホ・ヨヌ）。記憶を失ってしまったヨヌ。全てを忘れてしまった為に、”親に捨てられてしまった”というチャン・ノギョンの言葉を信じた。そのまま受け入れたが、やはりその事に傷付いている。巫女として成長したヨヌは、ある日、病気療養で通りかかった王フォンと再会する。記憶のないヨヌは、フォンを分からない。フォンにより、ウォルと名付けられる。

キム・ユジョン。1999年9月22日生まれ。代表作として「一枝梅」や「善徳女王」、「トンイ」などが挙げられる。

ホ・ヨヌ（幼少期）。兄ヨムの妹。科挙合格者が王に拝し褒美を賜る儀式、放榜禮を受ける兄の為に、ヨヌは宮殿を訪れた。そこで出会った世子フォンを泥棒と勘違いしてしまう。フォンを世子であると知り、不敬罪を恐れて避けるも、フォンの人柄に触れ、恋心を抱くようになる。聡明で優しい心の持ち主。本を読む事を好む。

キム・ミンソ。1984年3月16日生まれ。「トキメキ☆成均館スキャンダル」や「童顔美女」、「7級公務員」などに出演している。

ユン・ボギョン。ユン・デヒョンの娘。王妃となった。望んで手に入れた地位だが、王フォンからは全く相手にされない。ただ、ボギョンは、時間が解決してくれるだろうと自身に言い聞かせていた。それも、ヨヌに似たウォルが現れるまでであった。燻っていた嫉妬心は燃え上がり、一向に振り向かないフォンに焦れるようになる。

キム・ソヒョン。1999年6月4日生まれ。代表作は「恋するジェネレーション」や「演奏者たち～Page Turner~」、「キスして幽霊」、「悪夢先生」、「仮面の王イ・ソン」など。

ヨヌと共に旼花（ミナ）王女の学友となる。世子フォンに恋し、その心を得ようとする。しかし、フォンの心も、ほぼ決まっていた筈の世子嬪もヨヌに奪われてしまう。そのまま希望は潰えるかと思われた。そこで、突如としてヨヌが病に倒れ、世子嬪がボギョンのものとなった。ボギョンはそれが謀略によるものであり、父ユン・デヒョンが加担している事を知る。けれどもそれをボギョンは胸の奥に仕舞った。フォンの心を得たいが為に。

プライドが高く、気性の激しい性格の持ち主である。しかし、ただ1人フォンを愛するという一途な側面を持つ。

チョン・イル。1987年9月9日生まれ。デビュー作は「静かな世界」。代表作は「夜警日誌」や「美男＜イケメン＞ラーメン店」などである。

陽明君（ヤンミョングン）。王・成祖と側室・禧嬪パク氏の息子で、フォンと旼花（ミナ）の異母兄である。フォンと仲が良く、ヨヌの兄ヨムと親友である。互いに想い合うフォンとヨヌに、陽明君（ヤンミョングン）はヨヌへ告白しないまま身を引いた。それはヨヌの幸せを願えばこそであったが、明らかな陰謀と思えるものに巻き込まれてしまった。何も出来なかった後悔を胸に、ヨヌを想い続けていた。

そして、ウォルに出逢い、ヨヌの面影を持つウォルだからではなく、ヨヌを忘れてウォル自身を愛そうと決意する。

イ・ミノ。イ・テリに改名した。1993年6月28日生まれ。代表作は「チャン・ヒビン」や「思いっきりハイキック！」、「トキメキ☆成均館スキャンダル」など。

陽明君（ヤンミョングン）（幼少期）。王・成祖は、陽明君（ヤンミョングン）が政治的に利用される事を恐れ、冷たく厳しい態度を取っている。また陽明君自身も、両親の意図を汲んで、利用されないように手に負えない人間を演じている。フォンを大切に思うからこそ、すべて譲っても構わないと思っているのだ。ただ、ヨヌだけはそうして諦める事が出来ず、王・成祖に願う。しかし、その願いは叶えられない。

正義感が強く思慮深い一面を持つ。また、愛情深く、その為なら自己を犠牲にする事も厭わない。

ソン・ジェヒ。1979年12月11日生まれ。「ロードナンバーワン」や「愛してよかった」、「家族なのにどうして？」などに出演している。

ホ・ヨム。ヨヌの兄。旼花（ミナ）王女の婿となった。ヨヌの一件による陰謀で、家格まで失ってしまった。しかし、旼花王女が嫁いだ為に儀賓となり、降格する事はなく、生活も保たれている。官職には就けないものの、王女に感謝し、愛情を抱いている。

イム・シワン。1988年12月1日生まれ。「赤道の男」や「恋愛を期待して」、「トライアングル」などが出演作品である。

ホ・ヨム（青年期）。ヨヌの兄であり、世子フォンの師。17歳で科挙に首席で合格し、文官となる。父ヨンジェが王・成祖の信頼する重臣であった事もあり、フォンの講師に選ばれる。最初こそフォンに嫌われていたものの、程なく師として仰がれるようになった。成祖にはフォンの信頼出来る重臣となる事を望まれている。極めて温厚で公明正大、才色兼備である為、多くの人間から慕われている。

ナム・ボラ。1989年11月27日生まれ。「笑う顔で回ってみなさい」がデビュー作。「愛の花が咲きました」や「愛してもいいんじゃない」、「ロードナンバーワン」などに出演している。

旼花（ミナ）王女。王フォンの実の妹であり、陽明君（ヤンミョングン）の異母妹である。ヨヌの兄ヨムの妻になった。悲嘆にくれるヨムの母を支え、尽くす。罪悪感が常に心に付き纏いながらも、ヨムを得られた事に後悔はなかった。ヨムに心から愛され、幸せの絶頂にいる。

チン・ジヒ。1999年3月25日生まれ。デビュー作は「黄色いハンカチ」である。「恋愛時代」や「明日に向かってハイキック！」、「火の女神ジョンイ」などに出演。

宮中にやって来たヨムを一目見て、その美しさと滲み出る聡明さや物腰の柔らかさに、恋をした。王であり、父である成祖に、ヨムと結婚したいとお願いする。しかし、重臣とする気の王・成祖はその申し出を取り合わない。日がな泣いて暮らすようになる。そんなある日、祖母・大妃（テビ）がやって来て告げる。言う通りにすれば、ヨムと結婚出来るようになると。そして、ヨヌに対する謀略の一端を担う事になった。

天真爛漫で優しく無邪気な性格である。しかし、娘であり妹である為に甘やかされ、王女である為に叶わぬ願いなどなかった事で、我が儘な一面を持っている。

チャン・ミソン。1970年12月7日生まれ。「土地」がデビュー作となっている。「母なる証明」や「アクシデント・カップル」、「雲が描いた月明かり」などが出演作品。

チャン・ノギョン。都巫女（トムニョ）であり、星宿庁（ソンスチョン）の国巫（クンム）である。朝鮮における、最高の霊力を持つと言われている。”王を守る運命を持つ女人の誕生”という神託を、親友である巫女アリに託された。その運命の女人がホ・ヨヌだと察して、守ろうとする。

キム・ヨンエ。1951年4月21日ー2017年4月9日。「チャン・ヒビン」や「ファン・ジニ」などに出演。遺作は「月桂樹洋服店の紳士たち」となっている。

大妃（テビ）ユン氏。後に大王大妃（テワンテビ）となる。王・成祖の母。王の座を盤石にしようと、成祖の異母弟を暗殺させた。さらに、ユン一族の地位を確固たるものにする為、ホ・ヨヌはもちろん、その一族を排除させる。

キム・ウンス。1961年2月12日生まれ。「大王世宗（テワンセジョン）」や「チュノ～推奴～」、「オクニョ」などに出演している。

国舅であり、最高の官職・領議政（ヨンウィジョン）となっている。ユン・ボギョンの父で、大王大妃（テワンテビ）ユン氏の甥に当たる。大王大妃の指示を受けながら、様々な陰謀や計略を張り巡らせ、一族が実権を握る事に腐心する。

韓国ドラマ「太陽を抱く月」の最終回である、第20話のあらすじを4つに分けてネタバレしていく。

非道な王を廃位するという名目で、領議政ユン・デヒョンは王フォンへ反旗を翻した。陽明君（ヤンミョングン）をその旗印として。王フォンを打倒した暁には、王の座と共にホ・ヨヌを王妃に就ける、そう陽明君を調略したのだ。陽明君を傀儡の王とし、ユン・デヒョン自身がその実権を握らんが為に。

王フォンに剣を突き付ける陽明君（ヤンミョングン）に、領議政ユン・デヒョンはその首を取るよう命じた。その求めに応じるように、剣を振り上げた陽明君。しかし、その剣はユン・デヒョンの一派に向かった。

陽明君（ヤンミョングン）は領議政ユン・デヒョンの味方のフリをしていたのだ。それは、王フォンに対立し、ホ・ヨヌを危険に陥れ、国に害をなすすべての不穏分子を取り除く為だった。その名簿を手に入れるという思惑に、まんまと引っ掛かってしまったユン・デヒョン。そして、最期を迎える。

全てが終わった筈だった。しかし、陽明君（ヤンミョングン）は、生き残っていた領議政ユン・デヒョンの一派の私兵に、槍で貫かれてしまった。どこかで望んでいたのか、陽明君の表情は穏やかだ。異母兄である陽明君は王の血を引いている。いつまた謀反の旗印にされてもおかしくない。そう陽明君は考えていたのだ。これで、大切な弟であるフォンに、そしてホ・ヨヌ達に、仇成す事はないと安心したように、陽明君は逝った。

そうして、悲しみの果てに、天はあるべき姿となった。2つあった太陽が、１つになったのだ。

領議政であり、父であるユン・デヒョンの謀反。それを、王妃ユン・ボギョンのお付きの者が知らせに部屋を訪ねると、そこにユン・ボギョンはいなかった。

心を打ち砕かれ、失意に沈みながら、布を手にユン・ボギョンはフラフラと歩いていた。王フォンと、父であるユン・デヒョンの対立を嘆く。そして、どちらが勝とうとも、王妃の座にいられない事を理解していた。ただひたすらに欲していたフォンの心を、結局得られないまま王妃の座から降ろされる。それはユン・ボギョンには耐えられなかった。

王フォンの心を得られず、王妃でさえもいられなくなるのなら、死を選ぶしかない。最後まで王妃として、王の女として、死ぬ。それが、ユン・ボギョンの最期の望みとなった。

王・フォンにより、国巫チャン・ノギョンに宣旨が下った。世子嬪であったヨヌに呪いをかけた罪を問う為、慰霊祭を執り行わせるというものである。

陽明君（ヤンミョングン）をはじめ、ソル、ホ・ヨヌの父ホ・ヨンジェの大提学、王妃であったユン・ボギョン、大王大妃（テワンテビ）ユン氏の為、国巫チャン・ノギョンは舞う。怨念から解放し、黄泉の国へと誘うのだ。そして、その身に多くの邪悪なものを封じ込め、国巫チャン・ノギョンはこの世を去った。すべての者の幸せを願いながら。

ホ・ヨヌの一件、その謀略を巡らせたすべての者達が明らかとなった。もう、王フォンとヨヌを遮るものは何もない。フォンとヨヌは婚礼を挙げ、ヨヌは王妃となった。

数年後。王妃ヨヌと、王フォンの間には、子が生まれ、すくすくと成長していた。血で血を洗うような争いが嘘のように、宮中は平穏で温かなものとなっている。そして、ヨヌの兄ヨムもまた、そんな日々を取り戻そうとしていた。

王妃ヨヌの誕生日。その夜、王フォンはヨヌを、思い出の場所、陰月閣に呼び出していた。ヨヌの誕生日祝いの為、フォンはカグヤムという楽器を演奏する。

素晴らしいカヤグムの音色に、ヨヌは感激していた。しかし、その時突然、カヤグムの弦が切れてしまう。ヨヌはフォンを心配してフォンに駆け寄ったが、依然としてカヤグムの音が聴こえてくる。フォンのお付きの者が代わりに弾いていたのだ。フォンは悪戯がバレた子供のような顔をした。それからすぐに開き直って、ヨヌに告げる。別の贈り物をやると。そして。

韓国ドラマ「太陽を抱く月」を観た感想や評価はどうなっているのか、twitterから抜き出して紹介していく。日本での公開当初、そして現在において、果たしてその感想は異なっているのか。

韓国ドラマ「太陽を抱く月」のストーリーを追いかけながら、再放送を録画しようとしているようだ。

韓国ドラマ「太陽を抱く月」と「成均館スキャンダル」、どちらも見たことがあるのだろう。2つの作品を見比べながら、楽しんでいるようだ。

韓国ドラマ「太陽を抱く月」のストーリーの流れを追いかけつつ、陽明君（ヤンミョングン）のセリフについて独自の目線での感想だ。

韓国ドラマ「太陽を抱く月」の最終回を見終えて、それぞれのキャラクターに感情移入しつつ、それを演じる俳優の素晴らしさを感じているようだ。

韓国ドラマ「太陽を抱く月」の放送が終わって、ドラマの良さを語りながら、イ・フォン役のキム・スヒョンについて感想を述べている。

5年ほどが経った今もなお、韓国ドラマ「太陽を抱く月」はたくさんの人々に愛されているようだ。2018年現在の感想である。

韓国ドラマ「太陽を抱く月」の再放送を見て、ストーリーの流れやキャラクターについて触れつつ感想を述べている。

韓国ドラマ「太陽を抱く月」の再放送を見て、再放送を追いかけながらも、面白さにストーリーの続きが気になって先取りしたらしい。再放送とDVD、どちらにおいても楽しんでいるようだ。

韓国ドラマ「太陽を抱く月」を見たことがあるのだろう。一番好きな韓国ドラマに「太陽を抱く月」を挙げているようだ。

韓国ドラマ「太陽を抱く月」を見たことがあるらしく、おすすめの韓国ドラマで「太陽を抱く月」を推しているようだ。

架空の朝鮮時代を軸にしたラブストーリーである、韓国ドラマ「太陽を抱く月」。ここでは、その作品情報をはじめ、あらすじ、韓国ドラマ「太陽を抱く月」を観た感想まで紹介したがいかがだったでしょうか。

2013年にNHK BSプレミアムで放送された韓国ドラマ「太陽を抱く月」は、その後も様々な放送局で再放送されている。今でも記憶に新しく、人々の心に残る作品と評判である。皆様も一度ご覧あれ。