星の金貨の最終回あらすじをネタバレ！主演の酒井法子が歌う主題歌も紹介

主人公の倉本彩が中心の恋愛ドラマである星の金貨は、全12話あるドラマで、放送当時から話題になり、最終回では視聴率23.9%を獲得するほどの人気ドラマです。恋愛ドラマといえば、主人公が恋人と結ばれてハッピーエンドというイメージがありますが、星の金貨のあらすじからは少し怪しげな雰囲気があります。

主人公の婚約者が記憶喪失になっているというあらすじを持つ星の金貨ですが、最終回のネタバレはどうなっているのかだけでなく、あらすじの詳細や、キャストは誰なのか、最終回を見た感想はどうなのか等も紹介して行きます。

星の金貨のあらすじや最終回のネタバレに入る前に、まずはキャストたちについて紹介して行きます。主演たちの現在や過去の情報もチェックしましょう。

耳と口が不自由な女性、倉本彩を演じるキャストは酒井法子です。女優や歌手として活躍しており、オフィスニグンニイバに所属しています。1985年に開催されたオーディション「'86 ミスヘアコロン・イメージガール・コンテスト」にて「BOMB!賞」を受賞し、芸能界デビューしました。1986年に放送された番組「モモコクラブ」に出演してからは「のりピー」と名乗り、酒井法子独自の言葉「のりピー語」を流行らせました。

1993年に放送されたドラマ「一つ屋根の下」や1995年に放送されたドラマ「星の金貨」で女優として注目されましたが、2009年に覚せい剤取締法違反で逮捕されました。公判は裁判傍聴の抽選倍率は330倍になり、刑事裁判史上最高を記録しました。2012年に執行猶予が終了し、芸能界復帰となりました。2016年に酒井法子にとって16年ぶりのコンサートである「酒井法子30th ANNIVERSARY コンサート」が公演されました。

診療所に赴任してきた、永井秀一を演じるキャストは大沢たかおです。俳優やナレーターとして活躍しており、コアインターナショナルに所属しています。1987年にモデルとして活躍し、1992年に俳優に転身しました。1995年に放送されたドラマ「星の金貨」で注目を集め、1996年に放送されたドラマ「劇的紀行 深夜特急」からは活動の場を世界に広げ、2000年には映画に拠点を移すようになりました。

2005年に公開された映画「解夏」で第28回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞し、同年に公開された映画「イントゥ・ザ・サン」でハリウッドデビューしました。2008年に公開された映画「ラブファイト」では出演しながらもプロデュースも務めました。2009年に放送されたドラマ「JIN-仁-」で8年ぶりにドラマ出演し、第18回橋田賞を受賞しました。

永井秀一とは腹違いの弟、永井拓巳を演じるキャストは竹野内豊です。俳優として活躍しており、研音に所属しています。親族がモデルに応募したことがきっかけで芸能界デビューし、1994年に放送されたドラマ「ボクの就職」で俳優デビューしました。1995年に放送されたドラマ「星の金貨」で第33回ゴールデンアロー賞放送新人賞を受賞し、1997年に放送されたドラマ「ビーチボーイズ」で主演を務め、人気を勝ち取りました。

20代までは恋愛作品をメインに出演していましたが、2003年に放送されたドラマ「ヤンキー母校に帰る」では元ヤンの熱血教師という自身初の役を演じ、話題になりました。2011年に公開された映画「太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-」で主演を務め、第54回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞しました。

永井秀一と結婚した令嬢、結城祥子を演じるキャストは細川直美です。女優として活躍しており、オスカープロモーションに所属しています。1988年に所属事務所が主催したコンテスト「第2回全日本国民的美少女コンテスト」に受賞し、芸能界デビューしました。1989年違法捜査れたバラエティ番組「パオパオチャンネル」でレギュラー出演し、1993年に放送されたドラマ「かりん」でヒロインを演じ、注目を浴びました。

2002年に俳優の葛山信吾と結婚し、2003年7月に長女、2006年7月に二女を出産しました。結婚を封じられた当時、葛山信吾は2002年に放送されたドラマ「真珠夫人」の主人公の恋人役として演じていたことや、細川直美の誕生石が真珠であることが重なり、細川直美が本物の真珠夫人になるのではと言われていました。

永井秀一と永井拓巳の父で院長の永井誠一郎を演じるキャストは竜雷太です。俳優として活躍しており、アートプロモーションに所属しています。1966年に放送されたドラマ「これが青春だ」で新人ながらも主役として抜粋され、熱狂的なファンが殺到しました。作中で歌った曲を販売し、歌手デビューをしたこともあります。

2007年にアクターズプロモーションが破産申請をしたことを受けて、役員でもあった竜雷太は多額の借金を背負いましたが、現事務所に入り、2008年に公開された映画「２０世紀少年」に出演したり、2018年に放送されたドラマ「ラストチャンス 再生請負人」に特別出演しています。

永世会病院で外科医として働く小泉美和を演じるキャストは田中美奈子です。女優として活躍しており、サンミュージックプロダクションに所属しています。1984年に「ミスマガジン」の準グランプリを受賞し、1986年に放送されたドラマ「天使のアッパーカット」で女優デビュー、1989年に安西マリアのカバー曲「涙の太陽」で歌手デビューしました。

1995年に歌手活動を中断したものの、女優としては活躍しており、2013年に放送されたドラマ「半沢直樹」や、2016年に放送されたドラマ「京都南署鑑識ファイル」に出演しています。2007年に俳優の岡田太郎と結婚し、現在2児の母としても活躍しています。

倉本彩の親友、遠藤園子を演じるキャストは西村知美です。女優やタレントとして活躍しており、芸映に所属しています。1985年に発刊されたグラビア雑誌「Momoco」が主催したコンテスト「第1回ミス・モモコクラブ」で受賞し、杉浦幸や島田奈美と共に桃組三人娘と呼ばれていました。1986年に公開された映画「ドン松五郎の生活」で女優デビューし、主題歌も歌ったことで歌手としてもデビューしました。

1986年に発売されたシングル「わたし・ドリーミング」で第28回日本レコード大賞の新人賞を受賞し、1997年に元タレントの西尾拓美と結婚し、2003年に長女を出産しました。その後は2011年に放送されたドラマ「奥様は18歳」に出演したり、2013年に公開された映画「家」で主演を演じたりしています。

永世会病院の患者の一人、新井義彦を演じるキャストは北原雅樹です。元お笑い芸人で、現在は俳優やリポーターとして活躍しており、フロムノースフィールドに所属しています。1994年に相方の渡辺慶とお笑いコンビ「グレートチキンパワーズ」を結成しました。当時から俳優としても活躍しており、1995年に放送されたテレビドラマ「未成年」に出演しています。

2004年にタレントの松本真紀と結婚し2005年にお笑いコンビを解散しました。2009年に芸能活動休止を発表し、サラリーマンとして生活していましたが、2012年にラジオ出演をきっかけに活動再開します。2014年に個人事務所「フロムノースフィールド」を設立し2015年に即劇遊団あドり部を旗揚げします。2016年に兵庫県加古川市の観光大使に就任するなどしますが、2018年に酒気帯び運転で逮捕され、活動を自粛しました。

ここからは星の金貨のあらすじをネタバレしていきます。どんな物語なのか、酒井法子が演じる主人公はどんな人なのか、あらすじのネタバレを要チェックです。

倉本彩は赤ん坊の頃から両親に捨てられて、現在も育て親が買ってくれたブランコで両親を待っている健気な女性です。昔から耳と口が不自由なため、会話は手話で行なっています。物語開始時には北海道の診療所で看護師として働いていました。

ある時、赴任してきた永井秀一と出会います。ある夜に倉本彩はグリム童話「星の金貨」を聞かされ、「彩には星の金貨の少女と同じ心を持っている、いつか彩の上に星が降る」と言われます。二人はお互いに惹かれ合っていましたが、永井秀一は大学病院への転勤が決まってしまい、単身で旅立ちます。

空港まで追いかけてきた倉本彩を振り切り、飛行機に乗り込もうとした永井秀一は、手話と大声を使って愛の告白と結婚の約束をしました。しかし、いくら待っても戻って来ず、倉本彩は一人で東京へと向かいました。

東京に到着したはいいが、どこに行けばいいかわからない倉本彩は永井拓巳と出会います。彼から永井秀一が事故で入院していることを知り、病院へ駆け込みますが、永井秀一は結城祥子を助けた際に転落した衝撃で記憶喪失になっており、倉本彩のことを忘れていました。

ここからは星の金貨の最終回をネタバレしていきます。最終回の中で動く、倉本彩と永井秀一の関係や、周囲の人たちの活躍にも注目です。

結城祥子は永井秀一との子を身ごもりますが「偽りの中で愛する」と言われます。結婚することを知った倉本彩はショックを受け、永井拓巳は怒って永井秀一を殴ります。そんな中、結城祥子は中絶手術を受けることを知った永井秀一と倉本彩は駆けつけます。結城祥子は倉本彩に向かって「あなたがいる限り私もこの子も愛されない」と言いますが、できないことを悟ると吐き崩れました。

結婚式の日、自分の存在で二人を苦しめていると考えた倉本彩は入水自殺を図ります。しかし、友人の遠藤園子と患者の新井義彦に説得され、北海道に帰ることとなります。帰ることを知った永井秀一は空港へ行き、告白します。倉本彩は振り切り、最後に「あなたの子供に私のような思いをさせないで」と頼み飛行機に乗ります。その後ろ姿を見て永井秀一は「君の上に星が降る」とつぶやきました。

星の金貨の主題歌は、主演の酒井法子が出した27枚目のシングル「碧いうさぎ」です。出荷枚数でミリオンセラーを記録し、公益社団法人日本作曲家協会が主催する「第37回日本レコード大賞」では優秀作品賞を受賞しました。酒井法子自身が持つ過去最大の売り上げ（累計99.7万枚）を記録し、第46回NHK紅白歌合戦に出場した際には手話を取り入れながら披露しました。

2009年当時に覚せい剤取締法違反を受けて、酒井法子の楽曲全てが配信停止処分をとなりましたが、停止前にダウンロードが集中したため、iTunes Store楽曲ダウンロードランキングで1位を獲得したことがあります。また、JOYSOUNDやDAMといったカラオケリクエストランキングでは上位にランクインしました。

続・星の金貨では酒井法子が出した29枚目のシングル「鏡のドレス」が主題歌となっています。オリコンチャートでは9位を獲得し、2017年に販売されたベストアルバム「GOLDEN☆BEST 酒井法子」では碧いうさぎと並んで収録されています。

こちらの評価は、酒井法子が演じた倉本彩が理想の女性と述べています。作中では失恋したヒロインとして描かれていますが、永世会病院の人たちに無償の愛を注いでおり、それを受けた周囲の人たちは良い方向へ変わって行きます。無償の愛を注ぎ続ける倉本彩は、理想の女性として挙げられるのも無理はないでしょう。

こちらは、実際の聴覚障害者からは批判があったらしいけど、星の金貨に影響を受けて手話通訳者になった人もいるだろうと述べています。聴覚障害者である倉本彩は基本的に手話で意思疎通を図っていますが、その影響を受けた視聴者たちは実際に手話を学んだというエピソードがあります。そのため、手話の重要さが伝わったと考えられます。

こちらは、星の金貨で登場する手話を使ったら、いい反応が返ってきたので嬉しかったと述べています。聴覚障害者が活躍するという関係上、映像内に手話は必ず出てきます。出てくる手話は実際に使えるものなので、手話の勉強として、星の金貨を視聴すると良いでしょう。

ネタバレとしては、ロマンチックなあらすじと、主人公の失恋を描いた最終回を持つ星の金貨ですが、感動的なハッピーエンドではないからこそ、名作と言われているともいえます。また、主演を務めた酒井法子は芸能界復帰して、現在でも歌手などの活動を続けています。童話にまつわるあらすじを持ち、最終回は悲恋として終わる主人公を中心に動く物語を、ぜひ一度はご覧ください。