海外ドラマスーツSUITSは男子必見で面白い？あらすじやキャストまとめ

海外ドラマ『スーツ』は2011年に放送されたシーズン1が初回視聴者数464万人を突破し、2018年現在アメリカでシーズン8が放送中の大人気リーガルドラマです。一流のスタッフ・キャストを集結し製作された『スーツ』は日本の海外ドラマ好きやファッション通を中心に早くから面白いと注目を集め、2018年にはフジテレビの月9枠として織田 裕二主演による日本版『スーツ』が放送開始されました。

NYのマンハッタンにある大手法律事務所を舞台に、敏腕弁護士ハーヴィーと天才的な記憶力を持つ青年マイクがコンビを組み様々な訴訟に挑むクールでスタイリッシュ、そして人間模様も面白い海外ドラマ『スーツ』。そんな『スーツ』の魅力をキャストとあらすじ、それと実際にご覧になった視聴者の感想を紹介しつつ、どんな所が面白いのかを見ていきましょう。

大手弁護士事務所「ピアソン・ハードマン」に勤める敏腕弁護士。非常に優秀ですが、自分の才能に絶対の自信を持つ傲慢な性格で勝利至上主義。その性格故にずっと一匹狼でしたが、マイクと出会って彼の才能を買いアソシエイトとして雇います。非常に女性にモテる伊達男で着用するスーツもスーツの着こなしも超一流。

ハーヴィーを演じるのは海外ドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』や『セックス・アンド・ザ・シティ』にも出演したガブリエル・マクト。芸能界入りはなんと8歳の時。父親は俳優のスティーヴン・マクト。演劇修士号と劇文学博士号を習得している大変教養のある方です。実はこの2人『スーツ』シーズン3とシーズン4で親子競演を果たしています。

フォトグラフィックメモリーを持つ天才青年。弁護士を目指して大学に通っていましたが、悪友のせいで中退してしまい、夢を断たれてしまいます。その後悪友とつるんで麻薬の密売や替え玉受験などでお金を稼いでいましたが、麻薬密売のトラブルの最中にハーヴィーと出会い、アソシエイトとして採用されます。これにより学歴を詐称して弁護士として働いていくことになります。

マイクを演じるのはカナダ出身の俳優パトリック・J・アダムス。海外ドラマ『コールドケース 迷宮事件簿』や『LOST』、『ゴースト 〜天国からのささやき』など日本でも有名な作品の数々にゲスト出演してきたアダムス。ついに『スーツ』のマイク・ロス役で大ブレイクを果たします。プライベートでも2016年に結婚、2018年に第一子を授かり大変充実した生活を送っているようです。

「ピアソン・ハードマン」に勤める弁護士。かなりひねくれた、ねちねちした性格で周囲から距離を置かれています。アソシエイトの教育係をしていますが、その性格故アソシエイトたちからも嫌われ気味。しかし劇中で一番人間臭い人物で視聴者には結構人気があります。ハーヴィーをライバル視し、なにかと張り合いますが相手にされていません。しかし弁護士としては非常に優秀で金融・財務関連ではハーヴィーの実績を上回ります。

ルイス・リットを演じるのは『スーツ』の舞台でもあるニューヨーク出身のリック・ホフマン。海外ドラマ『CSI:マイアミ』や『名探偵モンク』、『メンタリスト』などゲスト出演が多かったリックですが『スーツ』ではメインキャストとして7年間頑張っています。インスタなどを見ると『スーツ』のキャスト陣と仲良く写っている写真が見られます。ひょうきんな性格で愛されキャラのようです。

「ピアソン・ハードマン」の所長。常に冷静沈着で立ち振る舞いも優雅。その実力も折り紙付きで確かな判断力と才覚を持ち、事務所に無くてはならない存在とも言えます。劇中でマイクの学歴詐称を知ってしまいますが、彼女もマイクの才能を買いハーヴィーと共にリスクを背負い込むことになっていきます。ちなみにジェシカは『スーツ』のスピンオフ作品で主演を努める予定になっています。

事務所のトップ、ジェシカを演じるのはジーナ・トーレス。高身長でエレガントな気品溢れる彼女は、日本でも人気がある映画『マトリックス リローデッド』と『マトリックス レボリューションズ』にカズ役で出演しています。その作品で出会ったモーフィアス役で有名なローレンス・フィッシュバーンと結婚していましたが、残念ながら2017年に離婚しています。

弁護士事務所「ピアソン・ハードマン」に勤務するパラリーガル。非常に優秀な女性で、パラリーガルとしては異例のパーソナルオフィスを与えられているほど。弁護士志望ですがロースクールに受かる自信が無く、弁護士たちをサポートする日々を送っていました。マイクも一目惚れするほどの美貌の持ち主でもあります。

レイチェルを演じるのは、サセックス公爵夫人メーガン（旧姓レイチェル・メーガン・マークル）。イギリス王室のサセックス公爵ヘンリー王子とご結婚され、今や世界的に認知されています。海外ドラマ『CSI:ニューヨーク』や『CSI:マイアミ』などにゲスト出演していた彼女は今回の『スーツ』で初のメインキャストの座を勝ち取りました。しかし、公務に専念するため女優業は引退。今後は慈善活動などで活躍する彼女が見れそうです。

ハーヴィーの秘書を務めるドナ。ハーヴィーが検事補をしていた頃からの付き合いで、度々ハーヴィーがやり込められることも…。美人で機転が利き、サバサバした性格で自分の意見をしっかりと言えるデキル女。ハーヴィーが全幅の信頼を置くのも頷けます。女性視聴者からの人気も高いキャラです。

ドナを演じるのはサラ・ラファティ。ハミルトン・カレッジとオックスフォード大学、そしてイェール大学で演劇を学び芸術の修士号を持つ才女でもあります。知的なドナ役はサラにはぴったりだったのかもしれません。上記の写真のように『スーツ』のキャスト陣とも仲良しです。特にハーヴィー役のガブリエルとは20年来の親友とのことで、役柄同様にプライベートでもツーカーの仲なのかもしれません。

それではここからは、面白いと話題を読んでいる海外ドラマ『スーツ』のあらすじを各シーズン毎に簡単にですが紹介していきます。作品に関するネタバレ要素を含みますのでお気をつけください。

NYの大手法律事務所「ピアソン・ハードマン」に勤める敏腕弁護士ハーヴィーは、一緒に事務所の草創期を支えてきた仲間で、上司でもあるジェシカからシニアパートナーへの昇進を持ちかけられます。しかし昇進の条件はアソシエイトを付けること。渋々行った採用面接、そこでハーヴィーは驚異的な記憶力を持った青年マイクを気に入り採用します。

ハーバードのロースクール卒しか採用しないという弁護士事務所「ピアソン・ハードマン」において、ハーバードどころか大学すら出ていない異色の存在マイク・ロス。その全てが一流で仕事に対して誰よりも厳しく、常に勝つことを正義とする男ハーヴィー・スペクター。秘密を共有することになってしまったこのコンビが数々の訴訟に挑んでいきます。

マイクの学歴詐称が悪友のトレヴァーの密告によってジェシカにバレてしまいます。ジェシカはハーヴィーにすぐにマイクを解雇するように言いますが、ハーヴィーはマイクを解雇するなら自分も辞めると言い庇います。そんな中、過去にジェシカとハーヴィーが画策してピアソン・ハードマン事務所を追い出した、もう一人の共同経営者ハードマンが復帰してきます。

ハードマンが戻ってくる以上、ハーヴィーの力が必要になると考えたジェシカはマイクの件を黙認することにしました。こうしてジェシカVSハードマンの派閥争いが勃発していきます。そしてこの内紛が事務所のクライアントたちに不信感を与え、ピアソン・ハードマン法律事務所は資金難に陥ってしまうのでした。

資金難に陥っていたピアソン・ハードマン法律事務所はハーヴィーの猛反対を押し切る形で潤沢な資金を持つイギリスのダービー法律事務所と合併し、ピアソン・ダービー法律事務所として再スタートを切ります。しかしこの一件でマイクはハーヴィーを裏切ってしまい二人は険悪な関係になってしまいました。この状況とレイチェルに自分の学歴詐称の秘密を打ち明けた事も踏まえてマイクは事務所を辞める決意をします。

マイクとハーヴィーの関係修復に一役買ったのがルイスとドナでした。元のコンビに戻ったマイクとハーヴィーは新体制になった事務所で仕事に励みます。そんな中マイクは訴訟事件で出会ったジョナサンという人物に銀行投資家として自分の会社で働かないかと誘われます。現状に悩んでいたマイクは、自分のためにも事務所のためにもここが引き際だと考えジョナサンの会社で働くことにするのでした。

マイクが事務所を去ってから三ヶ月が経ちました。マイクの勤めることになったジョナサンの投資会社はハーヴィーのクライアントで、二人の関係はまだまだ切れていません。しかし今回はとある産業会社の買収を巡りマイクVSハーヴィーの戦いが始まります。結果的にマイクはこの戦いに負け、投資会社もクビになってしまいます。ここでマイクを助けたのがルイス。彼がジェシカにマイクの復職を願い出て、マイクの復帰が決まりました。

しかしルイスは自身が犯した不正のせいで事務所に危機をもたらしてしまいます。その責任を取り事務所を辞めたルイスはその後の就職活動に苦戦します。事務所復帰の恩人であることもあって、悪戦苦闘しているルイスを親身になって助けようとするマイク。しかしルイスはとある話からマイクの学歴詐称を確信し、その件でジェシカを脅して自分も事務所の共同代表にしろと詰め寄ります。

新たにルイスを共同代表に据えて「ピアソン・スペクター・リット法律事務所」になって早々、ドナがハーヴィーの秘書を辞めルイスの秘書になることを決めます。これによりハーヴィーがパニック障害を患ってしまい、さらには因縁の相手ハードマンがまたも勝負を仕掛けてきます。一方マイクはレイチェルとの結婚を決め、順調に交際が続いてる様子ですがレイチェルの父親とはなかなか上手くいきません。

そんな中ついにマイクが弁護士資格を持っていないことが発覚し、警察に連行されてしまいます。ハーヴィーを含め事務所の仲間たちは何とかマイクを無罪にしようと躍起になりますが、マイクは司法取引に応じて事務所の皆が罪に問われるのを防ぐ行動に出ます。こうしてマイクは服役するために刑務所に入ります。

刑務所に入ったマイクはかつてハーヴィーに有罪にされ刑務所に入れられた男から狙われることになります。一方ピアソン・スペクター・リット法律事務所ではマイクの一件で全ての従業員が去ってしまい、マイクの関わったクライアントたちから集団訴訟を起こされていました。そんな中でもハーヴィーはマイクの減刑を勝ち取り、マイクを出所させることに成功します。

一方とある裁判に関わったジェシカは弁護士を志した初心を思い出し、事務所を辞め恋人と生きていくことを決めます。そしてマイクも企業のためではなく、弱い立場の人を助けるために働くことを決めました。ハーヴィーの手助け、ジェシカの援護も受けついにマイクは弁護士として認められます。

ついに念願の弁護士になれたマイクは条件付きでハーヴィーたちの事務所に戻ります。このまま無敵のコンビが続くかと思われましたが、マイクはアンディ・フォーサイスという男からヘッドハンティングされます。大企業から弱者を守れる事務所を立ち上げるので、マイクとレイチェルにその事務所を任せたいと言うのです。マイクとレイチェルはこの提案を受けることを決め、ニューヨークを離れる前に結婚式を行いました。

レイチェルの父親ロバート・ゼインをパートナーに加え、新たに「ゼイン・スペクター・リット法律事務所」としてスタートを切ったハーヴィーたち。しかしさっそく事務所の支配権を巡って各々が画策し始めます。ロバートの右腕のサマンサが新たに登場しハーヴィーとライバル関係に発展していく雰囲気に。かと思えばあのルイスがついにパパになるようで、今後の展開に要注目です。

2011年にシーズン1が放送されてから2018年現在シーズン8が放送中の『スーツ』。ここまで人気が出ている理由は面白いからに他なりません。ではどういった点が面白いのか？ここからは『スーツ』の魅力をご紹介していきます。

『スーツ』というタイトル通り男性陣のスーツの着こなしは注目に値します。例えば若いマイクはタイトなスーツシルエットでナロータイ。「バーバリー」や「ジー・ゼニア」など若者向けのブランドを着用しています。一方ハーヴィーは「トム・フォード」のオーダメイドスーツに高級素材をセレクト、3ピースのスーツスタイルでビシッとキメています。アメリカでは彼の着こなしを真似する人が増えているそうです。

そしてさりげなくオシャレなのがルイス。「エルメネジルド・ゼニア」やオバマ前大統領も愛用した「カナーリ」など国家元首御用達のブランドで揃えています。ジャケット＆パンツもきちんと身体にフィットしたものを選んでおり、基本をしっかりと押さえたスタイリングです。

女性陣のファッションにも注目です。所長のジェシカは「アルマーニ」や「アントニオ・ベラルディ」などのハイブランドを着用。スーツ姿やドレススタイルまで見事に着こなしており、まさにNYで成功した女性のお手本です。レイチェルは最旬ブランドを上手く取り入れたシャツ＋ニット＋スカートの基本のOLスタイルで、若い女性達のお手本にピッタリ。

優秀な秘書のドナは「マックスマーラ」や「ヒューゴ・ボス」などのブランドを使い、色目を抑えた大人な秘書スタイルとなっています。視聴者の中には毎週ファッションチェックが楽しみという声も多く、ストーリだけでなくファッションにも注目して観るのも面白いかもしれません。

『スーツ』はリーガルドラマなので舌戦が魅力の一つです。小難しい法律用語なども出てくるには出てくるのですが、あまり気になりません。とにかく会話が何とも軽快でスマート。まるでキャッチボールのようにポンポンセリフが飛び交います。軽口の中にたまに差し込まれる映画ネタや仕事中に垣間見れる知性的な言い回しは必聴です。

『スーツ』はリーガルドラマにしては珍しく、法廷シーンがあまり出てきません。それよりも証拠集めや根回し等、裁判で勝つための準備をよく見せてくれます。法廷で戦うのだけが弁護士の仕事ではないという所を見せてくれるのは面白いポイントです。

『スーツ』にはユニークなキャラクターが多数登場します。それは仕事のクライアントであったり、敵であったり、様々ですが皆それぞれが一筋縄ではいかない人達です。本来は仲間である同じ事務所の人達でさえ、腹に一物を抱えていたりします。ポーカーフェイスでの心理戦や駆け引きの応酬、そしてあっと驚くどんでん返しはこのドラマのキモとも言える面白いポイントです。

『スーツ』の登場人物は皆仕事熱心です。決して手を抜かずに、勝つために一生懸命頑張ります。どんな仕事でも頑張っている姿は素敵なもの。彼らを見て仕事に対するモチベーションを上げるのもいいかもしれません。加えて『スーツ』には仕事や人生に活かせる「名言」が多く登場します。こういう所にも注目してみてください。

ここからは日本版が放送された影響からか、最近また注目が集まってきている海外ドラマ版『スーツ』を視聴した皆さんからの感想を主にtwitterからご紹介します。

これはぜひやってみていただきたい視聴方法です。アメリカと日本の社会性の違いが如実に分かるのではないでしょうか？例えば、向こうは上司でもファーストネームで呼びますが、日本ではこういったことはあまりありません。

いい形で働き方改革が起きている方もいるようです。ぜひ『スーツ』で感じたこと、気付いたことをビジネスシーンで活かしてみてはいかがでしょうか？

事実は小説よりも奇なりではありませんが、この有名な事件の裏側で『スーツ』であるような駆け引きや心理戦が行われている可能性はあるかもしれません。

ハーヴィー役のガブリエルが公式Instagramをリポストしてくれたり、フジテレビにルイス役のリックと一緒に映った自撮りムービーを送ってくれたりと気にかけてくれているようです。もしかしたら日米両キャストによるコラボレーション企画などもありえるかも…？

ここまで海外ドラマ『スーツ』のあらすじやキャスト、視聴者の感想などを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか？ストーリーの面白さだけでなく、キャラクターの設定やファッションなど注目すべき魅力がたくさんある『スーツ』。2018年現在シーズン8がアメリカで放送されていますが、日本でも放送される日を楽しみにお待ちください。