ラヴソングのドラマあらすじ・キャストをネタバレ！視聴率低迷の原因は？【福山雅治】

福山雅治が主演を務め、吃音症で悩めるヒロインと音楽を通して恋をするラブストーリーを描いた作品であるドラマラヴソング。しかしドラマラヴソングはあまり良い評価がされず、全話低視聴率という結果で終わってしまいました。今回はそんなドラマラヴソングの低視聴率の原因を考察するため、キャストや物語のあらすじについてご紹介していきます。

神代広平は元プロミュージシャンで臨床心理士を務めるドラマラヴソングの主人公にあたる人物です。元々プロミュージシャンをしていましたが、ヒット作を1本だけしか作れず引退してしまい臨床心理士になります。また神代は音楽のことを忘れることができず、ある事件が原因で真剣に恋愛をすることが出来ず女性の家を転々としていました。そんな中ヒロインであるさくらに出会い、音楽に対して向き合っていくようになります。

ドラマラヴソングの主人公神代広平を演じるのは日本のシンガーソングライターで俳優や作曲など幅広い世界で活躍している福山雅治です。福山雅治は19歳で俳優デビューをし、その後「追憶の雨の中」で歌手デビューを果たします。映像作品では大河ドラマ「龍馬伝」において主演を務めたりなど数多くの作品に出演し、またCMやバラエティ、ラジオDJなど多方面でも大活躍している多才の人物です。

佐野さくらはドラマラヴソングにてメインヒロインにあたる人物です。佐野さくらは広島の児童養護施設で育ち、大型車の整備・販売会社で働いています。しかし吃音症が酷く、ほとんど話すことができないために職場の同僚や上司となじむことが出来ず悩んでしまいます。実は圧倒的な美声の持ち主で、主人公の神代広平と音楽を通じその才能が開花されていくことになります。

メインヒロインの佐野さくらを演じるのは日本のシンガーソングライターである藤原さくらです。藤原さくらは福岡で生まれ、父親の影響で10歳からギターを始め、本格的に音楽の世界へのめり込んでいきます。そして所属事務所のアミューズに所属後、ドラマの挿入歌やONE OK ROCKのツアーに参加するなど活躍を見せます。2018年の現在もアニメの主題歌や韓国、台湾でのツアーなど大活躍を続けています。

天野空一はヒロインさくらと同じ広島の児童養護施設で育ち、さくらの幼馴染にあたる人物です。過去に両親から虐待を受け、捨てられてしまっており、人間不信に陥ってしまいトラブルメーカーになることが多々あります。しかし純粋で心優しい人物で、さくらをからかったりしますが内心ではさくらに好意を寄せています。将来の夢として料理人を目指しており、調理師の学校に通っています。

ヒロイン佐野さくらの幼馴染である天野空一を演じるのは日本の俳優菅田将暉です。菅田将暉はジェノンスーパーボーイコンテストをきっかけに芸能界に足を踏み入れ、209年の「仮面ライダーW」において初ドラマ出演と初主演を飾ります。その後映画「銀魂」や「帝一の國」など数多くの作品に主演し、さらに米津玄師の「灰色と青」のPVに主演するなど多彩な才能を世に示しています。

中村真美はヒロイン佐野さくらと同じ広島の児童養護施設で育ち、さくらの姉ともいえる人物です。さくらが上京する2年前に上京し、キャバクラで働いています。さくらの同僚の野村健太という男性と婚約関係にあり、その間にできた子供を妊娠しています。ずっとさくらと共に生活をしてきましたが、野村との結婚を機にさくらに自立して生活をしてほしいと願っています。

さくらの姉ともいえる仲村真美を演じるのは日本のファッションモデルや女優業で活躍している夏帆です。若くして「ピチレモン」や「Pure²」など多くの雑誌でモデルとして活躍し、「ケータイ刑事　銭形零」にて13歳で主演を務め注目が集まります。その後2007年の映画「天然コケッコー」にて主演を務めた際、演技が高く評価され、日本アカデミー賞新人俳優賞やヨコハマ映画祭最優秀新人賞など数多くの賞を獲得しました。

ドラマラヴソングに出演しているキャスト陣についてご紹介しました。ドラマラヴソングには福山雅治や夏帆、菅田将暉など数多くの有名俳優をキャストとして迎えた作品となっています。キャスト紹介の次はドラマラヴソングの物語のあらすじや各話の視聴率についてご紹介していきます。

ドラマラヴソング1話のあらすじをご紹介します。主人公である神代広平は元々プロのミュージシャンをしており、今は臨床心理士として女性の家を転々として生活を送っていました。ある日広平が住んでいた家も潮時と感じ、また新たな住みどころを探すため女性の家を後にします。一方ヒロインである佐野さくらは自動車工場で働いており、吃音のためコミュニケーションが取れず、上司の滝川に怒られる日々を送っていました。

そんな滝川はある日さくらに企業カウンセラーとしてきていた広平を紹介し、二人は出会います。仕事が終わった広平は新たな家を求めライブハウスに行くが断られ、言語聴覚士でかつてのバンド仲間である夏希の家に転がり込むのでした。その頃さくらは職場でまたしてもミスをしてしまい、広平に診断をしてもらいます。広平はそんな彼女に優しく対応するのでした。

一方さくらが姉代わりと思っている仲村真美と一緒に暮らしている家に帰るとそこには幼馴染の空一が来ていました。そして真美はさくらにあるお願いをすることとなるのでした。さくらはそのお願いのために吃音の症状を治すために奮闘していくことになります。ドラマラヴソング1話の視聴率は10.6%でした。

ある日広平はかつてのバンド仲間である夏希と笹でバンドハウスSで飲んでいました。笹は広平にダイヤの原石のようなボーカルがいないかと悩みを打ち明けます。一方さくらは以前空一に売りつけたギターを返してもらうため空一の元へ向かいます。そして無理やり奪い返したさくらは嬉しそうにしながらギターを持って帰るのでした。その翌日広平はさくらと共に夏希の医務室に向かうことになります。

その頃真美は結婚式の準備に追われていたのですが、さくらからのデートっぽいやつに行くというメールで驚愕します。夏希の元に向かう途中でさくらと広平は立ち食い蕎麦屋へ行き、注文をするのですがさくらは戸惑ってしまいます。そんなさくらを見ていた広平はさくらに7秒の勇気について話し始めるのでした。ドラマラヴソング2話の視聴率は9.1%でした。

広平はさくらと共にライブハウスSのイベントに出ることとなり、二人は猛練習に励みます。緊張でうまくできないさくらを心配しながら患者に電話をするために外に出ると一人になったさくらは歌を熱唱します。それを見た広平は見入ってしまうほどの光景でした。真美と婚約者の野村が二人で歩いているときに偶然広平とさくらを目撃します。

真美は帰ってきたさくらに広平のことを話すとまんざらでもない態度をします。さくらに好意を寄せている空一はあまりいい気分がしませんでした。一方夏希はさくらがライブに出ることを知らされてなく広平を問い詰めます。広平にさくらとの距離感を考えないといけないと忠告するのでした。そんな中後日さくらが夏希のクリニックに行った際、二人が同棲していたことに困惑するのでした。ドラマラヴソング3話の視聴率は9.4%でした。

広平はある日女性の家を転々として生活することに終止符を打ち、家を借りることになります。引っ越し作業を手伝ってもらった空一達と慰労会を行うことになるのですが、忘れ物を届けにさくらがやってきます。空一は不服そうに2人を詮索しますが恋愛関係ではなく、空一はどうしても納得できませんでした。そんな中に水原亜矢というレコード会社の人間が訪ねてくるのでした。

一方さくらは真美とギターの練習をしていました。そこに慌てた様子で空一がやってきて水原がさくらをスカウトしにやってきたことを伝えます。拒否しようとしますがさくらは一応話を聞いてみることになります。レコード会社の話を広平とさくらが聞くとさくらはプロになる可能性が高いと伝え、レコード会社のある人物と会うこととなってしまいます。ドラマラヴソング4話の視聴率は8.5%でした。

レコード会社との話に折り合いがつかないさくらを広平は気にかけていました。実はさくらは空一に告白をされ内心動揺の思いでいっぱいでした。ある日広平はさくらの上司にあたる滝川にあるアンケートを渡され、さくらが社内広報誌の取材を受けることを知ります。広平はさくらを呼び出し、ライブハウスSでのCDを渡し、練習を再開しようと説くのでした。

その後さくらは空一と会い、告白を断り友達でいようと宣言します。そんな空一はさくらに夢を応援すると告げるのでした。広平とさくらはライブハウスSで練習をすることになるのですがさくらは演奏したい曲が見つからず悩むことに。そんなさくらを見た空一はさくらと真美と広平を連れアパートでさくらの弾き語りをネットで公開することを提案するのでした。ドラマラヴソング5話の視聴率は8.4%でした。

ある日広平はレコード会社の竜介という男性に恋愛ソングを作るように言われ、準備をすることに。その頃真美はさくらと空一を仲直りさせるために食事会をすることになります。実は二人はすでに仲直りしており、さくらは別の会社からもスカウトがきていることを話します。真美は空一がさくらに恋をまだしており、さくらは広平に想いを寄せていることも知っていたのでどうしようもない感情が芽生えます。

後日広平はさくらと共に曲の打合せをすることになり、広平は過去に1人真面目に惚れた女性がいると語るのですが我に返った広平は話をそらしてしまいます。その後練習のため機材をセッティングし、広平は作曲に没頭します。1段落ついた広平はさくらに歌詞を書いてみるよう宿題を出し、さくらがラヴソングの歌詞を書くこととなってしまうのでした。ドラマラヴソング6話の視聴率は6.8%でした。

広平がさくらのために作曲したものは夏希の亡き姉のために昔作った曲をアレンジしたもので、それを知った夏希は広平とあるわだかまりが生じてします。さくらのレコーディングは順調に進んでおり、ライブハウスSでお披露目会が行われました。それを見た竜介は広平を天才と讃える結果になります。しかし曲を知っている夏希は浮かない表情を浮かべるのでした。

竜介はトップアーティストが広平に興味を抱いていることを告げにいくこととなるのでした。一方空一はギターを教えてもらうために笹に頭を下げます。笹は心地よく承諾し、ウィスキーをプレゼントするのでした。一方さくらは真美の婚約者である野村が仕事で来ておらず、真美の元に電話が入ります。しかしその電話はだんだんと口論になってしまい、さくらトイレへ行くことになります。

そんなさくらとすれ違った増村はさくらののどの調子がおかしいと感じ、耳鼻咽喉科に診察を受けるように告げるのでした。その後帰宅したさくらに真美が、作詞した歌は広平への想いを綴った歌だと言い、さくらは否定しません。そんなさくらに真美は広平はその想いに気付いていないと答えるのでした。ドラマラヴソング7話の視聴率は6.8%でした。

広平は提供楽曲の打ち合わせのために竜介達レコード会社の人々と仕事を始め、忙しい日々を送っていました。その頃さくらは喉の精密検査を受けることになってしまいます。一方真美は引っ越しのために空一と共に準備をしていました。真美はさくらの様子がおかしいことに気付いており、空一は自分がいるから大丈夫と話すのでした。後日広平は精密検査の結果さくらの喉元に悪性の腫瘍があることを告げられます。

手術が必要で声帯を取らなければいけないものであり、増村が検査の結果を伝える時に広平の立ち合いを求めますが広平はそんな状態ではないと冷酷にも断ることになります。検査結果を知らされたさくらは驚愕し、真美の結婚式のスピーチまでは待ってほしいと懇願します。そしてさくらが診察室から出ると目の前に広平がまっていたのでした。ドラマラヴソング8話の視聴率は7.4%でした。

広平は曲を提供するシェリルと打ち合わせを行うこととなり、シェリルは売れる曲を要望します。広平はさくらを配信している曲をSNSでレコメンドしてほしいと交換条件をだします。シェリルはその要望に満足できる曲を作れればと答えるのでした。打ち合わせ終わりにさくらのライブを見るためにライブハウスSへと向かうとライブは終わっており、夏希達に呆れられてしまいます。

広平はさくらがレコード会社と契約してほしい一心でシェリルを動かす必要があると語ります。そんな広平に増村はさくらの声が残る可能性は低いことを告げるのでした。そんな中忘れ物をしたさくらが広平のもとに訪れるのですが、広平はさくらにかける言葉が見つからず苦悩するのでした。そして声を失ってしまうことを知らないさくらは結婚式のためにオリジナルソングの作成に励むのでした。ラヴソング9話の視聴率は8.0%でした。

さくらの喉の手術のことを知った真美は野村との結婚式を前倒しにしてさくらのスピーチを成功させるために動き出します。その頃さくらは声を失うと広平への想いを伝えることができないと感じ、広平に告白を告げようとしますが、空一に邪魔をされ、スピーチの時間のために連れ出されてしまいます。その後手術が翌日となっていてもさくらは手術の同意書にかたくなにサインをしませんでした。

広平はさくらと二人になることを希望し、空一は手術の延期を広平にお願いします。しかし広平は手術が延期になると喋れなくなる可能性が伸びると説きます。病室に戻った広平はさくらの前でギターを演奏します。するとさくらはもう一度歌いたいと涙を流し、広平がもう一度歌うために手術をしようと提案します。そしてさくらは喉の手術を受けることとなるのでした。ドラマラヴソング10話の視聴率は9.3%でした。

ラヴソングは平均視聴率が8.43%とフジテレビ月9史上最低視聴率という結果となってしました。理由としてラヴソングはターゲットとした年齢層が不明瞭となっているのが1つとして考えれ、ラヴソングという恋愛物の名前では30代以上の男性が見ることも少ないと考えられ、主人公広平は44歳で20代の女性と恋をしていくストーリーは高年齢層の女性も観ないと考えられ、こういった原因から低視聴率となったのではないでしょうか。

キャストとして大人気の福山雅治を起用したのはいいのですが、この時福山雅治は吹石一恵と結婚をし、波乱を呼んでました。そんな中でファンも離れていってしまい、そんな状況のなかでの福山雅治起用はキャスト選別のミスで、低視聴率化の原因となったと考えられます。

主人公広平とさくらの年齢差は23歳とかなりかけ離れており、日本ではあまり受け入れがたい設定となっています。中にはありえないなど否定的な声も出ており、設定で主人公とヒロインの年齢差をもっと近く設定すればこのような結果にならなかったと考えられます。

低視聴率の原因として脚本がひどいという声も多く寄せられています。最初さくらは吃音を治すために奮闘するのですが突然喉の腫瘍の手術が題材として描かれてしまい、吃音のことを忘れ去られたような設定となてしまいます。そして最終回で手術シーンもなく、いきなりさくらが姿を消して失踪してしまい、これには何が何でも物語が早すぎるという批判の声が多く集まってしまいました。

やはりドラマラヴソングの設定や物語のあらすじについては良い評価は少ないものとなっています。しかしラヴソングの劇中歌であったり、エンディングの藤原さくらの曲に対しては高評価な感想や評価が多いものとなっています。

ドラマラヴソングについてキャストや物語のあらすじ、低視聴率についてご紹介しました。フジテレビの月9史上最低視聴率となってしまい、残念な結果となってしったドラマラヴソングですが吃音に対する考え方であったり、それを治すために協力していく場面には心打たれる作品となっています。本記事を読んでもしご興味頂けましたら是非一度ご覧になってはいかがでしょうか。