2018年11月23日公開
2018年11月23日更新
リピートのドラマ最終回をネタバレ!結末や黒幕・生き残ったのはだれ?
2018年1月から日本テレビ系列の深夜ドラマ枠「木曜ドラマF」で放送されたのがリピート~運命を変える10か月~です。トリプル主演として貫地谷しほりさん、本郷奏多さん、ゴリさんが主演を務め、その高い演技力を見せつけるドラマになっています。「タイムリープ」を題材とする事と、原作はありながら、設定なども異なっている事から最終回で描かれる事になる結末に注目が集まりました。今回はドラマリピートの内容をネタバレありで紹介しながら、最終回の結末などもネタバレありで紹介していきます。
目次
リピートのドラマ最終回が気になる!
2018年1月から深夜ドラマ枠の1つ、日本テレビ系列の木曜ドラマF枠で放送されたのが乾くるみさんの同名小説を原作としたドラマリピート~運命を変える10か月~です。ドラマ化の発表と共にキャストなどが発表される中で、根幹となる設定はしっかりと残しながらもドラマとして見栄えがするように改変する事が発表されていた為に、原作ファンからもドラマの最終回で描かれる結末について注目が集まる事になりました。
今回はドラマリピートのドラマの最終回までのあらすじを紹介しつつ、最終回で描かれる原作とは違う結末、また原作小説との違いなども合わせてネタバレありで紹介していきます。
リピートのドラマキャストを紹介!
まず初めにドラマにおいて重要な割合を占めるドラマでのキャストとそのキャストが演じる事になる登場人物についてネタバレありで簡単に紹介していきます。キャストは下記3人のトリプル主演となっていますが、一応主人公などはしっかりと定められています。
貫地谷しほり/篠崎鮎美役
ドラマリピートに置いて主人公を務めるのが貫地谷しほりさん演じる篠崎鮎美です。人に本音を言えない性格で、裏では毒づくのが当たり前になっています。その性格から本に夢中になるのでした。図書館の司書として働きながら、その仕事の中で出会った一流商社マンと出会い、交際中。1話の時点ではその恋人からのプロポーズを待っている状態でした。その恋人にフラれてしまった事からリピートに参加する事を決意します。
篠崎鮎美役を務めたのが女優の貫地谷しほりさんです。2002年に「修羅の群れ」で映画デビューを果たすと、2007年に主演を務めた連続テレビ小説「ちりとてちん」で初主演を務めて翌年発表された「第32回エランドール賞新人賞」を受賞して演技力の高さを評価されブレイクしました。以降ドラマ、映画などマルチに活躍しており、2013年公開の映画「くちづけ」では映画初主演を果たし、ブルーリボン賞を受賞するなどしています。
本郷奏多/毛利圭介役
カメラマンを夢見ていたものの、機材を盗んだ疑いをかけられて師匠に追い出され、現在はフリーターとしてキャバクラでボーイのアルバイトをしているのが毛利圭介です。自己中心的な彼女、由子に振り回される生活を送っており、彼女と別れたいと思っていた所でリピートに誘われます。彼女がまだ優しかった時期の内に分かれようとリピートに参加する事を決意します。
演じた本郷奏多さんは、キッズモデルとして活動していた実績から2002年に映画「リターナー」にて俳優デビューを果たします。2005年、14歳にて映画「HINOKIO」で初主演を果たしました。以降、「GANTZ」や「新劇の巨人」などの話題作映画に出演、ドラマでは2015年から放送されている「アカギ」シリーズにて主人公赤木しげるを演じるなどしています。
ゴリ/天童太郎役
カフェのオーナーであり、かなりフランクな性格をしているのがゴリさん演じる天童太郎です。誰にでも臆せずに意見を言える性格で、積極的にリピートしようと行動しています。元々はカフェの経営の為にリピートするという話でしたが、その実、リピートの話が来た時点で既に別れた妻との間に生まれた1人息子の身に降りかかる深い後悔を解決する為にリピートする事を望んでいました。
演じるのはお笑いコンビ「ガレッジセール」として活動するゴリさんです。お笑い芸人としてバラエティなどに出演する一方で俳優としても活動しており、個性派俳優としてドラマや映画に出演しています。出身地である沖縄に対しての郷土愛からNHK連続テレビ小説から始まり、連続ドラマ化された「ちゅらさん」シリーズに出演するなどしています。また近年では、監督業を務めるなど、その活動の幅をさらに広げています。
リピートのドラマあらすじをネタバレ!
最終回のあらすじやその結末について紹介する前にまずは最終回までのあらすじを簡単に紹介していきます。リピートは主人公鮎美の元に謎の男から電話がかかってくる所から始まります。
リピートのドラマ1話のあらすじネタバレ
謎の男風間は地震を予知するという形で自分が未来から時間をやり直している事を証明、すると鮎美をリピートに招待します。指定された場所に行くと、鮎美以外にも圭介や天童ら年齢も性別もバラバラの8人が呼び出していました。圭介や天童はリピートに前向きでしたが、鮎美はあまり乗り気ではありませんでした。しかしリピート直前、鮎美は恋人にフラれてしまいその原因となった出来事を回避するべくリピートに参加する事にします。
風間を含めた総勢9名によるリピートに成功すると、鮎美はきっかけとなった出来事を回避、元々プロポーズされる予定だった鮎美自身の誕生日に起こった問題を回避して無事に過ごし、プロポーズされる事に成功します。幸福な気持ちで、翌日、リピート前にも集まった場所にリピーター達が集いましたそこに集まったのは風間を含めて8名だけでした。リピーターの1人、高橋和彦は死んでしまったというのです。
リピートのドラマ2話のあらすじネタバレ
1話で無事にプロポーズされた鮎美は恋人、一樹の両親に挨拶に行きますが、何かと鮎美に対してケチをつけてくる両親にすっかり疲れてしまいます。そんな中仕事をしているとリピーター仲間の一人、横沢と出会います。専業主婦である横沢に相談すると結婚は我慢だと教えられます。横沢は未来で癌だと診断される夫と最後にもう1度社交ダンスに出場する為にリピートしたのでした。
しかしその社交ダンスの発表会は会場が放火事件に合ってしまい、延期される事になってしまいます。それでは横沢の夫の癌診断に間に合わないとする横沢に鮎美は図書館のイベントスペースを貸し出す事を提案するのです。横沢は無事に夫とダンスを踊りきり、結婚について悩む鮎美にアドバイスするのでした。しかしその横沢は翌日、連続放火事件の被害者としてニュースで名前が流れる事になってしまいます。
2話のメインは上記の横沢にまつわるあらすじですが、鮎美や圭介にもそれぞれに変化が起こります。圭介は由子が急変する事になる出来事こそ発生させてしまったものの、未来を知るゆえに用意できたお金を使い問題を解決し由子と別れる事に成功します。一方で鮎美はプロポーズされたはずの婚約者の一樹が他の女性とキスをしている現場に出くわしてしまうのでした。
リピートのドラマ3話のあらすじネタバレ
3話のメインのあらすじの中心に置かれるのが天童です。天童はカフェの経営の為にリピートするとしていましたが、その実、別れた妻との間に生まれた1人息子の事故を防ぐ為にリピートしていたのでした。それは風間に禁止された行為の1つの為、秘密にしていたのです。天童はアメリカに移住する前に一目会いたいという息子のお願いを断る事で事故を回避しようとしますが鮎美の説得と息子の懇願で結局息子と会う事になります。
天童の息子は天童に会いに来た帰り道のバスの事故でただ一人の犠牲者となってしまうのです。天童はそれを防ぐべくバスに乗らないように進言しますが、電車なども遅延しており、結局息子は妻とさらに鮎美まで一緒になってバスに乗る事になってしまいます。鮎美によってなんとか事故は免れ、天童の息子は無事に空港に送り届ける事ができましたが、その裏では天童の息子と同年代の子供が犠牲になってしまっていたのでした。
天童が息子の命を助けた事を知り、同年代の子供が犠牲になった事を風間に伝えられ、さらには再度「生き死にを変えるような事はしない事」というルールの警告を受ける事になってしまうのでした。大筋は以上ですが最後に以降に繋がりそうな出来事が1つ描かれます。圭介の部屋に侵入した由子が隠しカメラを仕掛けていたのです。
リピートのドラマ4話のあらすじネタバレ
監視カメラの映像から圭介が鮎美と親しくなっている事を知った由子は早速行動を起こしてきます。鮎美の職場である図書館を訪れ鮎美に接近を図ってきたのです。一方で圭介の働くキャバクラに競馬で稼いだ郷原が訪れて有頂天になっていました。そして台東区の夕焼け荘で火災が発生。そして郷原が路上で刺されて死亡してしまいます。
天童により、集合をかけられたリピーター仲間は火事の起こった夕焼け荘が元々トラック運転手、高橋和彦が住んでいた場所だという事を伝え、リピートした中に犯人がいるのではないかと疑い合う事になってしまいます。そんな中、圭介と鮎美は良い雰囲気になっていましたが、鮎美は1人になったタイミングで何者かに階段から突き落とされてしまいました。
リピートのドラマ5話のあらすじネタバレ
鮎美は近くに居た人がすぐに救急車を呼んでくれた事により命に別状はありませんでした。しかし鮎美に手を出された事で4話にて集まった際に行動が不審だった坪井を疑うようになります。鮎美はすぐに職場に復帰、由子もその距離を近づけてきます。圭介は鮎美を迎えにきて天童の所により、坪井の裏の顔を知らされる事になります。坪井は悪い連中との付き合いがある事や、郷原と以前から知り合いだった事が判明するのです。
圭介に送られて鮎美が帰宅すると由子から電話が入り家に訪ねてきます。ていよく鮎美を部屋から追い出した由子は部屋の物色を始めます。鮎美は鮎美で坪井の行動から天童や圭介と協力して坪井の策略を失敗に追い込みを言及する事になりますが結局は逃げられてしまいます。その頃由子は鮎美の部屋からノートを撮影して持ち帰り、リピートの存在に気付く事になるのでした。
リピートのドラマ6話のあらすじネタバレ
6話ではリピートという弱みを手に入れた由子がさらに行動を起こします。天童に接触しリピートについて言及、さらに圭介と鮎美の前に現れてリピートの秘密をダシに復縁を迫るのです。しかし圭介はその脅迫を突っぱねます。鮎美は1人になったタイミングで坪井に拉致されてしまいますが圭介がそれに気付いた事でなんとか一件落着、惹かれあっていた二人はそのまま一夜を共にする事になります。
由子はもう彼女じゃないと明言する圭介、さらに既に諦めかけていたカメラマンへの夢を追いかける事を決心します。翌日、行方不明となっていた坪井を恐れ、仕事を休みましたが、そこに由子が謝りたいと訪ねてきます。鮎美はドアを開けますが、由子はナイフを構えていました。その頃圭介が由子が仕掛けた隠しカメラに気付きます。そこには4話にて鮎美を付き落したのが由子だという事が記録されていました。
圭介が鮎美の元に向かう中、由子に襲われた鮎美は揉み合いになってしまいます。なんとかナイフを避ける鮎美はその結果、由子にナイフが刺さってしまいます。由子はそのまま死亡してしまうのです。結果として鮎美が由子を殺してしまう事になるのでした。
リピートのドラマ7話のあらすじネタバレ
鮎美と遅れてその場にかけつけた圭介は天童に相談します。天童は由子死亡によって警察の捜査が入るとリピートの事がバレる可能性がある為に、再びリピートを行い由子を殺した事実をなかった事にしようと提案します。遺体は天童が処理する事になり、鮎美は圭介の部屋に避難する事になります。しかし鮎美の仕事場には由子の行方を探して興信所の男が訪ねてきます。
鮎美、圭介、天童、さらには天童と手を組んでいた大森も加わって風間を説得。風間は最初こそ突っぱねますが、最終的には大森の言葉を受けて考えておくとその場で答えを出さずに保留とします。しかし風間も未来が変わり過ぎて次のリピートまで全員が生きていられる保証はないというのです。天童主導で連続殺人犯として怪しい坪井を捜索しますがなかなか足取りを掴む事は出来ませんでした。
その裏では大森が坪井と会っている姿などは描かれていますが、大森が天童にそれを教えた様子はありません。その間に興信所の男は圭介の家を訪ねてきてそこに鮎美も居合わせた為にさらに疑いの目を向けられる事になります。その一方、繁華街のゴミ集積所で坪井の遺体が発見される事になります。
リピートのドラマ8話のあらすじネタバレ
連続殺人犯だと思われた坪井が殺された事で連続殺人犯が誰か分からなくなり、さらには興信所にも疑われている鮎美と圭介。圭介は天童の最近の言動がおかしいと睨み、大森と手を組んでいるのではと疑い対立する事になります。その大森は天童との密会中に血を吐きます。大森は余命1年と既に申告されているのでした。天童はなんとかリピートをする為に行動を開始、火災のあった夕焼け荘を捜索する事で犯人を特定します。
ある夜、鮎美と圭介が天童のカフェを訪ねますが、天童の姿はなく、変わりに大森が倒れていました。大森は天童に頭を殴打されたようで救急車で病院に運びます。そんな折、鮎美と圭介の元に風間から犯人探しの挑戦状が送られてくる事になります。しかし鮎美は妊娠した事が発覚、リピートでは意識しか過去に戻る事ができず、妊娠した事実はなかった事になってしまう為、リピートする事を拒否する考えを示すのでした。
リピートのドラマ9話のあらすじネタバレ
9話では行方を眩ましていた天童の視点から描かれる事になります。天童は犯人が分かったと大森に伝えた所、正解を言い当てた為に風間により監禁されていたのでした。なんと大森は風間と共に何度もリピートを繰り返している仲間だったのです。殴打されたのは自作自演で、大森の本当の目的は余命宣告された事でリピートの中で永遠に生きている事になっていました。
一方で圭介は、坪井殺しの犯人として麻生正義が容疑者として報道された事で答えに気付く事になります。そして風間に合って犯人探しの答えを伝えるのです。圭介の気付いた犯人それは「運命」でした。元々風間達が何もしなければ運命によって死ぬ人達。それがリピーター達だったのです。圭介は本来、新人ホステスのみなみと交際するようになり由子に別れを切り出し逆上して殺される運命だった事を知らされます。
一方で鮎美は階段で足を踏み外しそうになった所を助けられた大森から匂った香りから天童の吸うタバコの匂いを感じ取り天童が監禁されている場所を突き止めます。鮎美と天童は大森を説得し、風間に支配される大森を救おうとしますが最初は全く聞き耳を持ちませんでした。しかしなんとか説得に成功、大森はリピートを辞める決意をします。しかしその時には鮎美が死ぬ運命が迫っていました。
リピートのドラマ最終回をネタバレ!生き残ったのは誰?
9話までのあらすじをネタバレありで紹介した所でここからは本題となる最終回の結末についてネタバレありでより詳細に紹介していきます。10話は圭介の決断から描かれる事になります。
あゆみの選択とは?
9話でリピートの真相に辿り着いた圭介。そしてまた鮎美も死ぬ運命にある事を知ります。鮎美の死ぬ運命は、子供をかばって交通事故に合い死んでしまうというものでした。風間は圭介に再びリピートする条件として鮎美を見捨てる事を指示します。リピートした先の鮎美と再び関係を築けば良いというのです。しかし圭介は今一緒に居て救える可能性のある鮎美を放っておく事なんて出来ませんでした。鮎美に運命を教えてしまうのです。
この時点で鮎美はその気になれば事故を回避する事ができます。しかし変わりに、鮎美が助けるはずの子供が死ぬ事になるのです。リピートしたらなかった事になるとはいえ、鮎美は死ぬと分かっている子供を見捨てる事は出来ませんでした。しかし今回の鮎美は自身がここで死ぬ事を知っている為、なんとか自分が死ぬ事も回避、子供も助ける事が出来ますが、結果としてお腹に居た自身の子を失う事になってしまいます。
仲違いになっていた圭介と天童も和解し、鮎美も含めた3人で死んでしまったリピーター仲間や由子を助ける為にもう一度リピートしようと、決意します。さらに圭介はリピートしたら結婚しようと鮎美にプロポーズ、リピートが上手くいったら真っ先に家に行く事を約束します。しかしその前に立ちはだかる事になるのが風間でした。風間はそれぞれに理由をつけてリピートさせる事を拒否します。
衝撃の結末!生き残ったのは誰?
風間の協力を得られない3人は、なんとか風間を出し抜いてリピートしようと行動します。既にリピートしない事を決めていた天童の元協力者、大森から最初のリピートでは風間に場所を内緒にされた為に分からないリピートする際に行く必要のある洞窟の場所を聞き出し、さらには風間に妨害されないように、風間を由子殺しの犯人に仕立て上げて警察に拘束させたのです。そして3人はリピートする洞窟に向かいます。
洞窟に辿り着いた3人でしたがその前に風間が現れます。風間は自身を拘束しようとした警察官を殺してまでここに辿り着いたのです。そして3人に警察官から奪った拳銃を向けます。鮎美をかばって最初に圭介が撃たれ、揉み合いに持ち込んだ天童も撃たれ、さらには風間も負傷を追います。鮎美はなんとか圭介と天童をリピートしようとしますが、天童から「後でちゃんと行くから」と言われ圭介と2人で先に向かいます。
鮎美と圭介は無事にリピートの光に包まれ、鮎美はリピートに成功します。リピートできた鮎美は約束通り圭介が訪ねるのを待っていましたが圭介はなかなか現れません。圭介の安否も不安になった鮎美は圭介の家を訪ねます。玄関から出てきた圭介に思わず泣きついてしまいますが、その圭介は鮎美の事を知らない圭介でした。圭介はリピートの直前に息を引き取っていたのです。
その事に気付いた鮎美は圭介の撮った写真を褒めまくり、圭介がもう1度写真の道に進んでくれるきっかけを作ろうと懸命に話します。そして鮎美は1人ででも、圭介を含め他のリピーター仲間の運命を変えて救う事を決意します。しかしその前に現れたのがなんと風間でした。風間もかろうじてリピートする事に成功していたのです。鮎美の顔を見た風間は鮎美の覚悟にすぐに気付きます。
最終回の結末はこのラストシーンでの鮎美と風間のやり取りです。「篠崎さん、私と同じことをしようとしてますね?」という風間、同じじゃないと否定する鮎美に対して風間は「私と同じ地獄を味わう事になりますよ。いずれ分かる。運命を変える事の恐ろしさが」と言うのです。そして鮎美の「それでも私はみんなを救いたい。運命を変えたい」というセリフがドラマリピートの結末となるセリフとなっています。
リピートの原作とドラマの違いをネタバレ!
元々乾くるみさんの同名原作小説から設定が変わる事は分かっていましたが、いざ蓋を開けてみると実に多くの事柄が変更されていました。ここからはリピートの原作小説とドラマの違いをネタバレありで紹介していきます。
登場人物の設定が異なる
まず原作とドラマでは登場人物の設定から大きく異なっています。圭介はフリーターではなく大学4年生、鮎美も会社員でまだ23歳、天童もシナリオライターをしているなど主要人物の設定から大きく異なっています。変わっていないのは風間が主宰である事、高橋和彦や坪井などあらすじの中で死ぬ事になる者の一部だけで、それらの人物にも違いが生まれています。
また最大の違いはリピートの参加人数です。ドラマでは風間を含め9人がリピートしますが、原作小説では、そこにドラマでは完全に存在していない池田という人物も含めて10人がリピートする事になるのです。この原作にしかいない池田は風間と共にリピートしている常連の一人という設定でその設定はドラマでは大森に引き継がれています。その大森も原作では男でしたがドラマでは安達祐実さんが演じる女性になっています。
池田に変わり主要な人物となる鮎美の恋人一樹は原作にはいなかったオリジナルキャラクターです。性別が変わったのが横沢も同様です。原作では横沢洋という小太りの中年会社員という設定でしたがドラマでは横沢佐知子という専業主婦になっています。これらの性別の変更は物語の主人公を圭介から鮎美に変更した事が大きな要因になっていると思われます。結婚について悩む鮎美にアドバイスをするなど女性に変更した意味もありました。
亡くなる順番が異なる
登場人物の設定が変われば、当然行動も変わっており、結果として亡くなる順番も変わっています。主人公の変更がこの辺りも大きく影響していると言えます。高橋、横沢までは原作とドラマで共通ですが、横沢に関しては死因も違い、またほぼ同タイミングで坪井も亡くなっています。また圭介の彼女、由子は原作にも登場し、ドラマと同じく圭介にフラれてストーカー化してしまいますが、由子を殺したのは圭介でした。
さらにその後、郷原が亡くなり、その時点で残っているのは鮎美、大森、池田、天童、圭介、風間の6人になります。そして驚きな事にここでドラマでは主人公となり最後まで生き残った鮎美も死んでしまうのです。そしてその次に死んだのはこれまたドラマでは再リピートしている風間が大森に殺される形で死亡、その大森も池田に殺されてしまいます。この時点で、圭介、池田、天童だけが生き残る事になります。
さらにそこで圭介と天童は結託します。池田からリピート場所だけ聞き出して置き去りにしてやろうというのです。リピート当日、裏切られる事を察知していた池田と天童が銃で撃ち合う形で相討ち。圭介だけがリピートする事に成功します。しかしその圭介もリピートいた瞬間に車に轢かれ命を落としてしまいます。つまり原作では誰ひとり生き残る事なく、またリピートの事実を知る者がいなくなるという結末を迎えているのです。
リピートする場所と時間が異なる
また細かい事ではありますが、リピートする際に訪れる場所も大きく異なっています。ドラマでは風間によってマイクロバスと徒歩を使って洞窟に辿り着いてリピートしますが、原作ではなんと上空がリピート場所なのです。最初のリピートの際は風間の、結末直前のリピートの際には天童が操縦するヘリによって上空を目指す事になります。
また10か月というリピート期間は原作もドラマも共通ですが、リピートする為の「次元の裂け目」が出現する日も異なり、原作では10月30日に出現し1月13日に戻るのに対し、ドラマでは2018年1月11日に出現し、2017年2月24日に戻る事になります。これらはシーズンイベントに合わせて変更された物のようで、各所でホワイトデーのような季節イベントが取り入れられています。
リピートのドラマ最終回まで観た感想を紹介!
最終回の結末や原作とドラマの違いについて紹介した所で、ここからは既にドラマを視聴した人の感想をネタバレありで紹介していきます。
キャストの演技は総じて高評価
まずキャストに関してはほぼ全てのキャストがかなり高い評価を受ける事になっています。特に評価が高いのが由子役を演じたぱるること島崎遥香さんと主人公鮎美を演じた貫地谷しほりさんです。島崎遥香さんに関しては、狂気的とも言える行動を取り、死亡するまでの各話で強烈なインパクトを残し、それらの行動と猫を被った時の表情の変化などがより恐怖を煽ったと評価されています。
また貫地谷しほりさんに関しては、どうしても運命や周囲に翻弄されるタイプの女性である鮎美という難しい役を見事に演じていて違和感が無かった、ハマり役だったとする声が非常に多くなっています。またその雰囲気がどうなるのか不安という声があった風間役を演じた六角精児さんや、どうしても芸人としてのイメージが強いゴリさんも違和感がなかったという声を集めています。
原作からの変更は受け入れられている
上記でも紹介したようにリピートは原作とドラマで、登場人物の設定からそのあらすじ、結末まで大きく異なっています。これだけ変えると元々の原作ファンからは批判されるのが多くのドラマですが、リピートの場合はそれらの批判はあまりなく、どちらかといえば受け入れられるという声が多くなっています。というのも原作の設定をそのままドラマにしたのでは血生臭すぎるという声があるのです。
またそれぞれの心情などの点においても変更は大きく、最大の変更と言える主人公を圭介から鮎美に変えたのもかなり好意的に受け入れられています。ドラマ最終回放送後の感想としても原作とは違うけど面白かったという声が多いのです。
結末は賛否両論
原作を知っている人からすればドラマの結末に関してはまだ未来があると言えるので賞賛する声が大きいですが、ドラマだけで見た場合には賛否両論あるのが実際です。ハッピーエンドとも完全なバットエンドとも言えない中途半端さが批判派の声となっています。やはり圭介も無事にリピートしてのハッピーエンドを望む声は多くなっています。
またそれ以外にもやはり風間もリピートに成功してしまった事に対する声も多いです。上記でも紹介したように風間と鮎美の会話が結末となるドラマリピートですが、そのシーンを書く為とはいえ悪役ポジションの風間が生きているという事に対しては否定的な声が大きくなっています。ドラマでは特に鮎美や圭介、天童もかなり善意的に描かれていただけに彼らによる結末を望む声が大きくなっています。
リピートのドラマ最終回ネタバレまとめ!
ドラマリピート~運命を変える10か月~はタイムリープを題材に、その強いメッセージ性とキャストの演技力の高さで面白かったとする感想の多いドラマです。最終回に関しても結末こそよりハッピーエンドを望む声がある一方でリピートのドラマのメッセージ性を考えたらこの結末で良かったとする声もあります。
全体的に見れば賞賛の多いドラマで、タイムリープという設定もしっかり生かされているとして評価を受けています。タイムリープ物が好きな人、出演しているキャストのファンなら抑えておいて間違いない作品です。まだ視聴していないという人はぜひ視聴してみてはいかがでしょうか?