ドラマあなたのことはそれほどの最終回ネタバレ！ドラマと原作漫画の結末は違う？

いくえみ綾原作の漫画『あなたのことはそれほど』の実写ドラマ化「あなたのことはそれほど」の最終回に迫っていきます。キャストやあらすじのネタバレ紹介、また、漫画とドラマでの違いなど徹底調査しましたので、気になる方はぜひ最後までネタバレをご一読ください。漫画『あなたのことはそれほど』しか読んだことない方でも純分に楽しめます。ドラマ「あなたのことはそれほど」の最終回は一体どんな結末を迎えたのでしょうか。

それではまず最初にドラマ「あなたのことはそれほど」のキャストネタバレ紹介していきます。主要人物となる4人に的を絞り説明していきますので、お楽しみください。また、漫画を読んだことのある方は、漫画でのキャラクターちょっとした性格の違いや、漫画との違いも感じながら読んでみてください。最終回でこの4人は一体どんな道に進むことになるのでしょうか。最終回にも注目です。※以下ネタバレあり！

旧姓は三好。涼太と結婚し渡辺となりました。中学時代に好きだった有島のことを大人になっても忘れられずにいた美都でしたが、母親が経営するスナックの常連に「2番目に好きな人と結婚するといい」と言われたことが心にひっかかったままでいました。その後大人になり、2番目に好きだと思える涼太と出会い何となく結婚します。が、偶然有島と出会い…。最終回に向けて美都の心情に注目です。

インテリア関係の会社に勤める美都の夫です。眼科の受付をしていた美都に一目ぼれし結婚にまで漕ぎ告げますが…。結婚生活は順調にいっていましたが、美都の寝言「有島くん…」という言葉が心にひっかかり美都の行動などいちいち敏感になってしまいます。また、美都が不倫をしていることをなんとなく勘付いていますがそれを責めようとはせず、美都に一心に尽くす優しくも少し最終回に向けて恐怖的な一面が明かされます。

美都の初恋の相手有島は、中学の時に引っ越してしまいそれ以来美都とは関わりはなく、高校の同級生麗華と結婚し幸せな家庭を築きます。ですが、偶然美都と再会し2人の関係は始まってしまいまいした。不倫をしていることに悪気がないところがあり、美都を自分のペースで巻き込んでいきます。明るくクラスの人気者だった有島。最終回ではそんな有島の性格から、麗華の気持ちを繋ぎ留めます。

旧姓は戸川。有島の奥さんである麗華は有島の高校の同級生でした。学級委員長でしたが地味、高校のころから自分に自信がなくいつも下を向いています。妊娠をし出産をしますが、夫である有島の行動に違和感を覚え不倫をしていることに気づきます。有島に決定的な一言は言わず、毎回遠回しに皮肉を言うのが得意です。最終回に向けて、麗華の冷静で聡明な部分が見えます。最終回まで1番まともな人物として描かれます。

それではさっそく、ドラマ「あなたのことはそれほど」のあらすじをネタバレしていきます。1話から最終回の第10話まで目が離せない内容「あなたのことはそれほど」は、漫画を読了済みの方はもちろん、漫画との違いを感じながら読んでみてみるのもいいでしょう！最終回の4人の生末をご覧ください。※以下ドラマ「あなたのことはそれほど」のネタバレが中心になります！

美都と小学生からの友人である香子は、共通の友人の結婚式に来ていました。結婚式場で、別の新郎新婦の結婚式も行われており、その新婦のところへある男性がやってきます。すると、その新婦と男性は2人で逃げてしまうという場面に遭遇した2人。香子はありえないという感想を持ち、一方美都は、いいなあと憧れのような感情を抱きました。

2人の友人の結婚式は無事終わり、2次会では婚活に励みますが思ったようにはいきませんでした。美都は、中学生の時に好きだった有島を忘れられずにいます。何かと有島くんと比べてしまう自分がいたのです。そして、美都は”運命の人”と出会いたいという思いが誰よりも強くありました。そんなことを思いながらいい出会いはなく、2次会はお開きになりました。

ある日、美都の働く眼下にやってきた患者さんが会計後、その患者さんが忘れものをしたことに気が付いた美都はその患者さんを追いかけます。それが涼太との出会いだったのです。2人は順調に交際をし、特別タイプでもドキドキもありませんでしたが、お互い居心地がよく、香子も”いい人”だとほめてくれたので何となく子の人だと思っていました。

ですが、そんな時、街中で結婚式場で逃げ出した新婦を見かけます。新婦と男は既に破局済みでした。そのことになんだかモヤモヤ美都でしたが、他人のことなので流します。それから少し経ったある日、美都は涼太にプロポーズされOKを出しますが、美都はモヤモヤしていました。プロポーズをされたのにトキメかないこの気持ちは何だろうか。そんな風に思い占い師に見てもらいますが、「2番目に好きな人となら大丈夫」と言われます。

過去にもそんなことを言われたなと思いだした美都は、「2番目に好きな人となら幸せになれる」という言葉を信じ、涼太と結婚をしました。結婚式も無事に終わり、新婚生活が始まります。涼太はウキウキし、美都は安定している気持ちを心地良く思っていました。ですが、そんな時、美都の寝言「有島くん…。」という名前を聞いてしまった涼太は、美都を疑い始めるようになってしまったのです。

ですが、そんなことを知らない美都は、いつも通りに仕事へ。その日は女子がありました。その帰りに1人で寄ったカフェで、偶然あの有島と再会してしまったのです。有島の指には指輪がない事をチェックした美都は、長い間恋焦がれていた有島と再会できた喜びます。いけないことをしているという背徳感と反対に有島に会えた幸福感に溢れていた美都は有島と一夜を共にしてしまうのでした。

結婚をしたたばかりの美都と、結婚し妊婦の妻を持つ有島は、お互いに相手がいることを言わないまま一夜を共にしてしまいました。これは運命かもしれないと浮かれる美都に、「また会いたい」と言われもっと浮かれます。仕事先のDr.に「嘘には適度に事実を混ぜたほうがいい」とアドバイスされました。そのころ、有島とその妻麗華は買い物をしていました。すると、高校の時の同級生に遭遇します。

ですが、その同級生は有島にしか話しかけず、隣にいる相手が麗華だということも知りません。麗華と結婚したことは同級生には内緒だったことがここでバレてしまったのです。その次の日、美都と有島はお花見デートをします。デート中も美都は「どうして結婚してしまったのだろう」とモヤモヤします。有島を独身だと思っている美都は、温泉に行こうと有島を誘います。そして、翌日温泉へ行くことをOKした有島。

出張に行くことになった涼太に美都は”香子と”温泉旅行に行くことを了承してもらいます。香子には有島に会ったことを話しました。ですが香子は「やめろ」と忠告をします。ですが、有島と温泉に行くことを香山と行くことにしてほしいと頼むと香山は怒って帰ってしまったのです。予定通り、美都は有島と温泉に行きました。温泉に来ても涼太からラインが入ります。それを頭の中からシャットダウンする美都。

夜はまだまだこれからというときに、有島は「俺、帰らないと。子供が生まれた」と美都に言います。美都はフリーズします。有島は結婚しており子供まで今さっき生まれたという事実に動揺し、自分が結婚していることを有島に告げます。すると、「よかった～」と胸をなでおろす有島。美都は、（あれ？有島君、もしかして私より悪い奴だった？）とモヤモヤしますが、それでも有島が好きな心を優先してしまうのでした。

朝食をとりながら、”運命じゃなかった。だったらこれは何？”と考える美都。すると、美都の母が病院に搬送されたと連絡が入りすぐに帰宅します。母は緑内障でした。翌日、いつものように仕事をしていても考えるのは有島のことばかり…。美都は香子を呼び出し、結婚していたことと子供が生まれたことを話します。すると、「最低！」と有島を批難しました。そして美都にもその関係を辞めることも言いました。

それでも有島が好きだという美都に、「現実はお手軽女だったっていうこと。これでおわりにしなよ」と釘をさします。家に帰るとさっき食べたチーズケーキが気持ち悪く吐いてしまいました。それを子供だと先走りする涼太に「子供じゃない！」と強く言ってしまったのです。何とか誤魔化しましたが、家にいた母は何か勘づいたのです。翌日同僚の小田原がご飯を食べにくる予定なので、母に「良い妻を演じることだね」と言われます。

翌日、料理をするための買い出しをしようと外へ出ると有島からこの間の埋め合わせでランチをしないかとラインで誘われ、その誘いにのります。ホテルの最上階のレストランで食事をしたあと有島は、何と麗華の母からもらった出産祝いのお金を出したのです。そしてそのまま帰るはずもなく2人はホテルの部屋へ…。4時までに帰れば料理は何とかなると思っていましたが、目が覚めると4時半すぎになっていました。

慌ててデパートのお惣菜を買って帰ると、「今駅に着いた」という涼太からの連絡が入り、慌てて料理をお皿に移し、何とか間に合いました。ご飯を食べにきた小田原に「結婚の決め手は？」と尋ねられ、咄嗟に「手が好き」と答えます。料理も食べ終わりデザートがないことに気付いた美都でしたが、母が事前に作っておいてくれたデザートを美都が作ったかのように出してくれたのでその場はなんとかなりました。

ですが、帰り際「本当にウソがヘタですね。」と言われてしまいました。母には「せめてばれないようにしなよ」と言われます。有島から大丈夫だったかとラインが来たので「大丈夫。なんとか間に合って柴犬くんも美味しそうに食べてくれた。今日はありがとう」と返しましたが、美都は疲れてそのまま眠ってしまいました。すると、お風呂からでてきた涼太にそのやり取りを見られてしまったのです。

顔がこわばる涼太。疑いが確信に変わった瞬間でした。次の日、有島からお土産でもらったうどんを涼太と2人で食べていると、「美味しすぎて柴犬になっちゃうよ」と美都に言います。ですが何も動じない美都。「子供ほしくない？」と聞くと「まだいいや」と言う美都。そんな涼太に（好きよ。あなたはあなたで二番目にね）と思うのでした。

翌日、「涼太さんは、本当にいい人で、怖い人かもよ」と助言をされ母は帰っていきました。そして翌日の夜、いつものバーで美都と有島は飲んでいました。有島は、「麗華が帰ってくるから今までのようには会えない」そういいました。有島と水族館に行きたいなどと話す美都に「趣味を持て」と有島は言います。美都は仕事の帰りにたまたま通りかかった陶芸教室に体験入会してみました。

そして、陶芸教室に入会した美都は、涼太のリクエストであったカレー皿を作りました。すると、次はそばチョコが欲しいとリクエストをもらいます。陶芸教室に通い始めたことはもちろん有島にも報告済みです。充実した毎日を送る美都がそばチョコを作っていると、麗華が教室に入ってきました。麗華はこの陶芸教室の生徒だったのです。最初美都は気が付きませんでしたが、”有島”と”あこ”という言葉を聞き麗華だと認識したのです。

ある日、いつものように有島と会っている美都を、大和田が目撃してしまったのです。美都はもうすぐ自分の誕生日だと有島に言い祝ってくれることになりました。涼太には、陶芸教室の人がお祝いしてくれると嘘をつきます。ですが、その当日に有島は子供が熱を出したという理由で美都との予定を断ります。ですが、美都は「有島くんがついていなくても同じだよ」そう言ってしまったのです。

その次のひ、美都は涼太にレストランでお祝いをしてもらっています。柴犬のような穏やかな涼太と結婚してよかったのかも…そう思っている美都を涼太はいつも以上に褒めるのです。すると、2番目に好きな人と結婚するといいというのを母から聞いたと言います。「ただ、しあわせなだけ。小心者の柴犬だからさ」という涼太。”柴犬”というワードから、スマホを見たこと、寝言で名前を言っていたことを涼太は美都に話します。

涼太は全部知っていたのです。履歴を消していること、自分を”柴犬”と言っていることを。そして、有島の番号を自分のスマホに登録したことを美都に言いました。「きみは大胆でずさんでウソがヘタだ。自分の浅ましさにも、君の狡さにも、耐えられなくて。確かめるのをやめていたんだ。」そう言う涼太。涼太は美都に歪んだ愛情を向けます。美都がこの先どうあろうと、自分は美都を愛し続けると笑みを浮かべながら言うのでした。

次の日、香子が美都に会いたいと連絡がきて会うことになりました。美都は有島との不倫が涼太にバレていたと香子に話します。すると、香子は美都に説教を始めますが、美都は不倫をしていることを反省するどころかそんな時でさえも有島のことばかり考えるのです。涼太のいる家に帰りたくない美都は、陶芸教室に行きました。そこで、麗華の忘れ物の本を預かって有島の家へ届けることにしたのです。

麗華に本を渡しながら家の中を観察する美都…。有島の同級生だと自己紹介した美都に、勘のいい麗華は美都が何のために家にやってきたのかを気づきました。麗華から美都のことを聞いた有島は美都に「ルール違反だ」と言いますが、美都があっさり誤ったことで美都を許しまた会う約束を取り付けるのでした。ですが、麗華に対して負い目のある有島は美都に「しばらく会うのをやめよう」そう言います。

翌日、母とご飯を食べていると美都の態度から不倫がバレたことを察知した母。「あんたは人を選んだんじゃなくて自分の幸せを選んだの。不倫をしても壊れない結婚生活を手に入れたんだね。」そう皮肉交じりに言われます。休日、涼太は一人でどこかに出かけてしまいます。一方麗華は有島と娘のあこを連れ公園に行っていました。それを遠くから見ている涼太は、その家族に近づき、わざと有島にぶつかったのです。

ぶつかった衝撃で飲み物をこぼしてしまい、有島と涼太で飲み物を買いに行くことになります。涼太が他愛もない話を有島にしていると、有島のスマホが鳴ります。自分の名前を教えていないのに名前を呼ばれたことに固まっていると、電話は止まります。そして再び鳴りだし…。「さっき電話したのぼくです。どうぞ、出てください。じゃ、お幸せに」そう言い残し去っていく涼太。そして今鳴っているの美都です。

全ての点が繋がった有島は「やばい。もう終わりにしよう。友達に戻ろう」そう慌てて美都に言うと、「私たち友達だったときなんてあった？」そう言われます。麗華は涼太がわざとぶつかってきたことに気付いていました。一方、涼太は突然降り始めた雨を写真で撮り、それと一緒に「お天道様の罰が当たったね」そう美都にラインするのでした。

有島からそのことを聞いた美都は、帰ってきた涼太に問いただします。すると、「ぼくは別れないよ。みっちゃん以上の人はいないし、みっちゃんにも僕以上の人はいないよ。これからどう楽しくやっていくかの話合いならするよ。」そう言うのです。美都は、その夜別れ話をすると言って有島を呼び出しますが、美都はまったく有島と別れる気はありません。お互いずるずる付き合うことを決めたのです。

涼太は楽しく暮らすためのルールを決めました。1つ目は二人でいる時には、他のひとに連絡しないこと。2つ目は食事のときには話をすることです。涼太は楽しそうですが、美都は全然楽しそうではありません。翌日、涼太は仮病を使い早退すると公演に言って麗華に近づきました。「渡辺です」そう名乗る涼太に全てを悟った麗華。麗華は有島に涼太が会いに来たことを怒りました。

有島は「柴犬を放し飼いにするな」とラインをしいました。すると、美都は涼太に問いただします。「なんで、僕が怒られるの？みっちゃん、良く考えて。誰が悪いの？」そう言うのです。その日の夜、美都は陶芸教室の人と飲んでから帰ってきましたが、それを涼太は蔭から見ていたため「今日は本当に陶芸教室の人だったね」そう言う涼太に恐怖を覚える美都は家を飛び出しました。

翌日、香子から連絡がありました。美都が出ていったと泣きながら話す涼太に同情した香子は、これからどうしたいのかなど相談に乗ります。有島が好きな気持ちだけで行動する美都に諭しますが、美都は自分の事しか考えられません。一方、麗華は実家に戻っていたので有島も麗華の実家に帰っていました。美都から連絡がきますが返す気になりません。ですが、家を出たことを告げるラインを読み、美都に会うため帰る決意をします。

ですが、車が出る直前麗華が乗り込んできて、「好きなことをして良いって言ったらいま、あなたを一人にしない」そう言うと麗華は車を降りるのでした。東京に戻った有島は美都に「会いたい」と連絡します。美都は急いでいつものバーへ―行きます。一方、香子の元へは涼太が来ていました。「少し遅かったです。逃げました」そう涼太に告げ自宅に戻った涼太は、ワインを飲み笑みを浮かべながらワインを部屋中にぶちまけるのでした。

有島は「友達にならないか？」と美都に提案します。2人はホテルに入りますが、そんな気分ではない2人は本音で話合おうということになりました。すると「失敗した。やり直せるなら、最初に会った時に普通にバイバイして帰る」と有島は言います。翌日、帰宅すると麗華が居り、綺麗なベッドと渡したお弁当のことを聞かれ、何とか誤魔化す有島。一方美都は母の元へ泊まることになります。

「嫌なら逃げ回っていないで話し合いな」と母に言われる美都はスナックの手伝いをしながら色々考えているとそこへ涼太がやってきます。「帰ろう」そういう涼太に、「占いに行こう」と言い2人は占い師の元へ。「谷底だね。ふたりの相性はまあまあだね」そう占い師に言われた涼太は怒って出ていきます。美都は「別れてください」そう切り出しました。「家に帰ってから」と言う涼太に「家には帰らない」という美都。

ですが、そこに母がやってきて「連れて帰って」と言われ、2人は帰ることになりました。翌日、美都の仕事場に小田原がやってきて、喫茶店で話すことになりました。「渡辺とは、別れたほうが良いと思います。お互いのために。というより、美都さんのために」そう言われたのです。その帰り、離婚届を持って帰った美都。名前を書く涼太でしたが、間違えたと言って離婚届を破いて捨ててしまうのでした。

一方有島は、麗華と2人で食事をしていました。麗華は有島にお礼や今までの感謝、そして今が幸せなことを話します。不倫をしたことを後悔し始める有島は、「俺はバカだ。お前を苦しめて…」など話します。「何の話？」「分かってるんだろ」「何を？知ってるのは、ワタナベという女が来た、ワタナベという男が2回来た、あなたは困ったことがあるとフリーズする。それだけよ」そう麗華は言うのでした。

美都は、涼太と離婚することを決めていたので、一人で暮らすためのアパートを探すことになりました。離婚届は、あらゆる理由をつけ書いてくれない涼太。美都は、離婚をしても有島とはもう会わないことも決めていました。美都は、生理が来ていないことに気付きます。一方、涼太は小田原とご飯を食べていました。小田原はかたくなに美都と別れるよう説得するのです。

しつこく別れるようにすすめる小田原にキレてしまう涼太。美都は、手長を見ながら、もし妊娠していたらどうしようと考え、無意識のうちに有島の家の前まで来てしまいます。すると、隣に住む横山という人に挨拶をし名刺まで渡してしまうということになりました。自宅に帰ると、涼太が夕食はそばでいいかと笑顔で聞いてくるので、離婚届を書いたのかと聞き返します。

一方、小田原は美都の母のスナックへ行き、美都と涼太を別れさせてくれないかと話していました。「本当は美都のことが好きなの？」そう言うと、笑顔だった小田原は真顔になります。そこへタイミングよく美都から、アパートを借りる時の保証人になってくれと連絡がきたのです。そのころ、美都は「妊娠しているかも」と涼太に告げます。すると、「たとえあの男の子でも僕が一緒に育てるよ」そう笑顔で離婚届を燃やす涼太。

真面目な話をしているのに、お蕎麦をゆでる涼太。一緒にそばを食べていると、涼太が涙を流しながらそばを食べていました。ですが、美都はその夜、自分で作ってさっきまでそばをたべていたそばチョコをゴミ捨て場に捨てました。帰り際、ポストに「301号室の渡辺美都は、Ｗ不倫の最低女。バカ女に制裁を。」とうい張り紙が貼ってあったのです。

張り紙を知った美都と涼太でしたが、美都は有島の心配をしていました。そして出ていく準備をしていました。すると、「みっちゃんは今までどおりにしてて。今出て行ったら、認めたことになる。それは僕もキツイ」そう言って出社していきました。美都の勤める病院やHPにまでも同じようなことが書かれていたのです。涼太は会社へ行く前に公園へ行き麗華と会っていました。やったのは麗華ではありませんでした。

涼太と一緒に家を出た美都は忘れ物をしたと言い家へ戻ります。そこには小田原がおり、一緒に引っ越しの作業を始めます。小田原は美都の引っ越しに協力的でした。その後すぐに家へ戻ってきた涼太は中の話声をそっと聞きます。小田原は美都の為に引っ越しを手伝っているのではなく、涼太の為だと話しているのです。実は、小田原は美都と涼太が結婚する前から涼太のことが好きだったというのです。

美都がドアを開けると涼太が立っていることに驚きます。小田原は今の会話が聞かれていたことに気付き、「そうなるよな。でもすっきりした。どんだけ正しく生きていても報われない。結婚なんてしない。のぞみもしない。人の気持ちを一生欲しがるなんてどんだけよくばりなんだ。二人とも欲張りすぎて腹が立つんだ。もういいだろ」そう小田原は涼太に告げると、美都と小田原は荷物を持って出ていきました。

一方、美都に嫌がらせをしていたのは、有島の隣人である横山でした。麗華はそのことを知り、「やめてください」そういいました。そして、翌日美都の病院へ行き謝罪へやってきたのです。その夜、美都は妊娠していないことが分かり、安心する一方で、自分は今空っぽなんだと実感し、新しい家で一人孤独でした。そのころ有島が帰宅すると、「実家へ帰ります」という置手紙が置いてあったのです。

涼太に妊娠をしていなかったことを告げると、「離婚届を記入して郵送してくれたら出しておきます。送って下さい」そういつもよりあっさりした返信がきました。そのころ、涼太は有島に会っていました。有島は、もう美都とは会わないことを話します。そして、今はそれどころではなく妻に出ていかれたことも話す有島に、涼太は睨みつけます。

そして、別れる決心をした涼太は離婚届を書き、保証人欄を書いてほしいとカフェに香子を呼び出していました。香子は驚きます。明日は涼太の誕生日です。「これがぼくへのプレゼントですよ。ひどいオンナでしょ」そう泣き出す涼太。翌日、美都と涼太はおでんを食べながら今までの結婚生活のことを話していました。すると、香子から連絡があり涼太に会ったことなどが書いてありました。

「アンタが前に言ってたこと何となくわかった。あの人少し怖いね」昨日の涼太の行動は香子の目から見ても恐怖を覚えるのでした。有島は、麗華に顔も見たくないししばらくそっとしておいてくれと言われましたが、何度も麗華の実家へ通っていました。一方、美都の母は、涼太の家へ行き、美都の事を謝罪しました。お天道様に背かない涼太とそれに背いた美都のことを話す母でした。

有島は、自分の気持ちを正直に伝え、拒否していた麗華の心に寄り添い、2人は離婚をしない結論にいたりました。一方、美都は離婚届が提出されていないことに気付き家に行きますが涼太はいません。想いでの高台にある公園に行くと、涼太はいました。そこで美都は、涼太がもし死んでしまったら耐えられない、そんなに望んでくれるならもう一度…。と美都が涼太に言うと、それは同情だと言われました。

「僕でも一番好きな人と結婚できたのに可哀そう」そう美都に言います。「涼ちゃんの愛は優しい暴力だった。でもありがとう」そう告げる美都。2人は握手をし、涼太は崖の方へ歩いていくと結婚指輪を投げました。そして、美都の方は見ずに離れていきました。そして、1年後、美都はまだ運命の人を探しています。こうして最終回を迎えたのでした。

ドラマと漫画では違うところがいくつかありました。1つ目は、涼太の風貌です。涼太は子熊のような容姿で東出さんのようにスラっとしていません。2つ目は、美都と有島の初恋の描き方です。漫画では、中学生の時の初めての相手が有島です。また、有島は美都のことをいつも見てくる気持ち悪い奴と認識していました。3つ目は、1話から最終回まで美都の視点で描かれていたことです。漫画ではそれぞれキャラクターの視点があります。

美都は涼太と別れたあと、母親の介護に追われます。仕事帰りに母の入院する病院へ行く途中幸せそうな有島家族を見かけます。そして、ラストシーンは、一人家に帰る美都と一人焼き肉をする麗華。”そうね、嫌いじゃあなかった。憧れでもなかった。羨ましくもないし、不幸なことなど一度もなかった。ほんとそれほどにはね。”という文と共に漫画『あなたのことはそれどほ』は最終回を迎えたのです。

最終回「あなたのことはそれほど」を見ると分かるように、有島（男性）は不倫をしても最終的には家に戻りますが、美都（女性）は家庭には戻りません。このような違いを指摘した感想ツイートでした。必ずしもこういった結果ではないですが、一般的には男性よりも女性の不倫の方が家庭を離れがちだというのは否めません。

最終回を見るとわかるように、美都は、最初から最後まで”運命の人”を探していました。自分のことしか考えられず、不倫も悪い事だと思っていない、終いには沢山の人を巻き込んで迷惑をかけたのにまだ”運命”と言っている…。そんな美都に視聴者は憤りが隠せない方も多くいました。1話から最終回までで1つも成長をしていない美都はこの先も同じことを繰り返すのでは？という声も多くありました。

ここまで、ドラマ「あなたのことはそれほど」を最終回までのあらすじをネタバレし、ドラマと漫画の違いも紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。不倫をし、相手を裏切っても自分の運命の人を探し続ける美都には様々な感情を抱いたことでしょう。ネタバレを知っていてもドラマと漫画共に楽しめる作品です。気になる方は漫画『あなたのことはそれほど』の方も最終回までチェックしてみてください。以上、ネタバレでした！