ビューティフルマインド・韓国ドラマのあらすじは？全話の内容・感想をネタバレ

韓国の実力派俳優チャン・ヒョクが、人を愛することができない共感欠如の天才医師という難しい役に挑戦したビューティフル・マインド韓国ドラマ。理由は明らかになっていませんが１４話で打ち切りになったといういわく付きの作品。内容がむずかしい？キャスティングが悪い？など厳しい意見もありますが賛否両論。

天才的な才能と技術を持つ、脳神経外科医のイ・ヨンオ（チャン・ヒョク）。医者としての力は素晴らしいが彼は感情を持たないサイコパスで人に共感することができない。そんなヨンオはスタッフや患者さんたちと衝突することも多く、赴任先のヒョンソン病院のスタッフたちはヨンオの言動に振り回されることになる。

ある日、ヒョンソン病院に患者が搬送されるが、その患者は事故ではなく殺人事件に巻き込まれていた。その事故の唯一の目撃者であるケ・ジンソン（パク・ソダム）は交通課に勤務する女性警察官で、まっすぐで熱血な性格から仲間からは石頭と呼ばれている。

助かる見込みはないと手術を拒むヨンオ（チャン・ヒョク）にジンソン（パク・ソダム）は真正面からぶつかっていく。無関心でクールなヨンオと純情でまっすぐなジンソンは、はじめはお互いのことを嫌悪しているが、ある事件をきっかけに二人は協力関係になる。

お互いに振り回しあいながら徐々に距離を縮めていく二人。やがて人のために何かすることなどなかったヨンオに感情が芽生え、最後は自分の身を投げ出してジンソンを守ろうとする姿に感動する。後半になってくるにつれて、なぜヨンオが感情を持たなくなったのかが明らかになってくる。

アメリカから韓国への飛行機の中、乗客が倒れ医者であるイ・ヨンオ（チャン・ヒョク）に助けを求めた乗務員に向かい「ここは僕の職場？」とあっさり拒否するヨンオ。（場面は変わって）ヒョンソン病院では心脳血管センターのオープニング式典に出席していた次期大統領候補のキム・ミョンスが、赴任して早々のヨンオと廊下ですれ違う。

ミョンスの些細な仕草から脳動脈瘤を察知し「あと数秒で時限爆弾が爆発する」と宣告するヨンオ。訳が分からない状況でまわりがあっけにとられる中、ミョンスは指摘通りに倒れこむ。

難しい手術に興味津々のヨンオ（チャン・ヒョク）はライブ手術をしようと計画する。しかし次期大統領候補のミョンスがこれを拒否。どうしても手術をしたいヨンオは、血液検査結果にコカインが検出されたことを伏せる代わりにライブ手術の同意書にサインすることを要求。そんな彼の行動に対し院内の先生たちはとんでもない人間が赴任してきたと噂する。

交通課女性警官のケ・ジンソン（パク・ソダム）は交通事故の被害者を搬送して行った先でヨンオ（チャン・ヒョク）と運命的な出会いをする。患者をひと目見て助からないと判断し、治療を拒否するヨンホに腹を立て手錠をかけるジンソン。

そんな彼女の強い要望におされ手術に立ち会うことになったヨンホだが…（場面が変わって）一方、ジンソンは仕事を終えてデートに向かう。店で何時間も待っているが結局相手は現れず、結局諦めて店を出たところで事故の瞬間を目撃してしまう。

ジンソン（パク・ソダム）が車に轢かれた男に駆け寄ると「助けてください、だれにもしゃべりません」力なく懇願する男の姿にこれは事故ではないと確信する。男はすぐにヒョンソン病院に搬送されるが、助かる見込みがないからと手術をしようとしないヨンオの姿を、院内の医師たちは冷ややかに見つめるていた。病院にやって来た被害者の親族はまだ幼い少年で、全力を尽くす姿を少年に見せたいソクジュ（ユン・ヒョンミン）は手術するようヨンオを説得する。

ヨンオ（チャン・ヒョク）の留学で離ればなれの生活をしていたキム・ミンジェ（パク・セヨン）は、ヨンオとの久々の再開を喜んでいた。しかし、彼の荷物を勝手に整理して怒られ、ふてくされて部屋を出ていこうとする。そんなミンジェを引き留め「君の眼が悪くてよかった」と箱から指輪を取り出し「結婚しよう」とプロポーズをする。

ヨンオ（チャン・ヒョク）が手術したのは患者を助けたいからではなく、自分の提唱した確率が正しいかどうかを確かめるためだと知ったジンソン（パク・ソダム）は、テーブル・デスに対する疑惑が大きくなっていく。

被害者のチョルミンの死は事故ではなく事件に巻き込まれたからに違いないと確信を持ったジンソンは、手術中にヨンオが何かして、チョルミンのことを意図的に殺したのではないか？と疑いヨンオの研究室に忍び込みパソコンの中を調べる。

削除したと言っていた手術の動画が残っていることを見つけたジンソン（パク・ソダム）がヨンオ（チャン・ヒョク）への疑惑を確信に変えたとき、研究室に戻ってきたヨンオ見つかり､ヨンオの目の前で発作を起こし倒れてしまう。

目を覚ましたジンソンは応急処置をしたのがヨンオであると聞かされ驚くがヨンオに監視カメラもない階段に呼び出され「あの日の真相は暴かせない！」と言い放たれ激怒したジンソンは「必ずあなたの悪事を暴いて見せる」と言い返す。

応急処置を行ったのは主治医のソクジュ（ユン・ヒョンミン）ではなくヨンオ（チャン・ヒョク）であったと聞いて驚くが、命の恩人ではあるがヨンオへの疑いを捨てきれないジンソン（パク・ソダム）はキム議員のライブ手術のカンファレンスに乗り込み、霊安室で被害者の遺体に触れる瞬間の映像が流れ騒然となる。ジ

ジンソンは真相究明のための操作が必要であると訴え、その場での釈明を許されなかったヨンオは翌日のミョンスンの手術の執刀から外される。

執刀医を外されたヨンオ（チャン・ヒョク）は養父であるゴンミョンセンター長に机を倒し反抗的な態度をとる、しかし威圧的なゴンミョンの態度に恐怖を感じたように目を伏せおびえる。ヨンオ（チャン・ヒョク）の代わりに同僚のソ・ジヨンが執刀することになったが手術途中で様態が悪化し、結局ヨンホが執刀を引き継ぐこととなる。

ミョンスの命と引き換えに専決権を得たヨンホは手術を成功させることで、あの日の身の潔白を証明するヨンホ。それとは反対に今度はソクジュの不審な行動が疑われ始める。

被害者の遺体から心臓が取り除かれていたことを知ったドンジェ病院長は、確認のために病院に戻ったがヨンオの目の前で突然意識を失い倒れる。脳出血の疑いで緊急手術が行われたが術中、様態が悪化し死亡してしまう。遺族に対し自分の手術は完ぺきだったとうわごとのように繰り返すだけでヨンオの姿に、旧知の友を失ったゴンミョンは怒りを爆発させる。

手術ミスを疑われたヨンオがM&Mカンファレンスで急死した病院長を殺害した犯人を明かすと発言をしたことで病院スタッフに動揺が走る。ゴンミョンは全容が明らかになるまで疑心暗鬼のままでは緊急事態に対応できないため病院長の手術に立ち会ったすべてのスタッフに手術に関わることを禁止すると言い渡す。ヨンオは自分に疑いを持っているジンソンに疑いを晴らすための潜入捜査協力を依頼するが結果的にヒョン・ソンジュに疑惑の目を向ける結果となる。

ヨンオ（チャン・ヒョク）の巧みな誘導でソクジュ（ユン・ヒョンミン）に疑惑の目が行くような状況を作ってしまったジンソン（パク・ソダム）は焦りソクジュの無実を証明しようと走り回る。M&Mカンファレンスで証言しようとしていたシム・ウナがヨンホと電話中に転落事故に合い意識不明の状態に…。

麻酔科の医師キム・ユンギョンには心臓の悪い娘がおり心臓移植のドナーを待つ状態であることを知ったヨンオ（チャン・ヒョク）は、移植以外に娘を助ける手術法があると提案しユンギョンにヨンホへの手術禁止命令の撤回交渉させる。彼女に泣きつかれ折れる形で許可を出したゴンミョンにソクジュも一緒に手術に入れるように交渉。無事手術は成功する。

婚約者のキム・ミンジェは赴任先の病院でヨンオの隠された病気の診療記録を見つける。准教授の席と引き換えに本院のカンファレンスで「ヨンホは反社会性パーソナリティ障害のサイコパスである」と発言し、ヨンオを殺人犯に仕立て上げることに協力をする。警察では婚約者に裏切られ傷ついたまま連行されたヨンホを気遣うジンソンの姿があった。

お前のような怪物に医師でいる資格はないと養父ゴンミョンに言われヒョンソン病院の教授職を解任されたヨンホ（チャン・ヒョク）は感情をコントロールできないまま通行人を殴り街をさまよっていた。心配して探しにきたジンソン（パク・ソダム）を見つけたヨンホは思わず救いを求める。ジンソンは人目につかない場所で休ませてあげようとヨンホを海辺の実家に連れて行く。

ヨンホを実家に連れ帰ったジンソンは家族からの質問攻めに合うが何も答えられない。実家の隣家の嫁の病状を巡ってジンソンと掛けをしたヨンホは初めて人と向き合い診断を下したことで自信を取り戻していく。少しずつジンソンに興味を持ち始めソウルに戻ったヨンホはジンソンの仕事場にやってきて食事に誘う。

戸惑いながらもヨンホと食事に出かけたジンソンが、ヒョンソン病院に戻る努力をしなくていいのか？と問いかけた頃ヒョンソン病院では会長が意識不明となり搬送されてくるが原因不明で治療法が見つからない状態が続いていた。

ソクジュは記者会見で再生医療チームが世界初の心筋細胞再生に成功したことを発表する。再捜査のためにソクジュに協力を依頼していたジンソンはショックを隠しきれない。そんなジンソンに「何を考えているのか、どんな気持ちなのか興味ない、感じることもできない。存在していないのと同じだから僕の前で思い切り泣くといい」とヨンホはいい抱き寄せる。

突然抱きしめられて驚くジンソンにヨンホは患者の感情の解釈のためにWi-Fiが必要だと告げる。そんな時、母親による虐待の疑いのある子どもが搬送されてくるが子どもは母親はひどい病気だとかばう。父親は人気キャスターでメディアの力を利用し事実を隠そうと病院側に圧力をかけてくる。

患者への愛ではなく、ジンソンへの愛が芽生え始めたのかもしれないと告白するヨンホ。自分の気持がわからないと答えたジンソンに「共感障害の僕であれば仕方がないが、僕のWi-Fiなのにわからないなんて！」と答えを催促するが、いざジンソンが答えようとすると逃げ出してしまう。

ヒョンソン病院が行ってきた再生医療の研究が外資に移行すると告られた院長ゴンミョンは、巨額の投資をしたのが過去の秘密を知るかつての同僚であることを知る。患者への対応の変化から感情が芽生えたのかもしれないと期待を持っていたヨンホはミンジェから聞かされた検査結果に落胆を隠せず動揺する。そんなヨンホにミンジェはやり直せないかという。

ヨンホはユノの手術についてのM&Mカンファレンスを行う。カンファレンスで院長のゴンミョンは「みんなわかっている。医師としてベストを尽くした」というが「あなたは僕のためにベストを尽くしたというが、その結果がこれだ」と自分をサイコパスに育てたとゴンミョンを責める。

ユノからの最後の伝言を聞いたヨンホは涙を流す。ジンソンのところへ行き「君さえいなければ、涙を流したからと期待を持つこともなかった、この世で君が一番憎い、頼むから僕の人生から消えてくれ」と突き放すが…。

再生医療で治療をするか臓器移植をするかの選択を迫られたジンソン。抗生剤が効かずどんどん悪化してくジンソンの姿に再生医療を決めたソクジュに幹細胞治療薬のデータ改ざんを指摘しヨンホは、自らドナーとなり違法である生体肺移植を仲間の協力を得て強行する。メンツを潰されたチェ室長はヨンホとソクジュの解任案を倫理委員会に出す。

違法手術をしたヨンオ（チャン・ヒョク）は倫理委員会にかけられるが、病院内のスタッフ達は自らの臓器を提供してジンソン（パク・ソダム）を救ったヨンホの姿を見て、少しずつ距離を縮めていく。

ビューティフル・マインドのストーリー前半は病院内で次々に巻き起こる不審な事件の謎解きで、次の展開が気になる面白さがあり、後半は人間味溢れるジンソンと行動を共にする中で感情を持たないはずだったヨンオに感情に似たものが生まれ始め、更にヨンオの反社会性人格障害に隠された秘密も明らかになって、ヨンオの孤独感や悲壮感、実は誰よりも純粋で優しい心を持つヨンオに胸を打たれると話題。

賛否両論のビューティフル・マインドですが、Twitterやブログの感想をご紹介。

「韓国ドラマ・ビューティフル・マインド」はドラマのポスターからわかるように静かな暖かさの伝わる医療系ドラマ。あのラッセル・クロウの「ビューティフル・マインド」のテイストからなのかわかりませんが、視聴後の感想からもわかる様に心の闇を抱えた天才というテイストは似ているようだ。

ビューティフル・マインドについて視聴者の方が感想をTwitterなどに投稿。感想としては「チャンヒョクの演技がすごく深みがあってかっこよかった、特に無表情で静かな演技が特に素晴らしい」など賞賛の声が多く聞かれた。

ビューティフル・マインドを見終わった視聴者の感想には、医療系のドラマが好き！というものがありました。主人公以外にも正義と現実の間で葛藤する医師や、密かに出世欲を秘めた美人女性医師などが登場するなど、普段は見ることのできない医師の世界も知ることができてとても面白い。そんな感想も多く寄せられている。

・＃ビューティフル・マインド、これまたいいドラマに出会ってしまった！・＃ビューティフル・マインド、後半の感情が分かるようになってくるところから特によかったです。・ビューティフル・マインド視聴完了、チャンヒョクとJK（シンデレラと４人の騎士）がゴチャゴチャして妙な気分。・ビューティフル・マインド見終わりました！子供ようなヨンオの愛情表現にいい意味で笑ってしまいました（Twitter）

ビューティフル・マインド韓国ドラマの中で、チャン・ヒョクに対する感想には賞賛が目立つが、ヒロインのパク・ソダムに対しては少々手厳しい。視聴者からは子供っぽい演技だと言われているようだが、前作の「シンデレラと４人の騎士」の女子高生役のイメージが強く残っているためか？関係者からの演技評価は高く見事に二極分化している。

事件の真相を掴めそうになると消される人。事件の真相が見えそうになると揉み消される真実。そんな巨悪を相手にどうやって解決するのか？「ビューティフル・マインド」は期待より低い視聴率を記録したが、完成度の高い医療ドラマという評価を受けてマニア層の全幅的支持を受けている。「ビューティフル・マインド」は当初全16話の予定だったが2話を縮小し14話で放送終了となった。しかし視聴率の低さから打ち切りとなった状態でも視聴者の好評は続いた。