同・級・生は80年代の名作ドラマ!あらすじや出演キャストは?【柴門ふみ原作】

「同・級・生」は柴門ふみの漫画原作を元にした恋愛トレンディドラマです。1989年7月3日から9月25日までの間フジテレビ系列の月曜9時枠で放送されたテレビドラマで、漫画は小学館のビッグコミックスピリッツで掲載していました。91年の「東京ラブストーリー」や「101回目のプロポーズ」など90年代を代表する恋愛ドラマ時代の先駆けともいえる作品です。今尚、根強い人気があるドラマ「同・級・生」のあらすじや出演キャスト陣をご紹介していきます。

同・級・生は80年代の名作ドラマ!あらすじや出演キャストは?【柴門ふみ原作】のイメージ

目次

  1. 同・級・生は柴門ふみ原作の名作ドラマ!あらすじや出演キャストを紹介!
  2. 同・級・生とはどんなドラマ?
  3. 同・級・生のドラマの出演キャストを紹介
  4. 同・級・生のドラマのあらすじ
  5. 同・級・生のドラマの主題歌・挿入歌
  6. 同・級・生には若手の頃のベテラン俳優が!ぜひ見てみよう!

同・級・生は柴門ふみ原作の名作ドラマ!あらすじや出演キャストを紹介!

平成元年のトレンディドラマ幕開け時代に作られた柴門ふみ原作のドラマ「同・級・生」。ドラマは全13話あり、当時は坂本祐二さんが連続ドラマ初の脚本をした事や、当時フジテレビアナウンサーであった中井美穂さんがキャストとして選ばれた作品としても少し話題になりました。今回はそんな柴門ふみ原作のドラマ「同・級・生」のあらすじや出演キャストについてご紹介していきます。

同・級・生とはどんなドラマ?

80年代後半のバブル時代、多くの女性の共感を呼んだ「トレンディドラマ」時代の幕を開けともいえる「柴門ふみ」の作品で、世の女性のみならず男性にも「恋愛の巨匠」「恋愛の教祖」等の名を欲しいままにした漫画家「柴門ふみ」のドラマ『同・級・生』。有名な広告代理店に勤めている若手エリートサラリーマンの主人公所謂「三高」と、その周囲の人間との間に繰り広げられる柴門ふみの世界観溢れる恋愛トレンディドラマです。

同・級・生のドラマの視聴率は?

視聴率を表すグラフの例

恋愛トレンディドラマの先駆けともいえる柴門ふみ原作のドラマ「同・級・生」ですが、当初から視聴率か芳しくなく1話では14.0パーセントと当時にしては非常に低いスタートでした。ドラマ「同・級・生」の最高視聴率は最終回の20.8パーセントでドラマ「同・級・生」の平均視聴率は14.5パーセントでした。同じ柴門ふみ原作のドラマ「東京ラブストーリー」とは比較にならないほど視聴率が低い作品です。

同・級・生のドラマの出演キャストを紹介

柴門ふみ原作のあらすじに入る前にドラマ「同・級・生」に出演しているメインキャスト陣をご紹介します。当時、ドラマの出演者全員が20代前半から30代前半のキャスト陣で、思わず若いと思ってしまうほど演技も容姿も初々しく感じるドラマです。しかし、中身は大人の恋愛模様を描いており現実味のある物語になっています。

名取ちなみ/安田成美

ドラマ「同・級・生」のヒロインである名取ちなみは共進大学の社会学部出身で物語では24歳です。大学時代は鴨居透の恋人であり、現在は市場調査会社に勤務しています。性格は表面上気が強いですが本当はさびしがり屋で、それを口に出せない性格です。そんなドラマ「同・級・生」のメインヒロインとしてキャストに選ばれたのが安田成美さんです。

安田成美さんは東京都文京区出身の52歳(2018年現在)です。中学在学中にスカウトされ、1981年に花王ビオレのCMでデビューしました。1982年にドラマ「ホーム・スイート・ホーム」でドラマ初出演を果たしその後、ナレーターや歌手など数多くの分野で活躍をしている女優です。

鴨居透/緒形直人

ドラマ「同・級・生」の主人公であり名取ちなみと同じ大学に通っていました。性格はかなりの優柔不断で大学時代にちなみと交際していました。しかし、卒業を前にちなみと別れ市場調査会社の広告代理店営業部に所属が決まりました。社会人1年目の秋にちなみの事が忘れられず会う約束を取り付けたがすれ違い、佐倉杏子と付き合う事になります。物語では、ちなみとすれ違ったまま付き合う事はありませんでした。

そんな透を演じるのは緒形直人さんです。緒形直人さんは神奈川県横浜市出身の51歳(2018年現在)です。父親は俳優の緒形拳さん、母親は女優の高倉典江さんで所謂芸能一家の次男として今だ活躍を続けています。1987年に青年座研究所に入所の間に映画「優駿 ORACIÓN」で主演としてデビューするなど親譲りの才能を受け継いでいる俳優です。

佐倉杏子/菊池桃子

ドラマ「同・級・生」では主人公の恋人であり、経理部に配属した事で透と同期の新人社員になる事になります。透が無理を言ってよく食事代等を経費で落としてもらうような仲でしたが、透が風邪を引いたのがきっかけで透の部屋で一夜を過ごし、透に惹かれていく事になります。その一方で、彼が未だちなみに未練があることに気付いてしまい嫉妬してしまいます。

佐倉杏子役を演じるのは菊池桃子さんです。菊池桃子さんは東京都品川区出身の50歳(2018年現在)で、1983年10月からニッポン放送にて「学園バラエティ パンツの穴」に生徒役で始めて出演し芸能界デビューを果たします。現在では、2児の教育活動をしている傍ら本の著書やナレーターなどマルチな才能で活躍しています。

飛鳥浩史/石田純一

ドラマ「同・級・生」ではち大手建設会社に勤務する30歳の高身長でスマートな男性で名取ちなみのお見合い相手として出会います。性格は包容力があり落ち着いた性格です。秋にニュ−ヨ−クに転勤することが決まっており、妻を連れて行きたい為お見合いをしていました。ちなみの同僚の評判では「飛鳥は女グセが悪い男だ」となっていますが、後にちなみと結婚まで決める相手です。

飛鳥浩史役を演じたのは石田純一さんです。石田純一さんは四歳までアメリカのワシントン州で育ち、日本に帰国したが大学在学中に演劇を学ぶため再度アメリカへ。1978年に大学中退後、「演劇集団 円」での下積み生活を経て1979年のNHKドラマ「あめりか物語」で正式デビューを果たします。その後、数多くのトレンディドラマに出演しバブル期を代表する俳優としてご活躍しました。現在ではバラエティなどで活躍中です。

海江田一樹/宅麻伸

ドラマ「同・級・生」では、ちなみと透が学生時代アルバイトに行っていた会社の課長であり、ちなみたちがアルバイトに来ていた時は35歳でした。ちなみに友人を誘ってもいいと言われた事で透もアルバイトすることになりました。性格は几帳面なところがあり、風呂場と寝室でしかメガネを外さない主義で軽い口調でちなみに対して冗談を言う事が多い性格です。

海江田一樹役を演じたのは宅麻伸さんです。宅麻伸さんは岡山県玉野市出身の62歳(2018現在)です。三井造船玉野事業所で勤労学生中、職場の先輩に芸能界を勧められ高校卒業と共に役者の道へ。1979年にTBS「七人の刑事」の中野刑事役で正式にデビュー後、近年では「勇者ヨシヒコ」のダンジョー役として知られています。以降、子供たちなどから役の「ダンジョー」と呼ばれ親しまれています。

同・級・生のドラマのあらすじ

ドラマ「同・級・生」のあらすじについてご紹介していきます。現代の映画やドラマにあるイケメンいっぱいなシンデレラストーリーとは違い、現代の若者と変わりない恋愛模様を描いており、むしろ現実味のあるあらすじに共感できるのではないのでしょうか?

すれ違っていくちなみと透

名取ちなみと鴨居透は大学時代からの同級生でした。ちなみが透のマンションに泊まり、翌日肩を並べて学校へ行くという様な仲でした。大学も卒業が近くなり就職活動をする中で、ちなみは既にバイト先にそのまま就職することが決まっていました。対照的に透は就職活動があまり上手く行ってませんでした。そんな中、ちなみはバイト先の上司である海江田一樹に透の就職について一度会えないかと頼んでいました。

ある日、ちなみは透を海江田に会わせ就職活動について話し合う事となりました。ちなみに就職先を斡旋してもらうことがどうも気に入らなかった透は席を立ち、ちなみに元彼の話を振りだします。それに激怒したちなみは透に怒りをぶつける事になるのです。就職活動から一転してお互いに愛想が尽きてしまい別れる事になったのです。

ちなみと透が別れて1年3ヵ月が過ぎた頃。透は第一電報堂の営業部の社員として働いており、そこには大学時代の同級生だった佐倉杏子も同じ部署で働いていました。ちなみはと言うと東京リサーチの調査部に所属しており大学時代とは打って変わって忙しい日々が続きます。お互いの心の傷が癒える中、会社から帰った透はやりきれない寂しさを感じていました。

透は大学時代のちなみを思い出し、電話しますがお互い何処か他人行儀な会話。それでも透は大学時代の同級生と皆で飲みに行こうとちなみに約束するのでした。しかし、当日ちなみは上司である海江田から用事を頼まれます。翌日、ちなみは透を電話で呼び出し、昨日の事を話すのですが何処かぎこちない会話が続き、お互い気持ちがすれ違っていくのでした。

ちなみと別れる透

ちなみとすれ違う透は杏子とホテルで行われた新車発表会に出かける事になりました。会場で透は、ちなみと海江田と会う事になります。ちなみと杏子は初対面で何となく気まずい雰囲気が流れます。ギクシャクした気持ちのまま友達の代わりにお見合いに出かける事になったちなみは、飛鳥浩史と出会うことになります。お見合いをする中でちなみは、浩史の事が少し気になり始めたます。

そんな中で、杏子は透に対し母校が見たいと提案します。ちなみ以外の同級生と杏子と共に母校入る透でしたが、図書館に入りちなみとの思い出がよみがえります。それを見た杏子は透に「気持ちが知りたい」と問いかけまも、透の心の中には未だちなみが居るのでした。翌日、ちなみに呼び出された透はこのままではいけないと考え別れを切り出し逃げるように去るのでした。

よりを戻す2人

透から別れを切り出されたちなみは翌日会社を休みます。その事を聞いた浩史は透に会いに行き、ちなみにプロポーズをしたと透に告げます。その告白を受けた透の心は揺れ動きます。そんな中、浩史はちなみの返事を聞かないまま結婚の準備を進めます。それに困惑するちなみは一度透と公園で会い話をしました。お互い未練があるものの元の鞘に戻る事は無いと分かったちなみは浩史のプロポーズを受ける事にします。

ちなみは浩史のプロポーズを受けたものの心に引っかかりがありモヤモヤとした状態にいました。一方、透も杏子に結婚する事を考える。ちなみも透も何処か満ち足りない想いのままあてもなく夜の街を歩いていると公園でバッタリと鉢合わせる事になります。
 

透はちなみに2年前の2人に戻れないかと提案しますが、ちなみは透に対し無理だと断ってしまうのです。それを聞いた透は感情が高ぶって泣いてしまいます。その姿を観たちなみは耐えられず互いに気持ちが高まり一夜を共にするのでした。翌日、2人はどうすれば良いか話し合い思い出深い母校へ出かけ結論を出すのでした。

決断

結論を出すも浩史は既にニューヨークへ旅立ってしまった後でした。透は杏子と別れ、ちなみは浩史に謝る為にニューヨークへ向かうのでした。そして一年後、友人の結婚式に同級生が集まる事になるのですがニューヨークで浩史と暮らしているちなみだけは出席で来ませんでした。出張で日本へ来た浩史は透にちなみの手紙を渡し物語は幕を閉じます。

同・級・生のドラマの主題歌・挿入歌

ドラマ「同・級・生」の主題歌と挿入歌をご紹介します。ドラマ「同・級・生」を観た方の中にはドラマのここぞとばかりのシーンで挿入歌が絶妙に入ってくるところが良かったなどドラマを盛り上げた曲が印象に残った人が多くいました。また、ドラマ「同・級・生」の主題歌は数多くのアーティストにカバーされ今でも愛されている曲でもあります。

主題歌「GLORIA」/ZIGGY

ドラマ「同・級・生」の主題歌にもなっている「GLORIA」は、ZIGGYの2枚目と5枚目のシングルに入っている曲です。作曲者は森重樹一さんで、当時レパートリーを増やそうと考えて作曲した曲の一つでした。メンバーに聴かせた当初は歌謡曲の要素が強かった為に反発を受けたそうです。

現在ではエリック・マーティンさん、高橋真梨子さん、つるの剛士さん、EXILEのTAKAHIROさんなど国内アーティストや海外アーティストなどによってカバーされている曲でもあります。

挿入歌「Missing」/久保田利伸

柴門ふみ原作のドラマ「同・級・生」で挿入曲にもなっている「Missin」は久保田利伸さんの代表曲です。この歌詞は女性視点で描かれた恋愛心理ではなく、男性の切ない恋愛心理を語っています。お互いに想いは通じているものの女性には他の男性がいる為、恋人にはなれないもどかしい気持ちが歌詞として反映されています。これは、ドラマ「同・級・生」のあらすじにマッチした曲と言えると思います。

同・級・生には若手の頃のベテラン俳優が!ぜひ見てみよう!

今回は柴門ふみ原作のドラマ「同・級・生」のキャストとあらすじをご紹介しました。現在も活躍しているキャスト陣の初々しい演技が観れる貴重な作品になっていると思います。ドラマのあらすじを読んだ中にはリアルタイムで観た方も入ると思います。当時、恋愛役の俳優や女優たちでしたが今ではお父さん役、お母さん役などを演じられており時代を感じさせるのではないでしょうか。

この作品は、NetflixやAmazonPrimeなどで視聴できます。あらすじを読んでキャストに選ばれた俳優や女優又は、ドラマ「同・級・生」を気に入って頂ければ幸いです。

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