モブサイコ100のドラマ版キャスト・あらすじまとめ!評価や原作との違いは?

2018年1月18日~同年4月5日まで、テレビ東京の木ドラ25にて放映された『モブサイコ100』。監督は2018年、仮面ライダージオウの監督をされている坂本浩一さんです。原作は、小学館のwebコミックサイト『裏サンデー』およびwebコミックアプリ『マンガONE』にて連載されていた、ONEさんによる人気漫画です。今回の記事ではドラマ版『モブサイコ100』のキャストやあらすじをご紹介していきます。また、ドラマ化に当たっての原作からの変更点や評価など、気になる所もご紹介していきます。

モブサイコ100のドラマ版キャスト・あらすじまとめ!評価や原作との違いは?のイメージ

目次

  1. モブサイコ100のドラマ版キャストやあらすじを紹介!原作との違いも解説
  2. モブサイコ100のドラマ版のキャストは?
  3. モブサイコ100のドラマ版あらすじをネタバレ紹介!
  4. モブサイコ100のドラマ版と原作の違いは?
  5. モブサイコ100のドラマ版を見た感想・評価は?
  6. モブサイコ100のドラマ版キャストやあらすじ紹介まとめ!

モブサイコ100のドラマ版キャストやあらすじを紹介!原作との違いも解説

青春は限界を超えるとバクハツする――。これはドラマ『モブサイコ100』公式HPにあるキャッチフレーズです。モテない事に悩む超能力者、影山茂夫(通称・モブ)がこのドラマの主人公です。主なあらすじ紹介をしますと、主人公の影山茂夫は強大な超能力者でありながらも、恋に悩む男子中学生です​。この影山茂夫こと、モブの内に秘めた感情が高ぶり『100%』になった時に、何かが起こります。

『モブサイコ100』は超能力バトル、主人公の成長記録、コミカルな人間模様と、様々な要素がミックスされた青春劇です。原作漫画は全16巻で完結しています。ドラマは全12話の放送で、原作漫画の6巻までの物語をベースに、ヒロイン・ツボミ(キャスト:与田祐希)の出番がぐっと増えたり、ドラマオリジナルキャラクターとしてタコ焼き屋のおやじ(キャスト:モロ師岡)が登場したりと、オリジナルの要素が加えられています。

ドラマ版『モブサイコ100』の主人公のキャストは濱田龍臣さんです。特別な超能力者でありながら、好きな女の子にモテないで困っているという平凡な面も持つ主人公モブを、見事に演じられています。そしてドラマ版『モブサイコ100』は、この『好きな女の子にモテないで困っている』という面に、原作よりもスポットが当たっています。

木ドラ25「モブサイコ100」:テレビ東京

モブサイコ100のドラマ版のキャストは?

主人公の影山茂夫(モブ)役・濱田龍臣

ドラマ版『モブサイコ100』のキャストは、以前にも特撮作品に出演された方がずらりと並びます。ドラマのキャストに興味を持って『モブサイコ100』を見た方も多いです。これは監督を務める坂本浩一さんが、パワーレンジャー、スーパー戦隊シリーズ、ウルトラマンシリーズと、長く特撮作品の監督として評価されてきた事が大きいです。

『モブ』という愛称を持つ主人公、影山茂夫のキャストは、NHKの大河ドラマ『龍馬伝』で幼少期の坂本龍馬役を務められた濱田龍臣さんです。幼少時の夢は『ウルトラマンになる』で、2017年にテレビシリーズ『ウルトラマンジード』で主人公を務めて、見事にその夢を果たされました。本作品では、役に合わせてヘルメット・ヘアーなので、普段と見た目から受ける印象が違います。

モブの師匠の霊幻新隆(れいげん・あらたか)役・波岡一喜

主人公モブの師匠として登場する霊幻役は、NHK連続テレビ小説『わろてんか』やNetflixドラマ『火花』に出演されて脚光を浴びた、波岡一喜さんです。端役も多く勤められている役者さんです。仮面ライダー鎧武(ガイム)では、シドと仮面ライダーシグルド(声)を演じられました。

ヒロインの高嶺ツボミ役・与田祐希

主人公の茂夫が憧れる同級生の美少女、高嶺ツボミのキャストは与田祐希さん。アイドルグループ乃木坂46のメンバーの方です。本作ドラマ版『モブサイコ100』にて、ドラマデビューを飾っています。また、Thinking Dogsが歌うモブサイコ100の主題歌『愛は奇跡じゃない』のMVにも登場されています。

茂夫の弟の影山律役・望月歩

超能力者の兄にコンプレックスを持つ、影山律のキャストは、宮部みゆきさん原作の映画『ソロモンの偽証』で俳優デビューした望月歩さんです。影のある役に定評がある役者さんです。

黒酢中の裏番長・花沢輝気役・荒井敦史

モブと同じ超能力者、花沢輝気(通称・テル)のキャストは、男性俳優集団D-BOYSの荒井敦史さんです。2011年の映画、仮面ライダー×仮面ライダーフォーゼ&オーズMOVIE大戦MEGA MAXにて、仮面ライダーポセイドンの変身者・湊ミハル/仮面ライダーアクア(声) を演じられました。

脳感電波部部長・暗田トメ役・山谷花純

テレパシーを研究する部『脳感電波部』の部長のキャストは、山谷花純さんです。スーパー戦隊シリーズ『手裏剣戦隊ニンニンジャー』で、 モモニンジャーを演じた役者さんです。なお、このトメ役の話が山谷花純さんに来た時、設定には『脳感電波部部長』としか書かれてなかったそうです。

鬼瓦天牙(おにがわらてんが) 役・白戸達也

モブが通う塩中学校の、どこか憎めない番長のキャストは白戸達也さんです。『少女椿』『ナミヤ雑貨店の奇跡 』などに出演されています。

黒酢中の番長・枝野剛役・根岸拓哉

モブが通う塩中学校と抗争している、黒酢中の番長・枝野剛のキャストは、男性俳優集団D2およびD-BOYSのメンバーの、根岸拓哉さんです。ウルトラマンギンガにて、礼堂ヒカル / ウルトラマンギンガ(声)を演じられました。

郷田武蔵(ごうだむさし)役・長濱慎

主人公モブが所属する肉体改造部の部長のキャストは、長濱慎さんです。スーパー戦隊シリーズ『烈車戦隊トッキュウジャー』で、 トッキュウ6号を演じられました。『モブサイコ100』は原作から知っていて、出演が決まった時は嬉しかったそうです。

モブ行きつけのタコ焼き屋のおやじ役・モロ師岡

原作にはいないドラマオリジナルの登場人物、タコ焼き屋のおやじのキャストは、ベテラン俳優のモロ師岡さんです。

上級悪霊のエクボ(声)・大塚明夫

『モブサイコ100』シリーズのマスコットキャラクターとも言える悪霊のエクボは、CGで登場します。そしてその声は大塚明夫さんが演じておられます。これはアニメ版『モブサイコ100』と同じキャストで、アニメ版『モブサイコ100』を楽しんだ方への、ファンサービスとも言える演出です。

モブサイコ100のドラマ版あらすじをネタバレ紹介!

第1話あらすじ モテない事に悩む超能力者、影山茂夫(モブ)

主人公の影山茂夫(通称・モブ)は、強大な超能力を抱えながらも、日々恋に悩む男子中学生です。モブは、放課後は『霊とか相談所』でバイトをしています。ここの経営者であるモブの師匠、霊幻は特別な力を持っていないので、いつも口先三寸でモブを騙して、超能力で除霊させています。モブはある日『このままではモテない。自分を変えよう』と思い立って、ひょんな事から肉体改造部に入部します。

第2話~第3話あらすじ 悪霊のエクボとの出会い

モブは肉体改造部に入りますが、トレーニングにはついていけずに、脳感電波部部長の暗田トメには『筋肉をつけても、あんたはモテない』と一刀両断される始末です。どうすればいいのか悩んでいると、下校中に仮面をつけた奇妙な男に『モテるようになるからついてこい』とそそのかされます。弟の律とツボミちゃんと共についていくと、悪霊のエクボが集団を洗脳している場所に出くわします。

第3話では、弟の律とツボミちゃんを洗脳された事で、モブの秘めた感情である怒りが100%に到達します。あっけなくエクボの組織を壊滅させたモブは、次の日から浮遊霊のようになった悪霊、エクボにつきまとわれるようになります。

第4話~第6話あらすじ 超能力者の花沢輝(テル)との対決

モブはエクボにつきまとわれながらも、肉体改造部でトレーニングに励みます。そして同じ塩中学校の番長鬼瓦によって、今度は、黒酢中の裏番長の花沢輝気と対決する事になります。塩中学校の番長、鬼瓦は近辺の中学校と、日々、抗争しています。そしてある日、黒酢中の番長・枝野にやられます。鬼瓦は自分では太刀打ちできないので、肉体改造部の面子を使って黒酢中を倒そうと画策します。

そうして鬼瓦の戦略通りに、黒酢中VS肉体改造部が勃発します。肉体改造部の圧勝で終わろうとする所で、裏番長の花沢テルが登場します。肉体改造部はテルに倒されます。そこをモブが『人に向かって超能力を使ってはいけない』と説得を試みます。エクボはモブの代わりにテルを倒そうとしますが、返り討ちに会って消滅します。モブは最終的に無意識状態の時に、激しい竜巻を起こして、テルを倒します。

第7話あらすじ 覚醒ラボと組織『爪』が登場

第7話からは、クライマックスに向けてのストーリーが始まります。モブは、エクボによる洗脳組織(笑)を壊滅に追い込み、黒酢中の裏番である花沢も倒して、そしてその時に突然の竜巻という怪奇現象も起こした事で『謎の人物・白Tポイズン』として町の噂になります。その事から超能力を研究する組織の『覚醒ラボ』や、超能力集団組織『爪』に、目をつけられます。

一方でモブの弟の律は、生徒会長と共に不良の鬼瓦に冤罪を被せたり、モブと勘違いされて覚醒ラボに連れてこられたりと、物語の影で不穏な動きをしています。覚醒ラボで超能力を目覚めさせる特訓を受けた律は、自宅に帰った時に玄関前で、テルに倒された事で弱まった、悪霊エクボと出会います。

第8話あらすじ 弟の律、超能力に目覚める

覚醒ラボでの超能力特訓、エクボによるサポート、そして冤罪に貶めた罪悪感を着火剤として、律は超能力に目覚めます。目覚めた最初の内はエクボのサポートを必要としていたものの、すぐに自分だけの力で、自由自在に超能力を操るようになっていきます。途中、モブにプライドを折られて丸くなった花沢テルが律の前に現れます。テルは『超能力に頼って生きようとするな』と忠告しますが、律は聞く耳を持ちません。

律は超能力を使って、気に入らない人間を倒すようになります。近所の中学校、味噌中、豆板醤中、醤油中の不良達を痛めつけて、敵に回してしまいます。三つの中学校の不良達とトラブルを起こしている所を、モブが花沢テルに連れてこられて目撃します。モブは律を諭して、自分が不良達に土下座する事で場を収めようとします。その様子を物陰から、『爪』のエージェントの誇山(岩永洋昭)が見ています。

第9話あらすじ 世界征服を企む超能力組織『爪』

一方で、律が通った超能力の研究組織『覚醒ラボ』は超能力集団組織『爪』の襲撃に会います。律と共に超能力に目覚めた子供達は、誘拐されます。モブと律が近辺の中学生達と揉めている所にも、『爪』のエージェントの誇山が潜んでいます。モブが土下座をしても場は収まらず、中学生達がモブを脅し始めた時に、誇山が前に出てきます。誇山は超能力でその場の全員を倒して、律を誘拐します。

第10話あらすじ 超能力組織『爪』との一悶着

律が誘拐されるまでのあらすじは、おおむね原作の1~4巻までをなぞった展開です。そしてここからクライマックスまでの展開は、原作からの変更点が増えてきます。原作では、誘拐された律は『爪』のアジトに囚われて、ここにモブ達が救出に向かいます。ドラマ版では、律は共に捕まった覚醒ラボの面々と、アジトに着くまでに、車から脱出します。

第11~12話あらすじ タコ焼き屋のオヤジの正体

超能力組織『爪』の面々は逃げ出した律を追い、舞台は学校へと移ります。モブは学校で、爪のエージェントである霧藤、誇山、桜威、槌屋と対決していきます。そして超能力組織『爪』の支部長が現れます。それがなんと、ほぼ毎日買っていたタコ焼き屋のおやじでした。支部長ことタコ焼き屋のおやじの野望は、エクボに力を吸い取られて、叶わぬものになります。

モブサイコ100のドラマ版と原作の違いは?

冒頭シーンの違い

原作漫画『モブサイコ100』では、霊幻新隆が『霊とか相談所』にて、除霊依頼を引き受ける所からスタートします。ドラマ『モブサイコ100』では、後半の、7話から関わってくる『覚醒ラボ』のシーンから開始、そして9話から本格始動する『爪幹部』の面々も登場するという、見ていて先が気になる映像からスタートします。後半のシーンを冒頭に持ってくるという手法は、映像作品によく見られます。

ヒロイン・ツボミの立ち位置の違い

原作『モブサイコ100』でもツボミはヒロインですが、実はそう出番がありません。幼馴染ですがクラスメートではないので、原作ではエピソードとエピソードの間に、ふらっと登場してくるヒロインです。対してドラマ版のツボミは、各エピソードに常に関わっていて、Thinking Dogsが歌う主題歌『愛は奇跡じゃない』のMVにも登場されています。ドラマ版『モブサイコ100』は与田祐希さんの、アイドルドラマでもあります。

ヒロイン・ツボミの主人公・モブへの態度の違い

原作『モブサイコ100』のツボミは、主人公のモブに対してだけではなく、異性そのものを、まだ恋愛対象として見ておりません。そしてモブの事は、素っ気ない態度ながらも、幼馴染としては気にかけている様子です。対してドラマ版『モブサイコ100』のツボミは、モブよりもモブの弟の律を、格好いい異性として見ている節があります。

青春、恋愛の描き方の違い

原作漫画のモブは、どこにでもいそうな思春期の少年でありながらも、物語の終盤で大災害を引き起こす超能力者でもあります。原作は、モブが自身の二面性を受け入れるまでの物語で、ツボミとの恋愛はあくまで通過点として描かれています。ドラマ版では常にヒロインのツボミがいて、締めのモノローグも『いい奴だからといって、モテない奴はモテない』です。原作より恋愛が色濃くて、コミカルです。

モブサイコ100のドラマ版を見た感想・評価は?

ドラマ『モブサイコ100』の評価は、主に原作からのファンと、ドラマから入った人とで、分かれます。モブサイコ100はドラマの他にテレビアニメ化、舞台化などを果たしていて、ドラマ版は他のメディア化作品よりも原作から変更点がある分、厳しい評価も下されています。

低い評価の感想

変更点があるドラマなので、原作ファンからの評価は低い事が多いです。とくに原作と違い、コミカルな場面のはずが、ひどく陰鬱な印象を与えてしまう場面になっている所があり、視聴者から不評だったようです。

高い評価の感想

キャストから興味を持った方、原作未見でドラマに入った方からの評価は、そう低くありません。

ツボミ役の与田祐希が可愛いという声も多く、『面白かった』という評価も多いです。また、原作からのファンも高く評価している事もあります。

モブサイコ100のドラマ版キャストやあらすじ紹介まとめ!

今回はモブサイコ100を紹介しましたがいかがだったでしょうか?ドラマ『モブサイコ100』は現在は放送終了していますが、Netflixにて全話視聴できます。2018年10月3日に、Blu-rayBOXが発売される予定です。ドラマ版のモブサイコ100は漫画原作の6巻までにあたる、超能力組織『爪』幹部との対決までの物語をベースに、原作よりもヒロインのツボミちゃんの出番を増やした青春活劇です。

超能力バトルはSFXを駆使した画面作りで、とても格好よく、そして時にダサく映ります。『超能力があっても、モテないですよ』というモブの台詞には、実写ならではの説得力があります。モブサイコ100は豪華キャストによる、様々な要素が楽しめる青春劇です。2019年1月からはアニメ二期もスタートする『モブサイコ100』ワールド。2018年1月に放送されていたドラマ版も一緒に、楽しんではいかがでしょうか?

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