名探偵コナンの映画主題歌一覧！歴代の人気楽曲・名曲をまとめて紹介

国民的推理マンガ「名探偵コナン」は、毎年4月に映画オリジナル作品が公開されるのが恒例となっています。その魅力は、映画ならではの壮大なストーリーや、迫力のあるアクションシーンなど多数ありますが、人気アーティストの歌う主題歌もその1つ。これまでにZARDやB'z、そして倉木麻衣などそうそうたるアーティストが起用され映画に彩を添えています。ここではそんな歴代コナンの映画の主題歌をまとめてみました。

記念すべき劇場版第1作「時計仕掛けの摩天楼」の主題歌は杏子さんの歌う「Happy Birthday」です。この曲、作詞作曲がシガシカオさんなのは、みなさん知っていましたか?映画は主人公江戸川コナンこと工藤新一の誕生日に起きた事件を描いており、映画にピッタリ。さらに、歌いだしも新一の心情をまさにそのまま歌っており、映画と相性抜群です。キャッチコピーは「真実はいつもひとつ！」です。

「14番目の標的（ターゲット）」の主題歌は、ZARDの歌う「少女の頃に戻ったみたいに」です。コナンといえばZARD！というイメージの人も多いのではないでしょうか?この楽曲はアニメ版コナンのOP曲「運命のルーレット廻して」のカップリングだったのですが、映画の主題歌に選ばれたため大人気！カップリングの中ではとりわけ人気です。キャッチコピーは「次に狙われるのはだれだ?」です。

1999年、タイトルどおり世紀末に公開されたこの作品の主題歌はB'zの歌う「ONE」です。B'zもZARDと並んでコナンとのタイアップではおなじみのアーティストですが、記念すべきタイアップ第1号がこの「ONE」なんです。この楽曲は映画のエンドロールにはピッタリのしっとりしたバラードになっています。映画の余韻に浸りしんみりできるような曲です。キャッチコピーは「世紀末最大の謎を解くのは誰だ?」です。

歴代名探偵コナン映画の中でも、推理パートの完成度の高さが光るのが「瞳の中の暗殺者」主題歌は「あなたがいるから」歌っているのは小松未歩さんです。小松美穂さんといえば、デビュー曲「謎」もテレビアニメ版のOP曲として有名で、ほかにも「願いことひつだけ」「氷の上に立つように」がコナンとタイアップしています。キャッチコピーは「蘭の瞳に隠された狙撃犯（スナイパー）を探せ！」です。

この作品ではコナンたち少年探偵団の活躍にスポットが当てられました。ラストシーンはまさに「天国へのカウントダウン」でクライマックスらしい緊迫感がありました。主題歌は倉木麻衣さんの「always」励ましてくれるような歌詞が印象的で『COUNT DOWN TV』で行われた「受験の時励まされた曲」というアンケートで10位を獲得しました。キャッチコピーは「脱出不可能！危険な罠の時間を止めろ!」です。

第6作「ベイカー街（ストリート）の亡霊」は、ゲームの中の19世紀ロンドン、そして命をかけたゲームが舞台という歴代コナン映画の中でも異色の作品です。クライマックスにはヒロインの蘭を救うかどうかという究極の選択が用意されていて、緊迫のシーンとなっています。主題歌の「Everlasting」はラブバラードとなっていて、新一と蘭の感情を歌ったような曲です。キャッチコピーは「待ってろ…絶対、また逢えっから…」です。

京都の美しい町並みを舞台に、人気キャラ・服部平次をメインに据えた第7作「迷宮の十字路（クロスロード）」の主題歌は倉木麻衣さんの「Time after time〜花舞う街で〜」です。この曲は倉木麻衣さんが京都の立命館大学の学生だった当時に作った楽曲で、京都の桜の花をイメージして作られたとのこと。映画の印象とマッチしています。キャッチコピーは「私たち、やっと逢えたんだね…」です。

「世紀末の魔術師」に続いて人気キャラの怪盗キッドが大活躍する第8作「銀翼の魔術師（マジシャン）」主題歌は愛内里菜さんの「Dream×Dream」です。愛内里菜さんはアニメコナンとたびたびタイアップしており、歴代のOP、ED曲を歌っていますが映画コナンとのタイアップは現在のところこの楽曲が唯一です。落ち着いたイントロからサビの上昇感が印象的です。キャッチコピー：「運命だったのさ、俺たちの出逢いはな…」です。

「水平線上の陰謀（ストラテジー）」は、豪華客船上を舞台にストーリーが描かれます。歴代コナン映画の中でも「小五郎のおっちゃん」に屈指の見せ場があり、ファンには垂涎の作品です。主題歌はZARDの「夏を待つセイル(帆)のように」です。この曲はコナンファンの坂井泉水さんが映画をイメージして作った曲とのこと。船を舞台にした映画にピッタリの楽曲です。キャッチコピーは「忘れはしねぇよ、オマエのことだけは…」です。

コナンの歴代メインキャラが勢ぞろいする「探偵たちの鎮魂歌（レクイエム）」は節目の第10作にふさわしいお祭り的な作品です。主題歌はB'zの「ゆるぎないものひとつ」迷わずに本当にほしいものをひとつ選んでいたい!というこの楽曲は「真実はいつもひとつ!」と事件の解決にすべてをかけるコナンの心情を歌ったものかもしれません。キャッチコピーは「探偵たちよ、安らかに眠れ」です。

「紺碧の棺（ジョリーロジャー）」は、ヒロイン「毛利蘭」とその親友「鈴木園子」の友情がテーマとなっています。主題歌は愛内里菜さんと三枝夕夏さんのコラボシングル「七つの海を渡る風のように」2人は「100もの扉」でもアニメ版コナンとタイアップしていて、それが大好評だったために映画ともタイアップすることになったそうです。2人の歌うこの曲は友情がテーマの作品にマッチしています。キャッチコピーは「そこに浮かぶのは、誰だ…」です。

第12作「戦慄の楽譜（フルスコア）」は歴代コナン映画の中では珍しく映画のゲストキャラでソプラノ歌手の「秋庭怜子」が活躍する作品です。主題歌はZARDの「翼を広げて」残念ながら坂井泉水さんがコナン映画とタイアップする最後の曲となってしまいました。この曲は恋人への一途な思いを歌った楽曲で、秋庭怜子の想いや新一の想いなどが偲ばれます。キャッチコピーは「この歌声を、消させはしない。」です。

コナンの宿敵「黒の組織」との対決を前面に押し出した第13作「漆黒の追跡者(チェイサー)」人気キャラの「ベルモット」が映画に初登場した作品でもあります。どこかしらギャグ要素のある歴代のコナン映画では珍しく終始シリアスな作品で、主題歌の「PUZZLE」も緊張感のある楽曲となっています。倉木麻衣さんが映画とタイアップするのはこの曲が2曲目です。キャッチコピーは「江戸川コナン、最も危険な事件」です。

「天空の難破船（ロストシップ）」は飛行船が舞台の作品です。「探偵たちの鎮魂歌」に続き、人気キャラの怪盗キッドの登場する作品としては4作目です。主題歌はGARNET CROWの「Over Drive」GARNET CROWはアニメ版名探偵コナンの主題歌をたびたび歌っていますが、映画の主題歌を歌ったのは意外にもこの楽曲が初めてとなっています。キャッチコピーは「怪盗VS名探偵－華麗なる冒険の空」です。

雪山を舞台に、犯人との対決とサバイバルが描かれる「沈黙の１５分（クオーター）」主題歌はB'zの「Don't Wanna Lie」です。なんとこの映画のために書き下ろされた曲で、劇場パンフレットには「我々と縁の深い『コナン』15周年ということで、はりきって制作させていただきました。15周年おめでとうございます」というメンバーのコメントが寄せられました。B'zの皆さんがコナンに懸ける思いが伝わってくる曲です。

「11人目のストライカー」は、コナンの特技のサッカーがテーマの作品です。本物の現役Jリーガーが本人役で出演したことでも話題になりました。主題歌はいきものがかりの「ハルウタ」この作品までの歴代アーティストはコナンと何度もタイアップしている方々ばかりでしたが、いきものがかりがコナンの主題歌を歌うのはこれが初めてです。これからもいろいろなアーティストとコラボすることが期待されます。

「絶海の探偵（プライベートアイ）」はイージス艦が舞台という、ミステリー作品としては異色の作品です。海上自衛隊の全面協力の下、細部まで忠実に再現されたイージス艦の描写も見所の作品です。主題歌は斉藤和義さんの「ワンモアタイム」斉藤和義さんがアニメの主題歌を歌うのはなんとこれが初めて!「あきらめないで」というメッセージ性の強いこの楽曲は、蘭を救う映画のラストにピッタリです。

第18作「異次元の狙撃手（スナイパー）」は、歴代映画の中で初めて漫画原作と連動したストーリーが特徴的な作品です。原作の重要キャラ「赤井秀一」「沖矢昴」「世良真純」そしてFBIの面々などが登場し、ラストには原作でも明かされていなかった大きな秘密が明かされます!主題歌は柴咲コウさんの「ラブサーチライト」見えない狙撃主と戦うこの作品のイメージとあっています。

絵画「ひまわり」をめぐってコナンと宿敵・怪盗キッドとの間で争奪戦が繰り広げられる第19作「豪華の向日葵」絵画を巡っての戦いということでサスペンス要素は薄く、これまでの歴代コナン映画とは一味違った作品となっています。主題歌はポルノグラフィティの「オー！リバル」ラテン調のミュージックで、コナンとキッドの熱い対決をイメージしたような楽曲に仕上がっています。

「純黒の悪夢(ナイトメア)」は「異次元の狙撃手」に続いて、黒の組織との対決にスポットが当てられ、その中でも人気キャラ「安室透」と「赤井秀一」の対決がクライマックスに据えられています。屈指のシリアスなエンディングを迎える本作ですが、主題歌の「世界はあなたの色になる」も、映画のシナリオを反映したダークなイメージの楽曲となっています。キャッチコピーは「黒に染まれ」です。

コナン・平次のコンビが殺人事件に挑む「から紅の恋歌（ラブレター）」は、コナンと蘭そして平次と和葉の恋愛をメインテーマにした作品でもあります。「会いたいけれども会えない」というシーンが全編に散らばるこの映画の主題歌は倉木麻衣さんの「渡月橋 〜君 想ふ〜」競技カルタが登場するこの作品にマッチした和風チックなラブソングとなっています。キャッチコピーは「待っとれ 死んでも守ったる」です。

ちなみに倉木麻衣さんは「渡月橋 〜君 想ふ〜」で名探偵コナンとタイアップした曲が合計21曲になり（テレビアニメ版含む）同じアーティストに歌われたアニメのテーマソング数が最多として、ギネスに登録されました。数々の人気アーティストが起用されている中でも最多!すごい記録です。

そして2018年4月13日に公開予定の劇場最新作「ゼロの執行人」は現在予告ムービーが公開中です。この作品も「純黒の悪夢」に続けて人気キャラの「安室透」がメインキャラとして登場する模様です。主題歌は福山雅治さんの「零 -ZERO-」2018年4月7日配信予定で、PVのバックでかかっているのを聞くことができます。どんな映画になるのか期待が高まります。キャッチコピーは「それが、お前の真実か」です。

ここまで、22作品に及ぶコナン映画の主題歌を紹介してきましたが、いかがでしたか?人気アーティストばかりが起用されていて、並べてみると壮観です。最近の作品では、これまであまりアニメとタイアップしてこなかったようなアーティストも起用されるようになってきて、次の主題歌は誰が歌うのか、想像するだけでも楽しみです。皆さんも、ここで挙げた曲を聴きながら、コナン映画に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?