【∀ガンダム】ギム・ギンガナムの名言・名セリフ集！印象的なシーンや声優も紹介

ギム・ギンガナムが登場する『∀ガンダム』は、サンライズ製作によるテレビアニメで、「ガンダムシリーズ」に属するロボットアニメ作品です。1999年4月～2000年4月に、フジテレビ系列で全50話が放送され大ヒットしました。「∀」は「ターンエー」の略称です。

総監督は富野由悠季さん、原作は矢立肇さんと富野由悠季さんが努めました。また、ガンダムシリーズでは初の外国人デザイナーが、メカニックデザイナーを担当しています。2002年には、「∀ガンダムI 地球光」と「∀ガンダムII 月光蝶」のアニメーション映画が、2部作として公開されました。

地球に降り立った主人公のロラン・セアックは、ハイム鉱山を目指す途中で誤って川で溺れてしまいます。偶然にも川に来ていたハイム姉妹に助けられ、そのままハイム家の運転手として働くことになりました。ある日地球に住む人々が、月の女王の軍ディアナ・カウンターから攻撃を受け、戦争が始まります。ロランは月の民でありながら地球人側に立ち、∀ガンダムのパイロットとして、戦争に関わることになります。

『∀ガンダム』に登場するギム・ギンガナムは、本作を象徴するような非常に印象の強いキャラクターです。強いパーマがかかったロングヘアで、和服を意識したようなボディスーツを身に付けています。「月のサムライ」を自称しており、外見は歌舞伎役者のようです。

生粋の武人で気性が荒く、軍事演習ばかり続ける状況に飽きて、戦争がしたい戦争狂になってしまいます。洞察力や判断力は鋭く、MSパイロットをはじめ戦略家、指揮官としての実力も高いです。

『∀ガンダム』の38話に登場するギム・ギンガナムの名言です。ミスルトゥを破壊した名シーンでのセリフとなります。ギンガナム戦隊は2500年もの間、人間が宇宙に侵略してくることを想定して訓練を続けていました。

そのため、世の中が戦争に突入することは、ギム・ギンガナムにとって、喜ばしいことだったのです。しかも、このセリフを言ったとき、ハリー・オードの反応を見て喜ぶところに、ギム・ギンガナムのいやらしい性格が出ています。

『∀ガンダム』の45話に登場するギム・ギンガナムの名言です。∀ガンダムのパイロットであるロラン・セアックと戦うときに、ギム・ギンガナムが言ったセリフになります。シャイニングフィンガーとは、「機動武闘伝Gガンダム」のシャイニングガンダムの必殺技の一つです。また、溶断粉砕マニピュレーターのことを示しています。ガンダムファンの間でも、盛り上がった名シーンとなりました。

『∀ガンダム』の49話に登場するギム・ギンガナムの名言です。ディアナ・ソレルがついに復権しました。そして、ギンガナム艦隊とディアナ・カウンターの戦いも終盤となったときに、ギム・ギンガナムが言い放った名言です。ディアナ・ソレルを撃つことで、戦いに決着がつくと判断するギム・ギンガナムはさすがだと、賞賛の声もあった名シーンとなりました。

『∀ガンダム』の49話に登場するギム・ギンガナムの名言です。「月光蝶」とは、虹色の膜状にナノマシンを放出し、どのような人工物でも砂に分解できる兵器です。放出された際に、光が反射して虹色になり蝶の翅のように見えることから、「月光蝶」と呼ばれています。ディアナカウンター親衛隊長のハリー・オードとの激戦中に、ギム・ギンガナムが言ったセリフです。

『∀ガンダム』の43話に登場するギム・ギンガナムの名言です。ディアナ・ソレルによって、ようやく黒歴史の封印が解かれました。そして、∀ガンダムが月光蝶によって、地球文明を滅亡させたことも明らかになります。

ディアナが地球人に黒歴史を明かして、地球奪還の正当性を語っているがそう簡単にはいかないと、ギム・ギンガナムは言いました。その際に続けて言ったセリフです。ギム・ギンガナムにとっては、市民も軍人となればさらに増えるため、嬉しくて出た言葉でしょう。

『∀ガンダム』の49話で登場したギム・ギンガナムの名言です。ハリー・オードがスモーを操りながら、ギム・ギンガナムのターンXにアタックを仕掛けました。ハリー・オードは覚悟を決めて本気モードで仕掛けたのですが、ターンXにスモーのエネルギーを吸い取られてしまいます。そのときの名シーンで言ったセリフです。ターンXの期待能力が非常に高いことが分かります。

『∀ガンダム』の50話で登場したギム・ギンガナムの名言です。ロラン・セアックとの戦闘中の会話で言ったセリフになります。ギンガナム艦隊は2500年もの間、ディアナを守るために日々訓練してきました。それにも関わらず、何も伝えることなく地球効果作戦を行ったのです。せめて労いの言葉一つでもあったら、また違った結果になっていたのかもしれません。

『∀ガンダム』の50話で登場したギム・ギンガナムの名言です。ロアンに剣での決闘を挑む名シーンでのセリフになります。剣においては全くの素人であるロアンに、ギム・ギンガナムが尋ねたときの名言です。剣の戦いの結果は、ギム・ギンガナムが月光蝶の糸のようなものに絡まれて倒れてしまいます。

『∀ガンダム』の50話で登場したギム・ギンガナムの名言です。ディアナに対する気持ちを吐き出して、今まで以上に戦いを楽しめるようになりました。∀ガンダムとターンXの最後の戦いのときに、ギム・ギンガナムが叫んだセリフです。セリフは短いですが、癖のあるギム・ギンガナムらしい言い回しが印象的でした。

• 名前：子安武人(こやす たけひと)
• 生年月日：1967年5月5日
• 出身地：神奈川県
• 所属事務所：ティーズファクトリー（代表取締役）
• 職業：声優

『∀ガンダム』のギム・ギンガナムを演じたアニメ声優は、子安武人さんです。中学生の頃は、スクリーン俳優を志望していました。ある日、「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」を鑑賞したことを機に、声優に興味を持ち始めたそうです。1998年に自身が代表取締役として、「ティーズファクトリー」の事務所をを立ち上げます。2021年には、「第15回声優アワード」にて助演男優賞を受賞しました。

1988年に「どんどんドメルとロン」で声優デビューを果たします。1989年に「天空戦記シュラト」の夜叉王ガイ役で、初のレギュラーキャラクターを務めました。他にも「楽しいムーミン一家」のスナフキン役、「進撃の巨人」の獣の巨人ジーク・イェーガー役などを演じています。1990年に声優ユニット「ヴァイス」を結成し、男性声優で初の声優雑誌の表紙を飾りました。

ギム・ギンガナムは、戦争狂という言葉がふさわしい性格です。言動もオーバーで、威圧的なものが多く見られます。ターンXの力を大きく見せるために、わざと味方を撃墜するなど攻撃的です。戦争狂になった原因の一つは、2500年にもわたり伝統的な軍事講習を行い続け、うんざりしていたためです。次第に本当の戦争がしたいという衝動に、駆られるようになりました。

ギム・ギンガナムはロランと剣で戦い、生身で斬り合います。最後は∀ガンダムとターンXの出す繭に取り込まれて、愛機と共に封印されました。それ以降のギム・ギンガナムは、行方不明という設定になっています。ちなみに、決着の寸前に刀が折れてさえいなければ、返しの刃でロランを仕留めることができたという声もありました。

攻撃的で戦争狂なギム・ギンガナムですが、彼を憎めないという感想も多くあります。いつもテンションが高く見習いたいという視聴者もいました。また、いろいろ言っても結局はディアナのことが好きなんだと考察する声や、声優の演技を絶賛する評価もありました。

ギム・ギンガナムは、外見や言動からすると悪人のイメージを持つ人もいますが、純粋に本能のまま生きているだけだという感想も寄せられました。また、その姿がかっこいいという声もあります。ギム・ギンガナムはターンXに乗ると、性格が激変するという感想も上がっていました。

主人公のロランよりギム・ギンガナムのほうが、多くの名言を残している気がするという感想があります。胸に刺さる名言は人ぞれぞれですが、主人公だけでなくギム・ギンガナムのセリフにも、注目してみると良いでしょう。

『∀ガンダム』のギム・ギンガナムは戦争狂な性格ですが、ギンガナム艦隊の過去を振り返ると、彼だけが悪ではないでしょう。登場回数は多くありませんが、非常にインパクトのあるキャラクターで、名シーンや名言も多いです。『∀ガンダム』には欠かせない魅力的なキャラクターのため、ギム・ギンガナムにも注目してみてください。