黒執事のキャラクター・登場人物一覧！個性豊かな主要人物を画像付きで紹介

黒執事とは、枢やな原作のマンガで、月刊Gファンタジー2006年10月号から現在まで連載している人気作品です。執事としてだけではなく、全てにおいて完璧なセバスチャンと、幼き伯爵シエルが裏社会で「女王の番犬」として数々の難事件を解決していきます。１９世紀末期のイギリスを舞台としたパラレルワールドです。

「あくまで（悪魔で）執事ですから」の決めゼリフの通り悪魔のセバスチャンは、シエルとの契約によって執事として仕えています。シエルの死後、魂を食らうために、わがままで傲慢な主に仕えつつも、サポートする悪魔というのも、なかなかに面白い関係です。

主要人物その1は、セバスチャン・ミカエリスです。ファントムハイヴ家の執事で、黒執事の主人公です。186cmのすらりとした長身で、容姿端麗、頭脳明晰、万事万能の有能で完璧な執事です。柔らかい物腰と謙虚な態度のまま毒舌や皮肉を口にすることもあり、主人であるにもかかわらずシエルに対しても容赦ない言葉を投げかけることもあります。

すべてにおいて完璧なセバスチャンの正体は悪魔です。「復讐を遂げるまで裏切らず守り抜く」「命令には絶対服従」「絶対に嘘を吐かない」という願いを受け入れ、シエルと契約をしたのですが、時折命令に反しない程度に情報を隠したり、シエルの身が危険にさらされることを見過ごしたりすることもあります。そんなところは悪魔らしいと言えるでしょう。

悪魔であるため人間では到底できないようなことも一瞬でこなしてしまえるのですが、そんなセバスチャンでもより人間的な一面があります。猫、もしくは猫科の動物をこよなく愛しており、特に肉球を触ることには至福のひと時のようです。人間でも肉球の柔らかさを好む人が多いようですが、セバスチャンにもそんな人間的な好みがあるようです。

主要人物その2はシエル・ファントムハイヴです。ファントムハイヴ伯爵家の幼き当主で、年齢は12～13歳です。身長は公表されていませんが、小柄で、華奢でありながら、とにかく偏食で、食事よりも甘いものを口にする描写が目立ちます。広大な領地と玩具、製菓メーカーファントム社の社長であり、数年で国内最大規模の企業へと成長させる天才的な実業家でもあります。

ファントムハイヴ家は代々大英帝国女王の依頼を受けて、表沙汰にできなかったり、ならないような事件の解決のために暗躍しているため、女王の番犬や悪の貴族などと呼ばれています。セバスチャンとは生贄にされそうになった悪魔召喚の儀式で契約を交わし、右目に逆ペンタクル（獲物としての目印）が刻まれました。目立つ場所にあるほどその執行力は大きくなり、代わりに悪魔から逃れられなくなります。

切り裂きジャック事件の際、犯人として最有力のドルイット子爵のパーティーに潜入したシエルは、素性を隠すために女装をしました。その時のシエルがあまりに可憐で、ドルイット子爵は駒鳥と呼んでたいそう気に入りました。

主要人物その3は葬儀屋（アンダーテイカー）です。シエルの情報屋としての一面もあり、棺に入れる前の死体の検死を趣味としているため、そこから得られる情報を主に売っています。情報量は金品などではなく、極上の笑いです。

まともな人間ではないセバスチャンが認める変人であり、来客時にはビーカーにお茶を入れたり、骨壺を菓子入れにして骨型のクッキーを入れたりなどしてもてなしています。腰にはメモリアルジュエリーとして、埋葬してきた死体から採取した遺髪をぶら下げています。

謎多きアンダーテイカーの正体は死神です。50年前には死神派遣協会を脱退していますが、その時に回収されるはずの死神の鎌（デスサイズ）をなぜか所有しています。無数の卒塔婆とデスサイズを巧みに使いこなし、セバスチャンやほかの死神たちを翻弄するほどの戦闘力の持ち主でもあります。今後のストーリー展開の核となる人物ではないかと推測が飛び交っています。

主要人物その4はファントムハイヴ家の使用人たちです。本来の役割であるハウスメイド（家女中）、シェフ（料理人）、ガードナー（庭師）、ハウススチュワード（家令）、フットマン（従僕）としてはほとんど機能していませんが、いざというときにはファントムハイヴ家の使用人として華麗に活躍するので、どれほどの失敗を繰り返しても、クビになることはないようです。

23歳の中国人で、ハウスメイドです。極度の遠視で、シエルから贈られた眼鏡を宝物としています。基本的にメイドとしての活躍は一切なく、常に皿を割ったり、花瓶を壊したりなどの失敗ばかりをしています。「ですだよ」などのなまりのある言葉が印象的です。色恋には奥手で、セバスチャンに好意を寄せてはいますが、報われることは皆無です。

ドジっ子のメイリンの正体は、凄腕のスナイパーです。裸眼では照準器がなくても遠距離狙撃ができるほどの視力の持ち主です。有事の際には普段からは想像もつかないような冷静沈着となり、敵であれば女子供でさえも何の躊躇いもなく射殺できます。

無精ヒゲと咥え煙草がトレードマークのシェフです。しかしシェフでありながら、牛たたき丼以外ではまともな料理を作れたことはありません。勤務態度はやや不真面目で、言いつけを守ろうとするほかの使用人たちとは違って、聞き流してしまうようなことも多々見受けられます。兵器を調理器具として使ってしまうため、今までに作った料理の「8割がたは炭」とセバスチャンに言われるほどです。

アメリカ出身の元軍人で、有事の際にはリーダー格としてメイリンやフィニアンを統率し、重火器や爆弾などを使いこなして敵を圧倒します。豪快で大雑把な性格ではありますが、ファントムハイヴ家で雇用される以前は、極めて過酷な最前線と思われる場所での戦闘経験があるとの描写があります。

幼く、天真爛漫な16歳のガードナーです。しかし庭師であるのに、庭の植物を全滅させた経験も数回あります。可愛らしい見た目とは違い、太い幹の木でも素手で折ることができるほどの怪力の持ち主です。怪力だけではなく、脚力もすさまじく、人並外れて頑丈な身体でもあます。

人体実験の被験体としてドイツの研究施設に収監されていました。しかし施設の閉鎖の際には処分されそうになったため、実験のために得たと思われる怪力が覚醒します。それによって研究員たちを殺して、外に飛び出したところでシエルやセバスチャンと出会いました。見事な金髪であったためにシエルから神話の登場人物の名前を与えられ、庭師として雇われます。怪力を発揮する際には瞳の色が変化します。

蛇と人間のハーフで皮膚の所々が蛇のうろこのようになっているため、、蛇男としてかつては見世物小屋の見世物でした。見世物小屋からノアの方舟サーカス団に救われ、恩義を感じています。意のままに蛇を操れる蛇遣いで、身体のあちこちに蛇を巻き付けています。蛇と会話ができ、本人はかなり無口なのですが、「（蛇の名前）が、って言ってる」といった発言の仕方をします。

サーカス団の裏の仕事には一切関与していなかったため、生き残ったサーカス団員でした。行方の知れなくなったサーカス団員たちを探すため、ファントムハイヴ家でフットマンとして雇われます。はじめはシエルたちによってサーカス団員たちがいなくなったのだとシエルを蛇に襲わせますが、シエルの嘘によって雇われる形となりました。

先代からファントムハイヴ家に仕えている古株のハウススチュワードです。アニメでは常にデフォルメされた姿で描かれ、リアルな姿でいられるのは3分だそうで、そのあとは眠ってしまいます。常に正座してお茶をすすっているだけの年寄りとしての存在感ばかりが目立っているかわいいキャラクターです。

ファントムハイヴ家に仕える使用人がお茶をすするだけでは終わりません。先代のファントムハイヴ夫妻が殺害された際に殺されかけましたが、何とか命はとりとめました。柔術の使い手で、大柄なウッドリーを押さえ込める程の実力です。また剣術にも優れていて、居合の達人であり、銃撃の弾丸を真っ二つに斬れるほどの凄腕です。

主要人物その5はエリザベスです。明るく天真爛漫な侯爵令嬢で、シエルの父方のいとこであり許嫁です。シエルと可愛いものが大好きで、シエルや可愛いものを見つけると見境なく突進するほどです。年齢にそぐわず仏頂面ばかりが目立つシエルを笑顔にするため、ファントムハイヴ邸を自分好みに飾り付ける行動力もあります。

女王の番犬のファントムハイヴの血筋であるため、大勢の敵を前にしても圧倒できるだけの剣術の天才でもあります。剣豪であることを知られれば、強い女の人は怖いといったシエルに嫌われてしまうと考え、ひた隠しにしていましたが、シエルとともに危機的状況に陥った時、初めてシエルの前で剣を手にしました。

主要人物その6は裏世界の住人たちです。女王の番犬は裏世界の管理や汚れ仕事なども請け負っているため、裏世界との関わりも深いです。恨みを買うことも多く、裏世界での敵も多いですが、味方のように関わっている者たちもいます。

中国の貿易会社崑崙（コンロン）の英国支店長という表の顔を持っていますが、その正体は上海マフィア青幇（チンパン）の幹部です。英国内で阿片窟を開くことを許可してもらう代わりに、シエルから東洋人街の管理を任されています。飄々とした能天気な雰囲気を醸し出し、知ったかぶりで発言することも多いですが、真実をほのめかすような言葉も発します。しかしそれはシエルたちを苛立たせるばかりなのです。

劉の義妹で、片言の言葉を劉に促されないと発言しないほどの無口な美少女です。常に劉の膝の上や傍らに付き従っています。錘（すい）を手に戦うこともあり、劉の用心棒的な役割も担っているようです。

主要人物その7は死神派遣協会の死神たちです。死亡予定者リストに従って人間の魂をデスサイズで刈り、魂の回収をするのが仕事です。死神は自殺した人間が罰としてなるもので、全員近視で眼鏡をかけています。

赤い髪で赤を好む死神です。切り裂きジャック事件で本来の赤い髪を黒く染め、気弱でドジ、全く使い物にならないことを装っていたバーネット邸の執事としてマダムレッドと行動を共にしていました。犯行を繰り返すマダムレッドに力を貸し、人間では不可能な犯行を可能にしました。

死神としては一応規則を守っているようですが、マダムレッドのために死亡予定者リストにない娼婦を殺してしまうという規則違反を犯し、さらにデスサイズのカスタマイズは許可されていても勝手にやってしまったという規則違反により謹慎処分となりました。自称乙女で、セバスチャンに恋心を抱いているようですが、会うたびに殺し合い（決着はついていません）をするような関係です。

几帳面でまじめな性格の、死神派遣協会管理課に所属する死神です。職務規定違反をした死神に対して容赦がなく、残業をすることが許せないそうです。グレルとは同期で、グレルの不始末を尻拭いさせられることに頭を悩ませていて、鉄拳制裁を加えることで憂さ晴らしをしています。悪魔であるセバスチャンを害獣として嫌っています。

若手の死神で、軟派な若者のように軽薄で小生意気です。残業はしない主義で、残業の原因となりかねない悪魔を嫌い、とても攻撃的になります。

主要人物その8は先代のファントムハイヴ伯爵夫妻です。主要人物というには姿を見る機会がほとんどありませんが、シエルの両親であり、先代の女王の番犬でもあり、ないがしろにはできない存在です。存在感は、主要人物と言って過言ではありません。

シエルの父親で、先代のファントムハイヴ家当主です。妻であるレイチェルとは彼女の父親がきっかけで知り合い、結婚しました。穏やかで柔らかい物腰ではありますが、利益にならない相手には興味を示さない利益主義者でもあります。先代の女王の番犬で、冷酷に職務をこなしていたため、裏社会では恐れられる存在でした。3年前に何者かに惨殺され、屋敷ごと火を放たれ、焼かれてしまいました。

シエルの母親で、先代のファントムハイヴ伯爵夫人です。妹のアンジェリーナがうらやむ美人ですが、病弱で喘息持ちでした。明るく気さくな性格で、夫とわが子と幸せに暮らしていましたが、3年前に夫とともに惨殺されました。

長編エピソード、切り裂きジャック事件の主要人物たちです。切り裂きジャック事件とは連続娼婦殺人事件で、娼婦たちが次々と子宮を切り取られ、殺害される事件です。黒執事での初めての長編エピソードと言えます。

シエルの母方の叔母にあたり、シエルとエリザベスからはアン叔母様と呼ばれています。父親譲りの赤い髪にコンプレックスを持っていましたが、シエルの父であり姉のレイチェルの夫でもあるヴィンセントに、赤い髪を褒められたことから赤という色を好むようになります。そのためマダム・レッドとも呼ばれています。バーネット男爵と結婚しましたが、馬車の事故に巻き込まれ夫と身籠った我が子、そして子宮を失います。

看護師を経てロンドン王立病院の女医として働いていますが、子供を産みたくても産めない身体となってしまった自身とは違い、産む気になればいくらでも産めるというのに堕胎をする娼婦たちを逆恨みして、犯行に至った切り裂きジャック事件の真犯人です。力を貸していたグレルに、シエルを殺すことを躊躇ったために殺されました。

切り裂きジャック事件の犯人として最も有力視されていましたが、主催したパーティーの最中にまた事件が起きたため除外されました。しかしその際人身売買の闇オークションを開いていたため、シエルとセバスチャンの活躍によって逮捕されてしまいます。

美と食と芸術の愛好家であり、可愛らしい姿に変装したシエルを駒鳥と呼んで気に入りました。その後もことあるごとに駒鳥を追い求めるような発言をしては、シエルに寒気が走ります。

長編エピソード、逆さ吊り事件の主要人物です。インドから帰国した貴族や軍人たちが、次々と襲われて身ぐるみを剥がされ逆さ吊りにされる事件が発生します。インド人が犯人と思われ、インド人の移民が集まる貧民街へと足を運ぶシエルとセバスチャンが出会ったのは、インドの王子でした。

ベンガル藩王国第26王子です。乳母役だったミーナが連れ去られ、彼女を探すために英国に来ていました。しかし宮廷育ちゆえに一般的な常識などは知らず、どんなに気に入られても結局は従者でしかないと逃げ出したのだと知りショックを受けます。自立したいい男になると決心してシエルの元で居候しようとしますが、シエルに丸め込まれて別邸の管理を任されました。

ソーマの執事です。司祭階級の家に生まれましたが、堕落した父の姿から神を信じられなくなり、冒涜と悪行を繰り返し死刑となりました。しかし執行されるときにソーマに救われ、ソーマを神と崇めています。ミーナの真実をソーマに知られたくなくて、輸入品を扱っている実業家のハロルドに英国王室ご用達（ロイヤルワラント）を手に入れるため利用されていました。

長編エピソード、ノアの方舟サーカス団篇の主要人物です。英国国内で幼い子供たちが行方不明になるという事件が発生します。子供たちが行方不明なるのは、ノアの方舟という移動サーカス団の滞在地でばかりでした。シエルはサーカス団の調査を女王から命令され見に行ってみますが、ひょんなことから入団することになってしまいます。

サーカス団のリーダーでまとめ役で自称雇われ団長です。生まれつき右手が欠損していて、骨のような義手を装着しています。出演演目は道化師で、団員の管理や育成なども手掛けています。犯罪を犯している負い目を感じていますが、苦境から救ってくれたケルヴィンに恩義があるため、逆らうことができません。義肢には短剣が仕込まれていて、戦闘になった際にはそれと杖を使って戦います。

出演演目は猛獣遣いで、ベティという虎を飼いならしています。ショーの最中にセバスチャンがベティを手懐けてしまったことで、ショーを台無しにされてしまいます。しかしセバスチャンの誘惑に陥落してしまい、裏の仕事について口を割ってしまったため、サーカス団を壊滅に追い込んでしまいます。演目で使う鞭を使って戦います。

出演演目はナイフ投げです。ビーストに好意を寄せていて、ビーストに近づく者には制裁を加えることもあります。

出演演目は綱渡りです。少年のような容姿としゃべり方をしている女性で、ショーの最中はお姫さんと呼ばれています。嘘の経歴のシエルが同じような境遇で育ったと信じ、何かと気遣ってくれます。また、シエルが調査のために忍び込んだテントから逃がしてあげたことで、あとでピーターに平手打ちされます。

出演演目は空中ブランコです。小柄で幼い風貌の二人ですが、何かの疾患により成長が止まってしまったようです。そのため見た目よりずっと年上なので、団員からは目上の者として扱われています。はっきりと明言はされていませんが、二人は双子のように描写されていました。戦闘時にはワイヤーを使って戦います。

出演演目は火吹き芸です。大柄で強面な風貌とは違い、心優しく面倒見がよい怪力の持ち主です。何かの疾患により生育が早く、サーカス団に拾われる頃にすでに大柄でした。

長編エピソード、豪華客船編の主要人物です。死者の蘇生実験に成功したという暁学会の調査を命じられ、彼らが乗り込んだカンパニア号の処女航海にシエルとセバスチャン、スネークが乗り込みます。暁学会の会員を装って集会に潜入すると、蘇生のデモンストレーションが行われました。しかし生き返った死者は生きた人間を襲い始め、船内は騒然となっていくのでした。

暁学会の会長であり、カルンスタイン病院の院長でもあります。克服できない最大の不健康は死であるという持論から、死者の蘇生の研究に没頭していきます。カンパニア号の処女航海で死者の蘇生を披露しますが、失敗して船内をパニックに陥れてしまいます。

カンパニア号の処女航海の2週間前に不運な事故で亡くなり、蘇生措置を行われ動く死体となってしまいました。乗船していた死神のロナルドにデスサイズで頭を砕かれ、完全に死亡します。ロナルドが走馬灯劇場を確認すると、中身がなく、彼女は生き返ったのではなく、死体のままで動いているだけだと判明しました。

マーガレットの母親で、生き返ったと信じた娘に熱い抱擁をすると、ただの動く死体でしかない娘に噛み殺されてしまいました。

主要人物その9王室関係者たちです。英国の王族で、女王陛下が王位を継承しています。シエルに裏の仕事を持ちかける存在でもあります。

英国の女王で、英国史上最も輝かしい歴史を築いたと称されています。思い出が甦るたびに泣き崩れるほど、亡き夫のアルバートを深く愛しています。シエルが唯一頭の上がらない人物で、シエルを坊やと呼んでいます。女王の要求を満たせないことには厳格な処罰を与え、ノアの方舟サーカスの事件の結末に疑問を抱いています。そのためシエルの資質を試しています。

アニメ版では原作とは全く違うキャラクターとなり、見た目は少女のように若いです。亡き夫を愛するがゆえに夫の身体と自身を接いだ不老不死となっています。

女王の守護をする秘書武官兼執事で、フィップスとともにWチャールズと呼ばれています。紅茶に名がつくほどの名家の出身で、剣術を得意としています。戦闘力はファントムハイヴ家使用人より上であると見られます。

女王の守護をする秘書武官兼執事で、グレイとともにWチャールズと呼ばれています。寡黙な人物ですが、女王の命令は絶対という信念のもと、ほぼ全ての事柄を完璧にこなせる実力者です。その見た目にはそぐわず、可愛いものが好きで、エリザベスと意気投合しています。

最後に紹介するのは、アニメ2期の主要人物です。原作にはないアニメオリジナルのエピソードで構成されていますが、2期も人気を博した作品なので、紹介します。

トランシー伯爵家当主なのですが、トランシー伯爵の実子ではなく、男娼として迎えられた際に伯爵を丸め込んで養子にまでなりました。実弟のルカが悪魔との契約によって死亡し、その悪魔はセバスチャンであると吹き込まれたため、憎しみの矛先をセバスチャンへ向けます。

トランシー家の執事で、アロイスが契約した悪魔です。シエルとセバスチャンの関係とは違い、アロイスに服従してはいますが、アロイスのことはただの後で食らう魂のひとつ程度にしか認識していません。代わりにセバスチャンが契約以上に執着しているシエルに興味を示し、混乱に乗じてシエルの魂を奪ってしまいました。

黒執事は現在も連載が続く人気作です。現在連載当初からの様々な伏線が回収されてきています。ここでは紹介しきれなかった個性的で魅力的な登場人物も多数存在するので、今後の黒執事も、まだまだ目が離せません。