黒執事のアグニが死んだ理由は?執事としての生涯と襲撃した犯人の正体を考察

月間Gファンタジーにて連載される人気漫画黒執事は過去にアニメ化、実写映画が公開される等人気が衰えません。今回は、そんな黒執事第126話、タウンハウス襲撃事件にて命を落としたソーマの執事アグニの死について徹底究明します。セバスチャンに匹敵する力を持つアグニの生涯はどんなものだったのか。そしてアグニを殺害した謎の犯人の正体は一体誰なのか。初登場時のアグニの様子から振り返りましょう。

黒執事のアグニが死んだ理由は?執事としての生涯と襲撃した犯人の正体を考察のイメージ

目次

  1. 黒執事に登場するソーマの執事アグニとは?
  2. 黒執事第4巻の逆さ吊り事件を振り返る
  3. 黒執事第126話でのタウンハウス襲撃事件
  4. アグニを殺した謎の来訪者の正体は?
  5. アグニを死に追い詰めたナイフ使い
  6. ナイフ使いの正体に迫る
  7. アグニが全うした執事としての最期とその生涯
  8. これからの「黒執事」

黒執事に登場するソーマの執事アグニとは?

人気漫画黒執事に、ソーマの執事として登場するアグニは、黒執事単行本第4巻の逆さま吊り事件編で初登場しました。乳母のミーナを連れ戻すため、ソーマと共にベンガル藩からイギリスへとやってきました。悪行を繰り返していたアグニを救ってくれたベンガル藩国王子であるソーマを神として慕い、執事として仕えています。

漫画黒執事におけるアグニの性格

普段は温厚な性格ですが、セバスチャンに執事としての心構えやあり方を進言したり、一度激怒すると血涙を流す等、優し良いだけでない所もあります。また、黒執事では最強と言われるセバスチャンとフェンシングで互角に渡り合う等、実力が確かな所も彼の魅力の一つと言えるでしょう。

アニメ版黒執事でのアグニの活躍

また、アニメ版黒執事では人気声優の安元洋貴がアグニ役を務めており、女性からの人気も高いです。黒執事メインキャストが歌うキャラクターソングCDでも登場したりするなど、黒執事の中でも活躍の場が多いキャラクターです。

今回はそんなアグニが死んだ黒執事第127話タウンハウス襲撃事件で、アグニを殺害した犯人の正体に関しての考察と、主人を守りながら死んだアグニの生涯について、振り返っていきましょう。

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黒執事第4巻の逆さ吊り事件を振り返る

黒執事の中でアグニ初登場時に物語の主軸となっていたのが逆さ吊り事件です。黒執事第4巻から集録されています。インドで豪遊し、英国に帰ってくる貴族や軍人が半裸にされた状態で逆さ吊りされて晒される事件が連続して起きる中、解決に乗り出した坊ちゃんとセバスチャンに出会うアグニ達。半ば強引気味にファントムハイヴ低に滞在する形となります。

インドの王族であるソーマ達を不審に思っていた坊ちゃん達は、その後アグニが事件の真犯人であること突き止めます。黒幕である、ハロルド・ウエストにカリーの腕を買われたアグニは品評会でロイヤルワラントを取るために、ライバル達を辞退に追い込むため逆さ吊りにしていたのです。

アグニがソーマを裏切った本当の理由

ソーマと共に探していた乳母ミーナ。彼女は英国を連れ去られたものとソーマ達は考えて、連れ戻しに来ていたのですが、本当は自分の意志でハロルドの妻になることを決めてインドを出ていたのでした。

それをソーマに知られたくなかったアグニはハロルドの脅しによりカリー対決に協力させられていたのです。アグニはカリー対決でセバスチャンと対決するも、女王の采配によって敗北。アグニが敗北したことを知ったハロルドはその場に崩れ落ち、そこにミーナが駆け寄ります。

ソーマはミーナに対し手を差し伸べますが、ミーナはそんなソーマに辛辣な言葉を浴びせます。そこで初めてミーナの、いつまでも召使いのまま居たくなかったという本音を聞いたソーマは、その本心をわかってやることが出来なかったと謝罪します。

また、アグニにはこれからも自分の執事でいてくれるかと問いました。それに対しアグニは涙を浮かべ、「御意のままに(ジョー・アーギャー)」と頷き、この一件は終わります。逆さ吊り事件編は、アグニが執事としてソーマ仕える、その強い絆が伺えます。黒執事の中ではセバスチャンとは違うあり方の執事を描いた物語と言えるでしょう。

黒執事第126話でのタウンハウス襲撃事件

黒執事127話では、ソーマ達が坊ちゃんを待っている中突然来訪者が現れ、ソーマは負傷、アグニは殺されてしまいます。神の右手を持ち、常人を卓越した力を持つアグニを死に追いやった犯人の正体は一体何者なのか、黒執事に登場する上記以外のキャラクターも踏まえ、詳しく考察していきましょう。

黒執事の物語におけるアグニとソーマの成長

黒執事第126話にてタウンハウスでアグニの料理を頬張るソーマに対し、「友人だと思ったことはない」という坊ちゃんの言葉を理由に他の国への移動や帰郷を進言するアグニ。そのアグニの心の内を知っていたソーマは、坊ちゃんが自分に対しどういう感情を抱いているか知った上で、英国に留まりたいといいます。

自分が坊ちゃんにとってのアグニになり、もし自分が傷ついたとしても支えられる友達になりたいと胸の内を明かしました。初登場時は自分本意で我儘な行動が目立っていましたが、自分のことだけでなく、周囲の人間に目が行くようになったソーマの大きな成長が伺えます。

アグニを殺した謎の来訪者の正体は?

来訪者が到着した際、ソーマはかなり好意的な言葉を投げかけています。坊ちゃんを待つ中、「おお、お前か!」と言葉にしたり、早く入れと促がしたりする辺り、ソーマが話しかけているのは坊ちゃんであることが伺えます。

しかしソーマはなにか違和感を感じたのか様子が違うと言葉にしています。熱があるのでは心配した矢先、来訪者から額に銃口が向けられます。気安く触れるなとの来訪者の言葉に動揺するソーマ。アグニがそこへ到着した所で来訪者が発砲し、ソーマは頭への直撃を避けるものの手を負傷します。

来訪者の行動に、ソーマがなんで、と口から疑問を零す辺りを見ても、来訪者は坊ちゃんと顔が瓜二つである、本物のシエルだと見て間違いないでしょう。シエルそっくりな人物が存在することを知っているアグニが問答無用で攻撃した理由も、ソーマを守ろうとしたアグニを止める理由もこれで納得がいきます。

アグニが見つけた暖炉の写真に隠された秘密

襲撃がある直前、アグニは暖炉の中から、坊ちゃんが焼き捨てた写真の燃え残り部分を見つけています。しかしその写真には坊ちゃんと、坊ちゃんにそっくりなもうひとりの人物が移っていることを発見し、驚愕します。ここで坊ちゃんがソーマ達に隠していた真実が、アグニには明らかになりました。

アグニを死に追い詰めたナイフ使い

その後来訪者、つまり本物のシエルが連れていた同行者の手によって死んだアグニですが、この同行者の正体は一体何者なのでしょうか?相当な実力者のアグニを突然の来訪という不意打ちに近い形とはいえ殺してしまう程ですから、かなりの強者と見受けられます。

ソーマを庇いながらシエルともうひとりの同行者から逃げるアグニは、その道中暖炉で拾った坊ちゃんそっくりの人物が映る写真をソーマの手に持たせます。そしてソーマだけを小部屋へ避難させ、その部屋の扉を命を掛けて生涯守り通し、死んだのでした。

ソーマは混乱し、その後異変に気づき現れた坊ちゃんに手を上げますが、この時点では恐らく写真のことを忘れているのでしょう。真実を知っているアグニは死亡し、写真を持っていたソーマはセバスチャンにより気絶させられ、写真は坊ちゃんに回収されたので、この時点でソーマは真実を知る術を失います。

ナイフ使いの正体に迫る

この事件で一番謎に包まれた、本物のシエルの同行者。ソーマを撃ったのはシエルですが、アグニを殺したのはこの同行者であるナイフ使いです。

悪魔であるセバスチャンと渡り合える実力を備えたアグニは、つまり普通の人間とは比べ物にならないということになります。加えて登場シーンからやや小柄であることも伺えますので、悪魔と匹敵するほどの人間離れした実力を持つその身体は小柄な人物に絞られます。

女王の番犬の妻エリザベス・ミッドフォード

上記の条件に当てはまる人物として、黒執事の連載当初から登場するエリザベスが候補に上がります。シエルの許嫁であり、リジーと呼ばれる彼女は類稀なる剣術の才能を持っています。やや小柄な女性であり、セバスチャンにも人間の中では最高峰だと言われる程の実力の持ち主であり、条件を満たします。

しかし、少しの躊躇も見せずソーマを攻撃している所をみると、確実にエリザベスが犯人であるともいい難いです。強さ、小柄であるという条件は抑えていても、問答無用での攻撃に関しては違和感が残ります。

黒執事サーカス編で登場したナイフ使いドール

戦闘力自体は不明ですが、女性で小柄、また黒執事6巻から集録されているサーカス編の最後にてナイフを使い坊ちゃんを襲撃したことから、彼女の存在が浮上します。サーカス編では屋敷の外でセバスチャンと戦闘していたため、死体は燃えることが無く、葬儀屋の存在が近くにあったことからビザールドール化が可能であり、犯人である可能性は高いと言えます。

アグニはソーマを庇うというハンデを負っていたため、悪魔程の実力で無くとも、サーカスの団員の実力ならば勝てる可能性はあるでしょう。また、サーカス編にて、最初はドールが男性であるかの様に描かれていました。今回のタウンハウス襲撃事件でも、小柄であるとは言え、犯人は男性と思い込みやすい状況にあります。

加えて、ナイフ使いが壁に書き残していた「お腹の中のキャンディ取ったのだあれ?」と言う文字も何が意味が隠されているはずです。「キャンディ」とはこの場合、友情の象徴として描かれていたファントムハイヴ社のキャンディである可能性があり、指輪をキャンディと例えたのでは?と推察できます。

家具にナイフが突き刺さっていたり、部屋の中がズタズタにされている所をみると、サーカス編にて仲間が殺された恨みを晴らすためということも考えられ、その悪意に満ちた行動にも納得がいきます。サーカス編ではジョーカーもナイフを使用していましたが、上記の理由から犯人である可能性が高いのはドールだと言えるでしょう。

アグニが全うした執事としての最期とその生涯

ソーマを小部屋へ隠し、その扉を守りながら死んだアグニの手は、扉のノブをきっちり掴んで話していませんでした。セバスチャンがその手を外そうとしても外れない程強い思いで扉を守り、そして死んだアグニのソーマに対する思いは、想像を絶するものだったはずです。

主人を守ることで生涯を終えたアグニ

人間でありながら、セバスチャンと並ぶ実力を持ち、そして確固たる意志で最後まで執事であることを全うしたアグニの生涯は、こうして主人であるソーマを守ることで終わりを迎えたのです。その執事としての生き様は、黒執事の中でも魅力的なキャラクターとして愛されることでしょう。

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これからの「黒執事」

今回はアグニのソーマとの関係、生涯を掛けて守り抜いた信念や、アグニを殺した犯人の考察を中心にまとめました。未だアグニを殺害した犯人の正体は不明なまま、他にも坊ちゃんの双子であるシエルの正体など、多くの謎が残る黒執事。上記での考察通り、犯人がドールだった場合、関係している可能性がある葬儀屋の存在や、青の教団、お星様の存在などにも気になる点が多くあります。

黒執事の物語の中で謎に包まれている人物たちの今後の展開や、今回殺害されたアグニの死に直面したソーマ。そしてその現場を見た坊ちゃんとセバスチャン。死んだアグニの存在は彼らの行く先、黒執事の物語にどう影響していくのでしょうか。非常に謎の多い漫画黒執事から、今後も目が離せません。

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