ドクターハウスが打ち切りになった理由とは？出演キャストの現在も調査

海外ドラマ、ドクターハウスはアメリカを発祥とする日本でも人気の医療ドラマでした。本国アメリカで2012年にシーズン8を最後に放映終了となりました。シーズン8まで望まれたほどの、突然の人気番組の打ち切りの形での放映終了の理由とは何だったのか、また、キャストの現在は？　ドクターハウスの放映終了、シーズン打ち切りの真相とキャストの現在、ドクターハウスはどのように最終回を迎えたかなど、徹底検証します。

海外ドラマ、「ドクターハウス」は日本では当初「HOUSE」と題して放映されていましたが、セカンドシーズンから日本でも「ドクターハウス」と表記を変えて放映されました。元はアメリカで『医療探偵』というコンセプトの元に作られたシナリオで、放映では一話完結型の医療ミステリーとして描かれています。

シーズン1からファイナルシーズンであるシーズン8までを2012年までに本国アメリカで公開された後に、シーズンを遅らせて日本でも有料海外ドラマチャンネルで放映開始され、人気を博した中に突如と決まったシーズンの打ち切りと最終回に、ファンは驚きました。ドクターハウスに何が起きたのかなど検証しながら紹介します。

『医療探偵』をコンセプトとしたドクターハウス、ではどんなテレビドラマだったのでしょうか？　あらすじについてザクッと紹介します。ドクターハウスの主人公、ハウス、病名診断に特化した医師としての能力はずば抜けているものの、一匹狼で口も悪く差別偏見も辞さない嫌われ者が率いるチームが、他の医師では解決できなかった病名診断や原因をそれぞれの得意分野と個性を生かして突き止めていきます。

ドクターハウス主人公、グレゴリー・ハウスは病名診断で群を抜いて優秀と名を馳せた医師でありながら、傲岸不遜、差別主義、とにかく傲慢の性格が災いして雇い主のいない状況から、後述する病院理事であり院長である女性に拾われ、選りすぐりの部下を雇ってチームを結成するもの、性格が災いして患者を診ない日々、危惧した親友が持ち込んだ原因不明の病の病名診断の依頼から、物語が始まります。

主要人物とキャストについて見ていきましょう。まずはもちろんのこと、ドクターハウス主人公、グレゴリー・ハウス。演じるはヒュー・ローリー。作中では過去の誤診により筋肉に問題を抱えていて、後遺症により杖を着いて歩行します。その痛みから逃れる為に鎮痛剤を用いており、薬物依存、性格は極めて傲慢で結果が出ればいいという主義の下、手段は問わない、差別偏見をも辞さないと何とも無茶苦茶な、性格破綻した主人公です。

お次のキャストは、ハウスの親友、ジェームス・ウィルソンです。演じるは、ロバート・ショーン・レナード。お人好しな好人物で、ハウスに対する助言も求められたりなどと気苦労の多いものの、ハウスの親友とあって、トラブルメーカー度は負けていません。ハウスが唯一の理解者で心を素直に見せられる相手でもあり、そしてそれはハウスにとっても同じという、最終回にも関わるとても需要な登場人物です。

次なる登場人物で主要キャストは、リサ・エデルシュタイン演じるリサ・カディの紹介。なんとハウスの直属の上司であり、大学時代からの友人でもある彼女。自分の指示を無視することの多いハウスに憤りも隠さないものの、ウィルソンと同じくハウスの理解者でもあり、病院理事や院長の立場からハウスの助けとなってサポートを行う場面も多々見受けられるという役回りの登場人物です。

シーズン全編を通した主要キャストと登場人物は上記の三人であり、ここにハウスの部下が描かれます。サードシーズンまでのハウスの部下、エリック・フォアマン演じるはオマー・エップス。アリソン・キャメロン演じるは、ジェニファー・モリソンに、ロバート・チェイスをジェシー・スペンサーがキャストとしてハウスの部下としての登場人物を描きました。

シーズン4から、代わってハウスの部下としての登場人物を務めたのは、ローレンス・カトナー、演じるキャストは、カル・ペンになります。クリス・タウブをピーター・ジェイコブソンのキャスト、レミー・ハドリー演じるキャストは、オリビア・ワイルドです。

ハウスの部下としての登場人物はシーズン4以降、ぐっと増えています。ケリー・ベネディクトで演じるキャストは、ヴィネッサ・ショウ、クリスティーナ・フレイザーをシャーリーン・アモアが演じます。マーサ・M・マスターズで演じるキャストはアンバー・タンブリンに、チ・バクという登場人物を、シャーリーン・イー、ジェシカ・アダムズなる役をオデッド・アナブルというキャストで、ハウスの部下としての登場人物になります。

海外ドラマが長期にわたってシーズン展開されることは多いですが、人気あってこそのものです。シーズン8まで望まれたドクターハウスが突如と打ち切りの形でファイナルシーズンと最終回を迎えた原因とは、何だったのでしょうか？　キャストの意向か、番組制作側の意図なのか、検索すると、まず主人公であるグレゴリー・ハウスを演じた、ヒュー・ローリーの名前などが挙がってきます。

人気ドラマの突然の打ち切りと最終回なだけに、憶測の声は飛び交いました。それは、主要登場人物達を演じたキャストである俳優たちにも飛び火して、グレゴリー・ハウス演じるヒュー・ローリーがドクターハウス主人公役、グレゴリー・ハウスへの意欲を失くしたと書き立てられもしてしまい、ヒュー・ローリーが書き立てたメディアに激怒するという事態も起こしました。

書き立てたメディアに激怒するくらいですので、もちろん、これは真実ではなかったということです。キャストの意向による人気シリーズの打ち切りと最終回ではなかったのであれば、ドクターハウスの打ち切りの真相とはどこにあったのでしょうか？　実は制作メディア側に答えがありました。

人気シリーズとなるにつれて、当然のこととして契約報酬額は上がります。実は人気シリーズの突如の打ち切りと最終回の判断理由は、ここにありました。俳優への契約報酬に加えて、番組を作るための資金、この二つがどちらも潤わなければ、当然ながら、続けたくとも制作側は番組を続けていけません。つまり、コストの問題によって、人気番組の突然のシリーズ打ち切りと最終回は決まったと言われています。

ファンにとっては実に遺憾であり、悲しい理由ですが、実は海外ドラマではこのパターンにょる打ち切りや最終回は珍しくなく、人気クライムミステリーの別番組もコストの問題によって打ち切りになっています。ドクターハウス突然の打ち切りの理由と最終回の裏側は、俳優さんたちとしても、ファンとしてもシビアに嫌な現実でした。

打ち切りと決まったシーズン8がファイナルシーズンとなったドクターハウスの最終回とは、どんなものだったのでしょうか？　主要登場人物の行く末などと一緒に、ドクターハウス最終回のエピソードと登場人物達について紹介します。

「最後の時」と題されたファイナルシーズン最終回、ここまでに、主要登場人物のリサ・カディとの複雑な関係の果てにキレたハウスがリサの自宅に車で突っ込み、服役してしまう、親友ウィルソンが余命五か月と宣告された癌を患っているなど、衝撃的なエピソード展開が成されてきました。最終回ではそれらが回収されて行きます。

燃え盛る建物の中に目を覚ましたハウスを幻覚が襲います。親友ウィルソンの余命宣告、薬に幸福感を見出すことで何とか自分を保っていた患者の気持ちが今なら解ると描かれたハウスの心に、次々と襲いかかるのは、ハウスがこれまでに関わってきた人々、部下たちの姿もあります。ハウスを讃え、ハウスを罵り、これまでのエピソードで関わってきた集大成の幻が問い掛けるのは、あなたに生きる価値はあるだろうか？

実は最終回のここまでに、ハウスはウィルソンの余命と望み、このままでは服役に戻って別れを迎えなければいけないエピソードが描かれて、そこからハウスは逃げ出した先でした。ウィルソンによって発見された燃え盛る建物の炎が消え去った後に見つかった遺体はハウスの歯型と一致して、ハウスの葬儀が行われる中、親友ウィルソンは、ハウスについて語ります。グレゴリー・ハウスという人物を。

ハウスが命を救っていたことを忘れてはいけない、だが、誰をも平気でバカにする傲慢な男であったことも忘れるな、証拠にこうして誰をも顧みないで自分勝手に死んだと語るウィルソンの言葉は、ハウスを貶しているようでいながら、深い悲しみを物語るものです。そこにハウスの携帯に着信が一件、黙れバカ。驚きに訪れた先でウィルソンとハウスに用意されていた結末は？

実は、ハウスなんということか、歯科医師を買収して自分の歯型でフェイクの遺体を作り上げて建物の中に残していたと明かされます。余命五か月をハウスと共に過ごしたいという言葉と望みに応えるべく、このままでは服役が決まって叶わない身に、一計を策して、自分の名前も人生をも捨てたハウスが、親友を待っていました。ハウスとウィルソンが自由にバイクで旅をする中に、部下たちのその後が描かれ最終回の幕が下ろされます。

ドクターハウスの最終回、演じた主要人物達やその他キャストの現在はどうなっているのでしょうか？　まずは主人公、グレゴリー・ハウスを演じたキャスト、ヒュー・ローリーから追ってみましょう。グレゴリー・ハウス演じたヒュー・ローリー、親友ウィルソン、ロバート・ショーン・レナード、ファイナルシーズンに大きく関わったリサ・カディを演じたリサ・エデルシュタインのその後は？　

リサ・エデルシュタインから行きます。ドクターハウス降板後、同じく大人気ミステリー、「キャッスル～ミステリー作家は事件がお好き」で順レギュラー役として抜擢され、その後もオリジナルドラマなどに出演しながら、実は結婚されたとなっています。ファイナルシーズンに大きく関わるもの、シーズン7で降板していた彼女はリアルでも大きな事件を体験して、その後も歩き続けています。

ハウスの次に重要な役割である親友ウィルソンを演じた、ロバート・ショーン・レナードですが、シリーズ終了後もブロードウェイやロンドンのウエストランドで、なくてはならない存在として重宝される俳優であると評されています。その後も「ブラックリスト」や「ＬＡＷ＆ＯＲＤＥＲ性犯罪特捜班」などの人気ミステリーで順レギュラーを務めているなど、こちらも明るい様子です。

ドクターハウスに関して語るのであれば、やはり外せないのは主人公ハウスです。傲慢で偏屈、差別主義者で人を見下し、目的のためには手段を問わないという破綻した性格の破綻しきった描かれ方ながら、病名診断医として誰よりも群を抜いた医師としての能力を誇り、そしてラストでは親友の願いに応えるために無茶ぶりではあるものの、自らの名前も人生をも捨ててしまえると魅せるキャラクターを演じた、ヒュー・ローリーは？

実は意外なことに、ドクターハウス終了後、無茶苦茶なキャラクターを見事に魅せた俳優、ヒュー・ローリーは、自らの意思でミュージシャンとしてのキャリアに集中したいとしばらく俳優業を休業していました。2015年公開のディズニー映画「トゥモローランド」で出演したのを皮切りに、俳優業にも復活し、2016年末に「チャンス」と題されたドラマで再び、探偵医師的な役割を担っています。

2017年には「ナイト・マネージャー」で、ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞しました。ミュージシャンとしての地位も置きながら、俳優としてのヒュー・ローリーも復活しているようです。

主演俳優であるヒュー・ローリーやキャストの意向ではなどと、次から次へと憶測の飛び交うほどに人気の中に幕を下ろした「ドクターハウス」シーズン打ち切りの真相は、コスト削減による、レギュラーや俳優たちへの歩契約報酬の確保の困難と番組作りへのコストなど、制作メディアのコストによるものというのが落としどころという、なんとも言えない悲しい現実でした。

傲慢で大胆、差別主義者であることを隠そうともせず、偏屈で目的のためには手段を問わないという役柄ながら、信念にブレない部分や能力のけた違いな評価、無茶ぶりではあるものの親友に応えようと名前も人生も捨ててしまえるとてもチャーミングな魅力を備えた、グレゴリー・ハウス主演、「ドクターハウス」、終了した理由はどうあれ、惜しまれるべき作品であったことと今も人々を魅せるドラマであったと話題になっています。

今回はドクターハウスが打ち切りになった理由や、ドクターハウスに出演したキャストの現在を調査、紹介しましたがいかがだったでしょうか？すでに打ち切りになってしまった作品ですがこの記事をみて興味がわいた方は是非ドクターハウスをご覧ください。