アンサング・シンデレラに医師や看護師から批判殺到?ありえないと言われる理由は?

薬剤師を主人公にしたドラマ「アンサング・シンデレラ」について、現実離れしている、ありえない、ひどいといった声が寄せられています。医師や看護師からの批判ということですが、ここでは批判される理由について見ていきます。一方で、ひどいなどという批判とは逆に面白いという声も寄せられており、ドラマの魅力も紹介します。さらに、ドラマ「アンサング・シンデレラ」の主演・石原さとみなど登場人物を演じたキャストを一覧で紹介します。

アンサング・シンデレラに医師や看護師から批判殺到?ありえないと言われる理由は?のイメージ

目次

  1. アンサング・シンデレラとは?
  2. アンサング・シンデレラがありえないと医師や看護師から批判殺到?理由を考察
  3. アンサング・シンデレラのドラマの面白い魅力
  4. アンサング・シンデレラのドラマキャスト一覧
  5. アンサング・シンデレラに関する感想や評価
  6. アンサング・シンデレラの批判まとめ

アンサング・シンデレラとは?

アンサング・シンデレラの概要

実写ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」は、フジテレビ系で2020年7月から9月まで全11話、石原さとみ主演により放送されました。原作は作者・荒井ママレが月刊コミックゼノンで連載中の漫画です。タイトルは「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」で、コミックは6巻まで発売中です。

アンサング・シンデレラのあらすじ

萬津総合病院の薬剤師、葵みどりは、ある時心肺停止の患者に対して、とっさに心臓マッサージを施します。さらに、患者が現在服用している薬に気づいた葵みどりが医師に伝えたことで患者は回復します。感謝されるのは医師だけだと言う声に、葵みどりは「感謝されるのを期待するなら薬剤師は向いていない」ときっぱりと答えます。薬剤師として真摯に患者に向き合う葵みどりは、様々な事情を抱えた患者と関わっていくことになります。

アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋 - フジテレビ

アンサング・シンデレラがありえないと医師や看護師から批判殺到?理由を考察

批判の理由①心臓マッサージする薬剤師が現実離れしている?

ドラマ「アンサング・シンデレラ」が現実離れしていると批判される理由は薬剤師・葵みどりが病院内で心臓マッサージを施したことです。心肺停止となった患者が運ばれてきた際、葵みどりが心臓マッサージを施したことで、医師や看護師の方たちからありえないと、批判が巻き起こりました。本来、薬剤師は救急救命の場に出向くことはほとんどなく、心臓マッサージ、薬剤の準備や記録などは看護師の仕事であるということです。

批判の理由②薬剤師が指示を出す?

ドラマ「アンサング・シンデレラ」が現実離れしていると批判される理由は薬剤師が患者の症状に対して指示を出したことです。ドラマでは、頭痛薬を投与しても効かない患者について研修医が薬剤師・葵みどりに相談するシーンがあります。さらに嘔吐の症状が出た患者について葵みどりは「HELLP症候群」と診断し、嘔吐の処置などを手伝います。

このシーンについてもありえないことだと言われています。実際は患者の症状について研修医が薬剤師に相談することはありえない、嘔吐の処置など薬剤師がすることはなく、診断を下すこともないということです。

批判の理由③薬剤師が医師に直接疑義照会

ドラマ「アンサング・シンデレラ」が現実離れしていると批判される理由は処方箋を受け取った薬剤師が、それを出した医師に直接会って疑問点などを確認する「疑義照会」を行ったことです。基本的に疑義照会は電話で行うことが多いということと、それも薬剤師から医師に直接ではなく、まず看護師や医療事務に連絡をするものだということです。

批判の理由④医療用麻薬の取り扱いが変?

ドラマ「アンサング・シンデレラ」が現実離れしていると批判される理由は医療用麻薬の取り扱いについてです。これはドラマ版だけのエピソードで、保管している麻薬の数が帳簿と合わないというシーンがあります。原因は使用した分を帳簿に記すのを忘れていたのですが、この管理の甘さがありえない、ひどいと言われています。さらに、麻薬管理の調査に訪れた麻薬取締官に手品を披露するなどありえない、ひどいことだということです。

批判の理由⑤「最後の砦」の表現

ドラマ「アンサング・シンデレラ」が現実離れしていると批判される理由は薬剤師が「最後の砦」であるという表現です。原作漫画では薬剤師は「縁の下の力持ち」という言葉で表現されています。実際に看護学校では看護師こそが「最後の砦」であると教えられているそうです。そのため、看護師の方たちから、ありえないと批判が集まっているということです。

批判の理由⑥看護師・医師下げが起きていてひどい?

ドラマ「アンサング・シンデレラ」が現実離れしていると批判される理由は、看護師や医師が無能であるかのような描き方です。「アンサング・シンデレラ」というタイトルは「縁の下の力持ち」という意味の「アンサング・ヒーロー」が由来で、女性が主人公なのでヒーローをシンデレラにしたということです。このように医療の場では医師、看護師を陰から支えているのが薬剤師であるという意味です。

「アンサング・シンデレラ」は薬剤師を中心に物語が進んでいきます。薬剤師に光を当てるあまりに、本来薬剤師の業務ではないことまで行っています。そのために医師や看護師がまるで無能なように描かれていることに、ひどい、イライラする、という声が多く寄せられているそうです。

アンサング・シンデレラのドラマの面白い魅力

ここまで、実写ドラマ「アンサング・シンデレラ」がありえない、ひどいと批判されていることについて見てきました。現実離れしているなどという声も寄せられているドラマ「アンサング・シンデレラ」ですが、ここからは、面白い魅力について見ていきます。

面白い魅力①病院薬剤師が主人公

ドラマ「アンサング・シンデレラ」の面白い魅力の一つは、病院の薬剤師を主人公にした点です。薬剤師の役割は「調剤」、「服薬指導」、「薬歴管理」、「疑義照会」、「医薬品の管理・販売」です。中でもこの「疑義照会」は医師が処方した薬に疑問点が生じた時、その医師に問い合わせることです。どれほど優れた医師でも間違えることはあり、そんな時、薬剤師が医療ミスを未然に防ぐ「最後の砦」のような役割を担っているのです。

ドラマ「アンサング・シンデレラ」では、石原さとみ演じる主人公の薬剤師・葵みどりが薬剤師について、患者の状態をしっかりと把握することが大切だと語っています。そんな薬剤師・葵みどりが患者と真摯に向き合い、役割を果たしていく姿が魅力の一つと言われています。

面白い魅力②チームワーク

ドラマ「アンサング・シンデレラ」の面白い魅力には、薬剤師たちのチームワークも魅力だと言われています。薬剤部は、葵みどりを中心に一見無愛想な瀬野先輩、クールに仕事を進める刈谷奈緒子、噂話が何より大好きな工藤虹子、新人の相原くるみ、そして薬剤部のムードメーカー的存在の羽倉龍之介という様々な個性を持った人物たちです。彼らが日々患者のために一つになって活躍する様子が魅力だということです。

面白い魅力③キャスト陣の演技

ドラマ「アンサング・シンデレラ」の面白い魅力の最後は俳優陣による演技が魅力的だということです。薬剤部のメンバー以外にも上司の飯田、七尾、薬剤部が癒しを求めて通う中華料理店の娘娘亭の主人、などを実力派と言われる俳優陣が演じ、物語に深みを与えてくれます。そんな名演技が魅力の一つと言われています。

アンサング・シンデレラのドラマキャスト一覧

葵みどり役/石原さとみ

ドラマ「アンサング・シンデレラ」の主人公・葵みどり役の石原さとみは、1986年12月24日生まれ、東京都出身、所属は「ホリプロ」です。代表作は、2014年「失恋ショコラティエ」高橋紗絵子、2018年「アンナチュラル」三澄ミコト。

相原くるみ役/西野七瀬

ドラマ「アンサング・シンデレラ」の相原くるみ役の西野七瀬は、1994年5月25日生まれ、大阪府出身、所属は「乃木坂46合同会社」です。代表作は、2019年「あなたの番です」黒島沙和、2021年「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」牧高美和。

刈谷奈緒子役/桜井ユキ

ドラマ「アンサング・シンデレラ」の刈谷奈緒子役の桜井ユキは、1987年2月10日生まれ、大分県出身、所属は「スターダストプロモーション」です。代表作は、2015年「リアル鬼ごっこ」羽月アキ、2019年「だから私は推しました」遠藤愛。

羽倉龍之介役/井之脇海

ドラマ「アンサング・シンデレラ」の羽倉龍之介役の井之脇海は、1995年11月24日生まれ、神奈川県出身、所属は「ユマニテ」です。代表作は、2008年「トウキョウソナタ」佐々木健二、2020年「教場」南原哲久。

工藤虹子役/金澤美穂

ドラマ「アンサング・シンデレラ」の工藤虹子役の金澤美穂は、1994年10月17日生まれ、神奈川県出身、所属は「トライストーン・エンタテイメント」です。代表作は、2008年「容疑者Xの献身」花岡美里、2019年「あなたの番です」シンイー。

販田聡子役/真矢ミキ

ドラマ「アンサング・シンデレラ」の販田聡子役の真矢みきは、1964年1月31日、広島県生まれ、所属は「オスカープロモーション」です。代表作は、2003年「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」沖田仁美、2017年「さくらの親子丼」九十九さくら。

七尾拓役/池田鉄洋

ドラマ「アンサング・シンデレラ」の七尾拓役の池田鉄洋は、1970年10月31日生まれ、東京都出身、所属は「ホリプロ」です。代表作は、2006年「医龍-Team Medical Dragon-」木原毅彦、2019年「屍人荘の殺人」管野唯人。

アンサング・シンデレラに関する感想や評価

ドラマ「アンサング・シンデレラ」は薬剤師を主人公にした新しいタイプのドラマです。テンポ良く進む物語や葵みどりを演じる石原さとみの演技も良いという感想です。

ドラマ「アンサング・シンデレラ」は石原さとみ演じる薬剤師・葵みどりは、医師に対して臆することなく意見を言います。そんな熱い想いで仕事をしている葵みどりですが、感情を表に出さない所が良いということです。また、先輩薬剤師のセリフなどがかっこ良く、このようなタイプのドラマが好きだという感想です。

ドラマ「アンサング・シンデレラ」がとても好きだと言う感想です、また、主人公の葵みどりのように真剣に患者と向き合ってくれる薬剤師さんはたくさんいるのだろうなという感想です。

アンサング・シンデレラの批判まとめ

いかがでしたか?実写ドラマ「アンサング・シンデレラ」は薬剤師が主人公ですが、その仕事ぶりに対して現実離れしている、ありえない、ひどいといった批判が多く寄せられていました。しかし、薬剤師が主人公というのはあまり観られない物語で、患者のために熱い想いで仕事をしてくれる主人公が良いという感想もありました。そんなドラマ「アンサング・シンデレラ」を、どうぞお楽しみください。

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