るろうに剣心の登場人物一覧!モデルの人物や実写版キャストとの比較画像も

2018年現在、るろうに剣心の続編が「ジャンプSQ」にて連載中です。るろうに剣心は「るろ剣」という略称で親しまれ、明治時代が舞台となっています。アニメ化だけでなく、OVA、実写映画化されるほどの大人気ヒット作です。るろうに剣心の登場人物は魅力的なキャラクターばかりで、人気があります。るろうに剣心の登場人物のモデルになった人や実写版キャストとの比較もしながらるろうに剣心の登場人物を紹介していきます。

るろうに剣心の登場人物一覧!モデルの人物や実写版キャストとの比較画像ものイメージ

目次

  1. るろうに剣心の登場人物を一覧で紹介!モデルや実写キャストとの比較画像付き
  2. るろうに剣心とは?
  3. るろうに剣心の登場人物一覧:主要人物
  4. るろうに剣心の登場人物一覧:敵対者
  5. るろうに剣心の登場人物はまだまだいる!
  6. るろうに剣心の登場人物をモデルや実写キャストと比較してみた!

るろうに剣心の登場人物を一覧で紹介!モデルや実写キャストとの比較画像付き

るろうに剣心の登場人物はとても魅力的です。敵のキャラクターにもそれぞれ過去があり、思わず感情移入してしまう人もいました。るろうに剣心の原作の登場人物と実写映画の登場人物で比較して何か違いがあるのでしょうか?るろうに剣心の原作の登場人物にはモデルになった人物はいるのでしょうか?るろうに剣心の登場人物の一覧を実写映画のキャストと画像で比較しながらモデルになった人物の紹介もします。

るろうに剣心とは?

るろうに剣心は少年ジャンプで1994年から1999年まで連載していました。テレビアニメ化、OVA化、更に2012年に実写映画化されました。原作は単行本、完全版、文庫版がそれぞれ出版されています。「るろうに」というのはるろうに剣心の造語で、意味は流れ者、放浪者です。漢字では「流浪人」という表記され、原作者の和月伸宏先生の出身地である新潟県に関係のある地名が登場人物に多く使われています。

るろうに剣心の舞台は「明治時代初期」でストーリーはオリジナルですが、史実に絡ませた話もあり、実際にあった新撰組、赤報隊、大久保利通暗殺事件などがるろうに剣心の中で登場します。連載開始前は「ジャンプで歴史物はうけない」「明治時代を漫画にするのは難しい」編集部から言われていましたが、るろうに剣心は人気作としてヒットし、シリーズ累計発行部数は6000万部を突破しました。

るろうに剣心は幕末時代に「人斬り抜刀斎」と恐れられた緋村剣心が明治維新の後「不殺(ころさず)」を誓い、流浪人として全国を旅していました。東京で神谷薫に出会い、かつての宿敵との戦いの中で新たな時代での生き方や贖罪の答えを探します。るろうに剣心のストーリーは「東京編」「京都編」「人誅編」となっています。「人誅編」の後、「北海道編」の構想もありましたが、剣心の物語は終わったという事で描かれていません。

しかし、2016年3月頃から「北海道編」の準備が始まり、ジャンプSQで2017年10月から連載がスタートしました。るろうに剣心の「東京編」では神谷薫、明神弥彦、相楽左之助など、仲間との出会いや絆を中心に描かれ、大久保利通暗殺を機に剣心は「流浪人」に戻る所までです。「京都編」では政府に恨みを持つ志々雄真実による明治政府転覆の計画を阻止する為に、京都を指定された剣心は道中で出会った操と共に京都入りします。

剣心を追いかけてきた薫達も京都へ乗り込み、舞台は京都になります。志々雄真実との戦いに備え、かつての師匠との再会や、東京で戦った蒼紫との再戦、志々雄との死闘など、数多くの激闘が京都編では繰り広げられます。死闘から生還した剣心は薫達と共に再び東京へ帰り、薫に「お帰りなさい」と言われ、流浪人になって初めて「ただいま」と剣心は答えました。

「人誅編」では京都から戻った剣心が神谷道場に腰を落ち着けて、薫との関係にも少なからず変化がありました。人誅編では剣心の過去が明かされます。幕末時代、剣心には妻がいました。しかし、雪代巴は剣心を庇って命を落としてしまいます。その現場を見ていた弟の雪代縁は復讐の為に剣心の前に現れ、人斬り抜刀斎に復讐するという目的を持った6人の同士との私闘が描かれています。

「人誅」とは「天が裁かぬならば自分たちが裁く」という意味を持ち、「天誅」という言葉の造語です。「人誅編」後、剣心は薫と結婚し、剣心によく似た一人息子をもうけています。左之助は海外に行き、恵は会津へ帰郷し、弥彦は神谷道場を出て暮らすようになりました。「北海道編」は剣心と薫が結婚し、子供が生まれた後の話です。亡くなったはずの薫の父が北海道で生きている事がわかり、剣心一家が北海道まで会いに行きます。

アニメーション「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」公式サイト

るろうに剣心の登場人物一覧:主要人物

るろうに剣心の登場人物一覧:人斬り抜刀斎の伝説を持つ緋村剣心

るろうに剣心に登場する主人公、緋村剣心(ひむらけんしん)は幕末時代「人斬り抜刀斎」と呼ばれていました。赤髪の優男で左の頬に十字傷が特徴的な見た目です。幕末最強とさえ謳われる程の修羅のような殺人剣を振るい、要人を殺害してきましたが、ある事件をきっかけに人を殺す事に躊躇いを覚え、明治維新後は「不殺(ころさず)」の誓いを立て、弱い人達のために剣を振るい、全国をさすらう「流浪人」となりました。

剣心は古流剣術「飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)」の使い手であり、「不殺」を誓った後からは「逆刃刀(さかばとう)」と呼ばれる峰と刃が逆の刀を駆使して戦います。普段の剣心の人格は穏やかで優しく、滅多に怒る事はありませんが、戦闘の最中、人斬り抜刀斎としての感覚が戻ってくると好戦的で冷酷になり、一人称も「拙者」から「俺」に変わります。

「不殺」の誓いを立ててからどんなに不利な状況でも、相手が残虐非道な悪人であっても、自分にも他人に対しても命を奪うという行為に対して良しとせず、その信念を最後まで貫き通します。しかし、人斬り抜刀斎としての人格が戻った時のみ、「不殺」の誓いはなくなり、爆発的な攻撃力を発揮します。暗殺を主にしていた事もあり、暗部をよく知っていて信頼を寄せる人もいれば、暗殺を企てる人間もいました。

小柄でやせ型の剣心は師匠である比古のような頑丈な体躯ではなかった為、本来なら「飛天御剣流」を扱うには向いていない体型でした。激闘を潜り抜ける為に覚えた奥義によって剣心の体は徐々に蝕まれ、普通に剣を振るう事は出来ても、飛天御剣流を打つことは叶わなくなるだろうと恵から診断され、明治15年以降はほとんどの技を使えなくなりました。

剣心は幕末時代、雪代巴という女性と結婚しましたが、巴は剣心に殺された婚約者の復讐の為に彼に近づいてきました。しかし、巴は剣心に惹かれ始め、夫婦として静かに暮らしていましたが、剣心暗殺の為に人質として連れ去られてしまいます。巴が協力していた相手は剣心の弱点にする為に巴を近づけ、戦いの中で視覚、聴覚、触覚を一時的に失った剣心を庇った巴は捨て身の攻撃を仕掛けた剣心の刀によって斬殺されてしまいました。

巴の日記から自分が彼女の婚約者を殺していた事を知った剣心は新時代が来たら人は斬らないと誓い、暗殺稼業から遊撃剣士となり、先陣を切って戦いました。巴の死を見ていた縁は復讐の為に薫を殺したように見せかけ、剣心は生き地獄を味わいます。縁との戦いで剣心は剣が振るえなくなるその日まで「剣と心を賭してこの戦いの人生を完遂する」という償いの答えを導き出しました。

緋村剣心のモデルになった人物は幕末で実在した剣客の河上彦斎(かわかみげんさい)です。尊王攘夷派の隈本藩士で幕末の四大人斬りの一人です。明治維新後も攘夷を主張していた為に危険視されてしまい、斬首になりました。るろうに剣心の作者和月先生は「幕末の四大人斬りを参考にした」と話しています。容姿は小柄で色白だったので女性に見られる事もありました。我流の剣で片手抜刀の達人と言われています。

るろうに剣心の実写映画で緋村剣心を演じたのは佐藤健さんです。画像を見てもわかる通り、佐藤健さんの剣心は原作ファンからも高評価を得ていて、かっこいい、素敵、とてもハマっていると良い感想ばかりです。原作の剣心と画像の佐藤健さんを比較してみても、十字傷や赤髪の姿も非常に酷似していて、原作のるろうに剣心を大事にしている事が画像から伝わってきます。中には原作より実写の方が面白いという感想もあります。

るろうに剣心の登場人物一覧:剣術小町と呼ばれる神谷薫

るろうに剣心に登場する神谷薫(かみやかおる)はメインヒロインです。神谷活心流道場の師範代で、原作の終盤で師範となっています。容姿が可愛く、剣の腕もあり、「剣術小町」と呼ばれています。正義感が強い薫ですが、怒りっぽい面もあり、活発な性格です。縫物以外の家事が苦手で、自分では得意だと思っている料理は周りから評判が悪く、剣心の苦手なものは「薫の手料理」というぐらい悲惨な腕前です。

るろうに剣心の冒頭で道場を奪われそうになった薫は剣心に助けられて以降、彼を居候として住まわせています。流浪人の剣心がいつまた出ていくか常に怯えていました。剣心が東京を離れる際、唯一別れを告げたのが薫でした。道場の師範代という事もあり、薫自身が戦うシーンもあります。命のやり取りが行われる戦いで勝利を収めるなど、剣の腕の実力は確かです。

薫の父が創始した活人剣「神谷活心流」相手を殺すのではなく制する事を目的としていて剣心のように真剣ではなく、木刀や竹刀を使って戦います。刀身だけでなく、柄で打撃を与える技や奥義もあります。祖父の残した水墨画を売ったり、出稽古で生計をたてています。両親は既に他界していたはずですが、北海道編で薫の父が生きている事を知り、剣心と共に北海道で父親の行方を捜しています。

神谷薫のモデルとなっているのは坂本龍馬の恋人である千葉さな子です。実家は北辰一刀流桶町千葉道場で、北辰一刀流の剣術を学んでいました。小太刀の腕前に優れていて10代の時には免許皆伝の腕前に達しています。長刀の師範でもあります。安政5年頃に坂本龍馬と婚約した事をさな子の回想で語られています。るろうに剣心の実写映画では神谷薫役を武井咲さんが演じています。

るろうに剣心の実写映画の薫の設定はほとんど変わりませんが、ヒロインという立場もあり、戦闘シーンは少なめです。第2作では木刀でなく、薙刀で戦うシーンがありました。原作の薫と画像で比較すると、戦う時の得物が違うのと髪型が少し違います。画像の薫の方が大人びている印象です。薫に関しては映画の中だと邪魔者、足手まといなどネガティブな感想が目立ちました。監督が薫を嫌いなのか?と勘繰る視聴者もいたぐらいです。

るろうに剣心の登場人物一覧:剣心の親友であり喧嘩屋の相楽左之助

るろうに剣心に登場する相楽左之助(さがらさのすけ)は強靭な肉体を持ち、東京一の喧嘩屋でした。幕末時代は赤報隊の一員として活動していて、剣心とぶつかりあったこともあります。剣心に敗北して以降、彼の人柄に惚れこみ、剣心の頼れる仲間として共に戦うようになります。周囲からトリ頭と呼ばれますが、左之助は自慢の髪型と言い、バカにされるのを嫌っています。かなりの熱血漢で直情的な性格です。

喧嘩屋で生計をたてていましたが、剣心に負けて以降は収入がなくなり、神谷道場にたかりに行くか、赤べこでツケにして食べるかしています。京都編で斉藤に負けて以来、彼をライバル視して決着をつけようとしていましたが、斉藤が行方不明になってからは斉藤を越える事を目標にし、人誅編で再登場した斉藤をライバル視する事はなくなりました。原作終盤でお尋ね者になった左之助は海外に逃亡しています。

左之助のモデルとなっているのは新撰組十番隊組長原田左之助です。外見上のモデルは小畑健先生の「魔神冒険譚ランプ・ランプ」の魔神ランプです。原田左之助は新撰組十番隊組長で、新撰組の戦闘でいくつも活躍しています。近藤勇と袂をわかった後は靖兵隊を結成しましたが、その後彰義隊に加入しています。上野戦争で負傷した傷が原因で29歳という若さで亡くなっています。

るろうに剣心の実写映画の左之助と画像で比較すると見た目はよく似ています。設定も基本的な所は変わっていませんが、剣心との出会いが違います。剣心と戦う所は一緒ですが、彼の説得を受けて途中で戦いを辞めるところが原作とは違います。画像の左之助の髪型や得物も原作の左之助に似せてきている事がよくわかります。

るろうに剣心の登場人物一覧:剣心と左之助の信念と生き様を継ぐ明神弥彦

るろうに剣心に登場する明神弥彦(みょうじんやひこ)は明治維新の混乱で孤児となり、ヤクザに拾われてスリをしていましたが、剣心達と出会い、ヤクザと手を切って神谷道場に入門しました。当初、師範代の薫と言い合いが絶えませんでしたが、薫の実力を目の当たりにしてからは門下生として鍛錬に取り組むようになります。るろうに剣心の中で成長過程が描かれ、単なる子供から強敵を倒せる程になります。

プライドが高く、子供扱いされる事を嫌い、年長者に対しても物怖じしない態度をとるため、生意気と思われています。一人前の男になるための努力を惜しまず、自分より強い相手にも決して屈する事のない勇気を持っています。原作の終盤では神谷道場の師範代にまでなり、白羽取りの千本制覇、東日本でも五指にも腕前と言われる程の実力をつけました。剣心の「不殺」の信念と逆刃刀、左之助の「悪一文字」の生き様を受け継ぎました。

弥彦の名前の由来は越後一の宮の「弥彦神社」で、モチーフは和月先生が中学生の時、剣道部に居た疎外感が反映されています。実写映画と比較すると原作の孤児という設定はありますが、剣心と出会う前から薫のいる神谷道場で半居候状態でした。弥彦の戦闘シーンはほとんどありません。弥彦の役者は変更もあり、田中さんははまり役という声があり、大八木さんは弥彦と同い年という事もあり等身大の演技に期待されていました。

るろうに剣心の登場人物一覧:美しき女医の高荷恵

るろうに剣心に登場する高荷恵(たかにめぐみ)は会津出身の女医です。西洋医学を学び、上京しましたが、武田観柳に才能を悪用され、阿片を作らされます。剣心と出会い、彼の尽力により警察の取り調べを受けずに済み、以降は傷ついた人の治療を行っています。自分を貫く剣心に心惹かれてアプローチをしますが、剣心と薫の絆の強さを目の当たりにして自ら身を引いています。

医学の心得がある恵は縁の狂経脈の正体を見破り、奥義を会得した事で体に不調を感じていた剣心の異変を最初に指摘して、彼が飛天御剣流を振るえなくなる事を告げています。原作の終盤で出身地である会津が医者不足と知り、帰郷しています。スタッフの中では一番人気のキャラでもあり、スタッフ限定の人気投票で一番だったと和月先生が語っています。読者の手紙では蒼紫とお似合い、左之とお似合いと二つに意見が分かれていました。

この意見に対して和月先生は蒼紫とは見た目がお似合いで、左之とは性質的にお似合いだという意見を出しています。恵のモチーフは小畑健先生の「CYBORGじいちゃんG」の壊造喜由のヤングバージョンです。実写映画では原作と同じ設定ですが、剣心達との出会いが異なり、雨の中逃げていた恵と弥彦が偶然出会い、神谷道場に連れて行くという流れになっています。画像と比較してみると原作の恵とよく似た容姿をしています。

るろうに剣心の登場人物一覧:新撰組屈指の剣腕の持ち主である斎藤一

るろうに剣心に登場する斉藤一(さいとうはじめ)は実在の人物であり、元新撰組三番隊組長で、剣心とは幕末時代からの宿敵です。悪を即座に絶つという「悪・即・斬」の正義を自分の信念にしています。幕末時代を生き抜いた数少ない新撰組の生き残りで、維新後は「藤田五郎」と名前を変えて警視庁の奉職し、警官として勤務しながら政府の密偵として暗躍しています。冷徹で不愛想な一匹狼で志々雄から「痩せた狼」と評されます。

斉藤には妻がいて、剣心と操を驚かせましたが、史実の斉藤にも妻がいます。人斬り時代の剣心とは幾度もぶつかりながら決着がつかず、「不殺」の誓いをたてた剣心の不安定さに苛立ち、糾弾する事もありました。志々雄との戦いでは共闘し、剣心からは相容れない信念を持ちながらも仲間として扱われていました。決着をつけたい剣心から決闘を申し込まれますが、人斬りの剣心ではない事から拒絶し、北海道に人事異動しました。

るろうに剣心の実写映画では基本の設定は原作と同じで口癖である「阿呆が」というセリフがなくなり、警官としての部分が強調されています。剣心と戦うシーンも場所や戦いの内容が違います。実写で斎藤一を演じたのは江口洋介さんです。江口さんは熱血漢な印象がある事から孤高な斉藤の役柄との印象にギャップがあり、一部では斉藤じゃないという声もありました。画像と比較してみると斉藤と似ている部分はきちんとあります。

るろうに剣心の登場人物一覧:御庭番衆最後の御頭、四乃森蒼紫

るろうに剣心で登場する御庭番衆御頭の四乃森蒼紫(しのもりあおし)は15歳で御頭の座についた天才です。作中の中で屈指のイケメンですが、絵にかいたような硬派な人物です。仲間からの信頼と人望が厚く、冷静で無口ですがカリスマ性があります。大政奉還の後、蒼紫にだけ要職を用意した明治政府ですが、仲間を捨てて仕事を得る事を良しとせず、最後まで残った部下と共に戦場を求めて明治を生き抜こうとしました。

高荷恵奪還の際、剣心と戦い、敗北しました。観柳の裏切りにより、部下を殺された蒼紫は彼らの墓に最強の二文字を添える事を誓い、修羅となります。京都にいた仲間である翁と戦い、志々雄と手を組み、剣心と再戦します。剣心の説得もあり、かつての御庭番衆の御頭の誇りを取り戻し、志々雄との最終決戦では剣心達と共に戦っています。人誅編では薫から頼まれごとをされた操に同行して東京に来ています。

剣心と縁の決着がついた後、東京で眠っていた部下たちを京都に連れ帰り、改めて埋葬しています。表向きは料亭「葵屋」の亭主ですが、裏では元御庭番衆としての諜報活動をしています。斉藤の行方を調べて剣心に伝えたのも蒼紫です。実写映画では原作の設定通りですが、過去が異なり、江戸の無血開城後、口封じの為に仲間を殺されたという設定に変更されています。以後、最強と謳われる抜刀斎を探しています。

更に実写映画では剣心と対峙して戦い、最初は優勢でしたが、操を蹴り飛ばした事で剣心の怒りを買い、敗北しています。蒼紫の瀕死の重傷を負わされた翁は戦いを見届けた後、息を引き取り、葵屋で操の手当てを受けていた蒼紫は仇を討ちたいなら殺せと言いますが、仲間の分まで生きてもらうという操の言葉に思いとどまり、志々雄との決戦で苦戦する剣心達に合流しています。映画では志々雄と同盟を組んでいませんでした。

るろうに剣心実写映画で蒼紫を演じたのは伊勢谷友介さんです。蒼紫役の伊勢谷さんはとてもかっこいいと評判です。イケメンでかっこいいという感想が多くあり、殺陣中の伊勢谷さんの評価も非常に高いです。画像を見て比較しても原作の蒼紫の特徴をよく掴んでいます。るろうに剣心の実写の中で伊勢谷さんが出ている所が一番面白かったと高評価をする人もいました。

映画『るろうに剣心』公式アカウント (@ruroken_movie) | Twitter

るろうに剣心の登場人物一覧:敵対者

るろうに剣心の登場人物一覧:影の人斬り役を受け継いだ志々雄真実

るろうに剣心に登場する志々雄真実(ししおまこと)は京都編の最大の悪役であり、剣心を苦しめた敵です。和月先生が一番気に入っているキャラクターで自分の悪の美学の集大成と語っています。明治政府転覆と日本征服を企む「志々雄一派」を率いるリーダーであり、「弱肉強食」を信念としています。幕末時代は長州派維新志士として活動し、遊撃剣士になった剣心の代わりに暗殺稼業を引き継いでいます。

頭のキレがよく、剣心と互角の実力を持っていた志々雄ですが、彼の野心を危険視した味方に奇襲を受け、全身を焼かれました。しかし、彼は生き延びて、「十本刀」を有する一大組織を創り上げました。全身やけどを負っている志々雄は全身に包帯を巻いていて発汗機能はほぼなくなり、体温調節が出来ない為、人間離れした高熱を帯びています。戦闘可能な15分を過ぎると体温が上昇し続けて、最後は自然発火現象を起こしてしまいます。

志々雄のモデルになった人物は新撰組の筆頭局長芹沢鴨(せりざわかも)です。包帯姿のモデルは「犬神家の一族」の青沼静馬です。幕末では水戸藩浪士で新撰組の初代筆頭局長です。鴨の出自については不明な点が多いです。後に鴨は暗殺されています。実写の志々雄を演じているのは藤原竜也さんです。画像と比較してみても全身包帯を巻いていてよく似ていますが、藤原さんの顔が見えないと残念がる人も中にはいました。

藤原さんが演じる志々雄はかっこいい、藤原さんにしか志々雄は出来ないとかなりの高評価を得ています。藤原さんは志々雄の衣装を着ると機嫌が悪くなるというエピソードがありました。音が聞こえず、視界も悪く、食事もトイレも出来ない、いろんな人に触られると明かしていますが、画像を見ても着ているのが大変だという事がわかります。原作の志々雄と比較しても遜色ない見た目と演技の藤原さんの志々雄の評判はとても良いです。

るろうに剣心の登場人物一覧:姉を殺された復讐に燃える雪代縁

るろうに剣心に登場する雪代縁(ゆきしろえにし)は剣心が誤って斬殺した妻、雪代巴の弟です。姉と姉の婚約者を剣心に殺されて復讐をしようとします。日本人でありながら片言なのは長く上海に暮らしていた影響です。物心つく前に母を亡くした為、姉の巴を母親のように慕っています。巴を殺された事とその後の影響で黒い髪の毛が白くなっています。大陸独自の剣術、倭刀術を独学で習得しています。

上海の闇社会で頂点まで登り詰めた縁は密造武器の全てを取り仕切り、志々雄一派に甲鉄艦・煉獄を売った事もあります。剣心への復讐に燃える精神は肉体を凌駕していて、肉体的な痛みに対して意に介していません。剣心への人誅として薫を殺したように見せかけましたが、巴を殺されたショックで姉と同じ年頃の女性を殺せません。薫を幽閉していても、彼女に怒って手を挙げた時も傷一つ付けることが出来ませんでした。

剣心との決戦後、銃弾から剣心を庇おうとした薫を見て姉の巴を重ねた縁は薫を殺そうとした相手を殺害しようとしますが、剣心に止められ、薫を守った事に感謝の言葉を述べられた事で戦意を喪失し、警察に連行されました。薫から巴の日記を渡された縁は警察を脱走し、薫を喪った剣心と同じ末路を辿りました。るろうに剣心の実写映画には登場していないので実写の画像はありません。

Thumbるろうに剣心の実写映画キャスト・あらすじを紹介!評価や原作との違いまとめ | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

るろうに剣心の登場人物はまだまだいる!

るろうに剣心の登場人物一覧:人斬り時代の剣心の妻である雪代巴

るろうに剣心の「人誅編」で剣心の妻として登場した雪代巴(ゆきしろともえ)は許嫁を剣心に殺された復讐の為に剣心に近づきます。剣心と生活を共にする内に愛情が芽生えてしまい、愛情と憎しみの間で苦悩します。剣心とお互いの過去を話す事で心を開いた巴は剣心を守りたいと思うようになりました。しかし、巴が協力していた人達に騙されるように誘拐されてしまい、剣心をおびき出す餌にされてしまいました。

自分を取り戻す為に戦う剣心の姿を見て、捨て身の攻撃をしかけた剣心の命を守る為に、敵の前に身を出して斬殺されてしまいました。彼女が手にしていた短刀が剣心の頬に傷を作ります。現在は京都のお寺にあるお墓に埋葬されています。無口で無表情で、笑うのが得意ではありませんが、子供好きです。剣心の事は名前で呼ばず「あなた」と呼んでいて、剣心が唯一「殿」をつけず、呼び捨てで呼んでいる女性です。

雪代巴のモデルは新世紀エヴァンゲリオンの綾波レイです。和月先生は「エヴァの綾波レイもどき」で恥ずかしさを通り越して嫌悪感さえ感じると語っています。和月先生の後の作品の「武装錬金」早坂桜花のモチーフにもなっています。るろうに剣心のTVアニメEDにワンシーンだけ登場した事があります。実写映画では演者名はわかりませんが、ワンシーンだけ登場し、画像の通り、顔は映っていないので原作と比較してもわかりません。

るろうに剣心の登場人物一覧:飛天御剣流十三代目継承者比古清十郎

十三代目飛天御剣流継承者で剣心の師匠でもある比古清十郎(ひこせいじゅうろう)は新津覚之進(にいつかくのしん)と名乗り、陶芸家として生計を立てています。比古清十郎は飛天御剣流継承者が代々継承する名前です。人間嫌いな為、昔から山の中で暮らしています。剣心曰く、自信家、陰険、ぶっきらぼう、自分の過去を知っている分斉藤より数倍質が悪いと話しています。比古の先代は奥義伝授の際、比古の手で斬り殺されています。

自分の才能を自画自賛していますが、それに見合うだけの実力を持っています。剣心の師匠という事もあり、実力は比古の方が上で、恵まれた体格である事から、全てにおいて剣心を上回っています。志々雄真実についても自分が出ていった方が一番手っ取り早いと話しています。剣心より強い比古の事を当時の担当者は「トランプのジョーカー」みたいなものと話しています。剣心という名前を授けた名付け親でもあります。

剣心が京都で身を寄せていた葵屋が襲撃を受けた際、剣心の頼みで葵屋にかけつけています。飛天御剣流の真の理を理解出来なかった剣心が過酷な運命を背負い込むことになったのは自業自得と考えていますが、責任を感じている部分もあり、剣心を不幸にするために飛天御剣流を教えたわけではないと話しています。本編で手を貸すのは最初で最後という言葉通り、京都編以降、比古は登場しませんでした。

実写映画では福山雅治さんが比古の役を演じています。原作の比古と画像を比較してみると、やはり筋肉質な体を再現する事は難しく、容姿も違います。原作の比古を完璧に再現するのはやはり難しいのでしょう。ネットでは福山さんは好きだけどイメージが違う、マッチョさが足りない、ムキムキな人にやってほしかったという声も多くあります。しかし、しっくりくる、ピッタリ、イケメンだからいいかという声もありました。

実写映画の比古の設定は原作通りですが、剣心との再会の仕方が違います。志々雄一派に囚われて海に投げ出された薫を助けられず、砂浜に流れついた剣心を偶然見つけています。原作とは違い、奥義伝授をあっさりと承諾し、薫と弥彦には会わず、操のみと会っています。武器は最後で刀を使いますが、当初はその場にあった棒きれなどを使用しているので原作と比較すると大幅に異なっています。

Thumbるろうに剣心・京都大火編のあらすじをネタバレ!出演キャストも紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

るろうに剣心の登場人物をモデルや実写キャストと比較してみた!

るろうに剣心の登場人物一覧を実写キャストと比較しながら紹介しました。実写キャストの画像と比較すると異なる部分もありますが、非常によく似せてきている事が画像を見てもわかります。登場人物一覧の中には実写映画にほとんど出てきていないキャラクターもいます。登場人物の一覧を見てこのキャラの実写版も見てみたいと思った人もいるのではないでしょうか?

アニメのOVAなどで実写映画に出ていないキャラも登場していますが、実写の評価は非常に高いので人誅編も是非観たいという人も中にはいるでしょう。登場人物一覧で紹介していないキャラもいますが、るろうに剣心は非常に魅力的なキャラがたくさんいます。北海道編も連載中なので、るろうに剣心が気になる人は漫画、アニメ、映画とメディア展開されているので観てみるのはいかがでしょうか?

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ