2019年09月11日公開
2019年09月11日更新
ブラックリストシーズン2の感想や評価は?あらすじをラストまでネタバレ!
2013年、アメリカではヒットドラマを渇望していました。最近では過激な描写も許されるようになっている中、新作ドラマ"ナンバーワン"の視聴率を獲得したのがブラックリスト!この記事ではブラックリストシーズン2の感想や評価、あらすじをラストまでネタバレで紹介していきます。ブラックリストはその切れの良いスピード感から続きが見たくなる作品です。シーズン2は前作の秘密を踏襲しつつ、ますますこじれていく人間関係にも目が離せない内容になっています。
目次
ブラックリストシーズン2とは?
ブラックリストシーズン2は、高視聴率を獲得し続ける超大型サスペンスドラマであり、TVシリーズでは異例とも言われるほど評論家がこぞって太鼓判を押す評価の高い作品です。凶悪犯のリストを小出しにするレッド、犯罪者の名を告げた瞬間ドアを蹴破り突入する爽快感、ハードなアクションと緊迫した心理戦を見どころとした、大人も楽しめるアクションサスペンス!本作は高視聴率を叩き出しているシリーズ待望の2作目となります。
ブラックリストの作品情報
ブラックリストの概要
ブラックリストは2013年9月からアメリカで放送開始されました。同時期に放送開始された「スコーピオン」「フォーエバー」を抑えて高視聴率を維持し、日本ではスーパードラマ!TV、地上波はシーズン2までテレビ東京系にて放送され、2019年7月からNetflixでシーズン1~5を視聴することができます。1話完結のクライムサスペンスであり、大掛かりな捜査、歯切れのよいスピード感など高い評価を受けています。
ブラックリストのあらすじ
超A級犯罪者レイモンド・"レッド"・レディントンがFBIに出頭し、FBIもCIAも知らない凶悪犯罪者の情報を集めた「ブラックリスト」を提供すると申し出てきました。条件は自らの免責とエリザベス・キーンを担当捜査に加え連絡係にすること。レッドは「犯罪コンシェルジュ」と呼ばれ、世界中の犯罪者たちと取引をしています。FBI特捜班はレッドが小出しに提供する情報をもとに凶悪犯罪者を確保していきます。
レッドが犯罪者の名を告げ、次の瞬間には捜査官が犯人のアジト前におりドアをバンっと蹴り開ける。毎回このパターンで観ている方もスカッとした気分を味わえます。それだけで終わらないのがブラックリストの面白さ、優秀な人材だったレッドの豹変・リズの記憶・レッドとリズの関係・リズとトムの行方など人間関係の謎も絡んでドラマ性を高めています。
シーズン2も面白いドラマ
シーズン2ではレッドの新たな敵「ベルリン」や彼を支援する仲間も登場します。ミステリアスな彼の意外な一面も描かれており、デンデとの関係・強い絆はより深いドラマ性を感じさせました。ストーリーが進むに連れ、ますますこじれていく人間関係と新たに増える謎。誰を信じてよいのかわからないという感想を持つことでしょう。
ブラックリストは世界を舞台にした、TVドラマと思えないほど大掛かりなストーリーが評価を得た作品です。登場する凶悪犯罪者は一癖も二癖もある人物ばかりで、シーズン2では裏で暗躍する組織"結社"の存在が鍵となります。
ブラックリストシーズン2のあらすじをラストまでネタバレ
シーズン2は前作ラストでリズの夫・トムが被弾した続きから始まります。ここではブラックリスト2のあらすじをラストまで要点だけかいつまんで紹介していきますので、まだ見ていない方やこれから見ようと思っている方は、ネタバレに注意して読んでください。息つく間もない怒涛の展開にあなたも虜になること間違いないでしょう。
ネタバレあらすじ①監禁
前作ラストで重症を負ったトムをリズは古いヨットに監禁し、ベルリンの情報を吐かせます。ある日、港湾局の職員エイムズが来訪し、リズは名刺を渡して追い返しました。しかし彼は不審に思い、再びヨットに訪れて監禁されているトムを発見します。トムは彼を殺害して逃亡しました。
ネタバレあらすじ②捜査官とリズ
エイムズの妻が夫の失踪届を警察に出し、リズの渡した名刺を頼りに刑事(ウィルコック)がFBI捜査官が関わっているとしてリズを追い詰めます。リズの殺人容疑を晴らすためトムはドイツから帰国し自首します。リズは殺人の共謀罪、偽証などその他の罪に問われるはずでした。
しかしコノリーが「国家機密の任務を知る権限がない」と判事を脅し、判事は不本意ながら裁判を行わないことにします。また、レスラーも「俺たちが悪を退治してきた」と言ってリズを擁護しました。後味の悪い結果にリズはレッドから譲り受けた家を売り、匿名でエイムズの子どもに寄付をしました。
ネタバレあらすじ③レッドの狙い
シーズン2でのレッドの狙いはベルリンや結社との駆け引き、トムを雇った理由と言えるでしょう。レッドの行動は常に狙いがあります。シーズン2は緻密な計画で結社が動き出し、レッドだけでなくリズとFBIチームが最大のピンチに巻き込まれます。しかしレッドがリズを守る理由が完全に明かされてません。
ネタバレあらすじ④暗殺
ベルリンはレッドが娘を殺し死体の一部を送りつけていると思い、復讐のためレッドの元妻・ナオミを拉致します。レッドは彼女を取り戻すためベルリンの資産を奪って取引をします。そして、ベルリンの娘・ゾーイを見つけ無実を証明しました。彼にデタラメを吹き込んだ相手が「共通の敵」だと宣言し、自分に罪を着せた相手デカブリストを探します。
彼の名はアラン・フィッチ、表の顔は政府高官で裏の顔は世界的犯罪組織"結社"の一員です。レッドとフィッチは不可侵条約を結んでつかず離れずの関係でした。彼はベルリンに拉致され設置された爆弾を解除できず、レッドの目の前で爆死します。自分の死後、レッドに敵対する結社内の勢力が動き出すと言い残して。彼とは20年来の旧知の間柄であり、このことでベルリンはレッドに消されます。
ネタバレあらすじ⑤フルクラム
シーズン2でようやく明かされた謎の1つがフルクラムです。その正体は「各国政府に入り込み、結社の行った暗殺やテロの記録」であり、重要機密のファイルをレッドが持っていることで均衡が保たれていました。しかし、フィッチの死で穏健派の力が失われ、結社はレッド殺害に動き出します。
ネタバレあらすじ⑥リズの過去
リズはブラクストンに拉致され、彼女を拷問した男は、記憶は取り出せないほど深く埋まっていると告げます。ブラクストンは記憶の専門家セルマンを脅しリズの記憶を探らせますが、記憶は誰かが封印したというのです。断片的に思い出したものはクローゼットの中の幼い自分、ウサギのぬいぐるみ、火事の最中に誰かに助け出されたことでした。
リズはウサギのぬいぐるみが気になり、その中からフルクラムのチップを見つけます。フルクラムはレッドではなく彼女が持っていたのです。結社の襲撃が始まりレッドは負傷。レナード・コールを探せと指示し、リズは彼からフルクラムの全容を知ります。そのままCIAの局長に会いに行き、フルクラムを渡す代わりにレッドへの攻撃を止めるように言いました。
ネタバレあらすじ⑦過去の光景
局長コノリーに嵌められFBIチーム全員が何らかの罪をなすりつけられると知ったリズは、クーパーの制止を振り切って彼を射殺しました。このときリズはフラッシュバックを起こし、口論する両親・火事、そして母を守るため父を撃ったのは自分だったことを思い出します。レッドは彼女の罪を隠すために過去を教えなかったのだと悟ります。
クーパーはリズを庇い逃げろと命じます。結社はアメリカとロシアの緊張を高め冷戦を引き起こす細工をし、すべての罪をリズに被せるように仕組んだのです。彼女はFBIの10大指名手配犯の1人とされレッドと共に逃亡します。レッドは世界中から招集した11人のジャーナリストにフルクラムを公開しました。
ブラックリストの主なキャスト
ここではブラックリストの主要キャストをまとめて紹介していきます。前作のラストでリズの夫・トムの生死がどうなるのか、「早くも消えてしまうのか」とドキドキした視聴者の方もいらっしゃるでしょう。キャストたちの代表作も記載したのでチェックしてみましょう。
キャスト①ジェームズ・スペイザー
凶悪な犯罪者としての凄みとインテリジェンスの2面性を持つレッドを演じたのは、ジェームズ・スペイザーです。シリアスからコメディまで演じ分け稀代の個性派俳優と評価の高い彼は、レッド役で2015年第72回ゴールデングローブ賞・TVシリーズドラマ部門の主演男優賞に2年連続でノミネートされました。憎むべきだが愛さずにはいられない、最高にチャーミングで悪い奴、それがスペイダー演じるレッドだと言われています。
キャスト②メーガン・ブーン
FBIに初出勤する日にレッドを尋問する大役を任されたエリザベス・キーン(通称リズ)を演じるのは、メーガン・ブーンです。彼女はレッドが自分を指名した本当の理由を探りつつ「ブラックリスト」の犯罪者たちの逮捕に尽力します。1983年4月29日ミシガン州出身、フロリダで演劇を学んだ後「コールドケース」などのTVドラマへゲスト出演し、「ブラッディ・バレンタイン」で映画デビューしました。
代表作は「セックス・アンド・ザ・シティ2」、「LAW&ORDER:LA」の地方検事補ローレン・スタントン役を演じました。
キャスト③ライアン・エッゴールド
エリザベスの夫であり教師のトム・キーンを演じたのはライアン・エッゴールドです。彼は一流のスパイであり、裏の顔を隠してリズに近づき結婚しました。しかし本当に彼女を愛してしまったことから1度は別れるものの、彼女のために奔走します。ブラックリストのスピンオフドラマ「ブラックリスト リデンプション」では主役を努めています。
キャスト④ハリー・レニックス
FBIテロリズム対策本部の本部長のハロルド・クーパー役を演じたのはハリー・レニックスです。彼はレッドの指示に従うことに抵抗を感じつつも拒否できずにいます。1964年11月16日、イリノイ州シカゴ出身、映画「Ray/レイ」や「マトリックス レボリューションズ」に出演し、TVドラマ「ER緊急救命室」、「24」、「LAW&ORDER:LA」にゲスト出演しメーガン・ブーンと共演しています。
キャスト⑤ディエゴ・クラテンホフ
レッドが関係した事件を担当していたFBI捜査官のドナルド・レスラーを演じたのは、ディエゴ・クランホフです。彼は新米ながら大任を任されたリズを支える頼りになる先輩です。恋人の死で精神的にダメージを受けます。1979年カナダ出身で幼少時はプロ野球選手を志望、19歳でトロントに移り俳優の勉強を始めます。代表作はTVドラマ「マーシー・ホスピタル」、「HOMELAND」です。
ブラックリストシーズン2の見どころ
ここではシーズン2の見どころを3つ紹介します。ラストまで先の読めない展開、スピード感、キャラの魅力も増した本作もハラハラドキドキして楽しめること請け合いです。付かず離れずの関係だったフィッチは、レッドを「レイ」と愛称で呼んでいたり、「昔は髪がフサフサだった」と自虐ネタを披露したり、会話の中に隠れた面白さもブラックリストシーズン2を引き立てています。
見どころ①先の読めない展開
シーズン2には伏線がいっぱい存在し、その1つがクーパー率いるFBI特捜班の中にスパイがいるのではないか、という疑惑です。また、クーパーは脳腫瘍ではなく手駒として操るために彼の妻までも巧みに利用されていました。FBIチームを解体するため仲間の罪まで周到に用意されて、リズたちを翻弄する結社の動きもまさに頭脳戦と言えるでしょう。
見どころ②スピード感
シーズン2はリズやレッドが追い詰められる感で目が離せない構成とリストにある凶悪犯罪者を逮捕する通常任務の2パターンが特徴です。「犯人を見つけました」からドアを蹴破るスピード感は前作同様シーズン2でも健在です。リズの裁判も大物が登場し、ちゃぶ台返しのような荒業で終了しました。
見どころ③キャラの魅力
ブラックリスト最大のキャラの魅力は、なんと言ってもレッド役のスペンサーの功績を称えるものが多いでしょう。レッドのファッションに欠かせない帽子は、彼のアイデアから生まれました。レッドとリズの掛け合い漫才のような嘘の誤魔化し方も絶妙になり、また、シーズン2ではFBIチームやトムの「愛ゆえの苦悩」、レッドの仲間たちという魅力的なキャラクターを丁寧に描いています。
ブラックリストシーズン2に関する感想や評価は?
ここでは本作シーズン2のあらすじネタバレから感想や評価を取り上げていきます。評論家からの評価は概ね好評で、視聴者も大物ゲストの出演に感激する感想が多いようです。その一方で中盤あたりにだらけたとマイナスの感想や評価を持つ方もいらっしゃいました。
今観てるブラックリスト2。レスラー捜査官が恋人を殺されて薬漬けって設定でですね、ほんとたまんないんですけどね、パシリムのヤンシーお兄ちゃんだって事に今気付いて「あぁぁぁぁぁ」ってなってる。#DiegoKlattenhoff pic.twitter.com/IbLHzwDhvH
— NaoNao (@gogoazzurri) July 16, 2018
FBI特捜チームでリズの頼れる先輩・レスラー捜査官に対する視聴者の感想です。彼は前作で恋人を殺され、シーズン2でその悲しみから逃れようと薬物に手を出しています。タフなようで人間的な弱さが描かれ、リズとの信頼関係もバッチリ築かれておりラストまで目が離せません。また、どこかで見たキャストだとの感想も作品の評価を上げる一因になっています。
ブラックリスト2 22 面白い FBI職員が指名手配犯となり国外逃亡 とはいえお話が動かなくなるのでそうはいかないだろう 連作なのに展開は映画並み 今回は日本人では見かけない外人の自分本位が会話で見える 主張が強いのではなく我儘が強い 右往左往する心を人に押し付ける
— まねきねこ@LINEスタンプ販売⊿ (@14110) February 17, 2017
シーズン2はストーリーが二転三転するので、誰を信じてよいのかわからなくなります。政府高官が「悪」でFBI捜査官が全世界に指名手配されるなど、TVドラマとは思えない大掛かりな展開と「この国大丈夫?」という視聴者の感想もたくさんあります。シーズン2では家族愛をテーマに描かれることが多かったのも視聴者を惹きつけてやまない理由と言えるでしょう。
今日昼、テレ東のブラックリスト2が最終回だった。その最後の数回にウイルスをカスタマイズした個人破壊兵器、というのが出てくる。握手しただけで相手を殺しちゃう。
— あまのだ〈vohou〉めすけ (@LiShangh) February 17, 2017
これと比べて金正男の殺害方法はドッキリの延長みたいでお粗末なもの「事実は小説より奇なり」というが物語の方が先進じゃないの…
シーズン2ラストの事件は、握手したら殺人ウイルスで死ぬという手の込んだ構成でした。しかし、実際近年に起こった「北朝鮮のテロリスト」を暗殺した方法が、標的が油断するようTVのドッキリを装ったものだと指摘する声も挙がっています。ドラマと違って「事実は小説より奇なり」という感想に納得する方も大勢いらっしゃるでしょう。
ブラックリスト #2 まだ2話しか観てないけど、もうこのドラマの虜。どんどん引き込まれて行くので、あっと言う間に1時間のドラマが終わる。レディントンは本当に悪い奴なのか? わからんようになってきた。キーン捜査官にこだわる訳も早く知りたいなぁ。
— yumiko (@yumiko_kero) February 5, 2014
ブラックリストシーズン2を観始めて、レッドに好意を持つ視聴者の感想です。ドラマの面白さにドンドン引き込まれることや、レッドが憎めない「悪」との目論見に見事にハマっている様子が伺える感想です。きっとラストまで楽しめることでしょう。リズにこだわる理由を知りたいとおっしゃる方が大勢いらっしゃいます。シーズン2のラストで「そうなっちゃうの?」と驚くことでしょう。
ブラックリストシーズン2の感想や評価まとめ
シーズン2では捜査官の内面の葛藤が描かれ、よりドラマ性が感じ取れる作品になっています。タフさだけでなく、例え過ちでもその犠牲をバネに信念を貫こうとするシーンが多く、果たしてどちらが「悪」なのかと疑問を抱くこともありました。大きすぎる結社の力にリズたちがどう立ち向かっていくのか、視聴時間が短く感じるほどハマる人が続出しているブラックリスト。シーズン3も目が離せません!