2019年09月01日公開
2019年09月01日更新
この声を君にのロケ地・撮影場所!大学やカフェなどドラマに登場したスポットは?
NHKドラマ「この声を君に」のロケ地・撮影場所を紹介します。ロケ地には、大学やカフェ、教会など様々な場所が使用されており、一部の現場では複数の目撃情報が上がっています。また、この声を君にで特に重要な役割を果たしてくれる場所、「とても素敵な建物、内観だ」と、ネット上でも評判が高い、朗読教室「灯火親」の外観と室内の撮影場所に関しても紹介しています。「この声を君にの中で印象的だった場所が、実はあそこにあったなんて…」という発見があるかもしれません。
目次
この声を君にとは?
今回はNHKドラマ「この声を君に」のロケ地・撮影場所を、目撃情報を基に判明している場所を紹介します。この声を君にの撮影場所には、大学やおしゃれなカフェ、教会まで様々なジャンルの場所が使われています。とても素敵な場所ばかりですが、まずはロケ地の紹介の前に、作品について紹介します。
この声を君にの作品情報
『この声をきみに』は2017年の9月〜11月、NHK総合で午後10時から(ドラマ10)放映されたヒューマン・コメディです。脚本を担当したのは、同じくNHKのドラマ「あさが来た」で注目を浴びた、脚本家の大森美香さんです。主演はNHKドラマ初主演の竹野内豊さん、その他に麻生久美子さん、柴田恭兵さん、平泉成さんなど、豪華な俳優陣が脇を固めています。
「この声を君に」の舞台は朗読教室です。朗読教室とは、小説や詩などの文学の音読を通し、読み聞かせの上達はもちろんですが、相手に伝える話し方を学んだり、発声法から学ぶ事ができる教室もあります。「この声を君に」ドラマを観たのをきっかけに、朗読教室に関心を持った人も多いようで、実際に受講生が増えた教室もあります。このドラマではそんな朗読教室で繰り広げられる、主人公の成長や関係性の変化が描かれています。
朗読教室では、様々なジャンルの童話や詩、小説などを読む事で学んでいき、発表会も行われます。そのため、このドラマの中でも、様々な著者の様々な作品が登場します。例えば、谷川俊太郎さん作の「生きる」や、中川李枝子さん作、柿本幸造さん作画の「くじらぐも」、工藤直子さん作「あいたくて」などが登場します。時にはその内容を、孝の空想として表現しているシーンもあり、ファンタジーの要素も垣間見えます。
この声を君にのあらすじ
「この声を君に」の主人公・穂村孝(演:竹野内豊さん)は偏屈な性格の、大学の数学科の准教授。話す事が苦手で、人の気持ちを慮る事が出来ず、空気を読まずに自己の世界に浸っては周りをうんざりさせる、そんな問題のある男性です。そのような性格と話し方ゆえに、勤め先の大学での担当講義は不人気、妻・奈緒(演:ミムラさん)にも見放されてしまう始末。そんな状況を見かねた学部長に、話し方教室へ通う事を命じられます。
話し方教室を訪れたものの、早々に講師・江崎京子(演:麻生久美子さん)と思わぬことで口論になってしまいます。その時は京子の上司・佐久良(演:柴田恭兵さん)になだめられ、険悪な雰囲気で別れることになります。それから数日後、二人は思わぬところで再開することになります。それが、佐久良が主催する、町はずれにある朗読教室でした。
朗読教室には、商船の船長を務めている福島(演:杉本哲太さん)や、文学や芸術が苦手な磯崎(演:片桐はいりさん)、声優志望の美鈴(演:大原櫻子さん)、朗読ボランティアを務める主婦・喜巳子(演:堀内敬子さん)など、個性豊かな生徒が通っていました。孝もまた、家族とよりを戻すために、息子の大好きな詩「くじらぐも」の朗読の練習を始めます。
朗読教室での時間やカフェでの朗読ライブ参加などを通して、徐々に人として変化を見せていく孝は、同時に京子先生に対して新たな思いを抱き始めます。そのきっかけは、京子先生に隠された衝撃の過去を知ったことで、ますます惹かれていきます。京子先生はその過去の事との決別のため、朗読教室を辞めて、田舎に帰る決意を固めます。そんな中、朗読の発表会が行われる事が知らされます。
孝は京子先生に想いを伝えましたが叶わず、他の教室生たちと辞めるのを阻止しようとします。一方、結局離婚した孝は元妻・奈緒と会うことになり、彼女に「愛してると言ってくれてありがとう」と伝えます。そんな孝の変化に、奈緒は驚き喜びます。そんなこんなで発表会当日となり、教室生それぞれが想いを込めて朗読を行いました。孝は自身の卒業文集を読み上げました。発表会は成功。しかしその後、結局京子先生は教室を去ります。
京子先生がいつか戻ってくると信じ、福島は再び仕事で航海に出てしまいましたが、他のメンバーは教室で待ち続けていました。冬が過ぎ、春になったある日、孝の前に京子先生が現れます。「年齢を教えてほしい、素数かどうか知りたい。」という彼に、「今日が誕生日」と話します。何も渡せるものを持っていないことを焦る孝は、何もいらないという京子先生に、こう一言告げました。「この声を君に。」
この声を君にの大学のロケ地や撮影場所・目撃情報
大学のロケ地①首都大学東京
首都大学東京では、竹野内豊さんの目撃情報が、多数SNSに上がっています。「この声を君に」では、主人公の孝は大学の准教授と言う設定です。そのため、勤め先の大学の撮影場所の一つとして、使用されました。
この大学は元々、建物の外観にも内部に対しても美しさに定評があるため、他のドラマでもロケ地として使用されています。例えば、「愛してたって秘密はある」や「花より男子」などがあります。そのためか、目撃情報にも「またドラマの撮影が…」とSNSに挙げている人が多いという特徴があります。
- ロケ地名:首都大学東京 南大沢キャンパス
- 所在地:東京都八王子市南大沢1-1
- アクセス:京王線相模原線「南大沢駅」下車、徒歩約5分
- 備考:2020年4月に「東京都立大学」に名称変更予定(2019.8現在)
大学のロケ地②日本大学商学部
孝の勤める大学の一部は、日本大学の商学部のキャンパスにある施設で撮影されました。撮影場所に関しては、過去に日本大学商学部のホームページにも紹介があり、『勇気の泉』『図書館』『サイバースペースコスモス』などが例として挙げられています。エキストラの募集があったからなのか、目撃情報としてはあがっていません。代わりに撮影風景が紹介されています。
- ロケ地名:日本大学商学部
- 所在地:東京都世田谷区砧5-2-1
- アクセス:小田急線「祖師ヶ谷大蔵駅」下車、徒歩12分。または、小田急線「成城学園前駅」からバスで5分「日大商学部前」下車
この声を君にのカフェなどのロケ地や撮影場所
ロケ地①café soul tree
「café SoulTree」は「この声を君に」の第3話で、朗読ライブが行われたカフェの撮影場所となったお店です。築40年の廃墟と化していた鉄工所を生まれ変わらせ、1階はレトロな雰囲気のカフェ、2階はオリジナルグッズの製作&販売を行っています。カフェの店内にはレトロな家具が心落ち着く雰囲気を創り、本棚には古い洋書や雑誌が並んでいます。「おしゃれでドラマのイメージにもあっている」と感じた人も多いようです。
- ロケ地名:café SoulTree(カフェソウルツリー)
- 所在地:東京都世田谷区鎌田3-2-15
- アクセス:東急田園都市線「二子玉川駅」下車、徒歩15分。または、小田急線「成城学園前駅」下車、バス(二子玉川駅行き)に乗車し「吉沢橋」で下車、徒歩1分。
ロケ地②カトリック築地教会
「この声を君に」では、ドラマの予告動画で教会をバックに、竹野内豊さんが「もうこの話は終わりにしよう」と話しているシーンがあり、その教会がカトリック築地教会との情報が上がっています。目撃情報もあり、撮影場所であった事は間違いないようです。作中では、12年前に孝と京子先生が会った教会として登場したようです。
こちらの教会もロケ地としては有名で、ほかにも「高嶺の花」や「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」、「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」の撮影場所としても使用されています。結婚式が行われる教会の設定として使用されていることが多いようです。
- ロケ地名:カトリック築地教会
- 所在地:東京都中央区明石町5-26
- アクセス:東京メトロ日比谷線「築地駅」下車、徒歩7分。または、東京メトロ有楽町線「新富町駅」下車、徒歩6分。
ロケ地③ジョイフル三ノ輪商店街
「ジョイフル三ノ輪商店街」は都電荒川線三ノ輪橋駅~荒川一中前駅の間にある、アーケードのある下町の風情あふれる商店街です。その起源は大正時代にまでさかのぼります。こちらでは、竹野内豊さんと片桐はいりさんが撮影していたという目撃情報が、複数上がっています。最近では食べ歩きグルメがたくさんあると評判で、情報番組などのロケ地として、徐々に知名度が上がってきています。
この声を君に以外のドラマのロケ地としても使用されており、例えば「野ブタ。をプロデュース」や「家政夫のミタゾノ」「ハタチの恋人」などに登場する1シーンの撮影場所となっています。さらに、是枝裕和監督の「万引き家族」でも、商店街の肉屋さんでのシーンの撮影場所となりました。
- ロケ地名:ジョイフル三ノ輪
- 住所:東京都荒川区南千住1-19-1
- アクセス:日比谷線「三ノ輪駅」下車、徒歩6分
ロケ地④手作り餃子の店いろは
「手作り餃子の店いろは」は、「この声を君に」の撮影場所として使われたというわけではないようで、ジョイフル三ノ輪商店街の近くにある為、その撮影の合間に休憩に訪れたようです。竹野内豊さんと片桐はいりさんの目撃情報があり、メニューの一つ「もつ煮」を召し上がられたという情報があります。店内には竹野内豊さんのサイン色紙もあります。
- ロケ地名:手作り餃子の店いろは
- 所在地:東京都荒川区南千住1-12-6
- アクセス:都電荒川線「三ノ輪橋駅」下車、徒歩10秒。または、東京メトロ日比谷線「三ノ輪駅」下車、徒歩3分
ロケ地⑤南大沢輪舞歩道橋
「この声を君に」の第1話で登場する、赤い手すりと曲線が美しい立体の歩道橋が「南大沢輪舞歩道橋」です。上から見ると円形となっており、橋上の赤いアーチの街灯がまた美しさを醸し出しています。歩道橋に上がるまでのスロープの重なり方も美しく、魅力的な歩道橋だと気になった人が非常に多かったようです。駅近くの人通りの多い交差点のはずですが、目撃情報は寄せられていないようです。
- ロケ地名:南大沢輪舞歩道橋
- 所在地:東京都八王子市南大沢2丁目4
- アクセス:京王線相模原線「南大沢駅」下車、徒歩3分程
ロケ地⑥山中湖森のアルム
「この声を君に」の第2話で「ふたりはともだち(作:絵 アーノルド・ローベル)」を朗読します。この時の空想のシーンで、がまくん(孝)とかえる(福島)とかたつむり(磯崎)が物語を演じました。そこで”がまくんの家”として登場するのが、この建物です。
この童話の世界にとけこむようなメルヘンで可愛い建物は、森のアルムという、北イタリアのそば粉やりんごを使ったデザートが楽しめるカフェです。山中湖畔にあり、その可愛らしい建物とおいしいカフェメニューに人気が集まっています。
- ロケ地名:森のアルム
- 所在地:山梨県南都留郡山中湖村平野508-697
- アクセス:富士急行線「富士山駅」下車、バスで「撫岳荘前バス停」下車、徒歩3分
ロケ地⑦ふなばし三番瀬海浜公園
「この声を君に」のロケ地は、カフェや教会などのおしゃれな場所だけではなく、都内の公園でも行われたようです。それは、SNS上でも目撃情報があがっています。複数ある撮影場所の中でも、ふなばし三番瀬海浜公園は数少ない都外のロケ地です。船橋市のホームページで撮影風景が紹介されています。竹野内豊さん、麻生久美子さん、杉本哲太さんなど、主要キャストが勢ぞろいで船橋市に来たそうです。
- ロケ地:ふなばし三番瀬海浜公園
- 所在地:千葉県船橋市潮見町40番
- アクセス:JR総武線「船橋駅」・京成本線「京成船橋駅」・JR京葉線「二俣新町駅」下車、京成バス「船橋海浜公園」行き約25分
この声を君に「灯火親」のセットが凄い?
灯火親の外観は民家?
「この声を君に」に登場する、朗読教室「灯火親(とうかしたしむ)」は町外れにある、佐久良先生の家という設定です。この建物は、外観と室内で撮影場所が違います。外観は実際にある民家を使用しており、そのロケ地は東京都調布市にあります。この洋館風の民家は実際に住んでいる方がいるとの事で、ロケ地巡りをした人の中には、お会いした人もいるようです。
ちなみに、家の前の看板は美術スタッフが製作したもので、実際のロケ地にはありません。あえて錆を起こして、まるで昔からそこにあったかの様な雰囲気を醸し出させています。
- 所在地:東京都調布市若葉町2-5-1
- アクセス:京王線「仙川駅」下車、徒歩約10分
灯火親のセットが凄いと話題に
灯火親の室内の撮影場所はドラマスタジオで、美術スタッフがこのドラマのために作り上げた、オリジナルのスタジオセットです。長年住み込んだ古い家に見えるように、例えば立派な本棚を傷をつけたり擦ったりして古めかしくするという技法(エイジング技法)が使われています。また、外観は先述の通りロケ地での撮影の為、外観と合うように窓ガラスの色合いを合わせるという工夫をしています。
この声を君にに関する感想や評価
「この声を君に」に関して、ドラマに対する感想や撮影場所に利用されたカフェに行った報告など、様々なつぶやきが上がっています。
竹野内豊さんと麻生久美子さんがメインで出てたNHKドラマの「この声を君に」ってあるんだけど、ドラマも良かったし、主題歌の「いいわけ/JUJU」が本当に良きだから聴いてほしい。
— きしもん (@KishiMon_Monkey) April 21, 2019
やはり、「とてもよかった、感動した」や「毎週楽しみだったから、終わって残念」という声が特に多く見受けられます。また、「この人の演技がとてもよかった」という評価を上げている人もいます。
土、日と汐留で早朝から夜まで仕事でした。帰ってから撮り溜めていたテレビ番組を観ましたが、やはりこのドラマがダントツでした。
— degibo (@degibo) October 22, 2017
「この声を君に」金曜日夜10時。NHK。
朗読が素晴らしい、キャストも最高。自分はいろんなことを思い起こされ、感極まって毎回泣けます。#この声を君に pic.twitter.com/0IiYyYVTjv
「この声を君に」の続編やスピンオフ作品を希望する声も上がっています。また、反響が大きかったためなのか、他チャンネルでも再放送されるなど、放送終了後も幾度か楽しむことが出来たようです。なお、DVDも発売されています。
『この声を君に』続編でもいいし、なんだったら佐久良先生のアナウンサー時代の話でもいいなぁ。
— miy (@miy73245514) July 1, 2019
やらないかなぁ。
Twitterには『この声を君に』の続編を望む投稿も見られました。心温まる物語をもう一度見たいと思う人が多いようです。
この声を君にのロケ地と撮影場所まとめ
今回はドラマ「この声を君に」のロケ地となった大学やカフェ、教会等を目撃情報を基に紹介しました。また、朗読教室「灯火親」の撮影場所も、室内外それぞれ紹介しました。古き良き趣のある場所から、メルヘンな建物まで、様々な場所がこのドラマの良さをうまく表現してくれている事が分かります。なお、他にも都内の公園などでも目撃情報があります。作品を観て、もう一度ロケ地を探してみるのもいかがでしょうか?