【獣になれない私たち】橘カイジの正体・伏線をネタバレ!演じたのは誰?

ドラマ『獣になれない私たち』をご存知でしょうか?『獣になれない私たち』は2018年に放送され、主演に松田龍平さん、新垣結衣さんが起用されています。30代のリアルな恋愛や仕事などを描き大人気となった作品です。『獣になれない私たち』には橘カイジという人物が登場します。橘カイジは松田龍平さん演じる根元恒星の元カノ・橘呉羽の結婚相手として登場しますが、最終回間際までその正体は明かされませんでした。今回はそんな橘カイジは誰が役を演じたのかや、橘カイジのツイッターの謎、正体のネタバレをご紹介していきます。

【獣になれない私たち】橘カイジの正体・伏線をネタバレ!演じたのは誰?のイメージ

目次

  1. 橘カイジとは?
  2. 橘カイジの正体・伏線をネタバレ!
  3. 橘カイジを演じたのは誰?
  4. 橘カイジの結婚相手
  5. 橘カイジに関する感想や評価
  6. 橘カイジの正体・伏線まとめ

橘カイジとは?

ドラマ『獣になれない私たち』の登場人物、橘カイジとはどんな役柄なのでしょうか?橘カイジが誰なのか正体をご紹介する前に、『獣になれない私たち』の橘カイジについてのプロフィールをご紹介していきます。

獣になれない私たちの放送情報

ドラマ『獣になれない私たち』は2018年10月10日から2018年12月12日まで「水曜ドラマ」として放送されていました。主演は新垣結衣(あらがき・ゆい)さんと松田龍平(まつだ・りゅうへい)さんのW主演で、第37回向田邦子賞を受賞した作品です。脚本は『逃げるは恥だが役に立つ』や『アンナチュラル』を手がけた野木亜希子(のぎ・あきこ)さんが担当され、30代のリアルな日常を描いた事で話題となりました。

あらすじのネタバレです。IT企業の営業アシスタントを務める深海晶(新垣結衣)は常に笑顔で人当たりも良い女性ですがそれ故に社長の九十九剣児(山内圭哉)に恫喝される日々を送っていました。そんな晶の唯一の癒しの場所がクラフトビールバーの「5tap」でした。

ある日晶は「5tap」で同じく常連客の顔見知りだった根元恒星(松田龍平)との距離が近付きます。取り繕うばかりの人生だった晶にとって恒星の自由で素直な生き方は羨ましくもあり、疎ましくもありました。徐々に距離の縮まっていく2人ですが、恒星の元カノ・橘呉羽(菊地凛子)や晶の彼氏・花井京谷(田中圭)、京谷の元カノ・長門朱里(黒木華)も巻き込んで数々の波乱を巻き起こしていきます。

橘カイジのプロフィール

次にドラマ『獣になれない私たち』に登場する橘カイジが一体どのような人物なのかをご紹介していきます。橘カイジは物語の中で正体が分からない存在で、最終回間際まで橘カイジの役を誰が演じているのかは明かされませんでした。

橘カイジは実在する人物

橘カイジは『獣になれない私たち』第1話から橘呉羽の結婚相手として名前のみ登場していました。しかし、呉羽のあまりに奔放な様子や、突然の結婚報告であった事、正体が謎のままである事から橘カイジの正体は呉羽の想像上の人物ではないかという憶測が飛び交っていました。

しかし、橘カイジは「実在する人物」である事が作中に描かれています。それは恒星が呉羽の結婚に伴う様々な手続きを手伝った際に「橘カイジ」の住民票を確認していました。この事から橘カイジの正体は呉羽の妄想ではなく、実在する役である事が分かりました。

起業家である

次に橘カイジは「起業家」である事が分かっています。それは呉羽が「橘カイジが会社の上場を考えている」と言って会計士を探しており、恒星にその話を持ってきました。その為、橘カイジの正体は上場できる程の会社を経営している起業家である事が分かります。

モデル事務所と強いコネクションがあった

『獣になれない私たち』第6話で呉羽と橘カイジは契約結婚ではないかと騒動になりましたが、その際に橘カイジが呉羽の元いたモデル事務所に強いコネクションがあった事が判明しています。それは呉羽が橘カイジと結婚した途端に呉羽への訴訟を取り下げる程の力があるコネクションでした。その事から橘カイジの正体はモデル事務所にそこまでの影響力のある人物である事が分かります。

ラーメンに詳しい人物

恒星の事務所が出前を取っているラーメン屋「雷々軒」で働く岡持三郎(一ノ瀬ワタル)が呉羽に誘われてパーティーへ参加した際に、橘カイジと会ってラーメンの話題で盛り上がったと話しています。この事から橘カイジの正体はラーメン屋の三郎と盛り上がれる程ラーメンに詳しい役である事が分かりました。
 

おでんの大根みたいな人物

ドラマ『獣になれない私たち』第7話で晶が呉羽に橘カイジはどんな人なのか尋ねたところ、呉羽は「染み込む系」「おでんの大根みたいな人」と例えました。この呉羽の返答により橘カイジの正体が懐の深い奥深さを持っている人物である事がイメージされました。

獣になれない私たち|日本テレビ

橘カイジの正体・伏線をネタバレ!

では次は伏線が多い事で有名な脚本家・野木亜希子さんがドラマ『獣になれない私たち』で橘カイジについて仕掛けていた伏線についてネタバレ紹介していきます。また、実在する謎の橘カイジについてのツイッターアカウントについてもネタバレ紹介していきます。

橘カイジの正体①深海晶の後輩説

橘カイジは晶の後輩ではないかという推測がありました。その後輩というのが犬飼貴丈(いぬかい・あつひろ)さん演じる上野発という役です。どうしてその上野発が橘カイジの正体と言われているのかと言いますと、「上野hatu」名義の謎のツイッターアカウントが実在する事から推測されていました。

謎のツイッターアカウントがある

こちらが噂の「上野hatu」さんのツイッターアカウントです。注目すべきは日付ですが、2018年9月29日とあります。これはまだ『獣になれない私たち』が放送される以前のツイッター投稿である事が分かります。橘カイジはゲームクリエイターとして有名な人物として登場しますが、こちらのツイッターでのつぶやきも「ゲーム」にまつわる事が書かれています。そして、「たちばなかいじ」と記載がありました。

「上野hatu」さんは他にも様々なツイッターでのつぶやきをされており、ドラマ『獣になれない私たち』にリンクした内容になっています。こちらの「ゴーヤ」に関するつぶやきも、ドラマ放送以前にツイッターで呟かれたものですが、実際にドラマ『獣になれない私たち』の作中で上野が晶にゴーヤ商品の味見をお願いするエピソードが登場しました。

あまりにドラマとリンクした内容のツイッターつぶやきが多く、どれも放送以前につぶやかれたものであった為、このツイッターアカウント自体が野木亜希子さんが仕掛けた伏線だったのではないかと推測されています。

橘カイジの正体②根元恒星の兄説

橘カイジの正体が誰なのかという憶測については、失踪した恒星の兄ではないかというものもありました。恒星の兄は父親から受け継いだ海産物加工工場が倒産してしまった際に恒星に金銭面で援助をしてもらった事が原因でプライドが傷つき失踪しています。

人当たりが良く、万人に愛される人気者であったという恒星の兄であれば、一度挫折し傷ついてしまったとしても、再度奮起し大成することは夢ではないのではないかと憶測されていました。そして恒星の兄が橘カイジの正体であると言われている原因はいくつかありました。

根元恒星に会計士の仕事を頼む

橘カイジは恒星に会計士を頼んできました。これは呉羽が依頼したものですが、呉羽は橘カイジが恒星の兄である事を知っていて、離れ離れになっていた兄弟を再会させるように仕向けているのではないかと憶測が立っていました。奔放な呉羽の思いつきに見えて、実は誰よりも恒星の幸せを願っている呉羽らしい粋な計らいと捉える方が多いようです。

ネットで調べるように促す

橘カイジの正体が誰なのか恒星や晶が尋ねると呉羽は「ネットで検索」するように促します。それは橘カイジの正体がネットで検索するとすぐ出てくる程の有名人であるからと言われていましたが、逆に恒星が見ると一目で誰なのかを理解する人物であったからではないかという憶測がされていました。恒星は兄を探していた為、ネットで検索し、兄の姿をそこで発見できるように促していた呉羽の策略ではないかと考える方も多いようです。

橘カイジの正体③九十九剣児説

橘カイジの役は誰なのかを推察する中で、晶の務める会社の社長・九十九剣児の名前をあげる方もいました。九十九は晶の上司でパワハラ社長として登場します。なぜ九十九が橘カイジの正体と言われているかと言いますと、「起業しているのが彼だけだから」という理由だそうです。

橘カイジが誰なのかを推察する上で重要な「起業家」という条件から、九十九を連想する方が多いようです。しかし、九十九の理想の女性像は「原節子」と明かされている為、「原節子」からかけ離れた呉羽と結婚した橘カイジが九十九であるという仮説は信憑性が低いと言われていました。

橘カイジの正体③佐久間久作説

次に橘カイジの役が誰なのかについての推察で名前が挙がっていたのは晶の同僚・佐久間久作(近藤公園)でした。佐久間は晶の会社に勤める優秀なSEです。佐久間が橘カイジである理由として「優秀なSEの為、十分に起業できる能力があるから」だそうです。実際に佐久間がいなくなると会社が潰れてしまう程の能力を持ったSEと言われています。

そして『獣になれない私たち』第4話で晶を恫喝する九十九をなだめながら佐久間は「会社、辞めるか」と言っていました。これは”会計士として恒星と話もつき、上場の準備も整った為九十九の会社は辞めるか”という意味なのではないかと憶測している方が多いようです。

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橘カイジを演じたのは誰?

ここまで『獣になれない私たち』の謎キャラクター・橘カイジの役についての憶測をご紹介してきました。ではついに、謎の役・橘カイジについてネタバレしていきます。橘カイジは一体誰が役を演じていたのでしょうか?詳しくネタバレ解説していきます。

橘カイジ役は飯尾和樹

ネタバレです。橘カイジ役を演じていたのはお笑い芸人「ずん」の飯尾和樹(いいお・かずき)さんでした。既出のキャラクターから誰なのかを推測されていた方も多かったようですが、全くの新キャラクターとして橘カイジは登場しました。橘カイジの役を演じていた方が意外で驚かれた方も多いようです。

飯尾和樹のプロフィール

謎の人物・橘カイジを演じられた飯尾和樹さんは相方のやすさんと共に「ずん」というコンビを組んでいるお笑い芸人さんです。近年ではお笑い芸人としてだけではなく俳優としても活躍されており、NHK連続テレビ小説の『半分、青い。』や同じく野木亜希子さん脚本の『アンナチュラル』にも出演されています。

飯尾和樹さんは柔らかい雰囲気と砕けた印象のある俳優さんで、橘カイジとして登場した際もフランクで人懐こい「橘カイジ」役にぴったりとハマっていた事で話題となりました。また、同じく自由奔放なトラブルメーカーの呉羽との掛け合いも素晴らしく、2人の姿に「お似合い」という声が多く寄せられていました。

橘カイジの結婚相手

次はそんな才能溢れる橘カイジの結婚相手、橘呉羽についてご紹介していきます。恒星の元カノとして登場する彼女は自由奔放な性格で多くの波乱を巻きおこすトラブルメーカーです。しかしそんな自由な呉羽に恒星は惹かれていた事は確かで、そんな恒星を尻目にあっけらかんと橘カイジと結婚してしまった呉羽はまさに「自由奔放で自分に正直」なキャラクターである事が分かります。

橘カイジの結婚相手は橘呉羽

橘カイジと呉羽の出会いは橘カイジが開発していたゲームの女性キャラクターの衣装について呉羽に相談していた事から始まったそうです。天才的過ぎる才能故に自分の開発したゲームがどんどん有名になり、自分の意図しない方向へ向かって行ってしまった時、呉羽の姿を見ていて目が覚めたそうです。

今までの功績を捨て、自分が本当にやりたかったゲームの姿を追求し、新たなゲームを手がける姿は、1人でも夢に向かって進んでいく呉羽とよく似た印象を受け、恒星も「2人は気が合う」と後に語っていました。

橘呉羽の印象的なセリフ

橘呉羽「自分以外の何者にもなれないってことを、確かめに」

呉羽が過去の出来事からバッシングを受け、夫である橘カイジに迷惑をかけない為に記者会見に臨んだ時の事です。橘カイジを守る為、自らの爪や牙を隠し記者会見に現れた呉羽でしたが、発した言葉は記者を逆撫でするようなものでした。「こんな場所にのこのこ出てきて反省してる」と語り、記者を煽ります。そして自分は自分で、好きなように生きると宣言してしまいました。

謝罪や反省を求めた記者は「何しに来たんだ!」と怒鳴りますが、それに呉羽が上記の名セリフを返しました。「自分以外の何者にもなれない」と言うのはこのドラマ通じて、脚本家・野木亜希子さんが伝えたかった事でした。晶や恒星は自分を押し殺し生きてきました。しかし呉羽は自分の思うように生きまるで”獣”のような存在でした。それは晶や恒星にとって眩しいものでした。

呉羽が「自分以外の何者にもなれない」と言った事で、橘カイジは大喜びします。呉羽が”獣”らしく世間に歯向かう姿を橘カイジは望んでいました。そんな自分に素直に生きている2人を野木亜希子さんは現代社会に生きる大人達に見せたかったのではないかと言われています。

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橘カイジに関する感想や評価

子供を望めなくなってしまった事で存在意義を失ったような気持ちになり落ち込む呉羽に橘カイジは「何も失ってない」と声をかけます。それは呉羽が望んでいた言葉で、それがきっかけで呉羽は橘カイジと結婚しました。呉羽は結婚する人と出会った時「鐘が鳴る」と言いました。あまりにかっこいい橘カイジのセリフに、呉羽が「鐘が鳴った」と言った事を納得してしまう方も多いようです。

こちらは橘カイジと呉羽の関係を見て、2人のような関係になれる存在がいる人生を望んでしまうと言う感想です。性別を超越した信頼関係の2人の姿を理想の夫婦像と挙げる方も多いようです。

呉羽のように「自分以外の何者にもなれない」事を確かめる事ができる相手を見つけ、一緒にいる事ができる事が幸せだと思う方も多いようです。現代社会では自分を押し殺し生きている方が多く、誰もが呉羽のように”獣”になれずにいます。そんな中、”獣”のように自分をさらけ出し、自分である事を認めてもらえる呉羽は幸せな人間である事が分かります。

こちらは呉羽の性格が好きと言う方の声です。橘カイジは呉羽の本質を見抜き、呉羽は橘カイジの本質を見抜いた事で結婚し、幸せになっています。お互いがお互いを認め合い、尊重し合っている関係が一番魅力的で愛情がある関係かもしれないと考察されています。

橘カイジの正体・伏線まとめ

ドラマ『獣になれない私たち』の橘カイジの正体についてのネタバレと伏線の考察いかがだったでしょうか?橘カイジについては視聴者の間で様々な憶測がされていました。晶の同僚を名乗る謎のツイッターアカウントもあり、ドラマ内に数々の伏線が張られていた事が分かりました。

様々な憶測が飛び交っていた橘カイジでしたが、意外な人物が演じられており、その正体に賛否両論の声が寄せられました。しかし、呉羽の記者会見での2人を見て「お似合い」と言う声は次々と寄せられました。正体が判明し、再び橘カイジという役に向き合ってみるとこれ以上ないキャスティングで、見事に橘カイジ役を演じられている事が分かりました。

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