家族ノカタチの視聴率一覧！ドラマの感想・評価は？【香取慎吾主演】

『家族ノカタチ』は香取慎吾が初めて婚活や父親との関係などに悩む独身貴族を演じたことでも話題となったホームドラマです。スーパーアイドル・香取慎吾が等身大の独身男性を演じるということでも注目であり、SMAP独立騒動とも重なって視聴率なども注目された作品でもあります。ここでは『家族ノカタチ』の視聴率を見ていく前に、『家族ノカタチ』の基本情報を見ていきましょう。

『家族ノカタチ』は2016年1月17日からTBS系日曜劇場で放送された連続ドラマです。SMAP解散以来連続ドラマに出演していないので、2019年7月現在最後の連続ドラマ主演作となっています。エンディグテーマはellieの「Unpredictable Story」が起用されており、プロデューサーは高視聴率を獲得した『ATARU』や視聴率以上の高評価を獲得した『IQ246〜華麗なる事件簿〜』でプロデューサーを務めた韓哲が担当しています。

『家族ノカタチ』の脚本担当を見ていきましょう。『家族ノカタチ』で脚本を担当したのはヒットメーカーとして知られる後藤法子です。後藤法子は2000年に『バカヤロー!2000』で本格的なデビューを果たしました。その後、中居正広・松本人志の共演で話題となった『伝説の教師』で注目されると、『チーム・バチスタシリーズ』や『ブラックジャックによろしく』などで高視聴率を獲得するヒット作を連発しています。

ここからは『家族ノカタチ』のドラマ視聴率一覧と視聴率が悪かった理由などを見ていきましょう。『家族ノカタチ』は放送当初は期待されていましたが、視聴率が思ったよりも伸び悩みました。豪華キャストが出演していたにも関わらず、『家族ノカタチ』の視聴率が伸びなかった理由について『家族ノカタチ』のドラマ視聴率一覧と共に考察していきます。

『家族ノカタチ』の各話視聴率を見ていきましょう。第1話視聴率9.3%、第2話視聴率9.0%、第3話視聴率10.3%、第4話視聴率9.9%、第5話視聴率8.6%、第6話視聴率8.6%、第7話視聴率8.0%、第8話視聴率7.6%、第9話視聴率8.9%と視聴率は推移していきました。『家族ノカタチ』は低視聴率と言われることもありますが全体的に視聴率が安定していることがドラマのクオリティーの高さを表しています。

『家族ノカタチ』の最終回視聴率は9.6%でした。1話から最終回までの平均視聴率は9.0%であり、残念ながら視聴率は二けたには届きませんでした。最高視聴率は第3話の10.3%、最低視聴率は第8話で記録した7.6%でした。視聴率こそ低調ですが、視聴率以上に高評価のドラマとなっています。

『家族ノカタチ』の視聴率が低い理由を見ていきましょう。香取慎吾主演ドラマの中で2019年7月現在最も新しい連続ドラマであり、視聴率も悪いドラマとなっています。視聴率が悪い理由はSMAP独立騒動の最中で放送されていたことが一因といわれています。『家族ノカタチ』は2016年1月17日から放送が開始しており、独立が報じられたのが2016年1月13日だったため、ネガティブな報道が視聴率に影響してしまったと考えられています。

さらに、『テーマが地味』というのも低視聴率の原因の一つに挙げられます。ホームドラマということで、『ホームドラマ』というジャンルでは最近では高視聴率のヒット作も生まれていないため、低視聴率の原因は香取慎吾にあるというよりもテーマ性が視聴率を取れる内容ではなかったと言われています。評論家の中には視聴率9.0％はホームドラマとしては及第点の視聴率という人もいます。

ここからは視聴率も話題となった『家族ノカタチ』のあらすじについて見ていきましょう。視聴率は伸び悩みましたが、その内容は高い評価を得ました。視聴率に反映されない魅力で溢れている『家族ノカタチ』はホームドラマとして『婚活』や『就活』、『人間関係』、『親子問題』など様々な事をテーマにしており、視聴率以上に注目される名作となっています。

『家族ノカタチ』1話「結婚しない息子と娘vs超破天荒な父と母」を見ていきましょう。永里大介は大手文房具メーカーに勤める39歳独身の男性です。念願のマンションを購入し引っ越しも無事に終えようとしていた矢先、上の階からガードルが落っこちてきます。

大介は上の階の女性に無神経なことを言って、その女性・葉菜子と険悪なムードになってしまいます。引っ越しから数日後、大介が家に帰るとマンションでぼや騒ぎが発生しており、その原因が突然現れた大介の父・陽三の仕業だと判明します。

『家族ノカタチ』2話「元夫はストーカー 俺の城に危機迫る!」を見ていきましょう。大介の父親である陽三は知らぬ間に再婚し、相手の連れ子の13歳の男子中学生・浩太とともに現れました。その上、しばらく大介の家に住ませてほしいと言い出し大介は困惑します。陽三の再婚相手で浩太の母・恵と連絡がとれなくなって探しに来たという話を聞いて見つかるまでならという条件で大介と陽三、浩太の三人は同居することになりました。

『家族ノカタチ』3話「亡き母からオヤジと息子へ最後の贈り物」を見ていきましょう。浩太の転校の書類と引き換えに大介は佐々木から合コンのセッティングを頼まれてしまいます。一方の葉菜子も部下である莉奈から合コンのセッティングを依頼されます。二人は途方にくれながらマンションに帰りますが、マンションの前でばったり出会ってしまいます。そんな二人の前に葉菜子の元夫である和弥が突然現れます。

『家族ノカタチ』4話「再婚をしたい元夫と奇妙な三角関係勃発」を見ていきましょう。和弥は大介と葉菜子が付き合っていると思い込んでしまいます。そんなある日、和弥が葉菜子に復縁を迫っている現場を目撃してしまい奇妙な三角関係になってしまいます。さらに、合コンで知り合った莉奈は大介に好意を持っており、大介の家を訪れて人間関係がますます複雑になっていきます。

『家族ノカタチ』5話「結婚式前夜に離婚!?父母が結ぶ夫婦の絆」を見ていきましょう。ある日、大介の部下である春人が結婚しているという衝撃の事実を聞き驚く企画課の面々。しかし、春人は最近うまくいっていないことを吐露します。そこで陽三たちは結婚式を挙げることを提案し、律子や佐々木もノリノリで結婚式の準備を始めます。しかし、結婚式前日になって春人たちは大喧嘩をしてしまい離婚危機を迎えてしまいます。

『家族ノカタチ』6話「オヤジおまえもか…後妻は結婚詐欺師!?」を見ていきましょう。大介は葉菜子が子宮外妊娠のため『自然に子供ができなくなった』から離婚したという告白を聞いて激しく動揺します。どう接していいかわからず、二人の距離感が微妙なものになっていました。大介が悩むなか、佐々木は婚活パーティーで美人過ぎる彼女をゲットし、周囲の人は結婚詐欺を疑い始めます。

『家族ノカタチ』7話「オヤジがダメな女と再婚した本当の理由」を見ていきましょう。佐々木の一件以来、陽三も浩太の母親に結婚詐欺を仕掛けられているのではないかと疑い始めた大介は陽三が恵と連絡を取っていることを知ります。大介は何としてでも恵と結婚した理由を知ろうとしますが、陽三はその真相を話そうとしませんでした。そしてついに大介は陽三の再婚相手・恵と対面することになるのでした。

『家族ノカタチ』8話は「オヤジが死ぬ理由」を見ていきましょう。大介は恵が看護学校に合格すれば陽三と浩太が出ていくとわかり、ホッとします。一方、葉菜子は母親に離婚した理由を言えずに悩んでいました。そんななか、大介は莉奈から告白されたものの『家族になる姿が想像できない』と断ります。

そして、佐々木たちは陽三たちの送別会を開き、大盛り上がりとなっていました。そして、大介は父・陽三から思いもよらない事実を告げられることになります。

『家族ノカタチ』9話「あいつと一緒にいたい理由」を見ていきましょう。送別会での陽三の突然の告白に動揺を隠せない大介は周囲に戸惑いを見せないように葉菜子や陽三を避けるようになっていました。葉菜子は大介のことが心配になり仕事も手につかない状況になってしまいました。そんな二人に和弥は互いに好きだからそうした態度をとっていると指摘し、二人は自分の気持ちに徐々に気が付いていきます。

ここからは『家族ノカタチ』の最終回「オヤジに聞かすプロポーズ」のネタバレあらすじを見ていきましょう。陽三の闘病や佐々木の恋、大介と葉菜子の関係性などが変わり出す注目の最終回となっています。

恵が寮に入るために浩太は恵の引っ越しを手伝いに行ったために、大介と陽三は部屋に二人きりになってしまいます。何を話していいかわからない大介でしたが、陽三と二人で酒を飲むことなりました。陽三は『またみんなで飯を食いてぇ』と話しますが、大介はどうしたらいいか分かりません。そのことを葉菜子に相談すると陽三に願いを叶えてあげればいいと提案されます。

食事会にはこれまでお世話になった人たちが集まっていました。陽三は息子に『人を大事にしろ』ということを教えるために食事会を開いたことを主治医・シゲに明かします。大盛り上がりのうちに食事会は終わり、翌日いつものようにベランダの座椅子に座っている陽三に小言を言いながら近づいていきます。しかし陽三から返事はありません。大介は陽三に近づいていきます。陽三は眠るように亡くなっていました。

陽三の告別式の日、大介は浩太の面倒も引き続き見ていくことを恵に伝えます。陽三との生活で大介の意識も変わっていました。陽三の告別式には多くの人たちが出席し、大介は喪主としてあいさつをすることになります。大介は陽三の愚痴を話し始めました。さらに、一人暮らしじゃなくなってもいいと考えるようになったと意識の変化を話し始めます。

大介は陽三との生活で大切な人に出会ったことも語り始めました。そして大介は葉菜子に向かって話し始めます。『せっかく出会えたんだから、僭越ながら一人より二人になってみない？』とみんなの前でプロポーズしました。葉菜子は戸惑いがらも、『こちらも、僭越ながら、よろこんで』と大介のプロポーズを快諾しました。

ここでは香取慎吾主演ドラマ『家族ノカタチ』の登場人物一覧とキャスト一覧を見ていきましょう。『家族ノカタチ』には香取慎吾の他に、上野樹里、西田敏行、水原希子など豪華キャストが起用されており、ハートフルでシニカルなホームドラマを盛り上げています。

『家族ノカタチ』のキャスト①は本作の主人公・永里大介役を演じた元SMAPのメンバー・香取慎吾です。独身をこじらせた30代後半の会社員を同世代の香取慎吾が好演したことが話題になりました。SMAPとしての最後の連続ドラマとしての話題になりました。香取慎吾の代表作に『人にやさしく』や『新選組!』などがあります。

『家族ノカタチ』のキャスト②は本作のヒロイン・熊谷葉菜子役を演じた多くの作品で主演を務めている人気女優・上野樹里です。大介と同じマンションに住む独身女性であり、大介と同様に自由奔放な親に振り回されるこじらせ女子を好演しました。上野樹里の代表作に『のだめカンタービレ』や『ラスト・フレンズ』、『江〜姫たちの戦国〜』などがあります。

『家族ノカタチ』のキャスト③は大介の同僚・佐々木彰一役を演じた個性派俳優として人気の高い俳優・荒川良々です。大介とは同期であり、婚活を積極的にしていて大介に結婚の良さを常々語っている良き友人を演じています。荒川良々の代表作に映画『全然大丈夫』や大ヒットした朝の連続テレビ小説『あまちゃん』などがあります。

『家族ノカタチ』のキャスト④は大介の同僚の若手社員・入江春人役を演じた若手俳優として人気の高い千葉雄大です。大介の後輩であり何でも器用にこなすイケメン社員ですが、彼女との結婚に悩みを抱える大介とは違った意味でこじらせている男子を演じています。千葉雄大の代表作に『アオハライド』や『黒崎くんの言いなりになんてならない』などがあります。

『家族ノカタチ』のキャスト⑤は大介の義弟・永里浩太役を演じた若手男性アイドルグループのメンバー・髙田彪我です。大介の父親・陽三の再婚相手の子で、ひょんなことから大介の家で生活することになった13歳の男子を演じています。彼の代表作に『5→9〜私に恋したお坊さん〜』や『始まりも終わりもない』などがあります。

『家族ノカタチ』のキャスト⑥は大介に想いを寄せる田中莉奈役を演じた一流モデルとしても活躍している女優・水原希子です。葉菜子の部下であり、奇想天外な女性ながらも大介への気持ちを真剣に考えている健気な女性を好演して評価を上げました。水原希子の代表作に『ノルウェイの森』やNHK大河ドラマ『八重の桜』などがあります。

『家族ノカタチ』のキャスト➆は大介の同僚の若手社員・小山有香役を演じたAKB48の元メンバーの永尾まりやです。大介のチームで一緒に働く現実的な若手社員であり、大介や彰一などを時折冷ややかな目で見ている女性を演じています。永尾まりやの代表作に『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』や『都立水商! 〜令和〜』などがあります。

『家族ノカタチ』のキャスト⑧は陽三の後妻である浩太の母・永里恵役を演じた実力派女優の水野美紀です。『家族ノカタチ』の中でもトラブルメーカー的な存在で大介の父親・陽三の再婚相手であり、大介の義理の母になってしまった謎多き女性を演じています。水野美紀代表作に『踊る大捜査線』や『恋人はスナイパー』、『奪い愛、冬』などがあります。

『家族ノカタチ』のキャスト⑨は葉菜子の母・熊谷律子役を演じた長年第一線で活躍しているベテラン女優・風吹ジュンです。葉菜子の自由奔放な母親であり、バツイチで再婚する気のない娘を心配する母親を演じています。風吹ジュンの代表作に『はみだし刑事情熱系』や『ほんまもん』などがあります。

『家族ノカタチ』のキャスト⑩は大介の父親・永里陽三役演じたのはコメディを得意とする大ベテラン俳優・西田敏行です。自由奔放な大介の父親を演じており、5年ぶりの大介との再会で大介の安定した独身生活がすべて崩れてしまうという超重要キャラクターを好演しています。西田敏行の代表作に『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』や映画『釣りバカ日誌』シリーズなどがあります。

ここまではキャスト一覧やあらすじ一覧、視聴率などを見てきました。ここでは視聴率などを見てきた『家族ノカタチ』について、ネット上にある感想や評価を紹介していきましょう。『家族ノカタチ』はSMAP解散騒動もあり注目された作品となっているので、視聴率以外にもその内容がネット上で高い評価を得ています。視聴率には表れない面白さにも好意的な感想が集まっている作品でもあります。

『家族ノカタチ』は視聴率こそ振るわなかったものの、その内容は面白いと絶賛されました。西田敏行とのコミカルなやり取りや上野樹里の好演なども目立ち、ドラマ満足度も高いものとなっています、ネット上には『家族ノカタチ面白い』という感想や『視聴率は悪いけど、家族ノカタチは普通に面白い』という感想など視聴率は関係なく面白いという感想や評価が多く挙がっています。

『家族ノカタチ』は深いメッセージ性のある作品として知られており、視聴率には表れないクオリティーの高さが高評価を受けています。家族や親子などをテーマにしており、独身の男女が直面するリアルな現実をコミカルでシニカルに表現しています。ネット上には『このドラマ奥が深い』という高評価の感想や『深いメッセージ性が心に突き刺さる』という声など視聴率以上に深いメッセージ性が評価されています。

『家族ノカタチ』は香取慎吾主演のドラマの中でも地味であり、今までの香取慎吾にはないキャラクターとしてファンの評価も高くなっています。視聴率があまり良くなかったために、この香取慎吾の演技を見てない人が多くいることを残念がっています。ネット上には『慎吾の新境地ひらいた』という感想や『家族ノカタチは香取慎吾の演技がすごい』という感想など香取慎吾の新境地だという感想が多くなっています。

『家族ノカタチ』は感動するホームドラマとして高い評価を受けています。香取慎吾の作品は『西遊記』や『こちら葛飾区亀有公園前派出所』などのコミカルな作品、『バラのない花屋』などのシリアスな作品が有名です。しかし、『家族ノカタチ』は『人にやさしく』のようなハートフルなホームドラマとなっており、感動の声や高評価の感想が続出しているドラマとなっています。

香取慎吾主演ドラマ『家族ノカタチ』は視聴率狙いではない良作だとネット上でも評判の作品となっています。近年の日曜劇場枠では高視聴率を獲得した『半沢直樹』を始めとする池井戸潤作品が多く制作され、視聴率狙いの派手な演出や演技が目立ちます。一方で『家族ノカタチ』は地味ですが、深いメッセージ性を込められた作品として高い支持を得ています。

今回は香取慎吾主演のホームドラマ『家族ノカタチ』の視聴率一覧やキャスト一覧、感想などをまとめてきました。視聴率はあまりいい結果は出ませんでしたが、香取慎吾主演作品の中では視聴率とは対照的に高評価や好意的な感想が目立つ作品となっています。笑いあり、感動あり、社会風刺有りの独身の男女に向けたホームドラマ『家族ノカタチ』を視聴率一覧やキャスト一覧、感想、あらすじを参考に見てみてください。