ぼくらの勇気 未満都市2017のキャストやあらすじを紹介！ロケ地は？

千葉県幕原市で大地震が起こったというニュースが流れ、18歳の少年・新藤大和(ヤマト)は幕原市に引っ越した親友の原貴一(キイチ)を心配して幕原市に旅立ちます。ヤマトはその途中で同い年の滝川尊(タケル)と出会い、一緒に幕原市に向かう事になりました。そして幕原市にやって来たヤマトとタケルでしたが、実は幕原市では地震など起こっておらず、成人を数時間から数日で死に至らしめる微生物『T幕原型』が蔓延していたのです。

政府は感染の拡大を防ぐために『T幕原型』に感染している未成年の少年少女を残して幕原市を封鎖し、ヤマトとタケルも閉じ込められてしまいました。封鎖された幕原市は暴力だけが支配する街になっており、ヤマトとタケルは様々な問題に直面しながら仲間達との信頼を築いていき、『T幕原型』の秘密を知っていく事になっていきます。そして全てが解決すると、仲間達は20年後に会う約束をしてそれぞれの道を歩き出すのでした。

そして20年後の2017年、38歳になったヤマトは中学の教師となっており、タケルは持ち前の話術を活かして敏腕弁護士の職に就いていました。幕原市は人口が7万人までに回復し、20年前に封鎖されていた場所ものどかな公園へと変わっています。しかし、5年前の2012年に建設予定の図書館の地下で5人の作業員が死亡する事故が発生しました。後にこれは事故などでは無く『T幕原型』に感染している湧き水が原因である事が分かります。

政府は国民のパニックを恐れてこれを隠ぺいしており、図書館の建設を強引に進めていたのでした。ヤマトとタケルはこの事を知った事で、20年前のようにまた死人が出ないためにも協力して図書館の建設を中止させるために立ち上がります。そして、かつての仲間達の協力もあり、ヤマトとタケルは図書館の建設を中止させる事に成功し、海外の研究グループによって『T幕原型』のワクチンも開発されたのでした。

『ぼくらの勇気 未満都市2017』は、Kinki Kidsの2人をはじめ20年前の豪華キャストが続投になっている事が魅力なのはもちろんですが、劇中に様々な遊び心が取り入れられている事も見どころとなっています。例えばドラマの序盤で堂本剛演じるタケルがバイトしているコンビニで『カナシミブルー』という飲料水が登場します。『カナシミブルー』とはKinki Kidsが2002年に発売した14枚目のシングル曲のタイトルです。

このコンビニでは他にKinki Kidsの6枚目のシングル曲のタイトルと同じ名前の『夏模様』というお菓子も登場しました。また、ヤマトとタケルがタクシーに乗り込むシーンがありますが、この時のタクシー会社が『キンキ交通』という名前であるなど、Kinki Kidsファンにはたまらない要素がたっぷり散りばめられています。さらに、主題歌は前作と同じくKinki Kidsの2枚目のシングル曲『愛されるよりも愛したい』が使用されています。

そして、『ぼくらの勇気 未満都市2017』にはまさかのキャストが出演しており、放送前から心待ちにしていたファンが多くいました。そのキャストとは前作の当時、ジャニーズJrとして活動しており、2000年に芸能界を引退した小原裕貴です。小原裕貴は2000年に芸能界を引退してから一般人として生活していましたが、『ぼくらの勇気 未満都市2017』のためだけに一時復帰し、変わらずの演技力を見せていました。

ジャニーズJr時代の小原裕貴は1995年から2000年に引退するまで5年連続『一番美形なJrランキング』で1位となっていたほか、『恋人にしたいJrランキング』では2年連続1位を獲得したという伝説的な人気を誇っていたという人物で、当時を知るファンにとっては『ぼくらの勇気 未満都市2017』を見逃せない1番の理由と言っても過言ではありませんでした。さらに制作スタッフも前作と全く同じ布陣となっている事も魅力です。

『ぼくらの勇気 未満都市』は1997年10月18日から土曜グランド劇場枠で全10話放送されました。Kinki Kidsの堂本光一と堂本剛が主演を務めており、キャッチコピーは『ぜんぶ、なくなった。みんな、きがついた。やっと、きがついた』となっています。ビデオリサーチによる調べによると、平均視聴率は16.8%で、最高視聴率は第1話の18.4％と高視聴率を記録していました。

1997年に放送された『ぼくらの勇気 未満都市』から20年後の2017年7月21日にKinki Kidsのデビュー20周年を記念したスペシャルドラマ『ぼくらの勇気 未満都市2017』が放送されました。放送枠は『金曜ロードSHOW!』で、前作で生き残った主要人物達は全て同じキャストが演じています。前作でのラストで交わされた『20年後、またこの場所で会おう』という約束が、本作で果たされた形となっています。

『ぼくらの勇気 未満都市2017』には主演を務めたKinki Kidsのほか、現在大人気アイドルとして活動しているジャニーズが出演しています。さらに、前作に登場しておらず、『ぼくらの勇気 未満都市2017』で新たに登場となった人物には今をときめく実力派俳優陣が起用されているため、本作を盛り上げる大きな理由となりました。ここではそんな豪華キャスト陣を一覧で紹介していきます。

新藤大和は『ぼくらの勇気 未満都市2017』の主人公の1人で、あらすじで紹介したように20年前は封鎖されて荒れていた幕原市で少年達のリーダーとして活躍していました。現在は理科を担当する中学教師となっており、20年前のような熱い気持ちを失って静かに生活していましたが、仲間達との再会をきっかけに以前のような正義漢として再起し、『T幕原型』から幕原市を守るために命をかけて行動するようになります。

演じているキャストは堂本光一です。兵庫県出身で1979年1月1日生まれの2019年現在40歳で、ジャニーズのアイドルデュオ・KinKi Kidsのメンバーとして活動しています。歌手としてはもちろん俳優として数々の名作に出演してきており、代表作に1996年に放送された『銀狼怪奇ファイル〜二つの頭脳を持つ少年〜』があり、2つの頭脳を持つ主人公・不破耕助/不破銀狼を演じた事で脚光を浴びました。

滝川 尊は『ぼくらの勇気 未満都市2017』の主人公の1人で、あらすじで紹介したように20年前は荒んだ幕原市を生き抜くためにヤマトと共にリーダーシップを発揮していました。現在は自分の法律事務所を構える弁護士となっており、得意の話術で不利な弁護でも無罪を多く勝ち取っています。20年前の仲間と再会してからはヤマトと一緒に行動するようになり、『T幕原型』蔓延の防止に努めました。

演じているキャストは堂本剛です。奈良県出身で1979年4月10日生まれの2019年現在40歳で、KinKi Kidsのメンバーとしての活動のほか俳優、タレントとしても活動し、ソロプロジェクトと称して数々の名曲を自分の作詞・作曲で生み出してきました。髪型をよく変える事や独特なファッションセンスで知られており、服はメンズ・レディース問わずに着たいものを着るというスタンスで買い続けているという事です。

江口杜生は『T幕原型』によって封鎖された幕原市から生き残った1人で、20年前は気弱な心優しい少年であったため馬鹿にされる事も少なくありませんでしたが、ヤマト達の勇気ある行動を見続けた事で自身もたくましく成長していきました。現在はレストランのオーナーとなっており、風評被害が出る事を恐れて20年前の事を忘れようとしていましたが、ヤマト達の行動を見た事で再び幕原市を救うために動く事を決意します。

演じているキャストは松本潤です。東京都出身で1983年8月30日生まれの2019年現在35歳で、ジャニーズのアイドルグループ・嵐のメンバーとして歌手・タレント・俳優など多岐に渡って活動しています。1997年に『ぼくらの勇気 未満都市』に出演した事でドラマ初出演を果たし、以降は2001年に放送された『金田一少年の事件簿』の金田一一など多くの話題作で主演キャストに抜擢されていきました。

岩永彰は『T幕原型』によって封鎖された幕原市から生き残った1人で20年前は無秩序の街で生きており、ヤマトとタケルのやり方が気に食わない様子でしたが次第に現状に疑問を抱くようになってヤマトとタケルの仲間となりました。それから15年後は一流建築士として自身で設計した図書館を建設予定でしたが、あらすじで紹介したように地下で『T幕原型』が復活している事を知り建設中止を申し出た事により解雇されてしまいます。

演じているキャストは相葉雅紀です。千葉県出身で1982年12月24日生まれの2019年現在36歳で、ジャニーズのアイドルグループ・嵐のメンバーとしての活動のほか、俳優やタレントとしても多くのテレビ番組に出演しています。また、バラエティ番組の司会を務める事が多く、『トーキョーライブ22時』や『〜突撃!はじめましてバラエティ〜イチゲンさん』などが代表的な番組として挙げられます。

スズコは20年前にヤマトと恋人関係にあり、幕原市に向かったヤマトの事が心配になった事から自身も幕原市に向かいますが封鎖された後だったため外からヤマトの事を心配していました。事件が終わってからはヤマトに距離を置かれたため別れており、それからは結婚して子供もいる普通の家庭を築いていましたが、夫が図書館建設の作業中に亡くなってしまったため、20年後の現在はシングルマザーとなっています。

演じているキャストは矢田亜希子です。神奈川県出身で1978年12月23日生まれの2019年現在40歳で、1995年にドラマ『愛していると言ってくれ』に主人公の妹役で出演した事でデビューを果たし、以降は女優業を中心に活動しています。代表作に2000年に公開された映画『クロスファイア』の青木淳子役や、2005年に放送されたドラマ『夢で逢いましょう』の北原ハツミ役などがあります。

原貴一はヤマトの親友で、あらすじで紹介したように幕原市に引っ越した事から『T幕原型』の被害に遭ってしまいます。被害に遭ってからは封鎖された街で荒んだ生活を送り、自分を心配して幕原までやって来たヤマトに対しても冷たく接してしまいますが、次第に友情を取り戻していきました。現在は結婚して子供が3人おり、仕事は高速バスの運転手をしているため、バスジャックされたふりをしてヤマトや仲間達に協力していました。

演じているキャストは小原裕貴です。神奈川県出身で1980年5月21日生まれの2019年現在39歳で、10歳の時にジャニーズ事務所に入所してジャニーズJrとして活動をしていましたが、2000年に学業に専念するために芸能界を引退する事を発表しました。その後は一般人となっていましたが、『ぼくらの勇気 未満都市2017』に出演するために一夜限りの復活を果たします。

ヤマトが教師として働いている中学校で、世の中を舐めているようなクールな態度をとっていた生徒を演じたキャストは道枝駿佑です。大阪府出身で2002年7月25日生まれの2019年現在16歳で、関西ジャニーズJrの中で結成されたなにわ男子のメンバーの1人として活動しています。2019年4月から放送されたドラマ『俺のスカート、どこ行った?』では主要人物である東条正義を演じて注目を浴びました。

あらすじで紹介しましたが、『T幕原型』を隠ぺいしながら図書館の建設を進めようとしている物語の黒幕的な存在で、ヤマトと対立して動いていましたが、最終的には和解に至ったという政府の組織のリーダーを演じたキャストは向井理です。神奈川県出身で1982年2月7日生まれの2019年現在37歳で、モデルとして活動した後に俳優としてデビューを果たし、『ゲゲゲの女房』の水木しげる役を演じて脚光を浴びました。

非常に明るい性格をしており、実家は『39仏壇』という屋号の仏壇屋を営んでいるというタケルの法律事務所のアルバイト事務員を演じたキャストは早見あかりです。東京都出身で1995年3月17日生まれの24歳で、デビュー当初はアイドルグループ『ももいろクローバー(現:ももいろクローバーZ)』のメンバーとして活動し、2011年に卒業してからは女優業を中心に活動しています。

役柄は不明となっていますが、『ぼくらの勇気 未満都市2017』にゲスト出演したキャストとして久世星佳がいます。東京都出身で1954年7月8日生まれの2019年現在54歳で、元々は宝塚歌劇団月組のトップスターとして男役を演じていましたが、退団してからは主に舞台女優としての活動を開始します。

アキラが一級建築士として働いていた時代の後輩で、真相を知るために会社に訪れたヤマトにアキラが退職した本当の理由を伝えた人物を演じたキャストは千葉雄大です。宮城県出身で1989年3月9日生まれの2019年現在30歳で、元々はファッション雑誌『CHOKi CHOKi』の専属モデルとして活動していましたが、その後にスカウトされて俳優に転身を果たしました。

建設中の図書館の地下で『T幕原型』に感染した湧き水がある事を知って建設の中止を申し出たという本部長付の人物を演じたキャストは飯田基祐です。東京都出身で1966年8月2日生まれの2019年現在52歳で、大学を中退して1990年から俳優としての活動をスタートさせました。代表作に『おかしな刑事』シリーズの工藤潔役や、『仮面ライダードライブ』の仁良光秀役などがあります。

建築会社に勤務しながらエージェントとしても活動しており、ヤマト達の図書館建設中止を妨害し、タケルには5年前の1億円横領の話をして弁護士資格を剥奪するという脅しをしていた人物を演じたキャストは山内圭哉です。大阪府出身で1971年10月31日生まれの2019年現在47歳で、俳優業を中心としながら音楽活動も行っており、現在は『人々』というバンドを組んでライブ活動を行っています。

幕原復興本部長を演じたキャストは山口馬木也です。岡山県出身で1973年2月14日生まれの2019年現在46歳で、1998年に映画『葵花却』に出演した事で俳優としてデビューを果たし、以降はテレビドラマを中心に活動を開始しました。代表作にドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』の今泉春男役や、ドラマ『ケイゾク』の成田誠役などがあります。

『ぼくらの勇気 未満都市2017』の予告動画で使用され、主演のKinki Kidsの2人が前に立っている黄色い鉄塔のロケ地として使用されたのは『大黒プロムナード』です。ロケ地として使用された『大黒プロムナード』は千葉県横浜市に存在し、みなとみらいの夜景を一望できる事で知られており、デートスポットにピッタリの場所となっています。ちなみに、1997年に放送された前作も横浜市がロケ地となっていました。

ロケ地として使用された『佐倉ふるさと広場』は千葉県佐倉市にある公園で、自然と触れ合う交流の場として設けられている場所です。このロケ地では松本潤や相葉雅紀がロケ地を探索していたファンによって目撃されており、さらにロケ地ではありませんが近くのファミリーマートでも目撃されたようです。

ロケ地として使用された『幕原公園』は、実際は『明海の丘公園』という名前で、ロケ地として使用するために撮影時は看板が差し替えられていました。このロケ地では6月に撮影されていたという事ですが、ロケ地を探索していたファンによる目撃情報によるとKinki Kidsの堂本光一が冬の設定で厚着をして撮影していたという事です。

『ぼくらの勇気 未満都市2017』の主題歌として使用されたのは、Kinki Kidsの2枚目のシングル曲『愛されるよりも 愛したい』です。前作の連続ドラマと同じ主題歌で、2019年現在Kinki Kidsの初動セールス1位をキープしています。

『ぼくらの勇気 未満都市2017』で、挿入歌として使用されたのは『風のない街』です。タケルが前作で『T幕原型』に感染した事で死んでしまったレイジからギターと共に受け継いだ曲で、タケルが弾き語りで歌います。

あらすじで紹介したようにKinki Kidsの堂本剛演じるタケルは弁護士として働いていますが、物語のラストで難しい弁護をしている最中に、『じっちゃんの名にかけて』と発言していました。これは堂本剛が1995年から演じていた『金田一少年の事件簿』の金田一一のセリフとなっています。

『謎はすべて解けた』は、先述した『じっちゃんの名にかけて』と同じく、Kinki Kidsの堂本剛演じるタケルが物語のラストで弁護の最中に発言した金田一一の名言となっています。

あらすじで紹介したようにKinki Kidsの堂本光一演じるヤマトは理科を担当する教師となっていますが、物語のラストで理科の実験をしている最中に『俺に不可能はない』と発言します。これは堂本光一が1996年に演じた『銀狼怪奇ファイル〜2つの頭脳を持つ少年〜』の不破銀狼の名言となっています。

『ぼくらの勇気 未満都市2017』を観た事でKinki Kidsが好きになったというファンのツイートがあります。あらすじで紹介したように、2人が命の危険を恐れずに行動している姿を観ると、勇気がもらえるという感想も少なくありません。

1997年に放送された『ぼくらの勇気 未満都市』では、あらすじで紹介したようにラストシーンで仲間達が20年後の再会を約束しますが、2017年に放送された本作では本当に再会するシーンが観る事が出来るという事で、当時の視聴者は嬉しさを隠しきれなかったようです。

あらすじで紹介したように秀逸なストーリーである『ぼくらの勇気 未満都市2017』が好きすぎて、録画したものを何度もリピート再生して楽しんでいるというファンの感想があります。また、前作の連続ドラマはブルーレイBOXも発売されており、未公開シーンも多数収録されているのでおススメです。

スペシャルドラマ『ぼくらの勇気 未満都市2017』のあらすじやキャストを紹介してきましたが、豪華キャストで彩られた勇気が貰える物語である事が分かります。今回のあらすじやキャストを紹介したまとめを読んだ後にもう1度『ぼくらの勇気 未満都市2017』を観てみるというのはいかがでしょうか?