ガンダムSEEDのキラ・ヤマトが主人公なのに嫌われる理由は？名言や声優も紹介

2002年に放送された、ガンダムシリーズの中でも高い人気を誇るアニメ「ガンダムSEED」。今回は「ガンダムSEED」の主人公、キラ・ヤマトが嫌われる理由について迫っていきます！またキラ・ヤマトの名言や声優情報まで、気になる情報をたっぷりとお届けしていきます。それではまずはじめに「ガンダムSEED」の作品情報と、主人公キラ・ヤマトのプロフィールを紹介していきます。

TBS系列で2002年10月～2003年9月にかけて全50話が放送された「機動戦士ガンダムSEED」は、“新しい世代に向けた、新たなスタンダードとなりうるガンダム”を目指し作成されたガンダムシリーズのアニメです。またタイトルに「機動戦士」の冠語がつけられたのはサンライズ原作のガンダム作品で初めてだといい、タイトルの“SEED”には「種子」以外にも「発端」や「遺伝子操作」という意味が含まれているそうです。

• ジャンル：ロボットアニメ
• 原作：矢立肇、富野由悠季
• 監督：福田己津央
• シリーズ構成：両澤千晶
• キャラクターデザイン：平井久司
• メカニックデザイン：大河原邦男、山根公利
• 音楽：佐橋俊彦
• アニメーション制作：サンライズ
• 製作：毎日放送、サンライズ
• 放送期間：2002年10月5日～2003年9月27日

舞台はコズミック・イラ (C.E.) 15年…自身が遺伝子工学によって誕生した“デザイナーベビー”であることを明かした万能の天才ジョージ・グレンが、そのメカニズムを全世界にネット公開したことにより「コーディネイター」と呼ばれる遺伝子操作された新人類が増加。各国で遺伝子操作が法律上禁止されるも、「ナチュラル」と呼ばれる遺伝子操作されていない人類は「コーディネイター」の能力に嫉妬・恐怖を抱き始めました。

地球を離れて「プラント」を生活の拠点としたコーディネイター達は、政治結社「ザフト (Z.A.F.T.) 」を設立。そして時代はC.E.70年…爆破テロを切っ掛けに、ナチュラルたちで構成された「地球連合」と「Z.A.F.T.」の戦争は激化していました。そしてC.E.71年、コーディネイターの少年キラ・ヤマトは中立国オーブで平和に暮らしていましたが、ザフト軍がこの国で極秘に製造されていた5機のMSを奪取する為にやってきたのでした。

平和だった日常が戦場へと変わり果て、逃げ惑っていたキラ・ヤマトはMS工場へと辿り着きました。ザフト軍と地球連合軍の激しい銃撃戦に鉢合せしたキラ・ヤマト…そこで彼が目にしたのは、幼少の頃の親友アスラン・ザラでした。ザフト兵として戦うアスラン・ザラを目撃したキラ・ヤマト、MSのパイロットとなり戦う事となる2人の運命の歯車がここから動き始めたのでした。

• 階級：地球連合軍少尉→オーブ連合首長国国防軍三尉→オーブ連合首長国第二宇宙艦隊准将→ザフト白服指揮官級
• 出身地：G.A.R.M. R&D社L4コロニー メンデル内研究所
• 誕生日：C.E.55年5月18日
• 血液型：A型
• 父母：ユーレン・ヒビキ（実父）、ヴィア・ヒビキ（実母）
• 養父母：ハルマ・ヤマト（養父、義叔父）、カリダ・ヤマト（養母、叔母）
• 姉弟：カガリ・ユラ・アスハ
• 恋人 ：ラクス・クライン
• 年齢： 16歳→18歳
• 身長：165cm→170cm

インフルエンザが流行したCE54年、キラ・ヒビキという名前で出生したキラ・ヤマト。ヒビキ博士によりコーディネイター処置がなされましたが、インフルエンザが猛威を振るった同時代にコロニーがテロに遭ってしまったのでした。事前に情報を察知していた実父のユーレン・ヒビキは、実母であるヴィア・ヒビキの妹カリダ・ヤマト夫妻にキラをカガリと預け、以降「キラ・ヤマト」として育て上げられたのでした。

ここまで「ガンダムSEED」の作品情報と、主人公キラ・ヤマトのプロフィールを紹介していきました！シリーズ作の中でも人気を博した「ガンダムSEED」は東京アニメアワードで、アニメーションオブザイヤーとテレビ部門で優秀作品賞を受賞したそうです。それではここから「ガンダムSEED」の主人公、キラ・ヤマトが嫌われる理由に迫っていきます！キラ・ヤマトがSEEDファンから嫌われる理由とは、どのような点なのでしょうか？

キラ・ヤマトがSEEDファンから嫌われる理由の1つ目が、「上から目線」なキツい言葉をさりげなく言うところのようです。中でも名言といわれているのが、「やめてよね。本気で喧嘩したら、サイが僕に敵うはずないだろ」という上から目線のセリフ。この名言はフレイを巡って親友・サイと対立した時に言ったセリフであり、“コーディネイターとしての奢りを感じさせる”とサイだけではなくSEEDファンも苛々させたようです。

キラ・ヤマトがSEEDファンから嫌われる理由の2つ目として挙げられているのが、「偽善者とも取られる行動」のようです。地球連合軍とザフト軍の戦いに巻き込まれていくキラ・ヤマトは、人を殺すことを忌み嫌い続けながらモビルスーツに乗り、幼い頃の親友であるアスラン・ザラなどザフト軍と戦い続けます。彼はやむなく敵を殺す理由は、あくまで“仲間たちの命を守るため”という考えのようです。

フリーダムガンダムに乗り込んだキラ・ヤマトは第1期後半で、“誰も殺さないで戦い抜く”という決断を下しました。数々の死線をくぐり抜けながらコーディネーターであるキラは、天才的な戦闘センスによりパイロットを直接的に殺すことなく戦闘を繰り広げます。しかし「誰一人殺さない」という決意に矛盾が生じることもあり、“中途半端な平和主義者”として非難されているようです。

「ガンダムSEED」の主人公キラ・ヤマトが嫌われる理由の3つ目は、キラが想いを寄せていた美少女「フレイとの関係」のようです。「ガンダムSEED」は戦争真っ只中の緊張状態が舞台となっていて、登場する主要キャラクターたちもこの現実を通してさまざまな形で各々が成長していきます。しかしその中でもフレイは「プライドを守りながら生きのびる」という心の呪縛から、最後まで抜け出し切れなかったようです。

その為フレイはサイと付き合っているのにも関わらず、自分を守ってくれる立場であるMSのパイロットのキラ・ヤマトを身体を張って籠絡しようとします。そしてフレイの優しさに触れたキラ・ヤマトも、戦闘に疲弊した心を癒してくれる存在として彼女に依存します。後にこの関係も「僕たちは間違えたんだ」というキラの言葉とともに終焉を迎えますが、この終わりの迎え方もファンから嫌われる理由の1つだといいます。

ここまで「ガンダムSEED」の主人公、キラ・ヤマトの嫌われる理由について迫っていきました！SEEDファンからキラ・ヤマトが嫌われる理由は、「上から目線な所」「偽善者な所」「フレイとの男女関係」だといわれているようです。それではここから、「ガンダムSEED」作中で主人公、キラ・ヤマトがのこした名言の数々を紹介していきます。主人公キラ・ヤマトは作中で、どのような印象深い名言をのこしているのでしょうか？

「機動戦士ガンダムSEED」第04話「サイレントラン」で、MSに乗ったキラが初めてアークエンジェルのカタパルトより発進するシーンで言った名言です。初代ガンダムの主人公アムロ・レイを彷彿とさせる名言でもあり、友達や仲間が乗っているアークエンジェルを守る覚悟を表したセリフです。「キラ・ヤマト！ガンダム！行きます！！」という力強い名言とともに、キラは戦場へ出撃していったのでした。

「気持ちだけで…一体何が守れるっていうんだ！」という名言は、「機動戦士ガンダムSEED」第18話「ペイバック」でのセリフです。無謀な戦闘を仕掛け、多くの仲間を犠牲にしたカガリ達ゲリラ部隊。そこへキラはストライクで救援に来てバクゥ部隊を退けました。口論になったカガリとキラ…命を粗末にしているとしか思えない戦いをするカガリの頬を平手打ちして、キラはこのセリフを放ったのでした。

こちらの名言はヘリオポリス内にザフト軍が侵攻した、「機動戦士ガンダムSEED」第02話「その名はガンダム」でのセリフです。キラとマリューを乗せたストライクが初の戦闘を行うシーンにおいて、ナチュラルのマリューはストライクを機動できませんでした。OSの複雑さを語ったキラはマリューと交代し、物凄い速さでOSを書き換えストライクを発進。ナチュラルには不可能な事をやってのけた、SEEDでも重要なシーンのようです。

“キラ・ヤマトが嫌われる理由”でも紹介したこちらの名言は、「機動戦士ガンダムSEED」第17話「カガリ再び」で登場します。フレイがキラの部屋で過ごした事が発覚し、婚約関係にあるサイはキラと口論になりました。少年少女の複雑心理を深く描写したシーンであり、同時にキラの精神面における未熟な姿が描写されていたり、コーディネーターとしての身体能力の高さも伺える場面でもあるようです。

「機動戦士ガンダムSEED」第50話「終わらない明日へ」で登場した、「守りたい世界があるんだ！」は主人公・キラの名の中でも特に有名なセリフのようです。ザフト軍クルーゼ隊の隊長「ラウ・ル・クルーゼ」との最終決戦で、キラがこのセリフを言いながらビームサーベルで突貫。クルーゼとキラの緊迫した最終決戦シーンは、「機動戦士ガンダムSEED」の中でも特に印象深く残る名シーンと言われているようです。

「機機動戦士ガンダムSEED DESTINY」第39話「天空のキラ」でデュランダル議長の差し向けた刺客からラクスを守るため、キラはストライクで宇宙へ発進。互いの無事を確認して喜び合った二人…そしてラクスはキラにストライクフリーダムを託しました。そしてキラは「これで僕はまた、ちゃんと戦える。僕の戦いを。」と決意を表明し、ラクスとの深い信頼関係を感じさせる名シーンとなったようです。

この名言は「機動戦士ガンダムSEED」第36話「正義の名のもとに」で、無事アークエンジェルに帰還してきたキラがサイに向けて言ったセリフです。キラが嫌われる理由にもなった「フレイとの関係」や、キラの能力に嫉妬心を抱いていたサイは、複雑な心境を正直に打ち明けました。その際にキラが「サイにしか出来ないことがある」と伝え、互いの気持ちを知った事で2人のわだかまりが解消していったのでした。

「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」第28話「残る命散る命」で登場したこちらの名言は、ザフトの軍艦であるミネルバを撃墜するという任務でのシーンです。カガリがオーブ軍に説得を試みミネルバを守ろうとするも、後に引けないムラサメ隊はミネルバに突撃。自国の軍人が次々と撃墜され涙を流すカガリ…その中“カガリの守りたい人を相手に戦う”ザフト軍として戦場に出ていたアスランに向けキラが言った名言。

「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」FINAL PLUS「選ばれた未来」で登場したこちらのセリフは、作品を締めくくる感動のシーンでキラが言ったセリフです。アスラン・シン・メイリン・ルナマリア4人と偶然にも、キラ・ラクスは同じように花を持ってオーブの慰霊碑を訪れました。枯れた花を見てキラが希望を感じさせるこの名言を呟き、これまで争い合っていた相手への憎しみが消えていく描写が多くの感動を呼んだようです。

「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」第50話「最後の力」で、「システムが人を支配する世界はおかしい」とデュランダルに銃口を向けながらキラが懸命に説きます。キラの背後ではレイが拳銃を構えていましたが、キラの「どんなに苦しくても、変わらない世界は嫌なんだ！」という心に訴えかける名言により、“クローンとして生まれた自信にも自由がある”と自覚したレイはこれまで信じてきたデュランダルを撃ったのでした。

ここまで「ガンダムSEED」の主人公、キラ・ヤマトがのこした名言の数々を紹介していきました！コーディネーターとしての苦悩、MSのパイロットとしての苦悩を乗り越えたキラだからこそ言えるような、心に訴えかけてくるような名言が多いようです。それではここから「ガンダムSEED」の主人公、キラ・ヤマトの声を担当した声優・保志総一朗のプロフィールや過去出演作品を紹介していきます。

「機動戦士ガンダムSEED」で主人公、キラ・ヤマトの声を担当した声優は保志総一朗です。特に谷口悟朗監督作品への出演が多い声優・保志総一朗は、これまでアニメージュ第25回アニメグランプリ声優部門においてグランプリを受賞、さらに第28回・第29回の声優部門でもグランプリを受賞するなど、様々なタイプのキャラクターの声を演じ分ける“実力派声優”として知られている人気声優の一人です。

• 名前：保志総一朗（ほし そういちそう）
• 愛称：ほっしー、ぱっぴぃ
• 出生地：福島県会津若松市
• 生年月日：1972年5月30日
• 血液型：B型
• 身長：162cm
• 職業：声優、歌手、ナレーター
• 事務所：アーツビジョン
• 活動期間：1993年～

• 最遊記シリーズ（2000年～2017年：孫悟空） 
• 戦国英雄伝説 新釈 眞田十勇士 The Animation（2005年：猿飛佐助）
• ひぐらしのなく頃に（2006年～2007年：前原圭一）
• 遙かなる時空の中で シリーズ（2007年～2010年：平敦盛）
• 戦国BASARA（2009年～2014年：真田幸村）
• 中二病でも恋がしたい!（2012年～2014年：一色誠）
• PERSONA5 the Animation -THE DAY BREAKERS-（2016年：明智吾郎）
• 潔癖男子!青山くん（2017年：坂井一馬）
• ポプテピピック TVスペシャル 青龍ver.（2019年：ポプ子〈第13話Bパート〉）

「ガンダムSEED」シリーズでキラ・ヤマトの声を担当した声優・保志総一朗は、幼い頃の親友アスラン・ザラ役を担当した声優・石田彰との共演が多いことでも知られているようです。実際に人気声優・保志総一朗と石田彰は共演作品が多いだけではなく、かなり仲が良いといいます。これまで人気声優の2人が共演した作品は、「最遊記」「戦国BASARA」「遙かなる時空の中で」「忍たま乱太郎」など人気作品ばかりのようです。

ここまで「ガンダムSEED」の主人公の声を担当した、声優・保志総一朗のプロフィールなど紹介していきました！人気声優である保志総一朗は、アスラン役を担当した声優・石田彰と親しく共演も多いそうです。それではここから、キラ・ヤマトの運命の相手「ラクス・クライン」について迫っていきます。アスランの許婚として登場するラクスですが、キラとはどのような関係へ発展していくのでしょうか？

可憐さと奥ゆかしさと知性を兼ね備えたラクス・クラインは、美しい声を持つ“歌姫”として登場する「ガンダムSEED」のヒロインです。国民の間で絶大な人気を博すラクスは、プラント最高評議会議長シーゲル・クラインの娘でもありました。「歌姫で最高評議会議長を父に持つ」という社会的影響力もあり、本人の意思とは別にたびたび公的行事にも参加していたのでした。

• 人種：コーディネイター（二世代目）
• 生年月日：C.E.55年2月5日
• 血液型：B型
• 年齢：16歳→18歳
• 身長：158cm→160cm
• 体重：53kg→46kg
• 髪飾り：2枚の三日月を合わせたようなピン留め
• 出身：プラント アプリリウス市

国家的なアイドルとして活躍しているラクス・クラインですが、キラ・ヤマトの幼い頃の親友であるアスラン・ザラと許嫁の関係でした。か弱そうな見た目に反して強い意志と行動力があるラクス・クラインは、キラやアスランなどに大きな影響を与えて徐々に3人の関係にも変化がでてきます。結果的にアスランとラクスの婚約は破談となりますが、アスランからプレゼントされたハロをずっと大切に持っているのでした。

「機動戦士ガンダムSEED」のPHASE-8で、キラ・ヤマトは初めてラクス・クラインと出会います。同じコーディネーターである、キラ・ヤマトとラクス・クライン。そして真面目なだけではなく時にはふざけて場を明るくする力を持つラクスに、キラは出会った当初から彼女に惹かれていたようです。 立場が異なる2人ですが同じ「コーディネイター」として、2人は密かに心を交わし始めたのでした。

1度離れ離れになったキラとラクスですが、アスランとの戦いで重傷を負ったキラの元にラクスが登場します。「戦争を終わらせる」という共通した考えを持つ2人は、その目的を果たすために戦場へ。この時ラクスは反逆者となることを覚悟の上、キラのためにザフトの最新型MS「フリーダムガンダム」を奪取し、希望と戦争のない未来への気持ち込めて彼へ託したのでした。

強い統治力や指揮能力により、グループの中心にいる事が多いラクス。そんなラクスに惹かれていったキラは、命をかけた戦いの中で彼女と愛の絆と信頼関係を築き上げていきます。ラクスはキラにとって恋人であると同時に、戦争のない未来を目指して「導いてくれる」同志でもあります。そしてキラにとってラクスは特別な存在であり、命をかけて守るべきかけがえのない女性だと考えられているようです。

ここまで「ガンダムSEED」に登場する、キラ・ヤマトの恋人でヒロインであるラクス・クラインについて紹介していきました！儚げな外見からは想像も出来ない程の強さを持つラクスは、作中でもキラやアスランに大きな影響を与える活躍を見せました。それではここから、「スペシャルエディション FINAL PLUS」のエンディングで、キラ・ヤマトがザフト軍の白服を着ていた理由について迫っていきます。

続編にあたる「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」では、キラとラクスによる“終戦する為の戦い”が激化し、最終的にプラントと地球の間で争いがなくなったのでした。そして「スペシャルエディション FINAL PLUS」のEDでは、キラ・ヤマトがザフト軍の軍服に身を包み、さらにアスランもオーブ軍の軍服に身を包み登場したことでファンからは「なぜキラが白服を着ているの？」という驚きの声が上がったようです。

ザフト軍の制服は階級によって、主に4色で分けられています。まず士官学校の卒業成績が上位10位に入ったエリートが着ることのできる「赤服」、そして復帰した元赤服の兵士や、10位以降の順位だった兵が着る「緑服」。白服の補佐官にあたる人が着る「黒服」、そして戦艦クラスの指揮官が着る「白服」の4種類があるそうです。しかしザフトは正式な軍隊ではなく有志が集まった義勇軍であり、階級も曖昧なようです。

オーブ軍に所属していたキラ・ヤマトが、突然ザフトの白服で登場したことに驚きの声が上がったエンディングのワンシーン。キラが白服を着たその意味こそ、“ラクスを守り通す”という彼の強い決意が表れていると考えられているようです。“守りたい人がいる場所こそが、自分がいるべき場所”…その考えに至ったキラとアスランだからこそ、これまで敵対していた相手の軍装に身を包んだようです。

キラ・ヤマトがエンディングシーンで白服を着ていた理由については、ファンの間でも様々な議論がされているようです。「白服」といえばザフト軍の中でも指揮官が着る服である為、「キラの軍人としての経験と、戦闘力の高さが評価されたのではないか？」という考察や、中には「戦闘力の高いキラを、敵に回したくないザフト側の思惑なのではないか？」という考えもあるようです。

ここまでガンダムSEEDの「スペシャルエディションFINAL PLUS」で、キラ・ヤマトが白服を着ていた理由について紹介していきました。ラクスという“守りたい人がいる”からこそ、キラはザフト軍へ行ったのではないかと考えられているようです。それではここから、キラ・ヤマトの強さについて迫っていきます！キラが乗っていたストライクガンダムや、SEEDの特徴である「種割れ」までじっくり考察していきます。

「機動戦士ガンダムSEED」で、キラ・ヤマトが始めて搭乗したモビルスーツといえば「ストライクガンダム」。英語で「攻撃」を意味するストライクガンダムは、キラ・ヤマトが暮らしていた「ヘリオポリス」で極秘開発していた試作型MS5機のうちの1機です。歴代のガンダムのモデルを感じさる白・青・赤のトリコロールが特徴的で、スタイリッシュなデザインが人気なようです。

ストライクガンダムの特徴といえば、まずは戦闘時にフェイズシフトを展開することによりストライクのパワーが生かせる「フェイズシフト装甲」です。非戦闘時はボディのカラーがグレーになっているストライクガンダムですが、戦闘時にフェイズシフトを展開することにより重厚な装甲になりストライクのカラーが展開されます。

元々フェイズシフト装甲の技術を有していない国家だったというオーブは、ストライクの回収により装甲が重厚になるフェイズシフト装甲の取得に成功したそうです。なおフェイズシフト装甲を展開するためには、エネルギーを消費させる必要があります。エネルギーが切れたら展開できなくなる難点がありました。しかしカガリがメインパイロットとなった「ストライクルージュ」では、エネルギー効率が向上しているそうです。

そしてストライクガンダムのもう1つの特徴は、「ストライカーパックシステム」です。「ストライカーパックシステム」は各戦況に適したバックパックや装備を適宜換装できるシステムであり、接近戦に優れたビームソードで戦えるソードストライク、機動性と万能性に優れたエールストライク、長距離戦を得意とする大型のビーム砲を携えたランチャーストライクの3種類があるようです。

「ガンダムSEED」の特徴ともいえる“種割れ”とは、キャラクターが覚醒する状態を表すファンの間での呼称のようです。主に戦闘時に起こる“種割れ”により、キャラクターたちの空間や環境の把握・認識力が劇的に向上します。キラ・ヤマトは特にこの“種割れ”により、特異な空間認識能力や反射神経が著しく向上して天才的な戦闘センスを作中で披露しました。

友人の婚約者と関係を持ち、さらに上から目線な発言が物議をかもしたキラ・ヤマト。「性格が悪くて嫌い」という感想も多く上がっていましたが、中には「キラ・ヤマトは性格悪くない！」と擁護する感想も多く上がっているようです。また「やめてよね…」とサイへ言った名言は、「コーディネーターである自分への皮肉」という声も上がっていました。

ストライクガンダム、ストライクフリーダムガンダムに搭乗し、戦いをなくすために戦い続けるキラ・ヤマト。彼の強さは「歴代ガンダムの中でも一番」「キラはこれまでのガンダムキャラの中で最強」という声も多く、「コーディネーターであるキラの強さは異常」という感想が多く寄せられていました。

「キラ・ヤマトが嫌い」という声もある中、一方では「ガンダムシリーズの中でキラ・ヤマトが一番好き」という感想も多く上がっていました。特に歴代ガンダムキャラの中でも他を圧倒する強さを持っていることや、ヴィジュアルのかっこよさ、そして平和を愛する心優しい所が好きだという感想が多く寄せられていました。

今回は「ガンダムSEED」に登場する、キラ・ヤマトが嫌われる理由について紹介していきました！「上から目線な発言」や「男女関係」、そして中途半端な「平和主義」である事が嫌われる要素となってしまったようです。また今回はキラの声優・MS情報や、数々の名言も紹介していきました。主人公として様々な活躍を見せるキラ・ヤマトが気になった方は、是非「ガンダムSEED」シリーズを視聴してみてはいかがでしょうか？