ガンダムのセイラ・マスのその後は?名前の由来や名言・名シーンまとめ

「機動戦士ガンダム」シリーズに登場するヒロインの中でも屈指の人気を誇っていると言われているのがシリーズ第1作のヒロインセイラ・マスです。セイラの魅力がどこにあるのか?セイラの名言や名シーンはどのようなものがあるのか?セイラが物語の中で見せた名言や名シーンを取り上げて紹介するとともに、セイラ・マスはその後どうなったのかに至るまで詳細に考察していきます。1人のヒロインを考察することでガンダムシリーズの魅力にも迫っていきます。

ガンダムのセイラ・マスのその後は?名前の由来や名言・名シーンまとめのイメージ

目次

  1. ガンダムのセイラ・マスについて徹底調査!
  2. ガンダムのセイラ・マスとは?
  3. ガンダムのセイラ・マスのその後を紹介!
  4. ガンダムのセイラ・マスの名前の由来は?
  5. ガンダムのセイラ・マスの名言や名シーンを紹介!
  6. ガンダムのセイラ・マスの声優は?
  7. ガンダムのセイラ・マスがかわいいという声!
  8. ガンダムのセイラ・マスは魅力的なキャラだった!

ガンダムのセイラ・マスについて徹底調査!

来年第1作目「機動戦士ガンダム」が放映されて40周年を迎えるガンダムシリーズには幾多の魅力的なヒロインや女性キャラクターが登場しました。その中でも屈指の人気を誇っているとの評判が高いのが第1作目、所謂ファーストガンダムのヒロイン、セイラ・マスです。彼女にはどのような魅力があるのでしょうか?名言や名シーンを紹介しながらセイラのその後に至るまで紹介します。

まずはガンダムのストーリー中でセイラ・マスがどのような活躍をしたのかをガンダムのあらすじを交えながら紹介していきます。その中でセイラ・マスが背負っている宿命や業、そして彼女の内面にも名言や名シーンを取り上げながらその後にも触れていきます。シリーズ随一の人気を誇るヒロインセイラ・マスとはどんな女性なのでしょうか?

機動戦士ガンダム公式Web

ガンダムのセイラ・マスとは?

第1作目「機動戦士ガンダム」内でセイラはどのような登場の仕方をして、どのような活躍をしたのでしょうか?どんな名言や名シーンがあるのでしょうか?ここでは時系列にセイラの行動をストーリーに絡めて紹介していきます。

「機動戦士ガンダム」中のデータを紹介します。セイラ・マスは17歳で医者の卵でした。住んでいたサイド7にジオン軍が侵攻してきたことでホワイトベースに逃げ延び、当初は負傷者の救護や通信兵の代理を行っていました。次第にパイロットとしての力量を見出されGファイター(映画版ではコアブースター)のパイロットを務め、その後エースパイロットであるアムロ・レイとコンビを組み戦果を挙げていきます。

セイラの本名はアルテイシア・ソム・ダイクン。サイド3ジオン共和国(後にジオン公国)の創設者ジオン・ズム・ダイクンの娘です。父の急死後はザビ家に国を乗っ取られた上迫害に遭い、兄のキャスバル・レム・ダイクンとともにマス家の養子となりましたが、キャスバルは再びサイド3へ戻ったために生き別れになってしまいます。

地球連邦軍とジオン公国との戦渦に巻き込まれ、セイラも否応なしに戦いへと足を踏み入れるのです。

セイラの初登場は第2話

セイラは「機動戦士ガンダム」の2話で初登場しました。サイド7にて避難民としてホワイトベースに乗り込みます。その際に避難民の収容活動に非協力的なカイ・シデンを平手打ちするなど凛とした清楚な容姿の中に勝気な一面を見せていると言われています。また、避難民収容活動中に生き別れとなった最愛の兄キャスバルと運命の再会を果たしました。兄は素性を隠しジオンの軍人佐官シャア・アズナブル少佐となっていました。

通信係や救護係としての活躍

多くの軍人が亡くなってしまい、残された経験の少ない軍人と民間人のみでホワイトベースはジオン軍との交戦を余儀なくされてしまいます。成り行きでガンダムのパイロットとなってしまったアムロと同様にセイラも医者の卵としてのスキルを活かした救護活動に従事したり、その後男性を上手に扱う術に長けた女性として通信係となりパイロットを鼓舞する存在となりました。

また、少ないホワイトベース女性陣の中でも支柱的な役割を持っており、操舵手として奮闘するミライ・ヤシマと交流を深めたり、フラウ・ボゥのお姉さん的な立ち位置に立ったりと見えない部分でも活躍していました。

無断でガンダムに乗り込む!

ホワイトベースが地球に到着後、キャスバルの消息を知りたいセイラは無断でガンダムに乗り込んでジオン側と接触しようとしました。しかし、ガンダムにかかる加速Gの衝撃に嘔吐してしまい、おまけにガンダムをジオンに奪われそうになり、独房入りされました。ですが、この失態が皮肉にもその後のセイラの運命に大きな変化をもたらすこととなりました。セイラはパイロットとしての資質を連邦軍に見出されるのです。

パイロットとしてガンダムを補佐するセイラ

ガンダムを無断で操縦したセイラは地球連邦軍にパイロットとしての資質を見出されGファイター(映画版ではコアブースター)を操縦するように命じられます。それは人の命を救う医者という職業を志していたセイラにとっては間逆の道でしたが、セイラはその身を戦いに投じることになります。それが兄キャスバルと出会い、ザビ家への復讐を止めさせる早道だからそうしたのだと言われています。

Gファイターのパイロットとなったセイラはその資質を一気に開花させることとなりました。敵機の撃墜だけのみならずガンダムを操縦するアムロとも息の合った連携を見せ、ホワイトベースそして連邦軍の中でもなくてはならない存在となっていきます。

アニメ版「機動戦士ガンダム」では戦闘上のパートナーとしてしか描かれていないセイラとアムロですが、小説版「機動戦士ガンダム」の中ではセイラとアムロは肉体関係を結びます。セイラはアムロに対して恋愛感情を持っていますが、それ以上に兄キャスバルを想っていて情事の後に「シャアを殺して」と懇願します。清楚なだけではない悪女の一面も富野監督は小説版では描いているのです。

アニメ版では戦闘上のパートナーとしてしか描かれていないセイラとアムロの関係性ですが、それぞれを演じていた古谷徹と井上瑤は二人が付き合っているのではないかということを話し合っており、アフレコの際にもそのことを意識して演じたと語っています。小説版ほど顕著ではありませんがセイラとアムロは特別な関係にあったと考えているファンも多いようです。

兄キャスバルとの再会

第2話でセイラは兄キャスバルと運命の再会を果たしますが、その後セイラの思惑通りなのか2度戦闘の場面で再会をしています。ジャブローとテキサスコロニーです。そのどちらでもキャスバルはセイラに戦いを止めるよう、セイラはキャスバルに復讐を止めるようお互い詰め寄りますが、2人の意思疎通は平行線のまま終わってしまいました。

特にテキサスコロニーでの話し合いが物別れに終わってしまって以降はセイラの心の中にある種の諦念が芽生えたのではないかと言われています。もう兄は復讐の魂と化してしまっていて昔の優しいキャスバル兄さんには戻れないのではないかというものです。皮肉にも物語はセイラの望んでいたものとは違った形で進んでいきます。

1年戦争終結、その後セイラは何処に?

1年戦争は当初こそジオン軍が優勢でしたが、地球という巨大な資源を有する連邦軍が次第に盛り返し、連邦軍優位のまま佳境を迎えていました。ガンダムの活躍に依るところが大きいですがセイラの果たした役割も多大なものでした。その中でセイラはニュータイプとしての資質も見せていくことになりました。アムロとララァの2人のニュータイプの関係の中に入っているかのような場面を見せながらガンダムの勝利に貢献しました。

セイラのニュータイプとしての資質は開花しつつありました。ア・バオア・クー内で繰り広げられたガンダム最後の戦闘、その後のアムロとシャアの白兵戦の場に赴き、2人が殺し合うのを寸前のところで防ぎました。しかし、兄キャスバルはセイラの元へは戻らず、セイラはアムロに導かれてホワイトベースを脱出したクルーたちと合流して、1年戦争の終結を迎えたのでした。ラストシーンは名言や名シーンが多いと言われています。

ガンダムのセイラ・マスのその後を紹介!

「機動戦士ガンダム」以降の作品におけるセイラの登場場面は激減します。そこには原作者であり総監督である富野由悠季の意向やセイラ役の井上遥側の事情があったと言われています。「機動戦士Zガンダム」や「機動戦士ガンダムZZ」内での数少ない登場場面や「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」の裏設定などからセイラのその後を紹介します。

機動戦士Zガンダムにおけるセイラのその後

セイラは「機動戦士Zガンダム」のストーリー内では第37話にセリフなしの2シーンのみに登場しました。どこかは不明ですが別荘と思われる場所でクワトロ・バジーナと三度名前を変えた兄キャスバルがダカールで演説しているテレビ中継を見ていました。セイラのその表情からは兄に対する決別の意思と悲しみが見て取れるとも言われています。わずかな時間ながらも印象に残るシーンだとの評価も得ています。

また、2006年に公開されたZガンダムの再編集映画「機動戦士ZガンダムⅢ A New Translation-星の鼓動は愛-」ではセイラはTV版とは異なるシーンに出演しています。富野由悠季が書いた小説版「機動戦士Zガンダム」ではセイラは先述した兄の演説を聞くシーンに加えて株式投資で生計を立てていて、地中海岸の街で一人暮らしをしていて、兄に殺意に近い感情を抱いているとの記述がされています。

機動戦士ガンダムZZにおけるセイラのその後

セイラは「機動戦士ガンダムZZ」にもわずかながら重要な役どころで登場しました。主人公ジュドー・アーシタの行方不明になった妹リィナを保護していたのです。第46話でセイラはリィナを伴ってブライトの前に現れます。そこで株式投資家として暮らしていることが判明し、最終回ではブライトを介してジュドーとリィナを無事再会させました。

ガンダムZZ内でセイラはブライトに兄キャスバルの死を望んでいる旨の名言とも言える発言をしており、それは妹の生存を固く信じている、またそれに応えようとするジュドーとリィナ兄妹の考えとは明らかに異なっており、ガンダムの世界観における家族愛のあり方についても様々な考えがあることを提示してみせていると評価されています。

さらにガンダムZZにおいてセイラは行方不明になっている兄キャスバルが不穏な動きを見せているようだとの見解をブライトに伝えています。これはその後の「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」への伏線になっているのではないかと評されています。

「別冊アニメディア 機動戦士ガンダムZZ Part2」ではセイラのその後が描かれた短編小説「Sensitive Eyes Of Sisters 優しすぎた妹たち セイラとリィナ、ふたりの妹の旅立ち」が掲載されています。ここではセイラがリィナの主治医として怪我とメンタルのケアをしていた様子が描かれており、兄キャスバルに対する感情を乗り越えて宇宙行きを決意するセイラも描かれています。隠れた名シーンと言われています。

その後セイラは「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」でどうなったか

劇場版「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」にセイラ・マスは登場しません。2種類ある小説版のうちの1つ「機動戦士ガンダム逆襲のシャア ベルトーチカチルドレン」のラスト近くでシャアが懐中から取り出したロケットの中にセイラの写真が入っている描写があるのみとなっています。「ベルトーチカチルドレン」はアムロとベルトーチカが恋仲のままでベルトーチカがアムロの子を身ごもるという衝撃の内容です。

ガンダムシリーズのムック本の1つである「データコレクション7 機動戦士ガンダム逆襲のシャア」の挿絵内でシャアの演説を映している街頭からセイラと思しき人物が立ち去るというものがあり、セイラがどこかのスペースコロニーで暮らしていると窺える描写が成されており、これが公式におけるセイラのその後の最終場面となっています。

ガンダムのセイラ・マスの名前の由来は?

ガンダムのセイラ・マスの名前の由来については原作者である富野由悠季が「放送コードに引っかかるので言えない」という趣旨の発言をしており、公式には語られていないというのが定説です。しかし、何かしらの由来があるのも確かでセイラ・マスという名前はどこからきているのでしょうか?

一説によると「セイラ」はセーラー服が由来で「マス」はマスターベーションが由来だと言われています。ガンダムシリーズの登場人物は人間くさい人物が多いと言われていますが、ヒロインであるセイラも例外ではなく、激昂したり嘔吐したりとおよそヒロインらしくない描写が見られます。その辺りの生々しさがセイラの名前の由来に繋がっているのではないかと言われています。

ガンダムのセイラ・マスの名言や名シーンを紹介!

ここではガンダムのセイラ・マスが言った名言や名シーンを紹介します。ガンダムシリーズ屈指の人気ヒロインであるセイラにはどのような名言や名シーンが存在するのでしょうか?

それでも男ですか軟弱者!

セイラが機動戦士ガンダム第2話「ガンダム破壊命令」の中で自分勝手な行動を取るカイ・シデンに対して平手打ちを放った名シーンのその後に出た名言です。凛として清楚な雰囲気の中に秘めた激情が思わず出た名シーンでその後のセイラというキャラクターを決定付けたものと言われています。

また、セイラの行動は後の女王様的要素のあるキャラクターの雛形になっているのではないかという評価もあり、セイラという女性の幅広い魅力を伝えているとも言われています。

あなたなら出来るわ

機動戦士ガンダム第5話「大気圏突入」からです。ガンダムの出撃前に予想と違うザクの機数を報告され狼狽するアムロに向けて通信係を務めていたセイラが言った言葉がこれです。いかにも男性を上手にコントロールする術に長けているとの評価が多く、セイラ・マスという女性の生身の部分が見えていて単なるアニメキャラクターとは一線を画しているとも言われ、セイラの人気の一端となっている名言・名シーンであると言われています。

太陽の光が一ヶ所から来るってわざとらしいわね

機動戦士ガンダム第13話「再会、母よ」の冒頭でセイラはとある海岸で日光浴をしながらミライ・ヤシマとこのような名言を言います。地球とスペースコロニーとの違い、アースノイドとスペースノイドとの育ちの違いを浮き彫りにした名シーンであり、名言・名シーンが特に多い第13話においても輝いているとの印象を持つファンも多いとのことです。

シュ、シュミレーションで完全に覚えているつもりなのに、Gがこんなに凄いなんて、あっ!

機動戦士ガンダム第16話「セイラ出撃」からの名セリフ・名シーンです。セイラはシャアの消息を掴むためにジオン側とコンタクトを取ろうとしてガンダムに無断で乗り込んで出撃させてしまいます。そこで言った名言はセイラが嘔吐してしまう場面と合わせて、ヒロインらしからぬ生々しい部分をさらけ出した名セリフ・名シーンとして印象に残っている人が多いと言われています。

アルテイシアと知って、何故銃を向けるか!

機動戦士ガンダム第20話「死闘!ホワイト・ベース」での名言・名シーンです。ガンダムにグフはじめ多数のモビルスーツを撃破されてしまったランバ・ラル隊はホワイトベースに白兵戦を仕掛けました。ホワイトベース内でランバ・ラルは銃を向けたセイラがかつて娘のように可愛がった姫君アルテイシアであることを悟ります。セイラの育ちの良さと凛とした部分が浮き彫りになった名言・名シーンであると評価が高いです。

私が不慣れなばかりに、す、すみません、マチルダさん

ファーストガンダム第24話「迫撃!トリプル・ドム」からの名言です。この回からセイラはGファイターのパイロットとして初陣します。その戦闘の最中連邦軍補給部隊のマチルダ中尉はホワイトベースとガンダムを守ろうとしてミデア輸送機で特攻をかけオルテガのドムに命を奪われてしまいました。

戦闘終了後の追悼式でセイラは己の未熟さを悔いてこの名言を言いました。涙を誘う名シーンと言われています。

もしザビ家に対して仇を討つためなら、そんな生き方、私には認められない

機動戦士ガンダム第30話「ザンジバル、追撃!」においてガンダムとGアーマーがGスカイとGブルイージーに分かれて出撃する際、コックピット内でセイラが呟いた独り言です。ジャブローでセイラとキャスバルは2度目の再会をしていましたが、そこで兄と妹の考え方の違いが鮮明になり、それを受けての一言でした。セイラの意思がはっきりと伝わるセリフだと言われています。

兄は鬼子です!

ファーストガンダム第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」からの名言・名シーンです。テキサスコロニーで三度の再会を果たしたセイラとキャスバルでした。その会話を傍受していたブライトにその後セイラとシャアが兄妹であることを告白した時にセイラが言った一言ですが「鬼子」というシンプルでありながら兄を「全否定した表現にセイラの確固たる思いを見たというファンも多いです。

アムロにああでも言ってもらわなければみんな逃げ出しているわ、怖くてね

「機動戦士ガンダム」第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」で最後の出撃となりそうな時、セイラとアムロとカイが同じエレベーターに乗った際の会話で出た言葉です。「アムロにああでも言ってもらわなければみんな逃げ出しているわ、怖くてね」とはその前の作戦会議でアムロがこの作戦はきっと成功する、それはニュータイプの勘でわかると言ったことが嘘であったことを受けたものです。セイラの冷静さがよくわかります。

二人が戦うことなんてないのよ、戦争だからって二人が戦うことは

機動戦士ガンダムの最終回「脱出」での名言・名シーンです。ガンダムとジオングそれぞれのモビルスーツが破壊されたアムロとシャアはア・バオア・クー内で白兵戦を展開しました。ニュータイプ能力の片鱗でその場に辿り着いたセイラは最愛の兄と戦いのパートナーが闘っている場面を目の当たりにして身を挺して制止します。この行動がその後アムロとシャアの運命を大きく変える一因になったのです。

人がそんなに便利になれるわけない

ガンダムの最終回「脱出」での名セリフです。このセリフの前に「私がホワイトベースに辿り着くまではあれほどに、アムロ…」という言葉があります。ア・バオア・クーから脱出できなくなってしまったセイラはアムロのニュータイプ能力の導きで仲間のもとへと帰れました。しかし、当のアムロはまだ脱出できないでいました。

ブライトはニュータイプ能力の片鱗を見せるセイラに対してアムロに呼びかけるように懇願しますが、セイラにはアムロが行ったような能力を出すことはできませんでした。ここでセイラはニュータイプになることを諦めてしまい、別な道に進んだのだと解釈しているファンは多く、セイラの諦念の言葉として知られることとなりました。

ガンダムのセイラ・マスの声優は?

ガンダムのセイラ・マスの人気の要因はもちろんその美貌と清楚な佇まいにあるとよく言われていますが、もう1つ大きな魅力であると言われているのがその声にあります。セイラの声を演じている声優を紹介してその魅力に迫っていきます。

声優は井上瑤!

機動戦士ガンダムでセイラ・マスを演じた声優は井上暚です。早稲田大学時代に劇研に所属し、タレントとしてデビューしました。その傍らに放送作家としての仕事もこなし、声優デビューは1976年作品「ポールのミラクル大作戦でした。サンライズ・富野作品である「無敵鋼人ダイターン3」の三条レイカ役で注目され、機動戦士ガンダムでのセイラ役へと繋がっていきます。

ガンダムの中ではセイラ役で印象的な演技を見せたばかりではなく、キッカやハロも演じているのは有名な話でそれ以外にも多くのモブキャラを演じ切って声優としての地位を不動のものとしました。また、占い師としての顔も持ち合わせており、彼女の勧めで改名した伊武雅刀はその後俳優として大成功しました。長く活躍しましたが2003年に肺水腫のため56歳という若さで亡くなっています。

出演作品!

ここでは「機動戦士ガンダム」以外に井上暚が出演した主な作品を紹介します。セイラ役以外で最も有名だと言われている役は「伝説巨神イデオン」のフォルモッサ・シェリルです。第6文明人の遺跡調査スタッフで理知的だが身勝手極まりないという難しい役どころを見事に演じ切って高い評価を得ました。

また「うる星やつら」の初代ランを演じたこともよく知られています。ラムの幼馴染であるランは極度の二重人格者であり、普段はぶりっ子ですが一度怒り出すと牙を剥いて強暴になり河内弁でまくしたてるというツンデレを逆にしたような愛くるしいキャラクターです。井上さんの演技がランの魅力を引き立てていると言われています。

変わったところではアダルトアニメ「リヨン伝説フレア」のネリス役が挙げられます。アダルトアニメの声優をやっていたことを隠す人は多いですが、井上さんは堂々としてプライドを持って演じられていたようです。「リヨン伝説フレア」は井上さんの喘ぎ声が聞けるということでプレミア対象にもなっていると言われています。

その他にも「ハイスクール!奇面組」の天野邪子役、「それいけ!アンパンマン」の初代てんどん母さんと初代くろべえ役、「機動警察パトレイバー」の香貫花・クランシー役、「幽☆遊白書」の少林/乱童役など1980年代から1990年代にかけてガンダム以外にも声優として大活躍されました。

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」での声優は藩めぐみ!

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」で井上瑤の後を受けて2代目セイラ・マス役を演じたのは藩めぐみです。同じファーストガンダム内でララァ・スン役を演じた藩恵子の娘であることはあまりにも有名です。2008年映画「櫻の園」で女優デビューし、2011年の「HUNTER×HUNTER]の3代目ゴン・フリーク役に抜擢されて声優としてのキャリアをスタートさせました。

母親である藩恵子の出世作となったガンダムシリーズに出演することは相当なプレッシャーであったと言われていますが、持ち前の努力でプレッシャーを跳ね除けて2代目セイラとして井上さんとは違った魅力を醸し出していると評価されています。ガンダムオリジンはアニメシリーズとしては一応の完結を見ましたが、もっと藩めぐみセイラを見たいという意見も多いです。

藩めぐみの出演作品!

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」以外の藩めぐみ出演作品を紹介しましょう。先述した「HUNTER×HUNTER」のゴン・フリークス役は有名です。明るいゴンのキャラクターをより際立たせているとの評判を呼んでいます。

「ガンダムさん」では母藩恵子と同じララァ役を演じ、ナレーションを担当した母と共演を果たしました。他にも「熱風海陸ブシロード」のアメ役、「ムシブギョー」の蟲奉行役、「LINE TOWN」のレナード役、「弱虫ペダル」の橘綾役、「BABY GAMBA」のガンバ役などガンダムシリーズ以外でも大活躍しています。

「ガンダムさん」でのセイラ役は名塚佳織!

機動戦士ガンダムのパロディ作品として知られている「機動戦士ガンダムさん」のアニメ版である「ガンダムさん」でセイラ・マスを演じているのは名塚佳織です。小学生から子役としてのキャリアをスターとさせており、1998年に「おじゃる丸」で声優デビューをして、翌年1999年には「今、そこにいる僕」のララ・ルゥ役で早くもヒロインを演じています。

名塚佳織の出演作品!

「だぁ!だぁ!だぁ!」の光月未夢役、「七人のナナ」のナナぽん役、「.hack//SIGN」の昴役、「交響詩篇エウレカセブン」のエウレカ役、「コードギアス 反逆のルルーシュ」のナナリー・ランペルージ役とナナリー・ヴイ・ブリタニア役、など主役級、メインキャラクター級の役を演じることが多いです。

また、部分的な出演となりますが、豪華声優が出演したことで話題となったアニメ「ポプテピピック」の第6話Aパートにおいてピピ美役を演じました。

ガンダムのセイラ・マスがかわいいという声!

ここではTwitterなどのSNSを通じてガンダムのセイラ・マスがかわいいという声を取り上げて紹介していきます。セイラ・マスはSNSの中でどのような評判を読んでいるのでしょうか?

セイラ・マスといえばシャア・アズナブルことキャスバル・レム・ダイクンの妹です。そういうところから妹属性としてのセイラをツイートする人も多いようです。ガンダムを代表する妹キャラクターとして認知されているからでしょう。

ストレートにセイラ・マスの美しさに心を奪われる人も多いようです。数多いガンダムヒロインの中で何故彼女が特別視されているのかがよく窺えます。セイラ・マスの魅力はテレビ・映画・漫画の画面を飛び出して広くSNSにまで浸透していると言われています。

セイラ・マスはアニメや漫画という二次元の世界だけでなく、立体化されて何度もフィギュアとして発売されています。造型する側も人気キャラクターだけに腕の見せ所であるとよく言われており、立体化されたセイラ・マスもかわいいという評判を呼んでいます。

大ヒット漫画であり大ヒットアニメである「名探偵コナン」の原作者青山剛昌はガンダムファンとして知られており、セイラ・マスへのオマージュとして「世良真純」を登場させています。

形を変えたセイラ・マスとも言われており、コナンファンだけでなくガンダムファンからも高い評価を得ています。

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ガンダムのセイラ・マスは魅力的なキャラだった!

「機動戦士ガンダムシリーズ」の中で40年近く前のキャラクターでありながらセイラ・マスが今もなお高い人気を誇っている理由はたくさんあります。その中でも大きな要因は「容姿が美しい」ところだと言われています。1970年代のアニメでリアリティのある美しさを持った女性キャラクターというのは非常に珍しかったと言われています。

そして、それまでのアニメ作品では明るく快活なヒロイン像というものが多かったとも言われていますが、セイラ・マスは決してそうではなく、どちらかというと影のようなものを背負ったヒロインであり、その部分がまた男性の心をくすぐったのではないかと評されています。

「機動戦士ガンダムシリーズ」は来年2019年に第1作目「機動戦士ガンダム」の放映40周年という大きな節目を迎えます。ガンダムという連綿と続くサーガはファンの心を鷲掴みにして止まず、新作も製作され続けて新規のファンも続々獲得されています。2019年の節目の年は様々なイベントが予想されます。屈指の人気を誇るヒロインセイラ・マスに注目して今一度ガンダムの世界を楽しんでみてください。

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