クリミナル・マインドでギデオン死亡の真相は?演じたキャストや降板理由も調査

アメリカのテレビドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』は、行動分析課のメンバーがプロファイリングを駆使して犯罪事件に挑む1話完結のクライムアクション作品。『クリミナル・マインド』はシーズン14の更新も決定した人気作品だけに、行動分析課創立社の一人のギデオンの死亡はファンに衝撃を与えました。今回はギデオン死亡の真相や、キャストのマンディ・パティンキン降板理由をご紹介します。

クリミナル・マインドでギデオン死亡の真相は?演じたキャストや降板理由も調査のイメージ

目次

  1. クリミナル・マインドとは?
  2. クリミナル・マインドのギデオン死亡の真相
  3. クリミナル・マインドのパティンキン降板理由
  4. クリミナル・マインドのギデオンのキャストとその後
  5. クリミナル・マインドのギデオンに関する感想や評価は?
  6. クリミナル・マインドのギデオン死亡の真相まとめ

クリミナル・マインドとは?

クリミナル・マインドのドラマ作品情報

『クリミナル・マインド FBI行動分析課』はアメリカのテレビドラマで、FBI行動分析課(BAU=Behavioral Analysis Unit)のメンバーがプロファイリングを駆使して犯罪に立ち向かう1話完結のクライムアクション作品です。日本で発売されているDVDではタイトルが『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪』となっていますが、同じ作品です。熱心なファンが多い作品で、現在、シーズン14の更新が発表されています。

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主な登場人物①ジェイソン・ギデオン

ジェイソン・ギデオン(マンディ・パディンキン)は、プロファイラーの先駆け的存在で、デビッド・ロッシと共に行動分析課(BAU)を設立しました。爆弾事件の捜査中に自身のミスで捜査官が死亡たことでPTSDを患って一線を退き、FBIアカデミーの講師をしていたところ、ホッチナーに呼び戻され、捜査官に復帰。鋭い観察眼を持っていますが、情熱的でロマンチストな一面も。

主な登場人物②アーロン・ホッチナー(ホッチ)

ホッチことアーロン・ホッチナーは、検事からFBIに転身したプロファイラーで、BAUのユニットリーダー。師匠も同然のギデオンを捜査官として復帰させただけでなく、癖の強いメンバーを見た目や年齢にかかわらず公正に評価してまとめ上げています。分析、指揮だけでなく、射撃、格闘においても優秀。堅物と揶揄されることもありますが、メンバーからは信頼されており、家に帰れば良きパパです。キャストはトーマス・ギブソン。

主な登場人物③デレク・モーガン

デレク・モーガンは、熱血プロファイラー。格闘技は教官を務めるほどの腕前で、突入の指揮をとることもしばしば。子供の頃に警察官の父が殉職しており、自身もFBI入局前は警察官でした。BAUの仕事にやりがいを感じており、栄転の話を断っています。年下のJ.J.、ガルシア、Dr.リードのいい兄貴分。キャストはシェマー・ムーア。

主な登場人物④Dr.スペンサー・リード

Dr.スペンサー・リードは一番若いプロファイラーで、シーズン1で24歳の誕生日をむえました。IQ187の天才で飛び級で進学し、博士号を3つ持っています。父親は子供の頃に家を出たきり疎遠に。母は統合失調症を患っており、自分もいつか発症するのではと心配しています。頭が良すぎて話が脱線してしまったり、空気が読めなかったりしますが、シリーズが進むにつれて成長していきます。キャストはマシュー・グレイ・ギュブラー。

主な登場人物⑤ペネロープ・ガルシア

ペネロープ・ガルシアはBAU所属の情報分析官で、普段はパソコンルームから後方支援に当たっています。凄腕ハッカーで、ホッチナー達に逮捕された後、司法取引でホワイトハッカーに転身してFBIに入局。ファッションは個性的で初対面の人を驚かせますが、基本的にはフレンドリーでチームのムードメーカーです。キャストはカーステン・バングスネス。

主な登場人物⑥ジェニファー・ジャロウ(J.J.)

J.J.ことジェニファー・ジャロウは、BAUの渉外担当官で、現地警察やマスコミとの間に入るなど現地でメンバーのサポートに当たっていました。また、BAUが扱う案件を選ぶ立場にあり、その際、独自にプロファイルしていた経験から、後にプロファイラーに転向します。明るく社交的でいつもメンバーを気遣っています。キャストはA・J・クック。

主な登場人物⑦デヴィッド・ロッシ

デヴィッド・ロッシは、プロファイラーの先駆け的存在で「伝説のプロファイラー」。ギデオンとBAUを創設しましたが、引退して小説家に転向して成功。しかし、ある未解決事件解決のためにBAUに強引に復帰。FBI入局前は海兵隊所属で、ベトナム戦争に従軍経験あり。キャストはジョー・マンテーニャ。ロッシの復帰はギデオンが去った後なので、ロッシ(パティンキン)とギデオン(マンテーニャ)は同時には登場しません。

クリミナル・マインドの簡単なあらすじ

『クリミナル・マインド』はFBI行動分析課(BAU)のアーロン・ホッチナーをリーダーとするチームは、シリアルキラーによる犯罪を捜査するプロファイラーのチーム。ある事件を担当するにあたり、療養中のギデオンが呼び戻されるところから物語が始まります。ギデオンはBAU創立者の一人で、今のメンバーは弟子も同然。ギデオンはBAUの捜査官として凶悪犯罪に立ち向かいます。

クリミナル・マインドのギデオン死亡の真相

ギデオンの役どころ

『クリミナル・マインド』シーズン1第1話は、PTSDで一線を退いていたギデオンがホッチナーに呼び戻されるところから始まります。ギデオンは行動分析課(BAU)創設メンバーであり、草分け的プロファイラーなので、BAUメンバーにとっては師匠的な存在です。捜査官としての復帰を疑問視する声もありましたが、分析への信頼は絶大。ホッチナーにとっては良き相談役。Dr.リードにとっては父同然であり、また友人でもあります。

仕事への情熱は人一倍で、いつも被害者を気遣い、被害者に銃を向けた犯人の気をそらすために自ら的になることもある程。仕事用の手帳の1ページ目には助けることができた被害者の名前を書き連ねて仕事の励みにしています。反面、仕事に入れ込みすぎて息子とも疎遠に。休暇中は自分の山小屋で鳥を観察して過ごします。

復帰後、ホッチナーの指揮のもと、いくつもの事件を解決に導いたギデオンでしたが、取り逃がしたシリアルキラー フランクが再びギデオンの前に姿を現し、最愛の友人サラを惨殺します。その後もギデオンの手帳の「助けることができた被害者リスト」をもとに、ギデオンの生き甲斐とも言える生存者たちを殺して回ります。ギデオンとBAUメンバーはフランクを追い詰めますが、フランクは自殺してしまいました。

自分が原因でサラたちを殺害されたギデオンは、心の穴を埋めるように次の事件の捜査へ。ある大学で女子大生が連続して殺された事件でしたが、模倣犯を出した上、分析ミスで真犯人も模倣犯も死亡。

その責任を取らされホッチナーは停職処分に。やりきれなくなったギデオンは、Dr.リード宛ての手紙を残しただけで姿を消し、FBIはギデオンを退職として処理。 以降ギデオンがBAUと関わることはありませんでした。

クリミナル・マインド10の13話でギデオン死亡

ずっと音信不通だったギデオンですが、シーズン10第13話は、山小屋で死亡しているところを発見されたギデオンの元にBAUメンバーが集まるシーンから始まります。『ギデオンの遺言』というサブタイトルのこのエピソードには、ギデオン役のパティンキンは登場せず、死体は白い布がかけられたまま。若き日のギデオンのキャストはベン・サヴェージでした。

ギデオンは休暇のたびに訪れていた自分の山小屋で射殺されていました。犯人と撃ち合いながら最期を悟ったギデオンは、BAUのメンバーに犯人のヒントを残していました。若い頃に一緒に捜査に当たっていたロッシは、そのヒントが過去のある未解決事件を指していると気付きます。BSUメンバーはギデオンに鍛えられた分析力を武器に、犯人を追います。

ギデオン死亡の理由

BAUを去った後、各地を旅していたギデオンですが、旅先で、過去に未解決事件の手がかりを見つけます。それは、季節ごとに一人ずつ女性を殺し、その死体に茶色い小鳥の死骸を持たせるという署名的行動を残すシリアルキラーの事件でした。捜査中に犯行が止まったため、未解決に終わりましたが、同一犯の犯行とみられる死体が発見されたことで、ギデオンは一人で捜査を再開します。

自力で証拠を集めてからBAUを呼ぼうとしていたギデオンは、犯人を炙り出すために、自らを囮に使っておびき寄せたものの、逆に犯人に撃たれてしまったというのが、ギデオン死亡の理由でした。

ギデオン殺害後、再び女性を拉致した犯人に、BAUメンバーたちは迫っていきます。分析の末、ドニー・マリック(アリー・グロス)が犯人だと断定したBAUメンバーたちはマリックの自宅に急行。囚われていた女性を救出します。ロッシはわざとマリックに銃を取らせた上で、その場で射殺。リードは、マリックがギデオンから奪った指輪を取り返し、ギデオンの息子スティーブン(ジェームス・レンツスッチ)に手渡しました。

ギデオンが残したもの

この『クリミナル・マインド』シーズン10第13話で、BAUメンバーはギデオンを懐かしみます。ギデオンがBAUを去る前に唯一手紙を残した相手であるリードの悲しみは深く、「せめてもう一度チェスがしたかった」と嘆きます。J.J.とガルシアは、ギデオンの誕生日に「利きアイス」をしたことを思い出し、一緒にアイスを食べました。モーガンは捜査のたびに「なんのために?何故?」と繰り返し叩き込まれたと振り返ります。

ホッチナーが、ギデオンから聞いたという若き日のギデオンとロッシのエピソードを話すと、ロッシが「実際は違うよ」と。話を面白くするためなら平気で事実を曲げる人だったと笑いあいました。また、ギデオンが若い頃の回想シーンで、ギデオンの息子の名前スティーブンはロッシのミドルネームからとったことが明らかにされ、二人の絆の深さがうかがえました。

このエピソードでは、若き日のギデオンとロッシが、今回の犯人の犯行を「何のために?何故?」という行動に着目した分析を試みる姿が描かれており、茶色い小鳥に執着する犯人の行動を「署名的行動」と名付けます。このアプローチが犯罪プロファイルの基礎となり、当時、この事件を解決できなかった二人が犯罪に立ち向かうために作った組織の発展型が今のBAUです。BAUはまさにギデオンの遺産と言えるでしょう。

ギデオンの復帰はある?

ドラマの中でギデオンが死亡したので、今後の物語にギデオンが復帰することはありません。そして、ギデオン役のマンディ・パティンキン自身が後日のインタビューで「クリミナル・マインドに出演したことはミスだった」と語っているとおり、残念ながらパティンキン演じるギデオンが過去エピソードなどに登場する可能性もゼロです。

ギデオンがシーズン3の第1話以降、ドラマに登場しなくなったのは、次にご説明するように、パティンキンが降板したからです。もしギデオンが登場することがあっても、シーズン10の13話のように、若い頃のギデオンを別の俳優が演じたり、これまでのエピソードにもあったように「たしかギデオンが担当した事件だったな」と、台詞の中に出てくる程度でしょう。

クリミナル・マインドのパティンキン降板理由

降板理由①制作側との不一致

次の項目でもご説明しますが、ギデオン役のマンディ・パティンキンは出演オファーを受けた時点では『クリミナル・マインド』がここまで残酷な犯罪を描いた作品になると思っていなかったそうです。制作サイドとの齟齬と言えなくもありませんが、作品に嫌悪感を示したパティンキンが撮影をドタキャンしたりすることもあったとか。シーズン10でギデオン死亡を描いたのは制作サイドの意趣返しという噂もあります。

降板理由②本人の希望

『クリミナル・マインド』という作品があまりに暴力的で、毎エピソード、被害者たちが残酷な目にあうことに耐えられなくなったと、パティンキンは語っています。ギデオン役の降板はパティンキン本人の希望でした。最愛の友人を自分のせいで殺されたせいでギデオンがBAUを去るエピソードは、パティンキン降板と呼応するようでした。

クリミナル・マインドのギデオンのキャストとその後

ギデオン役マンディ・パティンキンのプロフィール

ジェイソン・ギデオンのキャスト、マンディ・パティンキンはアメリカの俳優で、テレビやラジオドラマなどの出演でキャリアをスタートし、ブロードウェイにもデビュー。ミュージカル『エビータ』でトニー賞を受賞しました。ホッチナー役トーマス・ギブソンと共演したドラマ『シカゴ・ホープ』ではエミー賞を獲得しました。

ギデオン役マンディ・パティンキンのその後

マンディ・パティンキンは『クリミナル・マインド 』ギデオン役を降板した後、ドラマ『HOMELAND』でメインキャストのソール・ベレンソンを演じています。人気作品『HOMELAND』はシーズン7まで放送されており、シーズン8でファイナルを迎えると発表されています。また、映画『スマーフ スマーフェットと秘密の大冒険』ではパパスマーフ役で声の出演も。

ホッチナー役トーマス・ギブソンのプロフィール

アーロン・ホッチナーのキャスト、トーマス・ギブソンはアメリカの俳優で、日本でも放送されたコメディドラマ『ふたりは最高! ダーマ&グレッグ』のグレッグ役でブレイク。ドラマ『シカゴ・ホープ』や、映画『アイズ ワイド シャット』などにも出演しました。『クリミナル・マインド』では堅物で公正なリーダー、アーロン・ホッチナーを演じるだけでなく、エピソード監督も務めました。

ホッチナー役トーマス・ギブソンのその後

トーマス・ギブソンが『クリミナル・マインド』を降板した理由は、製作陣とトラブルを 起こした末に解雇されたせいなので、本作への再登場の可能性は低いでしょう。

『クリミナル・マインド』降板後は出演情報がなかったギブソンですが、2018年に『原題:Shadow Wolves』というドラマのパイロット版に出演したそうです。

モーガン役シェマー・ムーアのプロフィール

デレク・モーガンのキャスト、シェマー・ムーアは俳優として有名になる前は、『ソウル・トレイン』という音楽番組のMCをしていました。その後、ギデオン役のパティンキン、ホッチナー役のギブソンも出演していたドラマ『シカゴ・ホープ』に出演。バッドマンシリーズのスピンオフ『ゴッサム・シティ・エンジェル』ではジェシー・リース刑事を演じていました。

モーガン役シェマー・ムーアのその後

『クリミナル・マインド 』にシーズン1第1話〜シーズン11第18話までデレク・モーガン役で出演したシェマー・ムーアは、自身の俳優としてのキャリアの可能性を広げるために本作を降板しました。円満降板だったため、以降もシーズン12第22話、シーズン13第5話に登場しています。そして、ドラマ『S.W.A.T.』への出演が決まり、ダニエル・“ホンドー”・ハレルソン役で活躍中です。

クリミナル・マインドのギデオンに関する感想や評価は?

『クリミナル・マインド』はファンも多く、シリーズが進むごとに最初を見返したくなる作品です。行動分析課(BAU)の生みの親とも言えるギデオンが登場するシーズン1第1話〜シーズン3第1話もとても人気が高く、今も色褪せません。

ギデオンというキャラクターにはファンも多く、それだけに今回ご紹介したシーズン10第13話『ギデオンの遺言』でのギデオンの死亡は、かなりショッキングな展開でした。

ギデオンの死亡が描かれることにより、今後、『クリミナル・マインド』にマンディ・パティンキンが出演する可能性が無くなったことも残念に感じています。

クリミナル・マインドのギデオン死亡の真相まとめ

FBI行動分析課(BAU)のプロファイラーたちの活躍を描いた『クリミナル・マインド』で、シーズン1第1話からシーズン3第1話まで登場したギデオンは、シーズン10第13話で、過去の未解決事件の犯人に撃たれて死亡。しかし、そのエピソードでギデオンのキャスト、マンディ・パティンキンは出演しませんでした。今も熱心なファンが多いキャラ、ギデオンが気になった方は、ぜひ『クリミナル・マインド』を最初からご覧ください。

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