2018年12月13日公開
2018年12月13日更新
ぬけまいる~女三人伊勢参りのキャストを紹介!ロケ地や小説とドラマの違いは?
2018年秋ドラマのNHK土曜時代ドラマ「ぬけまいる~女三人伊勢参り」に出演しているキャストをご紹介していきます!その他にも実際に撮影で使用されているロケ地はどこなのか?その撮影場所の解説や、原作となっている小説の紹介などを解説していきます。はたして「ぬけまいる~女三人伊勢祭り」とはいったいどんなドラマなのでしょうか?概要や見どころなどをじっくり解説していきます!
目次
ぬけまいるのキャストやロケ地を徹底調査!
2018年秋土曜時代ドラマ「ぬけまいる~女三人伊勢参り」に出演しているキャストの紹介や、ロケ地、原作小説等についてじっくりと解説していきます。
ぬけまいるとは?
ぬけまいるの番組概要
NHK総合で2018年10月27日(土)から毎週土曜午後6時5分~放送されているドラマです。全8話の脚本/小松江里子(「天地人」「花燃ゆ」「バカボンのパパよりバカなパパ」)/桑原裕子「中学聖日記」(第三回)。演出/黛りんたろう/福井充広/田中諭。音楽/吉俣良。メインキャストは田中麗奈/ともさかりえ/佐藤江梨子。主題歌は竹内まりやさんの「今を生きよう(Seize the Day)」となってます。
ぬけまいるのあらすじ
やり手の女主、お蝶(ちょう)母の一膳めし屋を手伝う独身女、お以乃(いの)剣術の達人お志花(しか)。若い頃は「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれていた江戸の三人娘も三十路過ぎになりました。今ではそれぞれ人に言えない事情と鬱屈を抱えてしまい、三人とも突如、仕事も家庭も放り出し、抜け詣りの旅へと繰り出しました。抜け詣りというは、いきなり姿をくらまして伊勢詣りに行ってしまう当世の流行でありました。
女三人の東海道中膝栗毛、てんやわんやの女子旅が始まったのでした。「ぬけまいる」の舞台は江戸。3人の娘(お蝶/お以乃/お志花)が主役の今作は、現代の人にも通じる悩みを抱えながら伊勢を目指し、あらゆる場所へ行きながら、自分の人生を見つめ直していく物語となっています。いつの時代にも家庭や職場に存在する男女不平等への痛烈な批判には、世代を越えた皆さんが共感出来る部分があるかもしれません。
そんな不条理にも負けない、女性たちの強さと行動力が見どころになっています。旅の途中で、食事の場面に登場する桑名の焼き蛤や伊勢の赤福等、全国各地の名産品が実に美味しそうと話題になりました!
抜け詣り(抜け参り)
抜け詣り(抜け参り)というのは、江戸時代に庶民の間で大流行した「お伊勢参り」のことで、子供や奉公人などが親や主人に無断で家を抜け出して、往来手形を持たずにお伊勢参りをするということでした。「抜け参り」が流行し始めた当初は、子供や女性などのグループが多く、突然いなくなってしまう為家出のようなものでした。
抜け参りから帰ってきた時は奉公先をクビになることも、叱られることもなく、元通りに雇い入れる決まりだったそうです。伊勢神宮への参拝は尊い神聖なものだったので、たとえ無断で伊勢参りに行ったとしても、罰することはできなかったそうです。
江戸時代では社会的に男性よりも厳しい環境にあった子供や女性は、お伊勢参りに行きたいと思っても気軽に行けるものではありませんでした。「抜け参り」は、そういった鬱屈を抱える人々にとって、絶好のチャンスだったのかもしれません。
第5話
放送日/2018年12月1日(土)午後6時5分再放送/2018年12月4日(火)午前1時5分お蝶(田中麗奈)の闘争心に火がつき、伊作(舘ひろし)の留守に小間物屋を繁盛させる事を決心します。それは伊作の女房のおたつ(渡辺えり)との商いの競争であった。2人も参戦することになり、朝顔のかんざしを目玉商品にある秘策で伊作の店は繁盛することになります。
一方江戸に向かった伊作は、お蝶の亭主を訪ねることになります。ふと漏らした言葉に、伊作の素顔も垣間見えるのでありました。お蝶と伊作と、おたつ。三人の秘密がからまっていくことになります。
第4話
放送日/2018年11月24日(土)午後6時5分/再放送2018年11月27日(火)午前1時5分島田宿に到着した3人。お以乃(ともさかりえ)は長五郎からの手紙に頬を赤らめながらも、会いに出かけて行くことになります。お蝶(田中麗奈)は、茶店で隣り合わせた男(舘ひろし)が川に入って行くのを止めて、心中と間違われることになります。伊作と名乗るその男は、大事に抱えていた朝顔と心中しようとしていました。
伊作が営んでいた小間物屋は閑古鳥でしたが、三人の子供と朝顔の世話に夢中な伊作は気にもとめませんでした。それどころか隣に小間物屋を開いていた女房のおたつ(渡辺えり)には三行半を書けと迫られていました。それを見かねたお蝶は、朝顔の品評会に挑戦しろと伊作を江戸に送り出すことになります。そして、お以乃、お志花(佐藤江梨子)と伊作の留守宅に乗り込んでいきました。
第3話
放送日/2018年11月17日(土)午後6時5分/再放送/2018年11月20日(火)午前1時5分箱根の難関は手形を見せ関所を抜けることでした。お以乃、お蝶、お志花の三人が関所を抜ける前に、温泉で一休みすることになります。そしてやってきたのは長五郎という男(滝沢秀明)でした。長五郎のお供の政(福士誠治)も加わって、3人と花札で勝負をすることになります。
お以乃と長五郎の2人は、他を寄せ付けず、一対一の勝負に夢中になっていきます。男まさりで強がりのお以乃に長五郎は、「そんな男前も嫌いじゃないぜ」と次第に気に入っていき、関所抜けの秘策を耳打ちします。恋と関所抜けのピンチに三人。女はどうなっていくのか?
第2話
放送日/2018年11月3日(土)午後6時5分/再放送/2018年11月6日(火)午前1時5分一文無しにの三人は、空腹を訴えながら伊勢を目指して歩いていました。そして、その道中の小田原にて、転倒してしまい立ち上がれなくなった老婆を助ける事になります。旅人をターゲットに足裏按摩(あんま)をして路銀を稼ぎながら、老婆チヨ(浅茅陽子)と夫の与平(泉谷しげる)が営む茶店を手伝うことになります。
偏屈な与平でしたが、三人女との暮らしにしだいに打ち解けていき、足裏按摩も繁盛することになります。しかしこの夫婦、暗い過去があり、息子の話になると急に口をつぐんでしまいます。そんな時、現れた来客のせいでその秘密が次第に明かされることになります。
第1話
放送日/2018年10月27日(土)午後6時5分/再放送/2018年10月30日(火)午前1時5分若いころは「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれていた、一膳飯屋の娘の以乃(ともさかりえ)。武家の妻の志花(佐藤江梨子)。小間物屋の女主人の蝶(田中麗奈)。江戸の三人娘も気づけば三十路過ぎになり、今となっては、それぞれ人に言えない事情や悩みを抱えています。
ある日、仕事も家庭も全て放り出して、ひしゃく一つを手に、突如として伊勢を目指す、「抜け詣り」に繰り出すのでした。川崎の宿場で出会った旅の娘たちが、巡礼に扮して大人たちから寄付をだまし取っている行状を懲らしめるため、風呂で大乱闘することになります。ケンカも強い三人でしたが、翌朝には逆襲にあってしまい、旅の前途に早くも暗雲がたちこめます。
ぬけまいるの原作は小説?
ぬけまいるの原作は小説!作者は朝井まかて
「ぬけまいる~女三人伊勢参り」は直木賞作家である小説家・朝井まかてさんの小説「ぬけまいる」(2012年刊行)が原作となってます。この小説は、若い頃は「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれた江戸娘三人組が、「抜け詣り」で伊勢神宮を目指す道中をコミカルに描いたお話となっています。ちなみに「ぬけまいる」という言葉は、原作の朝井まかてさんが「抜け参り」から作った造語なんだそうです。
ぬけまいるのキャストを紹介!
お蝶(ちょう)/田中れいな
「ぬけまいる」に出演しているキャストについてご紹介していきます!みなさん所謂「アラフォー」と呼ばれる方達が今回のドラマの主演キャストになります。
商才や目利きの才能がありますが、色香が漂う浮気者。着飾ることが大好きで、気分屋でカッとなりやすい性格でした。もとは馬喰町に住んでいたのですが、雪代化粧水を売り出して大儲け。
当時傾きかけていた小間物屋「鳩屋」を立て直し、日本橋に表店を構えたやり手女主。亭主は元番頭で妹と母親が自分の陰口を叩いてるのを聞いてしまい、さらに役者崩れの情夫・仙太郎が若い女と浮気している現場を見てしまい、猪鹿蝶の2人と抜け参りに出ることになります。
お以乃(いの)/ともさかりえ
母親が営んでいる一膳めし屋「こいこい」を手伝っていて、腕っ節と賭け事にはめっぽう強く、細かいことを気にしない大雑把な性格でした。料理人など、数々の夢を追いかけるも長続きせず、父親は戯作者だったと母親から聞かされたお以乃は、自らも戯作を書き上げて版元の番頭をしている弟・寛太に読ませるが、酷評されショックを受けてしまい、3人で旅に出ることを思いつくことになります。
お志花(しか)/佐藤江梨子
周囲や先のことに目配りができ、常に控えめでしたが、肝が据わっている性格。昔は剣術の達人でした。もともとは馬喰町の長屋に住む貧乏な浪人の娘でしたが、現在は御家人の家に嫁いでいて、姑の口うるさいいびりに耐えきれなくなったため、猪鹿蝶の2人に「抜け参り」を提案することになります。なぜか大金を持参していて、家に帰りたくない事情があるらしいです。
政/福士誠治
小田原宿で出会い、お蝶に一目ぼれしてしまいます。お蝶のことを何かと気にかけていて、実は長五郎の子分だということです。
お凛/大地真央
謎の女流しで、旅の途中で何度も会うことになります。三味線片手のいなせな女ですが、正体は…?
お里/宮崎美子
女手ひとつでお以乃と寛太を育て上げた母親で、一善めし屋「こいこい」を営んでいます。聞き上手で、客から慕われることも多い。お以乃には父親から受け継いだ戯作の才能があると見込んでいて、お以乃に戯作を書くことを勧めています。
寛太/山中崇
出典: https://eiga.com
版元に奉公している、お以乃の弟。手代の中でも、一早く番頭に取り立てられたほどの出世頭で、蕎麦屋の娘と所帯を持つ噂が持ち上がっていました。いつまでも夢ばかり追いかけているお以乃を説教することになります。
次兵衛/三宅弘城
お蝶の亭主で「鳩屋」の番頭でした。盆栽いじりが趣味で、お蝶には一切逆らわない男。お蝶との間に産まれた子供がひとりいるのですが、わけあって養子に出していました。
みすず/吉本実憂
「ぬけまいる~女三人伊勢参り」は全部で8話から構成されています。1話毎に主人公3人が旅に出るのですが、その旅先で豪華なゲストキャストと共演する形になっています。その1部キャストをご紹介いたします!※5話までのネタバレを含みます。
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第1話に出演。巡礼のふりをして道行く人から喜捨をだまし取っていて、「おしゃま連」の頭。お蝶からも喜捨をだまし取ってしまい、お以乃とお志花に捕まえられるが、3人に宿代を押しつけて立ち去ってしまいます。
与平/泉谷しげる
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第2話に出演。小田原の街道沿いで茶屋を営んでいて、過去に火事でひとり息子を亡くしています。与平はそのことを思い出さないようにしていました。お以乃とは親子のように意気投合することになり、別れの際、戯作者を夢見ていたお以乃に、矢立と帳面を手渡します。
チヨ/浅茅陽子
第2話に出演。与平の妻で、与平と夫婦2人で茶屋を切り盛りしていました。河原で転んで足を怪我してしまい、猪鹿蝶の3人に助けられました。過去に火事で死んだ息子のことをいまだに忘れられずにいます。
長五郎/滝沢秀明
第3話に出演。箱根湯本で出会う粋な男で、猪鹿蝶の3人と花札遊びに興じていましたが、以乃の男勝りな性格を気に入って、関所抜けの秘策を教えることになります。当初は米問屋の主と名乗っていたのですが、実は旅の博打打ちでした。
正蔵/深沢敦
第3話に出演。お以乃を気に入った長五郎から紹介された男で、木を細工する挽きもの屋を営んでいます。その他に裏家業で手形の偽造を請け負っていました。箱根の関所を突破するために必要な手形を、猪鹿蝶の3人に渡します。
伊作/舘ひろし
第4話に出演。島田宿の小間物屋の主で、商いの才はほとんどなく、幻の「黒い朝顔」を作ることに夢中になっていました。しかし10年かけて交配を重ねた朝顔が紫にしかならなかったため、川で朝顔と心中しようとしますが、お蝶によって助けられることになります。江戸の花競べに挑戦する決意をし、お蝶に留守を頼んで江戸へ向かいます。
おたつ/渡辺えり
第4話、第5話に出演。伊作の女房で、朝顔に夢中の伊作に愛想を尽かしてしまい、店の半分を乗っ取ってしまう。助三郎と共に粗悪品ばかりを取りそろえる小間物屋を始め、伊作と別れ、助三郎と一緒になることを望んでいました。伊作が留守にしている間、お蝶が売り始めた朝顔かんざしに負けてしまい、助三郎にも捨てられることになります。
ぬけまいるのロケ地を紹介!
ドラマ「ぬけまいる~女三人伊勢参り」で実際の撮影に使われたロケ地をご紹介していきます!調べてみたところ、全国いろいろなところで撮影されているみたいです!
ぬけまいるのロケ地は伊勢神宮?
「ぬけまいる」は2018年8月から撮影が行われています。メインで撮影が行われているロケ地は伊勢神宮ではなく、別の場所みたいです。「ぬけまいる」の物語的に伊勢参りの道中がメインになるので、物語の後半になるにつれて伊勢神宮が出てくる可能性は高そうです!
茨城県つくばみらい市 ワープステーション江戸
どうやらここが「ぬけまいる」のメイン舞台のロケ地になっているようです。このワープステーション江戸は時代劇の撮影地として定番の場所です。ぬけまいるの他にも岡田将生主演のドラマ「昭和元禄落語心中」や芦田愛菜主演のドラマ「春子の人形」など、さまざまなドラマのロケ地としても使われているところです。
山形県鶴岡市 スタジオセディック庄内オープンセット
山形県鶴岡市にあるスタジオセディック庄内オープンセット。時代もの用の屋外スタジオセットで、この場所で撮影が行われたとの発表がありました。この場所は他にも山田孝之主演のドラマ「勇者ヨシヒコシリーズ」や内田有紀主演のドラマ「荒神」のロケ地になったことで有名な場所です。他にも、茨城県常陸大宮市にある久慈川や那珂川などでも撮影が行われています。
ぬけまいるを観た人の感想や評価は?
昼間っから#ぬけまいる
— ともஐ (@miyaaa84) December 4, 2018
3話から5話見て泣いてるのはこのわたし
なんとも素敵な時代劇なんだろ
ここに修作さんが出てくるかと思ったら余計にでも泣てきそう
こんな素敵な作品に出会えた涼太くん
初めての時代劇が心温まるものでほんとに良かったね〜( ; ; )
出演の回は泣いて笑ってる私がいそう
最後に、ぬけまいるを観た人の感想や評価について紹介していきます。上記のように、ぬけまいるは素敵な時代劇で泣けるという感想が多くみられました。
この間、偶然観て面白かった #ぬけまいる 第三話を観る。
— お絵描きぺんぎん (@penguinoekaki) November 17, 2018
第一話を観ていないので、事情が分からないが、面白い。
芝居の上手い綺麗な役者さんだなあと思ったら、滝沢秀明さんだった。
引退はもったいない。
このように「ぬけまいる」のツイッターでの反応は高評価が多いようです。中にはゲスト出演の滝沢さんの引退を惜しまれる声も多く見受けられました。
ぬけまいるのキャストやロケ地、小説まとめ
「ぬけまいる~女三人伊勢参り」のキャストやロケ地、小説などをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?長編小説としても人気の「ぬけまいる」お蝶/以乃/志花の女三人旅物語から、どんな風に自分を見直していくのか。見直した先には何があるのか。目的地に着いたときどう思うのでしょうか?原作小説からどう違ってくるのか?「ぬけまいる」の今後の展開にも注目です。