家族の旅路をネタバレまとめ!泣けると話題のあらすじと最終回の結末を紹介

家族の旅路は、赤ん坊の頃強盗に入った柳瀬光三に家族を殺された浅利祐介(滝沢秀明)。しかしその事件は実は真犯人は別にいると言われ、初めは容疑を認めていた柳瀬が自分はやっていないと言いだし何度も再審請求をしています。家族の旅路のあらすじをネタバレしながら最終回にはどんな結末を迎えるのか。柳瀬の前の妻の娘だという河村礼菜(谷村美月)から依頼された兄探しを含めて絡まった家族の糸がほぐれた時どんな結末が待っているのかを家族の旅路のあらすじに添ってネタバレしながら見ていきます。

家族の旅路をネタバレまとめ!泣けると話題のあらすじと最終回の結末を紹介のイメージ

目次

  1. 家族の旅路をネタバレ調査!
  2. 家族の旅路の主な登場人物とキャスト
  3. 家族の旅路の各話あらすじ
  4. 家族の旅路の最終回あらすじと結末
  5. 家族の旅路を観た感想や評価は?
  6. 家族の旅路のネタバレまとめ

家族の旅路をネタバレ調査!

フジテレビオトナの土ドラ枠で放映された家族の旅路は、小杉 健治『父と子の旅路』(双葉文庫)を原作としたドラマです。このままのタイトルでドラマ化すると、父と子という文字に注目が集まります。タイトルを見ただけで、遠藤憲一と滝沢秀明が父と子なんだなとタイトルだけでネタバレして、結末が見えてしまうので、あえて「家族の旅路」にしたのだろうと言われています。

父と子のそれぞれの思いが、泣けると評判の小説で、これまでも父を橋爪功、息子を中村俊介でテレビドラマ化されています。物語の中盤からこの二人は親子なのではというネタバレ感もありました。祐介もそれを察知しながら柳瀬に対応する切ない演技が話題になりました。

父と息子、それぞれが最終回までにどういう結末を出すのか、あらすじをネタバレしながら「家族の旅路」を調査します。

家族の旅路 家族を殺された男と殺した男|東海テレビ

家族の旅路の主な登場人物とキャスト

家族の旅路の主な登場人物一覧です。家族の旅路の最終回までの結末を解き明かす立場の人物の所ではネタバレになっています。

浅利祐介/滝沢秀明

まだ赤ちゃんの頃、自宅に押し入った強盗により、祖父、両親を殺され、母の姉の家庭に引き取られ、祐介は何不自由なく、可愛がられて育ちました。成長した祐介は、兄を探してほしいという女性に出会います。

その女性が探している兄というのが、祐介の自宅に押し入った強盗が連れていたという、強盗の息子で、その女性にとっての父親違いの兄でした。世間的には(大富祐介)として生まれたことになっていました、浅利は引き取られてからの苗字。

柳瀬光三/遠藤憲一

真面目だけが取り柄の男だったが、ある日行きつけの飲み屋に河村あかね(横山めぐみ)が来てから、あかねと恋に落ち、光男という男の子に恵まれますが、子育てに飽きたあかねがまた飲み屋で働きだし、新しい男を作って柳瀬のもとからにげてしまいました。残された光男と二人、必死で生きていこうとしていたのですが、自分の体に異変を感じ、あかねの父親に会いに行くが追い返されてしまいます。

子供を連れて途方に暮れる柳瀬を気の毒に思った花木(目黒祐樹)の近所に住む大富家の人達が、一晩泊めてくれたその次の夜に殺されてしまいました。柳瀬は大富家の人達を殺したという事で死刑判決を受けた死刑囚。

浅利孝信/益岡徹

鎌倉に住み、大学教授をしている穏やかな人物で、妻の妹が一家殺人事件に巻き込まれ、生き残った祐介を、引き取り、温かく見守り育ててきました。

由美子の所に書いたネタバレを孝信もまた、共有していました。こんな切ないネタバレ内容を受け止めることのできる強い男です。

浅利由美子/いしのようこ

祐介の実の母親の姉であり、血のつながりで言えば祐介の伯母です。自分たちも子供を望みながらも、恵まれなかったことから、祐介を実の息子として慈しみ育ててきました。妹から祐介の写真を何枚からもらっていたので、引き取った時に、違和感を感じ、この赤ちゃんは祐介ではないかもしれないという想いも受け入れてきました。

ネタバレすると、由美子は、祐介が妹の産んだ子供ではない事に気が付いていました。それでも祐介を実子の様に愛しんで育ててきました。さらに反響を呼んだネタバレ、礼菜の事も家族として受け入れる由美子の心の大きさは話題になりました。

河村 礼菜/谷村美月

母の元夫だった柳瀬の事件の再審請求をしてくれていた津村弁護士がなくなってしまった事から、柳瀬の再審請求を被害者家族であると知りながら、祐介に依頼してきました。死期の迫った母親にどこかで生きているはずの兄光男を逢わせてあげたいと思ったからです。祐介と出会いだんだんと祐介とお互いに惹かれていくのですが、恋人としては大きな障害があります。

ネタバレすると、祐介は、あの惨劇のあった家から、柳瀬がすでに死んでいた本当の祐介と光男をすり替えたのです。だから祐介は、本当は光男、礼菜の兄という大きなネタバレという結末があります。母も死んで喪失感でいっぱいの礼菜を最終回に祐介の両親が、祐介の妹は私たちの家族と受け入れてくれます。

河村あかね/横山めぐみ

死刑囚柳瀬の元妻で、礼菜の母親。柳瀬との間に光男という男の子が産まれているのですが、光男の行方は、柳瀬もしゃべらないのでわかりません。男関係がだらしなく、柳瀬友飲み屋で知り合いあかねからのアプローチで結婚して光男を産んだのに柳瀬も光男もほったらかして、久しぶりに会った河村と駆け落ちしてしまいます。

河村との間に礼菜が産まれたものの、夫の河村が酔っ払いとの喧嘩で殺された後は、水商売で店を構え、女手一つで礼菜を育ててきました。末期がんで余命宣告も受けています。最終回に向かうあらすじ・ネタバレの鍵を持っている一人です。

あかねの抱えているネタバレの内容は、衝撃的なものでした。酔っぱらってけんかの末に死んだことになっている夫の死の真相は、あかねが見ていながら死んでくれたらと見捨てたことです。そしてもう一つのネタバレは、その証拠を誰かが死なない限りは暴かれない墓の中に隠した事です。

河村真二/小林タカ鹿

光男が生まれた後のあかねと駆け落ちした男で、礼菜の父親。あかねとはあかねが学生時代からの付き合いで、金をせびりにあかねの父親である花木の元へ行くが、嫌われているので相手にされていませんでした。それを逆恨みして、花木を殺そうと家に忍び込んだつもりが、大富家に間違って押し入り事件をおこしてしまいました。

花木 重彦/目黒裕樹

あかねの父親で礼菜の祖父。あかねは17歳で家を飛び出しそのまま、音信不通になったことから、今もあかねの事を許していません。

桜井良太/長谷川純

あかねの主治医、見舞いに来る礼菜に恋をしているようで、礼菜にいろいろとやさしくしています。すべての結末・ネタバレが付いた後、どうなったのかは描かれなかったので、気になるという意見もありました。

ジャニーズ事務所のタレントなので、もっと出番があるかと思ったとか、礼菜との今後の結末をネタバレしてほしいという意見もありました。出演場面は少ないですが、人気のあったキャストです。

松枝 栄ニ郎/石丸謙二郎

30年前の大富豪殺害事件で、祐介の家族を殺した柳瀬光三を逮捕した刑事。しかし当時柳瀬の供述や証言に矛盾を感じていました。刑事を退職後、柳瀬が本当に犯人だったのか、今も悩んでいます。

津村 佐智子/朝加真由美

無実を主張する柳瀬の再審請求を3度もして、亡くなった津村誠冶の妻。犯罪者の人権も守る夫を理解し、柳瀬の望みに応じて、被害者の子供である祐介の状況を見に行ったこともあると言います。

津田 陽一郎/片岡鶴太郎

浅利祐介が勤める弁護士事務所の所長。冤罪事件を多く扱っていて「罪を犯してしまった者の主張をしっかりと聞き、守られるべき権利はしっかり守っていく」江戸っ子気質のゆるぎない主張や判断力がある人物。祐介の理想の弁護士でもあります。柳瀬光三の事件では、柳瀬を父と知り、揺れる祐介をしっかりと支えました。

家族の旅路の各話あらすじ

家族の旅路第1話あらすじ・ネタバレ

「家族の旅路」1話は、東京下町にある弁護士事務所で働く祐介(滝沢秀明)の元に、依頼に来た河村礼菜(谷村美月)が依頼して来た内容は、とても受けれがたいものでした。「あなたのご両親を殺した男と逢ってください。余命宣告された母に行き別れた兄を合わせたい。柳瀬(遠藤憲一)がその行方を知っているはずなんです。」受け入れがたいその依頼を「冗談じゃない!」そう言って追い返す祐介。

けれど「死刑囚であるその男と向きあう事で、見えてくるものがある」そう言う祐介が尊敬する事務所の所長澤田楊一郎(片岡鶴太郎)。所長の言葉には心が揺れた祐介ですが、ネタバレするとここまでいつくしんでくれた育ての母がこんな依頼を受けて悲しむのではないかという、思いがありました。

色んな人の顔を思い浮かべ、これまでの人生のあらすじを考えながら、悩む祐介、そしてある日の柳瀬との面会室に現れる祐介。祐介は、面会を決めるまでに自分から礼菜のいる礼菜の母の店を訪問します。礼菜の母が末期がんで長くない事、礼菜が、これまでの母の人生のあらすじを知った時、柳瀬という男がいた事、兄の存在を知り、母にあわせたいと思ったことを祐介に告げます。

無罪を訴えている自分の家族を殺したのかもしれない男との初めての対面、柳瀬は祐介が来た事に驚き、再審請求はあきらめている事を話します。冤罪だった場合、祐介には本当に憎むべき犯人は誰なのか知りたいという気持ちもありました。

家族の旅路第2話あらすじ・ネタバレ

「家族の旅路」2話は、祐介が柳瀬と向き合う面会室から始まります。これまで3度の再審請求をしてくれていた津村弁護士が亡くなっている事、罪を受け入れているという柳瀬の態度に再審請求することで、死刑の執行を先延ばししているだけだと、感じた祐介は「それが目的だったのか」と拘置所をあとにします。

その足で裕介は、礼菜に「柳瀬はもう再審請求をあきらめている」と伝えると、兄・光男の行方があきらめきれない礼菜は、今は引退している担当刑事だった松枝(石丸謙二郎)にあって欲しいといいます。松枝にあうと、松枝は当時の赤ん坊がこんなに大きくなったことを喜び、柳瀬を犯人とする疑問点を話してくれました。

生き残っている祐介を助けるために、警察に柳瀬が通報してきたこと、そして再審請求をし続けた津村弁護士の柳瀬は無実だという熱意に、松枝は冤罪事件を起こしてしまったのかもしれないと深い、後悔の中にいました。

祐介は事件の詳細を当時の裁判記録など、調べられるものは精力的に調べてみました。そして、その事でどうしても自分を育ててくれた被害者の姉である母(いしのようこ)と父(増岡徹)に事件の事を聞かなければならなくなりました。

真実が知りたい、自分の両親や祖父を殺した犯人が冤罪なのか、違うのか調べている事、接見もしたことを両親に話した祐介、母親は強く反対します。これまでの人生を壊したくない。その反応はそれだけではない事を感じさせていました。それでも祐介は、再審請求を引き受けていた亡くなった弁護士の妻に会いにいきます。

家族の旅路第3話あらすじ・ネタバレ

家族の旅路3話は「柳瀬さんは絶対に犯人ではない」夫が最後までそう信じて弁護活動をしていた事を妻の佐智子(朝加真由美)に聞くために訪問するところから始まります。すると佐智子は、柳瀬が祐介の事を気に掛けていた事を話してくれました。佐智子は柳瀬の代わりに、祐介の成長を佐智子が見に行っていた事を話してくれました。

けれど、礼菜が知りたい、兄・光男については口を閉ざしたままだったと言います。その報告を聞いた所長の澤田は「でもそれだけで犯人ではないと決められない」と祐介の疑問に答えます。祐介は礼菜の母にも話を聞きたいと礼菜の友達として、あかねに会いに行きますが、あかねにはすぐに弁護士であることがばれてしまいました。

自分の「入院費がかかるから、誰でもいいから金を出しくれる相手がほしいのだろう」と礼菜を罵るあかね。光男探しは母の為なのに、深く傷つく礼菜。祐介はこれまであったことを、柳瀬にも知らせに行来ました。当時の担当刑事も柳瀬が犯人ではないと疑いをもていること、亡くなった津村弁護士がずっと柳瀬の無罪を信じていた事、そして柳瀬に衝撃を与えるネタバレを口にします。

元妻だったあかねが余命わずかなこと、だからこそ光男を探して母にあわせたいと願った礼菜が自分へ依頼したことを伝えます。すると「この事件の犯人として死刑になる事を決めた」と言ってそれ以上答えようと背を向けます。その背中に「真実が知りたい」と叫ぶ祐介。

そして祐介は柳瀬を知るために柳瀬が勤めていた、山梨県甲府市の工場で話を聞くと、あかねに去られた後の柳瀬が必死で光男を育てていた事を聞かされます。そんな柳瀬はガンになり、胃がんを発症していました。そしてその後の事は従業員も知らないと言います。祐介は当時柳瀬が暮らしていたアパートの前に立ち、その目からは涙を流します。

家族の旅路第4話あらすじ・ネタバレ

家族の旅路4話は、祐介は、澤田所長に「柳瀬はシロです」これまで柳瀬に関わってきた人たちの証言から、柳瀬の性格から一家殺人など起こせる人物ではないと言うところからはじままります。柳瀬を信じる気持ちに変わった祐介は、柳瀬に会いに行くが柳瀬の方からあうのを拒否されてしまいました。再審請求は開かずの扉と言われています。ましてやその当事者が再審請求を拒否したのでは、祐介も手を出せません。

祐介はあかねの病院に行き、柳瀬の再審請求の弁護人になる事を伝えます。「被害者の息子のあんたが何でそこまでするの!」話してもいないのに祐介の素性を知っていたあかね。祐介は激高するあかねに、そもそもの原因はあかねが柳瀬と光男を置いて家を出たことにあり、礼菜もあかねの奔放な性格で傷ついていると言ってしまいます。病気のあかねです、きつい事を言われて倒れてしまいます。

冷静であるべき弁護士の自分が余命わずかな重病人のあかねに強く言葉を発してしまった理由は、礼菜に心惹かれていたせいもありました。それを礼菜にも伝え、二人は惹かれあう気持ちを確認しました。

事件を洗い直すため、かつての自分の家大富家の跡地にたつ祐介、近所に住む女性が、ある目撃情報を祐介に告げます、その足であかねの父花木重彦(目黒祐樹)の家を訪問する祐介、重彦の話を聞くと祐介の頭にはある推理が浮かんできます。それは祐介にとっては辛い推理です。それを事務所に戻り澤田に話すと「当たりかもしれない」と言います。

近所の人や重彦の話を聞いて浮かんできたのは、あかねの2番目の夫で礼菜の父河村真二(小林タカ鹿)です。暴力団に追われ、金が必要だった真二は、重彦の家に強盗に入るつもりで、家族構成のおなじ、大富家に押し入ってしまったのではないかという推理。この推理をもって、祐介は澤田を伴って柳瀬に会いに行きます。そして真犯人の目星達いているというとそれを否定する柳瀬。澤田は柳瀬に「光男の事で何かあるのか」と聞きます。

家族の旅路第5話あらすじ・ネタバレ

「家族の旅路」5話は、30年間冤罪で服役して来た柳瀬に想いを馳せる所から始まります。自分が調べた事実や聞き込みによって自分が両親を殺されたことで憎んでいた対象が本当は、柳瀬ではないかもしれないという、自分の30年と独房の中で死刑囚として過ごしている柳瀬の思い。真実を捻じ曲げたままにしてはいけない、真実を明らかにすると心に決めました。

しかし真実を明らかにすることで、重彦は、本当ならば自分たちが殺されるはずだったのに大富家が間違って殺されたことが、広く世間に広まると、今度は自分たち家族がバッシングを受けることを恐れたのです。新たな真実は新たな苦しみも生み出してしまうという現実に向き合う祐介。

この真実を明らかにすることで、愛する礼菜は、実の父親が殺人犯となり、礼菜を傷つけ、祐介との関係も終わってしまうのではないかという思いもありましたが、無実の人が死刑になる事の方が、祐介にとって許せない事でした。

礼菜の父が犯人かもしれないという事は言えないまま、祐介は礼菜から兄・光男が赤ちゃんの時の写真を見せられます。コピーを取って持ち帰り、自分の幼い頃の写真と見比べようとしますが、アルバムがありません。母に聞いてもわからないと言われます。祐介は写真の光男と同じところにあざがあるのです。

その頃祐介の母は、澤田に祐介を柳瀬の事件から手を引かせてほしいとお願いにきます。澤田は母親の状況から何かあることには気が付いていても、「それは出来ない」と断ってしまいます。祐介はあかねと一緒に写る赤ん坊の事が気になり、病院に来ますが、礼菜がいた事で聞くのを断念します。「私は一体何者なのだ」と悩みながら。

家族の旅路第6話あらすじ・ネタバレ

家族の旅路6話で祐介は、自分が「柳瀬光男」であることを確信します。柳瀬光男のたった一枚の写真に残る足のあざがその確証になりました。一家殺人事件の中で本当の祐介も殺されていました。それを発見した柳瀬は、死んだ祐介の代わりにこの家に光男を残せば、誰かが面倒を見てくれると考えたのです。

柳瀬自身に親兄弟はなく、あかねの父親には勘当しているからと断られ、柳瀬自身もガンでいつ最後が来るかもわからない状態。少なくともこの恵まれた家ならば、光男が幸せに暮らせると考えたのです。祐介は、その思いを柳瀬にぶつけます。

やってもいない罪で、あなたが死刑になる事は望んでいません。けれどあなたがやった取り換えは、私にとっては死刑にも値するひどいことです。そして祐介の問いかけは、育ててくれた両親にも「僕が祐介じゃないの事を知っていたのですか?」と問いただした。

柳瀬の事は殺したいほどに、憎んでいたけれど目の前ある小さな命を「柳瀬光男」だからと言って憎むことは出来なかった、両腕の中の小さな命を抱きしめながら真実に目を背けるとを決心して、30年の間、光男を祐介として育ててきたと、二人は祐介に話してくれました。

真犯人が、礼菜の父親であることも言えないのに、結婚のプロポーズの様な事を言ってしまった礼菜に自分が兄だと、言わなければならない祐介。それでもこのまま黙っていては、傷が広がるだけ。礼菜を呼び出し、「柳瀬光男は、僕なんだ」

むごすぎる真実を伝えられた礼菜は、あまりのショックに二人で話をしていた目の前の海にどんどん入って行き、自殺しようとしました。それを引き留めて、これからも見守っていくから、一人にしないからと抱きしめます。落ち着きを取り戻した礼菜が母の病院に行くと母が病院から姿を消していました。

家族の旅路第7話あらすじ・ネタバレ

家族の旅路7話は、祐介が柳瀬に呼び出されて面会するところから始まります。祐介の言った通り、子供を入れ替えたことは事実だと話したのですが、本物の祐介の遺体をどこにやったのかは答えません。そして自分の罪は、殺人犯として死ぬことで、償うというのです。

やってもいない罪で、柳瀬が死刑になるなんて、許すことが出来ない祐介であったが、本人が再審請求をしなければ柳瀬は、時が来て法務大臣の許可が下りたら死刑が執行されてしまいます。そしてその執行がきまったと、澤田の所に伝えられます。

本来死刑執行は、執行が終わってから発表されるが本来の形であるが、澤田がこの案件に関わっている事を知る法務省の知り合いから、内密に教えてもらったと言います。祐介は自分の本当の母親であるあかねに会いに行き、本当の犯人が河村であることをあかねに証言してもらいたいと必死で頼みに行きます。「知っている事をすべて話してください」と。

すべての真実がわかってしまったあかねは、お墓に隠してある、河村が犯人だという証拠を他に隠そうとしますが、その場に倒れてしまいます。探しに来た祐介と礼菜にみつかり、更にあかねが隠そうとした河村が犯人だという大富家に押し入った時の、証拠の衣類やナイフが入ったバッグも見つかります。

死刑の執行日が決まった段階での、真犯人を示す証拠の発見。柳瀬は死刑の執行を免れるのか。そんなギリギリの時間を残して、最終回に突入する9話が終わります。

家族の旅路の最終回あらすじと結末

家族の旅路最終回「父と子の結末」

家族の旅路もいよいよ最終回です。死刑執行を許可する書類も作成された時点での、真犯人を示す証拠は、柳瀬の死刑執行に間に合うのでしょうか。死んで償うのが、自分のやり方という柳瀬と、生きて生き抜いて罪を償うべきだと考えている祐介。所長の澤田と必死に死刑の執行が行われないように走り回りました。

明確な回答がないまま、死刑執行の日が来ました。そして執行が行われる自国の午前9時に、澤田の事務所の電話が鳴り響きました。その内容は死刑の執行の直前で執行停止になったというものでした。もう無理だと思った後の奇跡、祐介は柳瀬の元に行き、初めて「お父さん」と柳瀬を呼びます。

そしてあかねのの元に行き、あかねの事も「お母さん」と呼んだ祐介。暴力団に絡まれて瀕死の状態だった河村、実はあかねは、その様子を見ていました。けれど、ここで河村が死んでくれたら礼菜が殺人犯の子と呼ばれなくて済む、家族を思う心が、あかねに河村を見捨てさせました。

それぞれに、自分勝手で正義ではないけれど、誰かを大切に思う気持ちがさせてしまった犯罪。同情は出来ても許してはいけないものです。あかねは、亡くなってしまいましたが、生きている柳瀬は生きて償う事を祐介に約束します。

礼菜が自殺をしようとした時、祐介の妹なら私たちの取っ手も娘、そう言って浅利の家で、皆で礼菜を守ることを約束していました。柳瀬もまた受け入れる浅利の両親。

柳瀬も出所し、すべてが落ち着いた頃、柳瀬と祐介は二人きりで、暮らした山梨県甲府市に行き、祐介は父の背中でみた夕日を今度は並んで見つめるシーンで終わります。

最後に、胃がんだったはっずの柳瀬が30年も生きていたことについて。容疑をかけられた段階で、柳瀬は癌の治療を刑務所の中で受けることが出来ました。そしてその後の刑務所の中の規則正しい生活で、病状も快方に向かい、30年の生きてこれたのだそうです。

家族の旅路を観た感想や評価は?

家族の旅路は、もしかしたらこの最終回の結末は遠藤憲一と滝沢秀明が親子なのではという雰囲気が最初からありました。ネタバレというよりも、どんな方法で、どうしてそこまで追い詰められたのか、そんな疑問をもって見ていた人も多かったです。

2018年を最後に演じる側からプロデュースする側に変わる滝沢秀明、彼の俳優人生をしっかり見届けようとゲスト出演も見逃さないファンの方のつぶやき。「ぬけまいる」のワンシーンに「家族の旅路」の最終回シーンを思い出させるシーンのつぶやきです。

ドラマが始まる前の試写会に行かれた人のツイートです。実際に舞台あいさつなどで、俳優さんを見ると、皆さんさすがにキラキラしていて美しいと多くの人が言っています。

せいせいするほど愛しているも家族の旅路と同様感情表現が難しいドラマでした。感情の高ぶりをエアギターで表すのも話題になりました。最終回までの結末がどうなるのか予測が付かないドラマでした。家族の旅路の方がその点では「家族の旅路」の方が予想しやすいかもしれないです。

滝沢秀明が歌う「家族の旅路」の主題歌「記憶のカケラ」物語の結末を思わせるようなあらすじ・ネタバレをなどるようなそんな切ない歌詞で歌われています。「家族の旅路」のドラマを思い返せる大切なアイテムである主題歌は、CD化されていないとのこと、CD化してほしいという人達の願いがあるくらいいいドラマだったという感想も多いです。

家族の旅路のネタバレまとめ

「家族の旅路」は、自分の両親や祖父を殺した男に弁護士として向き合わなければなった祐介が、犯人である柳瀬と出会い、真実を追求していくと、最終回に向かうたびに驚き、哀しい結末が見えてきます。それを受け止めなければならない現実。

受け止めた先に見えてくる人と人同士の温かいつながりに涙を流す人も多い作品だという意見もあります。弱い人間だから起こしてしまう罪、ひとつの罪が最悪の結末を呼んでしまい、最低な最終回を迎える事もある、そういう人間の弱さも描いているドラマだったいう意見に共感する声もありました。

自分が祐介や柳瀬、祐介の両親の立場だったら、どう動いたのだろうか、そんな風に考える人もいました。特に祐介を育ててくれた両親の選んだ最終回の結末。人はここまで優しくなれるのだろうかという問いかけをする意見も気になるドラマでした。滝沢秀明は引退しますが、ドラマは残ります。心に温かいものが残ったという人の多いドラマです!

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