駐在刑事のキャスト一覧とロケ地・撮影場所まとめ！ドラマのあらすじは？【寺島進】

テレビ東京・BSジャパンで放送されている『駐在刑事』シリーズですが、2014年に初ドラマ化され2018年10月からは連続ドラマとして放送されています。今回は人気シリーズの『駐在刑事』の寺島進さんをはじめとする豪華キャスト陣やドラマ版あらすじ、ロケ地・撮影場所を徹底的に調査いたします。これを機に『駐在刑事』について知っていきましょう！是非最後までお楽しみください。

ドラマシリーズ『駐在刑事』は笹本稜平さんによる推理小説で2006年7月に講談社にて刊行されました。簡単なあらすじは、主人公・江波敦史は警視庁捜査一課の刑事でしたが、とある殺人事件の重要参考人だった容疑者が自殺してしまい、左遷され現在は奥多摩警察署水根駐在所に勤務しており徐々に捜査一課への未練の気持を断ち切っていきます。『駐在刑事』は2013年11月には続編の「尾根を渡る風 駐在刑事」が出ています。

テレビ東京・BSジャパンにて2014年から放送されています。最初は2時間ドラマ枠として1作目「奥多摩渓谷 殺意の夜想曲」、2作目「奥多摩山荘・復讐の哀歌」、3作目「奥多摩渓谷 断罪の狂詩曲」、4作目「奥多摩渓谷に響く悲しき子守歌！」、5作目「駐在刑事スペシャル」として放送されており2018年からは連続テレビ化され10月19日から12月7日まで全7話として放送されました。

『駐在刑事』のドラマあらすじをネタバレする前にキャスト陣をチェックしていきましょう。本作の主人公である水根駐在所の駐在員・江波淳史を演じているのは寺島進さんです。北野作品の常連であり知名度を上げます。主な出演作品は『アンフェア』シリーズ、『真田丸』、『バイプレーヤーズ』などがあります。2005年には『交渉人 真下正義』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞します。

警視庁捜査一課の管理官の加倉井国広を演じているのは北村有起哉さんです。1988年に舞台と映画で俳優デビュー、舞台で活躍する一方近年ではテレビドラマにも出演しています。2016年『太陽の蓋』で映画初主演を果たします。主な出演作品は『トッカン 警視庁特殊犯捜査係』、『視覚探偵 日暮旅人』、『アンナチュラル』などの作品があります。

緒方綾乃は警視庁奥多摩警察署署長で、中瀬由紀子の姉です。綾乃を演じているのは黒木瞳さんです。宝塚歌劇団に入団し、トップスターとして活躍し退団後は女優として活動します。1997年『失楽園』では日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞し様々な賞を受賞しています。『仄暗い水の底から』、『GOOD LUCK!!』、『20世紀少年』シリーズ、『白い巨塔』などに出演しています。

内田遼子は水根図書館の司書で山岳ガイド、また連続ドラマ版では旅館の女将を務めています。演じているのは笛木優子さんです。2000年にドラマ初出演、2001年には映画デビュー、同年韓国で芸能活動を開始します。韓国では『IRIS』や『美しき人生』に出演しています。主な出演作品は『アテンションプリーズ』、『四十九日のレシピ』、『高嶺の花』などに出演しています。

奥多摩の新米刑事である軽部翔平を演じているのは佐藤寛太さんです。2014年にEXILEの研究生となり、翌年正式加入し俳優活動を開始します。『HiGH＆LOW』シリーズのテッツ役、『イタズラなKiss』の入江直樹役、『恋と嘘』の高千穂蒼佑役、『わたしに××しなさい！』の霜月晶役、『探偵が早すぎる』の城之内翼役などがあります。

水根の山岳ガイドの池原孝夫を演じるのは鈴之助さんです。1996年『地獄堂霊界通信』で主演映画デビュー、その他様々な作品に出演しています。『クローズZERO』の田村忠太役、『ガチバン』シリーズの吉田義男役、『岳-ガク-』の守屋鉄志役、大河ドラマ『平清盛』の平教盛役などがあります。

緒方ひかりは緒方綾乃の養女で高校生、実の母は中瀬由紀子です。ひかりを演じているのは山口まゆさんです。小学6年生までは主に舞台で活躍し、その後は学業に専念するため芸能活動を一時休止します。2014年に読者限定オーディションに応募し合格します。2015年『コウノドリ』に出演し注目を集めます。主な出演作品は『昼顔～平日午後3時の恋人たち～』、『くちびるに歌を』、『明日の約束』などに出演しています。

国会議員で物語の終盤で由紀子の死に深く関わっている小宮山勇人を演じるのは眞島秀和さんです。1999年『青～chong～』の映画に出演し俳優デビューします。数多くのドラマ・映画・舞台で活躍しています。『ゲゲゲの女房』、『遺留捜査』シリーズ、『おっさんずラブ』、『氷菓』、『一礼して、キス』などに出演しています。

フリージャーナリストの岩淵真一を演じているのは長谷川朝晴(ともはる)さんです。1993年にデビュー後、数多くのドラマ作品に登場しています。『ハッピーフライト』、『銀魂』、大河ドラマ『真田丸』、『きみが心に棲みついた』、『大恋愛～僕を忘れる君と』など多数の出演作品があります。

山岳ガイドの孝夫の母親で水根旅館の女将・池原美也子を演じているのは市毛良枝さんです。1971年『冬の華』でデビュー、当時は新妻を演じることが多くお嫁さんにしたい女優に選ばれたこともあります。登山も親しみ、キリマンジャロにも登頂しています。『怪盗 山猫』、『ホテルコンシェルジュ』、『神様のカルテ2』などの出演作品があります。

『駐在刑事』のドラマ主題歌「アイムホーム」を担当している山崎まさよしさんが実はゲスト出演していたのをご存知でしょうか？第4話で自転車を盗まれたという些細なシーンではありましたが存在感のある謎の男を演じていました。

奥多摩警察署水根駐在所に勤務する江波敦史は5年前、とある事件の重要参考人である中瀬由紀子を自殺させてしまったため捜査一課から左遷されてしまいましたが、現在は水根の駐在さんとして町に馴染んでいました。その頃、奥多摩の新署長に緒方綾乃が着任しましたが、彼女は由紀子の姉であり江波を憎んでいました。ある日、医師の松永から看護師のゆり子が登山中に捻挫したという連絡が入ります。

翌朝、松永は山のガイド孝夫とともに救助に向かう途中、八王子土木建設の中西が死んでいるのを発見します。中西が最後に電話をかけたゆり子はその頃松永と共にロッジにいました。八王子土木建設の現場監督の氷川と揉めていたようでしたが、後日氷川も殺害されているのが見つかります。氷川の殺害現場に松永の指紋が発見、さらに診療所から凶器や証拠品が回収されるも、中西殺害時はゆり子と登山していたアリバイがありました。

この事件で独自に捜査を進めていた江波は作業員の間で行われていた賭博のことを掴み、もう一人の作業員加山に事情を聞こうとしたところ逃走しようとしますが刑事に取り押さえられます。それと同時に江波はゆり子が捻挫をしていないことに気付きます。逮捕された中西は氷川の犯行は認めたものの、中西の犯行については否認し、釈放された松永はどうやら何かを隠しているようでした。

実は中西は松永とゆり子が前の病院で医療過誤で辞めたことを知っておりずっと付け回っていたのでした。江波は松永のアリバイを検証し、その結果オフロードバイクと使ったことが判明しアリバイが崩れます。中西殺しの犯人はゆり子で中西に脅されており、偶然殺害してしまい松永に助けを求めたのだと言います。地元に1つしかない診療所であり、自首する前に患者たちには町の病院への紹介状を渡したのでした。

水根ストアで万引きが発生し江波が駆け付けると犯人は緒方綾乃の娘、ひかりであることが判明します。その矢先に誘拐事件が発生、小学生5年生の田所陽平が誘拐され両親の元へ身代金1千万円が要求されます。祖母のチヨを老人ホームに入居予定でしたがそれをキャンセルして身代金の工面をします。江波は捜査を始めるとコンビニで男の子が乗せられているのを見たというひかりの証言がありました。

しかし、証言から見つかった車には陽平の帽子しか見つからず、車の持ち主は誘拐犯とは違う人物でした。そしてひかりの証言が嘘であることが判明し綾乃は怒りを露にします。その後身代金はキャンプ場でという連絡を受けた江波は、水根旅館の女将の池原の元にいるひかりの様子を聞きます。翌朝、キャンプ場に犯人は姿を見せませんでした。同時刻、江波は旅館から出たひかりを尾行すると、陽平と食事する姿を目にします。

陽平は無事に保護され、狂言誘拐であったことが判明します。大好きな祖母のため老人ホームに入れないための行動でした。このことがきっかけで老人ホームへ行く話はなくなり、チヨは自宅で、水根で暮らすことになりました。その後、綾乃からひかりの真実が告げられます。ひかりは養女であり、実の母親は由紀子だというものでした。

人気女優の神月沙代は内田遼子の高校の同級生で奥多摩でトークショーが開かれることになりました。そこへ、沙代の元夫・早川がやってきて暴力沙汰を起こしてしまいイベントは中止になってしまいます。翌日、空き家で首を吊った早川を発見します。密室状態でしたが、首の痕に違和感があり殺人の可能性がありました。軽部に半ば強引に捜査協力を持ち掛けられた江波は、沙代から高校時代の話を聞きます。

元教師の山上がスパルタで生徒を負傷させたことがきっかけで演劇部が廃部になった話がされました。江波は早川の殺害現場に行くと、首を吊っていたドアノブから硫黄の成分が検出されました。早川の死体は硫黄の成分の湯につけられ死亡時刻が変更されていることが明らかになり関係者のアリバイは崩れることになります。このことから軽部は山上の仕業ではないかと疑います。

山上の所持品を調べると硫黄の成分が付着しており、山上は素直に犯行を認めますが、江波は真犯人を庇っているだけだと言います。江波は高校のアルバムから田中を指差します。田中は現在は有馬と名乗り沙代のマネージャーしており今回の真犯人でした。山上は体罰で有馬を傷つけたことがあり、有馬と沙代を守ろうと嘘の供述をしたのでした。早川に沙代の夢を壊させないために殺害したのでした。

江波と孝夫はとある男女を雲取山に探しに行くことになります。江波はカップルを発見しますが2人は立ち去ってしまいます。その頃、孝夫は悲鳴を聞き駆けつけると転落した女性を見つけ、江波と合流します。事故かと思われましたが、現場には争った痕跡があり捜査を始めることとなります。亡くなったのは美容院を経営する竹田で、登山には根本も一緒に訪れていましたが途中で別れたしまったと供述をします。

しかし根本は店の金を着服した過去があり、竹田の登山には必ず付き合う約束をしており殺害の動機は十分にありました。江波は手掛かりを手掛かりを求めて根本のマンションに向かうと、雲取山で見かけたカップルに遭遇し、彼女は根本の娘・遥でした。遥は買い物依存で借金をしており、返済を迫られ竹田に返してもらうと嘘をついてしまったため雲取山へ行くことになったと言うのです。

根本は娘のこの事実を知っており、雲取山で竹田と別れてから店の金を盗み返済しようとしていたことが判明しました。江波が現場へ戻ると、山岳ガイドの津山が花を手向けていました。山野草取りについて竹田に注意しているにも関わらず、竹田は採取を続けていました。それにカッとなった津山は袋を没収し、竹田と言い争いをしてしまいそこで足を踏み外し転落してしまったという事実を告白したのでした。

江波はひかりに由紀子の取り調べをしたのが自分であったと告白します。一方、由紀子の再婚相手の時雄は議員の小宮山の秘書の葛城に会い、もしひかりに手を出したら悪事が明るみになると宣言。その後、葛城に出されたコーヒーを飲みます。数時間後、江波は時雄が車内で死亡しているのを発見します。ひかり宛に遺書をメールしており自殺かと思われましたが、綾乃はこれは事件であると勘付きます。

葛城が事前に時雄の携帯番号を入手したことや、時雄に金を貸していたことがあり綾乃は捜査を始め、葛城は素直に事情聴取に応じます。一方、江波は水根ストアの店長からスーツの男が容器を川に捨てるのを目撃したと証言がされ、子どもたちに協力を求めその容器を探すことにしました。その夜、綾乃はジャーナリストの岩淵と接触し、小宮山と葛城の悪事について色々と情報を聞くことになります。

江波たちは、住人たちの協力によって紙コップ2つと、店のレシートが見つかりました。その結果、防犯カメラにコーヒーを買う葛城の姿が映っており、紙コップには葛城と時雄の指紋、青酸カリが検出され葛城を追求します。葛城は白を切りますが、なぜか一転罪を認めます。綾乃は逮捕状を請求しますが、あまりにも揃いすぎた証拠に警視の加倉井は心配します。しかし、逮捕状が下りず綾乃自身も非常にまずい事態になってしまいます。

綾乃は暴力的に取り調べをしたとされ、葛城の罠に嵌められてしまった結果、葛城には逮捕状が下りず、釈放されてしまいます。後日、謝罪に訪れ小宮山は綾乃に土下座を要求、マスコミの前で謝罪会見、そして時雄から預かったノートを渡せと要求します。しかし、綾乃はノートの存在を知らず"ノートがある"という情報を彼女は知ることになります。停職3ヶ月の処分、謝罪会見では切り札があると発言しました。

その会見の様子を見た江波は、小宮山たちが由紀子の自殺に関係しているのではと考え始めます。ひかりは時雄から遺品を預かっていたことを思い出し、捨ててしまった鍵を見つけ出し、慌てて綾乃に渡します。その頃江波は、過去に小宮山が銀座のクラブで由紀子と接触していたことを知ります。小宮山たちは何かしらの事情で由紀子を、そして綾乃を陥れるために仕組んだことでした。

綾乃は遺品を調べますがノートは出てこず、その代わり大曾根に関わりのあるものが出てきました。大曾根に逢った綾乃は由紀子が過去に小宮山に連れてこられカモフラージュとして働いていたことを知りそのことを小宮山に告げると動揺した様子を見せました。その頃、江波は岩淵と出会い綾乃と共に小宮山の悪事を暴こうとしていることを話しました。その後、小宮山の事務所で発砲事件が発生します。

その傍らんいは銃を持った綾乃がおり、加倉井は綾乃を指名手配犯にしますがひかりは江波に綾乃を助けるように言います。どうやら綾乃はノートを探しているうちに何かしら事件に巻き込まれたようです。一方、警察署では刑事部長の小田切自らが現場で指揮をとるという異例の事態になります。小田切は綾乃の自宅を家宅捜索、そして小田切はひかりの部屋も探し、やはり彼らもノートを探しているようでした。

最終話のあらすじは江波は指名手配にされている綾乃に遭遇し銃を向けられます。そして無実を訴えて逃走してしまいます。江波は綾乃が仕組まれて罪を着せられているのではと思い、加倉井と軽部と共に犯人を捜し始めます。ノートの行方は、小宮山を殺害した真犯人は誰なのかというのが最終回の内容です。最終回は2018年12月7日に放送されますので1話から6話までのあらすじを参考にチェックしてみてください。

『駐在刑事』の舞台は奥多摩であり、ドラマのロケ地も奥多摩であり江波が勤務す水根駐在所としてギャラリー二幸屋(にこうや)が使用されています。普段はアーティストが訪れ演奏をしたり、作品を見たりする場所になっています。

『駐在刑事』の第2話と第5話で登場したロケ地は奥氷川神社です。JR青梅線奥多摩駅下車してから徒歩3分ほどで到着します。神気の通り道としても知られており訪れる方も多い神社です。境内には都内最大の立派な三本杉があります。

『駐在刑事』の第5話で登場したロケ地である御岳渓谷では多摩川にかかる橋が撮影に使用されていました。この渓谷は日本名水百選にも指定されており、特に美しい清流美としても有名です。紅葉シーズンには多くの観光客が訪れます。

作中に度々登場する水根ストアですが、こちらのロケ地は神奈川県、山梨県、東京都の堺に位置している四津屋商店です。明治30年に始まり、地域のライフラインを支えるお店になります。

『駐在刑事』の第2話で登場したキャンプ場のロケ地はアメリカキャンプ村です。奥多摩でも人気の場所です。奥多摩駅、白丸駅から徒歩だと40分程度、営業時期は3月上旬から11月下旬ごろとなっていますので公式サイトで営業日はチェックしてみてください。

『駐在刑事』の感想や評価をご紹介いたします。2時間ドラマから連続テレビドラマとなった人気シリーズで、連続テレビドラマ後もキャラクターや人情ストーリーで安心して見ていられるようです。様々な刑事が活躍し、毎回ゲストも登場し基本的に1話完結なので見やすいとのことです。そしてプール役の豆三郎が可愛いと話題になっています！

『駐在刑事』のキャスト陣、ドラマあらすじ、ロケ地・撮影場所をまとめてご紹介いたしました。『駐在刑事』を既にご存知の方もそうでない方もお楽しみいただけましたでしょうか？これを機に原作小説も読んでみるのもいいかもしれません。『駐在刑事』シリーズの今後の展開にも要注目です！