レジェンド・オブ・トゥモローは面白い？あらすじ・感想や登場人物まとめ

『レジェンド・オブ・トゥモロー』を知っているだろうか。マーベラスの『アベンチャーズ』と並ぶアメコミ「DCコミックス」のヒーローやヴィランズの登場人物が敵や味方になったりを繰り返し、世界滅亡と私情を果たすため戦う実写版ドラマ・シリーズだ。アメコミ好きの間ではかなり面白いという感想が多かったことから、『レジェンド・オブ・トゥモロー』の感想も合わせて紹介する。さっそく登場人物とあらすじを紹介していこう。

『レジェンド・オブ・トゥモロー』とは2016年からアメリカでスタートした、DCコミックスに登場するヒーローが入れ替わり集結し、シーズン毎にメインとなるヴィランズに立ち向かう長編シリーズのドラマだ。

『レジェンド・オブ・トゥモロー』はDCコミックスの『THE FLASH/フラッシュ』『ARROW/アロー』『ATOM/アトム』のヒーローたちが集結し、タイムトラベルを繰り返してあらゆる時代に飛び歴史にメスを入れていく、かなり面白いと話題沸騰のテレビドラマ・シリーズだ。またシーズン毎にメイン・ヒーローやヴィランズも入れ替わっていくので、さっそくシリーズごとの主な登場人物たちは以下の通りだ。

さっそくレジェンド・オブ・トゥモローのシーズン1のメイン登場人物とあらすじを紹介していこう。

• リップ・ハンター
• サラ・ランス / ホワイト・キャナリー
• ケンドラ・ソーンダース/ホークガール
• カーター・ホール/ホークマン
• レイ・パーマー / アトム
• マーティン・シュタイン/ファイアーストーム
• ジェファーソン・"ジャックス"・ジャクソン / ファイアーストーム
• レナード・スナート/キャプテン・コールド
• ミック・ロリー/ ヒート・ウェーブ
• ヴァンダル・サベッジ

『レジェンド・オブ・トゥモロー』シーズン１の主人公。過去や未来を行き来し地球の行く末を見守る役目をする元タイム・マスター。2066年に家族がシーズン１のラスボス、ヴェンダル・サベッジに殺されない未来に書き換えるため、見守ることしかできないタイム・マスターの役職を捨てタイム・ハンターとなり、家族が生きている未来を作るために共に戦ってくれるヒーローたちを招集する。

DCコミックスのドラマ・シリーズ『ARROW/アロー』から参入した登場人物。暗殺者同盟リーグ・オブ・アサシンに育てられ、二刀流で鉄のような棒を持ち戦う暗殺者。『レジェンド・オブ・トゥモロー』シーズン２以降のタイム・シップのキャプテンとなる。姉を殺害したダミアン・ダークを追い続けている。

DCコミックスのドラマ・シリーズ『THE FLASH/フラッシュ』に登場。古代エジプトの巫女チェイ・アラの生まれ変わりで、ホーク・ガールとして背中に携えている猛禽類のような羽で空を飛び鋭い爪で敵と戦うが、コントロールができなくなると敵味方関係なく襲うことも。カーターやサベッジと共に輪廻転生し、その度にカーターとは恋人や夫婦となるが必ずサベッジに殺害される運命。シーズン１で離脱。

DCコミックスのドラマ・シリーズ『THE FLASH/フラッシュ』に登場。ホークガール同様、背中に携えている猛禽類のような羽で空を飛ぶ。古代エジプトの王子クフの生まれ変わりで、巫女だったチェイ・アラとは恋仲だった。当時、神官だった現ヴァンダル・サベッジに巫女との恋仲に嫉妬され短剣で殺害される。以後ホークガール、サベッジと共に輪廻転生を繰り返し、その度ごとにサベッジに殺害される。シーズン１で離脱。

DCコミックス『ATOM/アトム』の主人公。ドラマ・シリーズ『ARROW/アロー』にも登場する科学者兼CEO。ファイアーストームの１人であるマーティン教授の元生徒なのだが教授には覚えていてもらっていなかった事が今ドラマで発覚。自身が着用しているスーツは自腹で研究しており、体のサイズを自在に操れ、空中も飛べる事が特徴。カーター死後、ケンドラと恋仲になり、ある時代では夫婦にまでなるが破局する。

DCコミックスのドラマ・シリーズ『THE FLASH/フラッシュ』に登場。物理化学者の教授でファイアーストームの製作者。ファイアーストームは互いの手をつなぎあう事で一体化し一個体の炎の戦士となる。またファイアーストーム時は肉体は相棒であるジャックスで精神体はマーティン教授の融合体で体全体や手から火を出して敵を攻撃する。才能はあるが頑固者で現相棒のジャックスとも衝突することも。シーズン3で戦死。

DCコミックスのドラマ・シリーズ『THE FLASH/フラッシュ』に登場。物理化学者でファイアーストームの製作者であるマーティン教授の２代目の相棒。本職は自動車整備士。融合体となるファイアーストームの影響か、マーティン教授とは普段の分離体の状態でも互いの感情をよくも悪くも共有してしまう。リップに指導され、宇宙船の整備はほぼ彼が任せられる。仲間思いの心優しい青年。シーズン3中盤で離脱。

DCコミックスのドラマ・シリーズ『THE FLASH/フラッシュ』の敵側の登場人物。『レジェンド・オブ・トゥモロー』では犯罪者であるにも関わらず未来を変えるべくリップに招集され、各時代の金銀財宝目当てにレジェンド・チームに入ることを承諾する。絶対零度に冷却する銃、コールドガンで攻撃。シーズン1ではチームの身代わりで爆死するがシーズン2ではリップと会う前の過去でヴィランズに誘われ相棒ミックと敵対する。

DCコミックスのドラマ・シリーズ『THE FLASH/フラッシュ』の敵として登場する放火魔の犯罪者で、スナートの相棒。『レジェンド・オブ・トゥモロー』ではスナート共にリップに招集され財宝目当てにヒーロー側として加入。武器は小型火炎放射器、ヒートガン。世界の世紀末を救うチームメンバーでありながら、元犯罪者というレッテルを常に感じており、時折元犯罪者の不信感を見せるチームメイトたちへの疑心に葛藤していく。

DCコミックスのドラマ・シリーズ『THE FLASH/フラッシュ』に登場する『レジェンド・オブ・トゥモロー』シーズン1のラスボス。古代エジプト神官の生まれ変わりで、巫女チェイ・アラに恋心と執着心をもつ。輪廻転成を繰り返して巫女の生まれ変わり（本作品ではケンドラ）とクフ王子の生まれ変わり（本作品ではカーター）もろとも殺害し、その生命エネルギーで数千年を生きている。2066年にリップの家族を殺害。

時は1950年、ある隕石を手にし人外的強さを手にしたヴァンダル・サベッジは世界征服のためあらゆる時代へとワープし、各時代の支配者と接触することで歴史を書き換え世界滅亡へと着実に歩んでいった。2066年、サベッジに家族を殺害されたリップ・ハンターは家族が生きている未来に歴史を塗り替えるため、2016年へ飛び立ち８人の候補者を選んだ。

リップの選んだ８人の中には犯罪者、暗殺者もおりお世辞でもヒーローとは呼べない彼らは自ら「レジェンド」と名乗った。南北戦争や冷戦、ヒッピー族が流行る1970年代や開拓時代、あらゆる過去をめぐり、ついにサベッジが隕石を手にしていたとされる３つの過去へと向かい隕石を消滅する作戦に挑む。はたしてレジェンド、リップの家族、世界滅亡の危機はまぬがれるのだろうか。

シーズン2のメイン・メンバーは以下になる。シーズン1で脱退したメンバーの代わりに加入する新メンバーに注目してほしい。

• ネイサン・ヘイウッド / スティール
• アマヤ・ジウィ/ ヴィクセン
• レジェンドメンバー
• イバート・ソーン/リバース・フラッシュ
• ダミアン・ダーク
• マルコム・マーリン / ダーク・アーチャー
• レナード・スナート/キャプテン・コールド

『レジェンド・オブ・トゥモロー』シーズン２の主人公。時空探偵をしている歴史学者で、親友の研究で歴史が書き換えられていることを知り、方々へ散らばったレジェンドを収集して悪に立ち向かっていく。レイが血友病をもつネイトの命を救う際に、投与した血清で体が鉛化する能力を与え、スティールとして加入。先輩ヒーローJSA（ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ）の一員、コマンダー・スティールの孫。

20世紀中ごろまでアメリカの平和を守ってきたJSA（ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ）メンバーの1人。特殊なフィールドを発生させ、ゴリラの怪力や鳥の飛行能力を自身の中に引き出して戦う。仲間のレックスを殺したリバース・フラッシュを追うためレジェンドに同行する。

『レジェンド・オブ・トゥモロー』シリーズの主要メンバー。歴史の歪みに気づいたネイサンが散在していたミック、レイ、マーティン教授、ジャックス、サラを探し出し再集結。世界を守るため自ら船ごと水爆に被曝したリップだけが船長としての記憶を失っていた。そのリップこそがソーンの望む歴史を変える力を秘めた運命の槍の一部を隠し持っていた。

DCコミックのドラマ・シリーズ『THE FLASH/フラッシュ』の登場人物で、本作品シーズン2の悪の軍団（リージョン・オブドリーム）の首謀者。『THE FLASH/フラッシュ』で存在を消されたため、自身が存在する未来へと書き換えを企み、歴史を改変できる運命の槍を探す。空間を超高速移動するスピードスターだが、時間軸を乱す不存在者を襲う”怪物”から逃れるため同じ空間に長居ができない。

DCコミックスのドラマ・シリーズ『ARROW/アロー』でアローたちを苦しめた世界最強の冷徹男。本作品シーズン1ではサベッジの武器オークションで登場したが、シーズン２ではソーンに誘われ悪の軍団（リージョン・オブドリーム）の一員として再登場。手下扱いするソーンに時々敵意を見せる。

DCコミックスのドラマ・シリーズ『ARROW/アロー』の敵で、レジェンドの1人、サラが所属していた暗殺集団リーグ・オブ・アサシンの元メンバー。ソーンに「手を組めば本物の権力が手に入る」と誘われ悪の軍団（リージョン・オブドリーム）の一員となるが、彼のワンマンなやり方に疑問を持ち、ダミアン・ダークと手を組み反旗をひるがえすことも。

『レジェンド・オブ・トゥモロー』シーズン1ではレジェンドの一員として味方を守り爆死した。シーズン2ではスナートがリップと初めて接触する時代より先に悪の軍団（リージョン・オブドリーム）が彼に接触し、仲間に引き入れることでレジェンドの敵として再登場。レジェンドの仲間であるミックを口で上手く誘導し、時に昔の相棒を悪の軍団（リージョン・オブドリーム）側へ陥れることも。

2016年アメリカ。歴史学者ネイサン・ヘイウッドは友の研究で、歴史が改変され1942年にレジェンドの超時空艇が水爆で沈没した事を知る。時空艇の中で人工冬眠させられたミックを発見し、リップによって被曝を避けるため他メンバーはタイムスリップをさせられたと聞く。レジェンドを収集し、1942年の原爆製作を阻止した後、当時のアメリカのヒーロー、JSA（ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ）と出会う。

ドラマ・シリーズ『FLASH/フラッシュ』で自身の存在を消されたソーンがJSA本部に現れ、歴史改変のキーとなる運命の槍の一部を奪い、JSAのレックスを殺害する。これを機にアマヤは仲間の仇を討つべくレジェンドと共に旅をすることになった。一方ソーンはダークとマーリン、スナートを仲間に引き入れ、歴史改変を企む。ヒーローvsヴィランズのクロスオーバー対決の結末はいかに。

シーズン3の登場人物を紹介しよう。シーズン4でレギュラー入りを果たしたダミアン・ダークの娘、ノラ・ダークが初登場。

• アマヤ・ジウィ/ ヴィクセン
• ザリ・アドリアナ・トマズ/アイシス
• ネイサン・ヘイウッド / スティール
• レイ・パーマー / アトム
• レジェンドメンバー
• ノラ・ダーク
• ダミアン・ダーク

JSA（ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ）のメンバーで、1942年に存在するザンベジという国の守護者。トーテムという悪を倒す石の所持者の1人。シーズン2で恋仲となったネイサンと同棲を始めるが未来の孫にあたるビクセンの活躍を見、ネイサンとの関係を終わらせなければ孫が存在しない危機を察知し消息を断つ。その後サラの依頼でレジェンドに復帰。

2030年の未来でレジェンドに助けられたイスラム教アメリカ人。生き抜くために窃盗を繰り返す前科者で秘密組織AUGUSのお尋ね者。本作ラスボスの悪魔マリスを倒す力を宿す風のトーテムの所持者。同じくトーテムを持つアマヤの説得でレジェンドの一員となる。

平和な生活に飽きたネイサンは『レジェンド・オブ・トゥモロー』シーズン2で自身らが引き起こした歴史の歪みを修復すべく再びレジェンドとしてタイム・シップに乗り込む。だが歴史上壊滅している元恋人アマヤの村、ザンベジが守られる歴史に改変したいという、任務に反したアマヤの願いに協力をするなど盲目な一面も。

会社を友人に譲り実力を持て余していたレイも歴史修復目的でレジェンドに復帰。2017年に『レジェンド・オブ・トゥモロー』シーズン2で敵だったダミアン・ダークの娘ノラ・ダークに出会う。闇を抱えた彼女が本作の敵マリスと呼ばれる悪魔に支配されていく様を見、また一時ダークに捕まった際にダークの娘への父親としての人間味ある愛情を垣間見たレイは最後は唯一ダークの味方になっていく。

平和な生活に飽きたサラ、ネイサン、レイは自身らで引き起こした歴史の修復をすべくスター・シップを取り戻し、各時代に散財したメンバーを引き入れていく。歴史修復の途中でアマヤと同じトーテムを持つザリ、そしてリップの手ほどきで『THE FLASH』の登場人物キッド・フラッシュが仲間入り。またマーティン教授の戦死をきっかけにファイアーストームは解散、ジャックスがチームを脱退する。

2017年グリーン・アローに父親ダミアン・ダークが殺害され孤児になり、心が荒んだ彼女は精神病院で生活を送るなかで悪魔マリスに心身を蝕まれ始める。未来からやってきたダークに付き従い、父に認められたいがためにダークが望む悪の化身となるべくマリスに心身を受け渡すことを決意する。

シーズン２では悪の軍団（リージョン・オブドリーム）として登場。DCコミックスのドラマ・シリーズ『ARROW/アロー』でヒーローのグリーンアローに殺されたが、本作品で黒儀式により復活。世界を支配すべく娘ノラの体に取り憑いた悪魔マリスを完全体として解き放つことを計画するが、次第に娘としての自我が消え悪魔になっていく様に恐怖を覚え、レジェンドに娘の救済を懇願する。

2017年ロス。リップが最重要セキュリティ組織「タイム・ビューロー」を作り、歴史の歪みによって生じた時代の混乱（アナクロリズム）の後始末を行っていた。優秀な人材で構成された組織にレジェンドは不要とされたが平凡な生活に飽きたレジェンドたちはリップからタイム・シップを奪い自ら歴史修復の旅に出る。またある時代で黒儀式が行われ、かつての敵ダミアン・ダークが蘇生する。

ダークは過去の時代に戻り、少女時代の娘ノラを引き取り、世界征服のためノラの心の中に棲む悪魔マリスをこの世に復活させることを企む。一方レジェンドはトーテムという６つの秘宝がマリスを倒す鍵であることを知り、レジェンド内で６人を揃えマリスに立ち向かう。マリスに心身を奪われかけたノラだったが、最後は娘を守りたいと願う父親としてのダークにレイは賛同しノラを救うが、身代わりとなったダークが悪魔の化身と化すのだった。

上記の感想にもあるように『レジェンド・オブ・トゥモロー』はDCコミックス『ARROW/アロー』『FLASH/フラッシュ』の登場人物でサブキャラクターとして出演してきたヒーローやヴィランズたちが主役となり集結したドラマだ。『アベンチャーズ』ファンである自身が見た感想を率直に言わせてもらうが『アベンチャーズ』と並ぶかそれ以上に面白いと話題になっていた。

感想を見てもわかるように犯罪者ミックとスナートのファンが多いようだ。出演俳優が『プリズンブレイク』という作品でも共演していたこと、またイケメンであることから『レジェンド・オブ・トゥモロー』でも相棒という設定でファンが湧いたようだ。

また作中でもシーズン1では味方だったスナートが2では悪の軍団（リージョン・オブドリーム）側につき、元相棒であるミックがレジェンドの仲間との間で心が揺れるシーンは面白いと話題だ。

シーズン２の感想としての見どころはあらすじでも触れたクロスオーバー対決だろう。レジェンドの先輩ヒーローJSA（ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ）の協力タッグのシーン有り、またJSAの一員であるアマヤがシーズン3でもキーマンになっていくのが面白いようだ。ヴィランズたちも作品を越えて集結し、時に仲違いし、最終決戦へと向かうシーズン2を見届けてほしい。

また本シリーズの面白いところは最終話で一件落着しないところだ。山場を越えたところで新たな事件が起こり次のシーズンを匂わせる。シーズン1ではサベッジを倒したところでJSAメンバーが2016年に来るなと伏線を引き、シーズン2では歴史が歪み都会に恐竜が出現。シーズン3では悪魔マリスの開放時にドラゴンなど他の悪も開放してしまっている。ちょうどスタートするシーズン4も気になるところだ。

シーズン3の見どころの１つはやはりリアルで夫婦の共演だろう。ダークの娘で悪魔マリスに体も魂も乗っ取られそうになるノラ、そして少女時代のノラを過去で見、サラの忠告を破ってダークに加担しノラを救い出すレイ。このノラとレイの俳優がリアル夫婦だと言う視点で改めてシーズン3を見直すとかなり面白いようだ。

またシーズン4ではノラがレギュラーに加わる事が決定したが、遂にレジェンド入りするのかファンとしては期待したいところだろう。

また上記感想にもあるように、本作品はコミックスのクロスオーバーに留まらないのが面白い。青少年時代のレジェンド・メンバーも登場し、今の彼らと遭遇するハプニングや、バラク・オバマやジョージ・ワシントンなど歴代アメリカ大統領はじめ、アーサー王、アル・カポネ、アインシュタインといった著名人まで出てくるのだから面白い。あらゆる時代へタイムスリップし、時代に沿ったコスチュームに扮する姿も見逃せない。

今回シーズン1-3を通しで視聴してきたがシーズン4も継続して視聴しようと思うほどに面白かったようだ。同じアメリカン・コミックスでも『レジェンド・オブ・ヒーロー』はヴィランズたちにもそれぞれの過去と事情があり、時折見せる人間らしい弱さ、愛情、優しさが垣間見れるのが憎めない。冷徹男だろうと1人の父親になれば娘を命に変えてでも守り、世界を思い通りに変えたいスピード男も生きたいと言う人間本来の願望によるものだった。

一方レジェンドも世界を守ると言いながら自身の村を壊滅させない、また家族が生きている世界に塗りかえようと歴史改変を試みるなど私利で動くこともあった。ヴィランズもレジェンドも人間らしい一面が視聴者に共感を呼んでいるのではないだろうか。シーズン4ではノラがレギュラー入りし、大統領前のドナルド・トランプも登場予定と聞くので期待しよう。