ドラマシリコンバレーは個性的なキャラが面白い!感想・評価やハマる理由は?

SNSでも「面白い!」と話題沸騰のドラマ『シリコンバレー』は。アメリカHBOの人気コメディです。2014年4月最初のシーズン放送開始以来、アメリカ本国でも高い人気を博しています。勝手気ままな投資家や、プログラミングは超一流でも人づきあいが苦手なITエンジニアの登場するこのドラマは、シリコンバレーに生きる起業家たちを風刺を交えて生き生きと描いていると評判です。あのビル・ゲイツも観ているとブログで明かしたこのドラマの、個性的なキャラ紹介や感想・評価、さらには観てハマる理由まで徹底調査しお届けします!

ドラマシリコンバレーは個性的なキャラが面白い!感想・評価やハマる理由は?のイメージ

目次

  1. ドラマシリコンバレーが面白い!感想や評価を調査!
  2. ドラマシリコンバレーとは?
  3. ドラマシリコンバレーのキャスト・登場人物紹介
  4. ドラマシリコンバレーが面白いのは個性的な登場人物が多いから?
  5. ドラマシリコンバレーの感想や評価は?
  6. ドラマシリコンバレーは全般的に面白いという感想や評価だった!

ドラマシリコンバレーが面白い!感想や評価を調査!

SNSでも「面白い!」と話題のドラマ『シリコンバレー』。ITエンジニアとベンチャー投資家が織りなすドラマのどこにそんな魅力があるのでしょうか。それでは早速、皆さん気になるドラマ『シリコンバレー』の人気の秘密、個性的なキャラや感想・評価をご紹介していきます。ぜひご覧ください!

Silicon Valley | Trailers, Characters, Behind the Scenes & More | HBO

ドラマシリコンバレーとは?

ドラマ『シリコンバレー』は、アメリカHBO制作のテレビドラマで、2014年4月に放映スタートしました。2018年9月にシーズン5の放映が完了した、とってもホットなIT業界ドラマです。アメリカ本国では、すでに「シーズン6」の制作も決まっています。

プログラマーとしては超優秀なのに人の扱いが苦手な主人公、リチャード・ヘンドリクスがスタートアップ企業「パイド・パイパー」を立ち上げるところからドラマは始まります。この主人公が彼のもとに集まったギークなメンバーとともに繰り広げるドタバタコメディーを通じて、彼らの成長が描かれています。1エピソードが30分弱と短く、ちょっとした空き時間にも見やすいのも特長です。

ドラマの舞台シリコンバレーはどんなところ?

このドラマの舞台となっている『シリコンバレー』とは、どんなところなのでしょうか?せっかくですから、地名の由来から沿革まで簡単に説明しておきましょう。

<地名の由来>シリコンバレー(Silicon Valley) は、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリアに位置するサンタクララバレーとその周辺地域を指しています。オフィシャルな地名ではなく地域一帯を示す通称です。この名称は、英名からもわかるように、半導体の主原料ケイ素(Silicon)と渓谷(Valley)の合成語で、多くの半導体メーカーが集まっていたことと地形の特徴(渓谷)に由来しています。

現在のシリコンバレーは、言わずと知れたアメリカ最大、というより世界最大のIT企業の拠点です。この地域からはソフトウェアやインターネット関連企業が多数生まれ、多くのIT企業の本拠地となっています。主な企業名をあげると、アップルコンピュータ、Google、インテル、Yahoo!、ヒューレット・パッカード 、facebook、テスラモーターズなどなど、誰もが一度は聞いたことのある世界的企業が名を連ねています。

<沿革>第二次世界大戦前までのシリコンバレーは、現在の繁栄からは想像できないほど、基幹となる産業の存在しない地域でした。第二次世界大戦中に軍需関連産業を中心に勃興します。その時大きな役割を果たしたのがリットンインダストリーズやヒューレットパッカードなどの企業でした。 その後、半導体産業の発展で株式公開が進み、その資金が地元ベンチャー企業に再投資されるという好循環が生まれ発展を続けます。

2010年代になっても、商機や人材の獲得、オープンイノベーションを求める世界中の企業の進出が続きます。それに伴い転入者が急増し、交通渋滞や住宅価格の上昇、またホームレスの増加といったことが社会問題に発展しました。現在のシリコンバレー地区は、こうした一極集中対策と自家用車を敬遠する就労者の増加により、公共交通機関が発達した南部サンノゼ・ディリドン駅周辺へ向けて広がりつつあります。

ドラマシリコンバレーの作品情報

ドラマ『シリコンバレー』は、アメリカ本国で2014年4月にシーズン1が放映されて以来、2018年11月現在シーズン5まで放映が完了しています。さらにはシーズン6の制作も決定している人気ドラマです。

日本での配信:日本で、現在ドラマ『シリコンバレー』を観ることができるのはAmazon Prime Videoのみとなっています。Amazonではシーズン1~5まで視聴できます。(日本語吹替版はシーズン1~3まで)。現在「シリコンバレー」はAmazon独占配信になっていて、かつて配信されていたHuluなどでは残念ながら観ることができません。

ドラマの特徴:「シリコンバレー」は、ベンチャー企業である「パイド・パイパー」を運営することで主人公たちが成長していく様子を描いています。その描写の緻密さとリアルなIT社会の反映が特徴です。パイド・パイパーのライバル「フーリー社」のセットはGoogleの研究機関である「Google Y」を元に細部まで作りこまれていると言われています。

主人公リチャードは、音楽ツールの開発中に革新的なデータ圧縮アルゴリズムを創出します。こうした意図しない成果はシリコンバレーでよくあることと言われています。ドラマ『シリコンバレー』では、チームによる開発を円滑に進める「スクラム開発」やコンパクトに会議が行える「スタンドアップ・ミーティング」のシーンが出てきます。現実の開発手法を採用しているのも大きな特徴のひとつです。

ゲームでドラマを追体験:『シリコンバレー』を追体験できるゲームもリリースされています。ゲームで『シリコンバレー』の世界を体験すればさらにドラマが楽しくなること請け合いです。VRゲーム「Silicon Valley: Inside the Hacker Hostel」がそのゲームです。『シリコンバレー』の主人公になれるので、ファンにはたまらないアイテムと言ってよいでしょう。

食べ物を判別するアプリ:『シリコンバレー』中国人アプリ開発者ジャン・ヤンが作ったアプリ「Not Hotdog」。このアプリは対象となる物が「ホットドッグか」、「ホットドッグではないか」を判別してくれる優れものです。実際にスマホのアプリとしてリリースされているので試してみることも可能です。

ドラマシリコンバレーのあらすじ

「シリコンバレー」は、IT技術者たちが「パイド・パイパー」という会社を起こして夢を実現する紆余曲折を描いたコメディドラマです。主人公は、天才的プログラマーであるけれどコミュニケーションが苦手な気の弱い、リチャード。彼は音楽アプリ開発中に偶然、革新的なデータ圧縮アルゴリズムを創り出します。大手IT企業「フーリー社」CEOギャビンと投資会社ラビーガCEOピーターはこのデータ圧縮技術を高く評価します。

ギャビンはその技術に1,000万ドルでの買収、ギャビンを仇敵とするピーターは20万ドル+5%の所有権をそれぞれ提案します。技術を売って大金を獲得するか、自前の技術で会社を大きく飛躍させるか、なかなか決められない優柔不断なリチャードは、ラビーガ社アシスタント・モニカの助言でピーターと組むことを選びます。

経営に関して素人のリチャードは、ピーターからの資金を小切手を現金化することもできない始末。加えて、親友のリストラや社名の買収など、次々に起きる試練がリチャードの前に立ちはだかります。一方、「パイド・パイパー」獲得合戦に敗れたギャビンは、リチャードの技術を合法的にコピーしようと画策します。こうしてリチャードと彼の仲間は、数々の試練に遭遇しながらも夢に向かって進んでいくのです。

あのビル・ゲイツも観ている!

コメディドラマにカテゴライズされるこの『シリコンバレー』。実は、IT業界のかつての巨人、ビル・ゲイツが熱心に観ていると話題になっています。「シリコンバレーで起きていることを理解したい人は、HBOのドラマを観るべきだ」とビル・ゲイツは自身のブログに書いています。「ドラマの登場人物たちは、身近に見てきた人たちばかりだ」とも感想を述べています。

ビル・ゲイツは続けます。「『パイドパイパー』という企業を創業するリチャードみたいな人物も本当にいる。彼は優れたプログラマーだけど、人のあつかい方を知らないんだ」。彼はこうも言います。「私の友人のなかには、あのドラマは人をバカにしているから観たくないという人もいる。でも、彼らに私は必ずいう。『絶対に観るべきだよ。この作品は、決して必要以上に人をからかう内容ではないんだ』」

これらのコメントから、ビル・ゲイツがドラマ『シリコンバレー』のエピソードを繰り返し観ているのが容易に想像できます。しかし、彼は一つだけこのドラマに不満があるとも付け加えています。「私の経験では、小さな企業に出来ることは限られている。その一方、大企業には小さな企業には不可能な規模の投資を、長期的スパンで行えるという利点がある」。

このようにドラマでのスタートアップ企業と大企業の描かれ方に異論を唱えます。しかし一方で「ただ、挑戦者であるスタートアップ側の視点に立ったほうがドラマは面白い」と理解も示します。最後に「このドラマは笑ってしまう面白いエピソードが多い。今後も観続けていきたい」との感想でブログを締めくくりました。リアルな『シリコンバレー』で激動の半生を送った人が楽しめるこのドラマ、コメディといえども決して侮れません!

ドラマシリコンバレーのキャスト・登場人物紹介

リチャード/トーマス・ミドルディッチ

ドラマ『シリコンバレー』の概略がつかめたところで、つぎにドラマのキャスト・登場人物を紹介していきます。個性的で面白い魅力あふれる面々が出てきます。こちらも逃さずご覧ください!

ドラマ『シリコンバレー』の主人公リチャード。あるファイル圧縮アルゴリズムを開発したことで、それを武器に、ベンチャー企業「パイド・パイパー」を起こしていきます。パイド・パイパーのCEOに就任するものの、元々はプラグラマーで経営経験はありません。

はじめて資金として手に入れた小切手を自分の銀行口座に振り込もうとして、銀行窓口で「会社名義の口座でなければダメ」と言われてしまうほどIT開発以外のことには疎(うと)いのです。プレッシャーに弱く、ストレスを受けるとパニック発作を起こし嘔吐してしまいます。プログラマーとしては天才的な才能を持っていますが、マネジメントに必要な要素のひとつ、人の扱いは苦手です。

<キャスト紹介>リチャードを演じているのは、1982年生まれでカナダの俳優トーマス・ミドルディッチです。映画「ジョシーとさよならの週末」や「俺たちハングオーバー!史上最悪のメキシコ横断」などで主演を務めています。

アーリック/T・J・ミラー

「パイド・パイパー」社のインキュベーターであるアーリック。かつて「アビアト」というアプリ開発で成功を収め、現在はそのとき得たお金を元にインキュベーターとして起業家に投資しています。「パイド・パイパー」では、リチャードたち社員に部屋とオフィスを提供する代わりに、会社の株式の10%を取得します。

ちなみにインキュベーターとは、起業を目指す人に対しオフィスを貸したりしてサポートする人のことです。対価として、株を取得できたり収益から報酬を得たりします。アーリックは、口が悪く傲慢で自信家です。度が過ぎてパイド・パイパー社に迷惑をかけることもありますが、反面、優しいところもあり会社の危機を救う場面も何度かありました。『シリコンバレー』のムードメーカー役でドラマを盛り上げます。

<キャスト紹介>アーリックを演じているのは、1981年生まれでアメリカの俳優、コメディアン、プロデューサーのT・J・ミラーです。彼はテレビドラマ『Carpoolers』や映画『クローバーフィールド』などに出演しています。なお、彼は「ウバー襲撃事件(Uber assault incident)」や「性的虐待(Sexual assault allegations)」などの係争に関わっていることも有名になっています。

ギルフォイル/マーティン・スター

カナダ人でアメリカには違法に入国したギルフォイル。ネットワークエンジニアですが悪魔崇拝者という濃いキャラクターの持ち主です。しかしエンジニアとしての腕は一流で、セキュリティーに関しては特に自信があり絶対に誰もハッキングできない、と言い切ります。彼の繰り出すブラックジョークを面白いと楽しみに見る人も多いようです。また、パキスタン人デニッシュとはいつもいがみ合っていますが、よき相棒ともなっています。

<キャスト紹介>ギルフォイルを演じるのは、1982年アメリカ・カリフォルニア州サンタモニカ生まれの俳優マーティン・スターです。 父親はディレクターのジム・シェンル、母親は女優ジーン・セント・ジェームズ。彼はコメディードラマ「フリークス学園(Freaks and Geeks)」や映画「ヴェロニカ・マーズ」などで知られています。

デニッシュ/クメイル・ナンジアニ

パキスタン移民という設定のデニッシュ。Javaに関するスペシャリストで、有能なプログラマーです。ある意味「パイド・パイパー」唯一の常識人という感想・評価が多いです。ただ女性関係に疎く、自分に優しくしてくれた女性にはすぐに恋してしまう、いわゆるITギークなおたくという感想を持つ人もいます。ギルフォイルとふざけあったりしますが、大抵デニッシュが言い負かされてしまいます。

<キャスト紹介>デニッシュを演じるのは、パキスタン系アメリカ人の俳優・コメディアン・脚本家クメイル・ナンジアニです。エミー賞を受賞したアニメ『アドベンチャー・タイム』のプリズモの声で知られます。また、自身の半自伝的なコメディ映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』では、妻のエミリー・V・ゴードンとの共同脚本および主演を務め、アカデミー賞で脚本賞にノミネートされました。

ジャレット/ザック・ウッズ

IT大手「フーリー社」で働いていたジャレット。リチャードが作ったアルゴリズムに衝撃を受け、一緒に仕事がしたいと仲間に加わります。「パイド・パイパー社」における役割はビジネスアドバイザーで、皆に色々な経営知識教えたりします。とても臆病な性格でおどおどしていますが、ビジネスセンスはピカイチ。チームのメンバーも一目置いています。影になり日向になり「パイド・パイパー社」とリチャードにつくします。

<キャスト紹介>ジャレットを演じているのは、 1984年アメリカ・ニュージャージー州トレントン生まれの俳優、コメディアンのザック・ウッズです。彼は、リメイク版映画『ゴーストバスターズ』(2016年)などに出演しています。

ビッグヘッド/ジョシュ・ブレナー

「ビッグヘッド」はニックネームで、実名はネルソン・ビゲティ。彼も一通りのITテクノロジーは身につけていますが、特段秀でた能力はなくのんびりした「いいとこのお坊ちゃん」タイプです。主人公リチャードの親友でパイドパイパー社のメンバーでしたが、ほとんど何も成果を上げられなかったためリチャードによりクビを宣告されます。空気が読めない言動が目立ちますが、本人はいたってマジメで憎めないキャラです。

<キャスト紹介>ビッグヘッドを演じるのは、1984年アメリカ・テキサス州ヒューストンで生まれの俳優ジョッシュ・ブレナーです。彼はユダヤ人の両親のもとで育ち、2007年ハーバード大学を卒業しています。『シリコンバレー』の他には、テレビドラマ「ビッグバンセオリー」や「スキャンダル」などに出演しています。

ギャビン/マット・ロス

ギャビンはシリコンバレーを代表する巨大IT企業で「パイド・パイパー社」のライバルでもある「フーリー社」のCEO。 パイドパイパー社を買収するつもりでしたが、主人公リチャードに断られたのを機に、パイドパイパー潰しに動きます。ちなみにギャビンがCEOを務めるフーリー社のモチーフはApple、Googleなどと言われています。

<キャスト紹介>ギャビンを演じるのは、1970年アメリカ・コネチカット州グリニッジ生まれの俳優、監督、脚本家のマット・ロスです。1984年、日本のアニメ『うる星やつら2』の英語版吹替えでキャリアをスタートさせました。『12モンキーズ』などの映画への出演で特に有名です。また、初監督作品、映画『あるふたりの情事、28の部屋』が高く評価され、米バラエティ誌による2016年注目監督10人の1人に選ばれました。

モニカ/アマンダ・クルー

投資会社ラビーガ社でアシスタントとして働くのがモニカです。リチャードのデータ圧縮技術をラビーガ社のCEOピーター・グレゴリーに紹介した人物でもあります。リチャードたち「パイド・パイパー社」を応援しつつ、自身もキャリアアップをはかる有能な女性社員です。リチャードがギャビンの買収を断り、会社設立をするという決断を後押ししたのも彼女でした。

<キャスト紹介>モニカを演じているのは、1986年カナダブリティッシュコロンビア州・ラングリー生まれの女優アマンダ・クルーです。彼女は今回紹介しているドラマ『シリコンバレー』でゴールデン・メープル・アワード・テレビシリーズ女優賞を受賞しています。

ジャン・ヤン/ジミー・O・ヤン

アーリックの家に住む中国人、ジャン=ヤン。英語があまり理解できない設定で、いつもエリックにダメだしされていますが、それも理解できていません。イライラしたアーリックが彼に投げる一言はいつも同じ、『mother fucker!』です。シーズン5では、降板したアーリックに代わって出番が大幅に増えます!

ピーター・グレゴリー/クリストファー・エヴァン・ウェルチ

投資会社ラビーガのCEO、ピーター・グレゴリー。モニカの助言をうけてパイドパイパー社に投資を決断します。ドラマの中では、かなりの切れ者として至る所で才能を発揮しますが、相当な変わり者です。フーリー社CEOギャビンとは同じ会社を立ち上げた旧知の仲でしたが、その性格が災いしたのか、そりが合わずにたもとを分かちます。とにかくギャビンが嫌で嫌でたまらない、というのが画面から伝わってきて面白いです。

シーズン2では、このピーター・グレゴリーが急逝します。実はピーターを演じるクリストファー・エヴァン・ウェルチさんが肺がんで亡くなってしまったためでした。ドラマで告別式の様子がコミカルに描写されているのが印象的でした。

ジャック・バーカー/スティーヴン・トボロウスキー

ドラマ『シリコンバレー』シーズン3で、リチャード解任後のパイド・パイパー社CEOとしてラビーガ社が送り込んだのがジャック・バーカーでした。彼は、「パイド・パイパー社」を去った後も再登場し、ギャビン・ベルソンが解任された後、フーリー社のCEOに就任します。ITの技術はありませんが、経営手腕は折り紙付きで先見性も兼ね備えていました。

ドラマシリコンバレーが面白いのは個性的な登場人物が多いから?

『シリコンバレー』の魅力の一つとして、主人公だけでなく個性的な登場人物が多いことをドラマの感想・評価にあげるファンもいます。では、具体的にどのように個性的で、このドラマにどのような味付けを添えてるのか見ていきましょう。

天才だけど頑固なリーダーのリチャード

ITベンチャー企業「パイド・パイパー」の創始者リチャード。ITソフト開発に関しては天才的で高い評価を受けていますが、人を使うのは苦手。会社マネージメントには向いていません。それを意識してか、会社経営に関してはジャレットに一任します。物腰はやわらかいリチャードですが、かなりの頑固者でもあります。

こと技術面、プログラミングでは一歩も引きません。キー操作は絶対にタブ派でスペースキーを使うのがどうしても許せなくてガールフレンドと別れてしまうほどです。企業経営のストレスから大量の寝汗をかいてしまう繊細さと、こだわるところは絶対にゆずらない頑固さが同居している個性的な人物です。

闇を抱えるジャレッド

本名はドナルドですが、「フーリー社」時代にCEOのギャビンに「ジャレッド」と呼ばれたことからニックネームで呼ばれ続けています。リチャードの開発者としての才能にゾッコンになり、フーリー社を辞めてからはリチャードに内助の功を尽くします。リチャードの手伝いをしているときには、見ていてわかるほどウキウキとしています。

プログラマーなど技術面ではなく、経理などの実務面を得意にするジャレットは、パイド・パイパー社でも経営の知識を生かしてメンバーを教育したりします。その一方で、彼には何やら闇の部分があるのです。ドラマの中で語られるわけではありませんが、会話の中で何気なくポロっと口にすることがやたらと意味深に聞こえるのです。孤児だったころ得た教訓や強盗に会った話にはじまり、寝言で物騒なことをドイツ語で叫んだりします。

ガールフレンドには不自由しないとか、友達も多いという見かけによらず社交的であったりもします。そのほか、ラビーガCEO、ピーター・グレゴリーの自動運転カーに乗っているうちに、フェリーで海を渡って不審な倉庫に入ってしまったり、寝不足になって目の周りにクマをつくりながら道行く人に片っ端からインタビューして警察に不審人物とみなされたり、視聴者を飽きさせない面白いキャラです。

大物感漂うビッグヘッド

CEOリチャードの親友で、人あたりは良いけど肝心のIT技術力は低い、ということでパイド・パイパー社を追われることになるビッグヘッド。しかしたぐいまれな運の良さで道が開けていき出世街道を邁進します。本人の強い意志ではなく人に巻き込まれて行動するのですが、印象深いのはシーズン1エピソード5でフーリーCEOギャビンとホログラム通話をさせられるところです。

リアルに映し出されるギャビンの姿に驚くビッグヘッドでしたが、しだいに機械の調子が悪くなりギャビンの顔が変形したり切れ切れになったり。ポカンと見つめる彼の顔がかなり面白いシーンでした。育ちがよく野心がないので人の良さそうな印象を与えます。ビッグヘッドの魅力は、どれだけ人にコケにされようがその人を憎まない点です。相手が謝ったら「オーケー」とすぐに許してしまえるところは大物感すら漂っています。

女性相手への情熱が強いディネシュ

とにかく女性にモテたくて仕方のないのがディネッシュです。女性がからんでくると異常な情熱を見せます。女性と話したいがためにチャットアプリを開発するということもやってのけます。ギルフォイルにはとにかく突っ込みを入れられ大抵負けてしまいますが、いつもすぐに平静さを取り戻すところは魅力的に映ります。ドラマ『シリコンバレー』では、良くも悪くもディネッシュとギルフォイルでワンセットの扱いです。

毒舌だけど憎めないギルフォイル

ディネシュにとっては煙たい存在のギルフォイル。常にポーカーフェイスで感情をあらわにすることはありません。そんな煮ても焼いても食えないギルフォイルにも、なぜかとてもキュートな彼女タラがいます。タラはギルフォイルのどこに惹かれたのかまったくの謎です。ギルフォイルは、デニッシュをみればキツイ突っ込みを入れイジメ抜くし、毒舌きわまりないサタニスト(悪魔崇拝者)です。

最初のころはそうしたシーンが強烈に残り印象が良くなかった彼ですが、見ていくうちにそれほど悪い人物でもないことがわかってきます。会社を盛り立てようと懸命に働いているし、創業者のリチャードをフォローしたりと、憎めない人物だと気づかされるのです。最初の印象がしだいに変わり、後半では株があがっていく面白いキャラです。

ユニークなファッションのアーリック

「パイド・パイパー社」を支援するインキュベーター、アーリック。とにかくからだが大きいです。身長2m近くあるのでしょうか?身体だけでなく態度も声も大きい。だけどこの人、豪放磊落(らいらく)なところはあっても繊細で優しい面も持ち合わせていて憎めないキャラです。誰も考えしない方向に話を引っぱっていくパワーがあったりと、このドラマはもはやアーリックなしでは考えられないくらいです。

ところが、悲しいことにアーリックはシーズン4で降板らしいです。とてもショックです。もしかするとキャスト紹介で書いた、演者T・J・ミラーの”おいた”が原因かも。もしそうなら、このドラマ『シリコンバレー』のファンにとってはあまりにも残念、「身から出たサビ」では済まされないことです。ドラマでは今後どう描かれるのでしょうか。家主不在のままリチャードたちは、あの家に住み続けるのかどうかも気になるところです。

ドラマシリコンバレーの感想や評価は?

ここまでドラマ『シリコンバレー』の作品情報、あらすじから登場人物/キャストの解説まで「面白い」の秘密を探ってきました。最後に、気になるこのドラマを見た人の感想や評価をご紹介します。

感想・評価①登場人物のキャラクターが面白い!

ドラマ『シリコンバレー』の感想・評価で多かったのが「登場人物のキャラクターが面白い」でした。登場人物個々のキャラが特徴的で、単独でも面白いですが彼らが絡んで重奏した時に生まれる雰囲気はドラマに新鮮な魅力を与えてくれます。ある時は奇麗なハーモニーを奏で、またある時は相まみえて不協和音を放ちます。

たとえば、リチャードとビッグヘッドの関係とか、アーリックと突っ込みどころ満載のジャン・ヤンとか、ギルフォイルとデニッシュのボケと突っ込み漫才などなど、上げたら枚挙にいとまはありません。それぞれのキャラが埋もれるのではなく、相乗効果で面白いを倍増する感じなのが魅力です。

感想・評価②IT業界”あるある”がいっぱい

ドラマ『シリコンバレー』の感想・評価2つめは、インターネットにある程度親しんでいる人なら「あるあると笑ってしまうような話が散りばめられている」という感想です。まず、主人公リチャードや彼を取り巻くエンジニアたちの行動には思わずあるある!と言いたくなってしまいます。背景に映るPC構成、プログラム構成、技術用語がすべて本物なのもそうした感想・評価を後押ししているのかもしれません。

IT現場でよく使われているパソコンや本物のエディターを使って、現実のGoogleやAppleの社内光景でよく見かける構成でプログラミングしていますからリアリティはかなり高いです。また、シリコンバレーの有名人や有名サイトも”本物”がそのまま登場します。おそらく現実のシリコンバレーのトップエンジニアたちがこのドラマ制作に協力しているのでしょう。

感想・評価⓷1話の長さがちょうどいい

ドラマ『シリコンバレー』の感想・評価3つめは、「1話の長さがちょうどいい」です。1話30分弱なのでちょっとした時間にサクッと見られるのが魅力になっているようです。大人気長寿番組「ビッグバン・セオリー」と同じくらいの長さです。

ストーリーも面白いけど、アーリックはじめ登場人物の言動がくだらなくてかつ面白い。1話30分弱だからサクサク見られていい。

小気味よくストーリーが展開していくのも何だか似ているようです。短いと言っても中身はギュッと詰まっているので、観た後の充実感は1時間ものにも引けは取りません。

ドラマシリコンバレーは全般的に面白いという感想や評価だった!

ここまで話題のドラマ『シリコンバレー』の紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。感想や評価は全般的に面白い!でした。それもそのはず、個性的なキャラが次々に出てきて、奇想天外なことをやらかしてくれますし、本場IT業界の大物をうならせるほどセットもストーリーもリアルで安っぽさは微塵も感じさせません。日本でもシーズン5まで視聴可能なこのドラマ、最初の1話を見始めたらハマってしまうこと請け合いです。

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