チャングムの誓いの全話あらすじをネタバレ！視聴率や最終回の感想も紹介

日本でも何度も再放送され、韓国ドラマの中でも高い知名度を誇るのが、朝鮮王朝時代を舞台とし、男尊女卑の社会の中で、朝鮮王朝史上唯一王の主治医となった女性医師、チャングムの半生を描くドラマチャングムの誓いです。NHKにおいては、初めて放送した韓国時代劇ドラマであり、日本でも高い人気を獲得するドラマとなっています。

今回はチャングムの誓いに出演したキャストや視聴率を紹介すると共に、チャングムの誓い全話のあらすじを最終回までネタバレありで紹介し既に視聴した人の感想もまとめていきます。

あらすじについて紹介する前に初めにチャングムの誓いに出演している主要なキャストを演じる役柄と合わせてネタバレありで紹介していきます。

チャングムの誓いの主人公になるのが、ソ・ジャングム、チャングムです。読み方には揺れがありますが、チャングムの誓いの場合はドラマタイトルはチャングムの誓い、役名はジャングムとなっています。亡くなってしまった母の夢を継ぎ、宮女の最高位を目指します。前半は料理人として、後半は医師として宮廷に仕え、朝鮮史上初の国王の主治医となりました。

そんなジャングムを演じたのが女優のイ・ヨンエさんです。14歳で雑誌モデルとしてデビューすると、大学卒業後には本格的に女優デビュー、デビュー作「お宅の夫はいかがですか」はドラマ自体もその中でのイ・ヨンエさんの演技も認められる事になりました。日本では2000年公開の映画「JSA」に出演した事で名が知られるようになり、チャングムの誓いでその知名度を確固たるものにしていますが、現在は長期休養中になっています。

若くして科挙の試験に合格し、内禁衛に務めるのがミン・ジョンホです。肩書的には文官ですが、武芸にも秀でている為、武官の任務につく事もあります。任務中にチャングムに命を救われた事がありますが、それをチャングムとは認識しないままにチャングムに惹かれていく事になります。

演じたチ・ジニさんは、2000年に俳優としてデビューすると、チャングムの誓いへの出演を経てブレイクし、韓国では多数のCMに出演している他、コメディードラマやミュージカル映画などマルチに活躍する俳優さんです。その他には2012年に放送されたドラマ「大風水」に出演した事でも知られています。

チャングムの幼少期からのライバルであるのがチェ・グミョンです。女官見習い時代から料理の天才と称えられており、その分プライドが高いですが、本人は料理の求道者であり、それ以外の方法でのし上がる事をよしとはしていません。同時に女官という立場にありながら、ジョンホに恋心を抱いてしまっており、「料理」と「恋愛」と「一族」の間で葛藤する事になります。

演じたホン・リナさんは、1987年に「青い教室」でデビューした女優さんで、以降も数々の作品に出演しています。しかしやはりチャングムの誓いが代表作と言われ、高い評価を受けましたが、2004年に出演した「妻の反乱」以降、芸能活動を休止、2006年には結婚し、お子さんも生まれています。

チャングムの誓いは物語の冒頭こそ朝鮮王朝大10代国王が即位していますが、あまりの暴政にクーデターを起こされる事になります。そのクーデターの結果王位についたのがチュンジョンです。即位前はチンソンデグンと呼ばれていました。チャングムの医者としての腕前を高く評価し、大臣達の反対を押し切ってチャングムを主治医に任命した張本人もあります。最終回での決断がより高い人気を集める事にもなっています。

演じたイム・ホさんは、別名「王様俳優」と呼ばれ、韓国の俳優としてもとりわけ多くの時代劇に出演している俳優さんです。1999年に同じく朝鮮王朝時代の物語でこちらも人気が高い「ホジュン　宮廷医官への道」にも出演、チャングムの誓いと合わせて「王様俳優」と呼ばれるきっかけとなっています。近年では2016年放送のドラマ、「極中花」に出演しています。

宮廷女官としてその秀逸な料理の腕前でチャングムの師となるのがハン・ペギョンです。幼い頃からチャングムに目をかけ、徹底的に鍛えており、チャングムの人生において大きな影響をもたらしています。実はチャングムの母、ミョンイの親友でもありましたが、チャングムもペギョンもそうとは知らずに長らく接していました。ハン・ペギョンの死ぬ回は最終回に次いで泣いたという声が多い回にもなっています。

演じたヤン・ミギョンさんは、1983年に俳優デビューを果たすと、ドラマ、映画はもちろんMCやトーク番組、チャリティ番組など幅広く出演、広報大使としても数々の役を歴任しています。チャングムの誓いでのハン・ペギョン役でさらにその知名度を高める事となりました。

日本でチャングムの誓いについてあらすじなどを調べようとすると真っ先に目につくのが圧倒的な高さを誇る視聴率です。この視聴率の高さからも韓国でのブームを計り知る事ができます。ここからはチャングムの誓いの視聴率について、平均視聴率と最高視聴率をそれぞれ紹介していきます。

ドラマ人気の1つの指標となる平均視聴率。韓国ではチャングムの誓いのような歴史時代劇が爆発的にヒットする事も珍しくありませんが、チャングムの誓いはとりわけ高く、平均視聴率で41.6％を記録しています。この数字は、2001年から2011年までに韓国で放送された歴史ドラマの中でもトップを飾る数字となっています。2008年以降、韓国では短編ドラマが増えた影響もあって、その視聴率は今尚語り継がれる物になっています。

韓国では特に2000年代、最高視聴率が50％を越えるような今の日本では考えられないような最高視聴率を記録するドラマが複数ありました。チャングムの誓いもそんなドラマの1つで、韓国にて57.8%を記録しています。この数字は2000年代においても、「ホジュン、宮廷医官への道」「太祖王権」に次いで3番目に高い数字です。ちなみにこの最高視聴率を記録したのはチャングムの誓い全54話の最終回、大団円となる回でした。

ここからはチャングムの誓いのあらすじを1話から最終回まで全話、ネタバレありで紹介していきます。上記でも触れているようにチャングムの誓いは変則的な54話で最終回を迎えるあらすじであるとで同時に日本と違い、必ずしも1時間に収まっていない為、そのあらすじの量も多少ですが変化が見られます。

チャングムの誓いの主人公はチャングムですが、1話のあらすじでは両親の出会いを描く物語となっています。父のチョイスは武官として宮廷に仕えていましたが、王命による王妃の処刑に携わった事で、罪の意識からしばらくして官職を辞します。一方でチャングムの母ミョンイは宮廷の権力争いに巻き込まれ、毒殺されそうになった所を親友のペギョンに救われて九死に一生を得ましたが宮廷を出る事になりました。

そして共に宮廷を出た2人が出会い、結婚して生まれてきた子供がチャングムです。両親は身分を隠しながらひっそりと暮らしていました。しかしチャングムの発言がきっかけで父が王妃殺しに関わった者として連行されてしまう事になります。母ミョンイは連行された夫を追い漢陽に向かうとペギョンに助けを求めますが、それをかつて命を狙ったソングムに見つかってしまいます。

そうして両親を失ってしまったチャングムはトック夫妻に引き取られる事になります。その2年後、暴政を続ける燕山君に堪えかねた臣下たちがクーデターを計画、チンソンデグンの擁立が画策されます。そしてその密使として選ばれたのが、トックの代わりに酒の配達をするようになっていたチャングムでした。チャングムは母の遺志を叶えるべく、チンソンデグンの前に通されるとその場にいた皇太后に女官になりたいと直訴しました。

クーデターが成功すると晴れて女官への道が開かれたチャングムでしたが、身分の違いから周囲からの嫌がらせを受ける日々が続いていました。そんな中でもチャングムは行動を起こします。亡き母の遺した日記を捜す為に真夜中の王宮の退膳間に忍び込んだのです。しかしそこで王の夜食を台無しにしてしまいます。罰を受ける事になったチャングムはそれでもなんとか講義を聞いて懸命に学ぼうとします。

そして女官見習いの配属先を決める試験の日を迎えます。訓育尚宮に与えられた課題を見事にクリアし試験を受けるとこれに合格、以後師として長く付き合う事になるハン・ペギョンの元に配属される事に決まります。そして月日は流れてチャングムは18歳となりますが、好奇心と行動力で色々な事に挑戦しては叱られるという日々を過ごしていました。

チュンジョン王の生誕祝いの宴が行われる事になり、明の皇室から錦鶏が贈られます。この調理を任されたのが水刺間の最高責任者であるチェ尚宮とクミョンでした。しかしこの錦鶏が飼育場から逃げ出してしまうという事件が起こります。チャングムは捜索の手助けを申し出てクミョンと共に夜中に宮中を抜け出します。

そこでチャングムは重傷を負い命が危険な状態の武官を見かけ助けるのですが、その間に錦鶏がいない事と、チャングムとクミョンが宮中を抜けだしている事がバレてしまいます。ちなみに1つ先のあらすじのネタバレしておくとこの時助けた武官というのがチャングムのその後を決定づける1つの出会いであるミン・ジョンホです。

チャングムは宮中を抜け出した罪で捕らわれてしまいます。本来であれば追放でもおかしくないですが、チョン最高尚宮とハン・ペギョンが必死に取り計らってくれた事により、菜園送りとなります。菜園は女官にとって見捨てられた場所であり、一応王宮の中にはあるものの、流刑地といっても良い場所です。チャングムはそこに到着するも責任者からも何もするなと言われ、実際誰も働いていない状態なのでした。

ちなみにこの菜園に向かう途中、チャングムは上記のあらすじでも触れた命を助けた武官、ミン・ジョンホとすれ違っていますが、ジョンホの方はチャングムが命の恩人とは知らないままとなります。チャングムは何もするなと言われたにも関わらず、貴重な薬草であるキバナオウギの栽培に成功するという功績を上げます。この功績はかなり大きな物でチャングムは晴れて元の配属に戻る事が認められます。

しかし目前には正式に女官になる為の採用試験が迫っていました。チャングムは必死に勉強に取り組み試験当日を迎えます。ライバルであるクミョンは首席を獲得するもチャングムは、指定された以外の食材を使った事を理由に落第してしまいます。しかしその危機を救ったのが皇太后でした。食材を代用した機転と知識の高さに感心して宮中に残すようにと命じたのです。晴れてチャングムは女官となる事ができました。

晴れて女官となったチャングムはクミョンと共に、急遽の料理として冷麺を作り王から大好評を得ます。そしてその活躍をジョンホも知る事になります。チャングムとジョンホが親しげに話している所を見かけたクミョンは胸中複雑、クミョンは幼いころから密かにジョンホに憧れていた為です。その頃、チャングムは過去に侵入しようとして失敗して以来近付かないようにしていた退膳間を手伝う事になります。

この退膳間に母の日記が隠されていると思っていたチャングムは浮足立って頻繁に出入りしますが、そのせいで陰謀に巻き込まれてしまう事になります。退膳間に呪いの札が隠されていたのが発見され、出入りが多い事でチャングムが疑われる事になったのです。ハン・ペギョンはチャングムの無実を証明しようと奔走しますが、チャングムは何をしていたのかを問われても固く口を閉ざしてしまうのでした。

そんな折、チャングムの育ての親であるトックの料理を食べた王子の手足が麻痺してしまうという事件が起こります。トックは毒を盛ったのではと取り調べを受ける事になりますが、チャングムは食べ合わせが悪かった事を自身の身で証明、しかしその代償として味覚が麻痺してしまうのでした。

チャングムの味覚はしばらく戻らないままで、最高尚宮を争う事になった師匠であるハン・ペギョンのサポートを辞退するなど凹んでしまいます。菜園で知り合ったウンベクなどにも相談しますがそれらの行動により、味覚を失っている事がバレてしまいます。味覚を失っている事を暴露され、味覚検査が行われる事になりますが、その時にはチャングムの味覚は戻っているのでした。

一方で皇太后によって最高尚宮を決める判定が下される事となり、そのお題として「これまで捨てていたものを利用した料理」という課題が出されます。その結果、皇太后が選んだのはクミョンがサポートしたチョ尚宮でした。そしてハン・ペギョンはチャングムが勝負にこだわるあまりに料理の本質を疎かにしたとして、療養中の尚宮の世話を名目に宮中から追い出してしまうのです。

失意の中で療養中の尚宮がいるウナム寺に向かうチャングムでしたが、そこで料理人として派遣されていたトックの計らいで、海に出向き、そこでジョンホと会います。気を許していたチャングムはそこで初めて両親の事を打ち明けるのです。市場に買い出しに出る事になったチャングムと護衛に同行したジョンホ。しかしその帰りに山賊達に襲われてしまい、ウナム寺で働く男に匿ってもらう事になります。

そこで再び料理のなんたるかを学び反省したチャングムはお世話が終わり、宮中に戻るとハン・ペギョンに許しを恋います。一方でその頃宮中では風邪が流行していましたが、それが風邪に似た疫病の可能性が高いとして感染の疑いがある者達が隔離される事になります。その中には現最高尚宮であるチョンの姿もありました。そいて最高尚宮代理となったチェ尚宮の命により、ハンとチャングムは明の使節団を相手にする事になるのです。

明からの使者はチャングムの作った野菜料理とその志を高く評価して、滞在期間中の料理の世話を任せたいと宣言します。また1つチャングムが評価される事となったのです。そしてチャングムは皇后に呼び出され、ウナム寺で見取った尚宮の様子をお伝えする事になります。同席していた長官らから明の使節団の一見も報告され、そのやり口から皇太后から女官長とチェ尚宮は厳しく叱責を受ける事となります。

そんな中で最高尚宮を巡る競合は続いていきます。最終決戦の課題は「王と皇太后に捧げる最高の料理」でした。チョ尚宮はこれまでのような小細工をせずに正々堂々戦おうと考えますが、兄パンスルが独断でハン・ペギョンを妨害、ハン・ペギョンは仕方なく食材の入手に向かいますが、帰り道で連れ去られてしまう事になります。

ジョンホが民家に幽閉されていたハン・ペギョンを見つけて救出、やっとの思いで宮中に戻った時にはチャングムによって7品中4品が出された後でした。健闘を続けるチャングムにハン・ペギョンは全てをチャングムに委ねる事を決めます。6品出して同点まで巻き返したチャングム、最後のお題はお菓子でした。そうして最高尚宮が決定される事となったのです。

競合の結果、ハン・ペギョンが新しい最高尚宮となる事が決定しますが、争ったチェ尚宮はそれに納得をしませんでした。それまで最高尚宮にあったチョン最高尚宮は、王宮で死ぬ事が許されない為に、宮中を退出、チャングムはそれに同行する事となります。チャングムにハン・ペギョンを支えてほしいと頼みチョン最高尚宮は息を引き取る事になりました。

しかしチョ尚宮は作業をボイコットするなど決定に徹底的に抗議をします。そこでハン・ペギョンからもやり直しを皇太后に提案し、これで勝利した場合には事態収拾の為、全権を委ねる事を懇願。それが認められる事となります。お題だった炒飯を各厨房の尚宮達が試食した結果軍配はハン・ペギョンに上がりました。ハン・ペギョンによる新体制が発表され、チャングムは出納係に任じられる事となります。

さらにここであらすじにも1つの転機が訪れます。これまであくまでも師弟だったハン・ペギョンとチャングムでしたが、既にチャングムが見つけていた母ミョンイの日記を着せずしてハン・ペギョン、そしてチョ尚宮も知る事となるのです。

あらすじ25話目にしてついにチャングムとハン・ペギョンはお互いのミョンイに対する立場を知り喜び涙を流します。その一方でハン・ペギョンはこの事がチョ尚宮にも知れてしまっている事を察していました。ハン・ペギョンは最高尚宮の立場を使い、チョ尚宮、クミョンらを太平館へと派遣するのです。

その後、チュンジョン王の温泉療養に付き従う事となったチャングム達。しかし温泉から戻ったチュンジョン王が突然高熱で意識不明となってしまいます。そしてチェ尚宮の企みにより、料理のせいではないかという事になり、ハン・ペギョンとチャングムは捕らわれの身となってしまいます。取り調べを受ける事になったハン・ペギョンはチャングムを守る為、嘘の自白を始めてしまうのでした。

チャングムとハン・ペギョンは命こそ奪われなかったものの、身分をはく奪され奴婢となり済州島へ島流しされてしまう事になります。しかもその道中にハン・ペギョンは亡くなってしまい、チャングムは1人、済州島に降り立つ事になるのです。そしてジョンホがあらすじのこのタイミングで探していた命の恩人がチャングムであった事を知る事になります。ジョンホは職を辞し、チャングムの元に向かうのです。

済州島でチャングムは出会った女性チャンドクに医療を学ぶ事になります。優れた医女ならば身分が例え奴婢でも宮中に入れる事を知った為です。厳しいチャンドクの指導を受けながらチャングムは医術を磨く事になります。

チャングムが医療を学び始めて数年、トックがチャングムに会いに来ます。そんな折、済州島に倭寇が襲来、チャングム達は捕らわれの身となってしまいます。ジョンホ率いる水軍らの動きもあって助け出されますが、チャングムは海賊のかしらの目を治療した事で謀反の疑いをかけられてしまう事になるのです。しかしそれを救ったのがチュンジョン王でした。宮中からの話が耳に入ったのです。

チャングムは医女となるべくの試験を受ける事になり、無事に合格。修練生となります。半年の間に50の試験を受けて成績が良ければ宮中に、不可を3つ貰うと落第となる厳しい物です。しかもチャングムは医女でもないのに治療行為を行ったとしてさっそく1つ不可を与えられてしまう事になります。

チャングムは試験を担当したイ教授により落第させられてしまいますが、イ教授の行動が咎められる事となって結局医女として宮中の医局である内医院に入る事が出来る事となります。そこでチャングムは最高尚宮となっていたクミョン、女官長となっていたチェ尚宮らと再会。2人はチャングムが立場を変えて戻ってきた事に驚愕し恐怖を覚えます。

一方でチャングムは懇意にしていたミン尚宮やチャンイ、ヨンセンらとも再会し宮中の経緯を教えてもらう事になったのでした。そしてチャングムは流産してしまった皇后の治療に当たる事となります。周囲からも信頼を得る医女ヨリの診断に納得のいかないチャングム。ヨリの診断によっての治療で皇后が体調を悪化させてしまった事もあって、チャングムの考えを聞かれる事となります。

皇太后の体調悪化に伴い治療に当たる事になった内医院。皇太后が誤診のあった医師を信用せずに治療を拒んだ事もあって、やっと治療を受けるとなってもすっかり身体が弱くなってしまっていた皇太后。脚気の症状がみられる皇太后でしたが、脚気に効能のある食べ物は皇太后の嫌いな食べ物ばかりでした。それに気付いたチャングムは特効薬となる丸薬を作る事となります。

チャングムの活躍に嫉妬するヨリは、その秘密を暴こうと行動するとなんとその丸薬は皇太后が嫌いなニンニクで作られていたのでした。そして皇太后の体調は快調へと向かっていく事になります。料理と医術両方の知識を駆使するチャングムに、クミョンらも危機感を募らせるのでした。そしてクミョンとヨリが手を組み、チャングムを宮中から追い出そうと画策を始めます。

ヨリとクミョンの画策により、疫病が蔓延して封鎖された村に派遣される事となったチャングム。村人達から怒りを買いながらもその原因が村で育てられた野菜であった事を突き止めます。結果民を助ける事となったチャングムはチュンジョン王にも認められて内医院に戻る事になりますが、ヨリとの対立は決定的となります。

ここからのあらすじはチャングムとヨリ、さらにはクミョンも加わった争いが展開される事になります。きっかけはチュンジョン王の病気でした。ヨリとクミョンはそれぞれにチュンジョン王の容体の悪化がそれぞれが責任者を務める内医院と水剌間にあるとして責任のなすりつけ合いを繰り広げていたのです。一方のチャングムは皇后からの密命を受けて一時的に罪人として扱われる事で菜園に行きそこで治療方法を探していました。

治療法を見つけたチャングムでしたが同時期には医局長を務めるユンスもまた治療法を発見、しかしその治療法は全く異なっていました。ユンスの治療法で容体が悪化した事でチャングムの治療法が発見、一時的に体調を崩してしまったものチュンジョン王は快調へと向かう事となります。

チャングムは側室であるヨンセンの計らいで快調したチュンジョン王に拝謁する事を許されます。そこでチャングムは不名誉な死を遂げたハン・ペギョンの名誉を取り戻してほしいと懇願するのでした。そしてアヒル事件の真相を知る1人、ユンスが自らの遺志をチャングムに託して自害してしまいます。それにより、チョ女官長と、オ・ギョモー一派の悪事が暴かれる事となるのです。

チャングムはチュンジョン王より願いはないかと尋ねられ、活人署への異動を願いでます。活人署とは貧しい人達の世話をする部署で宮中の外での仕事になります。チャングムの願いは聞き届けられ、村で活動を行う事となりますが、皇后により呼び戻される事になりました。宮中で王子を呪う札が見つかったのです。これもチャングムは見事に解決する事となります。

これまでの功績からチャングムはチュンジョン王よりそれまで慣例のなかった主治医に命じられる事となりますが、しきたりを重んじる皇太后からも内医院でも反発が起こる事になります。それらの行動から主治医になる事を辞退したチャングムは再び活人署に戻る事となりますが、ほどなくして再び呼び戻される事となります。今度はキョンウオン王子が天然痘だと診断されるのです。

期せずして村で天然痘の治療を続けていたチャングム。予防法を広めていた事が知られ、再び宮中に出向きキョンウオン王子の治療に当たる事になります。

キュンウオン王子の命を救ったチャングムにチュンジョン王は恩賞として官職を与え、再び王の主治医となる事を命じます。自分達では救えなかったキュンウオン王子の命を救った事もあり今度は内医院からも賛成されますが、やはり大臣達は反対し反発します。さらにそこに皇太后の反発までが加わってしまい、一旦は命令が取り下げられる事になります。

チュンジョン王はチャングムとジョンホが慕い合っている事を入り、また自身のチャングムへの思いにも気付きます。側室として迎えるか、医療の道を進ませるかを迷いチャングムに訪ねますがチャングムは医療の道を望みます。ジョンホの進言も受け、チュンジョン王はついに周囲の反対を押し切り、チャングムの主治医として正式に任命するのでした。

そしてここからが最終回のあらすじです。チュンジョン王は老衰によって腸閉塞を起こしてしまいます。そっこでチャングムは当時まだ一般的ではない患部の切り取り手術を行う事を提案。その提案を聞いた周囲は猛反発し、チャングムが王を殺そうとしているとして、追放処分にするように直訴。チャングムは宮中を追い出される事となります。

しかしそれはチュンジョン王の密命でした。チャングムを主治医とする際、引き換えに追放処分となったジョンホの元にチャングムを行かせる為だったのです。チュンジョン王は自らの死期を悟り、この最後の命令を発したのでした。そしてジョンホとチャングムには追手などにかからぬように明国に向かうようにという指示が出されるのです。ここまでがチャングムの誓い、最終回までのあらすじとなります。

チャングムの誓いの最終回までのあらすじを紹介した所でここからは既にチャングムの誓いを最終回まで視聴した人の感想や評価を紹介していきます。

チャングムの誓いは時代劇、しかも日本ではその歴史についてなかなか深く知っている人がいない朝鮮王朝を舞台としている事、そして長編である事もあって敬遠する人もいますが、そのあらすじはかなり分かりやすいという声が非常に多いです。基本的には主人公であるチャングムが母の無念を晴らす為の物語であり。チャングムのサクセスストーリーであるという認識で間違いありません。

もちろん時代背景的にまだまだ男尊女卑が強かった時代を扱う作品なので、その成功までの道筋には実に様々な障害が現れます。そんな時もチャングムはある時は人の手を借りて、ある時は自らのスキルを磨く事で立ちあがってくるのです。結果として日本でも時代背景などが分からないからと敬遠するのがもったいないと言われる程の高い評価と知名度を誇っています。

チャングムの誓いは韓国の時代劇ドラマの中でもかなり多くの登場人物が登場しますが、例え数話、1話しか登場しない登場人物であってもかなり魅力的であるという声も非常に多いです。出演したキャスト陣も本作を代表作として上げられる事が非常に多く、チャングムはもちろん、それぞれの登場人物のファンだとする声も非常に多い結果となっています。

同時にチャングムの半生を描くドラマなので、日本の時代劇でもそうであるように、それらの魅力的な人物がどんどん没してしまうのが辛いという感想も多くなっています。特に人気の高かったハン・ペギョンの死などはその死に様も合って、視聴率にも影響する程で、最終回まで見終わった後の感想などを見ても途中で死んでしまった登場人物について触れる物も多くなっています。

また最終回でのチュンジョン王の決断に関して触れる人も非常に多いです。チャングムとジョンホの思いを知り、最後は添い遂げさせてやろうとするチュンジョン王には最終回である事も合わさって泣いたという声が非常に多くなる結果となっています。主人公であるチャングムに負けず劣らずチュンジョン王が人気になる事をさらに決定づける最終回だったという声もあります。

チャングムの誓いは今尚韓国でも絶大な知名度を誇る歴史ドラマであると同時に日本で一番知られていると言っても過言ではない韓国ドラマの1つです。そのあらすじは最終回に至るまで、主人公チャングムのサクセスストーリーであり、同時に朝鮮王朝の権力争いを上手く描いた作品としても知られています。

今回のあらすじではなかなか触れていませんが、随所にある兼備な装飾などもチャングムの誓いの見所の1つです。ネタバレを読んであらすじを知っていても充分に楽しめるだけの要素がチャングムの誓いにはあり、それが最終回まで繋がる高い視聴率にも繋がっています。まだ視聴していないという人はぜひ一度視聴してみてはいかがでしょうか。