deleディーリーのドラマあらすじとキャスト一覧!まさかの黒幕の正体とは?

「dele(ディーリー)」は本多孝好が原作小説を描く作品で、2018年に山田孝之と菅田将暉の二人がキャストとして主演を務めてドラマ作品として放送もされました。デジタル遺品という現代ならではのテーマを題材にした内容で、山田孝之演じる坂上圭司が立ち上げたデジタル遺品を削除する会社「dele.LIFE」を舞台に物語が進みます。今回はドラマ版「dele(ディーリー)」について、あらすじやキャストのネタバレも交えてご紹介していきます。

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目次

  1. deleディーリーのドラマあらすじとキャストを紹介!黒幕の正体とは?
  2. deleディーリーのドラマの原作小説とは?
  3. deleディーリーがドラマ化!
  4. deleディーリーのキャスト一覧!
  5. deleディーリーのドラマあらすじをネタバレ紹介!黒幕の正体とは?
  6. deleディーリーのドラマを観た人の感想や評価を紹介!
  7. deleディーリーのドラマあらすじとキャスト一覧まとめ!

deleディーリーのドラマあらすじとキャストを紹介!黒幕の正体とは?

皆さんは山田孝之と菅田将暉という豪華な二人の俳優が主役を務める、「dele(ディーリー)」というドラマ作品をご存じでしょうか?原作はデジタル遺品を題材にした小説で、デジタル遺品を処分する会社「dele.LIFE」の社長である圭司と、そこで働くことになった祐太郎の二人が描くミステリー作品です。今回はドラマ版「dele(ディーリー)」について、あらすじやキャストをご紹介していきます。

deleディーリーのドラマの原作小説とは?

「dele(ディーリー)」の原作は本多孝好が書いた小説で、もともとドラマ化も念頭に置いたメディアミックスプロジェクトで作られた作品です。作家の金城一紀とKADOKAWAが企画した「PAGE-TURNER」というプロジェクトで本田に映像作品の原作製作が依頼され、「dele(ディーリー)」が作られました。小説執筆前から主人公である圭司と祐太郎役のキャストに山田孝之と菅田将暉がオファーされていました。

そのため原作小説を書く際にも、山田孝之と菅田将暉が主役のキャストを務めることを前提にあて書きされて作られたといわれています。「dele(ディーリー)」の原作小説では、圭司や祐太郎、圭司の姉である舞といった主要人物の設定は共通ですが、依頼人をはじめとしたその他の人物についてはドラマ版とは細かい設定が異なるところもあります。

具体的に原作小説とドラマ版「dele(ディーリー)」の違いをご紹介すると、原作小説では祐太郎視点で物語が描かれています。祐太郎の普段の生活や心情が描かれている原作小説に対し、ドラマでは圭司の会社「dele.LIFE」の事務所を舞台に圭司中心に物語が進められていきます。ドラマ版「dele(ディーリー)」では圭司の心情にも焦点が当たるため、原作を知るファンにとっても違う目線で楽しめるかもしれません。

登場人物についてもいくつか違いがあります。物語の最初に圭司の会社「dele.LIFE」に祐太郎が来て、仕事を手伝うようになりますが、その流れが小説版とドラマ版では異なります。原作小説のあらすじでは圭司の元師匠であり同僚だった夏目に目論見によって、祐太郎が「dele.LIFE」に訪れることになりますが、ドラマ版では圭司の姉である舞が祐太郎を連れてきます。

そもそもドラマ版「dele(ディーリー)」では夏目という人物そのものが登場しません。同じく祐太郎の妹だった鈴の幼馴染、遥那も未登場でした。逆に原作小説では登場しませんでしたが、ドラマ版「dele(ディーリー)」でオリジナルキャラとして登場したのが、柴咲コウがキャストを演じる圭司の元カノである沢渡明奈です。

物語の終わり方も原作小説とドラマ版「dele(ディーリー)」では異なります。そもそも、原作小説では圭司の父親が祐太郎の妹である鈴に関する訴訟妨害に直接かかわっているという設定でした。しかし、ドラマ版「dele(ディーリー)」では圭司の父親は大物議員とつながりがあったというだけで、鈴の訴訟妨害には全く関わっていませんでした。ラストも原作小説では祐太郎が帰ってきませんが、ドラマ版では帰ってきます。

「dele」の語源は校正用語の削除を意味する言葉で、主人公の圭司が依頼人の死後パソコンやスマホに残ってしまうデータの削除を受託する「dele.LIFE」という会社を設立し、そこを舞台としたミステリー作品となっています。「dele(ディーリー)」はデジタル遺品という今の時代に合ったテーマを題材とした作品で、デジタル遺品を通した人間ドラマの面白さもさることながら、実際のデータの扱いも考えさせられる作品です。

deleディーリーがドラマ化!

ドラマ版「dele(ディーリー)」は2018年の7月から全8話で1クール放送されました。脚本には原案も担当した本多孝好や企画の仕掛人である金城一紀をはじめ、渡辺雄介や監督も兼ねた滝本智之、「追憶」の原案や脚本を担当した青島武、相棒シリーズで有名な徳永富彦といった実力のある人たちがかかわっています。監督も滝本とともに常廣丈太が務めました。

ドラマ版「dele(ディーリー)」では、日本のドラマ史上初ともいえるデジタル遺品を題材としたドラマ作品です。自分の死後もパソコンをはじめとしたデジタルデバイスに個人情報が残ってしまう現代において、興味を持つ方も多いことが予想される題材です。ある日突然自分が死んだら、誰にも見られたくないデータはどのように処理するのか、という誰もが一度は考えてことであるだろう懸念がテーマとなっています。

ドラマ版「dele(ディーリー)」では、主人公である圭司が依頼人の死後に残ってしまうと不都合なデータを削除する「dele.LIFE」という会社を立ち上げ、そこを舞台として様々な人間のドラマが描かれます。デジタル遺品を中心としたいろんな人間のドラマが1話完結型のオムニバス形式で描かれており、主人公の圭司と祐太郎については最終回につながる伏線も同時に張られている作品となっています。

金曜ナイトドラマ|dele(ディーリー)|テレビ朝日

deleディーリーのキャスト一覧!

ドラマ版「dele(ディーリー)」では主人公の圭司や祐太郎役をはじめ、各話に登場する依頼人などの登場人物を演じるゲスト俳優として、豪華な役者が多数登場します。ここではドラマ版「dele(ディーリー)」に登場する主要人物のキャストについて、登場人物のあらすじ等も交えながらご紹介していきます。

坂上圭司役)山田孝之

「dele(ディーリー)」で主人公の一人、坂上圭司役を演じるキャストは俳優の山田孝之です。坂上圭司はもともとフリーのプログラマーで、「dele(ディーリー)」の舞台ともなる依頼人の死後に不都合なデータを削除する会社「dele.LIFE」を設立した社長です。亡き父が設立し、姉の舞が引き継いだ「坂上法律事務所」と提携をして仕事をしています。

圭司の性格としては頑固でプライドが高く、テリトリー意識が強いところがあります。そのため、祐太郎が勝手に依頼人から仕事の受注をしてしまったりした際は、仕事の内容にかかわらず怒る場面もありました。知識欲が旺盛なところがあり、プログラミングに関して困難が立ちはだかると、プライドの高さも相まって問題を解決しようと躍起になり場面もあるほどです。

また、身体面の設定として原因不明の難病が原因で下半身まひを患っています。そのため、普段から車いすで生活しており、リハビリもかねて筋力トレーニングをこなすこともあります。キャストを演じる山田孝之は演技力の高さもあってか、圭司の役柄に非常にあっていると視聴者からも好評です。もともと人気がある俳優で「電車男」で映画初主演を務めて以来、様々な作品で活躍しています。

真柴祐太郎役)菅田将暉

圭司に続いて「dele(ディーリー)」のもう一人の主人公である真柴祐太郎のキャストを務めたのが菅田将暉です。祐太郎はもともとフリーランスで何でも屋をやっていましたが、ドラマ版では弁護士の坂上舞が圭司のもとに連れて行き、「dele.LIFE」の仕事を紹介しました。車いすの圭司に代わり、依頼人の死亡確認など外に出ていく業務を中心に、圭司の仕事をサポートしていきます。

祐太郎の性格としては素直で無邪気なところがあり、人懐こいため周りに人間に好かれやすいという特徴があります。しかし一方で自分のこと、特に過去のことに関して聞かれるのを苦手としており、その様子から普段の祐太郎からは想像がつかないような過去を隠し持っていました。最終回では、祐太郎の過去と圭司の過去を交えた話となっており、注目の回となっています。

キャストを務めた菅田将暉は2009年に「仮面ライダーW」で主演を務めてから、様々な作品に出演するようになりました。主演を務めた映画「共食い」では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しており、役者としての実力も広く認められています。また、俳優活動だけでなく、グループ「グリーンボーイズ」でCDデビューも果たしており、ドラマや映画の主題歌も担当するなど歌手活動も活発に行っています。

坂上舞役)麻生久美子

圭司の姉である弁護士の坂上舞役を演じたキャストは、女優の麻生久美子です。舞は亡き父が設立した「坂上法律事務所」を引き継いでおり、作中では弁護して仕事をしています。圭司が設立した会社「dele.LIFE」の信用保証を担うという形で提携しており、資金援助や顧客紹介といった活動も行っています。時には「dele.LIFE」の依頼人が裁判にかかわりのある人間の場合もあるため、逆に圭司に協力を求めることもあります。

坂上舞の性格としては、姉御肌でさばさばとした性格をしています。圭司のことは実の弟でもあるせいか、極論に陥った子供と考えてしまっている節があり、圭司に広い世界を知ってもらうために接してくることもあります。キャストを務めた麻生久美子は1998年公開の「カンゾー先生」という作品で、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞などを受賞した経験もあり、実力派の女優として知られています。

deleディーリーのドラマあらすじをネタバレ紹介!黒幕の正体とは?

「dele(ディーリー)」はドラマ版と原作小説で話の内容が変わっています。主要人物である圭司や祐太郎、姉の舞などはほとんど変わりがありませんが、それ以外の登場人物についても細かい設定が変わっていることがあります。今回はドラマ版「dele(ディーリー)」について、各話のあらすじをネタバレも交えながらご紹介していきます。

第1話

第1話のあらすじをネタバレすると、ある裁判から物語が始まります。何でも屋をやっていた真柴祐太郎は、被告人として裁判に出廷していました。彼の様子を見た弁護士の坂上舞は、祐太郎に興味を持って保釈手続きを取ります。舞はそのまま弟の圭司が設立した会社「dele.LIFE」に連れて行き、祐太郎に仕事を紹介しました。圭司の会社「dele.LIFE」は依頼人の死後に残ったデータを内密に削除するという仕事をしていたのです。

祐太郎が圭司の仕事を手伝うようになると、圭司のPC端末である通称モグラのもとに信号が届きます。その信号は、依頼人の一人であるゴシップ記者の安岡春雄のデバイスが、一定時間操作されなくなったことを告げるものでした。安岡の死亡確認をするために出かけた祐太郎は、自殺したと思われる安岡の遺体を発見します。依頼人の死が確認されたことで、圭司がデータの削除をしようとしますが祐太郎が止めました。

祐太郎は安岡の息子である俊から父親との約束を聞き、安岡の死が自殺ではなく他殺である可能性を主張したのです。そして他殺である証拠を見つけるために、削除依頼をされていたデータの中を確認しようというのです。そして二人は安岡のデジタル遺品からスケジュールアプリを見つけ、そこから安岡が頻繁に会っていたと思われる片山薫という人間に目を付けます。

片山薫は城南署の人間で、安岡の死について何か知っていることがないかを聞くために、祐太郎は片山のマンションに向かいました。しかし、マンションに訪れて部屋から出てきたのは片山薫ではなく、謎の男性である牧野でした。一方圭司は安岡のデジタル遺品をさらに調査し、その中にとんでもない事実を格納した隠しフォルダを発見します。

第2話

第2話のあらすじは、依頼人のスマホが操作されなくなったという信号が圭司のPC端末モグラに届いたことから始まります。48時間スマホが操作されなかったら、データをすべて削除してほしいという依頼でした。依頼人の宮内詩織の死亡確認をするために、圭司と祐太郎が現場に向かいます。宮内は自室でペンを持ったまま死んでいました。

遺体のそばにはエンディングノートと書かれた紙がありました。そこには「葬式はしないでください」というメッセージのほかに、「dele.LIFE」宛に「やっぱりデータは消さないでください」という依頼のキャンセルを望むメッセージも残されていました。圭司たちは宮内が自分でメッセージを残したとしたら、なぜ依頼を死の直前になって撤回しようとしたのか知るために調査を開始することにします。

祐太郎は宮内の友人として身分を偽って、宮内の両親に会いに行きます。そこでご両親に、宮内のほかの友人にも葬式に出てもらえるように声をかけてほしいと頼まれます。祐太郎は宮内の友人を探して、ガールズバーで働いている春田沙也加という人物のことを知ります。祐太郎は春田に会いに行きますが、春田は祐太郎のことを訝しみながら、宮内のことをよく知らないと告げます。

こうして祐太郎は宮内について調査を進めていくうちに、想像もしていなかった様々な事実を発見します。それらの事実を祐太郎から聞いた圭司は、宮内が削除依頼を取り消したデータの中身を確認することを決意し、デジタル遺品であるスマホのデータを解析することにし始めます。

第3話

第3話のあらすじとしては、「dele.LIFE」に来た一つの依頼にかかわる話となります。ある日さびれた町で写真館を営む浦田文雄という人物が「dele.LIFE」に訪ねてきます。圭司が外出中で不在だったため、祐太郎が対応することになります。そして、祐太郎は浦田から圭司に無断で奇妙な依頼を受けてしまうのです。その内容は浦田の死後にパソコンデータの削除とデータのコピーを江角幸子に届けてほしいというものでした。

圭司は帰宅後、祐太郎が自分に無断で依頼を受注したことに起こりますが、祐太郎は浦田の奇妙な依頼に勝手にロマンを感じていました。数日後、依頼人の裏だが海に飛び込んで自殺したという情報が入ります。祐太郎は浦田の死亡確認を行い、本当になくなってしまったことを知って肩を落としながらも、依頼されていたデータの受け渡し先である江角幸子という人物の所在を確認します。

祐太郎は江角が営んでいるという理髪店へと向かい、素性を隠しながら江角に接触します。その後、祐太郎は不審な男が浦田の写真館に忍び込み、データの削除を依頼されていたノートパソコンが盗まれる現場を目撃します。祐太郎は男の正体と居場所を知るために盗難の件を圭司に報告しますが、その矢先に圭司のPC端末モグラに浦田のパソコンが起動されたという信号が届いたのでした。

第4話

4話のあらすじをご紹介すると、ある日「dele.LIFE」に1通のメールが届くところから始まります。メールには「人は二度死ぬ」「呪われた力を持った僕」「あの判断は間違っていなかったはずだ」というような遺書ともとれるような謎のフレーズがたくさん書かれていました。メールの送信してきたのは、以前「dele.LIFE」に「dele.LIFE」にPDFファイルの削除を依頼してきた日暮裕司という男でした。

メールの中にはさらに「あれまで消えてしまうのが正しいことなのか」とも書かれており、それを読んだ圭司はあ「あれ」の正体が依頼対象のPDFファイルではないかと予想します。圭司は珍しく自らPDFファイルを開き、中身を確認しました。データの中には子供が色鉛筆で買いような絵が数点入っていました。

今回は依頼人である日暮の死亡確認をするために、祐太郎だけでなく圭司も同行しました。現場には色鉛筆を手にしたまま絶命している日暮がいました。圭司と祐太郎は日暮の遺体の下にある描きかけの風景画と女性の写真を発見します。そこで圭司は、日暮がかつてメディアで天才超能力少年としてもてはやされたサイコメトラーだったことに気づきます。

当時は圭司もファンの一人だったようで、日暮に心酔していた過去もあったようです。日暮は25年前にとある少女の依頼で、失踪してしまった母親の霊視を行っていました。しかし、霊視を失敗してしまい、世間から強いバッシングを受けてからは、メディアから退いていたのでした。日暮の境遇を知った祐太郎は同情し、日暮が死の間際まで抱いていた思いの真相を突き止めるため、圭司と二人で調査することにします。

まず二人は日暮にとって最後の依頼人となってしまった少女、松井美香の行方を追います。松井は近くに住んでいる父の重治とともに幸せな家庭を築いて生活していました。しかしそこで、松井を訪ねた圭司と祐太郎は妙な話を耳にすることになったのです。

第5話

第5話のあらすじとしては、天利聡史という人物の依頼に関する物語となっています。データの死後削除を依頼していた天利のパソコンが一定時間操作されなかった、という信号が圭司のPC端末モグラに届きます。圭司は祐太郎に天利の死亡確認を指示して、一人カフェに向かいました。待ち合わせ場所のカフェに訪れたのは、1年に一度だけあっているという圭司の元彼女である沢渡明奈でした。

一方祐太郎は天利の死亡確認に向かっていた際に、あまりの幼馴染である楠瀬百合子に遭遇してしまいます。依頼の守秘義務を守るために、祐太郎は自分を天利の小学校の同級生だと素性を偽ります。楠瀬は祐太郎のことを訝しく思いながらも、あまりのいる病室に案内するのでした。事情を聴くと、天利は3か月前に車にはねられ、意識不明の重体となっていたのです。

楠瀬の想いに共感した祐太郎は、一緒に思い出の場所を散策することになりました。その際に、楠瀬は祐太郎が「dele.LIFE」の人間だということに気づき、天利が依頼していたデータの死後削除を取り消すと言い出します。楠瀬の強い訴えから天利への深い愛情を感じた祐太郎は、楠瀬のために天利の親友である宮田翔という人物と接触します。しかしそこで、思わず言葉を失うような状況に直面してしまうのでした。

第6話

6話のあらすじとしては一人の少女、石森純子の死が発端になります。石森順子は長野の別荘地で雪に覆われて眠るようになくなっていました。遺書はなかったものの、状況から警察は自殺と判断します。両親は娘の自殺の原因が知りたいと、弁護士の坂上舞のもとに訪れていました。フリーのプログラマーとして紹介された圭司と祐太郎は、両親から娘の日記のデータが入ったパソコンのパスワード解除を依頼されます。

亡くなった少女の父親である俊一には、娘の自殺の原因として思い当たる節がありました。娘が家出する前の行動から、学校でいじめにあっていたのではないかと推測していたのです。しかし、圭司がスマホから消去されていたデータを復元すると、友人たちと仲良さそうに映っている写真や動画を発見します。写真から石森順子の友人と思われる小川優菜らに、祐太郎が事情を聴きに行きました。

すると祐太郎は、小川たちから思わず言葉を失ってしまうような衝撃的な動画を入手してしまいます。一方圭司は、亡くなった純子のパソコンに入り込むことに成功していました。しかし、パソコンの中には身辺整理をしてあったためか、データが何も残っていなかったのです。その事実に火が付いた圭司は、データを復元しようと取りつかれたように格闘します。苦労の末たどり着いた先には、事件に関する深い闇が見えてくるのでした。

第7話

第7話のあらすじとしては、依頼人である笹本隆のデータと死刑囚の冤罪に関する物語となります。いつものように祐太郎が笹本の死亡確認をすると、圭司が依頼されていたファイルの削除を行おうとします。そこに、圭司の姉であり弁護士でもある舞が訪れます。舞の話によると、依頼人の笹本隆は、死刑囚である笹本清一の息子だということでした。

死刑囚の笹本清一は、8年前にバザー会場でジュースに毒物を混入させ、死者4名を出した罪に問われていました。しかし当の本人は無実を主張し続けていたのです。舞は削除依頼のあったファイルが事件に関与するものかもしれないと考え、圭司に中を見せるように要請するのでした。データを確認すると、事件当日に不審な人物が粉末をウォータークーラーに仕込んでいる映像データが出てきたのです。

舞はこのデータがあれば、笹本の死刑判決を覆せるかもしれないと考えます。しかし、圭司は削除依頼されたデータを裁判の証拠として提出するのは、契約違反になるためできないと主張します。祐太郎は事件の真相を知るために調査を始めると、映像に映っていた不審人物が市会議員の宮川新次郎だという情報を手に入れます。

さらにその情報を提供してくれた上野兼人の娘も、当時の事件で亡くなっていた被害者の一人でした。圭司と祐太郎はそれぞれ宮川に関する裏事情を入手します。しかし、その内容は全く異なるものでした。さらに調査を続けていくと、町で暮らす人たちから犯行動機となりうるような裏の顔がわかっていくのでした。

最終回

最終回のあらすじは、圭司と祐太郎のそれぞれの過去がかかわる物語となっています。始まりは「dele.LIFE」にデータの削除依頼をしていた辰巳仁志の死亡からでした。辰巳のパソコンが停止した信号が圭司のPC端末モグラに届きます。辰巳の名前を聞いた祐太郎は、突然怒りを抑えて表情を浮かべて確認してきます。圭司は祐太郎の突然の変化に驚きを隠せないでいました。

さらに、何者かが「dele.LIFE」のシステムにクラッキングを仕掛けてきたため、圭司は対応に追われることになりました。その後圭司は、辰巳が祐太郎の妹が亡くなった病院の弁護を引き受けた弁護士だったことを突き止めます。当時、妹の鈴の死には不審な点がありましたが、裁判は病院側が勝利してしまい、妹を失った祐太郎は心に深い傷を負っていたのです。

祐太郎の過去に同情した圭司は、削除を依頼されていた音声データを確認します。そこには、当時の病院との裁判の結果を覆しかねない事実を示唆する、大物政治家の中村毅と辰巳の黒い会話が記録されていました。圭司は中村を確実に追い詰めようと慎重に動こうとしますが、祐太郎はデータの即時公開を希望しました。

そのまま圭司と祐太郎は意見が対立し、祐太郎は「dele.LIFE」を飛び出して行ってしまいます。こうして圭司と舞が今まで互いに語ることがなかった、「坂上法律事務所」をめぐる過去の出来事も徐々に明らかになっていきます。

deleディーリーのドラマを観た人の感想や評価を紹介!

ドラマ版「dele(ディーリー)」は、原作小説が書かれる前から主人公二人のキャストが決まっていたこともあって、非常にクオリティが高い作品だったと好評な感想が数多く見受けられました。今回はドラマ版「dele(ディーリー)」について、あらすじ等のネタバレも交えながら感想をご紹介していきます。

好評な感想を紹介!

まず、キャストを務めた役者の演技力は非常に良い評価をしている感想が多く見受けられました。山田孝之演じる無口で無愛想な圭司とおしゃべりで人懐こい性格をしている祐太郎の掛け合いが面白く、二人にあて書きされた作品だったということもあって、役が非常によくあっていたという感想がありました。

各話が1話完結型のドラマだったため、それぞれの話のクオリティが重要になる作品でしたが、どの話もクオリティが高いという評価が多く、1クール全体の構成もよかったという感想が多く見受けられました。最終回までの各話の中に、最終回につながる謎が少しずつちりばめられており、最終的にはすべての謎が自然な流れで明らかになっていくのも非常に良かったといわれています。

deleディーリーのドラマあらすじとキャスト一覧まとめ!

今回はドラマ版「dele(ディーリー)」について、物語のあらすじや感想をネタバレも交えながらご紹介してきました。ドラマの評価は非常に高く、面白かったという感想が多く見受けられましたので、興味を持った方は是非一度ご覧になってはいかがでしょうか。原作小説もドラマ版とは内容が異なっていますので、ドラマをご覧になった方も是非一度読んでみてはいかがでしょう。

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