ごめん、愛してるの主題歌は宇多田ヒカル!Forevermoreの歌詞と意味は?

『冬のソナタ』を超える大ヒットを記録した韓国ドラマ『ごめん、愛してる』の日本版リメイクの主題歌は宇多田ヒカルの「Forevermore」!TOKIOの長瀬智也さんが主演することでも話題になった『ごめん、愛してる』ですが、宇多田ヒカルさんが主題歌を担当するという発表でさらなる盛り上がりを見せました。ドラマの内容に合わせて書き下ろしされた主題歌の意味深な歌詞の意味とは?ドラマ『ごめん、愛してる』の内容と照らし合わせ、主題歌「Forevermore」の歌詞について紹介します!

ごめん、愛してるの主題歌は宇多田ヒカル!Forevermoreの歌詞と意味は?のイメージ

目次

  1. ごめん、愛してるの主題歌が気になる!
  2. ごめん、愛してるとは?
  3. ごめん、愛してるの主題歌Forevermoreの歌詞と意味とは?
  4. ごめん、愛してるの主題歌を歌う宇多田ヒカルを紹介!
  5. ごめん、愛してるの韓国版の主題歌を紹介!
  6. ごめん、愛してるの主題歌まとめ!

ごめん、愛してるの主題歌が気になる!

『冬のソナタ』を超える大ヒットを記録した韓国ドラマ『ごめん、愛してる』。韓国で社会現象を起こしたドラマの日本版リメイクが、2017年にTBS日曜劇場枠で制作されました。日本版『ごめん、愛してる』は主演にTOKIOの長瀬智也さん、ヒロインに吉岡里帆さんが決定、さらに主題歌が宇多田ヒカルさんの書き下ろしという発表があり、『ごめん、愛してる』の本家ドラマファンのみならず、音楽ファンからも注目を集めました。

主題歌はドラマのために書き下ろしたということもあり、歌詞には宇多田さんが脚本を読んで感じたイメージが込められています。その注目のドラマ『ごめん、愛してる』は一体どんなストーリーなのでしょうか。

日曜劇場『ごめん、愛してる』|TBSテレビ

ごめん、愛してるとは?

ドラマ『ごめん、愛してる』は親に捨てられ、誰からも愛された経験のない主人公と、彼に惹かれていくヒロイン、そして彼を捨てた実母と、実母が愛情を注ぐ異父弟、この4人の関係を軸にした恋愛ドラマです。男女関係、そして母子関係の2つの三角関係が複雑に絡み合うストーリーで、ドロドロとしたドラマ展開と、どこまでも純粋で苦しい愛が描かれています。

ごめん、愛してるの主題歌Forevermoreの歌詞と意味とは?

そんな『ごめん、愛してる』の主題歌として宇多田ヒカルさんが書き下ろした「Forevermore」。ドラマプロデューサーの清水真由美さんは主題歌「Forevermore」について以下のように語っています。

「『ごめん、愛してる』というドラマの世界観をより大きく広げることができる強いテーマソングってどんな曲だろう?と純粋に悩みました。今回、宇多田ヒカルさんにご快諾いただけて、本当に理想的キャスティングだと思っています。リクエストはただひとつ、“2010年代を代表するラブソング”でした。出来上がった曲を聴いて、大きくて深くて切なくて、本当に想いが通じた気持ちになりました。是非、ご期待ください」

ごめん、愛してるの主題歌は宇多田ヒカルのForevermore!

宇多田ヒカルさんが『ごめん、愛してる』に提供した主題歌のタイトルは「Forevermore」。永遠をmoreで強調し、未来永劫という意味になっています。宇多田さんは2016年にNHKの連続テレビ小説『とと姉ちゃん』で「花束を君に」を主題歌に提供していますが、今回の『ごめん、愛してる』は民放ドラマです。民放ドラマに主題歌を提供するのは実に9年ぶりということもあり、そのことでも大きな話題になりました。

宇多田ヒカルさんの歌と言えば、その高い歌唱力や抜群のセンスを誇るメロディーもですが、その歌詞もまた非常に高く評価されています。NHKドラマ『とと姉ちゃん』に提供した主題歌「花束を君に」は大切な人を亡くし、その別れを歌ったものですが、その歌詞には直接的な死を連想させる表現は一切使われず、柔らかく美しい表現のみで紡がれています。

『ごめん、愛してる』の世界観を宇多田ヒカルがどのように表現したのか、「Forevermore」の歌詞に込められた意味について考察を紹介します。

Forevermoreの歌詞の意味①壊れたイヤホン

確かな足取りで家路につく人が

溢れる大通りを避けて

『ごめん、愛してる』の主題歌「Forevermore」は上のような歌詞から始まります。確かな足取りで家路につく人とは、帰る家があり、家で大切な誰かが待っている人のことでしょう。そんな人たちが溢れる大通りを避ける。親から捨てられた主人公律の孤独を感じさせる表現です。

壊れたイヤホンで耳をふさぎながら

あなたの名を呟きかけた

壊れたイヤホンでは耳をふさげません。ですから、「耳をふさぎたいけどふさげない」という苦しい矛盾を抱えた意味だという解釈があります。そしてあなたの名を呟きかけたとは、呟こうとしてやめた、実際口にすると余計に孤独感を強めてしまう、そんな風に感じられると言われています。

Forevermoreの歌詞の意味②裏切り

あなたの代わりなんて居やしない

こればっかりは

裏切られても変わらない

代わりなんていない、裏切られても、とは非常に強い執着を感じさせます。切っても切れない関係と言えば、なんといっても血の繋がった家族でしょう。『ごめん、愛してる』の主人公の律は貧しさ故に母親に捨てられたと思っていたのに、母は裕福で幸せそうで、自分の異父兄弟に愛情を注いでいた。それにショックを感じ、裏切りだと憎しみを燃やしますが、それでも母を恨みきることはできません。

恨めば恨むほど遠くには行けなくなり、母親のそばにいることに執着します。彼女の代わりなんて居ない、唯一の存在である母を慕う気持ちを完全に捨てることはできないのです。

Forevermoreの歌詞の意味③愛してる

愛してる、愛してる

それ以外は余談の域よ

愛してる、愛してるのは

あなただけだよ

サビでは繰り返し「愛してる」というフレーズが歌われます。裏切っても、裏切られても、それでも愛してる。律が育った養護施設の園長は、「いくつになっても、たとえ自分を捨てた母親でも、子供は会いたいし甘えたい」と語ります。

愛している、それ以外は余談だというのは、物語の中で生じる裏切りや憎悪や誤解も全て余談でしかないと読めます。宇多田ヒカルさんは「Forevermore」で繰り返し愛してると歌うことで、子供が一途に母を求める強い気持ちを表しているのではないでしょうか。

「Forevermore」のMVでは宇多田さん自らがコンテンポラリーダンスを披露しています。コンテンポラリーはフランス発祥の前衛的ダンスで、様々なジャンルのダンスを取り入れ、新しく自由に表現するスタイルです。「Forevermore」で宇多田さんが踊るのは、情感的で、力強く生命力溢れるコンテンポラリーです。MVではその歌声と、繊細な歌詞と合わせて「Forevermore」の世界を体感することができます。

ごめん、愛してるの主題歌を歌う宇多田ヒカルを紹介!

宇多田ヒカルのプロフィール

『ごめん、愛してる』主題歌「Forevermore」を歌う国民的シンガー宇多田ヒカルさんについて、そのプロフィールやヒット曲について紹介します。

宇多田ヒカルさんは1983年アメリカNYで、音楽プロデューサーの宇多田照實さんと演歌歌手藤圭子さんの間に生まれました。デビューは1998年の15歳の時。当初はラジオでしかプロモーションしていなかったものの、その歌を聞いた音楽業界の人々から猛プッシュを受け、弱冠15歳の作詞作曲を手がける天才帰国子女、さらに演歌歌手藤圭子の娘ということもあり、マスコミが次々と取り上げ瞬く間に人気を博しました。

デビューアルバム「First Love」は普段DCを買わない層もこぞって買って行き、小学生たちも「だんご三兄弟」のCDと共に宇多田ヒカルのCDを買っていきました。ファーストアルバムは瞬く間に200万枚を突破し、最終的に累計765万枚以上を売り上げ日本歴代1位に輝いています。

2010年に”人間活動”に専念するとし、アーティスト活動を停止。2012年「エヴァンゲリヲン新劇場版:Q」にテーマソングを提供するなど、単発での活動は行なっていましたが、2016年になるまでおよそ6年間本格的な活動は休止していました。

2016年4月にNHKドラマ『とと姉ちゃん』の主題歌「花束を君に」で活動を再開します。活動を再開するまでの間に、2013年に母藤圭子さんを亡くし、その翌年2014年にイタリア人男性と結婚、2015年に男児を出産しています。「花束を君に」では亡くなった母圭子さんのことを歌っており、活動再開するきっかけについては、お子さんの存在が非常に大きかったようです。

2016年9月、宇多田ヒカル名義としては約8年半ぶりとなるアルバム「Fantôme」を発表。日本のチャートではのきなみ1位を獲得します。また発表時に日本語作品でありながら米iTunes総合ランキングで6位を記録し、米Billboardのワールド・アルバム・チャートではなんと1位に輝きました。

驚異的な音楽センスと類稀なる歌唱力で国内外で支持されるアーティストである宇多田ヒカルさん。「Forevermore」だけじゃない、彼女の魅力を事項で紹介します。

宇多田ヒカルのヒット曲を紹介!

宇多田ヒカルさんのヒット曲は多数あり、ここでは全てを紹介しきれないので、歴代ヒット曲の中からシングル売り上げが多い順に10曲紹介します。

宇多田ヒカルのヒット曲と言えば、まずはデビュー曲「Automatic」でしょう。1980年代のJ-POPを牛耳っていた小室哲哉に衝撃を与え、自信喪失させたことでも有名です。この「Automatic」から宇多田ヒカルの伝説は始まります。

「Addicted To You」は、マイケル・ジャクソンやマライア・キャリーら豪華アーティストとも組むアメリカの音楽プロデューサー、ジャム&ルイスがプロデュースしたことでも話題になりました。シングル累計出荷枚数は201万枚で、「Automatic」の206万枚に次いで2番目に売り上げ枚数の多い曲です。

SMAPの木村拓哉さん主演のドラマ「HERO」の主題歌となり、宇多田さんがドラマにウェイトレスとしてゲスト出演したことで話題になりました。シングル累計売り上げは170万枚です。この頃から見た目も曲調もぐっと色っぽくなったと言われています。

「Wait&See〜リスク〜」も、「Addicted To You」に続きジャム&ルイスがプロデュースした楽曲です。近未来をテーマにCGを使ったPVでも話題になりました。シングル売り上げは165万枚以上にもなります。

2ndシングルとなる「Movin'on without you」自ら相手に別れを切り出す曲で、15歳とは思えない歌詞に宇多田さん自らも「怖い」と発言しています。シングル累計売り上げは153万枚です。

アルバム『First Love』収録、タイトル曲でもある「First Love」は、TBSドラマ『魔女の条件』の主題歌になり、またシングル売り上げは累計96万枚にも上りました。同タイトルのアルバムは日本歴代1位ですし、この記録は破られることはないと言います。現在ではラブソングの定番として、様々な世代で親しまれています。

12thシングルとなる「COLORS」。トヨタのCMとして起用されました。元夫である紀里谷和明さんとの新婚旅行先で作ったと言われています。また逆境に置かれていたとしても、努力をしないうちから諦めてはいけないというメッセージが込められているそうです。シングル売り上げ累計は89万枚になりました。

「For You」は宇多田さんが17歳の時に発表された6thシングルで、この曲のPVを作るために当時渋谷でシークレットライブが開催されたことで話題になりました。「For You」というタイトルからラブソングに思えますが、曲調は気だるげなR&Bで、歌詞も孤独感漂う、やや哲学的な内容になっています。シングル売り上げ累計は88万枚です。

「traveling」は2001年にリリースされた9thシングルで、元気が出る曲というコンセプトのもと作成されたそうです。PVは元夫である紀里谷和明さんが担当し、奇抜で独創的な衣装やCGが話題になりました。元気が出る、というイメージ通り、PVでもポップでキュートな宇多田さんが見られます。シングル累計売り上げは85万枚です。

2002年に発表された11thシングル「SAKURAドロップス」。「travelling」と同じく紀里谷和明さんがPVを担当しています。紀里谷さんらしい極彩色の独創的なCGが美しいメロディにインパクトを与えています。シングル売り上げ累計は68万枚です。

宇多田ヒカルさんのヒット曲はまだまだありますが、ここではシングル累計売り上げトップ10のみ紹介させていただきました。発表したアルバムは全てミリオンセラーになっていますし、国際的にも成功していることから、まさに国民的歌姫と言えます。活動も本格的に再開しましたし、今後の活躍に期待です。

ごめん、愛してるの韓国版の主題歌を紹介!

ドラマ『ごめん、愛してる』は韓国では社会現象を起こし、ドラマの放送が終わったあとはそのロス現象に襲われる人がたくさんいたそうです。『ごめん、愛してる』で演じた俳優の人気もさることながら、その主題歌も大ヒットを記録しました。韓国版の主題歌はどんな曲だったのか。主題歌とその歌手について紹介します。

ごめん、愛してるの韓国版の主題歌は「雪の華」のカバー

韓国版『ごめん、愛してる』の主題歌は韓国の人気歌手、パク・ヒョシンさんがカバーした「雪の華」です。「雪の華」は第45回日本レコード大賞で金賞を受賞した、言わずと知れた中島美嘉さんのヒット曲です。

「雪の華」は雪の季節の恋人たちを歌ったラブソングで、現在では冬の代表曲になっています。歌詞には恋愛における光と闇のイメージが込められていて、依存や逃げ、利益を求めるといった闇を振り払い、ただ君を愛している…そんな凍える季節に染み渡るような純粋な愛が歌われています。

ごめん、愛してるの韓国版の主題歌を歌うパク・ヒョシンとは?

韓国版主題歌「雪の華」を歌っているのは実力派シンガーとして名高いパク・ヒョシンさん。パク・ヒョシンさんが「雪の華」をカバーした経緯には裏話があります。中島美嘉さんは韓国でも人気があり、「雪の華」のカバーには複数の韓国アーティストが名乗りを上げましたが、中島さん本人が直接歌を聞いた結果、パク・ヒョシンさんが歌うことに決まったそうです。

パク・ヒョシンさんは高い歌唱力と表現力で韓国R&B界で非常に高く評価されている歌手です。自ら作詞作曲を手がけるシンガーソングライターとしての才能もあり、またミュージカル俳優としても活躍しています。「雪の華」カバーも非常に情感溢れる歌声で見事に歌い上げています。

ごめん、愛してるの主題歌まとめ!

『ごめん、愛してる』は親に捨てられ、誰からも愛された経験のない主人公と、彼に惹かれていくヒロイン、そして彼を捨てた実母と、実母が愛情を注ぐ異父弟、この4人の関係を軸にしたラブストーリーです。しかし中でも主軸となるのは、主人公の律と、彼を捨てた母親の関係でしょう。『ごめん、愛してる』の主題歌「Forevermore」ではそんな主人公の孤独と、また執着ともとれる強い愛が歌われています。

たとえ自分を捨てた親でも、子供は親を求めずにはいられない。それは悲しいほど純粋な執着です。『ごめん、愛してる』で、主人公律は最後には母親への恨みの気持ちを捨て、彼女に愛されなくても、彼女に尽くしたいと考えます。

「Forevermore」では愛してる、それ以外は余談の域だ、というフレーズが出てきます。裏切られたことも、傷ついたことも、また愛されたいと思うことすら余談でしかない。自分が愛している。そのことだけが重要なのです。

この記事では、ドラマ『ごめん、愛してる』の主題歌「Forevermore」について紹介させていただきました。「Forevermore」はドラマの濃密な世界観と、宇多田ヒカルさんの繊細な歌詞が合わさって、『ごめん、愛してる』の世界をより深く楽しめる曲となっています。ぜひドラマをご覧になりながら、宇多田さんの「Forevermore」を味わってみてください。

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