2018年12月04日公開
2018年12月04日更新
ほんとにあった怖い話2017のあらすじは?出演キャストも紹介【手越祐也】
漫画家、霊能者、芸能人に一般読者達が本当に体験した怖い話を集めた漫画誌に掲載された作品を実写化した「ほんとにあった怖い話」は毎年、夏にスペシャル版が放映されています。今回は2017年に放送された”ほんとにあった怖い話2017”について、あらすじや出演キャストなどを紹介していきます。毎回、話題のキャストが出演しているこのシリーズですが、2017年は手越祐也さんが出演して大きな話題になりました。それでは、ほんとにあった怖い話2017のあらすじとネタバレをお楽しみください。
目次
ほんとにあった怖い話2017のあらすじや出演キャストをご紹介!
今回は2017年8月にフジテレビ系列で放送された、ほんとにあった怖い話2017について、キャストやあらすじについて紹介します。毎年、夏に放送されるこの特番は、豪華なキャストが出演している事でも話題になっています。更に、ほんとにあった怖い話2017で手越祐也さんがキャストとなった話について、あらすじの他、放映後にSNSなどで囁かれているロケ現場に関するある噂も解説していきます。
ほんとにあった怖い話シリーズとは?
”ほんとにあった怖い話”シリーズは、漫画雑誌「ほんとにあった怖い話」と、その後継誌である「HONKOWA」に掲載された、実話をベースにした漫画作品をドラマ化したドラマシリーズです。ほんとにあった怖い話2017も、この雑誌に掲載された漫画を原作にしています。この項では、この漫画雑誌とドラマ版についてそれぞれ紹介していきます。
漫画雑誌「ほんとにあった怖い話」と「HONKOWA」
朝日ソノラマから出版されていた少女向けホラー漫画専門誌「ハロウィン」の増刊という形で、恐怖体験談を読み切りで掲載する「ほんとにあった怖い話」が創刊されたのは1987年の事でした。その後、ほんとにあった怖い話はハロウィンから独立し、ハロウィン休刊後は連載陣の一部を引き継いで2010年まで発刊されました。朝日ソノラマが会社清算した後は朝日出版から発行され2011年に誌名をHONKOWAに変更しました。
夏のスペシャル前に発売されるコンビニ本
毎年スペシャル番組が放送される頃に、コンビニ販売用の雑誌「ASスペシャルほんとにあった怖い話」では、ドラマの原作となった作品の再録をまとめたドラマ原作特集号を発売します。原作とドラマとで、どのような違いがあるのか、と比較する事もできますし、またドラマ放映前にドラマのあらすじや出演者情報を読む事もできます。ほんとにあった怖い話2017も放映前にASスペシャルのコンビニ販売用の雑誌が発刊されました。
ドラマ「ほんとにあった怖い話」は毎週放送されるレギュラー番組だったことも!
1991~92年に制作されたオリジナルビデオ版が高評価だったため、これをテレビ用に制作する企画が持ち上がり、1999年の夏に「真夏のミステリーほんとにあった怖い話」というタイトルで特番が放送されました。その後、2004年にオムニバスドラマを数本放送し、「ほん怖クラブ」の主というキャストの稲垣吾郎氏と、小学生6人で構成される「ほん怖クラブ」が進行する形式になりました。2017年版も稲垣吾郎氏が出演しています。
レギュラー番組の「ほんとにあった怖い話」がフジテレビ系列で放映されていたのは2004年1月から2005年3月までで、その間に特別編が4本制作されています。2005年からは特別番組の形で年に1本が放映されるようになり、2018年まで夏の特別編として放送されています。内容はレギュラーも特別編も、一般読者と芸能人の恐怖体験を元に描かれた漫画を元にオリジナリティが加えられるスタイルになっています。
ほんとにあった怖い話では、1つの話が終了すると、ほん怖クラブの子供達が恐怖のあまり泣き叫んだり、声も出ずに息をのんで恐れているシーンが挿入される事が多く見られます。その時に稲垣吾郎とほん怖クラブの子供達が行う「ほん怖五字切り」というおまじないが行われます。これは特に恐ろしかった話の後に行われる事が多いようです。ほんとにあった怖い話2017でも子役達のシーンがドラマの間に挿入されていました。
ほん怖五字切りのおまじないの仕方は次の通りになります。まず、稲垣吾郎が「イワコデジマ イワコデジマ ほん怖五字切り」と唱え、空中に指で五芒星の形を切ると、次に子供達が「皆(かい)祷(とう)怖(ほー)憮(ぶ)」と一人ずつ唱えながら杓の様な物を前に突き出し、最後に全員で「弱気退散(じゃっきたいさん)」と声を揃え、神楽鈴が打ち鳴らされます。2017年度版でもほん怖五字切りが行われました。
子供達が心霊研究と題してドラマに出てきた心霊現象を解説するコーナーも、このドラマの間のほん怖クラブで行われており、恐怖を緩和する役目を担っています。また、恐怖幽便というお便りを読むシーンもありますが、これはドラマの導入部分として使われています。稲垣吾郎は、恐怖幽便が届く館「ほん怖クラブ」の主という設定になっており、子供達が出演することで家族全員で見られる雰囲気にする事が狙いだそうです。
ほんとにあった怖い話2017の全話あらすじをキャストと一緒に紹介!
それでは、ほんとにあった怖い話夏の特別編2017で放送されたエピソードのキャストやあらすじを詳しく紹介していきます。豪華なキャストと、実話を元にしたという恐怖のエピソードのあらすじを、画像と共にお楽しみください。果たして、どんなキャストがどのような恐怖を演じたのでしょうか。2017年のスペシャルも豪華なキャストが多数出演しました。
ほんとにあった怖い話2017”第1話・或るマンション”のあらすじ
出典: https://prcm.jp
稲葉秀一(手越祐也)は、大学を卒業したものの特にしたい事もないまま毎日を過ごしていましたが、生活の為に清掃会社に勤務することにしました。特に目標もなく、ただ言われた通りに清掃をする日々でしたが、ある日、寂れたマンションの清掃の仕事が入ります。一緒の車で来た先輩の清掃員(六角精児)と分担して清掃することにしたため、秀一は1人で清掃場所に向かいました。
清掃場所まで行くために乗ったエレベーターにはサラリーマン風の中年男性が一緒に載っていました。蒸し暑いエレベーターの箱の中で秀一はゾッとする寒気を感じていました。エレベーターの降り際に、ふと後ろを振り返ると、それまでいなかったはずの黒髪ロングヘアーで赤い服を着た女が中年男性に寄り添って立っていました。
清掃場所で秀一は忘れ物をしたことに気付き、忘れ物を取りに駐車場に止めてある車に戻りました。そこで秀一は衝撃的な光景を目にしました。先ほどの中年男性が駐車場に落下していたのです。飛び降り自殺でした。鑑識による現場検証が行われている間、秀一は、その後ろに、あの赤い服の女がいる事に気付きました。
秀一は事件の事は忘れようとしていましたが、担当エリアなのでマンションの清掃に再び訪れました。すると、事件当日の防犯カメラに秀一が写っていたと管理人に話しかけられたのです。仕方がないので秀一は管理人にあの女の事を話そうとすると、管理人は以前から奇妙な事があるので映像を残しているのだと言います。しかし、これまで自殺があったというような話は一切なかったと管理人は言うのでした。
そして、またあのマンションの清掃に行くと、今度は管理人が自殺していました。事務所に戻った秀一は、自分にも何かできたのではないかと義憤に駆られていました。そして、その夜に1人でマンションを訪れるのでした。エレベーターで8階に到着すると、廊下で、例の女のいる気配と笑い声が聞こえてきました。慌てて階段を降りると、今度は下からあの女がやってきました。
秀一は再び8階に戻りエレベーターに乗り込みます。女に追いつかれる寸前でドアが閉まり、ほっとした秀一は腰を抜かして座り込んでしまいます。ふと見上げると、あの女がエレベーターの天井に浮いて白目をむいていました。結局その女の正体はわからないまま秀一は清掃会社を辞め、あのマンションに近づく事もなくなりました。
ほんとにあった怖い話2017”第2話・箱”のあらすじ
工務店に勤めている間宮和幸(野村周平)はある古民家の蔵の解体作業の見積もりに出かけていました。 その家は代々栄えている家でしたが、その蔵だけは百年近く開けていないという事でした。依頼主(温水洋一)は怖がって蔵に近づきたがらず、中の物はすべて処分して構わないというのです。訝しみながらも間宮は蔵の中を調べます。
蔵の1階には雑多な収蔵品が数多く仕舞われていましたが、2階には大きな箱が1つあるだけでした。この箱は組木細工のような作りで、どこにも蓋がありません。中からはゴソゴソという音が聞こえてくるし、撮影すると白い筋や光などが移り込む始末。この不気味な箱を家主は引き取ってくれと懇願するのでした。工務店の社長(室井滋)は不思議な能力の持ち主で、箱に手をかけると模様の部分が組木細工の仕掛けのように動き出しました。
変形した箱は蓋が開き、中には10人分の左手が入っていました。これは一族から選ばれた者の左手で、長年、家を守っていましたが、その大部分が能力を失っており3本だけが動いていました。これを社長は引き取り、事務所に置いておく事にしました。すると元の持ち主の家主の家はあっという間に没落してしまったのです。
なお、このドラマでは霊能力のある不動産会社の社長のキャストとして室井滋さんが登場していますが、原作の漫画では霊能力者でもある設計技師の男性で、このドラマの原作の漫画に登場した後も、度々、HONKOWA誌上に登場しています。
ほんとにあった怖い話2017”第3話・お墓はどこでしょうか”のあらすじ
高知県の長峰家では、毎年、お盆になると一家総出で先祖代々のお墓を掃除し、先祖の魂を迎えるのが恒例でした。ある年の事です。長峰修(遠藤憲一)は父親(品川徹)から、墓場で白い服の女を見たと聞かされました。長峰家には先祖代々からの言い伝え「家長が白い服を着た女を見たと言うと亡くなる」というものがありました。父親は家業の不動産業を修に譲ると引退してしまいます。
修もまた、白い服を着た女を見てしまいました。女は家を訪ねてきましたが、何も答えずに去ってしまいます。それからしばらくして、墓所の近くで道路の拡張工事が行われ、そこから数珠にグルグル巻きにされた白い花嫁衣裳が入った棺桶が掘り出されました。付き合いのあったお寺に花嫁衣裳を預かってもらう事で、家長が死ぬ事は無くなったのではないかと修は安堵しますが、その後、父親は亡くなってしまいます。
修は父親に白い服の女に会った事を話してしまっており、次は自分の番ではないかと恐れます。ある夜、また、白い服の女が家を訪ねて来て「お墓はどこでしょうか」と繰り返し尋ねるのでした。恐怖におびえた修は、玄関を開けようとする女に対し、まだ死にたくない!と叫ぶのでした。女は去りましたが、次のお盆にはどうなってしまうのか、修は恐怖に捕らわれたままです。
ほんとにあった怖い話2017”第4話・コール”のあらすじ
静岡県のある病院に深川京香(北川景子)は看護師として勤めていました。417号室の患者が苦しみながら亡くなった後、深夜になると誰もいないはずの病室からナースコールがかかるようになりました。いぶかしりながらも京香は一応417号室の確認に行きます。やはり誰もいなかった事を、同じく夜勤だった同僚の横山詩織(川栄李奈)に伝えます。詩織が見回りに出ると再び417号室からナースコールがかかるのでした。
その後、417号室に患者が入院すると夜中のナースコールは途絶えました。しかし、417号室に入院した患者がうわごとでトヨコさん…トヨコさん…と繰り返すようになり、突然亡くなってしまうという事が続くようになります。トヨコさんとは、以前、417号室に入院していた患者で、誰にも看取られる事なく、亡くなっていたのでした。そんなある日、京香の弟の篤史(志尊淳)が緊急搬送され417号室に入院することになったのです。
篤史は417号室の噂を聞きつけると、部屋を移動したいと言い出しましたが、やはり面倒だという事でそのまま417号室に入院することになりましたが、その夜、篤史は放心状態になっているところを発見され、数日後に部屋を移動することになりました。病室を移動した日の夜、篤史は417号室でうわごとを話している所を発見されます。
篤史は417号室で亡くなった患者の名前を順番に言っていました。最後に「トヨコさん」と言うと、姉の京香の前に今まで亡くなった患者達が姿を現しました。京香が、弟はたった一人の家族、連れて行くなら私にして欲しいと叫ぶと患者の亡霊達は姿を消しました。京香は、孤独なまま亡くなったトヨコさんの霊が寂しさのあまり患者達を次々に呼び寄せたのではないか、と患者のケアについて思いを新たにするのでした。
ほんとにあった怖い話2017”第5話・影女”のあらすじ
河村佳奈子(杉咲花)は都内某所の喫茶店でアルバイトをしていました。ある時、バイトの先輩である夏乃(横澤夏子)が、自分が最近まで住んでいた部屋を佳奈子に勧めてきました。引っ越してしばらくすると壁に奇妙な黒いシミが有る事に気付きます。シミはどんどん大きくなっていきました。佳奈子は夏乃に部屋について聴こうとしますが、忙しそうに働いており、はぐらかされてしまいます。
そんな時に、佳奈子の元カレ、平川(白洲迅)が来店します。親友の彩美(石井杏奈)はシミの前に服を吊るして隠してみたり、平川がまだ佳奈子に気があるのではないかとアドバイスしたりしますが、紹介された霊能力者のアドバイスでシミをじっくり見てみると、それは彩美の顔だったのです。彩美は実は平川を好きになっており、その生霊が佳奈子の部屋のシミとなって現れていたのでした。
ほんとにあった怖い話2017の手越祐也出演回が実話?
手越祐也氏が初出演する事でも話題になった、ほんとにあった怖い話2017、ですが、手越氏が主演の或るマンション、というエピソードの撮影現場について、ある恐ろしい噂が出回っています。それは、撮影に使われたマンションでは、実際に飛び降り自殺が起きていた、というものです。ツイッターなどのSNS上では撮影現場のマンションの特定が行われていました。
#ほん怖 手越くんエピソードの撮影現場が自殺現場マンションだったってやつ消されてる? 回線悪いだけかな 一応これ保存してたやつ いや~怖かった怖かった https://t.co/iPDqTm0pAd pic.twitter.com/xv0vjvDdiV
— ヤマチャン (@yamachan_46) August 19, 2017
SNSなどによると、撮影に使われたと言われているマンションは3ケ所あり、1か所は宮城県仙台市にあるマンションです。埼玉県は村山団地と川口市の市営領家高層住宅の2か所が候補にあがっています。いずれもいわく付きと言われているマンションで、以前に自殺現場となった事がある、地元では知らない人はいないというレベルの噂が頻繁に出てきます。ただし、これらのマンションが全て瑕疵物件であるという確証はありません。
結構埼玉ではベターなホラースポット? https://t.co/iPDqTm0pAd pic.twitter.com/jEU52cK9CG
— ヤマチャン (@yamachan_46) August 19, 2017
放映時には既に住んでいる人がいない状態だった、取り壊しが決定していて撮影後は公園になることが決定している、飛び降り自殺の現場となっている、撮影時に写り込んでいた工事現場がその証拠、といった書き込みもみられました。原作は実話という事になっているので実際にその心霊現象が起きた場所なのではという噂も出ています。放映時のテロップでは仙台市が舞台になっていたので仙台説も有力です。
ところが、ツイッターで手越祐也氏が撮影時に出入りしていたという目撃情報があがり、実際に撮影が行われたのは埼玉県川口市役所領家公民館であることが判明しました。SNSで埼玉県のマンションとして取り上げられている場所です。こちらの公民館はマンションの2階にあり、2013年にリニューアルオープンしているそうですので、それ以前に、自殺があったのではと言われています。
この建物については、もう1つの謎が発見されています。それはエレベーターに2階のボタンが無いという物です。これに気が付いた人が、意図的かスタッフのミスか、と恐れる書き込みをしていました。しかし、特定階のボタンがない建物も存在しており、その場合は、別な場所から出入りできる入口があるのだという指摘がありました。
このマンションには領家公民館が2階部分に入っていて、どうやら住人が利用するエレベーターではない入り口が別にありエレベーターは停止しないようになっているそうです。手越祐也氏が目撃されている事もあり、やはりこの川口市役所領家公民館で撮影されたとする説が有力だという噂がSNS上で散見されました。手越祐也氏のファンの方ばかりでなく、ほんとにあった怖い話が好きな視聴者からの情報が多く見つかりました。
この「或るマンション」の原作は、現在は怪談の語り部として活躍されている一条まー太郎氏の体験談です。一条氏が運送会社に勤務されていた頃の話で、或るマンションにある会社に荷物を配送していた時に起きた出来事だという事なので、ドラマでは運送業から清掃業に変えている事がわかります。また、場所も都内の下町エリアから宮城県仙台市に変わっています。
一条氏は、この話を怪談イベント等で語る事も多かったのですが、これを文章化しようとするとなぜか筆が思うように進まなかったり、運転中に無意識に、そのマンションの近くまで来ているといった事が多々あったそうです。更に、書き上げた原稿が、机の上で燃えてしまったそうです。
ほんとにあった怖い話2017の手越祐也氏登場のエピソードは実話で、実際に心霊現象が起こったマンションを撮影地として使っていたという噂は、実話であるという部分は本当でしたが、マンションの場所は全く違いました。ほんとにあった怖い話、の原作はHONKOWAは読者や著名人の体験談を掲載する漫画雑誌ですので、実話が元になってはいますが、ドラマ化する際にはかなり変更が加えられている事がわかりました。
ほんとにあった怖い話2017のあらすじやキャスト紹介まとめ
ほんとにあった怖い話2017に手越祐也氏が出演するという事で、2017年度版のスペシャルは、放映前からかなり話題に上っていました。また、2017年度版の第1話で手越祐也氏が登場した後は、キャストの手越祐也氏のみならず、作品についても多くの感想や検証がTwitterなどのSNS上に大量に出現しました。手越祐也氏の人気も相まって放送後も多くの反響と盛り上がりを見せていました。
また今回は特に、手越祐也氏主演の2017年第1話”或るマンション”の撮影現場についてSNS上で話題になった、本当に自殺があった物件で撮影されたのではないかという噂についての検証も合わせて紹介しました。手越祐也氏を始め、人気のある若手俳優・女優や、ベテランのキャストが豪華に登場する作品の為、噂も数多く見つかりました。以上、ほんとにあった怖い話2017のあらすじとキャストについて紹介しました。