2018年11月24日公開
2018年11月24日更新
マッサンのキャスト・出演者一覧!登場人物やモデルになった人物も解説
NHK連続テレビ小説「マッサン」を知っていますか?マッサンには実力のあるキャスト陣とともに主演に初の外国人がキャストされるなど話題を呼びました。そんなマッサンには実はモデルが存在していたのを知っていましたか?実在する人物をモデルに制作されたマッサンのあらすじや登場人物一覧が気になりますよね。ここではそんなマッサンの登場人物一覧やキャストを一覧で紹介するとともに、マッサンの主人公のモデルとなった人物について紹介していきます。
目次
マッサンのキャストが気になる!
NHK連続テレビ小説史上初の外国人女優が主演のマッサン
NHK連続テレビ小説「マッサン」を知っている方は多いでしょう。中でもドラマキャストが発表された当時から話題になったのが、主演ヒロインキャストに外国人女優のシャーロット・ケイト・フォックスが抜擢されたことです。これまでのNHK連続テレビ小説の歴史の中では外国人の俳優を主演ヒロインにキャストすることはなく、歴史的な出来事となりました。
またマッサンの主演は玉山鉄二演じる亀山政春であり、NHK連続テレビ小説で男性俳優が主演を務めるのも1995年下期に放送された「走らんか!」で主演を務めた三国一夫以来19年ぶりとなりました。キャストされる俳優陣で非常に話題になったマッサンの登場人物一覧やモデルとなった人物の一覧が気になると思います。ここではそんなマッサンの登場人物一覧やモデル一覧を紹介します。
マッサンとは?あらすじを紹介!
キャストが話題となったマッサンとは?
マッサンはNHK大阪放送局制作で2014年9月から2015年3月まで放送された第91代NHK連続テレビ小説シリーズのドラマです。ヒロインキャストにはシャーロット・ケイト・フォックスが外国人としてNHKの歴史の中で初めて起用され、大きな話題を呼びました。
マッサンの舞台は大正時代まで遡ります。ウイスキーづくりに情熱を抱く造り酒屋の跡取り息子はウイスキーづくりについて学ぶために単身スコットランドへと渡ります。しかしスコットランドで出会ったスコットランド人の女性と駆け落ち状態で国際結婚するところから物語は始まります。ヒロインは日本とスコットランドの文化の違いに戸惑いながらも異文化を学び、成長していく物語でもあります。
マッサンの脚本は羽原大介が担当します。マッサンでは実在した竹鶴夫妻をモデルとしていますが、登場する人物や団体を改名して、日本人技術者とイギリス人の妻の夫婦愛を軸にした人情喜劇として事実に基づいたフィクションとして構成されています。マッサンの舞台は大阪、北海道、広島、スコットランドで撮影されました。そんなマッサンの気になるキャスト一覧や登場人物一覧、あらすじを紹介していきます。
マッサンの登場人物一覧!
マッサンの登場人物を一覧で紹介します。まずは主人公の亀山政春、初の外国人ヒロインである亀山エリーを中心に物語は描かれています。2人の養子である亀山エマ、政春の両親である亀山政志、亀山早苗、政春の姉の岡崎千加子、妹の亀山すみれ、亀山酒造の登場人物として島爺、八澤俊夫が登場します。
出典: https://thetv.jp
マッサンの中盤からのカギを握る登場人物として住吉酒造の田中大作、田中佳代、田中優子、矢口清や取引先である鴨井商店の鴨居欣次郎、鴨居英一郎、鴨居サキが登場します。物語終盤の北海道編の鍵を握る登場人物として森野熊虎、森野ハナ、森野一馬が登場します。物語に重要な登場人物を一覧で紹介しました。ここから一部登場人物についてやあらすじについて詳しく紹介します。
気になるマッサンのあらすじ
マッサンの本編は大きく分けると「大阪編」と「北海道編」の二つに分かれます。物語の舞台は明治時代から大正時代へと移り変わる日本、大阪が日本一華やかになっていた時代でした。海外から洋酒も輸入され始めた時代で、船場商人たちが活気づき、お酒の新たな時代の幕開けを感じさせるワインや洋酒の製造も始まっていました。
そんな中、日本では不可能と思われていたウイスキーの製造に大阪からウイスキーの本場、スコットランドへと単身渡った男がいました。大正9年、主人公のマッサンこと亀山政春はウイスキーの本場、スコットランドでの修行を終えて本場の技術を身に付けて日本へ帰国します。マッサンは驚くことにスコットランド人の女性と結婚しており、妻であるエリーを連れて帰国したため、周囲を驚かせます。
帰国したマッサンには波乱の日々が始まります。まず初めにマッサンの実家は広島・竹原で代々日本酒造りを営んでいました。そんな歴史ある家柄の亀山家ではマッサンの嫁がスコットランド人の女性ということに、母が大反対します。さらに、世の中は大不況となり、ウイスキー製造計画は頓挫してしまい、まっさんは失業してしまいます。
一方妻のエリーも島国・日本では外国人の嫁は歓迎されず、文化の違いに翻弄されてしまいます。周囲には外国人ということから誤解されてしまい、さらにはマッサンの婚約者と名乗る女性が現れるなど波乱の日々が続きます。それでもエリーは日本のおもてなしの心を知り、時には夫婦でケンカもしますが、夫であるマッサンのことを支え続けました。
そんなある日無職だったマッサンはワイン事業で大成功した鴨居商店の鴨居欣次郎に工場長として迎えられ、山崎の地に日本初のウイスキー蒸留所が誕生させて、工場長として率いることになります。しかし苦労の末に完成した国産ウイスキーは期待とは裏腹に全く売れませんでした。
昭和に入り、国産ウイスキーに失敗したマッサンは独立して北海道余市へ拠点を移します。エリーの故郷であるスコットランドに似ていた北海道でゼロから再びウイスキー造りに挑戦することになります。しかし、またしても失敗の連続でウイスキー造りは頓挫してしまい、さらには太平洋戦争に突入してしまいます。故郷が敵国となってしまったエリーには日本でスパイ容疑の疑いまでかけられてしまいます。
しかしエリーは日本人として生き抜き、マッサンと二人三脚で家族を愛し、従業員を守り、マッサンのウイスキー造りの夢を支え続けます。不器用な夫であるマッサンが最愛の妻と育んだ2人の時間と、ウイスキー造りという夢に生きた日本人の底力を繊細に、時に大胆に描き、愛すべき滑稽なる夫婦の物語が日本中に笑いと涙と夢と元気を与えてくれるのが「マッサン」というドラマです。
マッサンのキャストを一覧で紹介!
話題になったマッサンのキャストを紹介!
出典: https://ciatr.jp
第91代NHK連続テレビ小説シリーズ「マッサン」はモデルとなったニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝、その妻であるリタの物語が話題になりました。またNHK連続テレビ小説シリーズとしては19年ぶりに主役に男性俳優を起用したことやヒロインに初の外国人女優を起用したことで大きな話題を呼びました。
またマッサンの昔の日本の古き良き人情溢れる時代を描くにあたってその独特な世界観やキャラクターたちを見事演じ切ったのが、当時は注目の若手俳優として登場した俳優陣や数々の作品で実力を発揮したベテラン俳優陣でした。そんなマッサンの世界を見事に作り上げた気になるキャスト陣を紹介していきます。
主人公亀山政春役:玉山鉄二
マッサンの主人公である亀山政春役を演じるのが俳優の玉山鉄二です。玉山鉄二は1996年にドラマ「ナオミでデビューします2001年にはスーパー戦隊シリーズ「百獣戦隊ガオレンジャー」で物語の途中から追加戦士として活躍するガオシルバー・大神月麿役で一気に知名度を高めます。2004年には離婚弁護士シリーズのドラマに出演します。
2009年にはNHK大河ドラマへも初出演を果たし、「天地人」で上杉景虎役、2013年の「八重の桜」で山川太蔵役、さらの2018年の「西郷どん」でじゃ桂小五郎・木戸孝允役を素晴らしい演技力で演じています。また映画では2005年に公開された「NANA」に一ノ瀬巧役、2008年には「チームバチスタの栄光」に酒井利樹役、2010年には「死刑台へのエレベーター」で赤城邦衛役、2017年の「亜人」では戸崎優役などで出演します。
マッサンでは主人公の亀山政春の猪突猛進で周囲の人々としばしば争いを起こすこともありますが、実直で勤勉な性格で、ウイスキー作りへの一途な情熱を持つキャラクターを演じ切っています。マッサンのウイスキー造りの腕はあるが当初は後に独りよがりと評されるほど作ったウイスキーは売れませんでした。しかし3級ウイスキー作りに携わったことで作り手として一皮むけることになりました。
良いものを作っているはずなのに売れない悩みや、当初3級ウイスキーは作れないとプライドが許しませんでしたが、作り手の気持ちだけでなく飲み手の気持ちになることなど、技術者としての様々な顔を演じています。また妻エリーへの愛が非常に伝わる演技は多くの視聴者の涙を誘いました。マッサンの主役・玉山鉄二の演技に注目です。
マッサンのヒロイン役:シャーロット・ケイト・フォックス
マッサンのヒロイン役であり、NHK連続テレビ小説シリーズ史上初の外国人女優としてヒロイン役を射止めたのがシャーロット・ケイト・フォックスです。シャーロット・ケイト・フォックスはアメリカ出身の女優であり、歌手です。ニューメキシコ州出身で現在はノースカロライナ州在住のシャーロット・ケイト・フォックスは祖母はマッサンのエリーと同じスコットランド出身で、マッサンとの縁もありました。
アメリカのサンタフェ芸術大学の演劇ダンス専攻で学士を取得し、ノーザンイリノイ大学で演劇専攻の修士を修了します。その後演劇スクールのステラ・アドラー・スタジオNYなどで演技とダンスを学びます。女優としては舞台や映画を中心にキャリアを積みます。そして2014年日本でNHK連続テレビ小説シリーズ「マッサン」にて、ニッカウヰスキーの創業者の妻である竹鶴リタをモデルとした白人女性のヒロインを募集を知ります。
ヒロイン役のオーディションにディレクターの紹介で応募したシャーロット・ケイト・フォックスはそれまで日本には言ったこともなく、応募した当時は日本語を全く話せませんでした。しかし日本語の演技テストではセリフの意味を理解した上で他を圧倒するほどずば抜けた演技とコメディセンスと称されるほど絶賛され、多数の応募の中から見事ヒロイン役を勝ち取ります。
撮影に当たっては2014年3月から家族と離れて東京に滞在し、5月のクランクインまで日本語の語学特訓を受けます。ドラマではこれまで日本に来たことが無いということが嘘に想えるほど見事な演技を披露します。マッサンの見事な演技により東京ドラマアウォード2015の特別賞を受賞することになります。マッサンをきっかけにして日本で大人気になったシャーロット・ケイト・フォックスの見事な演技力に注目です。
マッサンの母亀山早苗役:泉ピン子
主人公亀山政春の母である亀山早苗役を演じているのが女優の泉ピン子です。亀山家を守り続け、長男が家を出たため、次男である政春に後継ぎとして期待していました。そんなある日、政春が外国人であるエリーを嫁として連れて帰ってくるが、かたくなに認めず、エリーを亀山家から追い出そうとします。政春とエリーが大阪に出発するまで結婚に反対しますが、エリーに日本人の嫁として立派に務められるよう1膳の箸を送ります。
出典: https://thetv.jp
その後政春が住吉酒造を辞めたことを知ると、父である政志の危篤という嘘をつき、政春に家業を継いでもらおうと家に呼び戻します。政春が戻ってきたときにもエリーへの扱いは変わらず、嫌みを言い続けますが、心の中では政春に尽くしているエリーの姿勢を認め、二人が大阪に戻る時には表向きには女中としての給料として大金をエリーへプレゼントしました。
昔の日本人の姑の感覚として外国人の嫁を受け入れられないことを終始曲げずにいましたが、内心はエリーを認めて、エリーが日本人として生まれてこなかったことを悔しく思い涙するシーンもありました。臨終時にはエリーを日本一の嫁として公に認めて、エリーから教わった英語でお礼を言い、政春の腕の中で静かに息を引き取ります。姑として家を守るために奮闘する日本の女性を見事に演じ切っています。
亀山家の父・亀山政志役:前田吟
主人公亀山政春の父である亀山政志役を演じているのが前田吟です。婿養子として亀山家に入り、広島では不可能とされた灘(灘五郷)・伏見に負けない酒を作り上げ、政春に新しいことへ挑戦する夢を与えます。本当は亀山家を政春に継がせたいが、ウイスキー造りをへの情熱にも理解を示し、命懸けで夢を叶えるように政春にアドバイスを送ります。エリーとの結婚も最初から温かく見守り続けていました。
また政春とエリーが帰省した際に腰痛で動けないと嘘をつき、政春にウイスキー造りへの情熱を取り戻させようとしました。また将来を見据えて安定した家業を継ごうとした際には子どもを理由に弱音を吐いていると叱責するシーンもありました。政春のことを温かく見守りつつも時に厳しい父として、酒造りの先輩として背中を見せながら政春の成長を促す役どころを見事に前田吟が演じています。
鴨井商店の社長・鴨居欣次郎役:堤真一
住吉酒造の取引先の鴨居商店の社長である鴨井欣次郎役を堤真一が演じています。大将と周囲から慕われており、迷うよりもまず実践をモットーに掲げています。初めて出会った時から亀山夫妻を気に入っており、悩み相談に乗ったり、太陽ワインの売り上げ回復に協力します。後に政春の情熱や技術力を買い、初の国産ウイスキー販売に向けて、鴨井商店に入社させます。
工場指導から4年後、ウイスキー販売の前倒しが決まり、結果としてウイスキーは売れませんでした。鴨井は日本人向けのウイスキー造りを、政春は本場のウイスキー造りを目指すなど方向性がずれ、鴨井商店を退職することになります。その時に政春を経営者として否定的に捉えるが、開業の情熱を知ると開業資金の不足分の開業資金を返済不要な「退職金」として政春に渡して応援する。寿屋の創業者、鳥井信治郎がモデルとなっています。
マッサンの登場人物のモデルとなった人物を調査!
マッサンにはモデルになった人物がいる?
マッサンにはモデルとなる人物がおり、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝とその妻リタがモデルになっています。タイトルの「マッサン」はリタが政孝のことをこう呼んだことにちなんでいるといわれています。ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝は24歳で単身、ウイスキー造りを学ぶためにヨーロッパへ渡ります。そこで門外不出のウイスキーの製法を学び、帰国後日本で初めてモルト蒸溜所を完成させます。
竹鶴政孝は日本で本物のウイスキーを作るために人生を捧げました。そんな竹鶴政孝を支えたのが、妻であるリタです。リタは政孝のプロポーズの時の「スコットランドに残っても構わない」という言葉に対して、「私はあなたの夢に共に生き、お手伝いしたいのです」と日本に行くことを決意します。相当の努力を重ねて日本人以上に日本人らしいと評されるほどになります。
流ちょうな関西弁を話しますが、政孝の発音が難しく、マッサンと呼ぶようになりました。2人の夢を追いかけながら互いを思いやる愛情ある夫婦としての生き様は多くの人の心をつかみました。マッサンのモデルとなった竹鶴政孝・リタ夫妻の物語にも注目です。
マッサンのキャストに対する演技評価を紹介!
キャスト陣の素晴らしい演技力が光ったマッサン
マッサンは良くも悪くも古き良き日本の人情溢れる世界観や島国として排他的な世界観が描かれています。その世界観が視聴者を引き込んでいくのですが、やはりキャスト陣の演技力がなせた業のおかげといえます。多くの感想でシャーロット・ケイト・フォックスの日本語での演技力が絶賛されると同時に、来日が初めてであり、日本語も初めて学んだことが広まると、演技力の高さと日本語への理解力に驚きを感じた視聴者が多くいました。
また主人公の玉山鉄二の演技力も絶賛されています。外国人の妻という昔の日本では色物を見るような目で見られることもいとわずに妻であるエリーを愛し続ける姿に多くの視聴者の感動を呼びました。また技術者として最高のウイスキー造りを学んできたはずなのになかなか売れない日が続きます。しかし飲み手の気持ちを汲むことができるようになってからはウイスキーが売れるようになります。
マッサンが技術者として成長していく過程の演技力も見事なもので、多くの視聴者を一気に惹きつけます。また主人公の周りの登場人物たちも癖のあるキャラクターを俳優陣が見事に演じ切っています。それぞれの俳優陣が実力を存分にぶつけ合うからこそ古き良き日本の世界観を見事に描いており、その演技力は多くの視聴者から絶賛されました。
マッサンの主題歌を紹介!
中島みゆき「麦の唄」
中島みゆきの「麦の唄」は2014年10月29日にリリースされました。NHK連続テレビ小説シリーズマッサンの主題歌として制作され、中島みゆきはNHKから「マッサンとエリーへ、そして諦めない日本人への応援歌をください」とオファーを受けたことを明かしています。中島みゆきは朝から私でいいのかと驚いたが、オファーを受諾しました。
日本のウイスキー造りに奔走した夫婦の物語ということもあり、イントロにはスコットランドの民族楽器であるバグパイプを使用して、戦前から戦後の苦しい時代を生き抜いた日本人への強い応援歌となっています。マッサンの世界観とぴったりとマッチする中島みゆきの「麦の唄」もまた、古き良き日本の魅力を引き立たせ、ドラマに活力を与えていました。マッサンになくてはならない主題歌です。
マッサンのキャスト一覧まとめ!
人情溢れる古き良き日本を描くマッサンと世界観を素晴らしく描いてくれたキャスト陣!
いかがでしたか?マッサンの登場人物一覧やキャストを一覧で紹介したとともに、マッサンの物語のモデルとして話題になった竹鶴夫妻のことも紹介しました。マッサンはモデルとなった人物がいましたが、その竹鶴夫妻の実際の出来事をベースにして、古き良き日本の人情や夫婦愛を描いています。そんなマッサンの世界観を引き出していたのが、登場人物たちを見事に演じ切ったキャスト陣です。
マッサンには実際にモデルもいる数々の登場人物を玉山鉄二、シャーロット・ケイ・フォックス、泉ピン子、堤真一など実力のある俳優陣が見事に演じ切っています。マッサンではそんな豪華キャスト陣の演技力にも注目です。19年ぶりの主役が男性俳優、NHK連続テレビ小説シリーズで初の外国人女優がヒロインと話題の多かったマッサンのキャスト陣のこれからの活躍に是非注目しましょう。