カルテットのドラマあらすじとキャストは?人気の理由と作品の魅力を考察

「大人の恋はやっかいだ」がキャッチフレーズのドラマ「カルテット」。「人間ドラマの名手」と言われる坂元裕二が脚本を務め、松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平の4人の実力派俳優陣との豪華な共演が、2017年の冬ドラマの話題をさらいました。実現、恋、涙、笑い、秘密、嘘が入り乱れ、大人のラブストーリーとヒューマンサスペンスが入り混じったドラマ「カルテット」。あらすじとキャストをご紹介します。そして、そんな冬ドラマ「カルテット」の人気の理由と作品の魅力を考察します。

カルテットのドラマあらすじとキャストは?人気の理由と作品の魅力を考察のイメージ

目次

  1. カルテット(ドラマ)のあらすじが知りたい!
  2. カルテット(ドラマ)とは?
  3. カルテット(ドラマ)のキャスト一覧
  4. カルテット(ドラマ)のあらすじをネタバレ考察!
  5. カルテット(ドラマ)が人気の理由は?魅力5選
  6. カルテット(ドラマ)を是非ご覧あれ!

カルテット(ドラマ)のあらすじが知りたい!

「カルテット」の意味とは、4名の主演キャストが組む弦楽四重奏のことです。このドラマ「カルテット」のあらすじは30歳を過ぎた男女4人が偶然出会い、冬の軽井沢の別荘を舞台に音楽と恋の物語が同時に展開される内容となっています。

30代の男女4人の共同生活、それぞれみんな秘密を隠し持っています。ドラマ「カルテット」は、全員片思いのラブストーリーなあらすじとみせつつ、ヒューマンサスペンスも入り混じったあらすじ、内容となっています。

そんなそれぞれの秘密と恋愛感情が交差していくドラマ「カルテット」のあらすじ、キャストをネタバレも含めて考察した内容をご紹介します。また、ドラマ「カルテット」の人気の理由も考察していきたいと思います。ドラマ「カルテット」で話題になった「名セリフ」も必見です。

カルテット(ドラマ)とは?

ドラマ「カルテット」は、「火曜ドラマ」枠にて2017年の1月から3月まで放送されたテレビドラマとなっています。豪華な主演キャストに加え、数々のヒット作品を生み出した脚本家が手掛けるドラマ「カルテット」。話題にならないはずがありません。ドラマ「カルテット」の出演キャストの魅力とドラマの人気の理由の秘密を考察します。

カルテット(ドラマ)のキャスト一覧

ドラマ「カルテット」は「Mother」「最高の離婚」「Woman」など、数々のヒット作を手がけた坂元裕二の完全オリジナル作品となります。ドラマ「カルテット」は冬の軽井沢を舞台に巻き起こる出演キャストたちの人間ドラマを描く内容となっていますが、驚くのはドラマ「カルテット」の脚本だけではありません。

そんなドラマ「カルテット」を演じるキャストに、普段は決して見ることができない豪華な4人の俳優陣が揃いました。ドラマ「カルテット」の気になる豪華な出演キャストとその魅力を考察します。こちらの内容にはドラマ「カルテット」のネタバレを含めたあらすじが含まれておりますのでご了承下さい。

巻真紀 役 (松たか子)

カルテットの中で第一ヴァイオリンを担当しています。4人の中ではプロの演奏家としての経験があるたった一人の人物です。普段は家庭があるため都内で生活し、週末だけ演奏のために軽井沢に通っています。実は、旦那は失踪中となっています。

声が異常に小さく極端なネガティブ思考で自ら主張することは少ない。が、時どき核心に触れる発言をするなど、メンバーを驚かせることが多々あります。とらえどころのない人物。真紀の秘密もドラマ「カルテット」の後半で明らかになってきます。

ドラマ「カルテット」の主人公・巻真紀(まき まき)を演じる松たか子は、何と連続ドラマは2012年放送の日曜劇場「運命の人」以来、5年ぶりの出演となります。「ラブ・サスペンス、ラブ・サスペンス、ラブ・サスペンス・・・、と繰り返しつぶやいていると、何だかにやにやしてしまう、若干自覚のない私ですが、こんなに魅力的なドラマ『カルテット』のスタッフ・キャストとこの冬を過ごせるのが、本当に楽しみです。」

とコメントされています。松たか子さんですが、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞や読売演劇大賞・最優秀女優賞等数々の賞を受賞されています。2014年には声優としてディズニー映画「アナと雪の女王」に主演し「アナ雪現象」が沸き起こりました。また、松さんが歌う劇中歌「レット・イット・ゴー」はDフル配信100万DLを達成されています。

世吹すずめ 役 (満島ひかり)

カルテットのチェリストを担当。親類宅に預けられていた頃、物置でチェロを見つけたことがきっかけで、一生の相棒を見つけることになります。ストリートで演奏したりもしています。「カルテット」に入ったすずめですが、無職のため司の祖父が所有する軽井沢の別荘に住みついています。

基本的に寝て過ごすことが多く眠ければどこででもとすぐに寝てしまいます。そんなすずめですが、チェロを手に取ると人間が変わります。常にマイペースでのんびりしていますが、カルテットに加わったのにはある目的があり…。

抜群の演技力で数々の賞を受賞してきた満島ひかりですが、なんとこのドラマ「カルテット」が松たか子との初共演となります。「松さんとのタイミングを合わせて、松田さんや高橋さんがやってきて、楽しくなりそうだワクワクするなと思っていたら、“弦楽四重奏”ですとっ!

私はチェロ弾きの役ですが、正直大変です。あと3年は練習したいし、どんなことになるのか未知です。ですが、ドラマを見た方が何だか癒される作品になるといいなと思います。」とコメントされています。

家森諭高 役 (高橋一生)

「カルテット」のヴィオラ奏者担当。美容師の資格は持っていませんが、アシスタントでバイトリーダーをしていたがクビになってしまい、定職にもつかずフラフラしています。理屈っぽくこだわりの強い性格。離婚歴があり、元妻である茶馬子との間に光大という息子がいます。TBSドラマは2014年の「ペテロの葬列」以来の出演となります。

最近ではドラマ「僕らは奇跡でできている」で民放ゴールデン・プライム帯初主演を果たしています。2015年のドラマ「民王」の人気キャラクター・貝原茂平役を演じ第1回コンフィデンスアワード・ドラマ賞と第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞でそれぞれ助演男優賞を受賞されています。人気急上昇中の高橋一生ですが、ドラマ「カルテット」では、どんな演技で視聴者を魅了するのかが話題となりました。

「ドラマ『カルテット』のオファーをいただいたときは「やったー!」という思いでした。僕が演じる諭高という役は、一般的に言うといわゆる変わった男なのですが、彼の中にルールがあって、そのルールに沿っているだけ。「変人なんだ」というカテゴリーには飛ばないように演じようと思います。」とコメントされています。

別府 司 役 (松田龍平)

真紀と同じく「カルテット」の第2ヴァイオリン担当。音楽家の一族「別府ファミリー」に生まれるが,自身はプロになりませんでした。ドーナツ販売チェーン店に勤めながら「カルテット」でヴァイオリンを弾いています。「カルテット」の4人の中で唯一、冷静にほかの人物とコミュニケーションを取ることができるリーダー的存在。カルテットの活動の拠点として祖父が所有する別荘を提供します。

大学生時代にホールで練習していた真紀に一目惚れします。主演映画「舟を編む」では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞を受賞されています。その他にも数々の賞を受賞し、独特の存在感で多彩な役柄を演じられ、主演映画「ぼくのおじさん」をはじめ、数々の映画やドラマにも出演されています。実はヴァイオリンの演奏はドラマ「カルテット」が初めてとなるそうです。

来杉有朱 役 (吉岡里帆)

「ライブレストランノクターン」のアルバイト店員であり、元地下アイドル。ドラマ「カルテット」では人の心を弄ぶキャラクター。本性を知っている妹によればあだ名は「淀君」らしい。最終話では、「人生チョロかった」と高笑いする姿が魔性の女そのものでした。吉岡さんはこのドラマ「カルテット」で第7回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 新人賞を受賞されています。

そんな吉岡さんですが「子どもの頃から、映画やドラマで見ていた大好きな先輩方と共演できることを心よりうれしく、誇らしく思います。脚本家の坂元裕二さんの作品は前のめりになりながら見ていました。ドラマ『カルテット』に出れるのは夢の様なお仕事です。」とコメントされています。

カルテット(ドラマ)のあらすじをネタバレ考察!

カラオケボックスで偶然出会う男女4人

それぞれプロになることを諦めきれないアマチュア演奏家の30代男女4人は、ある日練習していた東京のカラオケボックスで偶然出会うところからドラマ「カルテット」は始まります。4人は弦楽四重奏のカルテット「ドーナツホール」を結成します。
 

全くタイプの違う4人の共同生活が始まる。

プロの演奏家の経験があり、現在は専業主婦の巻真紀。世界的な指揮者を祖父に持ちサラリーマンをしている音楽一家「別府ファミリー」の1人別府司。路上演奏をするチェリストの世吹すずめ。フリーターの家森諭高の4人は司の祖父が所有する軽井沢の別荘で、週末を中心にひと冬の共同生活を送ることになります。

4人は、練習を重ね「カルテット」の人前での演奏を目指します。あるとき真紀は、ライブレストラン「ノクターン」からレギュラー出演者を追い出すような形で「カルテット」の発表の場をつかみ取ります。普段消極的な分、この真紀の「カルテット」に対する意外な行動に戸惑う司たち。が、彼女は夫が失踪していることと、その傷心もあり「カルテット」の音楽活動にのめりこみたいという、「カルテット」に対する気持ちを告白します。

偶然だと思っていた出会いは、偶然を装った出会いだった

しかしその陰ですずめは、真紀の姑・巻鏡子に彼女の「本性」を探って欲しいと依頼されていました。真紀は夫を殺したと鏡子に疑われていたのです。同じように、家森もケガで入院中に同じくケガをして入院していた真紀の夫と同室で、彼から「妻にベランダから突き落とされた」と聞いていたため、その件で真紀から金を強請ろうとしていたのです。

一方で別府司も、大学生時代に学園祭に呼ばれてホールで練習していた真紀に一目惚れし、真紀に話す機会をずっと伺っていたのです。偶然に出会った4人が「カルテット」を結成したはずでしたが、実はそれぞれが偶然を装って結成されたのです。そんな奇妙な出会い方をし結成された「カルテット」。謎を抱えた4人が織りなす「ほろ苦くて甘い、ビターチョコレートのような大人のラブサスペンス」なあらすじとなっています。

カルテット(ドラマ)が人気の理由は?魅力5選

さまざまな伏線が織りなすドラマ「カルテット」。では。そんなドラマ「カルテット」の魅力とは一体何なんでしょうか?様々なドラマ「カルテット」についての魅力を5選考察しました。以下の内容はネタバレを含めたあらすじ内容となっていますのでご注意下さい。謎が謎を呼ぶドラマ「カルテット」、その魅力を是非一緒に考察してみて下さい。

魅力1、豪華な主演キャストの演技にくぎ付け!

歌手としても活躍する実力派女優の松たか子のミステリアスな真紀のドラマ「カルテット」での演技は、満島ひかりの演技と上手くマッチして、キャラクターの魅力がより増しています。満島ひかりの演じるすずめは、わずかな仕草やちょっとした視線だけですずめの繊細な心情を表現するなどドラマ「カルテット」で見せた実力派女優の演技は圧巻です。

ドラマ「カルテット」では、こだわりが強く理屈っぽい性格、という少々面倒くさそうな役を演じるイケメン俳優として名が知れる高橋一誠。ドラマ「カルテット」の中でも独特の存在感で、国内の映画賞で主演男優賞を総なめにしている松田龍平。こんな豪華な俳優陣のドラマ「カルテット」ですが、出演キャストの豪華さには驚かされます。

魅力2、先の読めないストーリー展開が視聴者をやきもきさせる!

ドラマ「カルテット」は全員片思いの純粋な恋愛ドラマ。かと思いきや、メインの内容は、謎が謎を呼ぶミステリードラマとなっています。ドラマの後半では、真紀の夫殺害疑惑をきっかけに、すずめや諭高たちが真紀に近付く目的が明るみになってきます。

それぞれの嘘が少しずつ明らかになるごとに目が離せなくなるドラマ「カルテット」。すずめの口癖「みぞみぞする」はなんとTwitterでも流行ったとか。 とにかく先の読めないドラマ「カルテット」の展開に視聴者も「みぞみぞした」そうです。
 

魅力3、主演4人に劣らないキャストの目が離せない演技力!

ドラマ「カルテット」でメインキャストの4人に劣らない存在感を発揮したのが、注目の若手女優・吉岡里帆です。魔性の女こと来杉有朱役で出演した吉岡さんですが、ドラマ「カルテット」でのその魔性の女っぷりは視聴者に恐怖を抱かせ、時には本気で視聴者をムカつかせた役を見事に演じました。

最終話での「人生チョロかった~!」という衝撃的なセリフでドラマ「カルテット」を締めましたが、独特な演技とハマリどころな悪女役は話題のキャストに劣らない演技力でした。最近の出演ドラマでは「健康で文化的な最低限度の生活」の主演キャストを務められていましたが、このドラマ「カルテット」での有朱役とはイメージもがらりと変わり吉岡さんの演技力の引き出しの多さに脱帽した視聴者も少なくはないはずです。

また、ドラマ「カルテット」のキーパーソンである真紀の夫役、幹生を演じたのは、脚本家の宮藤官九郎です。脚本家のイメージが強い宮藤ですが、ドラマ「カルテット」では深みのある演技をされていて、こちらもまたドラマ「カルテット」の魅力を大いに引き立てた演技を見せつけました。

魅力4、数々の心に残る名言を生み出した!

  • 「レモンするってことはさ、不可逆なんだよ」(家森)
  • 「人間関係ってどれもズボン履いてるけどノーパンみたいなことじゃないですか」(有朱)
  • 「夫婦って、別れられる家族なんだと思います。」(真紀)
  • 「終電は男女が一線を超える言い訳のためにある」(家森)
  • 「結婚ってこの世の地獄ですよ。妻はピラニア。婚姻届は呪いを叶えるデスノートです」(家森)
  • 「私の「好き」は そのへんにゴロゴロしてるっていうか」(すずめ)
  • 「片思いって一人で見る夢でしょ」(家森)
  • 「愛してるけど、好きじゃないんだよ。それが結婚」(幹生)
  • 「人生、チョロかった~!」(有朱)

心に残る深いセリフもあれば、思わず「?」と思ってしまうような意味不明なセリフも多々あるドラマ「カルテット」。ドラマを見ると納得がいくセリフばかりです。ツイッターでもドラマ「カルテット」の名言をつぶやいていますので、是非一度ご覧ください。あなたの気になるドラマ「カルテット」での名セリフが見つかるかもしれません。

魅力5、「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」で5部門を受賞!

「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」で、 17年放送のタイトルの中で“最も質の高いドラマ”として「作品賞」に選ばれたのが、ドラマ「カルテット」でした。ドラマ「カルテット」は作品賞を始め、松たか子が主演女優賞、高橋一生が助演男優賞、坂元裕二が脚本賞、吉岡里帆が新人賞に輝きました。

なんと全7部門中5部門を受賞したドラマ「カルテット」。 このほかに、ギャラクシー賞、第92回ザテレビジョンドラマアカデミー賞も受賞しています。 これだけの賞を頂けるドラマもそうそうありません。それだけの魅力がドラマ「カルテット」には詰まっていますますので、是非その魅力について考察してみて下さい。

カルテット(ドラマ)を是非ご覧あれ!

いかがでしたか?ドラマ「カルテット」は4人の演奏する美しい音楽も奏でられ、たくさんの魅力がたっぷり詰まったドラマとなっています。ドラマ「カルテット」での魅力的なキャストの紹介と気になるあらすじ、5つの魅力を考察しましたが、書ききれないので、ドラマ「カルテット」の魅力は実際もっとたくさんあります。是非自分の目で見てドラマ「カルテット」の魅力について考察してみて下さい。

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