ケイゾクとスペックのつながり・関係を考察！あらすじや謎、キャストも紹介

人気テレビドラマ「ケイゾク」と続編として公開されているテレビドラマ「スペック」について、つながりや関係についてご紹介します。ファンの間でも考察が分かれる複雑な物語となっている作品なのでぜひ注目してください。

ドラマ「ケイゾク」の主人公となる柴田純は、東京大学法学部を主席で卒業した天才女刑事となっています。研修として捜査一課弐係に配属されることとなります。司法試験の問題は一瞬で解いてしまうほどの天才頭脳を持った柴田は数々の迷宮入りした事件も解決に導く主人公刑事として活躍します。

天才的な頭脳を持っている反面、おっとりとしていてマイペースな性格の柴田は、服装が野暮ったく同じ服装で過ごすことも多く描かれています。また、風呂にも数日入らなくても平気というキャラクターで、捜査に集中しすぎるシーンも描かれています。この柴田がドラマ「ケイゾク」と「スペック」のつながりとなる事件に大きく関係する事件に直面することとなります。

そんなちょっと変わった天才刑事を演じたキャストは中谷美紀さんとなります。中谷さんはドラマ「ケイゾク」が自身の初主演作品となっており、出世作品となっています。このドラマ「ケイゾク」を通して共演した当時既婚者だった渡部篤郎さんとプライベートでも交際に至るなど、大変話題となった作品となっています。

真山徹は、ドラマ「ケイゾク」で柴田とコンビを組んでいる叩き上げの刑事となっています。ルーズな柴田を女性扱いせず、からかうシーンはドラマ「ケイゾク」のコメディな描写に多く描かれるキャラクターですが、その反面で悲しい過去を背負ったキャラクターになっています。

過去に、実の妹が輪姦された末に自殺してしまう事件が起こっています。その時の犯人グループにいたのが、続編のスペックにも大きく関わりのあるキャラクターの「朝倉」となっています。過去の事件で朝倉と関係があった真山は、数年にわたって朝倉をマークしている姿も描かれており、ケイゾクとスペックの繋がりを示すのに大きく関係するキャラクターの一人となっています。

そんな主人公刑事の１人となる真山を演じたキャストは、渡部篤郎さんという俳優さんとなっています。とても紳士的なイメージの強い渡部さんですが、このドラマ「ケイゾク」で共演した中谷美紀さんとは、当時既婚者だった渡部さんですが、不倫交際がスクープされています。奥様と離婚後も中谷さんとは10年以上交際関係が続いたと言われています。

ドラマ「ケイゾク」では捜査一課弐係の係長として登場するのが野々村光太郎です。非常にコミカルなキャラクターで、弁護士の妻と離婚協議中でありながら、女子高校生と不倫をしています。そのため、職場で持ち歩いているトレードマークのお菓子の瓶には怪しい薬を隠し持っている描写も描かれています。

ですが野々村係長も捜査一課の敏腕刑事として活躍していた過去を持っており、ドラマ「ケイゾク」ではその後の「スペック」にも大きくつながりのある朝倉の能力を見抜くシーンも描かれております。乗り移られていた管理官の早乙女仁とは、過去の捜査一課時代の事件で関係しており、ケイゾクからつながりのあるスペックにも大きく関係してくるキャラクターとなっています。

そんな野々村係長を演じたキャストは竜雷太さんという俳優さんとなっています。人気テレビドラマシリーズ「太陽にほえろ」での出演が印象深い俳優さんですが、コミカルな演技と渋く迫力のある演技は、評価が高く多くの映画やドラマ作品に出演されている俳優さんとなっています。

捜査一課で指揮をとる管理官の早乙女仁は、エリート刑事のキャラクターとなっています。ルーズな柴田をよく思っていないシーンも描かれており、エリート風を吹かせる高圧的なキャラクターです。真山に対して執拗な嫌がらせを行うシーンが描かれていましたが、ドラマ「ケイゾク」の終盤に、続編「スペック」にもつながり、関係する朝倉が早乙女になりすましていたことが判明します。

新人時代には野々村係長と仕事上で関係しており、事件で正式な手続きを取らないまま発泡してしまった責任を野々村係長にかばってもらった過去があります。また、自身の担当した事件の被害者である女性を見舞ううちに、その女性と結婚することになるような、仕事と割り切れない性格を野々村から心配されています。

そんな早乙女を演じたキャストは野口五郎さんという俳優さんになります。1970年代にアイドルとしてデビューした野口さんですが、年齢を重ねた現在も紳士な見た目と立ち振る舞いで映画やドラマに出演をする役者としても活躍しているタレントさんとなっています。また、ドラマ「ケイゾク」からのシリーズで物語に大きく関係する朝倉を演じた数少ない役者さんにもなっています。

公安時代は真山の部下として活動していましたが、真山が私怨によって、妹の事件のグループにいた少年を毒殺した疑いがかけられたことによって、早乙女に真山の処分を命じられます。感情を殺して動き出しますが、刑事としての葛藤を抱えており「仕事です」という口癖で自分に言い聞かせるようなシーンも描かれています。

ドラマ「ケイゾク」の終盤には、朝倉の特殊能力によって人格を乗っ取られてしまい、命を落としてしまうこととなります。続編の「スペック」に繋がる能力に関係する象徴的なキャラクターとして描かれています。

そんな続編スペックにもつながりを持たせる大事な役どころの班目を演じたキャストは村井克行さんという俳優さんとなっています。演じる役柄は謎めいた人物やストーリーに大きく関係する役どころを演じることの多い演技派の俳優さんですが、仮面ライダーシリーズでも出演したことのある実力派俳優として有名な俳優さんとなっています。

ドラマ「ケイゾク」では異彩の能力を持ち、続編となる「スペック」へとつながりのある事件に関係している張本人が朝倉裕人です。交際関係にあった柴田の親友を操ったり、早乙女管理官になりすます能力を発揮するなど、刑事ドラマとしての「ケイゾク」を複雑にするキャラクターとなっています。

続編の「スペック」では、超能力犯罪の起こっている背景があるため、朝倉の能力もスペックと呼ばれる超能力として認知されますが、ドラマ「ケイゾク」の段階では謎の多いキャラクターとして登場しています。ドラマケイゾクの最後のシーンでは真山に銃撃されますが、朝倉の能力によって入れ替わっていたため、続編へのつながりでもっとも重要なシーンの一つとなっています。

そんな朝倉を演じたキャストは高木将大さんという俳優さんとなっています。高木さんは現在、所属していた事務所などの情報も閲覧できない状態となっており、検索ワードには「高木将大」「引退」と出てくるため、芸能界から引退されているのではと言われている俳優さんとなっています。

ドラマ「ケイゾク」の１話から7話は一話完結の刑事ドラマとして物語が描かれています。配属されてきた新人で天才頭脳を持った柴田は、警視庁捜査一課弐係という、迷宮入りした事件を扱う部署への配属となり、難事件に立ち向かいます。

柴田の天才的な洞察力と真山の刑事としての感や犯罪心理的な視点で難事件を解決していきます。この一話完結のスタイルで描かれる序盤の物語で柴田や真山のキャラクター性をメインに描かれているとともに、後半につながる伏線も多く張られています。

ドラマ「ケイゾク」８話は、柴田は親友からインターネット掲示板の集まりに誘われます。誘いを承諾し集まりに参加した柴田ですが、酒に酔い記憶をなくしてしまいます。目が覚めると密室のホテルで、柴田の横には同じ集まりに参加していた男性の遺体がありました。その後、同じく集まりに参加していた別の男性も遺体で発見され、親友も命が危ないことを知らされます。

ここで洞察力に優れた柴田の頭脳によって、この一連の殺人の犯人が親友であると推理します。すぐに親友を問い詰めると「どうしてこんなことをしたのかわからない。たすけて」と言葉を残してビルの屋上から飛び降り自殺してしまいます。

明らかに親友の行動ではなく、操られているのではないかと考えた柴田は、親友の交際相手である朝倉を疑います。パソコンにも詳しい柴田は、朝倉のパソコンをハッキングすると、驚愕の事実が解ります。朝倉は過去の事件で真山と関係しており、真山を観察していることや、柴田自身の情報を集めていたことが分かりました。

一方真山は、妹の事件の関係者が収容されていた病院に向かいます。入院している人物は真山の前で死んでしまいます。毒物での死亡と断定され、真山は犯人として疑われることになります。このことから柴田は過去に起きた真山の妹の事件を調べ、真山の無実を証明するために奔走します。そして朝倉の真実が判明した時、真山は朝倉が入れ替わった早乙女と対峙します。

対峙している真山の元へ柴田も駆けつけることになります。早乙女はプラスチック弾で真山を銃撃しますが、同時に柴田は実弾で銃撃されます。早乙女は自身が朝倉であることを明かすと、立ち上がった真山に銃撃され命を落とします。そして遺体が収容された先で、早乙女の指紋が朝倉と一致しなくなっていたことが判明し、まだ生きている朝倉を連想させる描写を残してエンディングとなります。

ケイゾクの映画版となる「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」のネタバレです。出演しているキャストはドラマ版のそのまま同じキャストが出演しております。ドラマのその後の事件を描いた物語となっています。

映画版は小笠原諸島にある厄神島という島が舞台となります。厄神島には黄泉の国の入口があるという伝説を聞き、真山は命を取り留めた新係長の柴田と厄神島へ向かいます。そこで起こった殺人事件に直面する二人ですが、柴田は真犯人を追及します。

その時、島が赤い霧に包まれ黄泉の国の入口が出現します。その入口へ犯人が消えてしまい、追った真山はなくなった父親の霊と再会します。そこには因縁の朝倉も存在しており、死者たちと永遠にひとつになれる世界へ誘われますが、真山は拒絶し銃を発泡すると黄泉の国の入口から出ることができます。

その後、死者への追悼を済ませて島から船にのって出用途した途端、再び朝倉が現れ対峙することとなります。対決の途中、島の火山爆発によって飛ばされてしまう真山と１人海を漂流する柴田ですが、孤独に駆られて自殺しようとする柴田のもとへ真山が泳ぎ着き、二人が抱きしめ合ってエンディングとなります。

ドラマ「ケイゾク」は刑事ドラマとしての物語から、異彩な能力を持つ朝倉の登場で一気に物語が複雑になっていきます。その特殊能力はなんなのか、のつながりを示唆するのが映画版「ケイゾク」となります。映画版「ケイゾク」では黄泉の国に存在している朝倉が描かれていたり、その後再登場して真山と対峙する物語となっています。

このことから、朝倉はケイゾクの中でもトリックではない特殊な能力を持ったキャラクターだというつながりが伺えます。そして続編ドラマとなる「スペック」は朝倉の能力とつながりのある、スペックホルダーと呼ばれる超能力者が引き起こす事件が発生する世界となります。

ドラマ「ケイゾク」の10年後の世界を描いているのが「スペック」となりますが、朝倉の能力とのつながりから、さまざまな経験を得た柴田が、超能力事件に対峙する「未詳」という部署へ配属されている物語となります。スペックからはSF要素が強くなり、ドラマ「ケイゾク」での不可解な部分もスペックを視聴することで明らかになってくる部分も多く描かれています。

テレビドラマ「スペック」でもケイゾクに引けを取らない豪華キャストが出演していることでも話題となっておりどちらも注目の作品となっています。また、物語が終わっていない作品としてファンからはさまざまな考察が出ている作品となっているのでキャストと合わせて注目してみてください。

刑事ドラマとしての「ケイゾク」から一転して超能力者による事件の多発する世界となった「スペック」をつなぐキャラクターとして朝倉が存在します。豪華キャストが演じるキャラクターがこの朝倉に翻弄されながらも事件を解決していくとともに、多くの不可解な現象に直面する物語となっています。

特殊な能力を発揮する象徴的なキャラクターとなっている朝倉は、ケイゾクからのシリーズでもっとも重要なキャラクターの一人となっており、作品の解決されていない部分ではファンの考察が多く上がっている作品でもあります。ぜひこの機会に人気作品となっている「ケイゾク」と「スペック」シリーズを合わせて注目してご視聴してみてはいかがでしょうか。