2018年10月16日公開
2018年10月16日更新
ストレンジャー・シングスはどんなドラマ?元ネタやあらすじ・メインキャスト紹介
「ストレンジャー・シングス」はNetflixで配信されているオリジナルドラマの一つです。アメリカで話題沸騰中の作品で、日本でもファンが多くなっている作品です。超能力を操る少女や裏側の世界からくる怪物が登場し、ハラハラドキドキが止まらない急展開に続きが気になるようなストーリーに中毒者が後を絶ちません。今回は「ストレンジャー・シングス」のあらすじやキャストを元ネタのネタバレ等も合わせてご紹介していきます。
目次
ストレンジャー・シングスはどんなドラマなのか徹底調査!
皆さんは「ストレンジャー・シングス」という海外のドラマをご存じでしょうか。Netflixで配信されているドラマで、全米で社会現象になるほど話題沸騰中の超人気ドラマ作品です。日本でもファンが続々と増えており、寝不足気味な人が後を絶たないと噂になっています。今回は「ストレンジャー・シングス」について、キャストやあらすじを元ネタのネタバレ等も交えて詳しくご紹介していきます。
ストレンジャー・シングスとは?
「ストレンジャー・シングス」はNetflixで配信されている海外のオリジナルドラマの一つです。2016年にシーズン1が配信され、全米では社会現象になるほどファンが増えて、反響を呼んだ大ヒット作品になりました。クリエイターはマット&ロス・ダファーの双子の兄弟で、製作総指揮は「ナイトミュージアム」シリーズの監督をしたショーン・レヴィが務めました。
2016年7月にシーズン1が公開され、2017年10月にシーズン2が配信開始しました。シーズン3もすでに製作が決定されており、待ちきれないファンも少なくないでしょう。アメリカだけでなく日本でも視聴者が増え、ファンの数が急上昇になっています。謎が謎を呼ぶ続きが気になるストーリーに、ハラハラドキドキが止まらないホラー展開に、見た人は夢中になること間違いなしの作品と言われています。
ストレンジャー・シングスのあらすじをネタバレ!
「ストレンジャー・シングス」は2016年の7月にシーズン1、2017年10月にシーズン2が公開されています。設定をネタバレすると、時代は1980年代でアメリカのインディアナ州の田舎町ホーキンスが主な舞台となっています。80年代当時に大人気作品だった映画のオマージュも多分に含まれており、元ネタを知っている人はさらに楽しめる作品になっています。ここではシーズン1,2のあらすじをご紹介します。
シーズン1
シーズン1のあらすじをネタバレすると、物語は一人の少年の失踪の失踪から始まります。ウィル、マイク、ダスティン、ルーカスの四人はいつも一緒にいる仲良しグループです。アメリカではお宅に代表される放送部に所属しており、いつもマイクの家に集まってテーブルRPGのゲームなどをしながら遊んでいます。事件当日もいつもと同じようにマイクの家に集まって遊んでいました。
遊んだ後の帰り、ウィルはみんなと別れた後に一人ホーキンス国立研究所付近で、自転車だけを残して忽然と姿を消してしまいます。翌日の朝、母親であるジョイスと兄のジョナサンはウィルが帰ってきていないことに気づき、警察へと向かいます。警察ではウィルは家出扱いされてまともに取り合ってもらえませんが、母ジョイスの必死の訴えにより警察署長のホッパーが捜査を開始します。
しかし、捜査は難航して手掛かりは一向に見つかりません。母親のジョイスは落ち込み、日に日に憔悴していってしまいます。ある日、ジョイスがうたた寝しているところに一本の電話がかかってきます。電話は雑音ばかりでしたが、その奥でジョイスの声が聞こえました。さらに、電球の点滅やウィルのへやから音楽が聞こえてくるなどポルターガイスト現象も起こりました。
対してウィルの友達であるマイク、ダスティン、ルーカスの三人は独自に捜索を開始します。その中でマイクたちは不思議な力を持つ少女イレブンと出会います。話を聞くと、イレブンは町はずれにある政府の研究施設から逃げ出してきたというのです。彼女には物体を自由に動かすことができる超能力、サイコキネシスを使うことができました。さらに彼女はウィルの居場所についても心当たりがあるようでした。
マイクたちはイレブンが何か悪いやつらで後を追われていることを知り、親に隠れて彼女を密かに匿いました。マイクたちは時間が経つにつれて打ち解けてくるうちに、イレブンがウィルは裏の世界で怪物たちから身を隠して生きていることを教えます。そこでマイク、ダスティン、ルーカスとイレブンはウィルを助けるために協力することになります。
一方、失踪したウィルの兄であるジョナサンは離婚した元父親のもとへと尋ねたり、ポスターを貼ったりすることで一人活動していました。ある日偶然、マイクの姉であるナンシーが恋人のスティーブの家でプールパーティーに参加しているのを見かけます。ジョナサンはナンシーに密かに好意を抱いていたため、こっそりと写真を撮っていました。
その時、ナンシーと一緒にプールパーティーに参加していたバーバラが突如怪物に襲われて裏の世界にへと飲み込まれるところを偶然写真に納めます。のちに、ナンシーと二人でこの事実に気づいて、二人は疾走したバーバラの行方を捜すために、独自で裏世界へ行く方法を調査し始めます。
こうして、息子のウィルの生存を信じて交信を図ろうとしている母親ジョイスや捜索を続けている警察署長ホッパーの大人たち、ウィルの親友だったマイクたち三人と超能力を持ったイレブンの子供たち、そして別途失踪してしまったバーバラを捜索する高校生たちの三グループが怪物たちのいる裏世界について調査をしていきます。
三つのグループはそれぞれ独自に調査しているため、知っている情報に偏りが出ます。そのため、視聴者からすると情報を知らないグループが危険に足を踏み入れるシーンなどがあるため、ハラハラドキドキが止まらない展開が数多くあると言われています。また、各グループのシーンがいいところで切り替わるため、謎が謎を呼び非常に続きが気になるストーリーだと評判です。
シーズン1のラストの結末をネタバレすると、失踪していたウィルは無事生還します。あらすじとしては、裏世界の謎を知っているホーキンス国立研究所に忍び込んだ母親ジョイスと警察署長ホッパーが、研究所の人間に捕まりながらも、裏世界から怪物が現れるなどの混乱に乗じて、裏世界にうまいこと侵入することができます。そこで、死にかけているウィルを発見することができます。
警察署長ホッパーの応急処置により、無事一命をとりとめて現実世界に帰ってこれたウィルですが、その一方でマイクたちと行動していたイレブンが、裏世界から来た怪物からマイクたちを守るために最後の力を振り絞って能力を使うことで、怪物たちとともに裏世界に姿を消してしまいます。ウィルは帰ってくることができましたが、代わりにイレブンがいなくなってしまうのです。
最終的に無事だったのは失踪から生還したウィルだけでした。ナンシーの友人であるバーバラは亡くなり、イレブンはマイクたちを守って裏世界へと姿を消してしまいました。ホッパーは森のボックスにイレブンが好きだったワッフルをお供えし、ウィルはパーティの最中トイレでナメクジのような何かを吐き出して一瞬裏世界にトリップしていました。ウィルはそれを誰にも明かさず、パーティへと帰って物語は終わります。
シーズン2
「ストレンジャー・シングス」のシーズン2のあらすじをネタバレすると、物語はシーズン1のラストから1年経った後から始まります。冒頭ではピッツバーグにて10代の不良グループが警察から逃げているシーンから始まりました。不良グループの一人が不思議な力を使って追跡から免れます。力を使った人間には008という入れ墨と、能力の使用後に鼻血を出すというイレブンと似たような特徴がありました。
舞台はウィルたちのいるホーキンスに戻って、いつもの仲良し四人組はゲームセンターで遊んでいました。その中でウィルは一人、裏世界にトリップしていました。しかし、しばらくすると再びゲームセンターに戻ってきます。この奇妙な現象はウィルの母親であるジョイスも把握していました。ウィルとジョイスはホーキンス研究所で検査を受けに行くも、オーウェンス博士からただのトラウマによる症状だと判断されます。
ウィルたちの学校ではマキシーンという少女が転入してきました。マックスと呼ぶように言う少女にダスティンたちは、ゲームセンターでゲームのスコアを続々と更新している謎の人物、マッドマックスの正体が彼女ではないかと疑い、偵察のためにマックスを尾行します。結果として尾行はばれるも、マッドマックスの正体はマックスでした。ダスティンとルーカスはこれを機にマックスに夢中になります。
ただ、マイクだけはイレブンのことを忘れることができず、一人気にかけていました。姿を消したあの日以来、イレブンのことを探そうと必死で連絡を取ろうとしますが、一向に応答がありません。後にマイクはウィルが時折裏世界の幻惑にとらわれるような現象があることを知るかわりに、イレブンへの想いを明かして互いに秘密を共有することになります。
当の本人であるイレブンは、なんと警察署長ホッパーとともに過ごしていました。裏の世界から何とか逃げ出したイレブンは、政府の追手から逃げる逃亡生活を送る中でホッパーに保護されていたのです。イレブンはハロウィンなど正体を隠して外出したいとホッパーに伝えますが、ホッパーは一向に外出を許可しないためストレスがたまる毎日を送っていました。
イレブンもマイクのことを気にかけており、能力を使ってマイクに会いに行ったこともありました。ただ、マイクからは見ることができないため、気づいてもらえず辛い思いをしていました。ある日、警察署長のホッパーの帰りが遅くなったことをきっかけに、ホッパーとひどい喧嘩をしてイレブンは家出をしてしまいます。後に冒頭のシーンに出てきた不良グループの一員に加わってしまいます。
一方、シーズン1で失踪したまま亡くなってしまったバーバラの両親は、バーバラの死を知らないため彼女の捜索をし続けていました。ジャーナリストを雇って調査をしてもらうも、詐欺まがいの人物であるため大金を吹っ掛けられ、家を売るまでお金に困窮するほどになっていました。バーバラの死を知るナンシーは両親に真相を話そうとするも、政府に口止めされているため恋人のスティーブはそれを止めます。
ウィルの母親ジョイスはシーズン2に入って、ボブという名前の彼氏ができていました。二人は仲睦まじく過ごしており、ボブは裏世界の幻惑を見るウィルに勇気をもって立ち向かうことをアドバイスします。重大なネタバレになりますが、のちにウィルはこのアドバイスに従い裏世界で怪物に立ち向かった結果、ウィルの体の中に化け物が侵入してしまい、物語の展開を大きく揺るがせる事件に発展します。
シーズン2の結末のあらすじをネタバレすると、ウィルの体内に入り込んだシャドウモンスターは無事ウィルの体から出ていきます。イレブンも不良グループで超能力のパワーが増して帰ってきたため、現実世界と裏側の世界を繋ぐポータルを無事ふさぐことができました。ただし、裏側の世界ではウィルの体に侵入していたシャドウモンスターは生きており、学校の上にいる場面で物語は幕を閉じます。
ストレンジャー・シングスのメインキャスト一覧!
「ストレンジャー・シングス」では、子供たちが中心となって物語が進んでいくところがあるため、「ストレンジャー・シングス」への出演をきっかけに頭角を現し、人気を博すようになったキャストが数多くいます。ここでは、「ストレンジャー・シングス」でキャストを務めた人物についてご紹介していきます。
ノア・シュナップ(ウィル・バイヤーズ役)
シーズン1では裏側世界に失踪し、シーズン2ではラスボスを体内に宿らせて敵にもなったウィル役を演じたキャストは、アメリカの俳優であるノア・シュナップです。2015年にはスティーブン・スピルバーグの「ブリッジオブスパイ」でデビューしました。俳優としてだけでなく声優としても活動しており、スヌーピーの映画でチャーリーブラウンの声を演じた経験があります。
フィン・ヴォルフハルト(マイク役)
イレブンを気に掛けるマイク役を演じたキャストは、カナダの俳優でありミュージシャンでもあるフィン・ヴォルフハントです。「ストレンジャー・シングス」をきっかけに俳優としてブレイクし、2017年には「IT~"それ"が見えたらおわり。~」のリッチー・トージア役で出演しました。ミュージシャンとしては、バンド「Calpurnia」でギターボーカルを担当しています。
ガテン・マタラッツォ(ダスティン役)
シーズン2では裏側世界のナメクジのような生物ダートを飼いならしていたダスティン役を演じたキャストは、ガテン・マタラッツォです。ガテン・マタラッツォは、作中のダスティンと同じ鎖骨頭蓋骨異形成症を患っています。そのため、ダスティンと同じく本当に前歯がなく、普段は義歯をしています。「ストレンジャー・シングス」に出演することで、同じ疾患で苦しんでいる人の力になれたらと語っています。
カレブ・マクラフリン(ルーカス役)
シーズン2で転入生のマックスといい雰囲気になっていたルーカス役を演じたキャストは、アメリカの俳優であるカレブ・マクラフリンです。ブロードウェイの人気ミュージカルの一つである「ライオンキング」のシンバ役で俳優としてデビューしました。ドラマへの出演は「ストレンジャー・シングス」のルーカス役がキャリアで初めての大役になりました。
ミリー・ボビー・ブラウン(イレブン役)
政府から逃げる超能力を持った少女イレブンを演じたキャストは、イギリス生まれの女優であるミリー・ボビー・ブラウンです。彼女は女優を目指して7歳で渡米し、「ストレンジャー・シングス」で謎多き少女イレブン役というセリフが少ないにもかかわらず、その演技力で注目を浴びた屈指の演技力を持った人物です。SAGアワードではニコール・キッドマンなどに並び、女優賞にノミネートされています。
ウィノナ・ライダー(ジョイス役)
ウィルの母親であるジョイス役を演じたキャストは、女優のウィナノ・ライダーです。ウィナノ・ライダーは80~90年代の「エイジ・オブ・イノセンス」や「エイリアン4」などの映画で活躍する女優でしたが、万引き事件以来映画界の第一線からから退いていました。「ストレンジャー・シングス」ではジョイスの憔悴っぷりを見事に演じきり、改めて大ブレイクしました。
デヴィッド・ハーバー(ホッパー役)
ホーキンス警察署署長ホッパー役を演じたキャストは、俳優のデヴィッド・ハーバーです。2005年には舞台の「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」でトニー賞演技助演男優賞にノミネートされたことがある、演技力にも定評がある人物です。
ストレンジャー・シングスのメイン登場人物を紹介!
「ストレンジャー・シングス」には個性的な登場人物が多く、一人一人背景や性格が細かく設定されています。その関係が物語により深みを持たせ、面白くさせている一因でもあります。ここでは、「ストレンジャー・シングス」に登場するキャラクターについて、それぞれの性格や特徴のネタバレも交えてご紹介していきます。
失踪した少年!ウィル・バイヤーズ
ノア・シュナップがキャストを演じるウィルは「ストレンジャー・シングス」の中心人物の一人です。設定をネタバレすると、マイクたちと仲良く遊んでいる少年の一人です。あらすじをネタバレにすると、シーズン1ではマイクたちと遊んだ夜の帰りに、自転車だけを残して失踪してしまいます。事の真相としては裏側の世界のモンスターに拉致されて、現実とは異なる世界に迷い込んでしまったのでした。
シーズン1のラストでは無事生還しますが、クリスマスパーティの最中ナメクジのような変な生き物を吐き出して終わります。この生き物はシーズン2でも登場し、ひと騒動起こします。また、シーズン2のあらすじをネタバレすると、ウィルはたびたび裏側世界に迷い込んでしまい、結果的にはシャドウモンスターを体内に宿して操られてしまいます。
ウィルがシャドウモンスターに操られてしまうことで、親友であるマイクたちや母親のジョイスたちは危険にさらされます。ウィルの体内にいるシャドウモンスターが裏側の世界にいるモンスターたちを操ってマイクたちに襲い掛かるのです。幸いシャドウモンスターは熱に弱いという弱点があったため、マイクたちはそれを逆手にとってウィルの体からシャドウモンスターを撃退することができました。
イレブンのことが好き?マイク
フィン・ヴォルフハルトがキャストを演じるマイクはウィルの親友の一人です。シーズン1のあらすじのネタバレになりますが、ウィルが失踪した時にはダスティンやルーカスとともにウィルの捜索を独自に行いました。その中で超能力を持った不思議な少女イレブンと出会います。マイクはイレブンを匿い、時に超能力で身を守ってもらうことでイレブンと親密になります。
シーズン1のラストではイレブンが裏側世界に姿を消してしまったことから、彼女のことをずっと心配しており、1年後のストーリーであるシーズン2でも彼女のことを探している場面があります。イレブンが家出をして会いに来た時に、転入生のマックスと一緒にいるところを見られますが、マイクの気持ちは常にイレブンのほうへと向いており、彼女への気持ちが冷めることはありませんでした。
モンスターを飼いならす!?ダスティン
ガテン・マタラッツォがキャストを演じたダスティンはウィルの親友の一人です。鎖骨頭蓋骨異形成症という病気を患っており、前歯がないことなどでいじめられたりもしますが、マイクたち親友のおかげもあってか基本的に優しくていい子です。シーズン2のあらすじをネタバレすると、ウィルが吐き出していたナメクジのような生物を発見して、ダートという名前を付けてペットのように飼い始めます。
ネタバレになりますが、ダートの真の正体は裏世界のモンスターだったのです。短期間でかなりの大きさに成長し、ダスティンが飼っていた猫を食って殺してしまいます。怒ったダスティンに負けて監禁されるも、地面を掘って逃げ出してしまいました。最終的にはモンスターたちの脅威から逃げるために向かったトンネルの中でダートとダスティンは再会しますが、襲われることはなく飼いならすことができていたようでした。
マックスにメロメロ?ルーカス
カレブ・マクラフリンがキャストを演じたルーカスはウィルの親友の一人です。子どもたちの中では比較的現実的な考え方の持ち主で、初めてイレブンと出会ったときは彼女の能力に戸惑う一面を見せます。また、シーズン1のあらすじのネタバレにもなりますが、物語の序盤ではイレブンの能力で言い争いになり、マックたちと仲たがいするシーンもあります。
後にイレブンの身の危険を察知し、マイクたちに知らせることで協力し、仲直りしました。シーズン2のあらすじをネタバレすると、転入生として登場した新キャラのマックスにメロメロになってしまいます。ダスティンと一緒にマックスをハロウィンパーティに誘ったりしますが、ストーカーなどのやばいやつ扱いされて相手にされていませんでした。
しかし、結局マックスはハロウィンパーティに参加してルーカスたちと仲良くなります。マックスの兄であるビリーとの間でごたごたがあるなどしましたが、最終的にルーカスはマックスと親密な関係を気付いており、シーズン2のラストでは仲良く踊っているシーンもありました。
超能力を持った不思議な少女!イレブン
ミリー・ボビー・ブラウンがキャストとして演じたイレブンは「ストレンジャー・シングス」の中でも裏側の世界のモンスターに対抗できるほどの力を持った謎の少女です。あらすじをネタバレすると、生まれた直後に拉致されて、ホーキンス研究所で被検体011(イレブン)として育てられました。研究所では実験に失敗するたびに独房で監禁されるなどしたため、研究所での生活はトラウマと化しています。
ある実験で裏側の世界と通じるポータルが開いてしまい、モンスターが現実世界に侵入できるようになってしまったことで研究所がパニックに陥り、その混乱に乗じて研究施設から逃げ出してきました。今までの経歴からか基本的に憶病で慎重な性格をしています。しかし、自分を助けてくれる人には恩を返すなど優しいところがあり、マイクたちと知り合ったことで彼らのために行動するようになります。
シーズン1のあらすじをネタバレすると、ラストではマイクたちを裏側の世界のモンスターたちから救うべく超能力を酷使してしまい、一人だけモンスターとともに裏側の世界に消えて行ってしまいます。シーズン2では何とか逃げ出し、警察署長のホッパーに保護されることで無事生きていました。ただ、外に出られない生活への不満と、マイクへの会いたい気持ちからホッパーとケンカして家出をしてしまいます。
家出した後はマイクに会いに学校に向かいますが、偶然マイクが転入生の女の子マックスと一緒にいるところを見かけてしまい、ショックを受けて逃げ出します。その後のあらすじとしては、シーズン2の冒頭で登場した不良グループに仲間入りし、彼らの特訓によって超能力の力を強化することに成功します。しかし、過去の幸せだった生活を忘れられず、マイクたちに危険が迫っていることを察知してホーキンスへと帰ります。
ストレンジャー・シングスの元ネタ一覧!
「ストレンジャー・シングス」の時代設定は1980年代になっており、80年代当時に流行した映画や音楽のオマージュが多数含まれています。そのオマージュはオープニングのロゴであったり、登場人物の生活の中であったり、ストーリーに合わせて流れる音楽だったりと様々です。ここでは「ストレンジャー・シングス」をより楽しむことができるように、詰め込まれている元ネタについてご紹介していきます。
スティーヴン・スピルバーグ作品
1980年代には大ヒットしたSF映画が多数あり、スター監督ともいえる人物が数多くいます。その中でも頂点ともいえる存在といえばスティーヴン・スピルバーグをあげる人も多いでしょう。「ストレンジャー・シングス」の中にもスティーヴン・スピルバーグが監督や製作を手掛けた大ヒット映画作品のオマージュが多数盛り込まれています。元ネタとなる映画作品を一つずつご紹介しましょう。
「ストレンジャー・シングス」では主人公といえるウィル、マイク、ダスティン、ルーカスの4人は非常に仲が良く、バディ(相棒)ともいえる関係性を作っています。この雰囲気は1985年の映画作品である「グーニーズ」のマイキー、マウス、チャンク、データの関係性が元ネタとなっているといわれています。
また、シーズン1ではウィルの母親ジョイスが家にいるときに、ポルターガイスト現象が起きています。ウィルが失踪した後の家でほとんど雑音だけの電話が鳴ったり、電球の点滅やウィルの部屋から突然音楽が流れ始めるなど怪奇現象を通じてウィルの存在を確信します。このような現象のプロットは1982年の「ポルターガイスト」という映画作品が元ネタになっていると考えられています。
さらに、息子のウィルが失踪した後の母親ジョイスの憔悴ぶりも元ネタがあるといわれています。ジョイスは警察に捜査を依頼してもただの家出と取り合ってもらえない中、狂人扱いされてもおかしくないような状態でウィルの生存を信じ続けます。その様子は1977年に公開された「未知との遭遇」に登場するキャラクターに重なり、元ネタではないかといわれています。
さらに、主人公であるウィルたちが街中を自転車で駆け巡る姿は1982年に公開されたあの大ヒット作品「E.T.」が元ネタのオマージュだと考えられます。1980年代のアメリカでは、子供たちが自分の自転車で街を駆け巡るのが一般的だったとさえ言われているほどです。
スティーヴン・キングの作品
1970年代~1980年代といえば、アメリカで大ベストセラーになった小説といえば、スティーブン・キングのモダン・ホラー小説でした。多くの作品が実写映画化され、多くの観客を魅了したのです。「ストレンジャー・シングス」のオープニングで流れる赤色の蛍光色で彩ったタイトルロゴも元ネタがあります。タイトルロゴの元ネタはスティーブン・キングのハードカバー、ペーパーバック表紙でよく使われていました。
1986年の作品「スタンド・バイ・ミー」が元ネタのオマージュも数多くあります。例を挙げると、シーズン1の第4話の英語タイトル「The Body」はスティーブン・キングのオリジナル短編小説の原題と全く同じであったり、第5話でマイクたちが森の中でウィルを探すシーンなんかも、「スタンド・バイ・ミー」で似たようなシーンがあり、元ネタのオマージュであることがうかがえます。
政府のホーキンス研究所から超能力を持った謎の少女イレブンが逃げ出したという設定もスティーブン・キングの作品が元ネタだといわれています。スティーブン・キングのデビュー作「キャリー」や1984年の「炎の少女チャーリー」などが元ネタではないかといわれています。
他にも多くの映画の元ネタが詰め込まれている
スティーヴン・スピルバーグやスティーヴン・スピルバーグの作品ばかりではありません。ジョイスがウィルからの交信で家の壁をぶち破るシーンの元ネタはスタンリー・キューブリックが監督した1980年の「シャイニング」に登場するジャック・ニコルソンを思わせます。マイクのへやの壁にはジョン・カーペンター監督の「遊星からの物体X」のポスターが張られていたりもします。
音楽でも80年代の作品をオマージュ
「ストレンジャー・シングス」では映像だけでなく、音楽でもオマージュが多数存在します。1970年代後半から80年代のSF/ホラー映画ではシンセサイザーサウンドを主体とした電子音楽風のサウンドトラックが定番でした。「ストレンジャー・シングス」でもおどろおどろしい曲やロマンティックな曲などを電子音楽風の曲で表現しています。
ストレンジャー・シングスの評価を紹介!
「ストレンジャー・シングス」は全米をはじめとして、現在では日本でも大人気作品の一つとなっています。その面白さは一体どこから来るのでしょうか?「ストレンジャー・シングス」を視聴した人の評価や感想をご紹介していきます。
ハラハラして面白い
ストレンジャーシングス面白すぎて止まらん…少年の失踪に謎の研究所、そして化け物。ありきたりな設定だけどめっちゃ面白い。こう言うのめっちゃ好き。
— 🔥熱い偏見🔥 (@imaifusityou) October 16, 2018
「ストレンジャー・シングス」ではウィルの失踪をきっかけに、物語の中に終始心臓がバクバクするような嫌な雰囲気が漂い続けています。何か悪いことが起きている、またはこれから起きようとしていることがわかるのですが、その原因がなかなかつかめません。最初は失踪したウィルと研究所から逃げてきたという超能力を持った少女イレブンとの間の関係すら、視聴者にはわからないのです。
今年のハロウィンはストレンジャーシングスの為にシンガポールに行くぞ!!!もっかい見直してるんだけどやっぱ最高!! pic.twitter.com/FqC0VbdTt2
— 凡@備忘録 (@AJjdafs) October 16, 2018
「ストレンジャー・シングス」ではウィルの友達、母親や所長の大人たち、ウィルの兄ジョナサンたちという大きく分けて三つのグループがそれぞれウィルの失踪について調査をしています。そのため、序盤は各グループで情報格差があるため、視聴者は危険であることを知っているにもかかわらず、登場人物たちは何も知らずに危険へと向かっていくなどのシーンが多数あるのです。
キャストの演技がうまい
ストレンジャーシングス、面白くて一気見しました。
— まみりーん! (@mame_macaron) October 16, 2018
イレブン好きー✨ https://t.co/lXqE7ty1BU
「ストレンジャー・シングス」では子供たちが主体となって物語が進む場面が多いですが、子役を務めるキャストたちの演技が非常にうまく、見ているほうも違和感を感じません。ダスティンはちょっと太っててとろい雰囲気が漂うキャラクターですが、もともとの性格もあってかお人好しなオーラが伝わってくるような雰囲気がしてついつい応援したくなるようなキャラクターです。
いやぁ、でも寝れないんだわな
— ami (@mrsnx_mi) October 15, 2018
ストレンジャーシングス見たら
絶対寝れない
明日仕事。。がもう
頭がパンク。
超能力を持った謎の少女イレブンを演じたミリー・ボビー・ブラウンの演技を上手でした。イレブンは性格的にも憶病で慎重なところがあるため、セリフは決して多くありません。しかし、キャストの演技力もあって、目力や表情から感情や雰囲気を読み取ることができて、ミステリアスな雰囲気を壊すことなく感情を表現することができていると評判です。
ストレンジャー・シングスのあらすじやキャストまとめ!
いかがだったでしょうか?今回は「ストレンジャー・シングス」についてあらすじやキャストをオマージュの元ネタ等のネタバレも交えながらご紹介してきました。シーズン3の制作も決定されており、今か今かと待っているファンも少なくありません。「ストレンジャー・シングス」をまだ見たことない方は、Netfilixで配信されていますので、シーズン1,2を予習しておいて眠れぬ夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?