新宿スワン2のキャスト・あらすじ紹介！横浜ウィザードのメンバーも

2005年から『週刊ヤングマガジン』で連載が始まりました。実在したスカウト会社で実在した元スカウトマンを描いていることや作者の和久井健が実際に体験した出来事とフィクションを書いた漫画が新宿スワンです。

『新宿スワン2』を観る前に新宿スワンのあらすじをまとめて紹介します。主人公の白鳥龍彦を演じる綾野剛が、新宿で絡まれているいるところを伊勢谷友助が演じる真虎（まこ）に助られたことがきっかけで女性をキャバクラや風俗などに勧誘するスカウトマンの世界へと足を踏み入れることになった龍彦のストーリーとなっています。

真虎からスカウトのノウハウを学ぶ日々を過ごす龍彦ですが、中々スカウトは成功しません。最初のスカウト成功のカギはなんと土下座でした。スカウトが初めて成功した女の子の紹介先が風俗なことに龍彦は納得いかない態度を示しますが、自分がスカウトした女の子はみんな幸せにすると意気込みを見せます。

バーストのスカウトとして活躍する龍彦ですが、ライバル会社であるハーレムの山田孝之演じる南秀吉に目の敵にされ抗争へと発展してしまいます。関と龍彦は2人でハーレムに殴り込みやられてしまいます。バーストの社長である山根は抗争をネタに安田顕演じるハーレム社長の松方に3000万でバーストととの合併話を持ち掛けられます。

ハーレム社長の松方をよく思っていなかった金子ノブアキ演じるハーレム幹部葉山とバースト幹部の真虎は以前から繋がりがあり松方を社長の座から引きずり下ろす協力をしていました。まんまと騙された松方は3000万を貰うことができないまま失脚します。しかし、葉山と秀吉にはさらなる野望が、バースト丸ごと奪うことでした。

バーストに吸収されたハーレムですが、バースト社長山城の提案で現幹部以外のスカウトマンを平等の並びに置き1ヵ月の間により多くスカウトしたものを幹部にする条件を出しました。そんな中、龍彦がスカウトした栄子をキャバクラへ紹介しますが、腕には無数のリストカットの痕跡を気にかけます。

裸足で裏路地を走る沢尻エリカ演じるアゲハは、店から5万円を盗んで逃げていました。走るアゲハを引き留めた秀吉は追いかけてくる男にお金を渡しアゲハを買い取るといいます。もっといい店を紹介してやるとアゲハを別のお店に紹介する秀吉。

休む時間もなく働かされ休憩が欲しいと要求したアゲハですが、奴隷のように扱われてしまいます。疲れ切ったアゲハに優しくする秀吉ですが、差し出したのは薬でした。

スカウトした女の子を紹介しにアゲハの働く店に訪れた龍彦が目にしたのは、酷い扱いを受けるアゲハの姿でした。見かねた龍彦が助けに入ります。栄子が自殺したばかりで見過ごすことができなかったこともありアゲハを連れて逃げ出します。

2人の距離が縮まる中、アゲハは秀吉に渡された薬にハマってしまいます。龍彦が紹介した店からアゲハがいなくなり、龍彦は必死で探し回ります。前の店でアゲハを見つけるものの薬ですでに正気を失ったアゲハを目の当たりにします。それでも龍彦はアゲハを救おうとしますが、アゲハは人を刺してしまい逃げることを拒みました。

秀吉が薬を捌いてい証拠を掴もうと、関は彼女では梨子にスカウトされて欲しいとお願いをします。待ち合わせに来た女はすでに秀吉の仲間になっており関と梨子ははめられたことに気付きますが、秀吉は梨子を人質に関を容赦なく痛めつけます。

関がやられるものの、秀吉が薬を持っている証拠を龍彦はすでに手にいれていました。しかし龍彦は秀吉にカバンを奪われたとバースト幹部に説明します。1人で問題を解決しようと嘘をついた龍彦は、コインロッカーから秀吉のカバンを取り出すと、山田優演じるムーランルージュのママ涼子に探偵が調べた秀吉の情報を渡します。

対立していたバーストとハーレムが1つにまとめたあと争いは絶えません。龍彦と秀吉は、過去に同級生であったことに気付いた龍彦は、薬の入ったカバンを持って秀吉に会いに行きます。2000万円と引換に薬を渡すように言われ龍彦は向いのビルにいる秀吉に薬のカバンを投げ捨てます。薬も2000万円も持って去ろうとする秀吉をビルを飛び越え追いかけ殴りかかります。

秀吉の腐りきった根性を叩き直すと龍彦は何度も秀吉を殴ります。秀吉も負けずに反抗するものの過去の自分の弱さを悔やみ泣き出してしまいました。秀吉に友達だと言い放つ龍彦は薬のカバンだけを受取り秀吉を逃がしてしまいます。バースト社長山城や幹部は薬の証拠だけで一先ずは安心して紋舞会への報告にむかいましたが、逃げた秀吉は命を狙われ死んでしまいます。

何も知らない龍彦がスカウトの世界へと足を踏み入れ成長していく姿や秀吉と龍彦の過去の関わりから生まれた憎しみの争い、そしてスカウトを通じ出会う女の子との関係や関わりにと人との様々な関わりを見ることができます。真虎と葉山はいったい何を企んでいるのか見どころ満載です。

もちろん主役の白鳥龍彦を演じるのは綾野剛です。高校生まで陸上に打ち込んでいるだけあり新宿スワンでも走るシーンでは力強さを感じます。2003年に高校卒業し上京後は、モデル、バンド活動を行っていました。2003年に『仮面ライダー555』で俳優デビュー。その後は、数々の映画やドラマで活躍しています。

大学時代にモデルとして活動を始め、CM・雑誌・ファッションショーでも活躍していた伊勢谷友介が真虎役にて出演します。運動神経抜群で水泳のインストラクターもしていた腕前の持ち主です。『あしたのジョー』では力石役のために体脂肪を15%から3から4%減量する等役作りにも手を抜かない役者となっています。

『MEN'S NON-NO』でファッションモデルとして活躍していた深水元基も再び狂犬のあだ名を持つ関玄介役で出演します。オリジナルブランドmonteeのデザインを手掛けるなど俳優以外でも活躍中です。

ロックバンドRIZEのメンバーでドラマーとして活躍する金子ノブアキも出演しています。様々なアーティストの作品に参加する中、俳優としても数多くのドラマや映画に出演しています。

ファッション雑誌『MEN'S NON-NO』や『FINEBOYS』でモデルとして活躍しています。1992年にドラマ『アルファベット2/3』でデビューしています。俳優の他にもDJ活動をおこなう中、趣味のスケボーを楽しんでいます。

2002年に読者モデルデビューののち芸能界入りしました。2007年に初舞台『switch』に主演し2010年『ガチンコ喧嘩上等』で初の映画主演を果たしています。映画や舞台、ドラマと俳優としての活動も多い中、バラエティー番組にも多く出演しています。

坂本順次監督作品『亡国のイージス』や『カメレオン』と数多くのドラマや映画で活躍する俳優です。2007年には『受験のシンデレラ』で第5回モナコ国際映画祭の最優秀主演男優賞を受賞しました。

1997年に演出家の栗田芳宏と劇団AUMを結成し、自らも演出も手掛けています。2010年以降、テレビドラマへの露出が多くなり2013年には『半沢直樹』で半沢の上司役を演じています。

1995年に沖縄アクターズスクールに合格しB.BWAVESのメンバーとして沖縄テレビにて活躍していました。2000年『CanCam』の専属モデルとして活動を始め、女優・タレント・歌手活動し多くの活動を行っています。2009年に9年間所属した専属モデル活動を卒業しました。

小学校6年生で事務所にスカウトされました。4歳年下の妹は広瀬すずで大塚食品の『ビタミン炭酸MATCH』CMに姉妹で共演するなど姉妹共演も多くあります。2009年には『セブンティーン』の専属モデルオーディションへと応募しグランプリを受賞し専属モデルとして活動します。2015年にセブンティーンを卒業後は、女優業での活動をおこなっています。

1993年に父に勧められ『3年B組金八先生Ⅲ』のオーディションを受け合格をきっかけに俳優、タレントとしてデビューしています。1996年に『helpless』で映画初主演を皮切りに、数々の映画に出演し映画祭では主演男優賞を受賞する経歴の持ち主でもあります。

大学在学中にモデル事務所オフィス夏に所属し、アルベール・カミュとの出会いから役者を目指しました。『仮面ライダーキバ』のオーディションに合格し俳優デビューしました。バラエティー番組への出演も多くありましたが、俳優業に専念することを決め2015年に『もうしません！』で映画初主演を果たしています。

ロサンゼルスの演劇学校で監督術を5年学び、在学中にはダニエル・ボールドウィン主演の長編映画の監督をしています。2009年には『ムカデ人間』カツロー役を演じ脚本にはセリフが書かれていないものの即興でこなす実力の持ち主です。

2000年に舞台『蒲田行進曲完結篇～銀ちゃんが逝く』で子役デビューしています。2004年に『仮面ライダー剣』で栗原天音役で主演しました。2012年9月にはヒラタオフィスに移籍しています。

『CanCam』の専属モデルとして活動し、CMへの出演も多くしています。2016年にCanCamの専属モデルを卒業後もモデルとして活動しながら女優活動にも力をいれてきました。NHK連続テレビ小説『純と愛』でマリヤ役を演じています。

横浜ウィザードは、バックに『宝来会』がついており横浜を制覇しています。横浜ウィザードのスカウトマンはかなりの武闘派で警察の砂子と癒着しているスカウト会社となっています。

かつて競いあっていた新宿バーストとハーレムを１つにまとめたものの、スカウトマンの人数は増え新宿バーストと渋谷のスカウトパラサイツの喧嘩が絶えませんでした。バーストの社長である山城が横浜進出を計画し横浜へ向かうことになった関と龍彦に横浜で待ち受けていたのは、関の親友でもある滝マサキが仕切る『横浜ウィザード』またの名を『タキ王国』でした。そんな横浜ウィザードとの縄張りをめぐり抗争が始まります。

全日本酒販売連合会の会長、椎名桔平演じる住友が横浜に大型クラブを2店舗出店することから、女の子の確保のためにスカウト会社の『横浜ウィザード』に依頼しようと提案され、住友は滝にスカウト依頼料として1億円を渡します。

横浜入りしたバーストの前に横浜ウィザードの圧力が容赦なく降りかかります。滝はバーストを潰すためにバーストの面倒を見る紋舞会会長の天野に5000万円を差し出し新宿進出に力を貸して欲しいと頼みにいきます。紋舞会会長の天野はバーストから手を引くことになり、横浜ウィザードは新宿に足を踏み入れます。紋舞会がバーストから手を引いたことを知った山城はすぐに横浜に行った龍彦達を破門にするよう命じます。

滝の企みを伝えるために、山城、真虎、時正の3人は宝来会会長の田坂総長に会いに行きます。しかし、滝を信用しきっている田坂総長は耳を貸そうとはしません。バーストの横浜進出も認められることなく後にします。

新宿に乗り込んできた横浜ウィザードは、ムーランルージュを襲撃します。襲撃されたことを知った龍彦は、新宿に戻ることに、店を荒らされたママの涼子は自分の力でしっかり始末すると力強く言います。龍彦も自分の力で決着をつけようと歌舞伎町に居たウィザードに襲撃し大乱闘になりますが、紋舞会によって乱闘は阻止されてしまいます。

その頃、全日本酒販売連合会会長の住友は女の子を多く集めるためにもバーストとウィザードにスカウト対決をさせる提案をします。コンテストを開催しスポンサーに審査をさせ勝ったスカウト会社には賞金1000万円を用意すると持ち掛けます。

一方、ムーランルージュのママ涼子が紋舞会会長に出したお願いによって、宝来会会長の田坂総長に紋舞会との癒着がバレてしまった滝は、田坂総長にゴルフクラブでボコボコにされてしまいます。その裏で全日本酒販売連合会会長の住友と田坂総長の関係にもひびが入りはじめます。

行方のわからなかった洋介が、滝の女アリサに連れられ龍彦の前に現れます。薬の取引が終われば洋介の身が危ないと悟ったアリサは龍彦に洋介と逃げてほしいとお願いしに来ました。洋介の状況を関に説明するもののすでに関は砂子から情報を聞き出していました。

一方の滝は、砂子から拳銃は買い田坂総長を撃ち殺してしまいます。コンテスト会場では、バーストがスカウト人数で圧倒的に不利な人数になり対策として真虎は、涼子にコンテスト会場へ行くように頼みます。薬の取引場所に滝が現れました。関と滝が殴り合いをする中、龍彦が合流し今度は滝と龍彦の殴り合いへと発展することになります。

本当は滝は関と一緒に仕事をしたかったことを打ち明けたものの滝の落とした拳銃洋介が拾い拳銃を滝に向けるものの龍彦やアリサに止められます。しかし、滝は撃たれてしまいました宝来会の手下の手によって最後を迎えてしまいます。肝心のコンテストはマユミが披露したバニーステップが、住友に気に入られ見事に勝者はバーストとなりました。

バースト幹部関と横浜ウィザード社長滝は親友でした。しかし抗争の中で滝は日本刀で人を殺してしまいます。一緒にいた関は正当防衛だと滝を逃がし変わりに逮捕された出来事がありました。出所した関を待っていたのは宝来会の田坂総長でした。そこで滝から関を遠ざけるためにお金を渡し横浜から出ていくようにいいました。

ラストシーンで、真虎と葉山がバーで怪しげな話をしている終わり方をみると新宿スワン3への期待度はかなり高くなっていると言われています。原作を考えてもまだまだ新宿スワン映画化は可能ですが、続編が上映されることを期待して楽しみに待ちましょう！