2018年08月28日公開
2018年08月28日更新
海月姫の視聴率が悪かった理由は?月9ドラマワーストの各話あらすじもネタバレ
フジテレビ伝統のドラマ枠である月9で放送された「海月姫(くらげひめ)」。見た目が地味なくらげオタク女子・倉下月海がある日美しい女装男子・鯉淵蔵之介と出会うことで、それまでの生活も、彼女自身の人生さえも大きく様変わりしてしまう、現代のシンデレラストーリーです。オタク女子たちのにぎやかな生活や美しい女装男子が話題になった海月姫ですが、月9史上ワーストの視聴率になってしまいました。海月姫が低視聴率だった理由はなんだったのか、ドラマのネタバレあらすじを交えて考察していきます。
目次
海月姫の視聴率が悪かった理由を徹底調査!各話あらすじも紹介!
フジテレビの月曜夜9時からのドラマ、通称・月9にて2018年1月期に放送された「海月姫(くらげひめ)」は月9史上ワースト記録となる低視聴率を叩き出して話題になってしまいました。主演の芳根京子さん演じる倉下月海(つきみ)をはじめとしたオタク女子たちの共同生活、瀬戸康史さん演じる鯉淵蔵之介の美しい女装姿などが話題になりましたが、なぜ視聴率が悪かったのか、ネタバレあらすじも交えながら考察していきます。
海月姫とは?
「海月姫」は東村アキコさん原作の漫画で、講談社の雑誌「Kiss」にて2008年から2017年まで掲載され、コミックスは17巻まで刊行されています。これまで映画化、アニメ化されており、2018年にはフジテレビ月9にてドラマ化されました。
主人公でくらげオタクの倉下月海をNHKの朝ドラ「べっぴんさん」でヒロインを務め話題となった芳根京子さんが演じ、おしゃれが大好きな美しい女装男子の鯉淵蔵之介を瀬戸康史さんが演じて話題となりました。海月姫はオタク女子たちの男子禁制のアパート生活や女装男子など、今まで数々の王道ラブストーリーを放送してきた月9では新鮮なドラマという触れ込みでスタートしました。
海月姫のドラマ版キャストを紹介!
倉下月海役:芳根京子
主人公の倉下月海を演じたのはNHK「べっぴんさん」でヒロインを務めたことでも話題になった芳根京子さんです。月海は眼鏡とおさげ髪がトレードマークでおしゃれには縁がなく、地味でキラキラした人間とのコミュニケーションがとにかく苦手な女の子です。くらげが好きで、くらげの知識に富んでおり、イラストレーターを志して状況したため、くらげのイラストも得意です。
鯉淵蔵之介役:瀬戸康史
瀬戸康史さん演じる鯉淵蔵之介はおしゃれが大好き、かわいいもの、綺麗なものが大好きな男性ですが、おしゃれ好きが高じて日常的に女装をしています。スタイルも抜群で美しいため、長身の女性と思われることも多いほど完璧に美しく、月海や天水館(あまみずかん)のオタク女子たちが苦手とするキラキラした「おしゃれ人間」です。父親は政治家の鯉淵慶一郎ですが、母親は離れて暮らしており、父親との確執がある様子です。
鯉淵修役:工藤阿須加
蔵之介の弟、鯉淵修(しゅう)を演じたのは元プロ野球選手で現ソフトバンクホークス監督の工藤公康さんの息子さんでもある工藤阿須加さんです。修は原作では兄という設定でしたが、月9ドラマ版では弟に変わっています。女性経験のない真面目で奥手な青年で、フラフラしている兄に代わって父親の秘書として働いています。蔵之介に美しく変身させられた月海に一目惚れしますが、普段の地味な月海と同一人物とは気づいていません。
ジジ役:木南晴夏
月海が上京してから暮らし始めたアパート・天水館の住人で通称・ジジ様を演じるのは木南晴夏さんです。眼鏡と長い前髪に、伏し目がちの生気のない表情ですが、とても優しく面倒見がよく、料理も上手でみんなの食事を作ってくれたりします。枯れ専という、いわゆる枯れた感じのするおじさんが好きで、ダンディで落ち着いたおじさんが司会を務めるテレビ番組「たけ散歩」を毎週楽しみにしています。
ぼんば役:松井玲奈
元SKE48のセンターとして長年人気メンバーだった松井玲奈さんが演じたのは通称ぼんばさんです。ぼんばさんはアフロヘアのような天然パーマがトレードマークで、目が隠れるほど髪のボリュームが多いです。鉄道オタクで、少年のようなさっぱりとした性格のぼんばさんは特にまややと仲が良く、よく二人で行動しています。
まやや役:内田理央
内田理央さん演じるまややはいつもあずき色のジャージを着ていて長い前髪で目を隠した女性です。三国志オタクであり、様々なことを三国志に喩えて言うほど知識が豊富です。妙なポーズと動きをしたり、奇声を発したりするなど個性の強い女性です。ぼんばさんもそうですが、まややも一人称は「俺」であり、少々気は強いのですが本当は仲間思いの優しい人です。
千絵子役:富山えり子
通称・千絵子抄、千絵子を演じたのは富山えり子さんです。いつも着物をきちんと着ており、市松人形をこよなく愛する天水館のオーナーの娘です。非常にどっしりと落ち着いた性格で、まるで母親のように天水館メンバーたちを優しく包み込むような存在です。見た目が非常によく似た母親は羽生結弦選手の追っかけをしており、日本にいることはあまりない様子です。
稲荷翔子役:泉里香
天水館のある地域一帯の再開発プロジェクトを担う会社の女性社員。その美貌を武器にしているが、非常に気が強く、野心家で策略家。再開発を後押ししてくれている政治家の鯉淵慶一郎に取り入るために秘書の修に色仕掛けで迫るが、相手にされないうちにどうやら本気になってしまいます。恋をすると乙女モードになってしまう、実はかわいいところもある女性です。
花森よしお役:要潤
鯉淵家で運転手を務める男性。レクサスオタクであり、愛車のレクサスをとても大事にしているため、蔵之介からレクサスに傷をつける旨の脅しを受けるとコロッと言うことを聞いてしまいます。少々チャラい面があり、敬語でサラッと過去のすごい女性経験を話すので、修はいつも驚いてしまいます。なぜかぼんばさんを「ぼんば先輩」と呼び、ぼんばさんの命令は絶対聞くようです。
鯉淵慶一郎役:北大路欣也
鯉淵蔵之介と修の父親で与党最大派閥の長という大物国会議員・鯉淵慶一郎を演じたのは北大路欣也さんです。大物議員としての威厳や風格が漂うダンディな男性で、ジジ様も実は彼のファンです。実はけっこうおちゃめなところもありますが、息子の蔵之介とはうまくいっておらず、彼の行く末を案じています。天水館一帯の再開発のため、稲荷翔子と息子の修をくっつけるようにと花森に命じています。
海月姫ドラマの各話あらすじと視聴率を紹介!
海月姫1話のあらすじと視聴率を紹介!
月9ドラマ「海月姫」の第1話の視聴率は8.6%でした。ちなみに第1話は15分拡大放送です。合わせて1話のあらすじもご紹介していきます。ある朝目覚めた月海は隣に見知らぬ男性が寝ていることに驚きます。そこで昨夜の記憶をたどります。いつも外から眺めている熱帯魚店のくらげの水槽にいっしょに入れてはいけない種類のくらげが入れられていることに気づいた月海が勇気を振り絞って店員に話しかけたところ、追い出されます。
それでもくらげのために食い下がる月海を気持ち悪がって、店員は荒っぽく月海を追い出すのですが、そこに現れた美しい女性が助けてくれました。その女性がそのくらげを飼うことを提案し、月海の家で飼育することになり、二人は天水館の月海の部屋へ向かいます。そのままその女性は月海の部屋に泊まったことを思い出し、隣に寝ていた男性が実は昨夜の女性で、本当は鯉淵蔵之介という男性だと判明するのです。
男と関わらない人生をおくる「尼~ず」のアパートは男子禁制であるため、月海は必死に同居人たちに隠し、女性であると認識された蔵之介は「蔵子」と名乗り、たびたび天水館に来るようになります。蔵之介はくらげにくわしく、くらげのイラストも上手い月海に興味を持ち、彼女を自宅に連れていき、メイクや服で変身させます。たまたまその姿を見た修が一目惚れするほど美しくなった月海なのでした。
修の気持ちに気づいた蔵之介は、美しく変身させた月海と修といっしょに水族館へ出かけます。水槽の前で亡き母を思い出して泣き出す月海を修は思わず抱きしめ、蔵之介ははっとした顔でそれを見つめます。一方その頃、天水館にはこの地域の再開発のため、プロジェクトに関わる人間たちが向かってきていました。
海月姫2話のあらすじと視聴率を紹介!
海月姫2話の視聴率は6.9%でした。ある日蔵之介が天水館の水道を使おうとすると、水道管が破裂してしまいます。修理費がかかるのですが、親からの仕送りと、天水館で暮らす人気漫画家の目白樹音先生のお手伝いで得られるバイト代しかない尼~ず。そこでそれぞれのオタクグッズを泣く泣く売りに出すのですが、月海の作ったくらげのマスコットがよく売れたため、月海のデザインしたくらげグッズをネットで販売することにします。
グッズは完売し、修理費も捻出でき、初めて自分たちでお金を稼げたことに彼女たちは喜びました。そんな中、天水館立ち退きに反対するにはまず説明会に出席することから始めようと、住人たちである尼~ずは会場へ入るのですが、騒ぎ出して結局逃げ出します。忘れ物を取りに戻った月海は、以前見かけてから気になっていた修と翔子が仲睦まじく歩く姿を見てしまい、二人の仲を誤解してしまいます。
翔子は再開発のために修に取り入ろうとしていたのですが、失恋したと思って泣く月海を蔵之介が慰めるのでした。そして、ある日天水館へ乗り込んできた翔子に向かって蔵之介は「天水館は自分たちが買い取る」と啖呵を切ったもののお金はなく、困っていたところ、偶然月海の部屋で月海が美しいベールを纏っている姿に目を奪われます。それはくらげのドレスを作ってあげるという、月海と亡き母との約束のものでした。
海月姫3話のあらすじと視聴率を紹介!
海月姫3話の視聴率は5.9%でした。月海のベール姿を見た蔵之介はこれを売ったお金で天水館を買おう!と言い出します。月海のイラストを元にデザインを描くのですが、それは違うと月海に直され、そのデザインを絶賛した蔵之介はドレス作りを始めます。一方、修は再度月海とのデートの機会を蔵之介に作ってもらい、その時に初めて、天水館で見た地味なオタク女子と、目の前の美しく変身した月海が同一人物だと気づきます。
ドレス作りは進み、仕上げを鯉淵家でするためにジジ様と千絵子を自宅に呼んだ蔵之介でしたが、蔵之介がいない間に慶一郎が来てしまい、「息子の蔵之介」と口にして、写真を見せたことでジジ様と千絵子は衝撃を受けます。月海はいっしょにいる修と翔子をまたしても目撃してしまい、翔子はわざとひどいことを言い、傷ついた月海は逃げ出します。しかし後日修が天水館を訪れ、月海にもう一度会ってほしいと言うのでした。
海月姫4話のあらすじと視聴率を紹介!
海月姫4話の視聴率は7.5%でした。ジジ様と千絵子に呼び出され、ほんとは男なのではないかと詰め寄られた蔵之介でしたが、政治家の子供だから男のように育てられたと言い、なんとかごまかすのでした。ある日蔵之介は後輩の琴音にくらげドレスのデザインを見せたところ、アーティストのミュージックビデオで使う衣装を作ってほしいと頼まれます。
3日で10着という注文に張り切る蔵之介でしたが、尼~ずは琴音たちに容姿を馬鹿にされ、嫌気がさして投げ出します。月海は修と会う約束をしていたのですが、翔子の策略により、会えずに落ち込んで帰宅します。するとぼんばさんがすごい勢いでデザインを描いていました。天水館がなくなってしまうという危機感に、彼女たちも動き出したのです。そして力を合わせ、なんとか10着のドレスを作り上げることができました。
自分たちの作ったドレスを着て踊るアーティストを目の当たりにして感動した彼女たちはくらげを意味する「ジェリーフィッシュ」というブランドを立ち上げ、ドレスを売ったお金で天水館を買い取るという決意を固めるのでした。
海月姫5話のあらすじと視聴率を紹介!
翔子が天水館のオーナーである千絵子の母親に会い、売却の契約を結ぼうとしていることに気づいた蔵之介は慶一郎が主催するパーティーの日にジェリーフィッシュのファッションショーをぶつけようと提案します。客を呼び、ネットで生配信し、そこで天水館の取り壊しに反対する発言をしようと考えたのです。ドレス作りをする中でまややのスタイルの良さに気づいた蔵之介はまややにモデルになるように頼みます。
しかし、昔に顔を馬鹿にされたトラウマを持つまややは人前に立つことを頑なに拒みます。そんなまややに千絵子は、それぞれに悩みのある自分たちには天水館しか居場所はなく、大好きなここにいたいのだという気持ちを伝え、同じ気持ちであるまややは承諾します。ショー当日、慶一郎の息子としてスピーチをした蔵之介はそこでショーの話をし、客を引き連れてショーの会場である天水館へやってきます。
そしてその場で自らもステージに立ち、天水館の取り壊しに反対する旨を表明しました。大好評の中でショーは終わります。人がいなくなった天水館で、天水館への思いやショーができた喜びなどを話す月海に、蔵之介は突然キスをします。初めてのキスに衝撃を受ける月海でした。その後、ネットの動画を見たという蔵之介の母・リナから修に電話がかかってきます。
海月姫6話のあらすじと視聴率を紹介!
6話の視聴率は5.0%でした。リナからの電話の用件は蔵之介に秘密でジェリーフィッシュのドレスを1着買いたいというものでした。ショーのことで報道陣が鯉淵家に押しかけ、これ以上騒ぎにならないように蔵之介は慶一郎から釘を刺されますが、意に介しません。そんな蔵之介は月海からキスについて問われますが、挨拶だとはぐらかしました。そんな中、天水館ではジジ様がジェリーフィッシュのサイトを立ち上げます。
サイトには次々にドレスの注文が入り、本格的に生産をするために蔵之介は知り合いのニーシャを招き、服作りの指導を頼みます。しかし厳しい言葉を突きつけられ、さらには翔子からも「そんなことをしても無駄だ」と言われた尼~ずは意気消沈してドレス作りをやめてしまいます。その後、修から立ち退き反対のデモの提案をされ、尼~ずは意気揚々とデモ行進をします。デモの帰り道、修は月海に好きだと気持ちを伝えるのでした。
海月姫7話のあらすじと視聴率を紹介!
7話の視聴率は4.9%でした。デモ行進をして再び一致団結した尼~ずでしたが、千絵子の母・千世子が帰国し、翔子が何やら動いています。蔵之介は千世子に天水館を買いたいと言いますが、相手にされないばかりかもう翔子と話を進めていることも明かされます。しかし前もって千絵子が権利書を隠していたため、売買契約の話は一旦ストップになります。その間に尼~ずはショップを出すことにしました。
ニーシャの勧めでカジュアルラインの服の制作も始めます。そんな中、月海は修から手紙で結婚を前提につきあってほしいと言われ、手紙を読んだ他の住人たちもそれを知ることになり、蔵之介は複雑な心境です。この件について目白先生に相談をすると、政略結婚をさせて天水館を存続させるように言われ、尼~ずは月海の結婚を後押しします。一方、順調にお店のオープンの準備は進んでいました。
月海は修からの告白を受け入れます。舞い上がった修はできあがったドレスをイタリアのリナの元へ届けると共に指輪を買いに旅立ちます。ショップのオープン当日、道でたまたまぶつかった男性が手伝ってくれ、なんとかオープンしますが、全く売れません。そこへ再びやって来た先ほどの男性がここにある服を全部買う、月海もいっしょに3億円で、と言い出します。しかしその頃、翔子たちは権利書を見つけていました。
海月姫8話のあらすじと視聴率を紹介!
8話の視聴率は5.0%でした。月海のデザインを買いたいと言った男性はカイ・フィッシュといい、アジア地域でセレクトショップを展開する会社の社長でした。ビジネスとして月海をシンガポールに連れていきたいと言うカイに蔵之介は反発します。しかし、カイにも秘書のファヨンにもこのまま月海の才能を埋もれさせておくのはもったいないと言われ、揺らぎます。さらに千世子と翔子の契約も成立してしまいます。
携帯電話を置いて旅立った修に連絡がつかず、悩む月海はカイに連絡をします。カイといっしょにシンガポールへ行けば天水館は存続できるからとの思いで月海は天水館を出てカイの元へ行きます。月海が滞在するホテルを突き止めた蔵之介は月海の部屋で話をし、ルームサービスを頼んで二人で過ごします。酔った蔵之介はシャワーを浴びようとして転び、それを受け止めた月海を抱きしめて、「行くな」と言うのでした。
海月姫9話のあらすじと視聴率を紹介!
海月姫9話の視聴率は6.0%でした。翌朝蔵之介が目覚めると、月海は既にカイによって違うホテルへ移動していました。諦めずに探す蔵之介と、帰国した修でしたが、あっけなく月海を見送ったように見えた天水館の仲間たちも本当は寂しく、だけど月海の才能のためだと見送っていたのでした。それでもやっぱり戻ってきてほしいという思いを新たにし、テレビの生放送に映る位置で月海に呼び掛けます。
月海はそれを見て涙しますが、やはりカイといっしょにやっていくことにします。月海が戻ってこないことに落ち込む尼~ずでしたが、今必要なのは自分たちの自立ではないかと考え、それぞれアルバイトを始めます。慣れない仕事をがんばるメンバーを見守る蔵之介でしたが、カイのブランドのモデルのオーディションがあるという情報を花森から聞き、参加することにします。そこには翔子も来ていました。
そこでカイがいるホテルの情報を得て駆けつける蔵之介でしたが、そこにはおらず、代わりにファヨンがいました。そこでファヨンと話し、ファヨンがカイを好きなことに気づく蔵之介でした。しかし月海がパスポートを取得して空港へ行ってしまい、必死で追いかける蔵之介でしたが間に合わず落胆するのでしたが、そこへ月海が現れます。実はファヨンが、旅立つ寸前に月海を帰してあげていたのでした。
喜んだのも束の間、修が月海を抱きしめ、それを複雑な表情で見つめる蔵之介でした。天水館に戻った月海はみんながアルバイトで得たお金で用意したすき焼きをいっしょに食べ、天水館を巣立ちバラバラになることを寂しく思いながらも楽しいひと時を過ごすのでした。その後、月海は修から指輪を差し出され、蔵之介のいる前でプロポーズをされますが、驚いて倒れてしまうのでした。
海月姫10話のあらすじと視聴率を紹介!
海月姫10話、最終回の視聴率は5.8%でした。プロポーズの返事は一旦保留となる中、尼~ずが天水館を去る日が来ました。しかし結局尼~ずは漫画喫茶にいっしょにいたりと、やはり離れられずにいました。鯉淵家に引き取られた月海のくらげの世話の件で月海は蔵之介と天水館へ行くのですが、そこにカイがいました。月海の才能を捨てさせたのが蔵之介だと言い、その言葉にショックを受ける蔵之介でした。
そこで蔵之介は考え、ジェリーフィッシュを抜けて海外にファッションの勉強をしに行くと尼~ずのみんなに言います。それなら最後にファッションショーをしようと月海が提案し、卒業製作ということで全員が取り掛かるのでした。そして月海は考えた末に修のプロポーズを断ります。再びショーのために奮闘する月海のために、修は水族館でショーを開催できるように手配してくれました。
一方、天水館の取り壊し及び再開発の件が見直しになったことを慶一郎から告げられ、落ち込む翔子。カイは社長を解任され、ファヨンも会社を辞めていました。尼~ずはショーの準備に追われながらもがんばっていました。そしてショー当日、なんと観客の中に蔵之介の母・リナがいました。動揺する蔵之介でしたが、月海たちの励ましもあり、リナに会い、和解し、そしてタキシード姿でステージへ向かいます。
そしてステージにでる直前、蔵之介は月海に「愛してる」と告げるのでした。ショーは大成功に終わり、蔵之介は尼~ずに実は自分が男であることを告白し、謝罪しました。みんなは「気づいていた」、「蔵子は蔵子だ」と受け入れてくれます。そしてカイが天水館を手に入れたこと、みんなが蔵之介の帰りを待ちながらここで服を作ることを聞き、うれしさを噛み締めるのでした。
そんな中、誰なのか分からない男性が一人おり、一同が驚く中、実は目白先生であることが発覚します。少女漫画家で、顔を見せてはくれないながらも女性だとばかり思っていたのですが実は男性で、千絵子に一目惚れしていたことを告白され、またも驚く一同でした。その後、月海は蔵之介に感謝の言葉を伝え、自分からキスをすると、いつかの蔵之介のように「挨拶です」と言い、二人で笑い合うのでした。
月9ドラマ海月姫は視聴率がワースト1位?その理由を調査!
なぜ視聴率が悪かったのか?
平均視聴率が6.1%となり、それまで月9史上ワースト1位だった2017年の「突然ですが、明日結婚します」の平均6.6%の記録を抜いてしまいました。ただ、海月姫は7話の4.9%が一番低かったものの、2017年の月9ドラマ「民衆の敵」の最終回が4.6%だったことを考えると、一概にダメだったとも言い難いのです。また初回の視聴率は8.6%で、これは「突然ですが、明日結婚します」の8.5%をわずかながら上回りました。
平昌オリンピックの影響は?
月9ドラマ「海月姫」が放送中の頃、平昌オリンピックが開催されました。冬季オリンピック最多のメダルを獲得した大会で、時差のない韓国の開催とあってドラマの時間帯と重なることも多く、この影響も多少は否めないところがありました。しかし記録的な大雪で早期に帰宅する人も多かった冬なのですが、それが視聴率に影響することもあまりなかったようです。
ストーリーが単調だった?
月9には珍しく、全体的にまったりとした雰囲気のドラマだった「海月姫」ですが、それが心地いいと思う人が多い反面、つまらない、単調だと思う人も多かったようです。新たなキャラクターが登場し、何か波乱が起きるのか?と期待するものの、大きな出来事はそれほどなく、刺激があまりなかったのです。
悪者がいない
月9ドラマは恋愛ストーリーや昨今ではお仕事ものやサスペンス系のドラマが多かったため、強力なライバルや悪者がいて、時に残酷な展開もありました。海月姫にもライバル的な存在や主人公たちを妨害しようとするキャラクターはいたのですが、全員そこまでの悪者ではない、または改心するのが早く、それもストーリーが単調に感じてしまう原因だったようです。
急ごしらえのドラマだった?
実は「海月姫」が放送されるその時期に月9ドラマとしてTOKIOの長瀬智也さん主演の「フラジャイル」の続編が放送される予定だったのですが、ヒロインの武井咲さんの妊娠により頓挫してしまい、急ごしらえで海月姫に差し替えられたという話があります。このため、充分な準備ができなかったことが低視聴率の原因と捉える声が大きいのです。
いろいろな理由が重なっていた!
他にも調べてみると、原作では蔵之介の兄だった修が弟に変更されてしまったことが原作ファンの不満を買ったこと、映画化されたものの興行成績が良くなかった作品をなぜドラマ化したのかと疑問視されていたこと、脚本家がこれまでにも低視聴率のドラマを担当していたこと、そもそも月9ドラマを見なくなってしまった人が多いことなど、たくさんの理由が挙がっていました。
月9ドラマ海月姫の視聴率が悪かった理由についてまとめ!
月9ドラマ「海月姫」の視聴率が悪かった原因について考察しました。視聴率が低くてもおもしろい作品には固定ファンがつき、絶賛されることも多いので、低視聴率だからといってつまらない作品とは言えません。オタク女子による現代のシンデレラストーリーは疲れた心を明るくしてくれる、そんなドラマでした。