【親愛なる僕へ殺意をこめて】あらすじと最終回をネタバレ!事件の真相や結末を解説

漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」は、殺人鬼の息子である二重人格の主人公の復讐劇を描いたサスペンス作品で、2020年9月に完結を迎えました。本文では、漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」のあらすじネタバレの解説や、きれいな伏線回収と予想外の結末が話題を呼んだ最終回結末・完結のあらすじネタバレ、「親愛なる僕へ殺意をこめて」の登場人物や作品に関する感想などを、ネタバレ解説します。

【親愛なる僕へ殺意をこめて】あらすじと最終回をネタバレ!事件の真相や結末を解説のイメージ

目次

  1. 親愛なる僕へ殺意をこめてとは?
  2. 親愛なる僕へ殺意をこめてのあらすじネタバレ解説
  3. 親愛なる僕へ殺意をこめてが完結!11巻の最終回結末や伏線をネタバレ
  4. 親愛なる僕へ殺意をこめての登場人物
  5. 親愛なる僕へ殺意をこめてに関する感想や評価
  6. 親愛なる僕へ殺意をこめてのネタバレまとめ

親愛なる僕へ殺意をこめてとは?

「親愛なる僕へ殺意をこめて」のネタバレ紹介・イメージ画像

漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」は、二重人格の主人公が、LL事件と呼ばれる連続殺人鬼の正体や、事件の真相に迫ったサスペンス作品です。以下では、ストーリーの緻密さや伏線回収が注目を集めた、漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」のあらすじネタバレ解説や、2020年に完結した「親愛なる僕へ殺意をこめて」の最終回結末・完結のネタバレ解説、登場人物一覧や作品に関する評価などをネタバレ解説します。

親愛なる僕へ殺意をこめての概要

漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」は、井龍一原作・伊藤翔太作画によるサスペンス作品で、2018年に「週刊ヤングマガジン」で連載が開始されました。2019年からは「コミックDAYS」に移籍し、2020年9月に完結しました。

親愛なる僕へ殺意をこめての作者

「親愛なる僕へ殺意をこめて」の作者・イメージ画像

漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」の原作を担当した井龍一先生は、1982年生まれの埼玉県出身、2010年に「蹴児 ケリンジ」で漫画原作者デビューを果たします。井龍一先生が漫画原作を担当した作品は、2021年からマガジンポケットで連載が開始された、「降り積もれ孤独な死よ」「サイコの世界」等があります。

親愛なる僕へ殺意をこめてのあらすじネタバレ解説

「親愛なる僕へ殺意をこめて」のあらすじネタバレ解説・イメージ画像

「親愛なる僕へ殺意をこめて」は、二重人格と疑われる主人公・浦島エイジと、別人格の八野衣エイジ(B一)の謎や両者の関係、物語全体に張り巡らされた伏線・考察ポイントの多さが、読み手の興味をそそります。以下では、漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」のあらすじネタバレを解説します。

1巻あらすじネタバレ

平凡な大学生・浦島エイジが目を覚ますと、同じ大学に通う雪村京花が隣で寝ており、日付もすでに3日が経過していました。京花はエイジの彼女だと名乗るも、エイジは京花との関係に身に覚えがなく、かつこの3日間の記憶がないことにエイジは戸惑いを覚えます。一方で、記憶がない期間は、別人格で行動していた可能性が浮上し、エイジは自身の別人格をB一と称し、もう1人の自分の動向を探り始めます。

2巻あらすじネタバレ

別人格のエイジ・B一を探る過程で半グレ集団・SKALLの佐井社と出会った浦島エイジは、グループが何者かに襲撃され大金を盗まれたこと、畑中葉子の殺害を聞かされます。畑中葉子の犯人は、彼女に最後にあった人物と推測され、エイジたちはSKALLの顧客名簿から犯人を探し出し、殺人鬼LLに殺害された白菱凜の父親を見つけます。

3巻あらすじネタバレ

エイジがSKALLの大金と顧客名簿を盗んだことを見抜いた佐井は、エイジの裏切りに激怒し、彼を拷問にかけて殺害するべく、エイジの大切な存在を人質に取っておびき寄せます。一方、エイジも腕の傷の中にGPSを仕込むことで、警察に自分の居場所を知らせます。そして、間一髪のところで警察が駆けつけたことで、エイジは解放され、佐井の逮捕によりSKALLは壊滅しました。

4巻あらすじネタバレ

幼少期に母親から虐待を受けていた京花は、ある人物の登場によって虐待から解放された過去がありました。その人物こそ、エイジの父親・殺人鬼LLであり、京花は自分を救ってくれたLLの面影をエイジに重ねていました。自身の過去やエイジに近づいた目的を語った京花は、変わり果てた実父・白菱正人の姿をエイジに見せつけます。

5巻あらすじネタバレ

幼い頃に虐待から救ってくれなかった実父への復讐を果たした京花は、次はエイジの殺害をほのめかすも、警察官が駆けつけた時には、京花が血だらけになって倒れ、エイジの手には包丁が握られていました。その後、独房に収監されたエイジは、真明寺麗との面会から現在の主人格がB一であること、浦島エイジという人格は、B一が生み出した疑似人格ではと指摘されます。

また、B一こと八野衣エイジとしての過去を紐解くと、LL事件を起こした殺人鬼と疑われた父親は自殺しており、その原因は父親は誰かに濡れ衣を着せられた可能性があり、本当の黒幕は別にいると推測していました。そして、殺人鬼LLへの復讐を成し遂げるために、別人格・浦島エイジが生み出されたことが明らかにされました。

6巻あらすじネタバレ

復讐のために浦島エイジとの二重生活を行ってきたB一こと八野衣エイジは、それまでの活動の経緯を真明寺に明かし、殺人未遂事件の裁判に臨みます。エイジは、LL事件の真犯人を探すための復讐だったことを明かし、自分の罪を認めます。そんな中、殺人犯・浦島エイジが、拘置所を脱走したニュースが全国に流れます。

7巻あらすじネタバレ

LL事件の真犯人を突き止めるべく、父・八野衣真の足取りをたどる八野衣エイジでしたが、隠れ家の廃墟へ真明寺と桃井刑事が現れます。桃井刑事は、LL事件は冤罪だとみており、再捜査を試みようとするも、上司に拒否された経緯がありました。そこで、LL事件の真相を解明するべく、真明寺と共にエイジに協力します。

8巻あらすじネタバレ

物語は15年前にさかのぼり、当時新米刑事だった桃井へ殺人鬼LLから脅迫状が届けられました。手紙の中には、売春の女性と一緒に映る桃井刑事の写真が入っており、犯人の要求は捜査資料の引き渡しでした。相談を受けた猿渡刑事は、無実を訴えるエイジの父親に罪を擦り付け、彼を殺害後、焼身自殺に見せかけて証拠隠蔽を計りました。

猿渡刑事は、これでLL事件は終わったと思い込んでいましたが、彼によってエイジとその家族の人生は狂わされ、エイジに復讐を芽生えさせました。しかし、この事件は、猿渡・桃井刑事にとっても心苦しいものであり、2人はエイジの拷問にかけられる前に自ら命を絶ちました。

9巻あらすじネタバレ

LL事件の真犯人を探るべく、エイジは犯人の正体を知る雪村に目をつけ、彼女の周囲を探り始めます。犯人は、京花を口封じするために病室に訪れると推測し、病室に監視カメラを忍ばせたものの、その先に映っていたのはエイジの義姉・浦島乙でした。乙は、人生を狂わせたエイジへの復讐として京花に襲いかかり、それはエイジにとって想定外の出来事でした。

乙との一件を受け、復讐することへ虚しさを覚えたエイジは、警察への出頭を決意し、その前に義父・浦島亀一へ全てを告白・懺悔しました。一方、エイジは、LL事件の犯人の拷問には、痛みを感じないから、痛みを感じたいという欲求があったという考えに辿り着きます。そして、怪我が絶えない亀一の姿から、エイジはLL事件の真犯人は自分の義父ではないかと見抜き、突然、亀一の手をナイフで突き刺します。

10巻あらすじネタバレ

エイジの義父・浦島亀一は「痛い」という感覚が麻痺しており、それゆえに苦悩を語ります。エイジも、犯人が亀一であることを突き止めた経緯や、LL事件の被害者の共通点や亀一との接点、そして、濡れ衣を着せられた八野衣真との関係を紐解いていきます。エイジの実父・八野衣真は、虐待など悲惨な家庭環境に置かれた少女たちを助け、彼女たちの更生を手助けする活動をしていました。

そこで、八野衣は保護司・浦島亀一に協力を依頼し、彼には保護した少女たちの住まいや仕事の手配を任せました。この依頼は、亀一が殺人鬼LLになる引き金となり、八野衣から託された少女を拷問・殺害しはじめ、これらがLL事件の真相でした。

親愛なる僕へ殺意をこめてが完結!11巻の最終回結末や伏線をネタバレ

「親愛なる僕へ殺意こめて」の最終回結末と伏線のネタバレ解説・イメージ画像

ストーリーを追うごとに深まる謎や張り巡らされる伏線など、予測不能な展開が「親愛なる僕へ殺意をこめて」の面白い魅力でしょう。以下では、2020年9月に完結を迎えた、漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」の最終回結末や伏線を、ネタバレ解説します。

最終回ネタバレ①殺人の真相

エイジは、義父・亀一に銃を向けるも殺すことはできず、浦島家に警察官が駆けつけます。1年後、雪村京花の殺人事件の裁判にて、証言者として出頭した浦島エイジ(B一)は、浦島エイジという人格は自らの意志で死を選んだこと等を話しました。

最終回ネタバレ②雪村京花がLLの正体を教えようとした理由

京花がLLの正体を教えようとした理由は、もう一度、浦島エイジに会いたいと思うようになったことでした。そこで、B一こと八野衣エイジの復讐が果たせれば、浦島エイジの人格も戻ってくると考えた京花でしたが、浦島エイジは二度と戻ることはなく、現実を知った京花はその場で泣き崩れます。

最終回ネタバレ③浦島亀一を殺さなかった理由

浦島亀一に銃を向けるエイジ・イメージ画像

エイジが、LLの正体である浦島亀一の殺害を思い留まった理由は、復讐や悪意に囚われている自身の姿に気が付いたことでした。そのきっかけは、良心の人格・浦島エイジの存在が大きく、自身を苦しめてきた負の連鎖を断ち切ることができました。

最終回ネタバレ④エイジからの手紙

浦島家に送られたエイジからの手紙・イメージ画像

浦島家に残された義母の元へ、エイジから謝罪の手紙が届けられた頃、LL事件の真犯人・浦島亀一は死刑判決を言い渡され、八野衣真の無実が証明されました。その後、実刑判決を受けたエイジは服役生活に入り、2年後に出所を迎えました。

最終回ネタバレ⑤クラッカー

エイジに向かってクラッカーが鳴らされる・イメージ画像

刑務所を出たエイジは、畑中葉子の墓詣りに訪れ、その帰りに真明寺麗と再会します。突然、クラッカーを鳴らされたエイジは、驚くと同時に、自分の心の中にもう1人の自分・浦島エイジがいることを気づかされます。

最終回ネタバレ⑥エピローグ

エイジの出所が認められた頃の刑務所内では、SKALLの元リーダー・佐井はバスケに打ち込み、刑の執行を待つ浦島亀一は、牧師から聖書について教わっていました。また、雪村殺人未遂で収監された浦島乙は、母親との面会に臨んでいました。

一方、エイジは、冤罪が証明された父・八野衣真の墓詣りに訪れ、その帰りに柏木と遭遇します。エイジは、真明寺の探偵事務所で働き始め、新しい人生を歩んでいました。

親愛なる僕へ殺意をこめての登場人物

「親愛なる僕へ殺意をこめて」の登場人物紹介・イメージ画像

以下では、登場キャラにまつわる伏線回収や、最終回結末でのそれぞれのエピローグにも注目が集まった、漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」の登場人物をネタバレ解説します。

浦島エイジ

漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」の主人公であり、二重人格者です。殺人鬼LLの息子とされるも、父親は罪を着せられたと疑い、真犯人を突き止めるべく、独自に調査を始めます。当初は、B一がもう1人の人格とされるも、後にB一がエイジの主人格であり、浦島エイジとしての人格は、エイジが復讐のために生み出した疑似人格と判明しています。

雪村京花

「親愛なる僕へ殺意をこめて」の登場人物で、浦島エイジが目覚めた時に部屋にいた女子大生です。LLの面影をB一のエイジに見いだしたことで、彼に近づき、疑似人格・浦島エイジの消滅を試みます。幼少期に母親から虐待を受けるも、姉が殺人鬼LLに殺害されたことで虐待から解放され、施設での生活を経て、雪村家の養子になった過去があります。

真明寺麗

「親愛なる僕へ殺意をこめて」の浦島エイジの大学の同級生で、早い段階からエイジの二重人格を見抜きました。幼少期に、雪村の姉・凜がLLに拷問・殺害される場面を目撃しています。最終回結末では、探偵事務所を営み、エイジに仕事を手伝わせています。

八野衣真

「親愛なる僕へ殺意をこめて」のエイジの実父で、殺人鬼LLの正体とされた人物でしたが、エイジの調査によって冤罪だったことが判明します。生前は、女性を利用した怪しい商売をしており、それらに対する罪悪感から目をそらすために、不遇な環境に置かれた少女たちを救う活動を始めるも、亀一によるLL事件の引き金となりました。

柏木

大学の講義に出る柏木・イメージ画像

「親愛なる僕へ殺意をこめて」の登場人物で、浦島エイジの大学の親友です。雪村京花について調べるべく、B一の人格のエイジに脅される形で彼の活動に協力しました。

佐井社

佐井社のイメージ画像

「親愛なる僕へ殺意をこめて」の登場人物で、殺人鬼LLを崇拝するギャング集団・SKALLのリーダーです。チームを裏切ったエイジに激怒し、残酷な方法で殺害を試みるも、エイジの策略により警察に逮捕されました。

白菱正人

白菱正人のイメージ画像

「親愛なる僕へ殺意をこめて」の雪村京花の実父で、誰かに命令されないと行動に移せない体質の持ち主です。娘の虐待を見て見ぬふりをしていた経緯から雪村に恨まれるも、白菱自身も娘に対し罪悪感を持っており、雪村に言われるまま畑中葉子を殺害し、自らも命を絶ちました。

浦島亀一

「親愛なる僕へ殺意をこめて」のエイジの義父で、殺人鬼LLの正体です。生まれつき痛みを感じない特異体質の抱えており、他人を拷問・殺害することに快楽を感じていました。八野衣真の良き相談相手であり、彼が保護した少女を拷問・殺害し、八野衣を殺人鬼LLに仕立て、罪を擦り付けました。真実を求めるエイジの奮闘により、LLの正体であることを見抜かれ、死刑判決を受けました。

浦島乙

浦島乙のイメージ画像

「親愛なる僕へ殺意をこめて」の登場人物で、エイジの義姉です。エイジが浦島家に来てから人生を狂わされ、八野衣の人格のエイジに脅迫されるなど、精神的に追い詰められた末、エイジへの復讐を目論みます。そこで、エイジの彼女である雪村京花に目をつけ、エイジへの復讐を果たしました。

親愛なる僕へ殺意をこめてに関する感想や評価

「親愛なる僕へ殺意をこめて」に関する感想や評価・イメージ画像

主人公の二重人格や殺人鬼LLに関する伏線・考察ポイントの多さが、「親愛なる僕へ殺意をこめて」の面白い魅力でしょう。以下では、予測不能なストーリー展開と結末・完結が注目された漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」に関する感想や評価を紹介します。

感想1:最終回結末まで気が抜けない

漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」は、人目を引く長いタイトルに興味を持って読み始めたファンも多く、主人公・エイジをはじめとする謎や考察ポイントの多さ、きれいな伏線回収が読者の興味をそそりました。「親愛なる僕へ殺意をこめて」の感想には、気を張り詰めながら完結まで読んだとの声も見られ、程よい緊張感も「親愛なる僕へ殺意をこめて」の特徴でしょう。

感想2:緻密なストーリー構成に感動

「親愛なる僕へ殺意をこめて」の感想には、読み進めるごとに深まる謎や、ストーリー全体に張り巡らされた伏線を高く評価する声も見られます。完成度の高いストーリー・完結までの流れから、「親愛なる僕へ殺意をこめて」は、サスペンスものでありながら、ミステリーものを彷彿させ、「親愛なる僕へ殺意をこめて」にしか出せない独特の世界観がファンに支持されています。

感想3:井龍一・伊藤翔太先生の作品が好きになった

「親愛なる僕へ殺意をこめて」は、井龍一・伊藤翔太先生によって描かれた作品で、井龍一先生による緻密なストーリー展開や伏線、伊藤先生の臨場感あふれる作画が、「親愛なる僕へ殺意をこめて」の人気に拍車をかけました。また、感想の中には、「親愛なる僕へ殺意をこめて」をきっかけに、井龍一・伊藤翔太先生の作品が好きになったとの声も見られ、他作品への注目も高まっています

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親愛なる僕へ殺意をこめてのネタバレまとめ

「親愛なる僕へ殺意をこめて」ネタバレまとめ・イメージ画像

漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」のあらすじネタバレ、最終回結末・完結のネタバレ解説、「親愛なる僕へ殺意をこめて」の登場人物をネタバレ解説しました。二重人格の主人公の復讐劇を描いた「親愛なる僕へ殺意をこめて」は、読み進めるごとに深まる主人公の謎や、結末まで張り巡らされた膨大な伏線が読者の注目を集め、ストーリー完結後も人気を誇っています。

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