昼顔のドラマ版キャストまとめ！登場人物の相関図や出演者の今も紹介

「昼顔」は「平日昼顔妻」という、夫が不在である平日の昼間に不倫をする妻を表す造語から来ているものであり、このテレビドラマも不倫に重点を置いた物語になります。上戸彩や斎藤工など豪華キャストも多く起用しているため話題となり、映画版も制作されるなど人気の作品となりました。今回は不倫関係にある夫や妻などの登場人物を相関図を使って説明し、キャスト陣の現在も含めながら「昼顔」を調査していきます。

こちらがテレビドラマ「昼顔」の登場人物たちの相関図で、沙和と裕一郎や利佳子と加藤の不倫関係をあらわしています。周りを取り巻く夫や会社の同僚、または姑といった登場人物もおり、「昼顔」の物語を盛り上げています。この相関図を見てみると、沙和は一人の男性と不倫関係にあり、利佳子は複数の男性と関係を持っている事がわかります。これからこの相関図と照らし合わせながら登場人物について紹介していきます。

「昼顔」のメインの登場人物である笹本沙和はスーパーのパートとして働くごく普通の主婦であったが、不倫を遊びとして楽しむ滝川利佳子の影響もあり、高校教師で既婚者である北野裕一郎と出会い惹かれあっていった事で相関図にもあるように不倫関係になります。お互いいけない関係だと分かりつつも、本当に愛し合ってしまった事で二人だけの密会を繰り返し、止められない関係になっていきます。

相関図の通り沙和の夫である笹山俊介は平凡なサラリーマンであり沙和に対して愛情を持って接する優しい夫であるが、セックスレスの状態が続いています。沙和と裕一郎が不倫関係を続けていったことで不倫に気付き始めますが、きっと自分に対しての気持ちを取り戻してくれると信じ、見て見ぬふりを続けます。しかし沙和が本当に裕一郎の事を愛してしまったためにまだ沙和への愛情がまだあるにも関わらず、最後には離婚を決意します。

北野乃里子は相関図にあるように夫よりも1つ年上の姉さん女房で、大学院の準教授という高いキャリアを持っています。はじめは沙和や利佳子と仲良くしていましたが、夫のメールや沙和と裕一郎がデートをした動物園のレシートを発見した事によって夫の浮気に気付き、それからは関係が悪くなっていきます。浮気が発覚した後も裕一郎の事を愛していたため裁判を起こし、沙和と裕一郎が二度と会えないように離婚はしませんでした。

テレビドラマ「昼顔」のもう一人のヒロインである滝川利佳子は大手出版社の編集長を夫に持っているため裕福で何不自由ない暮らしをしていました。娘が二人いますが、相関図の通り夫も娘もいない平日の昼間の時間に遊び感覚で萩原智也など複数の男性と不倫を楽しんでいました。しかし画家である加藤修と出会い本気で惹かれるようになり、加藤もまた利佳子の絵を描き彼女の満たされない寂しい心に触れた事で愛するようになります。

利佳子の夫である滝川徹は妻に裕福な暮らしをさせているものの、自分をにとってのアクセサリーのように扱っており、これが利佳子が結婚生活では満たされずに不倫を繰り返す原因となっています。徹は利佳子の不倫に気付くものの、世間体を考え離婚を避けたいと考えており、利佳子も娘たちの事を考え最終的には修と別れ、沙和との連絡もしないことを決め、離婚せずに家庭に戻りました。

笹本沙和はパートとして働くスーパーの駐車場で、車上荒らしにあってしまった滝川利佳子と出会います。利佳子はその車を不倫の常習のために使っており、アリバイ工作が必要であったため沙和に手伝ってもらう事にし、そこに車上荒らしの犯人であった高校生である木下の担任の先生である北野裕一郎があらわれます。この初対面の時に沙和が裕一郎の事を素敵な男性だと思ったことがきっかけで不倫が始まる事になります。

後日、示談のために利佳子と沙和はホテルへ向かいますが、そこにいたのは担任の裕一郎だけであったため、利佳子はこれでは話し合いにならないと示談書を突き返します。その後、会いたいという事で利佳子から沙和に連絡が入ったため沙和はホテルへ向かいますが、そこには裕一郎だけがいました。二人は話が盛り上がり、メールアドレスを交換して別れます。しかしそこを沙和の姑である慶子に目撃されてしまいます。

沙和は家の近くで、利佳子の不倫相手の一人である萩原智也を見かけたため声をかけると、智也は利佳子に別れを告げられてしまったが諦めきれないと泣き崩れてしまいます。沙和はこの事を伝えようと利佳子の家に向かうと、利佳子の家はちょうどホームパーティーを開いているところで、沙和も強制的に参加させられてしまいます。そこへ智也も突然やってきて、利佳子の夫である徹は不審者ではないかと思いつまみ出そうとします。

しかし沙和は智也は自分の弟だと嘘をつき、浮気がばれそうになってしまった利佳子の事をかばいます。また沙和は裕一郎と智也、二人の男性と会って話していたところを姑である慶子に見られてしまっていたため、ある夜激しく問い詰められますが、そこに沙和の電話によって現れた利佳子が「その男性はどちらも私の知人です」と言ったため、慶子の沙和に対しての不倫の疑いは晴れました。

利佳子は夫の職場で画家の加藤修と出会い、自分の絵を描いてほしいとお願いし、別室で肖像画を描いてもらうと、利佳子は「あなたは超一流です」と絶賛します。その後、沙和と利佳子は二人で不倫について話していると、利佳子は沙和の携帯で裕一郎にワンギリで電話してしまいます。利佳子も沙和に口説きたい男(加藤)がいると言い、自分の携帯で加藤にワンギリさせます。この時から相関図にもあった通り二人の共謀は始まりました。

沙和がスーパーで勤務していると、そこに裕一郎の妻である乃里子があらわれ、そこから二人は顔見知りになりますが、この時点で沙和は乃里子が裕一郎の妻である事は知りませんでした。その夜、沙和は電話してしまった事を謝ろうと再度裕一郎に電話をかけますが、そこで二人はいけない事だと分かりつつも山に昆虫を見に行く約束をしてしまいます。

その後二人はバスで昆虫を見に行き楽しい時間を過ごしますが、途中で雨に降られてしまいます。その時に沙和の靴ひもがほどけてしまったので裕一郎は靴ひもを直してあげますが、その最中に裕一郎への思いが抑えきれなくなってしまった沙和は裕一郎にキスをしようとします。しかしこのとき裕一郎は思いとどまり、キスを拒絶します。

沙和は裕一郎の高校へ向かい、仲直りをする事が出来ました。後日、沙和はスーパーのパートが終わってから裕一郎とデートをする事になっていたのですが、休憩中に携帯のメールを確認するとデートの断りの連絡が来ていて沙和は落ち込んでしまいます。パートが終わった沙和はデートをするはずだった森林公園に行くとそこには裕一郎がおり、気持ちが抑えきれなくなった二人はキスを交わし、ここから二人の禁断の関係が始まります。

メインの登場人物である利佳子と加藤は「昼顔」のもう一組の不倫カップルとなる二人です。どうしても加藤にもう一度自分の肖像画を描いてもらいたかった利佳子は、何度も加藤のアトリエを訪れますが、冷たく断られてしまいます。しかし遂に根負けした加藤が利佳子に裸の肖像画を描くために服を脱いでくれるように注文すると、利佳子は躊躇したため加藤は「主婦の遊びに付き合っている暇はない」と言い放ちます。

利佳子は沙和に電話しお互いの恋愛について語り合っていました。利佳子はほんの少し注意しておけば夫に不倫がばれる事は無いと主張しますが、沙和は裕一郎には二度と会わないと断言し、電話を切ります。しかし後日、沙和は裕一郎の高校を訪れ仲直りをしますが、ちょうど同時刻に利佳子は加藤と身体の関係を持つことに成功していました。自分の気持ちを理解し絵で表現してくれた加藤に利佳子は夢中になっていきます。

「昼顔」のメインヒロインであり抜けられない不倫を経験することになる笹本沙和を演じたキャストは女優で歌手の上戸彩です。女優としては2001年に「3年B組金八先生」で性同一性障害の生徒役を演じた事で知名度を広め、その後さまざまなドラマや映画作品に出演してきました。また2012年には人気ダンスボーカルグループEXILEのリーダーであるHIROと結婚した事が話題になり、2015年には第1子を出産しました。

上戸彩は私生活ではホットヨガにハマっているという事で、出産後も体系を維持出来ている理由になっているという事です。食べる事が大好きで、丼ものやスイーツを食べる事をやめられないと語っていますが、ホットヨガのおかげで体系を維持できているそうです。また2018年に「名探偵コナン」のキャストに選ばれた際に、子供達の反応に感動した事から、これからは子供向けの作品に多く出演していきたいと語っています。

愛する妻がいるにも関わらずヒロインである沙和に惹かれていってしまい禁断の関係に発展してしまった北野裕一郎を演じた「昼顔」のメインキャストは斎藤工です。15歳の時からモデルから俳優への道をこころざすようになり「メンズノンノ」などでモデルとして活躍したのちに「時の香り～リメンバー・ミー」で俳優デビューをしました。数々のドラマ作品に出演したのち、本作「昼顔」に出演した事で大ブレイクを果たしました。

また俳優やモデルのみならず映画監督としても活躍しており「半分ノ世界」を制作するなど、マルチな活動を見せてくれている斎藤工は現在料理にハマっているという事で、友人や知人を自宅に招待して自身の料理をふるまっているのだそうです。得意料理は地中海料理という事で、レパートリーを増やすために今は外食する機会がめっきり減ったと雑誌のインタビューで語っています。

裕福な家庭を持ちながらも満たされず、不倫を繰り返す滝川利佳子を演じた「昼顔」のメインキャストは吉瀬美智子です。現在43歳の彼女は20歳のときに上京し、モデルとしての活動を開始しました。30歳になった時にモデルのままだと活躍出来る場所が限られてしまうという事で、女優として本格的に活動を開始しました。「妄想姉妹～文学という名のもとに～」でドラマ初主演を果たし、以降は多くの作品に出演するようになります。

そんな吉瀬美智子は私生活では2010年に飲食店やヘアサロンなどを経営している実業家である一般人と結婚しており、優しい旦那だと語っています。二人は2005年に知人の紹介で出会い、旦那さんからの猛アタックから交際に発展したという事です。また2013年には第1子を出産した彼女は30代、40代の女性が憧れる女優ランキングでは常にトップに位置しており、「昼顔」に出演した事もあり女性からも人気の女優となっています。

雑誌の挿絵などを担当している画家で利佳子と恋に落ちていくバツイチの男性である加藤修を演じたキャストは俳優の北村一輝です。実力派俳優であり、「夜王～YAOH～」の上条聖也役や、福山雅治主演の「ガリレオ」の草薙俊平刑事役など、話題のヒットドラマに多く出演しています。役作りに対しての意気込みは群をぬいており、ゲイの役を演じる際には本当のゲイの方にゲイバー連れて行ってもらったなどのエピソードがあります。

主人公である沙和の夫であり、辛くありながらも妻の浮気を見て見ぬふりを続けた笹本俊介役を演じたキャストは俳優の鈴木浩介です。「昼顔」以外の代表作である「LIAR GAME」でのフクナガユウジ役は特徴的なセリフも含めて強烈なキャラクターであったため、鈴木浩介の名前を世間に爆発的に広めました。またフクナガユウジは大声を発するセリフが非常に多いため、本人は「疲れる」と発言しています。

私生活では2015年に女優の大塚千弘と結婚しており、その時はお互いに仕事が忙しかったため2017年に結婚式を挙げました。二人は2015年のテレビドラマ「刑事7人」での共演がきっかけで交際に発展し、そこからスピード婚というかたちになりました。まだ子供はいないという事なので、ファンは「昼顔」で演じた役どころのようにはならず、元気な子供を作って円満な家庭にしてほしいと期待しています。

北野裕一郎の妻であり少しずつ夫と沙和の不倫に気がついていく北野乃里子役を演じたのは女優の伊藤歩です。高校時代から女優として活躍し演技をしていくうえで英語力が必要と考えた彼女は高校卒業後にニューヨークに語学留学し、女優としての幅を広げました。「ファイナルファンタジー7 アドベントチルドレン」のティファ・ロックハートを演じた事でも知られており、本人にとっても大切なキャラクターであったと語っています。

伊藤歩は歌手としても活動しており、2001年には自身のバンド「Mean Machine」を結成し、ヴォーカルとして活躍しています。Mean MachineはJUDY AND MARYのYUKIやCHARAなどが参加しており、非常に豪華なメンバーとなっています。「昼顔」に出演した事で女優としての知名度をさらにあげた彼女の声優や歌手活動などのマルチな活動に、ファンはますます期待しています。

妻である利佳子を愛してはいるものの、自分の装飾品のように扱ってしまっている雑誌の編集長である滝川徹を演じたキャストは木下ほうかです。吉本新喜劇団に入団していた時期があるため、もとはお笑い出身です。売れない時代に業界関係者の飲み会に積極的に参加し、プロデューサーに気に入られようと努力していたと語っています。近年ではテレビドラマへの出演や、バラエティ番組に出演するなどマルチな活躍を見せています。

木下ほうかは本作「昼顔」で特徴のある登場人物を演じた事により知名度を爆発的に伸ばしましたが、イヤミな役どころであったため、視聴者からの印象は悪かったと言います。しかし「昼顔」に出演出来た事は光栄なことだと語っています。またテレビドラマ「チアダン」でシングルファーザーの教頭役を演じた際は、娘役である佐久間由衣が本当の娘に思えてきたと語っており、役どころとはかけ離れた優しい人物という事です。

「昼顔」のメインヒロインである沙和の夫である俊介の会社の部下であるが、相関図にもあった通り俊介のことが気になっており夫婦二人にちょっかいを出してくるという長谷川美鈴役を演じたキャストは女優の木南晴夏です。2009年公開の映画「20世紀少年」のヒロインであるカンナの同級生である小泉響子を演じ、役とそっくりだった事から知名度を伸ばし、その後「勇者ヨシヒコ」のムラサキ役などの多くのヒット作に恵まれます。

私生活では2018年6月29日に俳優の玉木宏との結婚を発表し、木南晴夏のインスタグラムやツイッターでは多くのファンからの祝福の言葉があとを絶ちませんでした。二人は知人を通して知り合い、2年の交際を経て結婚に至ったとのことです。まだ子供は生まれていないとの事で、ファンは二人の赤ちゃんを心待ちにしていると、ネット上で話題になっています。

滝川の不倫相手の一人であり、彼女を本気で愛してしまった男性である萩原智也役を演じたキャストは淵上泰史です。もともとはプロサッカー選手を目指していましたが、大学進学を機に役者志望へ転向し、さまざまな芸能事務所にオーディションを受けに行きましたが門前払いを繰り返されたということです。しかし2011年公開の映画「軽蔑」に出演し、念願の俳優デビューを果たし「昼顔」の登場人物を演じた事でブレイクしました。

淵上泰史は自宅の部屋でレコードを静かに聴きながらお酒をたしなむことや帽子を集める事が好きなことなど、色気のある役どころが多い淵上泰史らしいおしゃれな一面が私生活でも垣間見れています。現在34歳という事ですが、彼女はおらず独身だと語っています。また同性愛漫画を原作とする2017年公開の映画「ダブルミンツ」で映画初主演を果たすなど、現在も活躍中です。

「昼顔」の映画版が2017年に公開されました。主演は変わらず沙和役の上戸彩で、相手役は斎藤工という前作からの続投キャストが多く出演しています。テレビドラマの正当な続編であり、主に沙和と裕一郎の恋の後日談を描いております。沙和は離婚しているため、ある街で静かに一人暮らしをしていましたが、その街に講演のために訪れた裕一郎と偶然再会してしまい、愛が再燃するというところから物語は始まります。

映画版「昼顔」の新たな登場人物であるレストランのオーナーの杉崎尚人役として平山浩行が出演しており、沙和とどう関わってくるのかというところが映画版の見所の一つとなっております。また吉瀬美智子演じる滝川利佳子が登場するのかとファンは期待していましたが、残念ながら本作では彼女の場面はありませんでした。しかしそのため沙和と裕一郎のストーリーに重点を置いており、二人の熱い展開を見る事が出来ます。

今までテレビドラマ「昼顔」のあらすじや相関図を紹介しながらキャスト達の現在などを考察してきましたが、「昼顔」は艶っぽい主婦を演じた上戸彩や妖艶な演技で視聴者を魅了した吉瀬美智子をはじめ、演技派のキャスト達が登場人物を真剣に演じきってきた事がわかります。キャスト陣は現在も活躍している役者ばかりで、テレビドラマ「昼顔」のファンだけではなくキャストのファン達も楽しめる作品となっております。